JP2009112447A - 筋力補助装置 - Google Patents

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正樹 芳野
Akitoshi Iwashita
明暁 岩下
Koshiro Yamashita
耕四郎 山下
Kinji Muraki
均至 村木
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Abstract

【課題】本装置の装着者に対して筋力補助を行うだけでなく、仮に装着者が危険状態に晒されてもこの危険状況を回避することができる筋力補助装置を提供する。
【解決手段】筋力補助装置2は、アクチュエータ4により装置装着者に補助筋力を発生して動作力をアシストする装置である。この筋力補助装置2に、装置装着者が危険状態に晒された際にこれを自動で回避する自動危険回避機能を設ける。この自動危険回避機能は、周辺監視カメラ9で装置装着者周囲に接近物があるか否かを監視し、もし仮に接近物が存在するのであれば、レーダセンサ11を用いてこの接近物の移動速度と移動方向とを算出する。このとき、筋力補助装置2が装置装着者の動作意志に沿って動作しても接近物が装置装着者に衝突するか否かを予測し、接近物が衝突物になる場合には、アクチュエータ4を動作意志に基づき駆動するのではなく装置装着者を安全な場所に位置させるように駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、人間等の生物の動作に対して補助筋力を発生することにより動作をアシストする筋力補助装置に関する。
近年、人口が急速に高齢化し、多くの都市や地域で人口全体に占める高齢者の割合が増えてきている。人は年齢を経ると筋力が低下する傾向にあることから、高齢化した際には動作が鈍くなったり、或いは重量の重いものが持てなくなったりするなどの不便さが生じる。よって、この不便さを解消する一技術として、高齢者が腕や脚を動かして動作する際においてモータ等のアクチュエータにより腕や脚の筋力を補助して高齢者の各種動作をアシストする筋力補助装置が開発されている。この種の筋力補助装置の一例は、例えば特許文献1等に開示されている。
特開2007−89634号公報
ところで、人が筋力補助装置を装着して動作している際に、例えば衝突物が人に接近してきたり、或いは障害物の存在に気付かずに障害物に接触したりするなどの不慮の危険に巻き込まれる状況も想定される。しかし、特許文献1の開示技術は、人に動作に対してただ単に補助筋力を付与して動作をアシストするのみの技術であるから、先に述べた衝突物の接近や障害物への接触などの危険から人を守ることは事実上できない。よって、筋力補助装置を装着して動作している際に、衝突物が接近してきたり障害物に接触したりするような危険状態に晒されても、このような危険から人を守ることができる技術の開発が要望されていた。
本発明の目的は、本装置の装着者に対して筋力補助を行うだけでなく、仮に装着者が危険状態に晒されてもこの危険状況を回避することができる筋力補助装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、装置装着者が体を動作させる際の動作意志を読み取る動作意志検出手段で当該動作意志を検出し、当該動作意志に沿う状態に駆動手段を駆動することで補助筋力を発生して前記装置装着者の動作を補助する筋力補助装置において、前記装置装着者の周囲状況を検出する周囲状況検出手段と、前記周囲状況検出手段の検出情報を基に、前記装置装着者が危険な状況に晒されるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が危険有りと判定した際、前記装置装着者を安全な状態に導くように前記駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、筋力補助装置においては、装置装着者が腕や脚等を動かす際に人体内に発生する動作意志を動作意志検出手段で検出し、その動作意志に基づき装置装着者が行う腕や脚等を動かす各種動作を、駆動手段で補助筋力を発生することによって補助する。この筋力補助装置は、人体に装着されたその装着状態において、装置装着者の周囲がどのような状況にあるのかを周囲状況検出手段で検出可能である。そして、周囲状況検出手段から取得した検出情報を基に、装置装着者が危険状態に晒されるか否かが判定手段により判定される。このとき、判定手段が危険有りと判定すれば、制御手段は駆動手段を動作意志に沿って駆動するのではなく、装置装着者を安全な状態に導くように駆動手段を駆動する。従って、装置装着者が危険状態に晒された際には、装置装着者の安全状態を確保するように駆動手段が駆動するので、装置装着者を危険状態から安全状態に自動で回避させることが可能となる。
本発明では、前記判定手段は、前記周囲状況検出手段から得た前記検出情報を基に、前記装置装着者に近づく接近物の有無を判定する接近物有無判定手段と、前記接近物有りの際、前記駆動手段が前記動作意志に基づき前記筋力補助を行って前記装置装着者の位置状態が変わることも考慮に入れて、前記接近物が前記装置装着者に衝突し得るか否かを予測する衝突予測手段とを備え、前記制御手段は、衝突物有りと前記予測手段が予測した際、前記装置装着者を安全な状態に導くように前記駆動手段を駆動することを要旨とする。
この構成によれば、装置装着者に近づく接近物の有無が接近物有無判定手段によって判定される。そして、接近物有無判定手段が接近物有りと判定すると、衝突予測手段は接近物と装置装着者のこの後の動きを類推し、接近物が装置装着者に衝突するか否かを予測する。このとき、衝突予測手段が衝突物有りと判定すると、制御手段は装置装着者を安全な状態に導くように駆動手段を駆動する。このため、もし仮に接近物が装置装着者に接近してこれが衝突物として衝突する状況となっても、駆動手段は接近物が装置装着者に衝突しないように例えば装置装着者を安全な場所に待避させるように駆動されるので、装置装着者に衝突物が衝突するという危険状態を自動で回避することが可能となる。
本発明では、前記判定手段は、前記周囲状況検出手段から得た前記検出情報を基に、前記装置装着者が障害物に接触する可能性があるか否かを判定する接触可能性有無判定手段と、前記接触の可能性がある際に、前記装置装着者が前記接触を回避するような動作意志をとったか否かを、前記動作意志検出手段の検出情報を基に判定する回避動作有無判定手段とを備え、前記制御手段は、接触有りと前記接触可能性有無判定手段が判定した状況下にあっても、接触回避の動作意志無しと前記回避動作有無判定手段が判定した際、前記装置装着者を安全な状態に導くように前記駆動手段を駆動することを要旨とする。
この構成によれば、装置装着者が障害物(壁、側溝等)に接触する可能性があるか否かが接触可能性有無判定手段によって判定される。そして、接触可能性有無判定手段が障害物接触有りと判定すると、回避動作有無判定手段は装置装着者がこの接触を回避するような動作意志をとったか否かを、動作意志検出手段の検出情報を基に判定する。このとき、回避動作有無判定手段が回避動作の意志無しと判定すると、制御手段は装置装着者を安全な状態に導くように駆動手段を駆動する。このため、もし仮に装置装着者が障害物に接触する状況となっても、駆動手段は装置装着者が障害物に接触しないように例えば装置装着者を安全な場所に待避させるように駆動されるので、装置装着者が障害物に接触するという危険状態を自動で回避することが可能となる。
本発明によれば、本装置の装着者に対して筋力補助を行うだけでなく、仮に装着者が危険状態に晒されてもこの危険状況を回避することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した筋力補助装置の第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、人体(以下、装置装着者と記す)1には、装置装着者1が腕や脚等を動かして動作する際に装置装着者1に補助筋力を発生してこの動作を補助する筋力補助装置2が装着されている。この筋力補助装置2は、装置装着者1の動作意志を読み取る生体信号検出部3で動作意志を検出し、同装置2の駆動源となる複数のアクチュエータ4をこの動作意志に沿って駆動することで、装置装着者1に補助筋力を付与する。筋力補助装置2は、高齢者が日常生活の際に支障を感じ難いレベルまで力を復元するリハビリテーション機能の役割や、装置装着者1が重いものを持ち上げる際にその時の力を増強するオーギュメンテーション機能の役割を果たす装置として使用される。なお、生体信号検出部3が動作意志検出手段に相当し、アクチュエータ4が駆動手段に相当する。
生体信号検出部3は、装置装着者1が腕や脚等を動作させる際に人体内に発生する動作意志を読み取る検出系であって、例えば筋肉の動きを読み取る筋電センサ等が使用されている。この種の筋電センサは、装置装着者1が腕や脚等を動作させた際に筋肉に発生する微弱な電気を検出するものであって、例えば力の強さ、運動状態、柔らかさ、しなやかさに応じた検出信号(電気信号)Sscを出力する。生体信号検出部3は、腕や脚等において筋肉が位置する箇所に複数設けられ、筋力補助装置2に電源が投入されると起動して、動作意志を検出する度に検出信号Sscを出力する。
アクチュエータ4は、例えば複数のモータからなり、装置装着者1の腕や脚等の各部位を支持するフレーム5,5…の各々の接続箇所に配置されている。即ち、アクチュエータ4は、装置装着者1の関節箇所に対応する位置に配置されている。アクチュエータ4も、筋力補助装置2に電源が投入されると起動を開始し、生体信号検出部3で検出された装置装着者1の動作意志に基づく駆動状態で駆動する。
図2に示すように、筋力補助装置2には、この筋力補助装置2のコントロールユニットとして制御ECU6が設けられている。制御ECU6は、例えばCPU7やメモリ8等の素子群からなるとともに、入力側が生体信号検出部3が接続され、出力側がアクチュエータ4に接続されている。制御ECU6は、自身がマスターとなって補助筋力発生処理を統括制御するECUであって、生体信号検出部3から取得する検出信号Sscを基に装置装着者1の動作意志を監視し、動作意志があった際にはこの意志に沿った駆動状態にアクチュエータ4を動作することにより、装置装着者1に補助筋力を付与する。
メモリ8には、筋力補助装置2のメインプログラムデータとして制御プログラムPmaが格納されている。本例の制御プログラムPmaは、生体信号検出部3で装置装着者1の動作意志を検出した際、この時に装置装着者1が発生し得る筋力よりも大きな動作力を装置装着者1が発生できるように、人体発生筋力の大きさ(動作意志の大小)に基づく値の補助筋力を発生して、装置装着者1の動作をアシストする。CPU7は、メモリ8内の制御プログラムPmaに従って動作することにより、補助筋力発生処理を実行する。
また、筋力補助装置2には、装置装着者1が危険状態に晒された際にこれを自動で回避する自動危険回避機能が設けられている。この自動危険回避機能を説明すると、筋力補助装置2には、装置装着者1の周辺を撮影可能な周辺監視カメラ9が設けられている。周辺監視カメラ9は、装置装着者1の360度周囲を撮影すべく筋力補助装置2に複数搭載され、各々がケーブルを介して制御ECU6に接続されている。周辺監視カメラ9は、撮像面の箇所に並設された複数のイメージセンサの1つひとつの各画素が検出単位として働き、検出した光の輝度に動じた値を持つ電気信号を画像データDdtとして出力する。周辺監視カメラ9がカラー式の場合には、プリズム光をRGBに分ける3板式や、1つのイメージセンサごとにカラーフィルタを並べる単板式等がある。また、周辺監視カメラ9は、映像出力方式として、画像データDdtの出力形式がアナログ信号であるアナログビデオ出力方式となっている。
周辺監視カメラ9は、筋力補助装置2に電源が投入されると起動開始状態をとり、制御ECU6によって撮影動作が制御される。周辺監視カメラ9は、制御ECU6から撮影要求信号Rssを入力すると、その信号入力タイミングをシャッタタイミングとして画像撮影を行う。そして、周辺監視カメラ9は、制御ECU6から指令を受けて画像撮影を行うと、その撮影画像Dpiを制御ECU6に出力し、撮影要求信号Rssを入力する度に画像撮影及びその撮影画像出力を行って、撮影画像Dpiを連続的に出力することにより動画映像Dtvを制御ECU6に出力する。なお、撮影画像Dpiというのは、画像データDdtを画面表示した際の1枚の画像として表現された画像データDdt群のことを便宜上言う。
また、周辺監視カメラ9は、装置装着者周囲を撮影する時に人工照明を照射して画像撮影を行うが、本例は照明のオンオフがカメラシャッタタイミングに対応して切り換わるパルス照明を用いて画像撮影を実行する。より具体的に言うと、画像撮影をインターレース方式で行う場合、そのインターレース方式における偶奇フィールドごとにオンオフを切り換えることで、装置装着者周囲に人工照射を行って画像撮影を行う。周辺監視カメラ9が撮影の際に行う人工照明の照明強さは、太陽が出ている日中において人工照射を行っても、その明るさが気にならない程度の強度に設定されている。なお、周辺監視カメラ9が周囲状況検出手段を構成する。
筋力補助装置2には、装置装着者1の周囲に存在する接近物10(図4参照)を検出可能なレーダセンサ11が設けられている。レーダセンサ11は、例えば電波センシングを用いて測定対象物までの距離を測ることが可能なセンサであって、測定物有無や測定物までの距離に応じた距離測定情報Ddsを出力可能となっている。レーダセンサ11は、装置装着者1の360度周囲において接近物10を検出できるように複数設けられ、ケーブルを介して制御ECU6に接続されている。レーダセンサ11も、筋力補助装置2に電源が投入されると起動開始状態をとり、制御ECU6によってその動作が管理される。レーダセンサ11は、無線波としてレーザ光を用いる赤外線レーザレーダや、無線波としてミリ波(電波)を用いるミリ波レーダ等がある。なお、レーダセンサ11が周囲状況検出手段を構成する。
制御ECU6のメモリ8には、補助筋力発生処理のプログラムデータとして自動危険回避プログラムPkkが格納されている。この自動危険回避プログラムPkkは、筋力補助装置2の装置装着者1が危険状態に晒されているか否かを監視しつつ、装置装着者1が危険状態に陥った際にはアクチュエータ4を装置装着者の意志によらず駆動して、装置装着者1を安全な場所に待避させるプログラムである。制御ECU6は、筋力補助装置2に電源が投入されている際、この自動危険回避プログラムPkkを実行し、装置装着者1が危険状態に晒されてしまうことから回避する。
制御ECU6が自動危険回避プログラムPkkを実行する際、図3に示すように、制御ECU6には、周辺監視カメラ9から得る撮影画像Dpiを基に装置装着者1に近づく接近物10の有無を判定する接近物有無判定部12と、接近物10が存在する際にアクチュエータ4が動作意志に基づき動作することも考慮に入れて接近物10が装置装着者1に衝突するか否かを予測する衝突予測部13と、衝突予測部13が衝突有りと予測した際に装置装着者1を安全な場所に待避させるようにアクチュエータ4を駆動する衝突回避実行部14とが設けられている。なお、接近物有無判定部12、衝突予測部13及び衝突回避実行部14は、CPU7が自動危険回避プログラムPkkを実行する際に機能的に生成されるものであって、図3ではこれをブロック図で表現している。
接近物有無判定部12は、周辺監視カメラ9から取得した撮影画像Dpiを基に、装置装着者1に近づく接近物10の有無を判定する。この接近物有無判定としては、例えば図4に示すように、連続する2つの撮影画像Dpi,Dpiを取得するとともに、この画像Dpi,Dpiに映り込んだ撮影物体の大小関係を比較することにより、接近物10の有無を判定する。例えば、撮影画像Dpiに映り込んだ撮影物体が1画像目よりも2画像目において大きく映り込むのであれば、この画像抽出を以て接近物10有りと判定する。接近物有無判定部12は、周辺監視カメラ9から連続する2撮影画像を取り込む度に接近物10の有無判定を行い、その判定結果を衝突予測部13に出力する。
衝突予測部13は、接近物有無判定部12が接近物有りと判定した際、レーダセンサ11から取得した距離測定情報Ddsを基に、図5に示すように、レーダセンサ11と接近物10との間の前後方向距離Laと横方向距離Lbとを演算し、これら距離La,Lbから接近物10の二次元位置Paxを算出する。衝突予測部13は、この二次元位置Paxを連続的に算出し、これら2つの二次元位置Pa1,Pa2を基に接近物10の移動速度V及び移動方向Bを算出する。衝突予測部13は、これら移動速度Vと移動方向Bとを基に所定時間後における接近物10の位置を類推するとともに、筋力補助装置2が装置装着者1の動作意志に沿い動作した際の所定時間後における位置を類推し、接近物10が装置装着者1に衝突するか否かを予測する。衝突予測部13は、連続する2つの二次元位置Pa1,Pa2を算出する度に衝突有無の予測を行い、その予測結果を衝突回避実行部14に出力する。
衝突回避実行部14は、衝突予測部13から衝突無しの予測通知を受け付けた際、通常通りに装置装着者1に補助筋力を付与すべく、動作意志に基づく駆動状態でアクチュエータ4を駆動する。また、衝突回避実行部14は、衝突予測部13から衝突有りの予測通知を受け付けた際、周辺監視カメラ9から取得した撮影画像Dpiから安全な場所がどこであるのかを確認し、この時は生体信号検出部3から得た動作意志によるのではなく、装置装着者1がその安全場所に位置するようにアクチュエータ4を駆動して、装置装着者1を安全な場所に待避させる。なお、接近物有無判定部12が判定手段(接近物有無判定手段)を構成し、衝突予測部13が判定手段(衝突予測手段)を構成し、衝突回避実行部14が制御手段を構成する。
次に、本例の筋力補助装置2の動作を図6に示すフローチャートに従って説明する。制御ECU6は、このフローチャートを所定サイクルで繰り返し実行することにより、自動危険回避処理を実行する。
ステップ100では、周辺監視カメラ9から連続する2枚の撮影画像Dpi,Dpiを取得する。
ステップ101では、これら撮影画像Dpiに映り込んだ撮影物体の大小関係を比較する。
ステップ102では、撮影画像Dpiに映り込んだ撮影物体の大小関係比較結果を基に接近物10の有無を判定する。例えば、撮影物体の大きさが1枚目よりも2枚目の撮影画像Dpiの方が大きければ、接近物有りと判定してステップ103に移行し、撮影物体の大きさが1枚目と2枚目で同一、若しくは2枚目が1枚目よりも小さくなるのであれば、接近物無しと判定して処理を終了する。
ステップ103では、周辺監視カメラ9で接近物10の存在を確認した際、接近物10の監視を周辺監視カメラ9から今度はレーダセンサ11に切り換え、連続する2つの距離測定情報Ddsをレーダセンサ11から取得する。即ち、レーダセンサ11が所定タイミングで検出した距離測定情報Ddsを取得するとともに、レーダセンサ11が続く次の検出タイミングで検出した距離測定情報Ddsを取得する。
ステップ104では、連続する2つの距離測定情報Ddsの各々において、装置装着者1と接近物10との間の二次元位置Pax(前後方向距離La及び横方向距離Lb)を演算する。即ち、レーダセンサ11が所定タイミングで接近物10を確認した時の二次元位置Pa1を演算するとともに、次の検出タイミングでレーダセンサ11が接近物10を確認した時の二次元位置Pa2を演算する。
ステップ105では、2つの二次元位置Pa1,Pa2から、接近物10の移動速度V及び移動方向Bを算出する。即ち、2次元平面において2座標が分かれば、これらパラメータから速度及び方向が算出可能であるので、この原理を用い、2つの二次元位置Pa1,Pa2から接近物10の速度及び方向を算出する。
ステップ106では、演算した接近物10の移動方向Bを用い、接近物10の移動経路Y(図5参照)上に装置装着者1が位置しているか否かを判定する。接近物10の移動経路Y上に装置装着者1が位置しているか否かの判定は、図5に示すように、装置装着者1の露出面範囲Xに移動経路Yの軌跡が重なるか否かを見ることで行う。ここで、接近物10の移動経路Y上に装置装着者1が位置していれば、衝突有りと認識してステップ107に移行し、接近物10の移動経路Y上に装置装着者1が位置していなければ、衝突無しと認識して処理を終了する。
ステップ107では、演算した接近物10の移動速度Vを用い、接近物10が装置装着者1に至るまでに要する到達時間Tを演算する。
ステップ108では、生体信号検出部(筋電センサ)3から検出信号Sscを取得する。
ステップ109では、生体信号検出部3から得た検出信号Sscを基に、装置装着者1に動作意志があるか否かを判定する。ここで、装置装着者1に動作意志がなければステップ110に移行し、装置装着者1に動作意志があればステップ111に移行する。
ステップ111では、装置装着者1を安全な場所に待避させるべく危険回避処理動作を実行する。このとき、制御ECU6は、周辺監視カメラ9から撮影画像Dpiを取得し、この撮影画像Dpiを解析して安全な場所を抽出する。そして、制御ECU6は、この時のアクチュエータ4の駆動を動作意志によるのではなく、装置装着者1を安全場所に移動させるようにアクチュエータ4を駆動する。これにより、装置装着者1は衝突物が衝突するという危険状態から自動で回避することが可能となる。
ステップ112では、通常の動作意志に基づくアクチュエータ4の動作で接近物10の衝突が回避されるか否かを判定する。即ち、アクチュエータ4が動作意志に基づき装置装着者1に補助筋力を付与した際、到達時間T後における装置装着者1の位置を予測し、その予測位置が移動経路Yから外れれば衝突が回避されると判定し、予測位置が移動経路Y上に未だ位置していれば衝突が回避されないと判定する。そして、衝突物の衝突が回避されると判定されれば処理を終了し、衝突物の衝突が回避されないと判定されればステップ110に移行して危険動作回避処理を実行する。
従って、本例においては、筋力補助装置2を装着した装置装着者1に、例えば落下物、自動車、自転車等の接近物10が接近してこのままでは避けられないと判定された際には、この時は動作意志によるのではなく、装置装着者1が安全な場所に位置するようにアクチュエータ4を駆動する。これにより、装置装着者1に予期しない接近物10が接近してきてこれが装置装着者1に衝突する可能性が発生したとしても、装置装着者1を安全状態に導くように筋力補助装置2(アクチュエータ4)が動作するので、装置装着者1を危険状態から自動で安全状態に導くことが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)筋力補助装置2の装置装着者1に落下物、自動車、自転車等の接近物10が接近した際、もし仮にこれが装置装着者1に衝突するような状況下となっても、この時は筋力補助装置2が装置装着者1の動作意志に沿って動くのではなく自動危険回避機能に則って動作して、装置装着者1を接近物10が衝突しない安全な位置に移動させる。このため、装置装着者1に接近物10が衝突するような状況下に陥っても、この衝突が自動で回避されることになるので、装置装着者1の安全を確保することができる。
(2)接近物10が装置装着者1に衝突するか否かの判定は、装置装着者1の筋電の動作意志に基づく位置変化も考慮に入れて行うので、この衝突有無の判定をより正確に行うことができる。
(3)筋力補助装置2に自動危険回避機能を設けたので、装置装着者1に補助筋力を付与できる効果と、しかもこの筋力補助装置2を装着している際の安全性を確保できる効果との両立を図ることができる。特に、この筋力補助装置2を高齢者のリハビリテーション装置として使用する場合、高齢者は注意力等の感覚が低下している懸念があり、この種の自動危険回避機能を搭載することは、この点からも効果が高いと言える。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図7〜図11に従って説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態と比較して、検出対象とする危険が接近物の衝突ではなく、壁や側溝等の障害物への接触であることに変更したのみの構成であるので、第1実施形態と同様の箇所には同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図7に示すように、筋力補助装置2には、装置装着者1が壁や側溝等の障害物20(図10参照)に接近したか否かを検出する近接センサ21が設けられている。この近接センサ21は、装置装着者1の360度周囲において障害物の有無を検出すべく筋力補助装置2に複数搭載され、各々がケーブルを介して制御ECU6に接続されている。本例の近接センサ21は、図9に示すように、例えば前後、左右、右斜め前後、左斜め前後において障害物20を検出すべく合計8つ搭載されている。近接センサ21は、障害物20との間の距離Lsgを逐次監視し、この距離Lsgに応じた検出信号Ssgを制御ECU6に出力する。近接センサ21は、筋力補助装置2に電源が投入されると起動開始状態をとり、制御ECU6によって動作が管理されている。
また、筋力補助装置2には、装置装着者1の進行方向を検出するジャイロセンサ22が設けられている。この種のジャイロセンサ22は、地磁気を検出対象とするセンサであって、地磁気の変化を見ることによって装置装着者1の進行方向Fb(図10参照)を検出可能となっている。ジャイロセンサ22は、ケーブルを介して制御ECU6に接続され、装置装着者1の進行方向に応じた検出信号Sfbを制御ECU6に出力する。ジャイロセンサ22も、筋力補助装置2に電源が投入されると起動開始状態をとり、制御ECU6によって動作が管理されている。なお、近接センサ21及びジャイロセンサ22が周囲状況検出手段を構成する。
図8に示すように、制御ECU6には、近接センサ21から得る検出信号Ssgを基に装置装着者1が障害物20に接近状態にあるか否かを判定する接触可能性有無判定部23と、装置装着者1が障害物20に接近状態にある際に装置装着者1がその障害物20との接触を回避する動作意志を持って衝突回避動作を行ったか否かを判定する回避動作有無判定部24と、回避動作有無判定部24が回避動作無しと判定した際に装置装着者1を安全な場所に待避させるようにアクチュエータ4を駆動する接触回避実行部25とが設けられている。なお、接触可能性有無判定部23、回避動作有無判定部24及び接触回避実行部25は、CPU7が自動危険回避プログラムPkkを実行する際に機能的に生成されるものであって、図8ではこれをブロック図で表現している。
接触可能性有無判定部23は、近接センサ21から取得した検出信号Ssgを基に、装置装着者1と障害物20との間の距離Lsgを演算し、この距離Lsgと閾値とを比較することによって、装置装着者1が障害物に接触する可能性があるか否かを判定する。この時に使用する閾値は、距離Lsgがこの値を下回れば装置装着者1が障害物20に接触する可能性が生じる値に設定されている。接触可能性有無判定部23は、演算距離Lsgと閾値との比較することで障害物20への接触有無を判定し、その判定結果を回避動作有無判定部24に出力する。
回避動作有無判定部24は、接触可能性有無判定部23から接触可能性有りと判定した際、ジャイロセンサ22から取得した検出信号Sfbを基に装置装着者1の進行方向Fbを演算し、この進行方向Fbと、図10に示すように障害物20の検出方向、即ち障害物20を検出した近接センサ21の配置方向とが略同一方向を向くか否かを見ることで、装置装着者1が障害物20に向かって進んでしまっているか否かを判定する。回避動作有無判定部24は、装置装着者1が障害物20に向かう方向に進行している際、装置装着者1が障害物20を避ける動作意志、即ち障害物20に対して反対側に動く動作意志をとったか否かを判定し、この判定結果を接触回避実行部25に出力する。
接触回避実行部25は、回避動作有無判定部24から回避動作有りの判定通知を受け付けた際、通常通りに装置装着者1に補助筋力を付与すべく、動作意志に基づく駆動状態でアクチュエータ4を駆動する。また、接触回避実行部25は、回避動作有無判定部24から回避動作無しの判定通知を受け付けた際、周辺監視カメラ9から取得した撮影画像Dpiから安全な場所がどこであるのかを確認し、この時は生体信号検出部3から得た動作意志によるのではなく、装置装着者1が安全場所に位置するようにアクチュエータ4を駆動して、装置装着者1を安全な場所に待避させる。なお、接触可能性有無判定部23が判定手段(接触可能性有無判定手段)を構成し、回避動作有無判定部24が判定手段(回避動作有無判定手段)を構成し、接触回避実行部25が制御手段を構成する。
次に、本例の筋力補助装置2の動作を図11に示すフローチャートに従って説明する。制御ECU6は、このフローチャートを所定サイクルで繰り返し実行することにより、自動危険回避処理を実行する。
ステップ200では、近接センサ21から検出信号Ssgを取得する。
ステップ201では、近接センサ21の検出信号Ssgを閾値と比較する。
ステップ202では、近接センサ21の検出信号Ssgの値が閾値を下回って、装置装着者1が障害物20に接近したか否かを判定する。このとき、装置装着者1が障害物20に接近していればステップ203に移行し、装置装着者1が障害物20に接近していなければこの処理を終了する。
ステップ203では、ジャイロセンサ22から検出信号Sfbを取得する。
ステップ204では、ジャイロセンサ22の検出信号Sfbを基に、装置装着者1の進行方向を演算する。
ステップ205では、装置装着者1が障害物20に向かって進行しているか否かを判定する。即ち、ジャイロセンサ22の検出信号Sfbから求まる装置装着者1の進行方向と、障害物20を検出した近接センサ21の配置方向とが一致するか否かを見ることで、装置装着者1が障害物20に向かって進行しているか否かを判定する。ここで、装置装着者1が障害物20に向かって進行していなければ、障害物20に接触する可能性は低いと判定してこの処理を終了し、装置装着者1が障害物20に向かって進行していれば、障害物20に接触する可能性があると判定してステップ206に移行する。
ステップ206では、生体信号検出部(筋電センサ)3から検出信号Sscを取得する。
ステップ207では、生体信号検出部3から得た検出信号Sscを基に、障害物20に対して反対側に動く動作意志が装置装着者1にあるか否かを判定する。このとき、障害物20に対して反対側に動く動作意志が装置装着者1にあるのであれば、装置装着者1が障害物20に気が付いて接触を避ける動作をとっていると判定してこの処理を終了し、障害物20に対して反対側に動く動作意志が装置装着者1になければ、装置装着者1が障害物20に気付かずに障害物20に接触する可能性があると判定してステップ208に移行する。
ステップ208では、装置装着者1が障害物20に接触しないように、装置装着者1を安全な場所に移動させる危険回避処理動作を実行する。これにより、装置装着者1は障害物20に接触するという危険状態から自動で回避することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(4)筋力補助装置2の装置装着者1が壁、側溝等の障害物20に接触する可能性が高くなったとしても、この時は筋力補助装置2が装置装着者1の動作意志に沿って動くのではなく自動危険回避機能に則って動作して、装置装着者1が障害物20に接触しないように筋力補助装置2が動作する。このため、装置装着者1が障害物20に接触する状況下に陥っても、この接触が自動で回避されることになるので、装置装着者1の安全を確保することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・ 第1実施形態において、接近物10が所定時間後において装置装着者1に衝突するか否かの判定は、必ずしも接近物10の検出タイミングでそれが装置装着者1に衝突する移動経路上にあるか否かを判断基準として持つ必要はない。例えば、接近物10を確認した時点でこの時は衝突物になり得なくても、接近物10の今後の移動経路と、筋力補助装置2が動作意志に基づいて動作する際の移動経路とを予測し、同一時間に接近物10と筋力補助装置2とが同一位置に位置するか否かを見ることにより、衝突有無を判定してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、生体信号検出部3は、必ずしも筋電センサに限定されず、例えば脳波を検出する脳波検出センサを採用してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、アクチュエータ4は、必ずしもモータに限らず、例えば空圧シリンダ、油圧シリンダ等を採用してもよい。
・ 第1実施形態において、接近物10の検出は、必ずしも周辺監視カメラ9とレーダセンサ11との両方を使用して行うことに限らず、例えばこれらのうちの一方のみを使用して行ってもよい。また、接近物10の検出は、この種のカメラやレーダを用いて行うことに限らず、種々のセンサ機器類を使用できることは言うまでもない。なお、この事は第2実施形態において、障害物20を検出する際の検出方式についても同様に言えることである。
・ 第1及び第2実施形態において、自動危険回避機能は、必ずしも装置装着者1に接近物10が衝突することを回避することや、装置装着者1が障害物20に接触することを自動で回避することに限定されず、検出対象とする危険は特に限定されないものとする。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項2において、前記衝突予測手段は、前記接近物有無判定手段が接近物有りと判定したその判定タイミングにおいて当該接近物が前記装置装着者に衝突する移動経路をとるか否かを演算するとともに、当該接近物が前記移動経路をとるのであれば該接近物が前記装置装着者まで至るのに要する到達時間を算出しつつ、前記判定タイミングから前記駆動手段が前記動作意志に沿って動作した時の前記到達時間後における前記装置装着者の動作位置を割り出すとともに、前記装置装着者が該動作位置をとる際に前記接近物が当該装置装着者に衝突するか否かを見ることにより前記衝突有無を予測する。この構成によれば、接近物が装置装着者に衝突する移動経路をとる場合に装置装着者が衝突を回避できるか否かを見るという簡単な演算方式によって、接近物が衝突物になり得るか否かを判定することが可能となる。
(2)請求項2又は前記技術的思想(1)において、前記衝突予測手段は、前記動作位置を割り出した際、前記装置装着者が前記動作位置をとった際に当該装置装着者が前記移動経路から外れて前記接近物の衝突が回避されるのであれば、前記接近物が前記装置装着者に衝突しない衝突物無しと判定し、前記装置装着者が前記動作位置をとっても当該装置装着者が前記移動経路上に位置して前記衝突が回避できなのであれば、前記接近物が前記装置装着者に衝突する衝突物有りと判定する。
(3)請求項2において、前記衝突予測手段は、前記接近物有無判定手段が接近物有りと判定したその判定タイミングにおいて当該接近物の移動経路を割り出すとともに、前記判定タイミングから前記駆動手段が前記動作位置に沿って動作した時の移動経路も割り出すとともに、これら移動経路を比較して前記接近物が前記装置装着者に衝突するか否かを見ることにより前記衝突有無を予測する。この構成によれば、装置装着者が動き出す前は接近物が衝突しないが、装置装着者が動いたことによって接近物が衝突する状況となっても、これを衝突物有りと判定することが可能となるので、接近物が装置装着者に衝突するか否かをより精度良く予測することが可能となる。
(4)請求項2又は前記技術的思想(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記制御手段は、衝突無しと前記衝突予測手段が予測した際、前記装置装着者を安全な状態に導く動作を行わずに前記駆動手段を前記動作意志に沿って通常通りに駆動し、衝突有りと前記衝突予測手段が予測した際、前記動作意志を無視して、前記装置装着者を安全な状態に導くように前記駆動手段を駆動する。
第1実施形態における筋力補助装置の装着状態を示す模式図。 筋力補助装置の概略構成を示すブロック図。 筋力補助装置の機能構成を示すブロック図。 撮影画像から接近物を抽出する時の抽出の仕方を説明する画面図。 接近物が衝突物になり得るか否かを判定する際のその判定の仕方の説明図。 自動危険回避処理時に実行されるフローチャート。 第2実施形態における筋力補助装置の概略構成を示すブロック図。 筋力補助装置の機能構成を示すブロック図。 近接センサの取り付き状態を示す模式図。 障害物への接触を回避する際のその回避の仕方を説明する説明図。 自動危険回避処理時に実行されるフローチャート。
符号の説明
1…装置装着者(人体)、2…筋力補助装置、3…動作意志検出手段としての生体信号検出部、4…駆動手段としてのアクチュエータ、9…周囲状況検出手段を構成する周辺監視カメラ、10…接近物、11…周囲状況検出手段を構成するレーダセンサ、12…判定手段(接近物有無判定手段)を構成する接近物有無判定部、13…判定手段(衝突予測手段)を構成する衝突予測部、14…制御手段を構成する衝突回避実行部、20…障害物、21…周囲状況検出手段を構成する近接センサ、22…周囲状況検出手段を構成するジャイロセンサ、23…判定手段(接触可能性有無判定手段)を構成する接触可能性有無判定部、24…判定手段(回避動作有無判定手段)を構成する回避動作有無判定部、25…制御手段を構成する接触回避実行部。

Claims (3)

  1. 装置装着者が体を動作させる際の動作意志を読み取る動作意志検出手段で当該動作意志を検出し、当該動作意志に沿う状態に駆動手段を駆動することで補助筋力を発生して前記装置装着者の動作を補助する筋力補助装置において、
    前記装置装着者の周囲状況を検出する周囲状況検出手段と、
    前記周囲状況検出手段の検出情報を基に、前記装置装着者が危険な状況に晒されるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が危険有りと判定した際、前記装置装着者を安全な状態に導くように前記駆動手段を駆動制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする筋力補助装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記周囲状況検出手段から得た前記検出情報を基に、前記装置装着者に近づく接近物の有無を判定する接近物有無判定手段と、
    前記接近物有りの際、前記駆動手段が前記動作意志に基づき前記筋力補助を行って前記装置装着者の位置状態が変わることも考慮に入れて、前記接近物が前記装置装着者に衝突し得るか否かを予測する衝突予測手段とを備え、
    前記制御手段は、衝突物有りと前記予測手段が予測した際、前記装置装着者を安全な状態に導くように前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置。
  3. 前記判定手段は、
    前記周囲状況検出手段から得た前記検出情報を基に、前記装置装着者が障害物に接触する可能性があるか否かを判定する接触可能性有無判定手段と、
    前記接触の可能性がある際に、前記装置装着者が前記接触を回避するような動作意志をとったか否かを、前記動作意志検出手段の検出情報を基に判定する回避動作有無判定手段とを備え、
    前記制御手段は、接触有りと前記接触可能性有無判定手段が判定した状況下にあっても、接触回避の動作意志無しと前記回避動作有無判定手段が判定した際、前記装置装着者を安全な状態に導くように前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置。
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