JP2009112493A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者側から視認した際に、前側と後側の画像表示部双方の演出表示を協働させることで興趣の高い一連の演出表示をなし得るようにした遊技機を提供する。
【解決手段】本パチンコ機は、第1演出パターンに係る表示を行う液晶表示パネル34と、透過状態と非透過状態とに切り換え可能で且つ液晶表示パネル34の前側にて該液晶表示パネル34と少なくとも一部が重なるように配置された状態で第2演出パターンに係る表示を行う透明液晶表示パネル36と、を備える。そして、表示制御手段94は、第1及び第2演出パターンの表示データが格納された演出メモリを有し、液晶表示パネル34で第1演出パターンに係る表示を実行し、透明液晶表示パネル36を透過状態にすると共に該表示パネル36で第2演出パターンに係る表示を実行するように、液晶表示パネル34,36を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは演出表示を行う画像表示装置を備えた遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり/外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な遊技状態となる。
また、遊技機、例えばスロットマシンとして、複数種の絵柄からなるシンボルマークを円周方向に多数(通常は21個)備えた横3列の回胴リールを、スタートレバー操作に基づいて回転させた後、3個のストップボタンを夫々押圧操作することで、各ボタンに対応する回胴リールを順次停止させて、各回胴リールに備えたシンボルマークのうちの所定の絵柄同士が一致したときに当たりとなり、ボーナス取得として多数の遊技メダルがメダル受け皿に放出される構造のものが知られている(特許文献2参照)。当該スロットマシンでは、主基板に装着されたROMの抽選機能により役抽選を行い、該対応役の結果に応じて回胴リールを停止制御させてシンボルマークを揃える際等に視覚的な演出を行っている。
上記のようなスロットマシンに適用した遊技機では、以下のようなものが知られている(特許文献3参照)。即ち、この遊技機では、通常、遊技メダルを投入して遊技の開始条件が整った後、スタートレバーを操作して図柄の可変表示を開始させ、ストップボタンを操作して図柄を停止表示させるが、図柄の停止表示態様が賞態様を構成した際に遊技メダルを払い出すという一連の遊技動作を行っている間は、リーチ目に関する情報の表示ができない。特許文献3に記載の遊技機は、リーチ目に関する以下のような問題を解消するために提案されている。つまり、リーチ目の種類は数多く、遊技者が全てのリーチ目を記憶していることは極めて困難であり、従って、遊技者が一連の遊技動作を行っている間に、抽選結果が特別遊技に関わる賞態様の構成を許可した際に出現するリーチ目を理解できないのでは、リーチ目を出現させる意味が薄れてしまい、興趣を高めることが難しい。
特許文献3に記載の遊技機は、遊技者がリーチ目であるか否かを容易に認識できるようにするために、以下のような構成を有する。即ち、当該遊技機では、複数種類の図柄を可変表示可能な第1の表示装置である回胴リールの前面側に、リールの表示を透過して視認することが可能な第2の表示装置である液晶表示装置が配置されていて、所定の告知条件が成立すると、回胴リール装置で所定の停止表示態様で図柄が停止表示され、主制御回路の抽選手段における抽選結果が所定の賞態様の構成を許可した可能性がある旨をリーチ目として告知すると共に、3つのストップボタンの各操作に対応して、液晶表示装置にて所定の停止表示態様又はその一部に係る図柄(青7等、揃えるべき図柄)を表示するように構成されている。
特開2003−236210号公報 特開2003−275372号公報 特開2005−73772号公報
しかし、特許文献3に記載のような遊技機では、第1の表示装置と第2の表示装置の双方を視認し得るように構成し、遊技を行っている間に、遊技者にとって有利な利益状態が発生する可能性があるか否かを容易に理解し得るようにできるものの、それら両表示装置を協働させる形で一連の演出を行うようにすることはできない。このように、いずれも高価な第1の表示装置と第2の表示装置を搭載しながらも、リーチ目の理解を助けることが主な目的となっているだけであり、2つの表示装置を協働して作動させることで一連の演出表示を実行して興趣を一層高め得るようにした遊技機が切望される。
そこで本発明は、前後方向にて少なくとも一部が重なるように2つの画像表示部を配置すると共に、前側の画像表示部を透過状態となり得るようにし、遊技者側から視認した際に、前側と後側の画像表示部双方の演出表示を協働させることで興趣の高い一連の演出表示をなし得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図9参照)、演出表示を行う画像表示装置(34,36)と、該画像表示装置の表示を制御する表示制御手段(94)と、を備えた遊技機(1)において、
前記画像表示装置は、
第1演出パターンに係る表示を行う第1画像表示部(34)と、透過状態と非透過状態とに切り換え可能で且つ該第1画像表示部(34)の前側にて該第1画像表示部(34)と少なくとも一部が重なるように配置された状態で第2演出パターンに係る表示を行う第2画像表示部(36)と、を有し、
前記表示制御手段(94)は、
第1及び第2演出パターンの表示データが格納された演出メモリ(92b,93b)を有し、前記第1画像表示部(34)で前記第1演出パターンに係る表示を実行し、前記第2画像表示部(36)を透過状態にすると共に該第2画像表示部(36)で前記第2演出パターンに係る表示を実行するように、これら第1及び第2画像表示部(34,36)をそれぞれ制御してなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図3〜図6、及び図8参照)、前記表示制御手段(94)が、前記第1及び第2画像表示部(34,36)を制御することにより、少なくとも、前記第1画像表示部(34)で前記第1演出パターンに係る表示を実行しつつ前記第2画像表示部(36)の前記第1画像表示部(34)との重なり部(36a)を透過状態にする第1演出表示状態と、前記第1画像表示部(34)の前記第2画像表示部(36)との重なり部(34a)で前記第1演出パターンに係る表示を実行し且つ該重なり部(34a)に対向する前記第2画像表示部(36)の前記重なり部(36a)を透過状態にしつつ該第1演出パターンに係る表示内容に対応する前記第2演出パターンの表示を行う第2演出表示状態と、前記第1画像表示部(34)の前記重なり部(34a)では表示を行わずに該重なり部(34a)に対向する前記第2画像表示部(36)の前記重なり部(36a)で前記第2演出パターンに係る表示を行う第3演出表示状態と、を実現してなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、画像表示装置が、第1画像表示部と、透過状態と非透過状態とに切り換え可能で且つ該第1画像表示部と少なくとも一部が重なるように配置された第2画像表示部とを有し、表示制御手段が、第1及び第2演出パターンの表示データが格納された演出メモリを有し、第1画像表示部で第1演出パターンに係る表示を実行し、第2画像表示部を透過状態にすると共に該第2画像表示部で第2演出パターンに係る表示を実行するように、これら第1及び第2画像表示部をそれぞれ制御するので、遊技者側から視認した状態にて、前側の第2画像表示部と後側の第1画像表示部双方での第1及び第2演出パターンに基づく演出表示を協働させて、興趣の高い一連の演出表示を円滑に実施することが可能になり、2つの画像表示部を協働して作動させることで一連の演出表示を実行し、より高い興趣の遊技を提供することが可能になる。そして、表示制御手段が、第1演出パターンに基づく表示と、第2演出パターンに基づく表示と、これら両表示を重ね合わせる表示とを適時切り換えるだけで多彩な演出表示を実現可能にするので、複数の組み合わせからなる演出の全パターンを作成した上で記憶しておく場合に比して、演出メモリの記憶容量を大幅に節減することが可能になる。
請求項2に係る本発明によると、表示制御手段が、両画像表示部を制御することにより、少なくとも、第1演出表示状態、第2演出表示状態、及び第3演出表示状態を実現するので、これら第1ないし第3演出表示状態を駆使することにより、演出メモリの記憶容量を節約し得るものでありながら、多くの演出表示のバリエーションを得ることができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、所謂1種1種など他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。なお、図1は、本発明の実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。
本パチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たり(特別遊技状態)が発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上部中央には演出用照明装置8が配設されている。そして、前扉7における遊技盤3の左右上方及び左右下方には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠したり解放したりするための施錠装置18が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右側には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球を遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
遊技領域3aの中央部には、該遊技領域3aに打ち出された遊技球を導入し得るワープ導入口37を有するセンター飾り(センター役物)23が配設されている。このセンター飾り23の中央部分には上下反転した略「T」字形状の開口部42が形成されており、該開口部42には、後側(つまり、遊技者から遠い側)に、横長の状態にした液晶表示パネル(第1画像表示部)34が配設され、該液晶表示パネル34の前側(つまり、遊技者に近い側)に、縦長の状態にした透明液晶表示パネル(第2画像表示部)36が配設されている(図2(a)も併せて参照)。これら矩形状の液晶表示パネル34,36は、遊技盤3の裏側から画面を開口部42に露出させた状態で固定されている。該開口部42上部の左右には、透明液晶表示パネル36の上部左右の部位を埋めると共にバトル演出時の装飾となる岩石状等の模様23a,23bが施されている。
上記開口部42の下側には、液晶表示パネル34,36の、図1の紙面手前側に位置するように、遊技領域3aに打ち出された遊技球を受け入れて転動させるステージSが設けられている。センター飾り23のステージSにおける左方には、ワープ導入口37から導入された遊技球をステージSに放出する不図示の放出口が形成されている。ステージSの中央下部には、該ステージS上を転動して案内口(図示せず)に落下した遊技球を始動チャッカー27に向けて落下させるための放出口28が形成されている。該放出口28は、ワープ導入口37から受け入れた遊技球を始動チャッカー27に高確率(略々100%)で入賞させ得るように位置決めされている。遊技領域3aのワープ導入口37を臨む位置には、一対の障害釘39が植設されている。
上記液晶表示パネル34は、一枚の画面(表示面)を左右幅方向に3つ並ぶように分割して設定されるセグメント34a,34b,34cを遊技領域3a前方に露出させた状態で遊技盤裏面から固定されている。図2(b)に示すように、上記3つのセグメントのうち中央に位置するセグメント34aは、透明液晶表示パネル36の左右幅と同じ長さとなるように設定され、該3つのうち左側と右側にそれぞれ位置するセグメント34b,34cは、上記セグメント34aに比して幅が狭いものとして設定されている。液晶表示パネル34は、正面視中央に位置するセグメント34aにて、後述の第2キャラクタ56等の表示を行い(図5参照)、その左右に位置するセグメント34b,34cにてその他の演出に係る表示を行う。該液晶表示パネル34は、後述する図8に示すように、表示制御手段94に備えた表示コントローラ92aの制御に基づくLCD(Liquid Crystal Display)ドライバ33によって駆動される。
上記液晶表示パネル34の前側には、開口部42の略逆「T」字における上部に突出した領域の幅と該領域の高さとに重なり合うように上記透明液晶表示パネル36が配置されている。該透明液晶表示パネル36は、図2(c)に示すように、一枚の画面(表示面)を上下高さ方向に2つ並ぶように分割して設定される矩形状のセグメント36a,36bを遊技領域3a前方に露出させるように、センター飾り23の上下部に装着・固定されている。透明液晶表示パネル36は、図2(c)における正面視下部に位置するセグメント36a、及び正面視上部に位置するセグメント36bにて、それぞれ演出に係る表示を行う。該透明液晶表示パネル36は、後述する図8に示すように、表示制御手段94に備えた表示コントローラ93aの制御に基づくLCDドライバ35によって駆動される。
上記液晶表示パネル34,36は、センター飾り23に配置された際、図1及び図2(a)に示すように、パチンコ機1の奥行き方向にて一部重なり合った状態とされる。なお、図2(a)は、両液晶表示パネル34,36の配置を理解し易くするために、両者の間隔をやや離した状態で描いている。そして、これら液晶表示パネル34と液晶表示パネル36とをセンター飾り23に組み付けた場合、遊技者からは正面視において図2(d)に示すような状態で視認されるものとなる。図2(d)では、透明液晶表示パネル36のセグメント36aが透過状態となるように制御された状態が示されており、該セグメント36aを通して液晶表示パネル34のセグメント34aを視認し得る。
また、図1に示すように、センター飾り23の左右下方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25a,25b,26a,26bが配設されており、センター飾り23の下方には、始動チャッカー27とアタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図8参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数(ラウンド数)は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23左右の上下部分に風車31が配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー27の左右には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、一般入賞口25a,25b,26a,26b、始動チャッカー27等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27の左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図7を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図7に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置18が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図8に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、LCDドライバ33、液晶表示パネル34、LCDドライバ35、及び透明液晶表示パネル36と、を備えている。
遊技制御装置80は、図7に示した主制御基板40や副制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、普通図柄抽選手段85、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段94を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、遊技領域3aに打ち出された遊技球の入賞を契機として大当たり抽選(即ち、特別遊技状態に移行するか否かの抽選)を実行する。すなわち、抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数未満での入賞を契機として、次なる大当たりに当選するまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たりや、上記特殊状態とならない通常当たり等に当選するように、乱数値を取得して大当たり抽選を実行する。抽選手段83では、当該大当たり抽選に伴って、液晶表示パネル34及び透明液晶表示パネル36の各液晶を駆動させて行う信頼度報知に係る演出態様も決定される。つまり、当該決められた種々の演出態様には、大当たり発生の際に出現し易いものや、外れの際に出現し易いもの等の違いがあり、この違いにより、結果として信頼度レベルが遊技者に報知されることになる。
本実施形態では、信頼度に対応する演出は、例えば図3に示すように、透明液晶表示パネル36のセグメント36aでの図柄変動(画面上で、例えば、「7」の装飾図柄48、「4」の装飾図柄49、「6」の装飾図柄50等が左方に流れる状態)開始とほぼ同時にセグメント34b,34cに果物(例えばバナナ)54が落下してくるシーンとして表示される。果物54は、信頼度に応じて複数用意されており、例えばバナナ→メロン→パイナップルの順に信頼度が高く、それらの色彩が果物本来の色から赤色→虹色→金色となるほど信頼度が高くなる。
また、抽選手段83では、例えば確率変動当たりに当選した場合、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が透明液晶表示パネル36のセグメント36a上の大当たり有効ライン(図4のLを参照)上で最終的に揃う旨の変動パターンが決定され、その旨の変動パターン信号が出力される。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また抽選手段83では、通常当たりに当選した場合、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンが決定され、その旨の変動パターン信号が出力される。更に抽選手段83では、大当たり抽選に外れた場合、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンが決定され、その旨の変動パターン信号が出力される。
普通図柄抽選手段85は、始動チャッカー27を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、普通図柄作動ゲート32への入球を契機として実行する。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11に放音、発光駆動等の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて、液晶表示パネル34や透明液晶表示パネル36に表示すべき特別遊技抽選(大当たり抽選)に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段94に送る。
保留手段87は、抽選手段83からの信号を入力し、変動のパターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、不図示の抽選保留表示装置に、最大例えば4個の保留球となるように点灯表示される。この場合、保留手段87は、保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず抽選は行わない。なお、保留球数は、例として挙げた「最大4個」に限らず、他の個数であってもよいことは勿論である。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、始動チャッカー27を開閉動作させる。作動制御手段88は、大当たりに当選した場合、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、例えば15ラウンドだけ開閉動作させるように制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、始動チャッカー27の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段85での普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86の指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動して遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。
表示制御手段94は、遊技制御手段86からの信号に従って、液晶表示パネル34や透明液晶表示パネル36の液晶を駆動し、特別遊技抽選の結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように表示する制御を行う。その際、表示制御手段94は、抽選手段83による各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従い、液晶表示パネル34や透明液晶表示パネル36に時系列に表示する。
表示制御手段94は、液晶表示パネル34の表示制御に係る表示コントローラ92a及び演出メモリ92bと、透明液晶表示パネル36の表示制御に係る表示コントローラ93a及び演出メモリ93bと、を有している。表示コントローラ92aは、液晶表示パネル34に表示する第1演出パターンの表示データが演出メモリ92bに予め記憶(格納)されており、所定の契機で、該演出メモリ92bに記憶した表示データを継続的にLCDドライバ33に送ることにより、該LCDドライバ33を介してセグメント34a,34b,34cをそれぞれ表示制御する。また、表示コントローラ93aは、透明液晶表示パネル36に表示する第2演出パターンの表示データが演出メモリ93bに予め記憶(格納)されており、所定の契機で、該演出メモリ93bに記憶した表示データを継続的にLCDドライバ35に送ることにより、該LCDドライバ35を介してセグメント36a,36bをそれぞれ表示制御する。
上記した第1及び第2演出パターンに係る表示データには、以下のようなものがある。例えば、第1キャラクタ55と第2キャラクタ56との決闘の場面にて表示される映像データであり、該映像データは、第1キャラクタ55と第2キャラクタ56という2つのデータに組み分けされて形成されている。例えば、第1キャラクタ55には、服の色が青色、緑色、赤色という3種類のパターンがあり、更にこのそれぞれで決闘(バトル)に勝つパターンと負けるパターンとがあり、合計6種類の表示データが記憶されている。また、第2キャラクタ56も同様に、服の色が青色、緑色、赤色として3種類のパターンがあり、このそれぞれで決闘に勝つパターンと負けるパターンとがあり、合計6種類の表示データが記憶されている。そして、第1キャラクタ55及び第2キャラクタ56には、それぞれ決闘する時点での強さのレベルが決められており、服が青色の場合には低レベル、緑色の場合には中レベル、赤色の場合には高レベルと、両者ともに共通の決まりとして設定されている。
LCDドライバ33は、表示制御手段94に内蔵した表示コントローラ92aからの制御信号に従い、液晶表示パネル34を表示駆動する。液晶表示パネル34は、LCDドライバ33からの電圧印加の状態に応じて、セグメント34a〜34cの対応するものにそれぞれ演出表示を行うように構成されている。また、LCDドライバ33は、LCDドライバ35によってセグメント36aが部分的に透過状態にされてセグメント34aが前方から視認し得る状態となった際に、該セグメント36a内で演出表示を行うようにも構成される。
LCDドライバ35は、表示制御手段94に内蔵した表示コントローラ93aの制御信号に従い、透明液晶表示パネル36を表示駆動する。透明液晶表示パネル36は、LCDドライバ33からの電圧印加の状態に応じて、セグメント36a,36bの対応するものにそれぞれ演出表示を行うように構成されている。また、LCDドライバ35は、LCDドライバ33によるセグメント34a内で演出表示にタイミングを合わせてセグメント36aを部分的に透過状態とし、或いは、セグメント36aの透過状態においてセグメント36bに別の演出表示を行うようにも構成される。
以上のように、上記表示制御手段94は、少なくとも、次の3種の状態を実現するように、液晶表示パネル34,36をそれぞれに駆動制御する。当該3種の状態とは、
(1)液晶表示パネル34で第1演出パターンに係る表示を実行しつつ透明液晶表示パネル36のセグメント36aを透過状態にする状態(第1演出表示状態)、
(2)液晶表示パネル34の透明液晶表示パネル36との重なり部(つまりセグメント34a)で第1演出パターンに係る表示を実行し且つ該セグメント34aに対向する透明液晶表示パネル36のセグメント36aを透過状態にしつつ該第1演出パターンに係る表示内容に対応する第2演出パターンの表示を行う状態(第2演出表示状態)、
(3)液晶表示パネル34の重なり部(セグメント34a)では表示を行わずに該セグメント34aに対向する透明液晶表示パネル36のセグメント36aで第2演出パターンに係る表示を行う第3演出表示状態、である。
次に、本パチンコ機1による作用について、図9のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27や一般入賞口25a,25b,26a,26bに適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された多数の遊技球のうちの一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、不図示の放出口からステージS上に放出され、不図示の案内口に導入されると、放出口28から放出されて、高い入賞確率(略々100%)で始動チャッカー27に入賞する。
ところで、始動チャッカー27や一般入賞口25a,25b,26a,26bの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、かつ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段94に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた特別遊技抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
ステップS3において、特別遊技抽選で当選した場合、抽選手段83が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、確率変動当たりか通常当たりのいずれかに対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、透明液晶表示パネル36のセグメント36aに表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、特別遊技抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、透明液晶表示パネル36のセグメント36aに表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段86が、液晶画面に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段94に送信することに基づき、表示制御手段94は、液晶表示パネル34や透明液晶表示パネル36を適時駆動し、特別遊技抽選の結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
上記した演出表示時において、例えば抽選手段83の大当たり抽選に伴って、信頼度報知に係る演出態様が決まっている場合、例えば果物54としてバナナをセグメント34b,34cにそれぞれ表示する際には、表示制御手段94の制御に基づくLCDドライバ33による駆動で、液晶表示パネル34のセグメント34b,34cに、図3に示すようにバナナが落下するシーンが表示される。遊技者はこの際のバナナの色を確認し、その結果、虹色や金色である場合には期待感を高めることになる。
そして、セグメント36aにおいて、例えば図4に示すように「7」の装飾図柄48と「7」の装飾図柄49とが大当たり有効ラインL上に揃った場合、これにタイミングを合わせて、正義の味方としての第1キャラクタ55がセグメント36bに表示されると共に、悪の象徴である第2キャラクタ56がセグメント34cに表示される。その後、図5に示すように、セグメント34a側に第2キャラクタ56が表示され、かつ、セグメント36aが透過状態にされると共に該セグメント36aにて、セグメント36aを通して視認し得る第2キャラクタ56にオーバーラップするように第1キャラクタ55が表示されることで、決闘するシーン(バトル演出)が遊技者側から視認可能に表示される。なお、図5中の符号57は、セグメント34a,36aにてバトル演出が行われている間だけ装飾図柄を小さく表示する表示部を示している。
そして、当該演出に対応する抽選手段83の抽選結果が大当たり決定に係るものである場合は、第1キャラクタ55と第2キャラクタ56との決闘において第1キャラクタ55が最終的に勝利し、セグメント36aの大当たり有効ラインL上における装飾図柄48と装飾図柄49の間を移動している装飾図柄50が、最終的には残り1つの図柄「7」となって大当たり有効ラインL上に揃うことになる。すると、表示制御手段94の制御で、図6に示すように透明液晶表示パネル36のセグメント36bに「WIN」の文字が、液晶表示パネル34のセグメント34bに「勝利」の文字が、液晶表示パネル34のセグメント34cに「大当たり」の文字がそれぞれに表示され、これらの中央のセグメント36aに、第1キャラクタ55が勝利のポーズをとった状態で表示される。
更に、作動制御手段88の制御にて、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号が送られ、当該ソレノイド71が作動させられてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定ラウンドだけ繰り返す。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が、球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
以上説明した本実施形態のパチンコ機1は、画像表示装置として、第1演出パターンに係る表示を行う液晶表示パネル34と、透過状態と非透過状態とに切り換え可能で且つ該液晶表示パネル34の前側にて該液晶表示パネル34と少なくとも一部が重なるように配置された状態で第2演出パターンに係る表示を行う透明液晶表示パネル36と、を有している。そして、表示制御手段94は、第1及び第2演出パターンの表示データが予め格納された演出メモリ92b,93bを有し、液晶表示パネル34で第1演出パターンに係る表示を実行し、透明液晶表示パネル36を透過状態にすると共に該透明液晶表示パネル36で第2演出パターンに係る表示を実行するように、これら液晶表示パネル34,36をそれぞれ駆動制御する。
これにより、遊技者側から視認した状態にて、前側(つまり、遊技者側)の透明液晶表示パネル36と後側の液晶表示パネル34双方での第1及び第2演出パターンに基づく演出表示を協働させて、興趣の高い一連の演出表示を円滑に実施することができる。従って、2つの液晶表示パネル34,36を協働して作動させることで一連の演出表示を実行し、より高い興趣の遊技を提供することができる。そして、表示制御手段94が、第1演出パターンに基づく表示と、第2演出パターンに基づく表示と、これら両表示を重ね合わせる表示とを適時切り換えるだけで多彩な演出表示を実現し得るので、複数の組み合わせからなる演出の全パターンを作成した上で記憶しておく場合に比して、演出メモリ92b,93bの記憶容量を大幅に節減することが可能になる。
なお、本実施形態では、液晶表示パネル34のセグメント34a及び透明液晶表示パネル36のセグメント36aのみが重なるように構成したが、これに限らず、液晶表示パネル34や透明液晶表示パネル36の形状を変えて全体的に重なるように構成することも可能である。
更に、本実施形態では、表示制御手段94が、液晶表示パネル34,36の駆動制御により、少なくとも、前述した第1演出表示状態、第2演出表示状態、及び第3演出表示状態を実現するので、これら第1ないし第3演出表示状態を駆使することにより、演出メモリ92b,93bの記憶容量を節約し得るものでありながら、多くの演出表示のバリエーションを得ることができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本実施形態における液晶表示パネル及び透明液晶表示パネルを説明するもので(a)は双方を取り出して分解して示す斜視図、(b)は液晶表示パネルの正面図、(c)透明液晶表示パネルの正面図、(d)双方を前後に配置して示す正面図である。 演出表示における図柄変動開始時の状態を示す正面図である。 演出表示におけるバトル演出開始前の状態を示す正面図である。 演出表示におけるバトル演出中の状態を示す正面図である。 大当たり確定時の表示を示す正面図である。 本実施形態におけるパチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本実施形態におけるパチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
34 画像表示装置、第1画像表示部(液晶表示パネル)
34a 重なり部(セグメント)
36 画像表示装置、第2画像表示部(透明液晶表示パネル)
36a 重なり部(セグメント)
92b 第1演出メモリ(演出メモリ)
93b 第2演出メモリ(演出メモリ)
94 表示制御手段
Ba 遊技球

Claims (2)

  1. 演出表示を行う画像表示装置と、該画像表示装置の表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、
    前記画像表示装置は、
    第1演出パターンに係る表示を行う第1画像表示部と、透過状態と非透過状態とに切り換え可能で且つ該第1画像表示部の前側にて該第1画像表示部と少なくとも一部が重なるように配置された状態で第2演出パターンに係る表示を行う第2画像表示部と、を有し、
    前記表示制御手段は、
    第1及び第2演出パターンの表示データが格納された演出メモリを有し、前記第1画像表示部で前記第1演出パターンに係る表示を実行し、前記第2画像表示部を透過状態にすると共に該第2画像表示部で前記第2演出パターンに係る表示を実行するように、これら第1及び第2画像表示部をそれぞれ制御してなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1及び第2画像表示部を制御することにより、少なくとも、前記第1画像表示部で前記第1演出パターンに係る表示を実行しつつ前記第2画像表示部の前記第1画像表示部との重なり部を透過状態にする第1演出表示状態と、前記第1画像表示部の前記第2画像表示部との重なり部で前記第1演出パターンに係る表示を実行し且つ該重なり部に対向する前記第2画像表示部の前記重なり部を透過状態にしつつ該第1演出パターンに係る表示内容に対応する前記第2演出パターンの表示を行う第2演出表示状態と、前記第1画像表示部の前記重なり部では表示を行わずに該重なり部に対向する前記第2画像表示部の前記重なり部で前記第2演出パターンに係る表示を行う第3演出表示状態と、を実現してなる、
    請求項1記載の遊技機。
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