JP2009107098A - 工作物着脱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
構造が簡単、かつ安価であり、工作物が重量物であっても所定の角度位置に割出回転ができる回転テーブルを備えた工作物着脱装置を提供する。
【解決手段】
工作物着脱装置において、回転テーブル50を所定回転角度ずつ回転させるために、液圧シリンダ60に、連結ロッド61で連結された第1及び第2外側ピストン62、63が所定ストロークS摺動可能に嵌合され、ラック67が刻設された中間ピストンが第1及び第2外側ピストン62、63の間で所定ストロークSの2倍だけ摺動可能に嵌合される。回転テーブル50に固定された回転軸51に設けられた歯車52が、ラック67と噛合するピニオン54と歯車列を介して回転連結される。
【選択図】図3

Description

本発明は、工作機械に備えられワークテーブルとの間でパレットを交換される工作物着脱装置に関するものである。
ワークテーブル10とローディング位置との間でパレット26を旋回アーム32によって交換するパレット交換装置において、ローディング位置での工作物の着脱作業を行いやすくするために、ローディング位置に回転テーブル41を回転可能に設け、該回転テーブル41を所定角度位置に位置決めする係合ピン50を設けた工作物着脱装置が特許文献1に記載されている。
特開昭62−34748号公報(第1頁、及び図1)
しかしながら、特許文献1に記載された工作物着脱装置では、回転テーブルを手動で回転させるので、工作物が重量物である場合、例えば工作物重量が3000kgを超えるような場合には重すぎて手動では回転できず、たとえ回転できても慣性力が働いてしまい所定の角度位置に止められない、という問題がある。また電動機や油圧モータなどの駆動装置を備えた場合、重量物は回転できるが、電動機や油圧モータに加えエンコーダ、ブレーキ等の補機類も必要となりコストが高くなるという問題があり、従来よりも安価で重量物も回転できる回転テーブルを備えた工作物着脱装置が望まれていた。
本発明は上記した従来の課題を解消するためになされたもので、構造が簡単、かつ安価であり、工作物が重量物であっても所定の角度位置に割出回転ができる回転テーブルを備えた工作物着脱装置を提供せんとするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、工具が着脱可能に装着される主軸を回転可能に軸承する主軸ヘッドと、工作物を着脱可能に取り付けられるパレットが搬入出されるワークテーブルと、前記主軸ヘッドと前記ワークテーブルとを相対移動させる相対移動装置と、前記パレットに工作物を着脱するための工作物着脱装置と、パレット交換位置に移動された前記ワークテーブルと前記工作に物着脱装置との間で前記パレットを搬入出するパレット搬入出装置とを備えた工作機械に用いられる前記工作物着脱装置であって、基台が設けられたユニットベースと、前記基台に回転可能に支承された回転テーブルと、該回転テーブルに固定され上下方向に延在する回転軸線回りに回転可能に前記基台に軸承され歯車が同軸に設けられた回転軸と、前記基台に水平方向に固定された流体圧シリンダと、該流体圧シリンダに所定ストロークだけ摺動可能に嵌合され連結ロッドで互いに連結された第1及び第2外側ピストンと、前記流体圧シリンダに両端部でシールされて嵌合され且つ前記連結ロッドにシールされて嵌合されるとともに、前記第1及び第2外側ピストンの間で前記所定ストロークの2倍だけ摺動可能であり、中央部分に前記歯車とピニオンを介して噛合されるラックが刻設された中間ピストンと、を備え、前記流体圧シリンダの両端と前記第1及び第2外側ピストンの各外端面との間に区画される第1及び第2シリンダ室、及び前記第1及び第2外側ピストンの各内端面と前記中間ピストンとの間に区画される第3及び第4シリンダ室に流体を給排することにより前記回転テーブルを所定角度ずつ回転させることを特徴とするものである。
請求項2に係わる発明は、請求項1に記載の工作物着脱装置において、前記基台と、前記回転テーブルと、前記回転軸と、前記流体圧シリンダと、前記第1及び第2外側ピストンと、前記中間ピストンとによって、工作物着脱ユニットが構成され、該工作物着脱ユニットが前記ユニットベースに穿設された取付穴に上方から挿入され、前記ユニットベースに着脱可能に固定されることを特徴とするものである。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、工作機械のワークテーブルとの間でパレットを交換され、ワークテーブルから搬出されたパレット上の工作物を着脱するための工作物着脱装置において、流体圧シリンダに、連結ロッドで連結された第1及び第2外側ピストンが所定ストロークS摺動可能に嵌合され、ラックが刻設された中間ピストンが第1及び第2外側ピストンの間で所定ストロークSの2倍だけ摺動可能に嵌合され、回転テーブル50に固定された回転軸に設けられた歯車が、ラックと噛合するピニオンと歯車を介して回転連結される。これにより、工作物着脱装置の回転テーブルを、簡単で安価な構成の外側ピストンと中間ピストンを有する流体圧シリンダ装置により、パレット上に大重量の工作物が載置されていても確実に所定回転角度ずつ回転させ、所定の角度位置に停止させることができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の工作物着脱装置において、一体化された工作物着脱ユニットは、流体圧シリンダが外側ピストンと中間ピストンを嵌合する簡素な構成とされ、下方部分の半径方向の長さが短くされているのでユニットベースに穿設された取付穴に上方から挿入され、ユニットベースに着脱可能に固定される。従って回転テーブルの旋回方式を変更したい場合、例えば、本願のような流体圧シリンダ装置による旋回方式の場合、FMS等に用いるサーボモータを使用する自動旋回方式の場合、または工作物が軽量であるとき適用可能な手動による旋回方式の場合、それぞれの工作物着脱ユニットは、ユニットベースに穿設された取付穴から容易に着脱できるため、場合に応じて選択された工作物着脱ユニットを装着することができ、回転テーブルの旋回方式変更時の製造コストが大幅に抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。11はマシニングセンタ10のベッドで、該ベッド11は、水平なX軸方向に延在するコラム摺動部12と、X軸と直角で水平なZ軸方向に延在するテーブル摺動部13とで一体的に構成され、床面FLに掘られたピット内に載置されている。テーブル摺動部13は、後端部でコラム摺動部12とT字状に交差して一体に形成されている。
ベッド11のコラム摺動部12上には、コラム14がX軸方向に移動可能に載置されている。コラム摺動部12の上面に案内レール15,16が水平なX軸方向に互いに平行に固定され、コラム14は該案内レール15,16に案内されてコラム摺動部12上をX軸方向に移動する。ベッド11には、X軸方向に延在するボールねじ軸17が案内レール15,16の間で軸受18,19によって両端部を回転可能に軸承され、奥側の端部が軸受19を貫通してサーボモータ20に回転連結されている。コラム14の下面に固定されたナットがボールねじ軸17と螺合し、ボールねじ軸17がX軸サーボモータ20によって回転されることにより、コラム14はX軸方向に移動される。
コラム14には、主軸台21が水平面と直角なY軸方向に摺動可能に装架され、Y軸サーボモータ22によりボールねじ23を介して上下方向に移動されるようになっている。主軸台21には工具Tが着脱可能に装着される主軸24が回転可能に軸承され、主軸サーボモータ25によって回転駆動される。
ベッド11のテーブル摺動部13上には、ワークテーブル26がZ軸方向に移動可能に載置されている。テーブル摺動部13の上面に案内レール27,28が水平なZ軸方向に互いに平行に固定され、ワークテーブル26は該案内レール27,28に案内されてテーブル摺動部13上をZ軸方向に移動する。ベッド11には、Z軸方向に延在するボールねじ軸29,30が案内レール27,28の内側で軸受31,32によって両端部を回転可能に軸承され、図1において左側の端部が軸受54,55を貫通してZ軸サーボモータ33,34に回転連結されている。ワークテーブル26の下面に固定されたナットがボールねじ軸29,30と螺合し、ボールねじ軸29,30がZ軸サーボモータ33,34によって同期回転されることにより、ワークテーブル26はZ軸方向に移動される。
ワークテーブル26上には、割出テーブル35がY軸と平行な軸線回りに割出回転可能に装架され、図略のサーボモータ及び減速機構を介して割出回転されるようになっている。割出テーブル35上には、搬入されたパレット36を位置決めしてクランプする図略のパレットクランプ装置が設けられている。パレット36には加工される工作物Wが着脱可能に取り付けられる。
工具交換装置39は、コラム摺動部12の奥側端部に配置されている。工具交換装置39は、複数の工具Tを保管する工具マガジン40と工具マガジン40と主軸24との間で工具Tを交換する工具交換機構41とを有している。工具マガジン40はコラム摺動部12の奥側端部に並んでZ軸方向に設けられ、工具交換機構41はコラム摺動部12の奥側端部の前側に設けられている。
ワークテーブル26は、工作物Wへの加工が完了すると、テーブル摺動部13の前端部に設けられたパレット交換位置46に移動される。パレット交換位置46に位置決めされたワークテーブル26上の割出テーブル35と第1及び第2工作物着脱装置44,45との間でパレット36を搬入出するための第1及び第2パレット搬入出装置47,48が、Z軸に対して両側に鋭角方向に夫々傾斜してV字型に配置されている。
第1及び第2工作物着脱装置44,45は同一構成であるので、第1工作物着脱装置44について説明する。図3に示すように、床面に掘られたピットにはマシニングセンタ10に設けられたユニットベース79が載置され、ユニットベース79に基台49がボルト80によって着脱可能に固定され、基台49上に回転テーブル50が回転可能に支承されている。回転テーブル50には、下方に延在する回転軸51が固定され、回転軸51は軸受53によって上下方向に延在する回転軸線回りに回転可能に基台49に軸承されている。回転軸51には、歯車52が軸受53の下方で固定されている。
基台49には、ピニオン54が一体に形成されたピニオン軸55が回転軸51と平行に軸受56によって軸承されている。基台49には、歯車52と噛合する大歯車57がピニオン軸55と同軸線上で軸受58によって支承され、大歯車57はピニオン軸55にスプライン嵌合されている。
図4に示すように、基台49には、液圧シリンダ60が水平方向に固定されている。液圧シリンダ60には、連結ロッド61で互いに連結された第1及び第2外側ピストン62、63が、所定ストロークSだけ摺動可能に液密的に嵌合されている。ここで所定ストロークSは液圧シリンダ60の両端に設けられた調整スクリュ78によって調整可能となっている。液圧シリンダ60には、中間ピストン64が第1及び第2外側ピストン62、63の間で所定ストロークSの2倍だけ摺動可能に嵌合されている。中間ピストン64は液圧シリンダ60に両端部65、66で液密的にシールされて嵌合され、両端部65、66の間にピニオン54と噛合するラック67が刻設されている。中間ピストン64には中心穴68が穿設され、この中心穴68を連結ロッド61が液密的にシールされて貫通している。
これにより、液圧シリンダ60の両端と第1及び第2外側ピストン62、63の各外端面との間に第1及び第2シリンダ室69、70が区画され、第1及び第2外側ピストン62、63の各内端面と中間ピストン64の両端面との間に第3及び第4シリンダ室71、72が区画される。従って、第1及び第2切替弁73、74のソレノイドが無勢され圧油が第1、第3シリンダ室69、71に供給されると、第1、第2外側ピストン62、63は液圧シリンダ60に対して後退端に位置され、中間ピストン64は第1及び第2外側ピストン62、63に対して後退端に位置する。これにより、中間ピストン64は液圧シリンダ60に対して原位置に位置し、回転テーブル50はラック67、ピニオン54、大歯車57及び歯車52を介して原位置に位置されている。ソレノイドの付勢により第1切替弁73が切り替わると、第1及び第2外側ピストン62、63は、所定ストロークS移動して前進端に位置する。このとき、中間ピストン64は第1及び第2外側ピストン62、63に対して後退端に位置する。これにより中間ピストン64延いてはラック67が所定ストロークS移動され、歯車52、大歯車57のギヤ比を適切に設定しておくことにより回転テーブル50は原位置から90°回転される(図5(a)参照)。
次に、第1切替弁73のソレノイドが無勢され、第2切替弁74のソレノイドが付勢されると、第1シリンダ室69及び第4シリンダ室72に圧油が供給されて第1及び第2外側ピストン62、63が所定ストロークS後退され、中間ピストン64が第1及び第2外側ピストン62、63に対して所定ストロークSの2倍だけ前進される。これにより中間ピストン延いてはラック67が原位置から所定ストロークSの2倍だけ前進され、回転テーブル50が原位置から180°回転される(図5(b)参照)。第1切替弁73及び第2切替弁74のソレノイドが付勢されると、第2シリンダ室70及び第4シリンダ室72に圧油が供給され、第1及び第2外側ピストン62、63が所定ストロークS前進され、中間ピストン64が第1及び第2外側ピストン62、63に対して前進端に位置する。これにより中間ピストン延いてはラック67が原位置から所定ストロークSの3倍だけ前進され、回転テーブル50が原位置から270°回転される(図5(c)参照)。
回転テーブル50及び回転軸51には、回転軸心を貫通して貫通穴75が穿設され、貫通穴75に保持ピン76が摺動可能に嵌合されている。保持ピン76の下端には、基台49に固定されたシリンダ装置77のピストンロッドが連結されている。パレット36が回転テーブル50上に搬入されると、保持ピン76がシリンダ装置77により前進されてパレット36に設けられた保持穴に係入し、パレット36を回転テーブル50上に係止する。
このように工作物着脱ユニット83は、基台49に回転可能に支承された回転テーブル50と、液圧シリンダ60、第1および第2外側ピストン62,63、ラック67が刻設された中間ピストン64等によって構成された液圧シリンダ装置82と、ラック67と噛合するピニオン54、大歯車57、歯車52等から構成された歯車列84とが基台49に組付けられて構成されている。
工作物着脱ユニット83は、マシニングセンタ10に設けられたユニットベース79に穿設された取付穴81に上方から挿入され、ボルト80によってユニットベース79に着脱可能に固定される。このとき、液圧シリンダ装置82は液圧シリンダ60に外側ピストン62,63と中間ピストン64を嵌合し、工作物着脱ユニット83の下方部分の半径方向の長さを短く構成されているので、取付穴81に挿入してユニットベース79に固定することができる。従って、回転テーブルの旋回方式が本願のように液圧によるものではなく、FMS等に用いるサーボモータによる自動旋回方式、または工作物が軽量なとき適用可能となる手動旋回方式等に変更される場合は、工作物着脱ユニット83を取付穴81より取り外し、かわりにサーボモータによる自動旋回方式の工作物着脱ユニット、または手動旋回方式の工作物着脱ユニットがユニットベース79に穿設された取付穴81に上方から挿入され、ボルト80によってユニットベース79に着脱可能に固定されることにより簡易に回転テーブル旋回方式の変更に対応できる。
マシニングセンタ10を作動させるために、図略の操作盤の起動スイッチが押されると、CNC装置に記憶されたNCデータが順次読み取られ、主軸サーボモータ25によって主軸24が回転され、X軸、Y軸、Z軸サーボモータ20,22,33,34によってコラム14、主軸台21、ワークテーブル26が移動され、工具Tによって工作物Wが加工される。
かかる加工中に工具マガジン40では、次に使用される工具Tが交換位置に割り出され、旋回機構によりZ軸と平行になるように旋回されて待機位置で待機している。最初の工具Tによる加工が完了すると、主軸24の回転が停止され、コラム14及び主軸台が、主軸24が工具交換機構41と整列する交換位置に移動される。工具交換機構41の交換アーム49の両端に設けられた把持装置が主軸24に装着された工具T及び工具マガジン40の待機位置の工具Tを把持し、主軸24に内蔵された工具クランプ装置が工具Tを解放し、交換アームが前進して180°旋回後に後退し、主軸24に次に使用する工具Tを装着する。主軸24に次の工具が装着されてクランプ装置によりクランプされると、コラム14、主軸台21、ワークテーブル26が移動され、工作物Wが次の工具Tによって加工される。
このような加工が繰り返されて工作物Wへの加工が完了すると、ワークテーブル26はZ軸サーボモータ33,34によりパレット交換位置46に位置決めされる。割出テーブル35は、装着されたパレット36がパレット交換位置46で第2工作物着脱装置45の方向を向くように回転位置決めされ、パレットクランプ装置がパレットをアンクランプする。第2パレット搬入出装置48の係合部が前進してパレット36の係合部と係合し、係合部が後退してパレット36を第2工作物着脱装置45の原位置に位置された第2着脱位置76に搬出する。パレット交換位置46と第2着脱位置76との間には、上面に複数の転動ローラが整列して突出された一対の搬送レール52が設けられている。
パレット36が回転テーブル50上に搬出されると、シリンダ装置77により保持ピン76が上昇されてパレット36を回転テーブル50上に係止する。この状態で回転テーブル50は、第1及び第2切替弁73、74の切替により所望の角度位置に回転され、工作物Wに必要な作業及び検査等が行われ、その後に工作物Wはパレット36から取り外される。
加工済みの工作物Wを装着したパレット36が搬出されると、割出しテーブル35は、パレットクランプ装置が第1工作物着脱装置44の方向を向くように回転位置決めされる。先の工作物Wの加工中に未加工の工作物Wが、第1工作物着脱装置44の第1着脱位置75で取り付けられる。このとき液圧シリンダ装置82に備えられている第1および第2切替え弁73,74を適宜、無勢または付勢して流体を第1または第2シリンダ室69,70および第3または第4シリンダ室71,72に給排し、回転テーブル50とその上に載置されるパレットを所望の角度回転させ、未加工の工作物Wの取付けを行う。未加工の工作物Wが取り付けられたパレット36と係合している第1パレット搬入出装置47の係合部が前進してパレット36が、第1着脱位置75から割出しテーブル35上に搬入されパレットクランプ装置によりクランプされる。第1着脱位置75とパレット交換位置46との間にも、上面に複数の転動ローラが整列して突出された一対の搬送レール53が設けられている。
本実施例においては前述したように、回転テーブル50の回転角度位置を原位置から90度、180度、270度としているが、第1及び第2外側ピストン62、63及び中間ピストン64のストローク、及び歯車52と大歯車57の歯車比を適宜必要に応じ変更すれば、所望通りの回転テーブルの回転角度位置を得ることができる。
また、上記実施の形態においては、第1及び第2工作物着脱装置44,45との間でパレット36を搬入出するための第1及び第2パレット搬入出装置47、48が、Z軸に対して両側に鋭角方向に夫々傾斜してV字型に配置されている場合における第1及び第2工作物着脱装置44,45について説明したが、旋回アームによってパレットをワークテーブルと工作物着脱装置との間で交換する場合の工作物着脱装置に同様の構成を用いてもよい。
さらに、上記実施の形態においては、マシニングセンタの工作物着脱装置について説明したが、専用工作機等の他の工作機械においても同様の工作物着脱装置を用いることができる。
本発明の実施の形態に係る工作物着脱装置を備えたマシニングセンタの平面図。 マシニングセンタの側面図。 工作物着脱装置の断面図。 液圧シリンダ、外側ピストン及び中間ピストンを示す図。 回転テーブルの各回転角度位置における外側ピストン及び中間ピストンの位置を示す図。
符号の説明
10…マシニングセンタ、11…ベッド、12…コラム摺動部、13…テーブル摺動部、14…コラム、20…X軸サーボモータ、21…主軸台、22…Y軸サーボモータ、24…主軸、25…主軸サーボモータ、26…ワークテーブル、
33,34…Z軸サーボモータ、35…割出しテーブル、36…パレット、39…工具交換装置、44,45…第1及び第2工作物着脱装置、46…パレット交換位置、47,48…第1及び第2パレット搬入出装置、49…基台、50…回転テーブル、51…回転軸、52…歯車、54…ピニオン、55…ピニオン軸、57…大歯車、60…液圧シリンダ、61…連結ロッド、62,63…第1及び第2外側ピストン、64…中間ピストン、65,66…両端部、67…ラック、68…中心穴、69,70…第1及び第2シリンダ室、71,72…第3及び第4シリンダ室、73…第1切替弁、74…第2切替弁、78…調整スクリュ、
79…ユニットベース、80…ボルト、81…取付穴、83…工作物着脱ユニット、
T…工具、W…工作物。

Claims (2)

  1. 工具が着脱可能に装着される主軸を回転可能に軸承する主軸ヘッドと、工作物を着脱可能に取り付けられるパレットが搬入出されるワークテーブルと、前記主軸ヘッドと前記ワークテーブルとを相対移動させる相対移動装置と、前記パレットに工作物を着脱するための工作物着脱装置と、パレット交換位置に移動された前記ワークテーブルと前記工作に物着脱装置との間で前記パレットを搬入出するパレット搬入出装置とを備えた工作機械に用いられる前記工作物着脱装置であって、
    基台が設けられたユニットベースと、
    前記基台に回転可能に支承された回転テーブルと、
    該回転テーブルに固定され上下方向に延在する回転軸線回りに回転可能に前記基台に軸承され歯車が同軸に設けられた回転軸と、
    前記基台に水平方向に固定された流体圧シリンダと、
    該流体圧シリンダに所定ストロークだけ摺動可能に嵌合され連結ロッドで互いに連結された第1及び第2外側ピストンと、
    前記流体圧シリンダに両端部でシールされて嵌合され且つ前記連結ロッドにシールされて嵌合されるとともに、前記第1及び第2外側ピストンの間で前記所定ストロークの2倍だけ摺動可能であり、中央部分に前記歯車とピニオンを介して噛合されるラックが刻設された中間ピストンと、を備え、
    前記流体圧シリンダの両端と前記第1及び第2外側ピストンの各外端面との間に区画される第1及び第2シリンダ室、及び前記第1及び第2外側ピストンの各内端面と前記中間ピストンとの間に区画される第3及び第4シリンダ室に流体を給排することにより前記回転テーブルを所定角度ずつ回転させることを特徴とする工作物着脱装置。
  2. 請求項1に記載の工作物着脱装置において、
    前記基台と、
    前記回転テーブルと、
    前記回転軸と、
    前記流体圧シリンダと、
    前記第1及び第2外側ピストンと、
    前記中間ピストンとによって、工作物着脱ユニットが構成され、
    該工作物着脱ユニットが
    前記ユニットベースに穿設された取付穴に上方から挿入され、前記ユニットベースに着脱可能に固定されることを特徴とする工作物着脱装置。
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