JP2009111745A - 地上デジタル放送受信用アンテナ - Google Patents

地上デジタル放送受信用アンテナ Download PDF

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茂 国広
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Abstract

【課題】特に鉛直方向に立たせるための角度調整が容易に行え、しかもその状態を安定的に保持することができる、地上デジタル放送受信用アンテナを提供する。
【解決手段】画像表示手段を備えた携帯製品等の可動体に設けられて地上デジタル放送を受信するアンテナである。可動体に対して回動可能に保持される基端側部材6と、伸縮可能な先端側部材7と、これら基端側部材6と先端側部材7との間を連結しかつ復帰可能に屈曲させる屈曲部8とを有し、可動体内に出没可能に収納されるよう構成されてなる。屈曲部8には、基端側部材6と先端側部材7とを直線状に伸長させた状態と、これら部材を略90度に屈曲させた状態と、これら部材を直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間の角度に屈曲させた状態と、のそれぞれの状態を保持可能にする保持手段が備えられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、地上デジタル放送受信用アンテナに関する。
近年、国内では地上デジタル放送のサービスが開始されている。このサービスには、携帯電話を始めとした携帯製品等の可動体(モバイル機器)に対する放送サービスも含まれ、このサービスに対応する携帯電話も提供されている。すなわち、地上デジタル放送の放送帯域を13個のセグメントに分割し、そのうちの1つのセグメントを可動体向けのサービスに割り当てることにより、携帯電話などの可動体における受信を想定した1セグメント放送(ワンセグ)が行われている。そして、この帯域の一部を利用してデータ放送と同等のサービスが行われている。
このようなワンセグに対応する携帯電話としては、その電波を受信する専用のアンテナが必要であり、このようなワンセグ対応のアンテナは、通常は通話等のための電波の送受信用アンテナとは別に設けられる。
ところで、地上デジタル放送の電波は縦波であることから、ワンセグ対応のアンテナとしては、地表に対して垂直(鉛直)に立てて用いるのが、ノイズを入れることなく鮮明な画像を得るうえで好ましい。
しかしながら、携帯電話で地上デジタル放送を見る場合、携帯電話本体に関してはこれを垂直状態に立てたり、あるいは水平状態に寝かしたりすることなどから、そのアンテナを鉛直方向に立たさせるためには、これを屈曲させる構造が必要となる。
このような屈曲する構造を有する携帯電話用のアンテナとしては、従来、通話等のための電波を送受信するためのアンテナにおいて、屈曲自在なジョイントを有したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−261224号公報
ところで、通話等のための電波を送受信するためのアンテナについては、これを鉛直方向に立たせる必要がなく、したがって前記の屈曲自在なジョイントを有したものにあっても、単にアンテナの屈曲角度を自由に設定できるようにしただけである。
これに対し、ワンセグ専用のアンテナについては、前記したように鉛直方向に立たせる必要上、その角度調整が容易にでき、しかもその状態を安定的に保持できることが望まれている。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、特に鉛直方向に立たせるための角度調整が容易に行え、しかもその状態を安定的に保持することができる、地上デジタル放送受信用アンテナを提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の地上デジタル放送受信用アンテナは、画像表示手段を備えた携帯製品等の可動体に設けられて地上デジタル放送を受信するアンテナであって、前記可動体に対して回動可能に保持される基端側部材と、伸縮可能な先端側部材と、これら基端側部材と先端側部材との間を連結しかつ復帰可能に屈曲させる屈曲部とを有し、前記可動体内に出没可能に収納されるよう構成されてなり、前記屈曲部には、前記基端側部材と先端側部材とを直線状に伸長させた状態と、前記基端側部材と先端側部材とを略90度に屈曲させた状態と、前記基端側部材と先端側部材とを直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間の角度に屈曲させた状態と、のそれぞれの状態を保持可能にする保持手段が備えられていることを特徴としている。
この地上デジタル放送受信用アンテナによれば、基端側部材と先端側部材との間を屈曲させる屈曲部を有し、該屈曲部に保持手段が備えられているので、前記基端側部材と先端側部材とを直線状に伸長させた状態と、前記基端側部材と先端側部材とを略90度に屈曲させた状態と、前記基端側部材と先端側部材とを直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間の角度に屈曲させた状態と、のそれぞれの状態を保持することが可能になる。したがって、携帯電話等の可動体の配置状態にかかわらず、先端側部材を鉛直方向に立たせるための角度調整が容易に行え、しかもその状態を安定的に保持することができる。
また、前記地上デジタル放送受信用アンテナにおいては、前記屈曲部は、前記基端側部材と前記先端側部材とが、これら基端側部材及び先端側部材の孔のそれぞれに嵌合する連結ピンを介して回動可能に連結されたことで構成され、前記保持手段は、前記基端側部材と前記先端側部材とのうちの一方の部材に軸方向へ移動可能に外挿された筒体と、前記一方の部材と前記筒体との間に設けられて該筒体を前記基端側部材と前記先端側部材とのうちの他方の部材側に付勢し、該筒体を前記他方の部材に当接させるコイルバネと、を備え、前記筒体の前記他方の部材に当接する側には、前記他方の部材に設けられた第1の係合部に係合する第2の係合部が設けられ、該第2の係合部は、前記第1の係合部に係合することにより、前記基端側部材と前記先端側部材とを、直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間の角度で屈曲させた状態に保持するように配設されているのが好ましい。
このようにすれば、コイルバネと第2の係合部が設けられた筒体とを備えるだけで保持手段を構成することができるため、このような保持手段を有する屈曲部の構成が簡易になってその部品点数が少なくなり、組立性も良くなる。したがって、生産性の向上、およびコストの低減化が可能になる。また、筒体によってコイルバネを隠すことができるため、外観的にも良好になるとともに、コイルバネが衝撃等によって変形したりするのを防止することができる。さらに、コイルバネによって筒体を他方の部材側に付勢しているので、基端側部材に対して先端側部材を屈曲させた際、例えば筒体の第2の係合部が他方の部材の第1の係合部に係合したときに操作者はクリック感を得ることができる。
なお、前記地上デジタル放送受信用アンテナにおいては、前記第2の係合部が複数設けられ、これら複数の第2の係合部は、前記基端側部材と前記先端側部材とを異なる角度で屈曲させて保持するように、それぞれ配設されているのが好ましい。
このようにすれば、前記基端側部材と前記先端側部材とを、直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間において複数の角度で屈曲させ、その状態に保持することが可能になる。したがって、操作者はファジー感覚で先端側部材の角度を調整することができる。
また、前記可動体が携帯電話であるのが好ましく、このようにすることにより、携帯電話での地上デジタル放送の受信が容易になり、しかも良好な画像受信が可能になる。
本発明の地上デジタル放送受信用アンテナにあっては、可動体に対して回動可能かつ伸縮可能に構成され、さらに、前述したように携帯電話等の可動体の配置状態にかかわらず、先端側部材を鉛直方向に立たせるための角度調整が容易になっているので、感度が良くノイズを入れない良好な状態にアンテナを立たせることができ、これにより鮮明な画像を得ることができる。さらに、保持手段によってこの屈曲状態を安定的に保持することができるため、鮮明な画像を安定して継続的に得ることができる。
以下、本発明を詳しく説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の地上デジタル放送受信用アンテナを備えた携帯電話を示す図であり、図1(a)、(b)中符号1は携帯電話、2は地上デジタル放送受信用アンテナ(以下、アンテナと記す)である。
携帯電話1は、本発明における可動体となる携帯電話本体(以下、本体と記す)3と、前記アンテナ2とからなるもので、携帯電話本体3に、各種のキーからなる入力部4と、画像表示手段としての液晶画面5とを有したものである。なお、この携帯電話1では、通話等のための電波を送受信するためのアンテナ(図示せず)が、前記本体3に内蔵されている。
アンテナ2は、地上デジタル放送を受信しないときには、図1(a)に示すように本体3内にその頭部2aを除く大半が埋設されて収納され、地上デジタル放送を受信するときには、本体3から引き出され、図1(b)に示すように予め設定された所定長さに伸ばされて用いられるものである。
このアンテナ2は、図2(a)、(b)に示すように、基端側部材6と、伸縮可能な先端側部材7と、これら基端側部材6と先端側部材7との間を連結しかつ復帰可能に屈曲させる屈曲部8とを有したものである。また、このアンテナ2は、本体3に埋設されたホルダー9を介して本体3に保持されたものである。ホルダー9は、図2(a)に示すように樹脂等からなる略円筒状のもので、高さ方向に複数のスリット9aを有したことにより、その内壁部分が弾性変形可能になっている。そして、このような構成のもとにアンテナ2は、ホルダー9内に、その軸回り方向に回動可能に保持されたものとなっている。また、その長さ方向に摺動可能に保持されることで、前記したように本体3内に出没可能に収納されたものとなっている。なお、本体3においては、前記ホルダー9の下方が空洞部となっており、この空洞部に、アンテナ2が収容可能になっている。
基端側部材6は、ステンレス等の金属によって形成されたもので、図2(a)、図3に示すように前記ホルダー9の内径より僅かに大径に形成された円柱状の保持部6aと、該保持部6aの下端部に設けられて、ホルダー9の内径より十分大径に形成された大径部6bと、を有して形成されたものである。保持部6は、ホルダー9の内径より僅かに大径に形成されたことにより、ホルダー9の軸方向に摺動可能となっているとともに、この摺動方向に力が付与されない状態では、その位置が変わることなくホルダー9内に保持されるようになっている。また、大径部6bは、ホルダー9の外側(下側)に配置されており、これによって基端側部材6は、大径部6bがホルダー9の下端部に係止することでこのホルダー9を抜けて本体3の外側(上側)に抜け出ないようになっている。さらに、保持部6aの先端側には一対の挟持片6c、6cが形成されており、これら挟持片6c、6cは、後述するように屈曲部8を構成するものとなっている。
先端側部材7は、基端側部材6との連結部となる前記屈曲部8と反対の側(先端側)に、図4(a)、(b)に示すようにロッド状に伸びるロッド部10を備えたものである。このロッド部10は、図2(b)に示したように屈曲部8に連続する金属製で管状の太径部11と、図4(b)に示すようにこの太径部11に摺動可能(移動可能)に内挿した金属製で管状の細径部12とを有し、これによって伸縮可能に構成されたものである。なお、細径部12の先端には、図1(a)に示したように本体3内に埋設されない頭部2aが設けられている。そして、このようなロッド部10を備えたことにより、先端側部材7も伸縮可能に構成されたものとなっている。なお、このようなロッド部10の構成については、従来公知のアンテナの構造をそのまま適用することができる。
前記基端側部材6の先端側、すなわち前記保持部6aの先端側(上端側)と、前記先端側部材7の後端側、すなわち太径部11の後端側は、図2(b)、図5に示すように、これら基端側部材6と先端側部材7との間を連結し、かつ復帰可能に屈曲させる屈曲部8となっている。屈曲部8は、伸長している状態で全体が略円柱状となるように形成されたもので、前記基端部6の保持部6aとほぼ同径に形成されたものである。
この屈曲部8は、前記基端側部材6の保持部6aの先端側に形成された一対の挟持片6c、6cと、これら挟持片6c、6c間に挟持されたステンレス製(金属製)の回動部材13とが、連結ピン14によって回動可能に連結されて構成されたものである。挟持片6c、6cにはそれぞれ孔15aが形成されており、回動部材13にも孔15bが形成されている。そして、これら孔15a、15b、15aに連結ピン14が挿通されたことにより、基端側部材6に対して先端側部材7が屈曲可能になっている。すなわち、例えば挟持片6c、6cの各孔15aに連結ピン14が回動不能に無理嵌めされ、回動部材13の孔15bに連結ピン14が回動可能に嵌遊させられたことにより、先端側部材7は基端側部材6に対し連結ピン14を介して回動可能(屈曲可能)になっているのである。
回動部材13は、図5、図6に示すように、その先端側に前記ロッド部10の太径部11の一端部を内挿させてこれを保持固定する円筒部13aと、前記基端側部材6の一対の挟持片6c、6c間に挟持される板状の回動片13bとを有し、さらにこれら円筒部13aと回動片13bとの間に、前記円筒部13aより小径の円柱部13cを有して形成されたものである。円筒部13aは、外端部側と円柱部13c側とで外径が異なって形成されており、外端部側が大径部16、円柱部13c側が小径部17となっている。これにより、これら大径部16と小径部17との間には段差部18が形成されている。また、小径部17と円柱部13cとの間には段差部19が形成されている。
回動部材13の円柱部13c、及び回動片13bには、図5に示すようにコイルバネ20が外挿されており、さらにこのコイルバネ20を外挿した状態で、前記小径部17に筒体21が外挿されている。筒体21は、有蓋円筒状のもので、図7に示すようにその蓋部21aに、回動部材13の回動片13bを移動可能に挿通させる矩形状の開口部21bを有したものである。また、筒体21は、前記回動部材13の小径部17の外径とほぼ同じ内径を有し、これによって該小径部17に摺動可能に外挿され、かつ、前記段差部18に係止して大径部16側に移動できないようになっている。すなわち、筒体21は、大径部16を乗り越えてロッド部10側に抜け出ないようになっている。
コイルバネ20は、図5に示すようにその一端側が前記段差部19に係止し、他端側が筒体21の蓋部21aの内面に当接するようにして、円柱部13c及び回動片13bに圧縮させられた状態で外挿させられたものである。このような構成のもとにコイルバネ20は、筒体21を基端側部材6側に付勢してこの基端側部材6の挟持片6c、6cに当接させるようになっている。
また、前記屈曲部8には、前記基端側部材6と先端側部材7との間の状態を保持する保持手段が備えられている。この保持手段は、前記コイルバネ20と前記筒体21とを備えて構成されたもので、本実施形態では、基端側部材6の挟持片6c、6cをその構成要素としている。すなわち、本実施形態では、挟持片6c、6cを第1の保持部22とし、前記筒体21の蓋部21aを第2の保持部23としており、これら第1の保持部22と第2の保持部23とによって、前記基端側部材6と先端側部材7との間の状態を保持するようにしている。
第1の保持部22となる挟持片6c、6cは、その先端面22a、角部22b、側面22cがそれぞれ前記筒体21の蓋部21aに当接可能に形成されたもので、特に角部22bが、本発明における第1の係合部となっている。一方、第2の保持部23となる蓋部21aには、図7に示すように矩形の開口部21bの長辺方向に沿って、すなわち、図2(a)に示すように回動片13bの回動方向に沿って、前記開口部21bの両側に第2の係合部24が形成されている。第2の係合部24は、筒体21の蓋部21aの外面側に形成された凹凸部における凹部からなるもので、これによって前記第1の係合部(角部)22bに係合するよう構成されたものである。また、本実施形態では、図2(a)に示すように三対の凹部、すなわち開口部21bを挟んで形成された二つ(一対)の凹部からなる第2の係合部24が、蓋部21aに三つ形成されている。
このような第1の保持部22と第2の保持部23とからなる保持手段にあっては、前記屈曲部8において、図8(a)に示すように基端側部材6と先端側部材7とを直線状に伸長させた状態と、図8(b)に示すように基端側部材6と先端側部材7とを略90度に屈曲させた状態と、図8(c)に示すように基端側部材6と先端側部材7とを、直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間の角度に屈曲させた状態と、のそれぞれの状態を保持するようになっている。
すなわち、図8(a)に示した状態では、前記コイルバネ20の付勢力によって筒体21の蓋部21aを挟持片6c、6cの先端面22aに当接させ、押圧させることにより、直線状に伸長させた状態を保持している。また、図8(b)に示した状態では、前記コイルバネ20の付勢力によって筒体21の蓋部21aを挟持片6c、6cの側面22cに当接させ、押圧させることにより、略90度に屈曲させた状態を保持している。さらに、図8(c)に示した状態では、前記コイルバネ20の付勢力によって筒体21の蓋部21aを挟持片6c、6cの角部(第1の係合部)22bに当接させ、前述したように凹凸部における凹部からなる第2の係合部24の一つを前記第1の係合部(角部)22bに係合させることにより、基端側部材6と先端側部材7とを、直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間の角度に屈曲させた状態を保持している。
なお、図8(c)に示した例では、三つ形成された第2の係合部24のうちの中央に係合させており、これによって基端側部材6と先端側部材7とを、約45度に屈曲させた状態に保持しているが、他の第2の係合部24を第1の係合部(角部)22bに係合させることにより、基端側部材6と先端側部材7とを、例えば約22.5度、約67.5度に屈曲させた状態に保持することもできる。
このようなアンテナ2を有する携帯電話に1では、地上デジタル放送を受信しない通常時においては、先端側部材7を縮めておき、さらにその状態で図1(a)に示したように本体3内に埋設し収納しておく。
このような状態から地上デジタル放送を受信する場合には、例えば図1(a)に示したようにアンテナ2を本体3から引き出すとともに、先端側部材7を最大に伸ばして所定の長さとする。
そして、所定の長さに伸ばした状態で、その屈曲部8にて先端側部材7を回動し、屈曲させる。すると、前述したように第1の保持部22と第2の保持部23とからなる保持手段により、基端側部材6に対する先端側部材7の姿勢を、直線状に伸長させた状態から略90度に屈曲させた状態にまで変化させることができる。すなわち、第1の係合部(角部)22bに対して第2の係合部24を係合させ、また、その係合を解除して次の第2の係合部24を係合させることにより、前記したように約22.5度、約45度、約67.5度のうちの所望の角度で屈曲させた状態に、先端側部材7を保持することもできる。
その際、第1の係合部(角部)22bは第2の係合部24を形成する凹凸部の凸部を相対的に乗り越えることにより、筒体12は一旦コイルバネ20の付勢力に抗して後退し、その後前進して蓋部21aを挟持片6cに再度当接させる。これにより、第2の係合部24が第1の係合部(角部)22bに係合するようになるが、そのときの筒体21の動作により、先端側部材7を屈曲させた操作者はクリック感が得られる。したがって、先端側部材7が屈曲したことを容易に感知できるようになっている。
また、このように先端側部材7を所望角度に屈曲させると、この先端側部材7は、前記の保持手段によってその屈曲状態が安定的に保持される。したがって、このように屈曲させた状態で、さらにこの先端側部材7を基端側部材6の軸回り方向に回動させることにより、この先端側部材7を所望の方向に向かせることができる。よって、感度が良くノイズを入れない良好な状態のもとで、鮮明な画像により地上デジタル放送を楽しむことができる。
このような地上デジタル放送受信用アンテナにあっては、前述したように鉛直方向に立たせるための角度調整が容易になっているので、感度が良くノイズを入れない良好な状態にアンテナを立たせることができ、これにより鮮明な画像を得ることができる。さらに、保持手段によってこの屈曲状態を安定的に保持することができるため、鮮明な画像を安定して継続的に得ることができる。
また、コイルバネ20と第2の係合部24を形成した筒体21とを備えるだけで保持手段を構成しているため、このような保持手段を有する屈曲部8の構成を簡易にして組立性も良くすることができる。したがって、生産性の向上、およびコストの低減化を図ることができる。また、筒体21によってコイルバネ20を隠すことができるため、外観的にも良好になるとともに、コイルバネ20が衝撃等によって変形したりするのを防止することができる。
さらに、コイルバネ20によって筒体21を基端側部材6側に付勢しているので、先端側部材7を屈曲させた際、前記したように操作者はクリック感を得ることができる。また、第2の係合部24を複数形成しているので、先端側部材7を、基端側部材6に対して直線状に伸長させた状態から略90度に屈曲させた状態までの間において、複数の角度で屈曲させてその状態に保持することができる。したがって、操作者はファジー感覚で先端側部材7の角度を調整することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、前記実施形態では、先端側部材7側にコイルバネ20と筒体21とを外挿し、基端側部材6側に挟持片6c、6cを形成したが、これら構成部材を含む屈曲部8の構成については、基端側部材6側と先端側部材7側とを逆にしてもよい。
また、前記実施形態では、第2の係合部24を三つ形成したが、少なくとも一つ形成すれば、三つ以外の数でもよい。
さらに、本発明では、本発明に係るアンテナが適用される可動体については、前記の携帯電話に限定されることなく、例えばノート型パソコンやその他の各種モバイル製品、さらには車載用のテレビやその他のポータブルテレビなどにも適用可能である。
(a)(b)は本発明の地上デジタル放送受信用アンテナを備えた携帯電話の概略構成を示す図である。 (a)(b)は図1に示したアンテナの要部拡大図である。 基端側部材の概略構成を示す斜視図である。 (a)(b)は先端側部材の概略構成を説明するための図である。 屈曲部の概略構成を示す要部側断面図である。 回動部材の概略構成を示す斜視図である。 筒体の概略構成を示す斜視図である。 (a)〜(c)は屈曲部の状態を説明するための図である。
符号の説明
1…携帯電話、2…地上デジタル放送受信用アンテナ、3…携帯電話本体、4…入力部、5…液晶画面(画像表示手段)、6…基端側部材、6c…挟持片、7…先端側部材、8…屈曲部、10…ロッド部、11…太径部、12…細径部、13…回動部材、13a…円筒部、13b…回動片、14…連結ピン、20…コイルバネ、21…筒体、22b…第1の係合部、24…第2の係合部

Claims (4)

  1. 画像表示手段を備えた携帯製品等の可動体に設けられて地上デジタル放送を受信するアンテナであって、
    前記可動体に対して回動可能に保持される基端側部材と、伸縮可能な先端側部材と、これら基端側部材と先端側部材との間を連結しかつ復帰可能に屈曲させる屈曲部とを有し、前記可動体内に出没可能に収納されるよう構成されてなり、
    前記屈曲部には、前記基端側部材と先端側部材とを直線状に伸長させた状態と、前記基端側部材と先端側部材とを略90度に屈曲させた状態と、前記基端側部材と先端側部材とを直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間の角度に屈曲させた状態と、のそれぞれの状態を保持可能にする保持手段が備えられていることを特徴とする地上デジタル放送受信用アンテナ。
  2. 前記屈曲部は、前記基端側部材と前記先端側部材とが、これら基端側部材及び先端側部材の孔のそれぞれに嵌合する連結ピンを介して回動可能に連結されたことで構成され、
    前記保持手段は、前記基端側部材と前記先端側部材とのうちの一方の部材にその軸方向へ移動可能に外挿された筒体と、前記一方の部材と前記筒体との間に設けられて該筒体を前記基端側部材と前記先端側部材とのうちの他方の部材側に付勢し、該筒体を前記他方の部材に当接させるコイルバネと、を備え、
    前記筒体の前記他方の部材に当接する側には、前記他方の部材に設けられた第1の係合部に係合する第2の係合部が設けられ、該第2の係合部は、前記第1の係合部に係合することにより、前記基端側部材と前記先端側部材とを、直線状に伸長させた状態と略90度に屈曲させた状態との間の角度で屈曲させた状態に保持するように配設されていることを特徴とする請求項1記載の地上デジタル放送受信用アンテナ。
  3. 前記第2の係合部が複数設けられ、これら複数の第2の係合部は、前記基端側部材と前記先端側部材とを異なる角度で屈曲させて保持するように、それぞれ配設されていることを特徴とする請求項2記載の地上デジタル放送受信用アンテナ。
  4. 前記可動体が携帯電話であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の地上デジタル放送受信用アンテナ。
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