JP2009109531A - 音源装置および音源処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】CPUの演算負荷が増大した時の音切れを回避しつつ、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの低下を防ぐ音源装置を実現する。
【解決手段】キーオン時点から一定時間内では低速演算周期下でバッファサイズの小さい第1波形バッファ102を介して読み出される波形出力Wに基づき楽音波形Outを発生する為、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの低下を防ぐ。そして、一定時間経過してからキーオフ時点までは高速演算周期下でバッファサイズの大きい第2波形バッファ104を介して読み出される波形出力Wに基づき楽音波形Outを発生するので、CPU10の演算負荷が増大した時の音切れを回避する。この結果、CPUの演算負荷が増大した時の音切れを回避しながらも、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの低下を防ぐことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子楽器に用いて好適な音源装置および音源処理プログラムに関する。
波形演算専用のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)を備え、ハード音源と呼ばれる音源装置に対し、楽音発生処理プログラムを汎用プロセッサであるCPUに実行させて楽音波形を生成するソフト音源と呼ばれる音源装置が知られている。この種の装置(ソフト音源)として、例えば特許文献1には、CPUの許容負荷を超えることなく最大同時発音数を多く採れるようにした技術が開示されている。
特開2000−293173号公報
ところで、ソフト音源に用いられるCPUは、波形演算のみならず、I/O制御やメモリ制御も同時に実行しており、これら制御に要する演算負荷は絶えず変化する。したがって、例えばMIDIデータ再生中にCPUの演算負荷が増大し、これにより波形演算に遅れが生じると、再生中の楽音が途切れてしまう「音切れ」を招く虞が生じる。そこで、従来のソフト音源では、そうした音切れの発生を回避する為、予め一定量の波形データを波形演算にて生成してバッファリングしておき、このバッファリングされた波形データを順次出力する構成を備えるのが一般的となっている。
しかしながら、そのような構成は、予め一定量の波形データを波形演算にて生成し得るMIDIデータ再生時には有効であるものの、リアルタイム演奏時にはバッファリングに要する時間が発音遅延となって発音レスポンスを悪化させてしまう。つまり、従来のソフト音源では、CPUの演算負荷が増大した時の音切れを回避するために設けた出力バッファによる発音遅延が、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの悪化を招き、一方、出力バッファサイズを小さくしてリアルタイム演奏時の発音レスポンスを向上させると、今度はCPUの演算負荷が増大した時の音切れを招いてしまうという相反する問題を有する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、CPUの演算負荷が増大した時の音切れを回避しながら、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの低下を防ぐことができる音源装置および音源処理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、発音指示から一定時間経過するまで低速演算周期で波形データを発生し、その一定時間経過後から消音指示されるまで高速演算周期で波形データを発生する波形発生手段と、波形データをバッファリングする波形バッファを有し、前記波形発生手段が低速演算周期で波形データを発生した場合には当該波形バッファに書き込まれる波形データ量を少なくし、前記波形発生手段が高速演算周期で波形データを発生した場合には当該波形バッファに書き込まれる波形データ量を多くする書き込み制御手段と、前記波形バッファから読み出す波形データに基づき楽音波形を形成する楽音形成手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、前記書き込み制御手段は、バッファサイズの小さい第1の波形バッファとバッファサイズの大きい第2波形バッファとを備え、前記波形発生手段が低速演算周期で波形データを発生した場合には第1の波形バッファに書き込み、一方、前記波形発生手段が高速演算周期で波形データを発生した場合には第2の波形バッファに書き込むことを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項3に記載の発明では、前記波形バッファから読み出した低速演算周期の波形データ同士を補間して補間データを生成し、補間に用いた波形データとその間に内挿される補間データとを高速演算周期で出力する演算周期変換手段をさらに具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項4に記載の発明では、前記波形発生手段は、高速演算周期下では音高データをそのまま累算してなる波形読み出しアドレスを発生し、低速演算周期下では2倍化した音高データを累算してなる波形読み出しアドレスを発生する読み出しアドレス発生手段と、前記読み出しアドレス発生手段が発生する波形読み出しアドレスに応じて波形メモリに記憶される波形データを読み出す波形読み出し手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項5に記載の発明では、前記楽音形成手段は、前記波形発生手段により生成される波形データが低速演算周期下で生成された場合には低速演算周期用の第1のフィルタ係数を発生し、一方、高速演算周期下で生成された場合には高速演算周期用の第2のフィルタ係数を発生するフィルタ係数発生手段と、前記フィルタ係数発生手段が発生する第1もしくは第2のフィルタ係数に従って設定されるフィルタ特性に従って前記波形バッファから読み出す波形データにフィルタリングを施して楽音波形を形成するフィルタ手段とを具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、発音指示から一定時間経過するまで低速演算周期で波形データを発生し、その一定時間経過後から消音指示されるまで高速演算周期で波形データを発生する波形発生処理と、波形データをバッファリングする波形バッファを有し、前記波形発生処理が低速演算周期で波形データを発生した場合には当該波形バッファに書き込まれる波形データ量を少なくし、前記波形発生処理が高速演算周期で波形データを発生した場合には当該波形バッファに書き込まれる波形データ量を多くする書き込み制御処理と、前記波形バッファから読み出す波形データに基づき楽音波形を形成する楽音形成処理とをコンピュータで実行させることを特徴とする。
本発明によれば、CPUの演算負荷が増大した時の音切れを回避しながら、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの低下を防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。先ず図1は、本発明の一実施形態による音源装置を備えた楽音発生装置の全体構成を示すブロック図である。この図において、CPU10は、ROM11に記憶される楽音発生処理プログラムを実行して音源装置(ソフト音源)として機能すると共に、マルチタスクにより並列処理される他の制御プログラムに基づき楽音発生装置の各部動作を制御する。CPU10により具現される音源装置(ソフト音源)の機能構成については追って詳述する。ROM11は、CPU10にロードされる各種制御プログラムを記憶する。各種制御プログラムとは、上述したように、楽音発生装置の各部を制御するプログラムの他、CPU10をソフト音源として機能させる楽音発生処理プログラムを含む。
RAM12は、ワークエリア、バッファエリアおよびテーブルエリアを備える。RAM12のワークエリアには、CPU10の演算処理に用いられる各種レジスタ・フラグデータが一時記憶される。RAM12のバッファエリアには、CPU10により具現される音源装置が用いる第1波形バッファ102(図2参照)および第2波形バッファ103(図2参照)が設けられる。これらバッファ102〜103が意図するところについては後述する。RAM12のテーブルエリアには、CPU10により具現される音源装置が用いる低速演算用係数テーブル200(図5参照)および高速演算用係数テーブル201(図5参照)が設けられる。これらテーブル200〜201が意図するところについては後述する。
鍵盤13は、押離鍵操作(演奏操作)に応じたキーオンKON/キーオフKOFイベント、鍵番号KNおよびベロシティVEL等からなる演奏情報を発生する。鍵盤13が発生する演奏情報はCPU10に供給される。スイッチ部14は、例えばパワーオンオフ設定する電源スイッチの他、発生楽音の音色を選択する音色選択スイッチなど複数の操作スイッチを備え、これらスイッチの操作に応じたスイッチイベントを発生してCPU10に供給する。
表示部15は、例えばLCDパネル等から構成され、CPU10から供給される表示制御信号に応じて装置各部の設定状態や動作状態などを表示する。波形メモリ16は、各種音色の波形データを記憶する。D/A変換器(DAC)17は、CPU10により具現される音源装置から出力される楽音波形Outをアナログ形式の楽音信号に変換して出力する。サウンドシステム18は、DAC17から出力される楽音信号から不要ノイズを除去する等のフィルタリングを施した後に信号増幅してスピーカから放音する。
次に、図2〜図5を参照して、CPU10が楽音発生処理プログラムを実行することで具現される音源装置(ソフト音源)の構成を説明する。以下では、ハードウェアイメージとして音源装置の構成を説明するが、その構成は実際には楽音発生処理プログラムにより達成される機能に相当する。
図2は、音源装置の全体構成を示すブロック図である。音源装置は、波形演算部100、書き込み選択部101、第1波形バッファ102、演算周期変換部103、第2波形バッファ104、波形バッファ監視部105、読み出し選択部106およびDCF部107を備える。以下、これら各部について述べる。
図3は、波形演算部100の構成を示すブロック図である。この図において、アドレスカウンタ110は、鍵盤13(図1参照)から供給される鍵番号KNで指定される音高データPに応じた読み出し速度(歩進速度)の波形読み出しアドレスADを発生する。この波形読み出しアドレスADに従って波形メモリ16から音高データPで指定される音高の波形データが読み出される。なお、波形メモリ16から読み出される波形データの種類は、ユーザの音色選択スイッチ操作により指定される音色の波形データである。
エンベロープ発生器120は、キーオンKONイベント(発音)からキーオフKOFイベント(消音)までの間、ベロシティVELに対応してADSR型に振幅レベル変化する音量制御用のエンベロープ波形ENVを発生する。乗算器130は、波形メモリ16から読み出される波形データに、エンベロープ発生器120が発生するエンベロープ波形ENVを乗算して音量制御された波形出力Wを発生し、次段の書き込み選択部101(図2参照)に出力する。
また、波形演算部100では、演算周期選択信号に応じて、波形出力Wを生成する演算周期を高速(演算周波数:40KHz)および低速(演算周波数:20KHz)の2段階に変化させる構成を有する。演算周期選択信号はCPU10において生成される信号であって、例えば押鍵によるキーオンKONイベントが発生した時点から一定時間内(100msec)では低速演算周期(演算周波数:20KHz)を指定し、その一定時間が経過した時点からキーオフKOFイベントが発生するまでの間は高速演算周期(演算周波数:40KHz)を指定する信号である。
演算周期選択信号に従って、単に波形演算部100の演算周期を変化させると、波形読み出しアドレスADの歩進速度やエンベロープ波形ENVの進行速度が変化して波形出力Wの音高や音量が変化する不都合が生じる。その為、アドレスカウンタ110では、図4に図示する構成を備える。
図4において、乗算器111は、演算周期選択信号により高速演算周期(演算周波数:40KHz)が選択された場合に乗算係数「1」を音高データPに乗算して出力し、一方、低速演算周期(演算周波数:20KHz)が選択された場合に乗算係数「2」を音高データPに乗算して出力する。加算器112およびレジスタ113は、乗算器111の出力を累算してなるアドレス出力を発生する。
このような構成によれば、高速演算周期下では音高データPをそのまま累算してなるアドレス出力を発生し、低速演算周期下では2倍にした音高データPを累算してなるアドレス出力を発生するので、演算周期の変化に追随して波形読み出しアドレスADの歩進速度も変化することが無くなる。この結果、波形演算部100の演算周期の変化に連れて波形出力Wの音高や音量が変化する弊害を回避できる。
なお、図示していないが、エンベロープ発生器120においても、図4に図示したアドレスカウンタ110と同様のエンベロープカウンタを備え、これにより演算周期が変化しても歩進速度は変わらないエンベロープ波形読み出しアドレスとなる為、エンベロープ波形ENVの進行速度を一定にすることができる。
次に、再び図2を参照して音源装置の構成の説明を進める。図2において、書き込み選択部101は、高速演算周期の場合に第2波形バッファ104を選択し、選択した第2波形バッファ104に波形演算部100から供給される波形出力Wを書き込み、一方、低速演算周期の場合に第1波形バッファ102を選択し、選択した第1波形バッファ102に波形演算部100から供給される波形出力Wを書き込む。
第1波形バッファ102は、RAM12のバッファエリアに設けられるFIFO(先入れ先出し)形式のバッファメモリであり、低速演算する波形演算部100から出力される波形出力Wを、書き込み選択部101を介してバッファリングする。第2波形バッファ104も同様に、RAM12のバッファエリアに設けられるFIFO(先入れ先出し)形式のバッファメモリであり、高速演算する波形演算部100から出力される波形出力Wを、書き込み選択部101を介してバッファリングする。
第1波形バッファ102のバッファサイズは、第2波形バッファ104よりも小さく設定されている。その理由は、第1波形バッファ102には低速演算時に波形出力Wが書き込まれる為、高速演算時に比べて単位時間内に必要な波形演算量が少なく、バッファサイズが小さくとも音切れする虞が無いからである。
演算周期変換部103は、第1波形バッファ102から読み出される低速演算時の波形出力Wについて直線補間によるデータ内挿を施し、これにより低速演算時のデータ出力周期を高速演算時のデータ出力周期に変換する。具体的には、本実施形態の場合、低速演算周期の2倍が高速演算周期に相当する関係だから、第1波形バッファ102から読み出される波形出力W(n)と波形出力W(n+1)との直線補間により内挿出力(W(n)+W(n+1))/2を発生し、波形出力W(n)、内挿出力(W(n)+W(n+1))/2および波形出力W(n+1)の順に高速演算時のデータ出力周期で次段へ出力する。なお、波形出力W(n)は、第1波形バッファ102から現在読み出される波形出力Wを指し、波形出力W(n+1)は次に読み出される波形出力を指す。
波形バッファ監視部105は、第1波形バッファ102および第2波形バッファ104の各々にバッファリングされる波形出力Wを監視し、書き込まれた時間がより古い側の波形バッファからの読み出しを選択する選択指示信号を発生する。読み出し選択部106は、波形バッファ監視部105から与えられる選択指示信号に応じて、演算周期変換部103の出力または第2波形バッファ104の出力のいずれかを選択して次段のDCF部107に出力する。
すなわち、上述した演算周期選択信号がキーオン時点から一定時間内において低速演算周期(演算周波数:20KHz)を選択し、一定時間経過後からキーオフ時点まで高速演算周期(演算周波数:40KHz)を選択した場合、読み出し選択部106はキーオン時点から一定時間内では演算周期変換部103の出力を選択してDCF部107に供給し、一定時間経過後からキーオフ時点まで第2波形バッファ104の出力を選択してDCF部107に供給する。
DCF部107は、DCF(デジタル制御フィルタ)を備え、読み出し選択部106から供給される波形出力Wに対し、当該DCFによる音色修飾を施して楽音波形Outを形成する。DCF部107は、図5に図示するように、低速演算用係数テーブル200、高速演算用係数テーブル201、係数選択部202およびDCFから構成される。低速演算用係数テーブル200および高速演算用係数テーブル201は、RAM12のテーブルエリアに設けられ、それぞれフィルタ特性指定データに応じた低速演算用乗算係数CF1と、高速演算用乗算係数CF2とを発生する。なお、フィルタ特性指定データとは、ユーザの音色選択操作で選択される音色に対応して生成され、DCFの乗算器に供給する乗算係数を指定するデータである。
係数選択部202は、演算周期選択信号が低速演算周期を選択した場合に、低速演算用係数テーブル200から出力される低速演算用乗算係数CF1をDCFの乗算器に供給し、一方、演算周期選択信号が高速演算周期を選択した場合に、高速演算用係数テーブル201から出力される高速演算用乗算係数CF2をDCFの乗算器に供給する。1次IIR型のDCFは、読み出し選択部106の出力にローパスフィルタリングを施して楽音波形Outを発生する。DCFでは、演算周期選択信号に応じて切り替えられる低速演算用乗算係数CF1又は高速演算用乗算係数CF2によって、演算周期が変化しても一定のカットオフ周波数が保たれるようになっている。
以上のように、本実施形態では、例えば押鍵によるキーオンKONイベントが発生した時点から一定時間内(100msec)では低速演算周期(演算周波数:20KHz)を選択し、一定時間経過後からキーオフKOFイベントが発生するまで高速演算周期(演算周波数:40KHz)を選択する演算周期選択信号が供給されると、押鍵直後から一定時間内では低速演算周期下でバッファサイズの小さい第1波形バッファ102を介して読み出される波形出力Wに基づき楽音波形Outを発生する為、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの低下を防ぐ。
そして、一定時間経過後からキーオフKOFイベントが発生するまでは高速演算周期下でバッファサイズの大きい第2波形バッファ104を介して読み出される波形出力Wに基づき楽音波形Outを形成するので、CPU10の演算負荷が増大した時の音切れを回避する。この結果、CPUの演算負荷が増大した時の音切れを回避しつつ、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの低下を防ぐことができる。また、押鍵から一定時間経過した以後では、高速演算周期下で楽音波形Outを形成する為、高品質の楽音を得ることができる。
なお、上述した実施形態では、CPUの演算負荷が増大した時の音切れを回避しながら、リアルタイム演奏時の発音レスポンスの低下を防ぐ為、押鍵直後から一定時間内は低速演算周期とし、一定時間経過後は高速演算周期としたが、CPUの演算負荷が増大した時の音切れを回避するだけならば、通常は演算周期を高速で行い、バッファリングされているデータ量が一定量以下であることを波形バッファ監視部105が検知した時に演算周期を低速に変化させる態様とすることも可能である。
本発明の一実施形態による音源装置を備える楽音発生装置の全体構成を示すブロック図である。 CPU10が楽音発生処理プログラムを実行することで具現される音源装置の構成を示すブロック図である。 波形演算部100の構成を示すブロック図である。 波形演算部100が備えるアドレスカウンタ110の構成を示すブロック図である。 DCF部107の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 鍵盤
14 スイッチ部
15 表示部
16 波形メモリ
17 D/A変換器
18 サウンドシステム
100 波形演算部
101 書き込み選択部
102 第1波形バッファ
103 演算周期変換部
104 第2波形バッファ
105 波形バッファ監視部
106 読み出し選択部
107 DCF部

Claims (6)

  1. 発音指示から一定時間経過するまで低速演算周期で波形データを発生し、その一定時間経過後から消音指示されるまで高速演算周期で波形データを発生する波形発生手段と、
    波形データをバッファリングする波形バッファを有し、前記波形発生手段が低速演算周期で波形データを発生した場合には当該波形バッファに書き込まれる波形データ量を少なくし、前記波形発生手段が高速演算周期で波形データを発生した場合には当該波形バッファに書き込まれる波形データ量を多くする書き込み制御手段と、
    前記波形バッファから読み出す波形データに基づき楽音波形を形成する楽音形成手段と
    を具備することを特徴とする音源装置。
  2. 前記書き込み制御手段は、バッファサイズの小さい第1の波形バッファとバッファサイズの大きい第2波形バッファとを備え、前記波形発生手段が低速演算周期で波形データを発生した場合には第1の波形バッファに書き込み、一方、前記波形発生手段が高速演算周期で波形データを発生した場合には第2の波形バッファに書き込むことを特徴とする請求項1記載の音源装置。
  3. 前記波形バッファから読み出した低速演算周期の波形データ同士を補間して補間データを生成し、補間に用いた波形データとその間に内挿される補間データとを高速演算周期で出力する演算周期変換手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の音源装置。
  4. 前記波形発生手段は、高速演算周期下では音高データをそのまま累算してなる波形読み出しアドレスを発生し、低速演算周期下では2倍化した音高データを累算してなる波形読み出しアドレスを発生する読み出しアドレス発生手段と、
    前記読み出しアドレス発生手段が発生する波形読み出しアドレスに応じて波形メモリに記憶される波形データを読み出す波形読み出し手段と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の音源装置。
  5. 前記楽音形成手段は、
    前記波形発生手段により生成される波形データが低速演算周期下で生成された場合には低速演算周期用の第1のフィルタ係数を発生し、一方、高速演算周期下で生成された場合には高速演算周期用の第2のフィルタ係数を発生するフィルタ係数発生手段と、
    前記フィルタ係数発生手段が発生する第1もしくは第2のフィルタ係数に従って設定されるフィルタ特性に従って前記波形バッファから読み出す波形データにフィルタリングを施して楽音波形を形成するフィルタ手段と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の音源装置。
  6. 発音指示から一定時間経過するまで低速演算周期で波形データを発生し、その一定時間経過後から消音指示されるまで高速演算周期で波形データを発生する波形発生処理と、
    波形データをバッファリングする波形バッファを有し、前記波形発生処理が低速演算周期で波形データを発生した場合には当該波形バッファに書き込まれる波形データ量を少なくし、前記波形発生処理が高速演算周期で波形データを発生した場合には当該波形バッファに書き込まれる波形データ量を多くする書き込み制御処理と、
    前記波形バッファから読み出す波形データに基づき楽音波形を形成する楽音形成処理と
    をコンピュータで実行させることを特徴とする音源処理プログラム。
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