JP2009106118A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、リチウムイオン電池等の二次電池を定電流・定電圧充電制御方式で充電するための充電装置に関し、特に、充電すべき二次電池の内部抵抗等の種類に対応して充分な充電容量を確保することを目的とする。
【解決手段】
制御回路装置50は、基準となる二次電池について、定電流充電時間の判別値tcと、該定電流充電時間の判別値tcの大きさに応じて大きく決定された、前記終止電流値IpおよびIqとの関係を予め記憶しておき、充電を行う二次電池2について、定電流充電時間tcを実測し、該実測時間値を前記定電流充電時間の判別値tcと比較し、実測時間値tcの大きさに応じて満充電と判別する終止電流値をIpまたはIqに設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、リチウムイオン電池等の二次電池を定電流・定電圧充電制御方式で充電するための充電装置に関し、特に、充電すべき二次電池の内部抵抗等の種類に対応して充分な充電容量を確保することが可能な充電装置に関する。
一般に、繰り返し充電が可能な二次電池は、電動工具等の携帯用機器の電源として利用され、容量がなくなる毎に機器から取り外されて充電装置で充電した後に、再び携帯用機器に装着されるという作業を繰り返し、多数回の使用が可能になる。この種の二次電池としては、出力密度が高いリチウムイオン電池が広く使用されつつある。
リチウムイオン電池の充電には、充電を行う二次電池に対して定電流を通電した後に、定電圧を印加する定電流・定電圧充電制御方式が使用されている。この定電流・定電圧充電制御方式における満充電の判定は、下記特許文献1に示されるように、定電流充電の期間が終了した後に、定電圧充電制御に移行し、定電圧充電制御では、充電電流が定電流値から降下するので、充電電流が所定の終止電流値以下に達した時に、二次電池は満充電と判別する方法が一般に採用されている。
特開平2−192670号公報
しかしながら、定電流・定電圧充電制御方式において、二次電池は電池内部の材料、構造、製造方法等により異なる充電特性を示すため、終止電流を、単純に、電池種に従って一律にある所定値に設定して、その設定した所定値に充電電流が降下したか否かによって満充電を判別するだけでは、二次電池の種類による充電特性の違いから適切な充電が行われない場合がある。
例えば、リチウムイオン電池を定電流・定電圧充電制御にて充電を行う場合、内部抵抗が高い二次電池を充電する場合には、内部抵抗が比較的低いものに比べ、電池電圧の上昇率が高くなるため、早い時点で定電圧に達してしまう。この場合、定電流充電によって電池電圧が定電圧に達した後に、充電電流は刻々と降下して所定電流値(終止電流値)以下に減少した時に、満充電と判別して充電を終了する。一方、比較的内部抵抗が低い二次電池を充電する場合は、電池電圧の上昇率が低いため、比較的長い時間、定電流で充電が行われ、しかる後に、充電電流が降下して上記の場合と同一に設定された終止電流値までさらに減少すると、満充電と判別して充電を終了する。この結果、図6の充電特性図に示すように、内部抵抗小RSの電池における定電流Icでの充電時間tc2は、内部抵抗大RLの電池における定電流充電時間tc1に比較して長くなる。
このように、本発明者の検討によれば、二次電池の内部抵抗の違いに基づいて充電特性に差異が生ずるため、図6に示すように、定電流充電後の定電圧充電時における充電電流の終止電流を一律に所定値Irに設定して満充電の判別を行うと、内部抵抗の大きい二次電池を充電する場合は、充分な充電が行われず、充電容量の不足を来す場合があることが分かった。すなわち、従来の満充電の判別法では、二次電池の公称容量を充分確保できない場合があることが分かった。
従って、本発明の目的は、かかる問題を解決するために、リチウムイオン電池等の二次電池を定電流・定電圧充電制御方式で充電するための充電装置において、充電特性に応じた適切な満充電を行うことにある。
上記課題を解決するために本発明に従って開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次のとおりである。
本発明の一つの特徴によれば、二次電池を定電流・定電圧充電制御方式で充電する充電装置であって、前記定電流を通電するための充電電流制御回路と、前記定電圧を印加するための充電電圧制御回路と、前記充電電流制御回路および前記充電電圧制御回路を制御するための制御回路装置とを具備し、充電電流が前記定電流値より所定の終止電流値に降下した際に満充電と判別して充電を終了させる充電装置において、前記制御回路装置は、前記終止電流値を変更できるように構成し、かつ前記二次電池の電池電圧および電池温度に基づいて、前記終止電流値を変更するための判別値を設定できるように構成する。
本発明の他の特徴によれば、前記判別値は、充電開始前の前記電池電圧および前記電池温度に基づいて設定できるように構成する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記判別値は、充電開始前の前記電池電圧が第1所定値より小さい場合、前記電池温度に対応した少なくとも第1判別値および第2判別値を有し、かつ充電開始前の前記電池電圧が前記第1所定値以上であって該第1所定値より大きい第2所定値以下の場合、前記電池温度に対応した少なくとも第3判別値および第4判別値を有し、前記第1判別値、前記第2判別値、前記第3判別値および前記第4判別値は、互いに異なる値であって、前記二次電池の充電開始前の電池電圧および電池温度に基づいて選択される。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記判別値は、前記二次電池に定電流を充電する充電時間、または前記二次電池の充電開始から所定時間経過後の電池電圧によって規定されている。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記判別値は前記二次電池に定電流を充電する充電時間によって規定され、前記制御回路装置は、前記判別値と前記終止電流値との関係を予め記憶しておき、前記定電流充電時間を実測し、該実測時間値を前記定電流充電時間の前記判別値と比較し、前記比較結果に応じて満充電と判別する前記終止電流値を設定する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記判別値は充電開始から所定時間経過後の電池電圧によって規定され、前記制御回路装置は、前記判別値と前記終止電流値との関係を予め記憶しておき、充電開始から前記所定時間経過後の電池電圧を実測し、該実測電池電圧値を前記電池電圧の前記判別値と比較し、前記比較結果に応じて満充電と判別する前記終止電流値を設定する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路装置は、充電開始前の電池電圧の基準値と前記定電流充電時間の前記判別値または前記充電開始から前記所定時間経過後の電池電圧の前記判別値との関係を予め記憶しておき、充電開始前の電池電圧を実測し、該充電開始前の電池電圧実測値と、前記定電流充電時間実測値または前記充電開始から所定時間経過後の前記電池電圧実測値との大きさに応じて、満充電と判別する前記終止電流値を設定する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記充電装置は前記二次電池の温度を検出するための温度検出回路をさらに具備し、前記制御回路装置は、充電開始前の電池温度の基準値と前記定電流充電時間の前記判別値または前記充電開始から前記所定時間経過後の電池電圧の前記判別値との関係を予め記憶しておき、充電開始前の電池温度を実測し、該充電開始前の電池温度実測値と、前記定電流充電時間実測値または前記充電開始から所定時間経過後の前記電池電圧実測値との大きさに応じて、満充電と判別する前記終止電流値を設定する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記充電装置は前記二次電池のセル数を判別するためのセル数判別回路をさらに具備し、前記制御回路装置は、セル数の基準値と前記定電流充電時間の判別値または前記充電開始から前記所定時間経過後の電池電圧の判別値との関係を予め記憶しておき、前記二次電池のセル数を実測し、該二次電池のセル数実測値と、前記充電開始から所定時間経過後の前記電池電圧実測値との大きさに応じて、満充電と判別する前記終止電流値を設定する。
本発明のさらに他の特徴によれば、二次電池に対して定電流を通電した後に、定電圧を印加する定電流・定電圧充電制御方式の充電装置であって、前記定電流を通電するための充電電流制御回路と、前記定電圧を印加するための充電電圧制御回路と、前記充電電流制御回路および前記充電電圧制御回路を制御するための制御回路装置とを具備し、充電電流が前記定電流値より所定の終止電流値に降下した際に満充電と判別して充電を終了させる充電装置において、前記制御回路装置は、前記二次電池の内部抵抗の大小を判別し、該内部抵抗が大きいものと判別された場合は、該内部抵抗が小さいものと判別された場合に比較して、満充電と判別する前記終止電流値を小さく設定する。
上記本発明の特徴によれば、二次電池を定電流・定電圧充電制御方式で充電する充電装置において、充電すべき二次電池の電池電圧および電池温度に基づいて、満充電と判別するための終止電流値を変更するための判別値を設定するので、判別値を規定する定電流の充電時間、所定時間経過後の充電電圧等の実測値を判別値と比較することによって満充電と判別する終止電流値を変更することができる。これにより、満充電と判別する終止電流値を二次電池の初期特性に応じて変更することが可能となり、二次電池の充電完了前の特性に応じて適切な電池容量を持つように充電することが可能となる。
本発明の上記および他の目的、ならびに上記および他の特徴および利点は、以下の本明細書の記述および添付図面からさらに明らかとなるであろう。
最初に、本発明の一実施形態に係る充電装置の回路構成について、図1に示した回路図を参照して説明する。
図1において、充電装置300によって充電すべき電池パック(二次電池)2は、単数または直列接続された複数の充電可能な、リチウムイオン電池セル2aと、電池パック2内の電池温度を検出するために、電池セル2aに接触または近接して配置されたサーミスタ等の温度検出センサとして機能する感温素子2bとから成る。さらに、電池パック2は電池セル2aのセル数を判別するための電池種判別手段2cを有する。この電池種判別手段2cは、本実施形態では、電池種によって異なる抵抗値を持つ抵抗2cから成るが、電池種を種別コードで表示して、コードを読み出すように構成しても良い。例えば、電池パック2は、電池セル2aが公称電圧3.6Vの電圧を有するリチウムイオン電池(セル)を4個直列接続したもの(4セル)から成り、その出力電圧は14.4Vである。
電池パック2に充電電力を供給するための充電電源回路(第1の電源回路)200は、第1の整流平滑回路10と、スイッチング電源回路20と、第2の整流平滑回路30とから構成される。
第1の整流平滑回路10は全波整流回路11と平滑用コンデンサ12とから成り、商用交流電源等の交流電源1を全波整流する。スイッチング電源回路20は、高周波トランス21と、トランス21の1次コイルに直列接続されたMOSFET(スイッチング素子)22と、MOSFET22のゲート電極に印加する駆動パルス信号のパルス幅を変調させるためのPWM制御IC(スイッチング制御IC)23とを備える。PWM制御IC23は、ホトカプラから成る充電制御信号伝達手段4および充電帰還信号伝達手段5より入力される制御入力信号に基づいて、MOSFET22の充電動作の開始および停止を制御し、かつMOSFET22のゲート電極に供給する駆動パルス幅を変えることによって、MOSFET22のオン時間を制御し、整流平滑回路30の出力電圧と電池パック2の充電電流を調整する。第2の整流平滑回路30はトランス21の2次コイル側に接続されたダイオード31および32、チョークコイル33、ならびに平滑用コンデンサ34および放電用抵抗35から成る。
充電電源回路200の出力側30aには充電するための電池パック2が接続される。一方、充電電源回路200には、充電電流制御回路60および定電圧制御回路80が電気的に接続される。
充電電流制御回路60は、オペアンプ(演算増幅器)61aおよび61bと、オペアンプ61aおよび61bの入力抵抗62および64と、オペアンプ61aおよび61bの帰還抵抗63および65と、充電電流設定回路を構成する抵抗66および抵抗67と、ダイオード69およびダイオード電流制限用抵抗68からなる出力回路とから構成されたオペアンプ多段接続回路を含む。設定充電電流に対応する設定電位を与える分圧抵抗66および67には、マイコン50等の駆動電源Vccを給電する、後述の定電圧電源100の出力電圧(Vcc)が印加される。充電電流制御回路60の入力側は電池パック2の充電電流を検出するための抵抗から成る電流検出手段3に接続される。また、その出力側は、上述したように、ホトカプラから成る充電帰還信号伝達手段5を介してPWM制御IC23を制御する。このような構成に基づき充電電流制御回路60は電池パック2に供給する充電電流を定電流値に制御する。なお、オペアンプ61aの出力はA/Dコンバータ(A/Dポート)52に入力され、その値はマイコン50において電流値として取込まれる。
定電圧制御回路80は、オペアンプ81と、反転入力端子(−)側の入力抵抗82と、帰還抵抗84と、非反転入力端子(+)側の入力抵抗83と、ダイオード89およびダイオード電流制限用抵抗85から成る出力回路とから構成される。定電圧制御回路80の入力側は、抵抗41および抵抗42から成る充電電源の出力電圧検出回路40に接続され、上述した充電電源回路200の出力側30aのフィードバック用検出電圧が入力される。その出力側は、上記充電電流制御回路60の出力側と同様に、ホトカプラから成る充電帰還信号伝達手段5を介してPWM制御IC23を制御する。従って、PWM制御IC23は、上記充電電流制御回路60または定電圧制御回路80の出力信号(フィードバック信号)により制御されることになる。
さらに、オペアンプ81の非反転入力端子には抵抗83を介して出力電圧設定回路80aが接続される。出力電圧設定回路80aは、抵抗86〜88から構成される。出力電圧設定回路80aからオペアンプ81の非反転入力(+)へ供給する設定電圧は、後述するマイコン50の出力ポート53bに抵抗88の一端を接続し、出力ポート53bからハイまたはロー信号を出力することにより抵抗88を抵抗87に並列接続するか否か制御する。これによってセル数の異なる充電電圧値を設定する。該設定電圧値に応じた定電圧制御回路80のフィードバック作用によって、第2の整流平滑回路30の出力電圧(出力端子30aの電圧)が所定の出力電圧値に制御される。
従って、定電圧制御回路80は出力電圧設定回路80aと共に、充電電源回路200の出力電圧を設定するための出力電圧制御回路を構成する。
充電電源回路200、充電電流制御回路60、定電圧制御回路80、出力電圧設定回路80a、および電池温度検出回路70等の動作は、マイコン(制御回路装置)50によって制御される。
マイコン50は、制御プログラムを実行するCPU(中央処理装置)51の他に、CPU51の制御プログラム、電池パック2の電池種に関するデータ、後述する図3および図4に示すような基準となる二次電池について、満充電判定に必要な終止電流の設定値と、充電前の電池電圧(Vo)の基準値、充電前の電池温度(To)の基準値、定電流充電時間の判別値(tc)、検出時間の判別値(Vx)等との関係を格納するリード・オンリ・メモリ(ROM)55、CPU51の作業領域やデータの一時記憶領域などとして利用されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)56、および充電時間等の計測に使用するタイマ57等を具備している。さらに、マイコン50は、上記した電池種判別抵抗2cおよび抵抗6、電池電圧検出回路7および電池温度検出回路70によって検出されたアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するための上記A/Dコンバータ52と、上記出力電圧設定回路80aに制御信号を出力するための出力ポート53bと、充電制御信号伝達手段4に充電の開始または停止を制御する制御信号を出力するための出力ポート53aと、電源投入時にリセット信号を入力するためのリセット入力ポート54とを具備する。
電池パック2の感温素子2bは、駆動電源電圧Vccが給電された直列抵抗71および72から成る電池温度検出回路70に接続され、抵抗値の温度変化を電圧に変換し、マイコン50のA/Dコンバータ52に入力される。
電池パック2の電池種判別抵抗2cは、上述したように電池パック2のセル数に対応する抵抗値を持つので、一端が駆動電源Vccに接続された抵抗6と共に分圧回路を構成し、その分圧電圧をマイコン50のA/Dコンバータ52に入力し、マイコン50によって電池パック2の電池の種類(セル数)を判別する。
電池パック2の電池電圧は、分圧用抵抗7aおよび7bから成る電池電圧検出回路7によって検出電圧として分圧され、マイコン50のA/Dコンバータ52に入力される。
電池パック2の充電を開始または停止させる制御信号は、マイコン50の制御プログラムに従って、その出力ポート53aより充電制御信号伝達手段4を介してPWM制御IC23の制御入力へ供給される。充電制御信号伝達手段4より充電開始の制御信号を受信すれば、PWM制御IC23によって、MOSFET22はスイッチング動作を開始し、逆に充電停止の制御信号を受信すれば、MOSFET22はスイッチング動作を停止する。
定電圧電源100は、マイコン50、充電電流制御回路60、充電電圧制御回路80(充電電圧設定回路80aを含む)、電池温度検出回路70、電池種判別の検出抵抗6等の駆動電源電圧Vccを供給するために設けられる。この電源100は、商用交流電源1を整流する第1の整流平滑回路10より分岐され、上記第1の電源回路である充電電源回路200とは別系統の第2の電源回路として設けられる。
定電圧電源100は、電源トランス102と、電源トランス102の1次コイル102aの閉回路に設けられたスイッチング電源用IC(PWM制御ICとFETを含む)101と、スイッチング電源用IC101によって発生したパルス電圧を電源トランス102の2次コイル102b側で整流する整流ダイオード103および平滑コンデンサ104と、フィードバック回路装置105、シャントレギュレータ106、出力電圧を設定する分圧抵抗107、108および平滑用コンデンサ109から成る定電圧化回路と、3端子レギュレータ110および平滑用コンデンサ111から成る定電圧Vccを出力する定電圧出力回路と、定電圧出力側に設けられたリセットIC112とから構成される。定電圧電源100のリセットIC112は、電源投入時などにマイコン50を初期状態にするために、マイコン50のリセット入力ポート54にリセット信号を出力する機能を有する。
直流電源回路90は、上記PWM制御IC23を駆動するための電源回路で、電源トランス102の第2の2次コイル92に接続された整流用ダイオード91および平滑用コンデンサ93から成り、この電源回路も上記充電電源回路200と別系統の電源回路として構成されている。
表示回路120は、電池パック2の充電状態を表示するために設けられ、例えば、赤色LED(R)および緑色LED(G)から成る表示回路121と、表示回路121の電流を制限する抵抗122、123とを具備する。表示回路120は、マイコン50の出力ポート53bの出力信号によって、赤色LED(R)の赤色または緑色LED(G)の緑色を点灯させ、さらに、両LED(R)、(G)を同時に発光させて橙色を点灯させる。本実施形態では、充電前には赤色を点灯させ、充電中は橙色を点灯させ、さらに充電終了時には緑色を点灯させるようにマイコン50によって制御する。
図6に示すように、従来の充電特性図によれば、一律に終止電流Irが設定され、電池の内部抵抗の大小(RLまたはRS)によって、定電流Icの充電時間または電池電圧の上昇率が大きく変化する。すなわち、内部抵抗が大きい電池(RL)は、小さい電池(RS)に比べて、定電流Icの充電時間tcが短くなる(tc1<tc2)。一方、所定時間td経過後の電池電圧(検出電圧)Vxは大きくなる。このとき、従来、二次電池の内部抵抗の大小(RLまたはRS)にかかわらず、満充電を判別する終止電流を一律Irに設定して判別していたので、内部抵抗の大きい二次電池は、充分な充電容量を確保できないという問題が生じた。
本発明では、このような充電特性に着眼し、図2の充電特性図に示すように、この定電流Icで充電が行われている時間tcによって内部抵抗の大小(RLまたはRS)に起因して決定される、例えば、定電流Icの充電時間tcの大小を検出し、この充電時間tcの大小を判別値として満充電を判別するための複数の終止電流値(IpまたはIq)を設定する。
一方、図2の充電特性図に示すように、内部抵抗が大きい電池(RL)は、小さい電池(RS)に比べて、電池電圧の上昇率が大きくなるので、充電開始後における所定時間td経過後の電池電圧Vxを検出し、この電池電圧Vxの大小に対応して、電池種に従った複数の終止電流値を設定するための判別値を規定する。
ここで、定電流充電時間tcの長短の程度、または電池電圧Vxの上昇の程度は、充電前の電池電圧Vo(残容量)および充電前の電池温度(To)によって異なっていることに着目して終止電流の大小を決定する。すなわち、図2に示すように、充電前の電池電圧Vo、すなわち電池の残容量が多い程、または電池温度Toが低いほど電池電圧Vxの上昇の程度は大きいので、本発明では、充電開始前の電池電圧Voおよび充電開始前の電池温度Toに対応して判別値を設定し、満充電判別のための終止電流の設定値(IpまたはIq)を使い分ける。
以上の観点から、本発明によれば、二次電池の種類(構造、構成材料、特性等)を考慮して基準となる二次電池について、図3または図4に例示すような満充電の判別値と判別方法を採用する。すなわち、図3に示す満充電の判別方法では、まず充電前の電池電圧Voが、電圧V1より小さく残容量が少ない場合、電圧V1〜V2の範囲で残容量が中程度の場合、電圧V2より大きく残容量が多い場合の3区分に区分けして満充電を判別するための複数の終止電流値IpまたはIqを設定する。また、充電前の電池温度Toについても、T1以上か、またはT1より低いかで、満充電を判別するための終止電流値IpまたはIqを設定する。さらに、定電流の充電時間tcの長短に対応した判別値t1〜t4を設定し、充電時間の実測値と判別値との関係より、終止電流値IpまたはIqを設定する。
すなわち、図3に示すように、充電前の電池電圧Voが第1の基準電圧V1より小さく、充電前の電池温度Toが第1の基準温度T1以上の場合、定電流充電時間判別値tcをt2に設定し、この判別値t2に対して実測時間の方が大きい場合、終止電流値を高い電流Iq(内部抵抗小RSと判断)に設定する。同様に、充電開始前の電池電圧Voおよび電池温度Toから定電流充電時間判別値tcを決定し、その決定した判別値に対する実測時間の大小に応じて終止電流値IqまたはIpを設定する。
なお、充電開始前の電池電圧VoがV2より高い(大きい)場合に判別を行わない理由は、満充電状態に近い電池は、内部抵抗の高低にかかわらず、電池温度の上昇の程度が高く、かつ同程度であるため判別を行う必要がないためである。
同様に、図4に例示するような判別方法では、図3に示す方法と同様に、充電前の電池電圧Voまたは充電前の電池温度Toに対応して満充電を判別するための終止電流値IqまたはIpを判別するための判別値を設定する。この判別値は、充電開始後、所定時間tdを経過した後に、上昇電池電圧Vxを検出し、その大小関係に対応して満充電の判別値Va〜Vdを設定する。すなわち、図4に示すように、充電前の電池電圧Voが第1の基準電圧V1より小さく、充電前の電池温度Toが第1の基準温度T1以上の場合、検出電圧判別値VxをVbに設定し、この判別値Vbに対して充電開始後、所定時間経過後の実測電池電圧が小さい場合、終止電流値を高い電流Iq(内部抵抗小RSと判断)に設定する。同様に、充電開始前の電池電圧Voおよび電池温度Toから検出電圧判別値Va〜Vdを決定し、その決定した判別値に対する実測電池電圧の大小に応じて終止電流値IqまたはIpを設定する。このように図3または図4に示す判別方法により、所定の公称容量を満足するような適切な充電容量を確保することができる。
マイコン50のROM(記憶部)55には、図3に示すように、基準となるリチウムイオン電池(2)について、充電前の電池電圧Vo(1セル当たりの電池電圧)の基準値(比較値)と、充電前の電池温度(To)の基準値と、定電流充電時間(tc)の判別値と、満充電判定の終止電流設定値(IpまたはIq)との相互関係を記憶させておく。同様に、図4に示すように、基準となるリチウムイオン電池(2)について、充電前の電池電圧Vo(1セル当たりの電池電圧)の基準値と、充電前の電池温度(To)の基準値と、充電開始後の所定時間経過後の電池電圧(Vx)の判別値と、満充電判定の終止電流設定値(IpまたはIq)との相互関係を記憶させておく。二次電池を充電する際は、充電前の電池電圧Vo、充電前の電池温度To、時間td経過後の充電電圧Vx、定電流の充電時間tc等をマイコン50のCPU51、タイマ57で実測、記録し、基準値または判別値と比較演算する。
次に、上記実施形態に係る充電装置300の動作について、図5に示す制御フローチャートを参照して説明する。
電源を投入すると、マイコン50は、出力ポート53aおよび53bをイニシャルセットする。次に、表示回路120の赤色点灯によって充電前であることを表示する。本実施例では、表示回路120の抵抗122に連なるマイコン50の出力ポート53bからハイ信号を出力し、表示回路120を赤点灯させることにより充電前であることを表示する(ステップ301)。
次に、二次電池2が充電装置300の出力端子30aに接続されたか否かを判別する(ステップ302)。二次電池2の接続は、例えば、電池温度検出回路70を介して入力されるマイコン50のA/Dコンバータ52の値に変化があった場合に、二次電池2が接続されたものと検出すればよい。二次電池2が接続された場合は、マイコン50は、電池電圧検出回路7を介して入力されるA/Dコンバータ52の値より充電開始前の電池電圧Voを記憶するとともに、電池温度検出回路70を介して入力されるA/Dコンバータ52の値より充電開始前の電池温度Toの値を記憶する(ステップ303)。
次に、抵抗から成るセル数判別手段6を介して入力されるマイコン50のA/Dコンバータ52の値よりセル数を判別し、判別したセル数に応じて充電電圧制御回路80の抵抗88に連なるマイコン50の出力ポート53bからハイまたはロー信号を出力させ、出力電圧を設定する(ステップ304)。例えば、ステップ304において3セルであると判別した場合、抵抗88に連なるマイコン50の出力ポートからロー信号を出力し、4セルであると判別した場合、ハイ信号を出力することによりそれぞれのセル数に応じた出力電圧を設定する。
次に、出力ポート53aよりハイ信号を出力し、その出力信号を、充電制御信号伝達手段4を介してPWM制御IC(スイッチング電源IC)23に、伝達することにより充電を開始する(ステップ305)。充電を開始したら、表示回路120より充電中であることを表示する。本実施形態では、表示回路120の抵抗123および抵抗122に連なる出力ポート53bよりハイ信号を出力して橙色を点灯させることにより充電中であることを表示する(ステップ306)。
次に、充電開始から所定時間を経過したか否かをチェックするために、所定時間の経過フラグが1であるか否かを判別する(ステップ307)。所定時間経過フラグが1でない場合は、充電開始から所定時間経過したか否かを判別する(ステップ308)。ステップ308において所定時間の経過を判別した場合(YESの場合)、ステップ309に進み、所定時間経過フラグを1とし、電池電圧が所定値以上か否かを判別する(ステップ310)。ステップ310では、所定時間tdの経過後に検出される電池電圧Vxの値から二次電池2の内部抵抗が大きいか否かを判別する。
図2を参照して上述したように、内部抵抗が大きい電池は小さい電池に比べ、所定時間td経過後の電池電圧Vxの上昇が大きくなる。この電池電圧Vxの上昇の具合から内部抵抗の大小を判別する。また、電池電圧Vxの上昇の程度は、充電前の電池電圧(残容量)Voや電池温度Toによって異なる。充電前の電池電圧Voが高いほど、または電池温度Toが低いほど、電池電圧Vxの上昇の程度は大きくなる。結果的に、図4の特性表に示すように、充電前の電池電圧の大きさとともに、電池電圧Vxの大きさに従って二次電池の内部抵抗を判定し、その内部抵抗の大きさに対応して満充電の終止電流の判別値を設定する。ステップ310では、図4に示すように、電池電圧Vxが所定値以上であるか否かを判別し、内部抵抗Riが大きいと判別した場合、ステップ311で内部抵抗大フラグを1にする。なお、本実施形態では、電池電圧Vxの検出は、電池に充電負荷がかかった状態で行っているが、検出時には充電を一旦停止して無負荷の状態で電池電圧を検出してもよい。
ステップ308において充電開始から所定時間経過していない場合(Noの場合)、またはステップ307において所定時間経過フラグが1の場合(Yesの場合)、ステップ312に進み、定電圧の充電中であるか否かを、すなわち定電圧充電中フラグが1か否かを判別する(ステップ312)。
ステップ312において定電圧充電中フラグが1でない場合(Noの場合)、定電流充電中であるか否かを判別する(ステップ313)。定電流充電中であるか否かの判別は、充電電流が所定定電流値以下か否かによって判別すればよい。例えば、4Aが定電流の設定値であるとすれば、4Aから所定値だけ電流値が低下したか否かで判別すればよい。ステップ313において定電流充電中であると判別しなかった場合(Noの場合)、定電圧充電が行われていると判別して定電圧充電中フラグを1にする(ステップ314)。
次に、充電開始から現在までの経過時間、すなわち定電流充電が行われていた時間が所定時間tc以下か否かを判別する(ステップ315)。図2の特性図から明らかなように、内部抵抗Riが大きい電池(RL)は小さい電池(RS)に比べて、上昇した電池電圧Vxの高く、その電池電圧Vxが高い程、早くに電池電圧が定電圧Vcまで達して定電圧充電が行われる。すなわち、内部抵抗Riが小さい程、定電流充電が行われている時間tcが長く、内部抵抗Riが大きい程、定電流充電が行われている時間tcが短くなる。図3の判別方法に従って、この定電流が行われている時間によって内部抵抗の高低を判別する。
この判別において、電池電圧の上昇(Vx)の程度は、充電前の電池電圧(残容量)Voおよび電池温度Toによって異なる。上述したように、電池の残容量(Vo)が多い程、また電池温度(To)が低い程、電池電圧の上昇の程度は大きい。よって、図3に示すように、定電流充電時間tcから内部抵抗Riの高低を判別するためには、ステップ303において検出した充電開始前の電圧Voおよび充電開始前の電池温度Toに対応して定める必要がある。
図3に示す判別方法では、電池電圧VoがV1より小さく、残容量が少ない場合、電池電圧VoがV1〜V2の範囲で、残容量が中程度の場合、および電池電圧VoがV2より高く、残容量が多い場合の3区分に分けて終止電流値IpまたはIqを設ける。なお、電池電圧VoがV2より大きいものは、電池の残容量が多いものと判断し、判別しない。一方、電池温度Toが、所定値T1以上か、またはT1より小さいかに対応して判別値(tc)を設ける。
ステップ315において、充電開始からの経過時間が所定値tc以下であると判別した場合、内部抵抗Riが高いと判別して、内部抵抗大フラグを1にする(ステップ316)。
次に、ステップ317に進み、内部抵抗大フラグが1か否かを判別する。内部抵抗が高い二次電池を内部抵抗が低い二次電池の場合と同じ充電制御で充電を行なうと容量不足を生ずる。すなわち、図6に示す従来の特性図から明らかにされるように、リチウムイオン電池である二次電池を定電流・定電圧充電において、内部抵抗の高いような電池(RL)を充電する場合、比較的内部抵抗の低い電池(RS)を充電する場合に比べ、電池電圧の上昇が高いため早い段階で定電圧Vcにまで達してしまう。定電圧Vcにまで達すると定電流Icの充電電流が降下し、その後ある所定電流値Irまで降下すると、満充電と判別し充電が終了する。一方、比較的内部抵抗が低い電池(RS)の場合、電圧の上昇が低いため、比較的長い時間、定電流で充電が行われる。充電特性にこのような差異があるため、所定電流値Irまで降下した場合に、一律、満充電であると判別してしまう従来の判別方式では、内部抵抗の高い電池(RL)を充電する場合に容量不足をきたす場合がある。本発明では、図2に示すように、適切な充電容量を得るため、内部抵抗が高い電池(RL)を充電する場合の満充電を判別するための終止電流の値Ipを、内部抵抗が低い電池(RS)の終止電流の値Iqより小さく設定する。
すなわち、ステップ317において内部抵抗大フラグが1であると判別した場合、1であると判別されなかった場合の終止電流Iqより小さい終止電流Ipとする(ステップ319およびステップ322)。
一方、終止電流を小さくしてより深い充電を行うことは、浅い充電を行った場合よりも電池の寿命に影響を与えてしまう場合がある。また、二次電池のセル数が多セルの場合、個々のセルの電池寿命に影響を与えるような充電容量にアンバランスを起こし易くなるので、充電制御において極力、二次電池の寿命を伸ばすような制御が必要となる。そこで、本実施態様によれば、セル数が所定の個数a以上であるか否かを判断する(ステップ318およびステップ321)。セル数が個数a以上である場合(ステップ318およびステップ321のYesの場合)は、終止電流が、図3または図4に規定した終止電流値Iqより浅い(大きい)終止電流値Iq’(Iq’>Iq)以下に降下したか(ステップ320)、または終止電流値Ipより浅い(大きい)終止電流値Ip’(Ip’>Ip)以下に降下したかを判定する(ステップ323)。そして終止電流値Iq’以下または終止電流値Ip’以下に達した時点で満充電と判別して充電を終了する。これによって、浅い充電を行い、寿命劣化を抑制する。
ステップ324で充電を終了したら、充電が終了したことを表示するために表示回路120の抵抗123に連なるマイコン50の出力ポート53bからハイ信号を出力することにより緑色を点灯させ、充電終了を表示する(ステップ325)。その後、二次電池2が充電装置300より抜かれたら(ステップ326)、ステップ301に戻る。
以上の実施態様の説明から明らかにされるように、本発明によれば、二次電池の充電特性を予め検出し、充電特性に応じて満充電を判別するための終止電流値を設定するので、電池内部の構成材料、構造、製造方法等による電池種に基づいて異なる充電特性に対応したより適切な充電を行うことができる。
なお、以上の実施形態では、定電流・定電圧制御によって充電される電池パックの電池種としてリチウムイオン電池を例に説明したが、本発明はその他の電池種の定電流・定電圧制御に適用してもよい。また、リチウムイオン電池では、定電流制御のみとして電池電圧が充電電圧に達した時に充電電流を小さく制御する充電方式にも適用可能であり、最初の充電電流での充電時間(tc)や充電を開始してから所定時間(td)経過後の電池電圧(Vx)に基づいて判定値を設定してもよい。
さらに、図3または図4に示した電池電圧Vo、電池温度To、検出電圧Vx、定電流充電時間tcおよび終止電流値についての基準値または判定値を、2区分以上に分けて満充電を判別してもよい。また、上記充電開始前の電池電圧Voおよび電池温度Toの基準値の代わりに、充電開始後の所定時間経過した時点での電池電圧および電池温度を基準値としてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本発明の一実施形態に係る充電装置の回路図。 本発明の充電装置による定電流・定電圧充電による充電特性図。 本発明の充電装置による充電時間に基づく満充電の判別方法を示す特性表。 本発明の充電装置による電池電圧に基づく満充電の判別方法を示す特性表。 本発明の実施形態に係る充電装置の制御フローチャート。 従来の充電装置による定電流・定電圧充電による充電特性図。
符号の説明
1:入力商用電源 2:電池パック 2a:電池セル 2b:感温素子
2c:電池種判別素子 3:電流検出抵抗
4:充電制御信号伝達手段(ホトカプラ) 5:充電帰還信号伝達手段(ホトカプラ)
6:検出用抵抗 7:電池電圧検出回路 7a、7b:分圧用抵抗
10:第1の整流平滑回路 11:全波整流回路 12:平滑用コンデンサ
20:スイッチング電源回路 21:高周波トランス 22:MOSFET
23:PWM制御IC 30:第2の整流平滑回路 30a:出力端子
31、32:整流用ダイオード 33:チョークコイル
34:平滑用コンデンサ 35:放電用抵抗 40:出力電圧検出回路
41、42:分圧用抵抗 50:マイコン(制御回路装置) 51:CPU
52:A/Dポート 53a、53b:出力ポート
54:リセット入力ポート 55:ROM 56:RAM 57:タイマ
60:充電電流制御回路 61a、61b:オペアンプ(演算増幅器)
62、64:オペアンプの入力用抵抗 63、65:オペアンプの帰還用抵抗
66、67:充電電流設定用分圧抵抗 68:抵抗 69:ダイオード
70:電池温度検出回路 71、72:分圧用抵抗 80:充電電圧制御回路
80a:充電電圧制御回路(出力電圧制御回路) 81:オペアンプ
82、83:オペアンプの入力用抵抗 84:オペアンプの帰還用抵抗
85:出力用抵抗 86〜88:検出用抵抗 89:ダイオード
90:直流電源回路 91:整流用ダイオード
92:電源トランスの2次コイル 93:平滑用コンデンサ
100:定電圧電源 101:スイッチング電源用IC
102:電源トランス 102a:電源トランスの1次コイル
102b:電源トランスの2次コイル 103:整流用ダイオード
104:平滑用コンデンサ 105:フィードバック回路装置
106:シャントレギュレータ 107、108:分圧用抵抗
109:平滑用コンデンサ 110:3端子レギュレータ
111:平滑用コンデンサ 112:リセットIC 120:表示回路
121:表示手段(LED) 122、123:電流制限用抵抗
200:充電電源回路 300:充電装置

Claims (10)

  1. 二次電池を定電流・定電圧充電制御方式で充電する充電装置であって、前記定電流を通電するための充電電流制御回路と、前記定電圧を印加するための充電電圧制御回路と、前記充電電流制御回路および前記充電電圧制御回路を制御するための制御回路装置とを具備し、充電電流が前記定電流値より所定の終止電流値に降下した際に満充電と判別して充電を終了させる充電装置において、
    前記制御回路装置は、前記終止電流値を変更できるように構成し、かつ前記二次電池の電池電圧および電池温度に基づいて、前記終止電流値を変更するための判別値を設定できるように構成したことを特徴とする充電装置。
  2. 前記判別値は、充電開始前の前記電池電圧および前記電池温度に基づいて設定できるように構成したことを特徴とする請求項1に記載された充電装置。
  3. 前記判別値は、充電開始前の前記電池電圧が第1所定値より小さい場合、前記電池温度に対応した少なくとも第1判別値および第2判別値を有し、かつ充電開始前の前記電池電圧が前記第1所定値以上であって該第1所定値より大きい第2所定値以下の場合、前記電池温度に対応した少なくとも第3判別値および第4判別値を有し、
    前記第1判別値、前記第2判別値、前記第3判別値および前記第4判別値は、互いに異なる値であって、前記二次電池の充電開始前の電池電圧および電池温度に基づいて選択されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された充電装置。
  4. 前記判別値は、前記二次電池に定電流を充電する充電時間、または前記二次電池の充電開始から所定時間経過後の電池電圧によって規定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載された充電装置。
  5. 前記判別値は前記二次電池に定電流を充電する充電時間によって規定され、前記制御回路装置は、前記判別値と前記終止電流値との関係を予め記憶しておき、前記定電流充電時間を実測し、該実測時間値を前記定電流充電時間の前記判別値と比較し、前記比較結果に応じて満充電と判別する前記終止電流値を設定することを特徴とする請求項1に記載された充電装置。
  6. 前記判別値は充電開始から所定時間経過後の電池電圧によって規定され、前記制御回路装置は、前記判別値と前記終止電流値との関係を予め記憶しておき、充電開始から前記所定時間経過後の電池電圧を実測し、該実測電池電圧値を前記電池電圧の前記判別値と比較し、前記比較結果に応じて満充電と判別する前記終止電流値を設定することを特徴とする請求項1に記載された充電装置。
  7. 前記制御回路装置は、充電開始前の電池電圧の基準値と前記定電流充電時間の前記判別値または前記充電開始から前記所定時間経過後の電池電圧の前記判別値との関係を予め記憶しておき、充電開始前の電池電圧を実測し、該充電開始前の電池電圧実測値と、前記定電流充電時間実測値または前記充電開始から所定時間経過後の前記電池電圧実測値との大きさに応じて、満充電と判別する前記終止電流値を設定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載された充電装置。
  8. 前記充電装置は、前記二次電池の温度を検出するための温度検出回路をさらに具備し、前記制御回路装置は、充電開始前の電池温度の基準値と前記定電流充電時間の前記判別値または前記充電開始から前記所定時間経過後の電池電圧の前記判別値との関係を予め記憶しておき、充電開始前の電池温度を実測し、該充電開始前の電池温度実測値と、前記定電流充電時間実測値または前記充電開始から所定時間経過後の前記電池電圧実測値との大きさに応じて、満充電と判別する前記終止電流値を設定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載された充電装置。
  9. 前記充電装置は、前記二次電池のセル数を判別するためのセル数判別回路をさらに具備し、前記制御回路装置は、セル数の基準値と前記定電流充電時間の判別値または前記充電開始から前記所定時間経過後の電池電圧の判別値との関係を予め記憶しておき、前記二次電池のセル数を実測し、該二次電池のセル数実測値と、前記充電開始から所定時間経過後の前記電池電圧実測値との大きさに応じて、満充電と判別する前記終止電流値を設定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載された充電装置。
  10. 二次電池に対して定電流を通電した後に、定電圧を印加する定電流・定電圧充電制御方式の充電装置であって、前記定電流を通電するための充電電流制御回路と、前記定電圧を印加するための充電電圧制御回路と、前記充電電流制御回路および前記充電電圧制御回路を制御するための制御回路装置とを具備し、充電電流が前記定電流値より所定の終止電流値に降下した際に満充電と判別して充電を終了させる充電装置において、
    前記制御回路装置は、前記二次電池の内部抵抗の大小を判別し、該内部抵抗が大きいものと判別された場合は、該内部抵抗が小さいものと判別された場合に比較して、満充電と判別する前記終止電流値を小さく設定することを特徴とする充電装置。
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