JP2009111022A - ポンプコンバイナ及び光増幅装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】信号光と励起光とを伝搬する複数の光ファイバが一端に接続され、延伸された他端側に希土類添加ファイバが接続されたブリッジファイバを有するポンプコンバイナであって、前記ブリッジファイバの延伸部分は、ファイバのコアに添加したドーパントを熱拡散させることによって、所定位置における元のコアのMFDに対する熱拡散後のコアのMFDの倍数であるコアのMFD拡大比Aが、A>(1/B)の関係を満たす[ここで、Bは所定位置における延伸部分の元のファイバ外径b1に対する、延伸後のファイバ外径b2の比(B=b2/b1)である]ことを特徴とするポンプコンバイナ。
【選択図】図4
Description
特許文献2には、同径でコア径が大きく異なるファイバを低ロスで接続するために、コアが細いファイバのコア部分にGeをドープすることで、接続部でのドーパント拡散によるコア径拡大を利用してテーパ状のコアを作り、大コアファイバとの接続損失を低減する方法が開示されている。
前記ブリッジファイバの延伸部分は、ファイバのコアに添加したドーパントを熱拡散させることによって、所定位置における元のコアのモードフィールド径(以下、MFDと記す)に対する熱拡散後のコアのMFDの倍数であるコアのMFD拡大比Aが、A>(1/B)の関係を満たす[ここで、Bは所定位置における延伸部分の元のファイバ外径b1に対する、延伸後のファイバ外径b2の比(B=b2/b1)である]ことを特徴とするポンプコンバイナを提供する。
また、ブリッジファイバの第1コアの周囲に純粋石英ガラスからなる第2コアを形成したことによって、第1コアで伝播できなくなった光を第2コアで伝播し、更にこの第2コアの直径を延伸後に接続される希土類添加ファイバのコア径と同等程度になるように構成したことによって、増幅用の希土類添加ファイバとブリッジファイバとのコア接続損失を低減することができる。
図1は、ポンプコンバイナを備えた光増幅装置の一例を示す構成図であり、図2はポンプコンバイナの一例を示す斜視図であり、図3はポンプコンバイナの参考例を示すブリッジファイバの断面図であり、図4は本発明に係るポンプコンバイナの一実施形態を示すブリッジファイバの断面図である。これらの図中、符号1は光増幅装置、2は希土類添加ファイバ、3は励起光源、4は信号光用光ファイバ、5はポンプコンバイナ、6はアイソレータ、7は出力用光ファイバ、8は励起光用光ファイバ、9は多孔キャピラリ、10及び20はブリッジファイバ、11はコア、12及び23は第1クラッド、13及び24は第2クラッド、14及び25は延伸部、15はコア径縮小部分、21は第1コア、22は第2コアである。
図2に示すポンプコンバイナ5は、信号光用光ファイバ4及び複数本の励起光用光ファイバ8の端部を挿入して整列する多孔キャピラリ9と、この多孔キャピラリ9を一端側に接続し、他端側には延伸して縮径した延伸部を有するブリッジファイバ10とから構成されている。これは、多孔キャピラリに各光ファイバ4,8を挿入し、キャピラリ外部から加熱溶融させることで孔を潰して一本化した後、ブリッジファイバ10と接続して製造される。このポンプコンバイナ5により、複数の光ファイバ4,8をブリッジファイバ10へと一括で融着接続できるだけでなく、多孔キャピラリ9を利用することで、各光ファイバ4,8の断面形状の変形を抑え、低損失での結合が可能となる。
外径がそれぞれ125μmの細径ファイバ群「信号ポート×1本、励起ポート×6本」を入射側に配置し、出射側に「第1クラッド径250μm、コア径10μm、第2クラッドは樹脂クラッド」の増幅用ダブルクラッドファイバを配置する構成のポンプコンバイナを作製するため、その2要素を繋ぐブリッジファイバの構成を「第1クラッド径500μm、コア径6μm、第2クラッドは樹脂クラッド」とした。コアにはGeを添加してコアΔを2%とし、第1クラッド部にはGeの熱拡散を促進させる目的でPを添加した。そのブリッジファイバのもう一端を250μmの外径となるまで延伸し、CO2レーザを使用して接続を行った。ブリッジファイバの延伸は酸水素バーナを用い、水素流量200cc/min酸素流量10cc/minの条件で25分間加熱し延伸を行った。
外径がそれぞれ125μmの細径ファイバ群「信号ポート×1本、励起ポート×18本」を入射側に配置し、出射側に「第1クラッド径400μm、コア径20μm、第2クラッドは樹脂クラッド」の増幅用ダブルクラッドファイバを配置する構成のポンプコンバイナを作製するため、その2要素を繋ぐブリッジファイバの構造を第1クラッド径800μm、第2コア径40μm、第1コア径6μm、第2クラッドは樹脂クラッド」とした。コアにはGeを添加してコア比屈折率差Δを2%とした。そのブリッジファイバを酸水素バーナを用いて、水素流量200cc/min酸素流量10cc/minの条件で45分間加熱し、400μmの外径となるまで延伸した。入出射端の接続にはCO2レーザを使用した。
Claims (4)
- 信号光と励起光とを伝搬する複数の光ファイバが一端に接続され、延伸された他端側に希土類添加ファイバが接続されたブリッジファイバを有するポンプコンバイナであって、
前記ブリッジファイバの延伸部分は、ファイバのコアに添加したドーパントを熱拡散させることによって、所定位置における元のコアのMFDに対する熱拡散後のコアのMFDの倍数であるコアのMFD拡大比Aが、A>(1/B)の関係を満たす[ここで、Bは所定位置における延伸部分の元のファイバ外径b1に対する、延伸後のファイバ外径b2の比(B=b2/b1)である]ことを特徴とするポンプコンバイナ。 - ブリッジファイバの第1コアの周囲に純粋石英ガラスからなる第2コアを形成したことを特徴とする請求項1に記載のポンプコンバイナ。
- 第2コアの直径が、延伸後に接続される希土類添加ファイバのコア径と同等程度になるように構成したことを特徴とする請求項2に記載のポンプコンバイナ。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のポンプコンバイナと、該ポンプコンバイナに光を入射可能に接続された信号光源及び励起光源と、該ポンプコンバイナの出力端に一端を接続した希土類添加ファイバとを有することを特徴とする光増幅装置。
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