JP2009113074A - 鍛造ピストン用ビレット、鍛造ピストン用ビレットの製造方法、鍛造ピストンの製造方法および内燃機関の製造方法 - Google Patents

鍛造ピストン用ビレット、鍛造ピストン用ビレットの製造方法、鍛造ピストンの製造方法および内燃機関の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】成形性(鍛造性)に優れたビレットを製造し得る鍛造ピストン用ビレットの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明による鍛造ピストン用ビレットの製造方法は、アルミニウム合金の溶湯を濾過する工程と、濾過された溶湯を金型のキャビティに注ぐ工程と、キャビティに注がれた溶湯をキャビティの底面および側面から冷却することによって成形体を形成する工程とを包含する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鍛造ピストンの製造に用いられる鍛造ピストン用ビレットおよびその製造方法に関する。また、本発明は、鍛造ピストンの製造方法や内燃機関の製造方法にも関する。
近年、内燃機関用のピストンとして、アルミニウム合金から鍛造により形成された鍛造ピストン(例えば特許文献1参照)が採用されつつある。鍛造ピストンは、高温における強度、耐摩耗性に優れているので、鍛造ピストンを採用すると、爆発圧力を高くして高出力化を図ったり、ピストンスカート(スカート部)を薄くして軽量化を図ったりすることができる。
鍛造ピストンの一般的な製造方法を図15(a)〜(e)を参照しながら説明する。
まず、図15(a)に示すように、アルミニウム合金製の丸棒材401を用意する。丸棒材401は、例えば連続鋳造により形成される。次に、図15(b)に示すように、丸棒材401を切断することによって、扁平な円柱状のビレット403を形成する。
続いて、図15(c)に示すように、金型406を用いてビレット403を鍛造することによって、図15(d)に示すような鍛造ピストン410が得られる。その後、図15(e)に示すように、機械加工を行うことによって、各種リングを保持するための溝や、ピストンピンを通すための孔などを形成する。また、鍛造ピストン410に寸法を安定させ強度を向上させるための熱処理を施してもよい。
上述した方法では、丸棒材401から切り出されたビレット403を鍛造に用いる。しかしながら、丸棒材は、保管に大きなスペースを要するし、高価であるので、ビレット(鍛造用素材)を溶湯から直接製造する手法の開発が望まれている。
特許文献2には、鍛造ピストン用のビレットを鋳造により直接製造する技術が提案されている。図16に、特許文献2に開示されている鋳造装置500を示す。
鋳造装置500は、冷却板501と、その上に設けられた鋳型502とを備える。冷却板501と鋳型502とによって囲まれる空間510が、アルミニウム合金の溶湯を注入されるキャビティである。
鋳型502の上には、溶解炉からの溶湯を受ける受槽504が設けられている。受槽504は、鋳型502と一体に形成されており、受槽504と鋳型502とは注湯口505を介して連通している。溶湯は、電気炉509によって所定温度に維持される。
注湯口505の開放および閉塞は、開閉栓506を上下に移動させることによって切り替えられる。注湯口505の開放時には、受槽504からキャビティ510内へ溶湯が注入され、注湯口505の閉塞時には、溶湯の注入が遮断される。
キャビティ510内に注入された溶湯は、キャビティ510の底面510aを構成する冷却板501によって冷却されて凝固する。冷却は、具体的には、冷却板501にスプレーノズル507から水を噴射することによって行われる。このように、鋳造装置500を用いて鍛造ピストン用のビレットを製造することができる。
特許文献2に開示されている技術では、図16に示したような閉塞性の鋳型を用いるので、溶湯の計量を行うことなく注湯量を一定にすることができる。そのため、ビレットの寸法や重量に大きなばらつきが発生することを防止できる。
また、特許文献2の鋳造装置500では、キャビティ510内に注入された溶湯は、キャビティ510の底面510aのみから冷却されるので、キャビティ510内の溶湯は、底面510a側から上面510b側に向かって一方向凝固する。つまり、溶湯の冷却速度は、キャビティ510の底面510a近傍でもっとも大きく、底面510a側から上面510b側に向かうにつれて小さくなり、上面510b近傍でもっとも小さい。溶湯の凝固に伴ってアルミニウム合金中に晶出するシリコン結晶粒の粒径は、冷却速度に依存するので、得られるビレットの金属組織に含まれるシリコン結晶粒の粒径は、底面近傍で最も小さく、頂面近傍で最も大きい。つまり、シリコン結晶粒は、ビレットの底面側から頂面側に向かうにつれて粒径が大きくなるような粒径分布を有している。特許文献2には、このようなビレットの頂面側がピストンヘッドを構成するように鍛造を行うことが好ましいことが記載されている。
特開2000−179400号公報 特開2004−27922号公報
しかしながら、特許文献2に開示されている技術により製造されたビレットでは、成形性(鍛造性)が不足することがあり、このビレットを用いて鍛造ピストンを製造すると、強度(具体的には疲労強度)が不足することがある。以下、この理由を説明する。
まず、特許文献2に開示されているように鋳造によりビレットを個別に製造すると、連続鋳造などによって製造された丸棒材からビレットを切り出す場合と比べて、ビレットの金属組織内に酸化物などの介在物が増加しやすい。そのため、鍛造時に介在物によって合金の流動性が低下し、特に、スカート部での良好な流動性を確保できないことがある。ビレットはその底面が平面であるため、スカート部は鍛造時に大きく変形させる必要があり、他の部分よりも高い流動性が要求される。
また、特許文献2に開示されている技術では、キャビティ510内の溶湯が底面510aのみから冷却されるので、シリコン結晶粒の粒径を、ビレットの底面近傍では十分に小さくできるが、側面近傍では十分に小さくすることができない。つまり、ビレットの側面近傍については、金属組織を十分に微細化することができない。このことも、鍛造時にスカート部での流動性を高くできない原因となる。
このように、特許文献2に開示されている技術により製造されたビレットは、十分に高い成形性(鍛造性)を有していない。そのため、このビレットを鍛造することによって製造された鍛造ピストンは、スカート部の塑性変形が十分ではなく、また、組織中に存在する介在物が破断起点となることがあり、十分に高い疲労強度を有していないことがある。特に、排気量の小さいエンジン用のピストンでは、スカート部の肉厚が小さいので、鍛造時にいっそう高い塑性流動性を要求される。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、成形性(鍛造性)に優れたビレットを製造することができる鍛造ピストン用ビレットの製造方法を提供することにある。
本発明による鍛造ピストン用ビレットの製造方法は、アルミニウム合金の溶湯を濾過する工程と、濾過された前記溶湯を金型のキャビティに注ぐ工程と、前記キャビティに注がれた前記溶湯を前記キャビティの底面および側面から冷却することによって成形体を形成する工程と、を包含する。
ある好適な実施形態において、本発明による鍛造ピストン用ビレットの製造方法は、前記成形体を研削することによって所定の形状のビレットを得る工程をさらに包含する。
ある好適な実施形態において、前記所定の形状のビレットを得る工程において、前記成形体の少なくとも頂面近傍が研削により除去される。
ある好適な実施形態において、本発明による鍛造ピストン用ビレットの製造方法は、前記溶湯を濾過する工程の前に、前記溶湯にフラックス処理を施す工程をさらに包含する。
ある好適な実施形態において、前記成形体を形成する工程は、前記キャビティの上方が開放された状態で行われる。
本発明による鍛造ピストンの製造方法は、上記の製造方法によってビレットを製造する工程と、製造された前記ビレットを鍛造する工程と、を包含する。
本発明による内燃機関の製造方法は、上記の製造方法によって鍛造ピストンを製造する工程と、前記鍛造ピストンを含む内燃機関を組み立てる工程と、を包含する。
本発明による鍛造ピストン用ビレットは、シリコンを含むアルミニウム合金製の鍛造ピストン用ビレットであって、底面および頂面に略直交する断面において、シリコン結晶粒の粒径が等しい点を結ぶ曲線は、中心部で底面側に凹む形状を有する。
以下、本発明の作用を説明する。
本発明による鍛造ピストン用ビレットの製造方法では、アルミニウム合金の溶湯を、金型のキャビティに注がれる前に濾過する。そのため、ビレット中に存在する介在物(酸化物等)の量を少なくすることができる。また、本発明による鍛造ピストン用ビレットの製造方法では、キャビティに注がれた溶湯を、キャビティの底面および側面から冷却する(つまり溶湯を下方および両側方の三方向から凝固させる)。そのため、ビレットの底面近傍および側面近傍の金属組織を十分に微細化することができる。このように、本発明の製造方法により製造されたビレットは、介在物の含有量が少なく、底面近傍および側面近傍の金属組織が十分に微細化されているので、成形性(鍛造性)に優れている。
本発明による鍛造用ピストン用ビレットの製造方法は、典型的には、キャビティ内の溶湯を冷却することによって得られた成形体を研削する工程をさらに包含する。
研削によって所定の形状のビレットを得る上記工程においては、成形体の少なくとも頂面近傍が研削により除去されることが好ましい。本発明による鍛造ピストン用ビレットの製造方法では、溶湯を下方および両側方の三方向から凝固させることによって、鋳巣や介在物を成形体の頂面の中心近傍に集めることができるので、研削によって頂面近傍を除去することにより、ビレット内に存在する鋳巣や介在物を少なくでき、成形性(鍛造性)がさらに向上する。
また、本発明による鍛造用ピストン用ビレットの製造方法は、溶湯を濾過する工程の前に、溶湯にフラックス処理を施す工程をさらに包含することが好ましい。溶湯にフラックス処理を施すことにより、溶湯中の介在物を滓化させることができるので、溶湯の濾過を容易に行うことができる。
成形体を形成する工程を、キャビティの上方が開放された状態で行うと、キャビティの上方が閉塞された状態で行う場合と比べ、キャビティの底面近傍および側面近傍における冷却速度と上方近傍における冷却速度との差を十分に大きく保ちやすいので、鋳巣や介在物を成形体の頂面の中心近傍に集めることがより容易となる。
本発明によると、成形性(鍛造性)に優れたビレットを製造し得る鍛造ピストン用ビレットの製造方法が提供される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
まず、図1から図3を参照しながら、本実施形態における鍛造ピストン用ビレットの製造方法の概要を説明する。図1は、ビレット(鍛造に用いられる半製品)の製造工程を示すフローチャートである。また、図2は、アルミニウム合金の溶湯から鋳造により成形体を形成するための鋳造装置100を模式的に示す図であり、図3は、鋳造装置100によって得られた成形体をビレットに加工する工程を模式的に示す図である。
まず、アルミニウム合金のインゴット1を用意する(ステップS1)。本実施形態では、アルミニウム合金として、シリコンを含有するものを用いる。シリコンを含有するアルミニウム合金は、高い強度および高い耐摩耗性を有しているので、鍛造ピストン用ビレットの材料として好適に用いられる。例えば、表1に示す組成のアルミニウム合金A〜Cが好適に用いられる。なお、表1中の数値の単位はいずれも質量%である。
Figure 2009113074
次に、インゴット1を連続溶解炉101の溶解室102にバケット103を用いて投入し、溶解室102で加熱して溶解させる(ステップS2)。これにより、アルミニウム合金の溶湯が得られる。なお、ここではインゴット1を投入する例を示しているが、インゴット1に加えて(あるいは代えて)、後述する研削工程で発生する切粉や、加工不良のビレットを投入してもよい。
続いて、得られた溶湯を、溶解室102に連通した保持室104で所定の温度に保持し、保持室104内でフラックス処理および脱ガス処理を施す(ステップS3およびS4)。
フラックス処理は、溶湯中にフラックス投入ノズル105から所定量のフラックスを投入することによって行われる。フラックスとしては、アルミニウム合金用の公知の種々のもの(例えば特開2000−239757号公報に開示されている。)を用いることができる。フラックス処理により、溶湯中の介在物(酸化物等)を滓化させることができる。
また、脱ガス処理は、溶湯中にバブリングノズル106から不活性ガス(例えば窒素)を吹き込むことによって行われる。脱ガス処理により、溶湯中の水素ガスを除去することができる。
次に、アルミニウム合金の溶湯を濾過する(ステップS5)。具体的には、保持室104と汲出室107との間に設けられたフィルタ108に溶湯を通過させることにより、滓化した介在物等の異物が除去されて溶湯が清浄化される。フィルタ108としては、例えば炭化珪素製またはアルミナ製の粒子結合式フィルタが用いられる。
続いて、濾過された溶湯を金型(鋳型)109のキャビティ110に注ぐ(ステップS6)。具体的には、溶湯は、ラドル111によって汲出室107から汲み出されてキャビティ110に注入される。金型109は、例えば、銅製である。キャビティ110は、扁平な略円柱状に形成されており、その上方が開放されている。なお、ここでは、ラドル111を用いて注湯を行う場合を示したが、注湯方法はこれに限定されるものではない。後述するように、清浄化された溶湯を、ディッパーを用いて注入してもよい。
その後、キャビティ110に注がれた溶湯をキャビティ110の底面110aおよび側面110bから冷却する(ステップS7)。これにより、図3(a)に示すような成形体2が形成される。本実施形態では、図2に示すように、キャビティ110の底面110a近傍および側面110b近傍に冷却水の流路112が設けられており、これらの流路112に冷却水を流すことによって、キャビティ110の底面110aおよび側面110bから冷却が行われる。冷却速度は、冷却水の流量を調整することによって制御される。
次に、図3(b)に示すように、成形体2に均質化処理を施す(ステップS8)。均質化処理により、合金元素の偏析が減少し、鍛造性が向上する。均質化処理は、例えば、大気雰囲気下、480℃〜510℃で4時間行われる。
その後、図3(c)に示すように、研削具4を用いて成形体2を研削することによって、図3(d)に示すような所定の形状のビレット3を得る(ステップS9)。このとき、成形体2の頂面2c近傍、側面2b近傍および底面2a近傍がそれぞれ研削により除去される。図3(c)には、得られるビレット3の形状が点線で示されている。また、図3(d)に示しているように、本実施形態では、ビレット3の底面3aと頂面3cとを区別できるように、底面3aの周縁が面取りされる。
このようにして、鍛造ピストンの製造に用いられる鍛造ピストン用ビレット3が製造される。本実施形態における製造方法では、アルミニウム合金の溶湯が、金型109のキャビティ110に注がれる前に濾過されるので、ビレット3中に存在する介在物(酸化物等)の量を少なくすることができる。なお、溶湯中の介在物の除去を容易にするためには、溶湯を濾過する工程(図1におけるステップS5)の前に、本実施形態のように、溶湯にフラックス処理を施す(図1におけるステップS3)ことが好ましい。
また、本実施形態における製造方法では、キャビティ110に注がれた溶湯がキャビティ110の底面110aおよび側面110bから冷却される。従って、キャビティ110内の溶湯の冷却速度は、その分布を図4に模式的に示しているように、キャビティ110の底面110a近傍および側面110b近傍でもっとも大きく、底面110aおよび側面110bから離れるにつれて小さくなる。つまり、溶湯は、図4に矢印で模式的に示しているように、下方と両側方の三方向から凝固する。
そのため、成形体2の金属組織に含まれるシリコン結晶粒の粒径は、成形体2の底面2a近傍および側面2b近傍で最も小さく、頂面2cの中心近傍で最も大きい。従って、成形体2を研削して得られたビレット3においても、シリコン結晶粒は、ビレット3の底面3aおよび側面3bから頂面3cの中心に向かうにつれて粒径が大きくなるような粒径分布を有している。それ故、ビレット3は、底面3a近傍および側面3b近傍に十分に微細で(つまりシリコン結晶粒径が十分に小さく)、且つ、より介在物の少ない金属組織を有している。
本実施形態の製造方法により製造されたビレット3は、上述したように、溶湯の濾過によって介在物の含有量が少なくなっており、さらに、三方向凝固によって底面3a近傍および側面3b近傍の金属組織が十分に微細化されているので、鍛造の際のスカート部での合金の流動性が向上する。
これに対し、特許文献2に開示されているように、キャビティの底面のみから冷却を行う(つまり溶湯を一方向から凝固させる)と、図5に模式的に示すように、溶湯の冷却速度は、キャビティ510の底面510a近傍でもっとも大きく、底面510a側から上面510b側に向かうにつれて小さくなり、上面510b近傍でもっとも小さい。従って、得られたビレットの金属組織に含まれるシリコン結晶粒は、ビレットの底面から頂面に向かうにつれて粒径が大きくなるような粒径分布を有している。そのため、特許文献2の手法によりビレットを製造すると、ビレットの底面近傍については金属組織の微細化を行うことができるものの、ビレットの側面近傍については金属組織の十分な微細化を行うことができない。また、介在物が十分に少ない金属組織をビレットの側面近傍に形成することもできない。
また、丸棒材から切り出すことによってビレットを製造しても、本実施形態のビレット3のような良好な成形性(鍛造性)は得られない。図6に、連続鋳造により丸棒材を製造する様子を模式的に示す。
連続鋳造により丸棒材を形成する場合、まず、アルミニウム合金の溶湯がタンディッシュ411から鋳型402のキャビティ413内に注がれる。鋳型402の内部には、冷却水の流路412が設けられており、溶湯は、キャビティ413の側面413aから冷却されて凝固し始める。冷却によって形成された鋳塊は、鋳型402の下方に引き出され、引き出された鋳塊の側面に冷却水が吹き付けられてさらに冷却が行われる。
このように、連続鋳造の場合には、キャビティ413の側面413a(あるいは鋳塊の側面)から冷却を行う(つまり溶湯を二方向から凝固させる)ので、図6に模式的に示しているように、溶湯の冷却速度は、キャビティ413(あるいは鋳塊)の側面413a近傍でもっとも大きく、キャビティ413の中心に向かうにつれて小さくなり、キャビティ413の中心近傍でもっとも小さい。そのため、得られた丸棒材の金属組織に含まれるシリコン結晶粒は、丸棒材の側面から中心に向かうにつれて粒径が大きくなるような粒径分布を有している。従って、丸棒材から切り出されたビレットのシリコン結晶粒も、同じような粒径分布を有している。そのため、丸棒材からビレットを製造すると、ビレットの側面近傍については金属組織の微細化を行うことができるものの、ビレットの底面近傍については金属組織の十分な微細化を行うことができない。
上述したように、特許文献2のような溶湯を一方向から凝固させる手法や、連続鋳造のような溶湯を二方向から凝固させる手法では、ビレットの底面近傍と側面近傍の両方について金属組織の十分な微細化を実現することができない。これに対し、本実施形態の製造方法では、溶湯を三方向から凝固させるので、ビレット3の底面3a近傍と側面3b近傍の両方について、金属組織を十分に微細化することができる。
ビレット3の底面3a近傍および側面3b近傍の金属組織を十分に微細化するためには、溶湯を冷却する工程(図1のステップS7)において、キャビティ110内の溶湯の冷却速度が、キャビティ110の底面110a近傍および側面110b近傍で、3℃/秒以上であることが好ましく、10℃/秒以上であることがさらに好ましい。なお、ここでいう冷却速度は、注湯から成形体の取出しまでの冷却速度を平均化したものである。また、ここで、キャビティ110の底面110a近傍および側面110b近傍とは、具体的には、底面110aからキャビティ110の内側に10mmまでの領域および側面110bからキャビティ110の内側に10mmまでの領域を指す。
また、本実施形態のように、キャビティ110の底面110aおよび側面110bから冷却を行うと、酸化物等の介在物や鋳巣(ポロシティ)を、成形体2の頂面2cの中心近傍に集めることができる。図3(a)〜(c)には、頂面2cの中心近傍に集められた鋳巣5を模式的に示している。また、図7に、本実施形態の製造方法により実際に製造した成形体2の断面写真を示す。図7から、成形体2の頂面2c近傍に鋳巣5が集まっていることがわかる。このように、溶湯を三方向から凝固させることにより、成形体2の頂面2c近傍に鋳巣や介在物を集めることができる。そのため、ビレット3の底面3a近傍や側面3b近傍に存在する介在物や鋳巣を少なくすることができるので、そのことによってもスカート部での流動性が向上する。これに対し、特許文献2に開示されているように溶湯を二方向から凝固させることによって形成されたビレット503では、図8に模式的に示すように、頂面503c近傍の全体にわたって鋳巣5が存在してしまう。
なお、ビレット3全体の鍛造性をより高くするためには、成形体2を研削する工程(図1におけるステップS9)において、成形体2の少なくとも頂面2c近傍を研削により除去することが好ましい。成形体2の頂面2c近傍を除去することにより、頂面2c近傍に集められた鋳巣5や介在物も除去されるので、ビレット3全体の鍛造性(成形性)を高くすることができ、歩留まりも向上する。また、金型109からの異物の混入を防止するためには、研削工程において、金型109と直接接触する成形体2の底面2aおよび側面2bの近傍も薄く除去することがさらに好ましい。
また、本実施形態では、成形体2を形成する工程は、キャビティ110の上方が開放された状態で行われるが、本発明はこれに限定されるものではない。図9に示すように、キャビティ110の上方が閉塞された状態で、成形体2の形成を行ってもよい。図9に示す例では、注湯を行うためのディッパー113の底部によって、キャビティ110の上方が塞がれている。なお、キャビティ110の上方が開放された状態で成形体2の形成を行うと、キャビティ110の上方が塞がれた状態で行う場合と比べ、キャビティ110の底面110a近傍および側面110b近傍における冷却速度と上方近傍における冷却速度との差を十分に大きく保ちやすいので、鋳巣や介在物を成形体2の頂面2cの中心近傍に集めることがより容易となる。
本実施形態の製造方法によって製造されたビレットは、優れた成形性(鍛造性)を有しているので、鍛造ピストンの製造に好適に用いられる。図10に、鍛造ピストンの製造工程を模式的に示す。
まず、既に述べた製造方法によって、図10(a)に示すようなビレット3を製造する。このビレット3は、既に述べたように、溶湯を三方向凝固する工程を経て製造されるので、底面3aおよび側面3bから頂面3cの中心に向かうにつれてシリコン結晶粒の粒径が大きくなるような金属組織を有している。図11に、ビレット3の底面3aおよび頂面3cに略直交する断面において、シリコン結晶粒の粒径(例えば初晶シリコン粒または共晶シリコン粒のいずれかの円相当径)が等しい点を結ぶ曲線(以下では「等粒径曲線」と呼ぶ。)Cを示す。等粒径曲線Cは、図11に示しているように、中心部で底面3a側に凹む形状を有する。
次に、図10(b)に示すように、熱間(例えば200℃〜500℃)で鍛造用金型6を用いてビレット3を鍛造することにより、図10(c)に示すような鍛造ピストン10が得られる。なお、この鍛造工程においては、ビレット3の頂面3cがピストンヘッドとなるように鍛造が行われる。
続いて、図10(d)に示すように、鍛造ピストン10に熱処理を施す。具体的には、寸法を安定させ強度を向上させるためのT6あるいはT7熱処理を行う。これらの熱処理は、溶体化処理や時効処理を含み、大気中で行われる。好ましい処理条件は、例えば以下の通りである。
溶体化処理:490℃で4時間保持後水冷
時効処理:200℃で4時間保持後空冷
最後に、図10(e)に示すように、機械加工を行うことによって、コンプレッションリング、オイルリングを保持するための溝や、ピストンピンを通すための孔(ピストンピン孔)などを形成する。必要に応じて、さらに表面処理を行ってもよい。
このようにして、鍛造ピストン10が製造される。図12に、鍛造工程において塑性変形している最中のビレット3’を示す。図12に模式的に示すように、鍛造工程においては、スカート部となる部分が大きく引き延ばされる。本実施形態の製造方法により製造されたビレット3は、図11に示したような金属組織を有しているので、スカート部での合金の流動性が十分に高い。そのため、ビレット3を用いて製造された鍛造ピストン10は、高い強度(疲労強度)を有している。
なお、従来の製造方法では、図11に示した等粒径曲線Cで表されるような金属組織を有するビレットを製造することはできない。例えば、特許文献2に開示されているように溶湯を一方向凝固させる手法では、シリコン結晶粒の等粒径曲線は、図5に示した冷却速度の分布からも予想されるように、ビレットの底面(あるいは頂面)に対して略平行となる。また、連続鋳造で丸棒材を製造する場合のように溶湯を二方向凝固させる手法では、シリコン結晶粒の等粒径曲線は、図6に示した冷却速度の分布からも予想されるように、ビレットの底面(あるいは頂面)に対して略直交する。このように、従来の製造方法では、等粒径曲線が底面(あるいは頂面)に対して略平行または略直交するので、ビレットの底面近傍および側面近傍の両方についてシリコン結晶粒の粒径を十分に小さくすることは難しい。
これに対し、本実施形態における製造方法によれば、図11に示したような底面3a側に凸な形状を有する等粒径曲線Cを実現できるので、ビレット3の底面3a近傍および側面3b近傍の両方についてシリコン結晶粒の粒径を十分に小さくすることができる。なお、十分な成形性(鍛造性)を確保するためには、ビレット3の底面3a近傍および側面3b近傍における初晶シリコン粒の粒径(具体的には円相当径)は5μm以下であることが好ましく、3μm以下であることがさらに好ましい。ここで、ビレット3の底面3a近傍および側面3b近傍とは、具体的には、底面3aから深さ10mmまでの領域および側面3bから深さ10mmまでの領域を指す。
上述したようにして製造され、疲労強度に優れる鍛造ピストン10は、自動車両をはじめとする各種輸送機器の内燃機関(エンジン)に広く用いられる。図13に、本実施形態における鍛造ピストン10を備えたエンジン200を示す。鍛造ピストン10を含むエンジン200を組み立てる工程は、公知の種々の手法により実行される。
エンジン200は、図13に示すように、クランクケース210、シリンダブロック220およびシリンダヘッド230を有している。
クランクケース210内にはクランクシャフト211が収容されている。クランクシャフト211は、クランクピン212およびクランクウェブ213を有している。
クランクケース210の上に、シリンダブロック220が設けられている。シリンダブロック220には、円筒状のシリンダスリーブ221がはめ込まれており、鍛造ピストン10は、シリンダスリーブ221内を往復し得るように設けられている。
シリンダブロック220の上に、シリンダヘッド230が設けられている。シリンダヘッド230は、シリンダブロック220の鍛造ピストン10やシリンダスリーブ221とともに燃焼室231を形成する。シリンダヘッド230は、吸気ポート232および排気ポート233を有している。吸気ポート232内には燃焼室231内に混合気を供給するための吸気弁234が設けられており、排気ポート233内には燃焼室231内の排気を行うための排気弁235が設けられている。
鍛造ピストン10とクランクシャフト211とは、コンロッド240によって連結されている。具体的には、コンロッド240の小端部の貫通孔にピストンピン223が挿入されているとともに、大端部の貫通孔にクランクピン212が挿入されており、そのことによって鍛造ピストン10とクランクシャフト211とが連結されている。大端部の貫通孔の内周面とクランクピン212との間には、軸受けメタル214が設けられている。
図13に示すエンジン200は、本実施形態における鍛造ピストン10を有しているので、軽量化および高出力化を実現でき、さらに、耐久性も高い。
図14に、図13に示したエンジン200を備えた自動二輪車300を示す。
図14に示す自動二輪車では、本体フレーム301の前端にヘッドパイプ302が設けられている。ヘッドパイプ302には、フロントフォーク303が車両の左右方向に揺動し得るように取り付けられている。フロントフォーク303の下端には、前輪304が回転可能なように支持されている。
本体フレーム301の後端上部から後方に延びるようにシートレール306が取り付けられている。本体フレーム301上に燃料タンク307が設けられており、シートレール306上にメインシート308aおよびタンデムシート308bが設けられている。
また、本体フレーム301の後端に、後方へ延びるリアアーム309が取り付けられている。リアアーム309の後端に後輪310が回転可能なように支持されている。
本体フレーム301の中央部には、図13に示したエンジン200が保持されている。エンジン200の前方には、ラジエータ311が設けられている。エンジン200の排気ポートには排気管312が接続されており、排気管312の後端にマフラー313が取り付けられている。
エンジン200には変速機315が連結されている。変速機315の出力軸316に駆動スプロケット317が取り付けられている。駆動スプロケット317は、チェーン318を介して後輪310の後輪スプロケット319に連結されている。変速機315およびチェーン318は、エンジン200により発生した動力を駆動輪に伝える伝達機構として機能する。
図14に示した自動二輪車300は、図13に示した軽量・高出力で耐久性に優れたエンジン200を備えているので、優れた性能が得られる。
本発明によると、成形性(鍛造性)に優れたビレットを製造し得る鍛造ピストン用ビレットの製造方法が提供される。本発明の製造方法により製造されたビレットは、鍛造ピストンの製造に好適に用いられる。
本発明の好適な実施形態における鍛造ピストン用ビレットの製造方法のフローチャートである。 本発明の好適な実施形態における製造方法に用いられる鋳造装置を模式的に示す図である。 (a)〜(d)は、図2に示す鋳造装置によって得られた成形体をビレットに加工する工程を模式的に示す図である。 キャビティ内の溶湯の冷却速度の分布を模式的に示す図である。 特許文献2に開示されている製造方法における溶湯の冷却速度の分布を模式的に示す図である。 連続鋳造による丸棒材の製造方法における溶湯の冷却速度の分布を模式的に示す図である。 図2に示す鋳造装置によって実際に製造した成形体の断面写真である。 特許文献2に開示されている製造方法により製造されたビレットを模式的に示す断面図である。 本発明の好適な実施形態における製造方法に用いられる注湯方法の他の例を模式的に示す図である。 (a)〜(e)は、本発明の好適な実施形態における製造方法によって製造されたビレットを用いた鍛造ピストンの製造工程を模式的に示す図である。 本発明の好適な実施形態における製造方法によって製造されたビレットの断面(底面および頂面に略直交する断面)において、シリコン結晶粒の粒径が等しい点を結ぶ曲線Cを示す図である。 鍛造工程において塑性変形している最中のビレットを模式的に示す図である。 図10に示す工程によって製造された鍛造ピストンを備えたエンジンを模式的に示す断面図である。 図13に示すエンジンを備えた自動二輪車を模式的に示す断面図である。 (a)〜(e)は、鍛造ピストンの一般的な製造工程を模式的に示す図である。 特許文献2に開示されている鋳造装置500を模式的に示す図である。
符号の説明
1 インゴット
2 成形体
2a 成形体の底面
2b 成形体の側面
2c 成形体の頂面
3 ビレット
3a ビレットの底面
3b ビレットの側面
3c ビレットの頂面
4 研削具
5 鋳巣
100 鋳造装置
101 連続溶解炉
102 溶解室
103 バケット
104 保持室
105 フラックス投入ノズル
106 バブリングノズル
107 汲出室
108 フィルタ
109 金型
110 キャビティ
110a キャビティの底面
110b キャビティの側面
111 ラドル
112 冷却水の流路
113 ディッパー
200 エンジン(内燃機関)
300 自動二輪車

Claims (8)

  1. 鍛造ピストンの製造に用いられる鍛造ピストン用ビレットの製造方法であって、
    アルミニウム合金の溶湯を濾過する工程と、
    濾過された前記溶湯を金型のキャビティに注ぐ工程と、
    前記キャビティに注がれた前記溶湯を前記キャビティの底面および側面から冷却することによって成形体を形成する工程と、
    を包含する、鍛造ピストン用ビレットの製造方法。
  2. 前記成形体を研削することによって所定の形状のビレットを得る工程をさらに包含する、請求項1に記載の鍛造ピストン用ビレットの製造方法。
  3. 前記所定の形状のビレットを得る工程において、前記成形体の少なくとも頂面近傍が研削により除去される、請求項2に記載の鍛造ピストン用ビレットの製造方法。
  4. 前記溶湯を濾過する工程の前に、前記溶湯にフラックス処理を施す工程をさらに包含する、請求項1から3のいずれかに記載の鍛造ピストン用ビレットの製造方法。
  5. 前記成形体を形成する工程は、前記キャビティの上方が開放された状態で行われる、請求項1から4のいずれかに記載の鍛造ピストン用ビレットの製造方法。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の製造方法によってビレットを製造する工程と、
    製造された前記ビレットを鍛造する工程と、
    を包含する鍛造ピストンの製造方法。
  7. 請求項6に記載の製造方法によって鍛造ピストンを製造する工程と、
    前記鍛造ピストンを含む内燃機関を組み立てる工程と、
    を包含する、内燃機関の製造方法。
  8. シリコンを含むアルミニウム合金製の鍛造ピストン用ビレットであって、
    底面および頂面に略直交する断面において、シリコン結晶粒の粒径が等しい点を結ぶ曲線は、中心部で底面側に凹む形状を有する、鍛造ピストン用ビレット。
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