JP4434108B2 - 充電装置 - Google Patents

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本発明は、2次電池の充電装置に関し、特に定電流・定電圧充電制御が要求されるリチウム電池、および定電流充電制御が要求されるニッケル水素電池、ニッケル・カドミウム電池(以下、ニカド電池と称する)等の異なる充電制御方式および異なる電池電圧が要求される各種の電池パックを充電するための汎用型充電装置に関する。
コードレス電動工具等の携帯用機器の発達に伴い、携帯用機器の電源に、ニッケル水素電池やニカド電池等の高容量化された2次電池が使用されつつある。また高容量化された2次電池の他の例として、ニッケル水素電池やニカド電池に比較して電気量を多く取り出せるリチウム電池が携帯用機器へ使用されつつある。なお、本願明細書におけるリチウム電池とは、一つには、バナジウム・リチウム電池、マンガン・リチウム電池等を指し、負極にリチウム・アルミ合金を用い、有機電解液を使用した電池を言う。また、リチウムイオン電池は、一般には、正極にコバルト酸リチウム、負極に黒鉛、電解液として有機電解液を用いて、充電時に負極にリチウムイオンを存在させた電池であるが、この2次電池も電池反応にリチウム種が深く関与するので、便宜上、本願においては、リチウムイオン電池も含めて単にリチウム電池と称する。
リチウム電池のセル公称電圧は、広く実用に供されているニッケル水素電池やニカド電池に比較すると約2〜3倍高く、そのエネルギー密度はニカド電池の約3倍という性能を持ち、かつ小形軽量であるという特徴を有する。さらに、放電効率も良く、比較的低温環境の中でも放電が可能で、広い温度範囲で安定した電圧を得ることができる特徴を有する。
これらの2次電池は、コードレス電動工具等のように、所要電圧が大きくなるに従って、当然、電池パック(電池組)内に収容する電池セル数(素電池数)も多くなる。例えば、ニカド電池セルやニッケル水素電池セルの公称電圧は1.2Vであるために、電池電圧が14.4Vの電動工具では12個、24Vの場合は20個の電池セルを電池パックに収納する必要があり、また、リチウム電池を使用する場合、特にリチウムイオン電池セルでは公称電圧は3.6Vと高いために、電池電圧が14.4Vの場合は4個の電池セルを電池パックに収納する必要がある。
各種の携帯用機器に対応して電池電圧が互いに異なる各種の電池パックが使用されることから、電池セル数の異なる各種の電池パックを一台の充電装置で充電する汎用型充電装置が普及している。この汎用型充電装置は、例えば下記特許文献1に開示されている。またリチウムイオン電池を含むリチウム電池の電池パックの充電方式では図7に示すような定電流・定電圧制御が要求され、一方、ニッケル水素電池およびニカド電池等の充電方式では図8に示すような定電流制御が要求されることから、異なる電池電圧および異なる充電制御が要求される複数種の電池パックを一台の充電装置で充電することができる汎用型の充電装置も普及しつつある。
後者の汎用型充電装置においては、ニッケル水素電池およびニカド電池の電池パックを充電するときには、定電流制御を行うため、充電装置が充電可能な最も電池セル数の多い電池パックに対応した電圧値を出力電圧として設定する必要がある。このため、特許文献1に開示されたように、充電電源と被充電電池パック間に、充電電流路をオン・オフ制御するリレースイッチを挿入した充電装置においては、電池セル数の少ない低電圧の電池パックを充電するとき、充電すべくリレースイッチを閉じると、電池セル数の多い高電圧の電池パックに対応した高い出力電圧が電池セル数の少ない電池パックに過剰に印加され、リレースイッチを閉じた瞬間、過渡的に突入電流が流入することになる。その結果、充電電流路に存在するリレースイッチに大きなダメージを与えてしまう。また、被充電電池パックが充電装置に実装されていないときや、電池パックが満充電と判別されて充電を終了するときには、リレースイッチをオフし、充電電流の供給を遮断するが、充電電源は、その充電装置で充電可能な最も電池セル数の多い電池パックに要求される一番高い出力電圧を給電できるように制御されることになるので、リレースイッチのオフ時でも消費電力が大きくなる。
上述した充電電源から被充電電池パックへの突入電流の問題を解決するために、特許文献1に開示された技術に従えば、複数の出力電圧を設定可能な出力電圧設定手段を設け、充電時にリレースイッチをオンする場合、充電電源の出力電圧を充電中の電池パックに要求される電池電圧より大きい第1の出力電圧に設定し、リレースイッチをオフしている場合は、充電電源の出力電圧を該第1の出力電圧より小さい第2の出力電圧になるように設定する充電装置が提案されている。
特開2004−187366号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術のように、単純に充電可能な複数の電池セルに対応する出力電圧を設けただけではニッケル水素電池またはニカド電池を定電流制御で充電することは可能でも、リチウム電池を充電するには不十分である。リチウム電池を劣化なく充電し、十分な充放電容量を得るためには高精度な定電圧制御が必要となる。例えばリチウムイオン電池の場合、4.2V/セル±50mV程度の精度で充電を行わないと電池の劣化や十分な容量が得られないという特質がある。すなわち、特にリチウム電池の充電においては制御された充電電圧も出力できる汎用充電装置が要求される。
また、特許文献1に開示された技術のように、電池パックの実装を待機し、充電を行っていない場合、充電中の第1の出力電圧より小さい第2の出力電圧に設定するだけでは、消費電力を小さくする観点からも不十分である。
さらに、単純に被充電電池パックに充電電力を供給するための充電電源回路とは別に、マイコンやオペアンプ等の制御系の電源を第2の電源回路として設ければ、リレースイッチを削除することができ、突入電流の問題を解決できるように考えられる。しかし、そのような充電装置では、例えば被充電電池パックの実装時に、電池パックの正負極(+−)を逆に挿入できるような実装構造を持つ場合、その正負極が逆に実装されたときに、充電電源回路の出力電圧側の平滑用コンデンサが逆充電されてしまい、該コンデンサが損傷してしまうという問題も残る。従って簡単にはリレースイッチを削除することができない。
従って、本発明の一つの目的は、充電待機時の低消費電力化を図ると共に、充電開始時の被充電電池パックへの過渡的な突入電流を抑制することが可能で、かつ異なる電池電圧および異なる充電制御方式を有する電池パックを充電することが可能な汎用型充電装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ニカド電池およびニッケル水素電池のような電池パックを定電流制御方式で充電することが可能な充電装置を提供すると同時に、リチウム電池のような電池パックを定電流・定電圧制御方式で充電できる汎用型充電装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に従って開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次のとおりである。
本発明の一つのの特徴によれば、リチウム電池を含む電池電圧の異なる複数種の電池パックを充電することが可能な充電装置であって、電池パックを充電するための電圧を出力する充電電源手段と、前記充電電源手段と前記電池パックとの間に接続され、該充電電源手段と該電池パックとの間の充電流通路をオンまたはオフするスイッチ手段と、前記スイッチ手段を制御するためのマイクロコンピュータと、前記電池パックの電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記電池パックの電池の種類を判別する電池種判別手段と、前記マイクロコンピュータに接続され、該マイクロコンピュータからの指令に応じて段階的に異なる値の電圧を発生するための抵抗手段と、該抵抗手段から得られる複数段階の電圧に応じて前記充電電源手段の出力電圧を制御する手段とを備えた充電装置であって、前記マイクロコンピュータは、前記電池パックが接続され、且つ前記スイッチ手段がオフ状態にあるときの充電前の電池電圧を検出し、前記複数段階の電圧の中から前記充電前の電池電圧に近い電圧を選択して、その電圧を前記抵抗手段により発生した後、前記スイッチ手段をオン状態とし、前記電池種判別手段により接続された電池種を判別して、充電すべき電池パックがリチウム電池である場合には、前記マイクロコンピュータは接続された電池数に応じた電圧を選択して、その電圧を抵抗手段により発生するように制御することにある。
本発明の他の特徴によれば、前記マイクロコンピュータ、前記出力電圧設定手段、前記スイッチ手段および電池電圧検出手段を駆動するための駆動電源は、前記充電電源手段とは独立した別系統の電源として設けられ、充電すべき前記電池パックが実装されていない場合、前記充電電源手段の出力を停止する。
本発明のさらに他の特徴によれば、電池電圧が異なり、かつ充電方式が定電流・定電圧制御または定電流制御で充電される複数種の前記電池パックを検出するための電池パック検出手段を該電池パック内に内蔵させ、前記マイコンは前記電池パック検出手段に基づいて検出された検出信号に基づいて電池パックの種類を判別する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記スイッチ手段は、リレースイッチからなり、該リレースイッチの制御コイルを含むスイッチ制御回路を前記マイコンによってオン・オフ制御する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記被充電電池パックが定電流・定電圧制御により充電されるリチウム電池、ならびに定電流制御により充電されるニッケル水素電池およびニッケル・カドミウム電池である。
本発明によれば、前記出力電圧制御手段は、前記スイッチ手段がオフ状態にあるとき、前記充電電源手段の出力電圧を、前記電池電圧検出手段によって検出した前記電池パックの電池電圧に対応する所定電圧に設定し、かつ前記出力電圧制御手段は、前記スイッチ手段がオン状態にあるとき、前記充電電源手段の出力電圧を、前記電池パックに充電すべき電池電圧より高い所定電圧に設定することによって充電を行うので、充電待機時の低消費電力化を図れると共に、充電開始時の被充電電池パックへの過渡的な突入電流を抑制することが可能で、かつ異なる電池電圧および異なる充電制御方式を有する電池パックを充電することが可能な汎用型充電装置を提供できる。
本発明によれば、充電電流制御手段および出力電圧制御手段を具備するので、ニカド電池およびニッケル水素電池のような電池パックを定電流制御方式で充電することが可能な充電装置を提供すると同時に、リチウム電池のような電池パックを定電流・定電圧制御方式で充電できる汎用型充電装置を提供できる。
本発明の上記および他の目的、ならびに上記および他の特徴および利点は、以下の本明細書の記述および添付図面からさらに明らかとなるであろう。
以下、本発明の一実施形態について、図1乃至図6を参照して詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
図1は本発明の一実施形態に係る充電装置の回路図を示す。図1において、充電装置200によって充電すべき電池パック2は、単数または直列接続された複数の充電可能な、例えばリチウム電池セル2aと、電池パック2内の電池温度を検出するために、電池セル2aに接触または近接して配置されたサーミスタ等の温度検出センサとして機能する感温素子2bとから成り、さらに電池パック2は、ニッケル水素電池、ニカド電池およびリチウム電池等の電池の種類および電池セル2aのセル数を判別するための電池種判別手段2cを有する。この電池種判別手段2cは、本実施形態では、電池種によって異なる抵抗値を持つ抵抗2cから成るが、電池種を種別コードで表示して、コードを読み出すように構成しても良い。例えば、電池パック2は、電池セル2aが公称電圧3.6Vの電圧を有するリチウムイオン電池(セル)を3個直列接続したものから成り、総計10.8Vの電圧を持つ。
電池パック2に充電電力を供給するための充電電源回路(第1の電源回路)300は、第1の整流平滑回路10と、スイッチング電源回路20と、第2の整流平滑回路30とから構成される。
第1の整流平滑回路10は全波整流回路11と平滑用コンデンサ12とから成り、商用交流電源等の交流電源1を全波整流する。スイッチング電源回路20は、高周波トランス21と、トランス21の1次コイルに直列接続されたMOSFET(スイッチング素子)22と、MOSFET22のゲート電極に印加する駆動パルス信号のパルス幅を変調させるためのPWM制御IC(スイッチング電源IC)23とを備える。PWM制御IC23は、ホトカプラから成る充電制御信号伝達手段4および充電帰還信号伝達手段5より入力される制御入力信号に基づいて、MOSFET22の充電動作の開始および停止を制御し、かつMOSFET22のゲート電極に供給する駆動パルス幅を変えることによって、MOSFET22のオン時間を制御し、整流平滑回路30の出力電圧と電池パック2の充電電流を調整する。第2の整流平滑回路30はトランス21の2次コイル側に接続されたダイオード31および32、チョークコイル33、および平滑用コンデンサ34および放電用抵抗35から成る。
第1の整流平滑回路10、スイッチング電源回路20、および第2の整流平滑回路30を含む充電電源手段300の出力側(出力端子30a)と、電池パック2との間には、充電電流通路の開閉(オン・オフ)を制御するためのスイッチ手段121が電気的接続されている。このスイッチ手段121は、例えばリレーから成り、さらにリレー121の駆動コイル121aはスイッチングトランジスタ7a、およびバイアス抵抗7b、7cから成るリレー制御回路7によって駆動される。またリレー制御回路7はマイコン50から出力される制御信号によってオン・オフ制御される。
一方、第1の整流平滑回路10、スイッチング電源回路20、および第2の整流平滑回路30から構成された充電電源手段300には、充電電流制御手段60および定電圧制御手段80が電気的に接続される。
充電電流制御手段60は、演算増幅器61aおよび61bと、演算増幅器61aおよび61bの入力抵抗62および64と、演算増幅器61aおよび61bの帰還抵抗63および65と、充電電流設定手段を構成する抵抗66および抵抗67と、ダイオード69およびダイオード電流制限用抵抗68からなる出力回路とから構成された演算増幅回路を含む。設定電位を与える分圧抵抗66および67には、後述する、制御回路やマイコンの駆動電源を給電する定電圧電源(第2の電源回路)100の出力電圧Vccが給電される。充電電流制御手段60の入力側は電池パック2の充電電流を検出するための抵抗から成る電流検出手段3に接続される。また、その出力側は、上述したように、ホトカプラから成る充電帰還信号伝達手段5を介してPWM制御IC23を制御する。このような構成に基づき充電電流制御手段60は電池パック2に供給する充電電流を一定値に制御する。
定電圧制御手段80は、演算増幅器81と、反転入力端子(−)側の入力抵抗82と、帰還抵抗84と、非反転入力端子(+)側の入力抵抗83と、ダイオード86およびダイオード電流制限用抵抗85から成る出力回路とから構成される。定電圧制御手段80の入力側は、抵抗41および抵抗42から成る充電電源の出力電圧検出手段40に接続され、上述した充電電源回路300の出力電圧のフィードバック用検出電圧が入力される。その出力側は、上記充電電流制御手段60の出力側と同様に、ホトカプラから成る充電帰還信号伝達手段5を介してPWM制御IC23を制御する。従って、PWM制御IC23は、上記充電電流制御手段60または定電圧制御手段80の出力信号(フィードバック信号)により制御されることになる。
さらに、演算増幅器81の非反転入力端子には抵抗83を介して出力電圧設定手段6が接続される。出力電圧設定手段6は、固定抵抗6a〜6eと可変抵抗6f〜6jとから成るポテンショメータ回路から構成される。出力電圧設定手段6から演算増幅器81の非反転入力(+)へ供給される設定電圧は、マイコン50の出力ポート53における4つのポート53f〜53iのデジタル制御信号によって各種の電圧値に設定され、該設定電圧値に応じた定電圧制御手段80のフィードバック作用によって、第2の整流平滑回路30の出力電圧(出力端子30aの電圧)が所定の出力電圧値に制御される。例えば、ポテンショメータ6f、6g、6hおよび6iに連なるマイコン50の出力ポート53fをロウ出力、他の出力ポート53g〜53iをハイインピーダンス出力とした場合、演算増幅器81の非反転入力端子(+)に出力電圧設定手段6から所定の設定電圧が印加され、第2の整流平滑回路30の出力電圧(出力端子30aの電圧)は、1セルのリチウムイオン電池の電池パック2を定電流・定電圧充電制御するために必要な4.2Vに設定される。他方、出力ポート53gをロウ出力、出力ポート53fおよび53h〜53iをハイインピーダンス出力とした場合、第2の整流平滑回路30の出力電圧は、2セルのリチウムイオン電池の電池パック2を定電流・定電圧充電制御するために必要な8.4Vに設定される。同様にして、出力ポート53hをロウ出力、出力ポート53f、53g、53iをハイインピーダンス出力とした場合、3セルのリチウムイオン電池の電池パック2を定電流・定電圧充電するための12.6Vを出力し、出力ポート53iをロウ出力、出力ポート53f〜53hをハイインピーダンス出力とした場合、4セルのリチウムイオン電池の電池パック2を定電流・定電圧充電するための16.8Vを出力し、さらに全出力ポート53f〜53iをハイインピーダンス出力とした場合、ニッケル水素電池またはニカド電池の電池パック2を定電流充電するための25Vを出力する。図3は、電池の種類および電池のセル数に応じた各種の設定電圧と、上述したマイコン50の出力ポート53f〜53jの信号レベルとの関係を示した設定電圧例である。図3において、上述した出力ポートの信号レベルはロウ出力の場合は「L」で表示し、ハイインピーダンス出力の場合は「H」で表示している。出力電圧設定手段6は、可変抵抗6f〜6jを再調整することにより、設定電圧を正確に調整することができるので、電池パック2に内蔵されたリチウムイオン電池のセル数に応じて精度のよい出力電圧で充電を行うことができる。従って、定電圧制御手段80は出力電圧設定手段6と共に、充電電源手段300の出力電圧を設定するための出力電圧制御手段を構成する。
充電電源手段300、充電電流制御手段60、定電圧制御手段80、出力電圧設定手段6、および電池温度検出手段70等の動作は、マイコン(制御手段)50によって制御される。マイコン50は、制御プログラムを実行するCPU(中央処理装置)51の他に、図示されていないが、CPU51の制御プログラム、電池パックの電池種に関するデータ等を格納するリード・オンリ・メモリ(ROM)、CPU51の作業領域やデータの一時記憶領域などとして利用されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)、およびタイマを具備している。さらに、マイコン50は、上記した電池種判別抵抗2c、電池電圧検出手段8、出力電圧検出手段9および電池温度検出手段70によって検出されたアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するためのA/Dコンバータ52と、上記出力電圧設定手段6およびリレー制御回路7に制御信号を出力するための出力ポート53(ポート53f〜53iを含む)と、充電制御信号伝達手段4に充電の開始または停止を制御する制御信号を出力するための出力ポート54と、電源投入時にリセット信号を入力するためのリセット入力ポート55とを具備する。
電池パック2の感温素子2bは、駆動電源電圧Vccが給電された直列抵抗71および72から成る電池温度検出手段70に接続され、抵抗値の温度変化を電圧に変換し、マイコン50のA/Dコンバータ52に入力される。
電池パック2の電池種判別抵抗2cは、上述したように電池パック2のセル数および電池種に対応する抵抗値を持つので、一端が駆動電源Vccに接続された抵抗120と共に分圧回路を構成し、その分圧電圧をマイコン50のA/Dコンバータ52に入力し、マイコン50によって電池パック2の電池の種類を判別する。
電池パック2の電池電圧は、分圧用抵抗8aおよび8bから成る電池電圧検出手段8によって検出電圧として分圧され、マイコン50のA/Dコンバータ52に入力される。
出力電圧検出手段9は、直列接続された2つの分圧用抵抗9aおよび9bから成り、両者の抵抗によって分圧された検出電圧をマイコン50のA/Dコンバータ52に入力する。
電池パック2の充電を開始または停止させる制御信号は、マイコン50の制御プログラムに従って、その出力ポート54より充電制御信号伝達手段4を介してPWM制御IC23の制御入力へ供給される。充電制御信号伝達手段4より充電開始の制御信号を受信すれば、PWM制御IC23によって、MOSFET22はスイッチング動作を開始し、逆に充電停止の制御信号を受信すれば、MOSFET22はスイッチング動作を停止する。
マイコン50、充電電流制御手段60、充電電圧制御手段80、出力電圧設定手段6、リレー制御回路7、電池温度検出手段70、電池種判別の検出抵抗2c等の駆動電源電圧Vccは、商用交流電源1を整流する第1の整流平滑回路10より分岐され形成された定電圧電源(第2の電源回路)100によって供給される。この定電圧電源100は、上記第1の電源回路である充電電源手段300とは別系統の第2の電源回路として設けられる。
定電圧電源100は、電源トランス102と、電源トランス102の1次コイル102aの閉回路に設けられたスイッチング電源用IC101と、スイッチング電源用IC101によって発生したパルス電圧を電源トランス102の2次コイル102b側で整流する整流ダイオード103および平滑コンデンサ104と、フィードバック回路装置105、シャントレギュレータ106、出力電圧を設定する分圧抵抗107、108および平滑用コンデンサ109から成る定電圧化回路と、3端子レギュレータ110および平滑用コンデンサ111から成る定電圧Vccを出力する定電圧出力回路と、定電圧出力側に設けられたリセットIC112とから構成される。定電圧電源100のリセットIC112は、電源投入時などにマイコン50を初期状態にするために、リセット入力ポート55にリセット信号を出力する機能を有する。
直流電源回路90は、上記PWM制御IC23を駆動するための電源回路で、電源トランス102の第2の2次コイル92に接続された整流用ダイオード91および平滑用コンデンサ93から成り、この電源回路も上記充電電源手段300と別系統の電源回路として構成されている。
次に、上述した本発明に係る充電装置の動作について、図1に示した回路図、および図2に示した制御フローチャートを参照して説明する。
電源を投入すると、ステップ201において、マイコン50は、充電すべき電池パック2が充電装置200に電気的に接続されるのを待機する実装待機状態となる。電池パック2が接続(実装)されたか否かは、電池電圧検出手段8および電池温度検出手段70からの検出信号をマイコン50のA/Dコンバータ52に取込むことによって判別する。
電池パック2が接続された場合、ステップ202において、電池電圧検出手段8により充電前(リレー121をオンする前)の電池電圧をマイコン50のA/Dコンバータ52に取込む。
次に、ステップ203において、ステップ202で検出された充電前の電池パック2の電池電圧に応じて、充電電源手段300の出力電圧(出力端子3aの電圧)を設定すべく、マイコン50は、出力電圧設定手段6へ電気的接続された複数の出力ポート53f〜53iにおける各ポートのデジタル制御信号の出力レベルを、ロウ出力(Lレベル)またはハイインピーダンス出力(Hレベル)に設定する。図4は、充電前の電池電圧の大きさに従って設定される設定電圧、および該設定電圧を出力するために複数出力ポート53f〜53iに要求されるデジタル制御信号の出力レベルの例を示す。この設定電圧と出力ポートの信号レベルとの設定例は、上記図3に示した例と同様に設定される。
このステップ203において、充電前の電池パック2の電池電圧に応じた出力電圧の設定とは、検出した充電前の電池電圧との電位差が小さくなるように、充電電源手段300の出力電圧を設定することを意味する。例えば、ステップ202において、充電前の電池パック2の電池電圧が13Vであった場合、図4に示すように、電池電圧13Vと電位差が小さくなるような出力電圧12.6Vが選択され、設定される。これによって、充電電源手段300の出力電圧(端子30aの電圧)と電池パック2の電池電圧との間の電位差が小さくなるために、リレー121をオンしたときに瞬間的に流れる過渡的な突入電流を小さくできる。リレー121をオンする前、すなわち充電前において、電池パック2の電池電圧と充電電源手段300の出力電圧との電位差を小さくするために、本実施形態においては、図4に示したように、出力電圧値を4.2V、8.4V、12.6V、16.8V、および25Vの5つの基準電圧に規定し、これらの基準電圧と充電前の電池パック2の電池電圧とを比較することによって、電池パック2の電池電圧と近い基準電圧を出力電圧値として設定する。
ステップ203において充電電源手段300の出力電圧値を設定したら、ステップ204に進み、マイコン50の出力ポ−ト54より充電制御信号伝達手段4を介してPWM制御IC23に出力オン信号を伝達し、ステップ203において設定した出力電圧値を出力端子30aに出力する。これによって、被充電電池パック2が充電装置200に実装されない充電待機時においては、充電電源手段300の出力電圧が発生しないので、充電待機時の消費電力を低減できる。
次にステップ205において、充電電源手段300の出力電圧が所定値以下か否かを判別する。電池パック2の実装時に出力電圧がごく小さい値であれば、ステップ203において設定した電池電圧に近い出力電圧がステップ204において出力をオンすることにより出力されるが、例えば、公称電圧24Vのニカド電池の電池パックのように電池電圧の高い電池パックを充電中または充電終了後、直ぐに充電装置200から取外した場合、充電電源手段300のコンデンサ34等に充電された電圧が残っている場合がある。この残留電圧が放電用抵抗35によって放電されまでには、コンデンサ34および抵抗35によって決まる時定数に応じた時間が必要である。特に、コンデンサ34に大きな電圧が残ったまま、電池電圧が比較的小さい電池パック2を充電装置200に実装した場合、その残留出力電圧が、ステップ203において設定した充電前の電池電圧に応じた比較的小さい出力電圧値以下に低下するまでに、コンデンサ34および抵抗35において決まる時定数に応じた時間が必要となる。従って、ステップ205は、充電電源手段300の実際の出力電圧(コンデンサ34の電圧)が電池パック2の電池電圧に近い値になっているか否かを確認するために設けられたステップであり、実際の出力電圧が所定値以上であれば、その出力電圧が電池パック2の電池電圧と近い値になるまで待機する。例えば、充電前の電池電圧が13Vである場合は、実際の出力電圧がその値に近い例えば14.7Vになるまで待機する。図5に例示するように、出力電圧(残留電圧)が設定電圧値に向って低下する場合、充電前の電池電圧に応じて設定電圧以下に低下させる必要がある。
ステップ205において充電電源300の実際の出力電圧(コンデンサ34の電圧)が図5に示すような設定電圧値以下となった場合、ステップ206に進み、出力ポート53の制御信号により制御回路7を制御し、リレー121をオンさせる。この時、図6に示すように、電池パック2の電池電圧と充電電源手段300の出力電圧Voとの電位差Vdが小さくなるように設定されているために、充電電源手段300から電池パック2に過渡的に流れる突入電流Idは小さい値(尖頭値)となる。例えば、従来の充電装置では最悪の場合、100Aに近い突入電流(尖頭値)が流入したが、本発明によれば10A程度の突入電流に低減できる。これによって、リレー121の破壊または電池パック2等の損傷を防止することができる。
ステップ206においてリレー121をオンさせた後、ステップ207において、電池パック2の電池種がリチウムイオン電池か否かを判別する。電池種の判別は電池種判別素子として機能する抵抗2cの端子電圧をマイコン50のA/Dコンバータ52に入力することによって実行する。
ステップ207において電池パック2がリチウムイオン電池であると判別された場合は、ステップ208に進み、電池パック2の電池セル数に応じて、図3に示したように、出力電圧設定手段6によって、充電電源手段300の出力電圧を再設定する。例えば、図3に示すように、電池パック2のリチウムイオン電池のセル数が3個の場合、設定出力電圧は12.6Vとなり、マイコン50の出力ポート53f〜53iから出力電圧設定手段6に出力される制御信号の出力レベルは、ポート53hがロウ出力(L)、他のポート53f、53gおよび53iがハイインピーダンス出力(H)となる。これによって、図7に示したように、定電流・定電圧制御充電が行われる。
次に、ステップ209において満充電か否かを判別する。満充電の判別は、例えば、図7に示すような定電流・定電圧制御において、定電圧の区間で充電電流の値がある所定値以下になったか否かで行う。
ステップ207において電池パック2が、リチウムイオン電池以外のニッケル水素電池またはニカド電池であると判別された場合、ステップ210に進み、図8に示すように定電流制御で充電を行うために、出力電圧設定手段6によって、充電電源手段300の出力電圧を設定値25Vに再設定する。尚、本実施形態においては充電可能な最大の電池電圧は14.4Vを想定している。
次に、ステップ211において、電池パック2は満充電か否かを判別する。電池パック2がニッケル水素電池またはニカド電池である場合の満充電の判別は、周知の種々の検出方法がある。周知の代表的な一つの例は、電池パック2の電池電圧を電池電圧検出手段8によって検出し、この電池電圧を監視しながら、充電末期のピーク値から所定量降下したことを検出して満充電とする−ΔV(マイナス・デルタ・ブイ)検出がある。その他の検出方式としては、電池電圧がピーク値に達する前に充電を停止することにより過充電を低減し、電池パックのサイクル寿命を向上させるために、電池電圧の時間による2階微分値が負になるのを検出して満充電と判別する2階微分検出、電池温度検出手段70の出力に基づいて充電開始からの電池パック2の温度上昇値が所定の温度上昇値以上になるのを検出して満充電と判別するΔT検出、または特開昭62−193518号、特開平2−246739号および実開平3−34638号公報等に記載されている充電時における所定時間当りの電池温度上昇率(温度勾配)が所定値以上になるのを検出して満充電と判別するdT/dt検出があり、これら周知の満充電検出法の一方式または複数方式を採用して満充電の判別を行うことができる。
ステップ209またはステップ211において満充電と判別したら、まず、ステップ212において、マイコン50の出力ポート54より充電制御信号伝達手段4を介してPWM制御IC23に、PWM制御IC23の動作を停止するために出力オフ信号を伝達し、充電電源手段300の出力電圧をオフする。
次に、ステップ213において、マイコン50の出力ポート53よりリレー制御回路7を介し、リレー121をオフさせる。
さらに、ステップ214において、電池パック2が充電装置200から抜かれたか否かを判別し、抜かれた場合(YESの場合)、充電が終了したことになるので、新たに実装される電池パック2を充電すべくステップ201に戻る。
以上の実施形態の説明から明らかにされるように、本発明に従えば、充電すべき電池パック2が充電装置200に実装された場合、スイッチ手段121がオフしているとき、充電電源手段300の出力電圧Vo(図6参照)を、被充電電池パック2の電池電圧と電位差Vdが小さくなるように、電池パック2の充電前の電池電圧に対応する電圧値に予め設定する。しかる後、充電電源手段300の充電電流路に挿入されたスイッチ手段121をオンするので、スイッチ手段121のオン制御時に充電電流路に流れる突入電流Id(図6参照)を低減することができ、これによって、スイッチ手段121の破壊または電池パック2の損傷等を防止することができる。一方、スイッチ手段121をオン状態にして充電を開始するとき、充電電源手段300の出力電圧を、電池パック2の電池種に従って、再設定するので、所定の充電制御ができる。さらに、本発明の充電装置に従えば、被充電電池パック2が充電装置200に実装されたときに、充電前の電池パック2の電池電圧に従って、充電電源手段300の出力電圧が出力されるので、充電待機時の充電装置の低消費電力化が可能である。特に、本発明に従えば、電池パック2が実装されたことを検出してから充電電源手段300が充電電圧を給電するので、出力電圧を適切な値に設定できると共に、電池パック2が実装されるまでは充電電源手段300の出力電圧を実質的に零に設定できる。
以上の実施形態では、定電流・定電圧制御によって充電される電池パックの電池種としてリチウム電池のうち、特にリチウムイオン電池を例に説明したが、その他のリチウム電池種を充電する充電装置に適用しても同様な効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本発明の一実施形態に係る充電装置の回路図。 図1に示した充電装置による充電制御方式を示すフローチャート。 図1に示した充電装置による電池種と出力設定電圧との関係を示す特性図。 図1に示した充電装置による電池電圧と出力設定電圧との関係を示す特性図。 図1に示した充電装置による電池電圧と出力設定電圧との関係を示す特性図。 図1に示した充電装置による突入電流の対時間変化を示す特性図。 定電流・定電圧充電制御を示す充電特性図。 定電流充電制御を示す充電特性図。
符号の説明
1:入力商用電源 2:電池パック 2a:電池セル 2b:感温素子
2c:電池種判別素子 3:電流検出抵抗
4:充電制御信号伝達手段(ホトカプラ) 5:充電帰還信号伝達手段(ホトカプラ)
6:出力電圧設定手段 6a〜6e:固定抵抗 6f〜6i:可変抵抗
7:リレー制御回路 7a:トランジスタ 7b、7c:バイアス用抵抗
8:電池電圧検出手段 8a、8b:分圧用抵抗
9:出力電圧検出手段 9a、9b:分圧用抵抗
10:第1の整流平滑回路 11:全波整流回路 12:平滑用コンデンサ
20:スイッチング電源回路 21:高周波トランス 22:MOSFET
23:PWM制御IC 30:第2の整流平滑回路 30a:出力端子
31、32:整流用ダイオード 33:チョークコイル
34:平滑用コンデンサ 35:放電用抵抗
40:出力電圧検出手段(フィードバック用) 41、42:分圧用抵抗
50:マイクロコンピュータ(マイコン) 51:中央処理装置(CPU)
52:A/Dコンバータ 53:出力ポート 54:出力ポート
55:リセット入力ポート 60:充電電流制御手段
61a、61b:演算増幅器 62、64:演算増幅器の入力用抵抗
63、65:演算増幅器の帰還用抵抗 66、67:充電電流設定用分圧抵抗
68:抵抗 69:ダイオード 70:電池温度検出手段
71、72:分圧用抵抗 80:充電電圧制御手段(出力電圧制御手段)
81:演算増幅器 82、83:演算増幅器の入力用抵抗
84:演算増幅器の帰還用抵抗 85:抵抗 86:ダイオード
90:直流電源回路 91:整流用ダイオード
92:電源トランスの2次コイル 93:平滑用コンデンサ
100:定電圧電源(第2の電源回路) 101:スイッチング電源用IC
102:電源トランス 102a:電源トランスの1次コイル
102b:電源トランスの2次コイル 103:整流用ダイオード
104:平滑用コンデンサ 105:フィードバック回路装置
106:シャントレギュレータ 107、108:分圧用抵抗
109:平滑用コンデンサ 110:3端子レギュレータ
111:平滑用コンデンサ 112:リセットIC 120:検出用抵抗
121:リレースイッチ 121a:リレースイッチの駆動コイル
200:充電装置 300:充電電源手段(第1の電源回路)

Claims (7)

  1. リチウム電池を含む電池電圧の異なる複数種の電池パックを充電することが可能な充電装置であって、
    電池パックを充電するための電圧を出力する充電電源手段と、
    前記充電電源手段と前記電池パックとの間に接続され、該充電電源手段と該電池パックとの間の充電流通路をオンまたはオフするスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段を制御するためのマイクロコンピュータと、
    前記電池パックの電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    前記電池パックの電池の種類を判別する電池種判別手段と、
    前記マイクロコンピュータに接続され、該マイクロコンピュータからの指令に応じて段階的に異なる値の電圧を発生するための抵抗手段と、
    該抵抗手段から得られる複数段階の電圧に応じて前記充電電源手段の出力電圧を制御する手段とを備えた充電装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、前記電池パックが接続され、且つ前記スイッチ手段がオフ状態にあるときの充電前の電池電圧を検出し、
    前記複数段階の電圧の中から充電前の前記電池パックの電圧に近い電圧を選択して、その電圧を前記抵抗手段により発生した後、前記スイッチ手段をオン状態とし、
    前記電池種判別手段により接続された電池種を判別して、充電すべき電池パックがリチウム電池である場合には、前記マイクロコンピュータは接続された電池数に応じた電圧を選択して、その電圧を抵抗手段により発生するように制御することを特徴とする充電装置。
  2. 前記マイクロコンピュータ、前記スイッチ手段および電池電圧検出手段を駆動するための駆動電源は、前記充電電源手段とは独立した別系統の電源として設けられ、充電すべき前記電池パックが接続されていない場合、前記充電電源手段の出力を停止することを特徴とする請求項1に記載された充電装置。
  3. 請求項1において、前記充電電源手段の出力電圧を検出する出力電圧検出手段を有し、
    前記マイクロコンピュータは、該出力電圧が所定値以下になったか否かを判定し、所定値以下になってから前記スイッチ手段により前記充電通路をオンするように制御することを特徴とする充電装置。
  4. 前記電池種判別手段により、充電すべき電池がリチウム電池と判別されたときは、定電流充電を行った後に定電圧充電を行い、充電すべき電池がニッケル水素電池又はニカド電池と判別されたときは、定電流充電を行うことを特徴とする請求項に記載された充電装置。
  5. 前記スイッチ手段は、リレースイッチからなり、該リレースイッチの制御コイルを含むスイッチ制御回路を前記マイクロコンピュータによってオン・オフ制御することを特徴とする請求項1に記載された充電装置。
  6. 請求項1において、前記スイッチ手段をオン状態にした後、前記充電電源手段の出力電圧を充電すべき電池電圧より高い所定電圧に再設定することを特徴とする充電装置。
  7. 前記マイクロコンピュータは、前記充電電源手段の出力電圧が、出力電圧設定手段で設定された所定電圧となったときに、前記スイッチ手段をオンすることを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
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