JP2009106488A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009106488A
JP2009106488A JP2007281364A JP2007281364A JP2009106488A JP 2009106488 A JP2009106488 A JP 2009106488A JP 2007281364 A JP2007281364 A JP 2007281364A JP 2007281364 A JP2007281364 A JP 2007281364A JP 2009106488 A JP2009106488 A JP 2009106488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
main body
steam generator
steam
cleaning tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007281364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4969408B2 (ja
Inventor
Toshio Sahashi
敏男 佐橋
Tomoya Akahori
友哉 赤堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2007281364A priority Critical patent/JP4969408B2/ja
Publication of JP2009106488A publication Critical patent/JP2009106488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4969408B2 publication Critical patent/JP4969408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

【課題】 スチーム発生装置の内部にスケールが堆積していくことを抑制することが可能な食器洗浄機を提供する。
【解決手段】 本発明は洗浄槽に収容された食器を洗浄する食器洗浄機として具現化される。その食器洗浄機は水を加熱して水蒸気を発生させるスチーム発生装置を備えている。その食器洗浄機では、洗浄槽へ水を供給する給水経路にスチーム発生装置が組み込まれている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食器洗浄機に関する。特に、スチーム発生装置を備える食器洗浄機に関する。
食器洗浄機において、スチーム発生装置を備えるものが普及している。この種の食器洗浄機では、食器の洗浄を開始する前に、洗浄槽の内部に水蒸気を充満させ、食器にこびりついた汚れを浮き上がらせる。その後に洗浄を行うことによって、食器に強固に付着した汚れをも取り除くことができる。
特許文献1に、スチーム発生装置を備える食器洗浄機が開示されている。この食器洗浄機では、洗浄槽へ水を供給する給水経路とは別個にスチーム発生装置が設けられている。スチーム発生装置には給水経路から分岐した経路から水が供給される。スチーム発生装置は水を加熱して水蒸気を発生させ、給水経路とは別個の蒸気経路を通じて洗浄槽へ水蒸気を送り込む。
特開2007−130143号公報
食器洗浄機に供給される水は多くの場合水道水であり、スチーム発生装置で水を蒸発させると、水道水に含まれるカルシウムやカルキに起因して、スチーム発生装置の内部にスケールが堆積していく。スチーム発生装置にスケールが堆積すると、水を蒸発させるための加熱効率が低下し、必要とされる量の水蒸気を発生させるまでの時間が長期化してしまう。また、スチーム発生装置に堆積したスケールによって、スチーム発生装置への水の流入口や、発生した水蒸気を洗浄槽へ送り出す流出口が、徐々に塞がれてしまうという問題もある。このため、スチーム発生装置を備える食器洗浄機では、スチーム発生装置に堆積したスケールを定期的に取り除く作業が不可欠となる。このようなメンテナンス作業は面倒なものであり、利用者の利便性を損なうものであった。スチーム発生装置でのスケールの堆積を抑制することができれば、このようなメンテナンス作業は不要となり、利用者の利便性が向上する。
本発明は、上記の問題を解決するために創作されたものであり、スチーム発生装置の内部にスケールが堆積していくことを抑制することが可能な食器洗浄機を提供することを目的とする。
本発明は洗浄槽に収容された食器を洗浄する食器洗浄機として具現化される。その食器洗浄機は水を加熱して水蒸気を発生させるスチーム発生装置を備えている。その食器洗浄機では、洗浄槽へ水を供給する給水経路にスチーム発生装置が組み込まれている。
上記の食器洗浄機では、スチーム発生装置が洗浄槽へ水を供給する給水経路に組み込まれているので、スチーム発生装置への水の供給と、スチーム発生装置で発生した水蒸気の洗浄槽への供給が、洗浄槽へ水を供給する給水経路を通して行われる。このような構成を採用すると、食器の洗浄やすすぎのために洗浄槽へ給水する度に、スチーム発生装置の内部を水が通過し、スチーム発生装置の内部が洗い流される。これによって、水蒸気を発生させたことでスチーム発生装置の内部にスケールが生じても、その後の洗浄槽への給水に伴って、スチーム発生装置からスケールが取り除かれる。スチーム発生装置の内部にスケールが堆積していくことを抑制することができる。
上記の食器洗浄機では、スチーム発生装置が、内部に水を貯める本体部と、本体部内に貯められた水を加熱するヒータと、本体部内へ水を供給する給水口と、本体部内の所定の高さの開口部に連通する出水口を備えており、洗浄槽へ水を供給する際には、給水口から供給される水が本体部内に貯められていき、本体部内の水位が開口部の高さに達すると、開口部から溢れ出た水が出水口を経て洗浄槽へ供給され、洗浄槽へ水蒸気を供給する際には、本体部内に貯められた水がヒータで加熱されて蒸発し、発生した水蒸気が開口部から出水口を経て洗浄槽へ供給されることが好ましい。
上記の食器洗浄機によれば、洗浄槽への給水の際には、まずスチーム発生装置の本体部内に水が貯められていき、本体部内の水位が開口部にまで達すると、出水口から洗浄槽へと水が流れ出ていく。その後にスチーム発生装置が水蒸気を発生させる際には、本体部内の所定の高さまですでに水が貯められており、その水をヒータで加熱することで発生する水蒸気は、開口部から出水口を経て洗浄槽へ流れ出ていく。このような構成を採用することによって、洗浄槽への給水系統とスチーム発生装置の構成を簡素化することができる。
なお本体部内の開口部は、本体部内で上向きに開口していてもよいし、横向きに開口していてもよいし、下向きに開口していてもよい。
本発明の食器洗浄機によれば、スチーム発生装置の内部にスケールが堆積していくことを抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1) 食器洗浄機は、スチーム発生装置が水蒸気を発生させるスチーム工程の後に、食器を洗浄する洗浄工程と、食器をすすぐすすぎ工程をそれぞれ実施する。
本発明を具現化した実施例の食器洗浄機を図面を参照しながら説明する。図1は、食器洗浄機10の縦断面図である。食器洗浄機10は、引き出し式の食器洗浄機である。食器洗浄機10は、本体12と洗浄槽14と扉15を備えている。
洗浄槽14は、本体12と扉15で形成される空間に収容されている。洗浄槽14は、本体12にスライド可能に支持されている。洗浄槽14は、本体12に対して前後方向(図1の左右方向)にスライド可能である。洗浄槽14は、扉15に連結されている。扉15を前方(図1の左方向)へ引き出すと、扉15とともに洗浄槽14が引き出される。洗浄槽14は、上部が開放された箱状に形成されている。洗浄槽14には、洗浄ノズル21、食器カゴ61等が収容されている。洗浄ノズル21には、複数の噴射口21aが形成されている。食器カゴ61は、種々の食器19を保持するために、食器19に対応した形状に形成されている。
洗浄槽14の上方には、シール蓋56が配置されている。シール蓋56は、図示しない昇降機構によって本体12と連結されている。扉15が閉じられた状態(洗浄槽14が本体12に収容されている状態)では、シール蓋56は降下して洗浄槽14の上側開口部に蓋をする。洗浄槽14が本体12から引き出されるときには、シール蓋56は上昇して洗浄槽14の上側開口部を開放する。
洗浄槽14の底面39には、吸込凹部31が形成されている。吸込凹部31の上側開口部は、残菜フィルタ17によって覆われている。残菜フィルタ17はメッシュ状に形成されている。残菜フィルタ17は、洗浄槽14から取り外すことができる。底面39の下方には、ポンプ27が設けられている。ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転する。ポンプ27は、インペラ28を一方向(順方向)に回転することもできるし、その逆の方向(逆方向)に回転することもできる。インペラ28が配置されている空間と吸込凹部31は、吸込流路32によって連通されている。ポンプ27が配置されている底面39の上方には、電気式のヒータ30が装着されている。ヒータ30の下方には、サーミスタ55が配置されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に洗浄水やすすぎ水が入れられているときには水の温度を検出し、洗浄水やすすぎ水が入れられていないときには洗浄槽14内の空気の温度を検出する。
洗浄槽14の底面39には、洗浄ノズル21が回転可能に取付けられている。洗浄ノズル21は、ポンプ27の第1吐出口11と連通している。ポンプ27が駆動し、インペラ28が順方向に回転すると、洗浄槽14内の洗浄水が洗浄ノズル21に送出される。洗浄ノズル21に送出された洗浄水は、複数の噴射口21aから洗浄槽14内に噴射される。複数の噴射口21aの一部の噴射口は、水を噴射したときに洗浄ノズル21に回転モーメントを発生させる。
扉15には、操作パネル16と排気経路18が配置されている。操作パネル16には、各種のボタンやランプ等が設けられている。排気経路18は、洗浄槽14の内側と外側を連通している。
本体12の後方壁33(図1の右側の壁)には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34とポンプ27の第2吐出口35は、排水流路36によって連通されている。排水流路36の排水ホース34と接続されている側の端部には、排水逆止弁38が装着されている。排水逆止弁38は、排水ホース34から排水流路36に排水が逆流するのを防止する。ポンプ27が駆動し、インペラ28が逆方向に回転すると、洗浄槽14内の洗浄は、排水流路36を介して、洗浄槽14から排水される。
また、本体12の後方壁33には、給水ホース40の一端が接続されている。給水ホース40の他端は、図示しない給水源に接続される。給水ホース40には、水道水(冷水)が直接供給されることもあるし、給湯器によって加熱された温水が供給されることもある。給水ホース40の一端は、第1給水流路42を介して本体12内部の給水弁41に接続されている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41は、第2給水流路43を介してスチーム発生装置65に連通している。
スチーム発生装置65は、必要に応じて、供給された水を加熱して蒸発させる。スチーム発生装置65に供給された水は、蒸発して水蒸気となって送り出されることもあるし、加熱されることなくスチーム発生装置65を単に通過することもある。スチーム発生装置65は、第3給水流路66を経由して、洗浄槽14に設けられたノズル67に連通している。スチーム発生装置65で発生した水蒸気は、第3給水流路66を経由してノズル67から洗浄槽14内に噴霧される。また、スチーム発生装置65を単に通過した水も、第3給水流路66を経由してノズル67から洗浄槽14内に流れ込む。
本体12の後方壁33と洗浄槽14の後方壁51の間には、乾燥ファン52が配置されている。乾燥ファン52は、内蔵するモータでファン53を回転駆動する。洗浄槽14は、吸気経路63を介して乾燥ファン52と接続されている。
本体12の底面57には、凹部58が形成されている。凹部58には、水漏れ検知センサ59の2本の電極が差し込まれている。洗浄槽14から外部に水が漏れ、その漏れた水が凹部58に流れ込むと、電極間が導通して水漏れ検知センサ59がオンになる。
洗浄槽14の前方には、水位検知器45が配置されている。水位検知器45は、水位室46とフロート47とバー48と水位スイッチ49を備えている。水位室46は、水位経路50によって吸込凹部31と連通されている。フロート47は、水位室46内に配置されている。バー48は、フロート47の上部に固定されており、水位室46から上方に突出している。水位スイッチ49は、バー48の上方に配置されている。洗浄槽14内に水が供給されると、水位経路50を介して水位室46にも水が導入される。水位室46内の水位は、洗浄槽14内の水位と同一である。即ち、洗浄槽14内に給水されて、洗浄槽14内の水位が上昇すると、水位室46内の水位も上昇する。フロート47は、水位室46に導入された水によって浮上する。水位室46内の水位の上昇に伴って、フロート47が浮上されると、バー48の上端が水位スイッチ49に接触する。これにより、水位スイッチ49がオンになる。
図2はスチーム発生装置65の構成を模式的に示している。スチーム発生装置65は、内部に水を貯めることができる箱型容器状の本体部70と、本体部70の上部開口を閉塞する蓋部72を備えている。蓋部72は本体部70に対して着脱可能に取り付けられている。本体部70の蓋部72と当接する部位にはシールパッキン74が装着されており、蓋部72と本体部70の当接部位は気密に封止される。
本体部70の底部には図1の第2給水流路43に連通する給水口76が設けられている。給水口76は本体部70の内側底面で開口しており、第2給水流路43から供給される水は本体部70の内部に貯められていく。
本体部70の内部には、本体部70の内側底面から上方向に伸びて上向きに開口する出水管77が設けられている。出水管77の上端の開口部79は、本体部70の内部における規定水位と同じ高さに位置合わせされている。この規定水位は、本体部70内の水を全て蒸発させたときに、後述するスチーム工程で必要とされる水蒸気量を発生させることが可能な水位に設定される。開口部79は出水管77の下端の出水口78を介して図1の第3給水流路66に連通している。スチーム発生装置65に第2給水流路43から給水がされると、本体部70の内部の水位が上昇していき、その水位が規定水位を超えると、本体部70の内部の水が開口部79から出水口78へ溢れ出る。出水口78から溢れ出た水は、第3給水流路66へ流れ込み、ノズル67を介して洗浄槽14へ供給される。
本体部70の底部には、スチームヒータ80が設けられている。スチームヒータ80は略U字状の形状をしており、本体部70の底部を加熱する。スチームヒータ80に通電すると、本体部70が加熱されて高温となり、本体部70の内部の水が加熱される。加熱によって本体部70の内部の水は蒸発して水蒸気となり、開口部79から出水口78を経て第3給水流路66へと流入する。第3給水流路66へ流入した水蒸気は、ノズル67を介して洗浄槽14の内部へ噴霧される。
本体部70の底部にはスチームサーミスタ82が設けられている。スチームサーミスタ82の温度検知部83は、本体部70の内側底面から突出する高さとなるように配置されている。スチームサーミスタ82は温度検知部83における温度を検出する。
本体部70の底部にはバイメタルスイッチ84が内蔵されている。バイメタルスイッチ84は、通常時にはオンとなっているが、本体部70の底部が異常な高温となったときにオフに切換わる。
図1の水位検知器45の上方には、コントローラ60が装着されている。コントローラ60には、操作パネル16、ポンプ27、ヒータ30、給水弁41、水位スイッチ49、乾燥ファン52、サーミスタ55、水漏れ検知センサ59、スチームヒータ80、スチームサーミスタ82、バイメタルスイッチ84が接続されている。コントローラ60は、内蔵するCPU60a、メモリ60b等によって、接続されている各装置の動作を制御する。メモリ60bは、各装置の制御するための情報を記憶している。
図3はコントローラ60が行う処理手順を示すフローチャートである。図3に示すように、本実施例の食器洗浄機10は、洗浄槽14内に食器19を収容した後に、スチーム工程S2、洗浄工程S4、すすぎ工程S6、乾燥工程S8を順に実施して、洗浄槽14内の食器19を洗浄する。スチーム工程S2については、後に詳述する。洗浄工程S4では、洗浄槽14内の洗浄水をポンプ27によって吸引し、吸引した洗浄水を洗浄ノズル21から食器19に噴射し、食器19を洗浄する。すすぎ工程S6では、洗浄槽14の排水と給水を繰り返しながら、洗浄槽14内の水をポンプ27によって吸引し、吸引した水を洗浄ノズル21から食器19に噴射して、食器19をすすぐ。乾燥工程S8では、乾燥ファン52を駆動しつつヒータ30による加熱を行い、洗浄槽14内に温風を送り込んで食器19を乾燥させる。
図4はスチーム工程S2におけるコントローラ60の処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS12では、給水弁41を開いて、給水源からの給水を開始する。スチーム発生装置65の本体部70の内部へ水が流れ込み、本体部70内の水位が上昇していく。本体部70内の水位が規定水位を超えると、第3給水流路66へ水が溢れ出て、洗浄槽14にも水が供給される。洗浄槽14へ供給された水は、水位検知器45の水位室46にも流入する。
ステップS14では、水位スイッチ49がオンになるまで待機する。給水によって、洗浄槽14の水位とともに水位室46の水位が上昇し、水位スイッチ49がオンになると、ステップS16で給水弁41を閉じる。水位スイッチ49がオンに切換った時点では、洗浄槽14内の水位は水位スイッチ49に対応する水位にまで達しており、スチーム発生装置65の本体部70内の水位は規定水位にまで達している。
ステップS18では、スチームヒータ80への通電を開始する。これによって、スチーム発生装置65の本体部70の内部の水が加熱されて、本体部70内の水温が上昇していく。
ステップS20では、スチームサーミスタ82の検出温度が100℃に達したか否かを判断する。図5はスチーム発生装置65において、規定水位まで貯められた水をスチームヒータ80で加熱した場合の、スチームサーミスタ82の検出温度の履歴を示している。本実施例のスチーム発生装置65では、本体部70内で発生した水蒸気は小口径のノズル67を介して洗浄槽14へ導入されるため、高温の水蒸気の発生によって本体部70内の気圧が上昇し、本体部70の内部の水の沸点は100℃よりも高温となる。従って、本体部70内の水が沸騰するよりも早くスチームサーミスタ82の検出温度は100℃を超えることになる。
ステップS20でスチームサーミスタ82の検出温度が100℃に満たない場合(NOの場合)、処理はステップS22へ進む。ステップS22では、スチームヒータ80への通電を開始してからの経過時間が5分に達したか否かを判断する。
ステップS22で経過時間が5分に満たない場合(NOの場合)には、処理はステップS20へ戻り、再びスチームサーミスタ82の検出温度の判定を行う。
ステップS22で経過時間が5分を超えた場合(YESの場合)には、ステップS26で操作パネル16を通じて利用者に異常を報知し、ステップS34でスチームヒータ80への通電を終了して、スチーム工程を終了する。
スチーム発生装置65は、本体部70内に規定水位まで貯められた水を5分以内に全て蒸発させるように設計されているので、本来であれば、スチームヒータ80への通電を開始してから、スチームサーミスタ82の検出温度が100℃に達することなく、5分が経過してしまうことはない。しかしながら、スチームヒータ80の故障によって、加熱能力が不足し、本体部70も内部に蓄えられた水も十分に加熱されないまま、5分が経過してしまう場合がある。また、スチームヒータ80が正常に動作し、本体部70もその内部に蓄えられた水も十分に加熱されているにも関わらず、スチームサーミスタ82の故障によって、温度が低く検出されて、検出温度が100℃に達しない場合もある。本実施例の食器洗浄機10では、いずれの場合についても、スチームヒータ80への通電開始から5分が経過した時点で、利用者に異常を報知して、強制的に洗浄工程S4へと移行する。その後、洗浄工程S4、すすぎ工程S6、乾燥工程S8を順に実施して、食器洗浄機10は運転を終了する。
ステップS20でスチームサーミスタ82の検出温度が100℃を超える(YESとなる)と、ステップS24で1分間待機した後、ステップS28へ進む。図5に示すように、スチームサーミスタ82の検出温度が100℃に達すると、1分も経たずに本体部70の内部の水が沸騰し始め、スチームサーミスタ82の検出温度は安定する(図中のW1参照)。従って、ステップS24で1分間待機することで、これ以降のスチームサーミスタ82の検出温度が安定する。
ステップS28では、スチームサーミスタ82の検出温度を基準温度としてメモリ60bに記憶する。
ステップS30では、スチームサーミスタ82の検出温度が、5秒間継続して基準温度を下回るか否かを判断する。図5のW1に示すように、本体部70内に十分な量の水がまだ残っており、水が沸騰を続けている間は、スチームサーミスタ82の検出温度は下がることなく安定している。この場合、スチームサーミスタ82の検出温度が5秒間継続して基準温度を下回ることがない。しかしながら、図5のW2に示すように、本体部70内の水が全て蒸発しきる直前には、サーミスタの検出温度がわずかに低下する期間が存在する。この検出温度の低下は、スチームサーミスタ82の温度検知部83が本体部70の内側底面から突出する高さに位置していることにより、本体部70内の水位が温度検知部83よりも低くなり、本体部70内の水が蒸発する際の気化熱を始めとする温度検知部83近傍での熱収支に変化が生じるためと考えられる。この場合、スチームサーミスタ82の検出温度は5秒間継続して基準温度を下回ることになる。なお、図5のW3は、本体部70内の水が全て蒸発しきった後もスチームヒータ80への通電を継続した場合(いわゆる空だきを行った場合)のスチームサーミスタ82の検出温度を示している。本実施例の食器洗浄機10では、本体部70内の水が全て蒸発しきってからもスチームヒータ80への通電を継続することはないので、実際にはW3に示すような検出温度の履歴となることなない。
ステップS30でスチームサーミスタ82の検出温度が5秒間継続して基準温度を下回った場合(YESの場合)には、ステップS34でスチームヒータ80への通電を終了して、スチーム工程S2を終了する。そうでない場合(NOの場合)には、ステップS32へ進む。
ステップS32では、スチームヒータ80への通電を開始してからの経過時間が5分に達したか否かを判断する。経過時間が5分に達していない場合(NOの場合)には、ステップS30へ戻り、再びスチームサーミスタ82の検出温度の判定を行う。経過時間が5分に達した場合(YESの場合)には、ステップS34でスチームヒータ80への通電を終了して、スチーム工程S2を終了する。
なお上述の一連の処理の間に、スチーム発生装置65のバイメタルスイッチ84がオフに切換わると、割り込み処理によって、コントローラ60が行う処理はステップS26へと強制的に移行し、ステップS26で利用者に異常を報知して、ステップS34でスチームヒータ80への通電を終了した後、スチーム工程S2を終了する。
スチーム工程S2が終了した時点においては、洗浄槽14内にはすでに水位スイッチ49に対応する水位の給水がなされている。図2の洗浄工程S4では、この水を利用して食器の洗浄を行う。
本実施例の食器洗浄機10では、スチーム工程S2の最初に行うステップS12、S14およびS16の給水処理において、食器洗浄機10に給水される水がスチーム発生装置65の本体部70の内部を通過して洗浄槽14へと流れ込む。これによって、スチーム発生装置65の本体部70の内側が洗い流され、それ以前の運転で生じた微量のスケールがスチーム発生装置65から取り除かれる。
また、本実施例の食器洗浄機10では、すすぎ工程S6における洗浄槽14への給水処理の際にも、食器洗浄機10へ給水される水がスチーム発生装置65の本体部70の内部を通過して洗浄槽14へと流れ込む。これによって、スチーム発生装置65の本体部70の内側が洗い流され、直前のスチーム工程S2で生じた微量のスケールがスチーム発生装置65から取り除かれる。
スチーム発生装置65の本体部70の内側を洗い流した水は、洗浄槽14に貯められて、その後の洗浄工程S4やすすぎ工程S6において、食器の洗浄やすすぎに利用されることになる。しかしながら、一度のスチーム工程S2で生じるスケールはごく微量であるから、本体部70の内部を洗い流した水であっても、問題なく食器の洗浄やすすぎに利用することができる。
以上のように、本実施例の食器洗浄機10では、スチーム発生装置65が洗浄槽14へ水を供給する給水経路に組み込まれており、洗浄槽14への給水に伴ってスチーム発生装置65の内部が洗い流される構成となっている。これによって、スチーム発生装置65の内部にスケールが堆積していくことを抑制することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えばスチーム発生装置65の代わりに、図6のスチーム発生装置165や、図7のスチーム発生装置265を用いることもできる。図6のスチーム発生装置165では、出水管77が本体部70の側面に設けられており、出水管77の開口部79は本体部70の内側側面に形成されている。図7のスチーム発生装置265では、出水管77が蓋部72と一体的に形成されており、出水管77の下端の開口部79は本体部70の内部に形成されている。スチーム発生装置165、265はいずれも、スチーム発生装置65と同様に、洗浄槽14へ水を供給する給水経路に組み込まれており、給水源から供給された水を蒸発させて洗浄槽14へ水蒸気を送り出すこともできるし、供給された水を単に通過させることもできる。洗浄槽14への給水に伴って本体部70の内部が洗い流されるので、本体部70の内部にスケールが堆積していくことを抑制することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
本実施例の食器洗浄機の断面模式図。 本実施例のスチーム発生装置の断面模式図。 本実施例の食器洗浄機の全工程を示すフローチャート。 本実施例のスチーム工程を示すフローチャート。 本実施例のスチームサーミスタの検出温度の履歴を示す図。 本実施例の変形例のスチーム発生装置の断面模式図。 本実施例の他の変形例のスチーム発生装置の断面模式図。
符号の説明
10 食器洗浄機
11 第1吐出口
12 本体
14 洗浄槽
15 扉
16 操作パネル
17 残菜フィルタ
18 排気経路
19 食器
21 洗浄ノズル
21a 噴射口
27 ポンプ
28 インペラ
30 ヒータ
31 吸込凹部
32 吸込流路
33 後方壁
34 排水ホース
35 第2吐出口
36 排水流路
38 排水逆止弁
39 底面
40 給水ホース
41 給水弁
42 第1給水流路
43 第2給水流路
45 水位検知器
46 水位室
47 フロート
48 バー
49 水位スイッチ
50 水位経路
51 後方壁
52 乾燥ファン
53 ファン
55 サーミスタ
56 シール蓋
57 底面
58 凹部
59 水漏れ検知センサ
60 コントローラ
60b メモリ
61 食器カゴ
63 吸気経路
65 スチーム発生装置
66 第3給水流路
67 ノズル
70 本体部
72 蓋部
74 シールパッキン
76 給水口
77 出水管
78 出水口
79 開口部
80 スチームヒータ
82 スチームサーミスタ
83 温度検知部
84 バイメタルスイッチ

Claims (2)

  1. 洗浄槽に収容された食器を洗浄する食器洗浄機であって、
    水を加熱して水蒸気を発生させるスチーム発生装置を備えており、
    そのスチーム発生装置が洗浄槽へ水を供給する給水経路に組み込まれている食器洗浄機。
  2. 前記スチーム発生装置が、
    内部に水を貯める本体部と、
    本体部内に貯められた水を加熱するヒータと、
    本体部内へ水を供給する給水口と、
    本体部内の所定の高さの開口部に連通する出水口を備えており、
    洗浄槽へ水を供給する際には、給水口から供給される水が本体部内に貯められていき、本体部内の水位が開口部の高さに達すると、開口部から溢れ出た水が出水口を経て洗浄槽へ供給され、
    洗浄槽へ水蒸気を供給する際には、本体部内に貯められた水がヒータで加熱されて蒸発し、発生した水蒸気が開口部から出水口を経て洗浄槽へ供給される、請求項1の食器洗浄機。
JP2007281364A 2007-10-30 2007-10-30 食器洗浄機 Active JP4969408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007281364A JP4969408B2 (ja) 2007-10-30 2007-10-30 食器洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007281364A JP4969408B2 (ja) 2007-10-30 2007-10-30 食器洗浄機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009106488A true JP2009106488A (ja) 2009-05-21
JP4969408B2 JP4969408B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=40775695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007281364A Active JP4969408B2 (ja) 2007-10-30 2007-10-30 食器洗浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4969408B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109758085A (zh) * 2017-11-10 2019-05-17 青岛海尔洗碗机有限公司 一种洗碗机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62159847U (ja) * 1986-03-28 1987-10-12
JPH0397081U (ja) * 1990-01-17 1991-10-04
JP2005080892A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Mitsubishi Electric Corp 食器洗浄機
JP2007130143A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Toshiba Corp 食器洗浄機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62159847U (ja) * 1986-03-28 1987-10-12
JPH0397081U (ja) * 1990-01-17 1991-10-04
JP2005080892A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Mitsubishi Electric Corp 食器洗浄機
JP2007130143A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Toshiba Corp 食器洗浄機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109758085A (zh) * 2017-11-10 2019-05-17 青岛海尔洗碗机有限公司 一种洗碗机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4969408B2 (ja) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7909940B2 (en) Dish washing machine with steam generator and method of controlling same
EP3254597B1 (en) Method for controlling water supply of dishwasher
KR102443320B1 (ko) 식기 세척기 및 식기 세척기의 제어방법
JP4969408B2 (ja) 食器洗浄機
KR100857803B1 (ko) 스팀발생장치 및 이를 구비한 식기세척기
EP2079354B1 (en) A method for controlling a dish washing machine
JP4712015B2 (ja) 食器洗浄機
JP2009247458A (ja) 食器洗浄機
JP4852514B2 (ja) 食器洗浄機
JP2014000188A (ja) 食器洗い機
JP2005304619A (ja) 食器洗浄機
EP2052662A2 (en) Method of controlling dishwasher
JP4985612B2 (ja) 食器洗い機
JP4774402B2 (ja) 食器洗浄機とその制御方法
KR20080089108A (ko) 식기 세척기의 제어 방법
KR20070046036A (ko) 업소용 식기세척기의 헹굼수탱크 온도감지구조
JP3899655B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP5785962B2 (ja) 食器洗浄機
JP4742084B2 (ja) 食器洗浄機
KR100873144B1 (ko) 식기세척기의 제어방법
JP2017121421A (ja) 洗浄機
JP4211662B2 (ja) 食器洗浄機
JP4769133B2 (ja) 食器洗浄機
JP5923481B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP2005253623A (ja) 食器洗い機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111201

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4969408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250