JP2009110662A - 明るさ制御装置、及び照明制御システム - Google Patents

明るさ制御装置、及び照明制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】親機、子機の設定を必要とすることなく、複数の明るさ制御装置を連動させて複数の照明器具を制御する。
【解決手段】明るさ制御装置B1は、通信線1を介して照明器具L1、L2,Lmや照度センサS1、S2、Sn、及び他の明るさ制御装置B2,Bnとの間で通信を行う通信部と、自身のアドレスと通信で使用されるコマンド、及びグループアドレスを記憶する記憶部と、対応する照度センサS1から送信された明るさのデータ及び他の明るさ制御装置B2、Bnから送信された制御信号に基づいて照明器具L1の明るさを制御するための制御コマンドを作成する制御部を有する。明るさ制御装置B1の制御部は、設定されたグループアドレスを通信線1を介して他の明るさ制御装置B1、Bnに送信するとともに、他の明るさ制御装置B2、Bnの何れかからグループアドレスを受信することにより、自身がグループG1の中で親機であるか、子機であるかを判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、大きな照明空間に備えられたランプの明るさを連動して制御する明るさ制御装置、及び照明制御システムに関する。
従来、オフィスのように、窓の周辺のみに外光が入る比較的大きな照明空間では、外光による窓際付近の明るさを照度センサで検出し、検出した明るさの分、窓際の照明器具の光出力を減らすように制御して省エネを実現する照明制御システムがある。
このような照明制御システムにおいて、窓際の照明器具を個別に制御すると輝度にばらつきが発生し、窓際付近が暗くなって使用者が不快に感じることがあった。これを回避するために、複数の照度センサで窓際付近の明るさを検出し、検出レベルを平均化した情報や、或いは照度センサに重み付けを行って検出した情報を基にして、照明器具を制御する照明制御システムがある。
また、複数の照明器具を集中制御するための親機を設け、照明器具や照度センサにそれぞれアドレスを設定し、親機は設定したアドレス情報をもとにして複数のセンサ情報を取りまとめ、取りまとめた情報でランプ負荷を制御する信号を生成して各照明器具に送信する集中制御型の照明制御システムがある。
さらに、人の存在を検出する人感センサのみを独立させて別の配線で親機と子機を接続するとともに、親機から照明器具を制御する信号線を配線し、人感センサで照明器具を制御するセンサシステムの例がある。
また、図7に示すように、各照明器具61A〜61Dに人感センサ62B〜62Dをそれぞれ搭載し、人感センサ62A〜62Dのいずれかで人を検出した場合は、自身の照明器具を制御すると同時に、検出情報を通信線63上に送信する。これによって、他の照明器具と検出情報を共有し、他の照明器具も同様の制御を行う分散制御型の照明制御システムがある。
また、各照明器具に人感センサを搭載し、初めに人を検出した照明器具がその情報を通信線に送信することにより、その照明器具と他の照明器具とのグループ内における親子関係を決定する分散制御型の照明制御システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、グループの設定に際して、同一グループ内に設定される最小グループ番号と、人感センサによる検出情報とを組み合わせることで、自動的にグループの設定を行う分散制御型の照明制御システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記した集中制御型の照明制御システムでは、センサと照明器具の数が増えるに従って親機の負荷が重くなり、コストが上昇するという問題がある。また、センサ系統だけを独立させて、配線による物理的なセンサ親機により制御するような構成では、レイアウト変更等が生じるとその度にセンサ子機の配線を変える必要があり、場合によってはセンサ親機の増設等が発生するので、レイアウト変更に対する適応性が十分とは言えない。
一方、上記した分散制御型の照明制御システムにおいては、センサの検出結果がディジタル信号で出力される場合、例えば人感センサの場合はその検出結果によって点灯保持時間を制御することは可能であるが、センサの検出値がアナログ信号で出力される場合、例えば照度センサでは、制御のための明確なトリガが得られにくく、他の照明器具やセンサからの受信信号と自身の検出値を併せて処理する必要がある。また、タイミングが明確でないので、グループ内の検出値が極端に異なる場合は、制御している照明器具が明るくなったり暗くなったりしてふらつきが発生し、使用者が非常に困惑することが予想される。
上記の特許文献1に記載された例では、初めに人感センサで人を検出したものが親機となり、それ以外の同一グループの照明器具は子機になるというものであるが、アナログ信号のように明確なトリガがない場合では対応できない。また、特許文献2に記載されたように、人感センサの検出状態によりグループの自動設定を行うシステムでは、人感センサのように明確なトリガがないような場合は、正常に動作するシステムを構築することが困難である。
これらの問題を解決するために、例えば、図8に示すように、ランプ制御手段を備えた複数のランプ負荷L1、L2、Lmと、明るさを検出するためのアナログセンサを備えた複数の明るさ制御端末A1、A2、Anで構成される照明制御システムにおいて、グループG1の内の1台、例えば明るさ制御端末A1を親機とし他の明るさ制御端末A2、Anを子機として、親機の明るさ制御端末A1で子機の明るさ制御端末A2、Anから出力された複数の制御信号と自身の制御信号を基に統一した制御信号を作成し、通信線1を介して送信することにより、対応するランプ負荷L1、L2、Lmを制御する例が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−162963号公報 特開2002−75663号公報 特開2004−63218号公報
しかしながら、上記の特許文献3に記載された例では、アナログセンサによってグループ制御を行うために、予め親機と子機が設定されていることが前提であり、かつ、この設定にスイッチ等による操作が必要である。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたもので、親機および子機の設定を必要とすることなく、複数の明るさ制御装置を連動させて複数の照明器具を制御することのできる明るさ制御装置および照明制御システムを提供することを目的とする。
本発明の明るさ制御装置は、通信線を介して接続された複数の照明器具から構成される照明制御システムに適用され、各照明器具の明るさを制御する明るさ制御装置であって、前記照明器具の明るさを制御する制御部と、対応する前記照明器具を所定のグループに分類するグループアドレスを記憶する記憶部と、前記通信線を介して他の明るさ制御装置と情報の送受信を行う通信部と、を備え、前記制御部は、前記グループアドレスが設定された場合に、当該設定されたグループアドレスを、前記通信部及び前記通信線を介して他の明るさ制御装置に送信するとともに、前記通信線及び前記通信部を介して他の明るさ制御装置のグループアドレスを受信することにより、当該明るさ制御装置が、他の明るさ制御装置に対する親機であるか子機であるかを判断するものである。
この構成により、グループアドレスを送受信することによって、親機又は子機の設定が可能となるので、設定のためのスイッチ等による操作が不必要となり、親子関係の設定が容易なものとなる。
また、本発明の一態様として、上記の明るさ制御装置において、前記制御部は、前記グループアドレスが設定された場合に、当該設定されたグループアドレスを、前記通信部及び前記通信線を介して他の明るさ制御装置に送信した後、前記通信線及び前記通信部を介して他の明るさ制御装置のグループアドレスを受信したとき、当該受信したグループアドレスが、前記設定されたグループアドレスと同じ場合、自身の明るさ制御装置が、他の明るさ制御装置に対する親機であると判断するものも含まれる。
この構成により、記憶部に設定されたグループアドレスが、後に受信した他の明るさ制御装置のグループアドレスと同一の場合は、自らが他の明るさ制御装置の親機であると判断するので、親子関係の設定が容易なものとなる。
本発明の照明制御システムは、上記の明るさ制御装置を含むものである。
この構成により、複数の明るさ制御装置について、親機及び子機の設定を必要とすることなく、複数の明るさ制御装置を連動させて複数の照明器具を制御することができる。
本発明によれば、親機および子機の設定を必要とすることなく、複数の明るさ制御装置を連動させて複数の照明器具を制御することができる明るさ制御装置および照明制御システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る照明制御システムの概略構成を示す図である。図1において、本実施形態の照明制御システムは、複数の照明器具L1、L2、・・・、Lnと、複数の照度センサS1、S2、・・・、Snと、複数の明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnを有する構成である。また、これらは、通信線1を介して相互に接続されると共に、電源線2を介して商用電源が供給されている。
図2は、照明器具L1の概略構成を示す図である。照明器具L1は、通信線1を介して明るさ制御装置B1との間で通信を行う通信部11と、ROM又はRAMからなり、当該照明器具L1が属するグループG1のアドレスを記憶する記憶部12と、蛍光灯や白熱等からなるランプ14と、通信部11で受信した制御信号に応じてランプ14の光出力を制御するランプ制御部13から構成される。なお、他の照明器具L2、・・・、Lnも、照明器具L1と同様の構成を有しているので、その図示および説明は省略する。また、図2
では図1における電源線2の図示を省略してある。
各照明器具L1、L2、・・・、Lnには、それぞれ自身の個別アドレスと、複数の照明器具L1、L2、・・・、Lnの動作を一括して制御する場合に用いるグループアドレスとが割り当てられており、これら個別アドレス及びグループアドレスは記憶部12に記憶されている。例えば、照明器具Lmの場合には、個別アドレスとして「mu」が、またグループアドレスとして「mg」が記憶部12に記憶されている。また、記憶部12には、明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnとの間の通信で使用するコマンド(制御信号)も記憶されており、例えば、ランプ14を消灯(OFF)させるコマンドとして「0」が、調光レベルを明るくするコマンドとして「1」が、調光レベルを暗くするコマンドとして「2」が、ランプ14を点灯させるコマンドとして「3」が、それぞれ記憶されている。
明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnから照明器具L1、L2、・・・、Lnへ信号を送信する場合は、送信先の照明器具L1、L2、・・・、Lnを個別に、或いはグループ単位で指定するためのアドレスデータと、制御データ又は制御コマンドを含む所定フォーマットの信号が用いられる。また、明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnから信号を受信する場合は、アドレスデータとコマンドデータ、及び制御データ又は制御コマンドを含む所定フォーマットの信号が用いられる。
照明器具L1、L2、・・・、Lnでは、通信部11が明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnから信号を受信すると、アドレスデータの内容を記憶部12に記憶された自身の個別アドレス、又はグループアドレスと比較して一致した場合は、その後の制御データを読み込んでランプ制御部13に出力し、ランプ制御部13は制御データに従ってランプ14を制御する。
例えば、通信部11がアドレスデータとして「mg」を、コマンドデータとして「1」を含む信号を受信した場合は、調光レベルを現状よりも明るくさせる制御信号をランプ制御部13に出力する。また、受信した信号のアドレスデータが「mg」又は「mu」以外の場合は、受信した信号を破棄する。なお、通信部11からランプ制御部13に出力される制御信号は、デューティ信号や直流電圧信号等である。
図3は、照度センサS1の概略構成を示す図であり、フォトダイオードPDが自身の制御範囲における照明空間の明るさに応じた電流を発生すると、抵抗R1とオペアンプOP1とで構成される電流−電圧変換回路により電流値に比例した電圧信号に変換され、変換された電圧信号をA/Dコンバータ21で8ビット又は10ビットのディジタル信号に変換して明るさのデータを生成し、通信部22に出力し、通信線1を介して対応する明るさ制御装置B1に明るさのデータを伝送する。なお、他の照度センサS2、・・・、Snも、照度センサS1と同様の構成を有しているので、その図示および説明は省略する。また、図3では図1における電源線2の図示を省略してある。
図4は、明るさ制御装置B1の概略構成を示す図である。同図において、明るさ制御装置B1は、通信線1を介して照明器具L1や照度センサS1、及び他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnとの間で通信を行う通信部31と、自身及び他の明るさ制御装置のアドレス、通信で使用されるコマンド、対応する照明器具L1を所定のグループに分類するグループアドレス、自身の明るさ制御装置B1がグループの親機であるか子機であるかを判別する親子機情報が予め記憶された記憶部32と、対応する照度センサS1から送信された自身の制御範囲における照明空間の明るさのデータと、他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnから送信された制御信号とに基づいて、対応する照明器具L1の明るさを制御するための制御データ又は制御コマンドを生成する制御部33を有する構成である。なお、この制御部33は、例えばマイコンにより構成される。また、他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnも、明るさ制御装置B1と同様の構成を有しているので、その図示および説明は省略する。また、図4では図1における電源線2の図示を省略してある。
記憶部32には、後述するように、自身の明るさ制御装置がグループの子機である場合、対応する照明器具の明るさの設定目標となる明るさ目標値も記憶されている。明るさ目標値は、親機の対応する照度センサS1から得られた明るさのデータに対応するものである。
そして、記憶部32に記憶されたグループアドレス、個別アドレスは自由に設定、変更可能である。照明制御システムの管理者は、例えば図示せぬ照明制御システムのセンター装置を用いて、これらの操作を行う。例えば、新しい明るさ制御装置B1が照明制御システム内に導入された場合であって、グループアドレスが記憶部32に記憶されていない場合、管理者はセンター装置を介して、記憶部32にグループアドレスを設定することが可能である。また、管理者が、明るさ制御装置B1のグループアドレスを、センター装置を介して従前のものから新しいものに変更した場合、記憶部32に記憶されたグループアドレスが変更される。本明細書でいうアドレスの「設定」は、このような新しい機種の導入を伴わない従前のアドレスから新しいアドレスへの変更も含むものである。
明るさ制御装置B1の制御部33は、管理者によりグループアドレスが設定された場合に、グループアドレスが設定された旨を示すグループアドレス設定通知を生成し、通信部31、通信線1を介して他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnに送信する。
このとき、他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnの制御部33は、通信部31が通信線1を介して、照明制御システム内の他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnのグループアドレスが変更されたことを示すグループアドレス設定通知を受信し、設定されたグループアドレスを記憶部32に記憶する。
その後、管理者が、他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnのグループアドレスを設定(変更)すると、新たなグループアドレスが記憶部32に記憶される。そして、新たに記憶部32に記憶されたグループアドレスが、記憶した明るさ制御装置B1の新しいグループアドレスと同一のものであった場合、制御部33は、自身の明るさ制御装置B2、・・・、Bnが、明るさ制御装置B1の子機であると判断し、記憶部32の親子機情報を「子機」に設定する。なお、対応する照明器具の明るさの設定目標となる明るさ目標値は、自身の明るさ制御装置が子機であると判断してから親機の明るさ制御装置から取得しても良いし、判断前に予め取得しておいても良い。取得された明るさ目標値は、記憶部32に記憶される。
さらにその後、明るさ制御装置B1の制御部33が、通信部31を介して他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnのグループアドレスを受信した場合、自身がグループG1の中で親機であるか、子機であるかを判断するが、上記のように他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnから受信したグループアドレスが、自身の設定されたグループアドレスと同じである場合、制御部33は、自身の明るさ制御装置B1が、グループG1の親機であると判断し、記憶部32の親子機情報を「親機」に設定する。
例えば、明るさ制御装置B1においてグループG1のグループアドレス「mg」が設定された場合に、制御部33は、グループアドレス「mg」の設定通知を生成し、これを通信部31に送り、通信線1を介して他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnに送信する。その後、明るさ制御装置B1の制御部33が、通信部31を介して他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnのグループアドレス「mg」を受信した場合、自身がグループG1の親機であると判断し、記憶部32の親子機情報を「親機」に設定する。
一方、他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnおいても、管理者の操作によりグループG1のグループアドレス「mg」が設定された場合、制御部33は、自身の明るさ制御装置B2、・・・、BnがグループG1の子機であると判断する。
このようにして、自身が子機であると判断した例えば明るさ制御装置B2の制御部33は、それぞれ以下のような処理を実行する。すなわち、制御部33は、照度センサS2から通信線1を介して入力された明るさのデータに対応した実際の明るさと、記憶部32に記憶された明るさ目標値とを随時比較し、実際の明るさが目標値よりも明るい場合は、通信部31と通信線1を介して照明器具L2に調光レベルを暗くする制御信号「2」を出力する。一方、目標値よりも暗い場合は、照明器具の調光レベルを明るくする制御信号「1」を出力する。なお、照度センサS2で検出した明るさが目標値と略同じ場合は、通信部31から信号を送信しないように制御する。また、通信線1に接続された照明器具L1、・・・、Lnも明るさ制御装置B2から送信された制御信号を受信するが、信号のフォーマットが照明器具L1、・・・、Ln宛とは異なっているので、受信した信号を破棄する。
また、親機である明るさ制御装置B1は、他の明るさ制御装置B2、・・・、Bnから出力された制御信号を通信部31が受信すると、制御部33でその制御信号をカウントするとともに、カウント動作を行う一定時間を計時するタイマを起動する。タイマは、同じグループに属する明るさ制御装置B2、・・・、Bnから受信した制御信号をカウントしており、タイマによる一定時間の計時動作が終了した時点で、自身の照度センサS1の検出結果をもとに、調光レベルを明るくする要求か、暗くする要求かを決定し、その結果を制御部33でカウントする。
このように、制御部33は、自身も含めて同じグループに属する全ての明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnから一定時間内に出力された制御信号をカウントしており、そのカウント結果をもとにグループG1内の統一した制御信号を作成し、調光レベルを明るくするか、暗くするか、或いは現状維持の何れかに決定する。
例えば、親機である明るさ制御装置B1が、明るさ制御装置B2、・・・、Bn−1から調光レベルを明るくする制御信号「1」を受信した際、タイマの動作中に明るさ制御装置Bnからの調光レベルを明るくする制御信号を受信したとすると、制御信号をカウントした調光レベルを明るくする制御信号の数がn−1になる。この時、グループG1内の全ての子機から要求信号を受信できたので、親機である明るさ制御装置B1は、タイマの計時動作を終了させ、照度センサS1の検出結果をもとに、調光レベルを明るくする要求か暗くする要求かを判断する。ここで、照度センサS1の検出結果が調光レベルを明るくする要求であれば、同じグループに属する3つの明るさ制御装置B1、・・・、Bnが全て明るくする要求を出力したことになるので、制御部33は、通信部31から制御対象の照明器具L1、・・・、Lnに対して、調光レベルを明るくする要求信号を出力する。また、明るさ制御装置Bnの制御部33が現状維持と判断して要求信号を出力しなかった場合、親機である明るさ制御装置B1は、一定時間の経過後にタイマの動作を停止させ、制御部33により以下のような処理を行う。
すなわち、親機である明るさ制御装置B1の属するグループG1内の全ての明るさ制御装置の台数をJ、カウントされた制御信号の数をKとすると、同じグループ内で制御信号を出力した明るさ制御装置の数(K)が出力しなかった明るさ制御装置の数(J−K)よりも多く、且つ、調光レベルを暗くする要求が明るくする要求より多ければ、全ての照明器具に調光レベルを暗くする要求信号を送信し、制御信号を出力した明るさ制御装置の数(K)が出力しなかった明るさ制御装置の数(J−K)より少なく、且つ、調光レベルを暗くする要求が明るくする要求より少なければ、調光レベルを明るくする要求信号を送信する。また、上記の条件が何れも成立しなければコマンドを送信しない。
また、子機である明るさ制御装置B2、・・・、Bnから調光レベルを明るくする要求、又は暗くする要求の何れも受信していない時に、親機である明るさ制御装置B1の制御部33から調光レベルを暗くする要求、又は明るくする要求を発生した場合は、親機である明るさ制御装置B1によって所定のフォーマットで信号を出力するようにすれば、この信号に応じて子機である明るさ制御装置B2、・・・、Bnに上述の制御動作を行わせることができ、また同時に、タイマによる計時動作を開始させて、その動作中にコマンドのカウント動作を行うことで、一定時間が経過した時点で上述の判断処理を行うことができる。
以上説明したように、このような本発明の第1の実施形態に係る明るさ制御装置によれば、グループアドレスが設定された場合に、設定されたグループアドレスを通信線1を介して送信したか、或いは受信したかにより、自身がグループG1の中で親機であるか、子機であるかを判断する。明るさ制御装置自身による親機又は子機の設定が可能となるので、設定のためのスイッチ等による操作が不必要となり、親子関係の設定が容易なものとなる。また、設定された親子関係に従って複数の明るさ制御装置を連動して動作させ、複数の照明器具を制御することができる。
そして例えば、親機であると判断した明るさ制御装置B1の制御部33に連動部の機能を持たせ、同じグループ内の明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnから出力された制御信号の内、最も数が多い種類の制御信号をグループ内の統一した制御信号として、制御対象の照明器具L1、L2、・・・、Lnの動作を制御する。これにより、複数の明るさ制御装置B1、B2、Bnを連動して動作させることができ、明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnでそれぞれ制御される照明器具L1、L2、・・・、Lnの明るさがばらつくのを防止することができる。
また、各明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnで明るさの目標値に対する明暗を判定して、調光レベルを明るくする要求、又は暗くする要求を出力し、連動部としての制御部33でカウントした値をもとにして、最も数の多い要求信号を統一した制御信号とするので、複雑な演算を行う必要がなく、演算能力の低い安価なマイコンで制御部33を構成することできる。
さらに、グループアドレスを設定するだけで親子関係を判断するので、予め連動させたい照度センサを同一グループに設定していくだけで親子関係の設定が完了し、親子関係情報の設定間違いを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る照明制御システムの概略構成を示す図である。図5において、本実施形態の照明制御システムは、それぞれ照度センサが組み込まれた複数の照明器具LS1、LS2、・・・、LSnと、第1の実施形態において説明したと同様の複数の明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnを有する構成である。また、これらは、通信線1を介して相互に接続されると共に、電源線2を介して商用電源が供給されている。
図6は、照明器具LS1の概略構成を示す図である。照明器具LS1は、通信線1を介して明るさ制御装置B1との間で通信を行う通信部41と、ROM又はRAMからなり、当該照明器具LS1が属するグループG1のアドレスを記憶する記憶部42と、蛍光灯または白熱灯からなるランプ44と、照度センサS1で自身の制御範囲における照明空間の明るさを検出した信号、又は通信部41で受信した制御信号に応じてランプ44の光出力を制御するランプ制御部43から構成される。なお、他の照明器具LS2、LS3、・・・、LSnも、照明器具LS1と同様の構成を有しているので、その説明は省略する。また、図6では図5における電源線2の図示を省略してある。
図6において、明るさ制御装置B1の制御部33は、第1の実施形態において説明したと同様に動作するので、その説明は省略する。
以上説明したように、このような本発明の第2の実施形態に係る明るさ制御装置によれば、第1の実施形態と同様に、明るさ制御装置自身による親機又は子機の設定が可能となるので、設定のためのスイッチ等による操作が不必要となり、親子関係の設定が容易なものとなる。また、設定された親子関係に従って複数の明るさ制御装置を連動して動作させ、複数の照明器具を制御することができる。さらに、複数の明るさ制御装置B1、B2、・・・Bnを連動して動作させることができ、明るさ制御装置B1、B2、・・・、Bnでそれぞれ制御される照明器具LS1、LS2、・・・、LSnの明るさがばらつくのを防止することが可能となる。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明の明るさ制御装置は、親機および子機の設定を必要とすることなく、複数の明るさ制御装置を連動させて複数の照明器具を制御することのできる明るさ制御装置および照明制御システムを提供できる効果を有し、ビルや地下街などにおける大規模な照明制御システム等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る照明制御システムの概略構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係る照明器具の概略構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係る照度センサの概略構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係る明るさ制御装置の概略構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係る照明制御システムの概略構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係る照明器具の概略構成を示す図 従来の人感センサで照明器具を制御するセンサシステムの構成を示す図 従来の照明制御システムの構成を示す図
符号の説明
1 通信線
B1、B2、・・・、Bn 明るさ制御装置
S1、S2、・・・、Sn 照度センサ
L1、L2、・・・、Ln 照明器具
LS1、LS2、・・・、LSn 照明器具
31 通信部
32 記憶部
33 制御部

Claims (3)

  1. 通信線を介して接続された複数の照明器具から構成される照明制御システムに適用され、各照明器具の明るさを制御する明るさ制御装置であって、
    前記照明器具の明るさを制御する制御部と、
    対応する前記照明器具を所定のグループに分類するグループアドレスを記憶する記憶部と、
    前記通信線を介して他の明るさ制御装置と情報の送受信を行う通信部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記グループアドレスが設定された場合に、当該設定されたグループアドレスを、前記通信部及び前記通信線を介して他の明るさ制御装置に送信するとともに、前記通信線及び前記通信部を介して他の明るさ制御装置のグループアドレスを受信することにより、当該明るさ制御装置が、他の明るさ制御装置に対する親機であるか子機であるかを判断する、
    明るさ制御装置。
  2. 請求項1に記載の明るさ制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記グループアドレスが設定された場合に、当該設定されたグループアドレスを、前記通信部及び前記通信線を介して他の明るさ制御装置に送信した後、前記通信線及び前記通信部を介して他の明るさ制御装置のグループアドレスを受信したとき、当該受信したグループアドレスが、前記設定されたグループアドレスと同じ場合、自身の明るさ制御装置が、他の明るさ制御装置に対する親機であると判断する、明るさ制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の明るさ制御装置を含む照明制御システム。
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