JP2009111709A - 電子機器、その放送データ再生方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

電子機器、その放送データ再生方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】見逃してしまったあるいは聞き逃してしまった放送内容を常にさかのぼって視聴することができる電子機器、その放送データ再生方法等を提供する。
【解決手段】電子機器は、放送を受信する放送受信手段と、放送受信手段で受信された放送内容に関するデータを記憶する第1記憶手段と、放送内容に関するデータの第1記憶手段への書き込み及び第1記憶手段からの読み出しを行う放送データ書込読出手段と、放送データ書込読出手段により読み出された放送内容に関するデータを出力する出力手段と、を有し、放送データ書込読出手段が、放送受信手段により放送の受信が開始されると同時に第1記憶手段に対して放送内容に関するデータの書き込みを開始し、放送が受信されている間は書き込みを継続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器、その放送データ再生方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、テレビやラジオ等の放送を受信して映像データや音声データとして出力する、あるいは受信した放送内容を記録する、あるいは記録した放送内容を再生する電子機器に好ましく適用される技術に関するものである。
最近、携帯型の電子機器の多機能化及び高機能化が目覚しい。携帯電話機を例にとってみると、所有者の急増を受けて、各携帯電話機メーカが電話機としての機能のみでなく複数の高度な機能を持たせた携帯電話機を市場に投入し、利便性を図っている。例えば、メガピクセルのデジタルカメラ機能、GPS(Global Positioning System)を用いたナビゲーション機能、アナログ放送やデジタル放送等のテレビ放送を受信するテレビ機能、FM等のラジオを受信するラジオ機能といった機能を搭載した携帯電話機が存在する。
上述したような携帯電話機が搭載するテレビ機能を利用して、テレビ放送を受信し視聴している場合、電話の着信があったときには電話機能を優先させ、通話中はテレビ放送を中断するのが一般的である。しかも、通常は、通話終了後にテレビ放送の視聴を再開しても、通話中の中断のためにその間の放送内容を後で知ることはできない。このような場合に対処するために、例えば特許文献1や特許文献2では、通話開始とともに放送中の映像データの記録を開始し、通話終了とともに該記録を継続しながら記録開始時点から記録データの再生を始める技術が開示されている。当該技術、いわゆるタイムシフトは、電話着信等の視聴中断時のみならず、例えば特許文献3に記載されているように、ユーザの操作により行うことも可能である。
上記特許文献で開示されたタイムシフト可能な携帯電話機の構成を図10に示す。携帯電話機100は、放送受信部110、入力バッファ120、タイムシフトバッファ121、記憶部130、DEMUX140、出力バッファ150、デコーダ160、出力部170、制御部180、及び操作入力部190を有する。タイムシフトを行わずに例えばデジタル放送の視聴を行う場合は以下のようにして放送データが出力される。放送受信部110の受信したデジタル放送信号が入力バッファ120によりDEMUX140に直接伝送され、DEMUX140で分離されたA/V(Audio/Video)データが出力バッファ150からデコーダ160へ伝送され、デコーダ160でデコードされたオーディオ/ビデオ信号が出力部170によりオーディオ/ビデオとして出力される。
他方、タイムシフトを行って放送の記録及び記録した内容の視聴をする場合は以下のようになる。視聴中断イベント(電話着信等)の発生あるいはユーザの操作によりタイムシフトの記録要請が制御部180から発せられたとき、入力バッファ120はバッファリングされる放送データを記憶部130に記憶させ、視聴中断イベントの解消あるいはユーザの操作によりタイムシフトの再生要請が発せられたとき、タイムシフトバッファ121は記憶部130から出力される放送データをバッファリングしてDEMUX140に伝送する。
特開2004−193944号公報 特開2005−253017号公報 特開2007−110704号公報
上記特許文献で開示されたタイムシフトは、視聴中断イベントが発生しあるいはユーザが放送記録の操作を行ってはじめて放送データの記録が開始されるものである。つまり、これら以外の場合では放送データの記録も行われないし、記録された放送データの再生もできない。例えば、よそ見をしたり他のことに気をとられている間に貴重なシーンや重要な放送内容を見逃した場合や、急に印象的なシーンを再度視聴したくなった場合等には、視聴済みの放送が記録されていないためにどうすることもできず、再度見たかったシーンを見逃したという結果だけが残る。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑み、見逃してしまったあるいは聞き逃してしまった放送内容を常にさかのぼって視聴することができる電子機器、その放送データ再生方法等を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の電子機器は、放送を受信する放送受信手段と、放送受信手段で受信された放送内容に関するデータを記憶する第1記憶手段と、放送内容に関するデータの第1記憶手段への書き込み及び第1記憶手段からの読み出しを行う放送データ書込読出手段と、放送データ書込読出手段により読み出された放送内容に関するデータを出力する出力手段と、を有し、放送データ書込読出手段が、放送受信手段により放送の受信が開始されると同時に第1記憶手段に対して放送内容に関するデータの書き込みを開始し、放送が受信されている間は書き込みを継続する。
また、本発明の第1の電子機器の放送データ再生方法は、放送を受信する放送受信ステップと、放送受信ステップにより受信された放送内容に関するデータを第1記憶手段に書き込む放送データ書込ステップと、放送データ書込ステップにより第1記憶手段へ書き込まれた放送内容に関するデータを読み出す放送データ読出ステップと、放送データ読出ステップにより読み出された放送内容に関するデータを出力する出力ステップと、を有し、放送データ書込ステップが、放送受信ステップにより放送の受信が開始されると同時に第1記憶手段に対して放送内容に関するデータの書き込みを開始し、放送が受信されている間は書き込みを継続する。
また、本発明の第1のプログラムは、電子機器の備えるコンピュータに、放送を受信する放送受信機能と、放送受信機能により受信された放送内容に関するデータを第1記憶手段に書き込む放送データ書込機能と、放送データ書込機能により第1記憶手段へ書き込まれた放送内容に関するデータを読み出す放送データ読出機能と、放送データ読出機能により読み出された放送内容に関するデータを出力する出力機能と、を実現させ、放送データ書込機能が、放送受信機能により放送の受信が開始されると同時に第1記憶手段に対して放送内容に関するデータの書き込みを開始し、放送が受信されている間は書き込みを継続する。
また、本発明の第1の記録媒体は、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、見逃してしまったあるいは聞き逃してしまった放送内容を常にさかのぼって視聴することができる電子機器、その放送データ再生方法等が提供される。
本発明が適用される電子機器1は、放送受信手段2と、第1記憶手段3と、放送データ書込読出手段4と、出力手段5とを備える。放送受信手段2は、テレビ放送やラジオ放送等の放送を受信し、第1記憶手段3へ送出する。第1記憶手段3は、放送受信手段2で受信された放送のデータを記憶する。放送データ書込読出手段4は、放送受信手段2からの放送データを第1記憶手段3へ書き込み、また書き込んだ放送データを読み出して出力手段5へ送出する。出力手段5は、第1記憶手段3から読み出された放送データを映像データあるいは音声データとして出力する。
本発明では、放送受信手段2により放送が受信されている間は放送データが第1記憶手段3に書き込まれ蓄積される、つまり、放送受信手段2による放送の受信が開始されると放送データの第1記憶手段3への書き込みがスタートし、放送の受信が終了するまで放送データの書き込みが継続して行われる。また、本発明では、放送データ書込読出手段4により、第1記憶手段3に蓄積された放送データが読み出されて出力手段5で出力されることで、放送済みの放送データがさかのぼって再生される。この場合でも、蓄積された放送データの再生と並行して、現在の放送は放送受信手段2により受信され、放送データが第1記憶手段3へ書き込まれる。
このように、本発明では、電話着信等の視聴中断イベントの発生やユーザの操作を放送データ記録開始のトリガとすることなく、放送の受信がスタートしたことをもって放送データの記録を開始し、記録データの再生がなされている間でも放送の受信が行われている以上は放送データの記録を継続する。このため、放送済みのシーンやコーナー等をユーザが再び視聴したいときに、過去に記録した放送データを再生して所望の放送を常に視聴することが可能である。
[実施形態1]
以下、本発明の第1の実施形態として携帯電話機について説明する。図2に示すように、本実施形態の携帯電話機10は、放送受信部11と、さかのぼり再生用キャッシュメモリ12と、制御部13と、DEMUX14と、DEMUXバッファ15と、デコーダ16と、出力部17と、操作入力部18とを有する。なお、携帯電話機10は、デジタル化された地上波テレビ放送(地上デジタル放送)を受信して視聴する機能(テレビ機能)を備え、本実施形態で述べる放送は地上デジタル放送を意味する。
放送受信部11は、上記放送受信手段2に相当するもので、デジタルテレビ放送信号を受信する機能及び該放送信号を復調する機能を有し、復調して得られたデジタル放送データをさかのぼり再生用キャッシュメモリ12へ入力する。
さかのぼり再生用キャッシュメモリ12は、上記第1記憶手段3に相当するもので、リアルタイムに伝送されるデジタル放送データを正確に出力するためのバッファリング機能を有するとともに、放送済みのデジタル放送データを再生用の記憶データとして蓄積していく機能を有する。具体的には、放送受信部11からのデジタル放送データを順次記憶領域に格納していくと同時に、格納したデジタル放送データをDEMUX14に出力する。なお、上記の再生は、該キャッシュメモリに蓄積された放送済みの放送データの中で再生ポインタ(再生開始時点を表すポインタ)が示すアドレスに格納されたデータを再生することを意味する(以下、さかのぼり再生という)。さかのぼり再生に関する詳細な説明は後述するが、さかのぼり再生では、例えば蓄積された放送データのうち最も古い(最先の書き込み時点の)データの再生を行う。
制御部13は、上記放送データ書込読出手段4に相当するもので、さかのぼり再生用キャッシュメモリ12に対するデジタル放送データの書き込み及び読み出しを行う機能(データ記録再生部)を有する。具体的には、該データ記録再生部により、放送受信部11による放送受信が開始したときにデジタル放送データをさかのぼり再生用キャッシュメモリ12に書き込み、また、ユーザの操作によりさかのぼり再生が行われるときには、さかのぼり再生用キャッシュメモリ12に蓄積されたデジタル放送データを読み出す。なお、放送受信開始時におけるキャッシュメモリへの放送データ書き込みは、チャンネル切替時に、切替前チャンネルの放送のデータ書き込みを一旦終了し、切替後チャンネルの放送のデータ書き込みを開始するものも含まれる。
DEMUX14は、多重化されたデジタルデータを分離する機能を有し、さかのぼり再生用キャッシュメモリ12から入力したデジタル放送データをオーディオデータ、ビデオデータ、各種放送情報に分離してDEMUXバッファ15へ出力する。
DEMUXバッファ15は、リアルタイムで伝送されるデジタル放送データを正確に出力するためのバッファリング機能を有し、DEMUX14から入力したオーディオデータ及びビデオデータをバッファリングしてデコーダ16に出力する。
デコーダ16は、デジタル放送データを復号して出力部17で表示出力可能なデータとする機能を有し、DEMUXバッファ15から入力したオーディオデータ及びビデオデータを復号して出力部17へ出力する。
出力部17は、復号されたオーディオデータ及びビデオデータを映像表示及び音声出力する機能を有し、デコーダ16から入力したデジタル放送のオーディオデータ及びビデオデータについて、映像及び音声としてディスプレイ装置やスピーカ装置からの出力を行う。
操作入力部18は、ユーザが携帯電話機10を操作するための入力機能を有し、キーボタン等で構成される。
続いて、本実施形態においてテレビ機能がオンとなっている状態に携帯電話機で行われる動作について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、放送が受信されている間のデジタル放送データの受信、書き込み、再生に関する全体的な動作の流れを示したフローチャートである。また、図4は、さかのぼり再生実行時の動作の流れを示したフローチャートである。はじめに、図3のフローチャートについて説明する。
まず、ユーザによりテレビ機能がオンにされると、放送受信部11は放送の受信を開始し、あるいはチャンネル切替時に切替後の放送を受信し、制御部13は受信されたデジタル放送データをさかのぼり再生用キャッシュメモリ12に書き込み始める。また、デジタル放送データは書き込まれると同時に、順次、DEMUX14、DEMUXバッファ15、デコーダ16を介して出力部17から出力される。つまり、デジタル放送の受信、ユーザによる視聴、放送データの書き込み(放送の記録)が同じタイミングで行われる(ステップS101)。
次に、ユーザの操作によってさかのぼり再生が開始されたとき(ステップS102/YES)、制御部13はさかのぼり再生用キャッシュメモリ12に記憶されたデジタル放送データを読み出し、読み出されたデータはDEMUX14、DEMUXバッファ15、デコーダ16を介して出力部17から出力される。一方で、テレビ機能がオンの状態であることから放送受信部11による放送受信は依然行われており、受信された放送中のデジタル放送データはさかのぼり再生用キャッシュメモリ12に書き込まれる。つまり、さかのぼり再生(蓄積された放送データの再生)と、デジタル放送の受信及び受信したデジタル放送データの記録(現在放送中の放送データの書き込み)とは並行して行われる(ステップS103)。
そして、さかのぼり再生により読み出されたデジタル放送データが、放送中のデータとしてさかのぼり再生用キャッシュメモリ12に書き込まれたデジタル放送データと同一なったとき、出力部17へ出力されるデジタル放送データを、放送中のデータとして該キャッシュメモリに書き込まれたデジタル放送データに切り換える。すなわち、さかのぼり再生がリアルタイムの放送に追いついた場合(ステップS104/YES)には、さかのぼり再生から、現在放送中のデジタル放送データの出力に切り換える(ステップS106)。
また、さかのぼり再生がリアルタイムの放送に追いついていない場合(ステップS104/NO)であっても、ユーザの操作により、さかのぼり再生が中止されて現在放送中の放送を視聴するように強制復帰が行われたとき(ステップS105/YES)には、出力部17へ出力されるデジタル放送データが、放送中のデータとして上記キャッシュメモリに書き込まれたデジタル放送データに切り換えられる(ステップS106)。
テレビ機能がオンの状態の間(ステップS107/NO)は、上述したように、放送中のデジタル放送データの受信及び書き込みが常時行われ、さかのぼり再生が開始されたときは蓄積されたデジタル放送データ(過去放送分)を再生し、さかのぼり再生が終了あるいは実行されないときは現在放送中のデジタル放送データを出力する。他方、テレビ機能がオフの状態となったとき(ステップS107/YES)には、デジタル放送の受信及びデジタル放送データの書き込みと、放送の視聴は中止される(ステップS108)。
次に、図4のフローチャートについて説明する。本実施形態では、図3のフローチャートで述べたように、さかのぼり再生が開始されると、さかのぼり再生用キャッシュメモリ12に蓄積されたデジタル放送データを読み出して出力する。具体的には、さかのぼり再生用キャッシュメモリ12には読み出し開始アドレスに対して再生ポインタが設定されており、制御部13は、この再生ポインタが設定されたアドレスに格納されたデータを読み出す。詳細は後述するが、再生ポインタは、該キャッシュメモリが記憶するデータの中で最も古い(最先に書き込まれた)データが格納されたアドレスに設定される。
ただし、地上デジタル放送では、1つのキーフレームと複数の非キーフレームとがセットとなって伝送されており、非キーフレームはキーフレームを参照することなしに復号化することはできない。これは、非キーフレームはキーフレームあるいは直前の非キーフレームとの変化の差分データを表すものであり、映像の中で主となる変化が定義されているキーフレームを参照してその差分を加味してデータ生成することで、完全な映像データが構成されるためである。
一般的には、上記のとおり、非キーフレームは先に伝送されたキーフレームを参照する必要があるが、本実施形態では、さかのぼり再生が開始され、さかのぼり再生用キャッシュメモリ12において再生ポインタの示すアドレスに格納されたデジタル放送データが非キーフレームであった場合には、キーフレームを参照することができない。これは、再生ポインタが最先の記録時点のデータが格納されたアドレスに設定されるもので、再生ポイントにおけるデータより古い(前に書き込まれた)データがさかのぼり再生用キャッシュメモリ12には記憶されていないためである。つまり、次セットのキーフレームより前に伝送された非キーフレームは再現することができず、この次セットのキーフレームを読み出すことではじめて映像データの再現が可能となる。このため、再生ポインタの示すアドレスに格納されたデジタル放送データが非キーフレームの場合は、再生ポインタを移動させてキーフレームを探索することが必要となる。
上記の説明から、本実施形態におけるさかのぼり再生の動作は以下のようになる。まず、さかのぼり再生キャッシュメモリ12において再生ポインタが設定されたアドレスのデジタル放送データをワークメモリ(不図示)に読み出す(ステップS201)。次に、読み出したデータがキーフレームか否かを判定し非キーフレームであった場合(ステップS202/NO)は、再生ポインタを加算して次のアドレスに格納されたデータを読み出して上記判定を行う(ステップS201、ステップS202)。キーフレームが見つかるまで上記の動作(ステップS201〜ステップS203)を繰り返す。一方、さかのぼり再生用キャッシュメモリ12から読み出したデジタル放送データがキーフレームであった場合(ステップS202/YES)は、再生ポインタ以降の記憶データを該キャッシュメモリから読み出して(ステップS204)、DEMUX14へ出力する(ステップS205)。なお、上述した図4のフローは、制御部13が行う動作として説明したが、DEMUX14あるいはデコーダ16が行うように構成してもよい。
続いて、さかのぼり再生用キャッシュメモリへの書き込み及び記録データの再生(さかのぼり再生)に関して図5から図7を用いて説明する。図5は、受信した放送データの書き込みのみを継続して実行している場合(さかのぼり再生なしの場合)のキャッシュメモリの状態を表した図である。図6及び図7は、一定の放送データを記録した後にさかのぼり再生を行った場合のキャッシュメモリの状態を表した図である。はじめに、本実施形態において放送受信中に行う放送データの書き込みについて、図5を参照して説明する。
図5において、(a)〜(c)は、データ格納領域及びアドレス情報を用いてキャッシュメモリへの放送データ書き込みを説明するための図であり、(d)〜(f)は、時間軸とデータ格納領域を用いてキャッシュメモリに書き込まれる放送データ内容を説明するための図である。(a)と(d)、(b)と(e)、(c)と(f)がそれぞれ同一の状態を表している。
まず、テレビ機能がオンの状態となり放送受信が開始されると、受信したデジタル放送データのキャッシュメモリへの書き込みが開始される。このとき、書き込みがなされるアドレスを示す記録ポインタと、さかのぼり再生時に読み出しがなされるアドレスを示す再生ポインタとは、キャッシュメモリの最初のアドレスad1を示している(図5(a))。そして、t1の時点の放送データが最初にアドレスad1の格納領域に書き込まれる(図5(d))。
続いて、放送受信が所定の時間行われると、受信されたデジタル放送データが次々にキャッシュメモリ内に書き込まれていく(なお、この段階では、キャッシュメモリの最終アドレスまでは書き込まれていない)。このとき、記録ポインタはad2のアドレスを指し示す。再生ポインタは、書き込み時点で最古のデータを格納するアドレスに設定されるため、ad1のアドレスを指し示している(図5(b))。また、アドレスad2の格納領域にはt2の時点の放送データが書き込まれる。ad1のアドレスにはt1の時点の放送データが格納されている(図5(e))。
そして、放送の受信が継続して行われ、放送データの書き込みがキャッシュメモリの記憶可能な全領域に対してなされると、すなわち、キャッシュメモリの最終アドレスの格納領域にデータ書き込みがなされた後は、最初のアドレスに戻り、記憶済みの放送データに上書きするかたちで、現在放送中の放送データの書き込みを行う(以下、リングバッファという)。当該上書きが一定時間行われたとき、記録ポインタはアドレスad3を指し、再生ポインタはad3の直後のアドレスad4を示す(図5(c))。また、アドレスad3の格納領域にはt4の時点の放送データが書き込まれ、ad4のアドレスにはt3の時点の放送データが格納されている(図5(f))。
以降は、リングバッファにより、最終アドレスの次は最初のアドレスというように書き込みアドレスを循環しながら、データ書き込み時点で最古の放送データを記憶するアドレスの格納領域に、受信した放送中のデジタル放送データを上書きしていく。また、キャッシュメモリは、上書きが行われるまでは書き込み開始時点の放送データを最も古い放送データとして保持し、上書き後はデータ書き込み時点において最先に記憶された放送データを最も古い放送データとして保持する。このように、キャッシュメモリはその時点で常に最古のデジタル放送データを保持するため、さかのぼり再生により、放送受信開始時点(書き込み開始時点)の放送データ、あるいは、書き込み時点から一定の時間(記憶可能時間:T)さかのぼった放送データを再生することが可能である。
次に、本実施形態において放送受信中に行う放送データの記録及び記録データの再生(さかのぼり再生)について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、上書き前(図5(b)に示す状態)においてさかのぼり再生を行う場合のキャッシュメモリの状態を示し、図7は、上書き後(図5(c)に示す状態)においてさかのぼり再生を行う場合キャッシュメモリの状態を示す。
所定の時間だけ放送が受信され、デジタル放送データがキャッシュメモリのアドレスad2に書き込まれた後(図6(a))に、さかのぼり再生がスタートすると、制御部13は、再生ポインタが示すアドレスad1から放送データの読み取りを開始する。一方で、蓄積された放送データをさかのぼり再生により再生している最中にも、放送の受信と受信した放送データの書き込みは並行して実行され、ad6のアドレスに放送中の放送データが格納される。また、さかのぼり再生の再生速度が1倍とすると、書き込み速度と読み出し速度が等しいため、アドレスad2からアドレスad6の増加分と同じだけad1から加えたad5のアドレスの放送データを制御部13は読み出して記録データを再生する(図6(b))。
そして、受信した放送データの書き込みがキャッシュメモリの記憶可能な全領域についてなされる(キャッシュメモリの最終アドレスの格納領域に記憶される)と、先述したように、リングバッファにより最初のアドレスから順に放送中の放送データを書き込んでいく。記録ポインタがad7のアドレスに書き込みを行っている場合、再生ポインタは直後のアドレスad8を指し示し、この時点ではad8のアドレスからさかのぼり再生を再度開始して記録データを読み出すことができることになる。ここでは、1倍速でさかのぼり再生を実行しているため、記録データを読み出して再生しているアドレスがad9である、つまり、記録ポインタと再生中のポイントが一定の間隔を保っている(図6(c))。
これについては、再生速度を上げることで、記録ポインタのアドレスad7までの蓄積データを読み出して再生することは可能である。ただし、さかのぼり再生による読み出しアドレスが記録ポインタの示す書き込みアドレスと同一となった場合は、読み出す対象の記憶データが存在しなくなるため、さかのぼり再生から通常の放送視聴に切り換わる。通常の放送視聴では、キャッシュメモリに書き込んだデジタル放送データをそのまま読み出してDEMUX12等に送出し、出力部17により映像音声データとして出力する。
他方、上書きがなされた後にさかのぼり再生が実行された場合だが、基本的には上書き前と同様である。違いは、さかのぼり再生の対象データのデータ量であり、上書き後では、再生可能なデータはキャッシュメモリの全記憶領域に格納されたデジタル放送データである。放送中の放送データが記録ポインタのアドレスad3に格納されているとき、再生ポインタは該アドレスの直後のアドレスad4を示し、アドレスad4からアドレスad3までの蓄積データを読み出してさかのぼって再生できる(図7(a))。これは、キャッシュメモリに記憶できる放送時間(最大記憶時間)の分だけ現在放送中の時点からさかのぼって再生できることを意味する。例えば、記録ポインタの示すアドレスad10に放送中の放送データを書き込んだ時点でさかのぼり再生が開始された場合、ad10の直後のアドレスad11に格納された放送データが読み出される(図7(b))。
先述したように、再生ポイントが記録ポイントの直後に設定される場合には、放送中の時点から最大記憶時間の分だけさかのぼって再生が行われる。例えば、最大記憶時間が2分、再視聴を希望するシーンが放送中の時点より10秒前であるとすると、等速で再生すると1分50秒後に見たいシーンを見ることができる。しかし、もっと早く所望のシーンを再度見たい場合には例えば2倍速にする等、速度を調整して再生を行う方が有効である。本実施形態では、操作入力部18からの入力を受けて再生速度を切り換える再生速度調整部を制御部13内に設けるように構成してもよい。この場合、ユーザの操作により、例えば1倍速から1.3倍速、1.3倍速から2倍速というように再生速度を調整することが可能となる。上記再生速度調整部により例えば2倍速でのさかのぼり再生を行うと、放送中の放送データをad10からad12まで書き込む間に、蓄積された放送データをad11からad14まで読み出して再生する(図7(c))。
本実施形態によれば、テレビ機能がオンの状態で放送が受信されている間、受信したデジタル放送データのキャッシュメモリへの書き込みを常時行って放送データを蓄積しているため、いつでも好きなときに見逃したシーンや気になるコーナー等を再生することが可能となる。また、リングバッファにより放送受信中のキャッシュメモリへの常時書き込みを行うため、放送時点から所定の時間だけ前の放送データを常に蓄積することが可能となる。また、タイムシフトのような複雑な構成でなく、簡易な構成でさかのぼり再生を実現でき、コスト低減にもつながる。
[実施形態2]
実施形態1では、再生ポイントは書き込み時点における最古の放送データを保持するアドレスに対して設定され、さかのぼり再生で再生ポイントに示すアドレスの記憶データを読み出すことで、常に所定の時間(最大記憶時間)だけ前の放送データを再生できるというものであった。しかし、再視聴したいシーンが放送中の時点の直前であることが多い場合には、さかのぼり再生の都度、再生速度を上げて所望のシーンを探索しなければならず、ユーザに手間と時間がかかってしまう。これに対して、本発明の第2の実施形態では、図1において、再生ポインタを設定する再生ポインタ設定部を制御部13内に設けるように構成し、再生ポインタを任意に設定できるようにする。例えば、現在放送中から30秒前をさかのぼり再生の再生開始時点として再生ポインタを設定できる。ちなみに、再生ポインタの設定はあくまで再生開始時点の指定であり、データ書き込み時点で最古のデジタル放送データを記憶していることに変わりはない。つまり、現在放送中の時点から最大記憶時間遡及した時点までの間で任意の時点からさかのぼって再生することを可能としている。
本実施形態によれば、現在放送中の時点から最大記憶時間遡及した時点までの間で、再生開始時点を任意に設定し、設定した時点からさかのぼり再生を行うため、ユーザが再視聴を希望するシーンの探索の手間や該シーンにたどり着くまでの時間をなくすことができ、ユーザの負担を軽減するとともに使い勝手を向上させることが可能となる。
[実施形態3]
実施形態2においては、制御部内に再生ポインタ設定部を設けて再生ポインタを任意に設定できるように構成したが、本発明の第3の実施形態では、テレビ機能がオンのときに受信中の放送を表示するディプレイ装置が消灯した時点に再生ポインタを自動設定するように構成する。すなわち、本実施形態の携帯電話機は、図8に示すように、受信中の放送を表示するディスプレイ装置を消灯/点灯させる切り換え手段を制御部23に設けるとともに、制御部23は、該切り換え手段による表示切り換えを検出し、切り換え時点でさかのぼり再生用キャッシュメモリ22に書き込まれたアドレスを再生ポイントに設定する。そして、さかのぼり再生が開始されたときには、設定された再生ポイントのアドレスに格納された放送データから読み出して蓄積データの再生を行う。放送データのキャッシュメモリへの書き込みは、ディスプレイ装置の点灯/消灯にかかわらず、テレビ機能がオンの状態である限り(放送受信中の間は)常に行われているため、さかのぼり再生が開始されれば再生ポイントから記憶された放送データの再生は可能である。なお、さかのぼり再生の開始は、ディスプレイ装置の消灯中あるいは点灯時におけるユーザの再生開始操作を受けて行われるようにしてもよいし、ディスプレイ装置の点灯状態への切り換わりをトリガとして行われるようにしてもよい。また、ディスプレイ装置が消灯状態になっている間でも受信している放送の音声出力を継続するように構成してもよいし、映像表示と音声出力をともにオフの状態とする(映像・音声オフでも放送受信は継続)ように構成してもよい。
本実施形態によれば、表示電力を抑えることができ、携帯電話機による放送視聴時間をのばすことが可能となるとともに、ディスプレイ消灯でユーザが視聴を中断した時点からの放送データ再生を迅速に行うことができ、ユーザの負担を軽減するとともに使い勝手を向上させることが可能となる。また、ディスプレイ消灯で映像表示を行わない間でも音声出力を継続することで、音声により受信している放送を認識でき、気になったときにすぐにさかのぼり再生で放送内容を確認することが可能となる。
[実施形態4]
実施形態1においては、さかのぼり再生用キャッシュメモリに書き込んだ放送データをリアルタイムで出力したり、さかのぼり再生により再生したりして映像表示及び音声出力を行った。つまり、さかのぼり再生用キャッシュメモリは映像データ及び音声データの出力用の一時的なメモリであり、一定時間後に上書きされるので、結果的に放送データを繰り返し再生できるものではなかった(また、さかのぼり再生用キャッシュメモリは、いわゆるRAM(Random Access Memory)であり電源をオフにすると記憶したデータは消失する)。そこで、受信した放送データを繰り返し再生できるようにするために、本発明の第4の実施形態では、外部メモリによりさかのぼり再生用キャッシュメモリに記憶されたデータ(動画)あるいはデコーダでデコードされた後のデータ(静止画)を保持するように構成する。すなわち、本実施形態の携帯電話機は、図9に示すように、放送データを保存するための記憶手段(第2記憶手段)として外部メモリ39を設け、ユーザのデータ保存操作により、動画については、さかのぼり再生用キャッシュメモリ32へ書き込んでいる現在放送中の放送データを記録し、さかのぼり再生で読み出された再生ポイントからの蓄積データを記録する。また、静止画については、さかのぼり再生用キャッシュメモリ32に書き込まれた放送データがDEMUX34、DEMUX35バッファを通してデコーダ36でデコードされた後の静止画映像を取り出し、外部メモリ39に記録する。なお、外部メモリとしては、フラッシュメモリやハードディスク等を用いることができる。
また、本実施形態によれば、現在放送中の放送を視聴している最中に、その放送データを長期的に保存することができ、さかのぼり再生で見逃したシーンや気になるコーナー等を再生している一方で、その再生データを別の記録媒体に保存することが可能となる。
以上、これまで述べてきた実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。つまり、本発明は、携帯電話機のみならず、テレビ受信機能を備えるパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)等の電子機器に適用することができる。また、本発明は、携帯電話機を含む電子機器に上述してきたような動作を実行させるプログラム、これを記録した記録媒体として実施することもできる。
すなわち、本実施形態における携帯電話機で実行されるプログラムは、先に述べた制御部の各部(データ記録再生部、再生ポインタ設定部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアを用いて具体的手段を実現する。すなわち、制御部が所定の記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、データ記録再生部、再生ポインタ設定部が主記憶装置上に生成される。
本実施形態における携帯電話機で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムは、ROM等にあらかじめ組み込んで提供するように構成してもよい。
この場合、上記記録媒体から読み出された又は通信回線を通じてロードし実行されたプログラムコード自体が前述の実施形態の機能を実現することになる。そして、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
本発明の実施形態に係る電子機器の概略構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の内部構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態におけるデジタル放送データの受信、書き込み、再生に関する全体的な動作の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態におけるさかのぼり再生の動作の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における放送受信時のキャッシュメモリの状態を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるさかのぼり再生時のキャッシュメモリの状態を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるさかのぼり再生時のキャッシュメモリの状態を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の内部構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の内部構成を示したブロック図である。 本発明に関連する技術であるタイムシフトを実施可能な携帯電話機の内部構成を示したブロック図である。
符号の説明
1 電子機器
2 放送受信手段
3 第1記憶手段
4 放送データ書込読出手段
5 出力手段
10,20,30,100 携帯電話機
11,21,31,110 放送受信部
12,22,32 さかのぼり再生用キャッシュメモリ
13,23,33,180 制御部
14,24,34,140 DEMUX
15,25,35 DEMUXバッファ
16,26,36,160 デコーダ
17,27,37,170 出力部
18,28,38,190 操作入力部
39 外部メモリ
120 入力バッファ
121 タイムシフトバッファ
130 記憶部
150 出力バッファ

Claims (19)

  1. 放送を受信する放送受信手段と、
    前記放送受信手段で受信された放送内容に関するデータを記憶する第1記憶手段と、
    前記放送内容に関するデータの前記第1記憶手段への書き込み及び前記第1記憶手段からの読み出しを行う放送データ書込読出手段と、
    前記放送データ書込読出手段により読み出された前記放送内容に関するデータを出力する出力手段と、を有し、
    前記放送データ書込読出手段は、前記放送受信手段により放送の受信が開始されると同時に前記第1記憶手段に対して前記放送内容に関するデータの書き込みを開始し、放送が受信されている間は前記書き込みを継続することを特徴とする電子機器。
  2. 前記放送データ書込読出手段は、前記第1記憶手段に記憶された前記放送内容に関するデータの中で最も先に書き込まれたデータから読み出すことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記放送データ書込読出手段は、書き込んだデータ容量が前記第1記憶手段の記憶容量となったときに、前記第1記憶手段に記憶された前記放送内容に関するデータの中で最も先に書き込まれたデータから、受信中の放送内容に関するデータの上書きを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記放送データ書込読出手段は、前記放送内容に関するデータの前記第1記憶手段からの読み出しを行う際に、キーフレームとなっている前記データから読み出すことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記放送データ書込読出手段は、前記放送内容に関するデータの前記第1記憶手段からの読み出しを行う際に読み出し対象の前記データが非キーフレームである場合に、前記非キーフレームを読み飛ばしてキーフレームとなっている前記データから読み出すことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器の放送データ再生方法。
  6. 表示手段と、前記表示手段の点灯及び消灯を切り換える表示切換手段と、を有し、
    前記放送データ書込読出手段は、前記放送受信手段による放送受信の最中に前記表示切換手段により前記表示手段が消灯に切り換えられた場合に、前記第1記憶手段に対して前記放送内容に関するデータの書き込みを継続することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記放送データ書込読出手段により読み出された前記放送内容に関するデータを記憶する第2記憶手段と、
    前記放送データ書込読出手段により読み出された前記放送内容に関するデータを前記第2記憶手段に対して書き込む再生データ書込手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記放送データ書込読出手段により読み出された前記放送内容に関するデータを前記出力手段により出力して再生する際に再生速度を調整する再生速度調整手段を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 放送を受信する放送受信ステップと、
    前記放送受信ステップにより受信された放送内容に関するデータを第1記憶手段に書き込む放送データ書込ステップと、
    前記放送データ書込ステップにより前記第1記憶手段へ書き込まれた前記放送内容に関するデータを読み出す放送データ読出ステップと、
    前記放送データ読出ステップにより読み出された前記放送内容に関するデータを出力する出力ステップと、を有し、
    前記放送データ書込ステップは、前記放送受信ステップにより放送の受信が開始されると同時に前記第1記憶手段に対して前記放送内容に関するデータの書き込みを開始し、放送が受信されている間は前記書き込みを継続することを特徴とする電子機器の放送データ再生方法。
  10. 前記放送データ読出ステップは、前記第1記憶手段に記憶された前記放送内容に関するデータの中で最も先に書き込まれたデータから読み出すことを特徴とする請求項9に記載の電子機器の放送データ再生方法。
  11. 前記放送データ書込ステップは、書き込んだデータ容量が前記第1記憶手段の記憶容量となったときに、前記第1記憶手段に記憶された前記放送内容に関するデータの中で最も先に書き込まれたデータから、受信中の放送内容に関するデータの上書きを行うことを特徴とする請求項9又は10に記載の電子機器の放送データ再生方法。
  12. 前記放送データ読出ステップは、前記放送内容に関するデータの前記第1記憶手段からの読み出しを行う際に、キーフレームとなっている前記データから読み出すことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の電子機器の放送データ再生方法。
  13. 前記放送データ読出ステップは、前記放送内容に関するデータの前記第1記憶手段からの読み出しを行う際に読み出し対象の前記データが非キーフレームである場合に、前記非キーフレームを読み飛ばしてキーフレームとなっている前記データから読み出すことを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の電子機器の放送データ再生方法。
  14. 電子機器の備えるコンピュータに、
    放送を受信する放送受信機能と、
    前記放送受信機能により受信された放送内容に関するデータを第1記憶手段に書き込む放送データ書込機能と、
    前記放送データ書込機能により前記第1記憶手段へ書き込まれた前記放送内容に関するデータを読み出す放送データ読出機能と、
    前記放送データ読出機能により読み出された前記放送内容に関するデータを出力する出力機能と、を実現させ、
    前記放送データ書込機能は、前記放送受信機能により放送の受信が開始されると同時に前記第1記憶手段に対して前記放送内容に関するデータの書き込みを開始し、放送が受信されている間は前記書き込みを継続することを特徴とするプログラム。
  15. 前記放送データ読出機能は、前記第1記憶手段に記憶された前記放送内容に関するデータの中で最も先に書き込まれたデータから読み出すことを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記放送データ書込機能は、書き込んだデータ容量が前記第1記憶手段の記憶容量となったときに、前記第1記憶手段に記憶された前記放送内容に関するデータの中で最も先に書き込まれたデータから、受信中の放送内容に関するデータの上書きを行うことを特徴とする請求項14又は15に記載のプログラム。
  17. 前記放送データ読出機能は、前記放送内容に関するデータの前記第1記憶手段からの読み出しを行う際に、キーフレームとなっている前記データから読み出すことを特徴とする請求項14から16のいずれか1項に記載のプログラム。
  18. 前記放送データ読出機能は、前記放送内容に関するデータの前記第1記憶手段からの読み出しを行う際に読み出し対象の前記データが非キーフレームである場合に、前記非キーフレームを読み飛ばしてキーフレームとなっている前記データから読み出すことを特徴とする請求項14から17のいずれか1項に記載のプログラム。
  19. 請求項14から18のいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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