JP2009104960A - 異常検出回路 - Google Patents

異常検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2009104960A
JP2009104960A JP2007276945A JP2007276945A JP2009104960A JP 2009104960 A JP2009104960 A JP 2009104960A JP 2007276945 A JP2007276945 A JP 2007276945A JP 2007276945 A JP2007276945 A JP 2007276945A JP 2009104960 A JP2009104960 A JP 2009104960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
loop
voltage
cathode tube
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007276945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009104960A5 (ja
Inventor
Hiroyuki Miyazaki
弘行 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumida Corp
Original Assignee
Sumida Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumida Corp filed Critical Sumida Corp
Priority to JP2007276945A priority Critical patent/JP2009104960A/ja
Priority to EP08018084A priority patent/EP2053903A1/en
Priority to US12/254,242 priority patent/US20090108760A1/en
Priority to CN2008101708055A priority patent/CN101420809B/zh
Priority to TW097140642A priority patent/TW200918924A/zh
Publication of JP2009104960A publication Critical patent/JP2009104960A/ja
Publication of JP2009104960A5 publication Critical patent/JP2009104960A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • H05B41/282Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices
    • H05B41/285Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions
    • H05B41/2851Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • H05B41/282Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices
    • H05B41/285Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions
    • H05B41/2851Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions
    • H05B41/2855Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions against abnormal lamp operating conditions

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

【課題】 多数の放電管ランプが駆動される場合であっても回路規模が大きくならずに済む異常検出回路を得る。
【解決手段】 この異常検出回路は、互いに逆相となる2つの交流駆動電圧で2本の放電管ランプL1,L2を駆動するトランスTp,Tnの2次側巻線により、正常時において、その2本の放電管ランプL1,L2にループ電流を導通させるループ回路と、ループ回路において正常時に略同電位となる2点の間の電圧を監視する監視回路(例えば図1ではエラー検出抵抗ReとダイオードD)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放電管ランプの異常を検出する異常検出回路に関するものである。
放電管ランプは、駆動回路により高周波で高圧の駆動電圧を印加されて点灯する。このような放電管ランプの状態は、通常、放電管ランプの導通電流を測定することで監視される。この導通電流は、電流測定用抵抗の両端電圧をダイオードで整流し平滑回路で平滑することで直流電圧として測定される。複数の放電管ランプの状態を監視する場合、複数の放電管ランプの導通電流に対応して得られる複数の直流電圧を合成し、合成後の電圧値に基づいて、複数の放電管ランプの状態が監視される(例えば特許文献1参照)。
特開2005−267923号公報
しかしながら、上記の回路では、1本の放電管ランプの導通電流につき、1つの測定回路が必要となり、多くの放電管ランプがある場合には、ランプ本数に比例して回路規模が大きくなってしまう。
また、上記の回路では、複数の測定電圧を合成した電圧に基づき複数の放電管ランプの状態が監視されるため、多数の放電管ランプが駆動される場合、正常時の合成電圧と、多数のうちの1本の放電管ランプが異常である場合の合成電圧とを区別して異常を検出可能にするためには、放電管ランプごとに設けられる整流・平滑回路を微調整する必要がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、多数の放電管ランプが駆動される場合であっても回路規模が大きくならずに済む異常検出回路を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る異常検出回路は、互いに逆相となる2つの交流駆動電圧で2本の放電管ランプを駆動する1つまたは2つのトランスの2次側巻線により、正常時において、その2本の放電管ランプにループ電流を導通させるループ回路と、ループ回路において正常時に略同一電位となる2点の間の電圧を監視する監視回路とを備える。
これにより、放電管ランプの異常時におけるループ電流の変動に起因する上記2点間の電圧変化を検出することで、放電管ランプの異常を検出することができる。その際、異常時のみ有意な振幅の電圧が検出されるため、正常時と異常時とを区別し易い。そして、2本の放電管ランプについて1つの監視回路があればよいので、多数の放電管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
また、本発明に係る異常検出回路は、上記の異常検出回路に加え、次のようにしてもよい。この場合、2点のうちの1点は接地点である。
これにより、監視回路は、別の1点について接地点からの電位を測定すればよいので、簡単な回路構成となる。
本発明に係る異常検出回路は、それぞれ、互いに逆相となる2つの交流駆動電圧で2本の放電管ランプを駆動する1つまたは2つのトランスの2次側巻線により、正常時において、その2本の放電管ランプにループ電流を導通させる複数のループ回路と、複数のループ回路のそれぞれにおいて正常時に略同一電位となる第1の点と第2の点について、複数のループ回路の複数の第1の点を接続された第1の接続点と、複数のループ回路の複数の第2の点を接続させた第2の接続点との間の電圧を監視する監視回路とを備える。
これにより、放電管ランプの異常時におけるループ電流の変動に起因する第1および第2の接続点の間の電圧変化を検出することで、放電管ランプの異常を検出することができる。その際、異常時のみ有意な振幅の電圧が検出されるため、正常時と異常時とを区別し易い。そして、複数の放電管ランプについて1つの監視回路があればよいので、多数の放電管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
本発明によれば、多数の放電管ランプが駆動される場合であっても回路規模が大きくならずに済む異常検出回路を得ることができる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。図1において、高周波トランスTp,Tnは、冷陰極管ランプL1,L2に駆動電圧を印加するトランスである。高周波トランスTpにより冷陰極管ランプL1へ印加される駆動電圧と、高周波トランスTnにより冷陰極管ランプL2へ印加される駆動電圧とは、互いに逆相となる、略同一の振幅を有する高周波の交流電圧とされる。なお、「互いに逆相」という状態は、位相が略180度ずれている状態を指す。また、負荷抵抗Rp,Rnは、冷陰極管ランプL1,L2の導通電流を安定させるための抵抗である。負荷抵抗Rpと負荷抵抗Rnの抵抗値は略同一とされる。
実施の形態1では、高周波トランスTpの2次側巻線の一端が冷陰極管ランプL1の一端に接続され、高周波トランスTpの2次側巻線の他端は、接地点に接続される。冷陰極管ランプL1の他端は、負荷抵抗Rpの一端に接続される。また、実施の形態1では、高周波トランスTnの2次側巻線の一端が冷陰極管ランプL2の一端に接続され、高周波トランスTnの2次側巻線の他端は、接地点に接続される。冷陰極管ランプL2の他端は、負荷抵抗Rnの一端に接続される。つまり、高周波トランスTpの2次側巻線の他端と、高周波トランスTnの2次側巻線の他端とは電気的に接続された状態にある。そして、負荷抵抗Rpの他端と負荷抵抗Rnの他端とが接続される。
これにより、冷陰極管ランプL1,L2,高周波トランスTp,Tnの2次側巻線および負荷抵抗Rp,Rnを介したループ回路が形成され、正常時には、このループ回路に沿って交流のループ電流が流れる。
また、見方を変えると、負荷抵抗Rpと負荷抵抗Rnとの接続点と接地点との間には、負荷抵抗Rp、冷陰極管ランプL1および高周波トランスTpの2次側巻線による第1の直列回路と、負荷抵抗Rn、冷陰極管ランプL2および高周波トランスTnの2次側巻線による第2の直列回路とが接続されている。第1の直列回路のインピーダンスと第2の直列回路のインピーダンスとは略同一であり、高周波トランスTpと高周波トランスTnとが互いに逆相で駆動電圧を印加しているため、負荷抵抗Rpと負荷抵抗Rnとの接続点の電位v0は、接地点の電位と略同一で一定の電位となる。以下、このように、ループ回路内で、接地点以外で正常時に一定の電位となる点を平衡点という。図2は、図1のループ回路における平衡点の電位v0を示す図である。図2に示すように、高周波トランスTpの2次側巻線の出力電圧vpと高周波トランスTnの2次側巻線の出力電圧vnとが互いに逆相であり、高周波トランスTp,Tnの2次側巻線が接地点に接続されているため、平衡点の電位v0は、接地点の電位GNDと略同一で略一定となる。
そして、エラー検出抵抗Reの一端が負荷抵抗Rpと負荷抵抗Rnとの接続点に接続され、エラー検出抵抗Reの他端が接地点に接続される。そして、エラー検出抵抗Reの両端電圧がダイオードDにより整流され、平衡点の電位v0が直流の検出電圧Vsとして検出される。実施の形態1では、エラー検出抵抗ReとダイオードDにより、平衡点の電位を監視する監視回路が構成される。
次に、上記回路の動作について説明する。
正常時においては、上述のように、ループ回路においてループ電流が流れており、平衡点の電位v0は、接地点の電位GNDと略同一となり、検出電圧Vsは略ゼロとなる。
異常時においては、冷陰極管ランプL1,L2のいずれかが、オープン状態となったり、ショート状態となったりする。このため、ループ電流の電流値に変動が生じる。また、そのような異常時においては、上述の第1の直列回路のインピーダンスと第2の直列回路のインピーダンスとが同一ではなくなるため、平衡点の電位v0は、接地点の電位GNDから外れる。このため、平衡点の電位v0は、振幅を持った交流となり、検出電圧Vsは、異常に応じた、ゼロではない電圧値となる。したがって、例えば、検出電圧Vsが所定の閾値を超えると、異常が発生したものと判定される。
図3は、図1の回路における異常検出動作の一例を説明する図である。図3に示すように、冷陰極管ランプL2が故障してオープン状態となった場合、上述のループ回路が切断されるため、平衡点の電位が接地点の電位GNDから外れる。このため、正常時の平衡点と接地点との間のエラー検出抵抗Reにエラー電流ieが流れる。このため、エラー検出抵抗Reの両端に電圧が発生し、その両端電圧が整流され直流の検出電圧Vsとして検出される。したがって、異常検出時には、検出電圧Vsが上昇する。なお、冷陰極管ランプL1が故障してオープン状態となった場合も、検出電圧Vsが上昇する。また、冷陰極管ランプL1または冷陰極管ランプL2が故障してショート状態となった場合も、検出電圧Vsが上昇する。また、オープン状態またはショート状態まで至らず冷陰極管ランプL1または冷陰極管ランプL2が故障してインピーダンスがやや変化した場合も、検出電圧Vsが上昇する。
以上のように、上記実施の形態1によれば、高周波トランスTp,Tnの2次側巻線および負荷抵抗Rp,Rnを含むループ回路が構成され、エラー検出抵抗ReおよびダイオードDにより監視回路が構成される。このループ回路では、互いに逆相となる2つの交流駆動電圧で2つの冷陰極管ランプL1,L2を駆動する高周波トランスTp,Tnの2次側巻線により、正常時においてその2つの冷陰極管ランプL1,L2にループ電流が流れる。そして、この監視回路は、このループ回路における接地点と平衡点との間の電圧を監視する。
これにより、冷陰極管ランプL1,L2の異常時におけるループ電流の変動に起因する平衡点の電位変化を検出することで、冷陰極管ランプL1,L2の異常を検出することができる。その際、異常時のみ有意な振幅の電圧が検出されるため、正常時と異常時とを区別し易い。
そして、2本の冷陰極管ランプL1,L2について1つの点の電位を監視する1つの監視回路があればよいので、多数の冷陰極管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。したがって、部品点数を減らすことができ、製品のコストダウンを実現できる。また、冷陰極管ランプごとの監視回路を設けないため、監視回路間の調整を行う必要がない。
また、上記実施の形態1によれば、第1の直列回路と第2の直列回路とが同一の構成となっているため、温度変化などに起因して平衡点の電位v0が変動しにくく、環境変化があっても異常検出を良好に行うことができるとともに、バースト調光時にも、平衡点の電位v0が変動しにくく異常検出を良好に行うことができる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。図4において、冷陰極管ランプL1,L2,高周波トランスTp,Tnおよび負荷抵抗Rp,Rnは、実施の形態1のものと同様である。
ただし、実施の形態2では、接地点が、実施の形態1の場合と異なる。実施の形態1では、高周波トランスTpの2次側巻線の一端と高周波トランスTnの2次側巻線の一端との接続点が接地点とされるが、実施の形態2では、負荷抵抗Rpと負荷抵抗Rnとの接続点が接地点とされる。
また、高周波トランスTpの2次側巻線と高周波トランスTnの2次側巻線との接続点と接地点との間には、負荷抵抗Rp、冷陰極管ランプL1および高周波トランスTpの2次側巻線による第1の直列回路と、負荷抵抗Rn、冷陰極管ランプL2および高周波トランスTnの2次側巻線による第2の直列回路とが接続されている。第1の直列回路のインピーダンスと第2の直列回路のインピーダンスとが略同一であり、高周波トランスTpと高周波トランスTnとが互いに逆相で駆動電圧を印加しているため、高周波トランスTpの2次側巻線と高周波トランスTnの2次側巻線との接続点の電位v0は、接地点の電位と略同一で一定の電位となる。
したがって、実施の形態2においては、高周波トランスTpの2次側巻線の一端と高周波トランスTnの2次側巻線の一端との接続点が、正常時の平衡点となる。このため、エラー検出抵抗ReおよびダイオードDを有する監視回路は、高周波トランスTpの2次側巻線の一端と高周波トランスTnの2次側巻線の一端との接続点の電位を監視する。
次に、上記回路の動作について説明する。
正常時においては、高周波トランスTp,Tnの2次側巻線、負荷抵抗Rp,Rn、および冷陰極管ランプL1,L2を介するループ回路において、ループ電流が流れており、平衡点の電位v0は、接地点の電位GNDと略同一となり、検出電圧Vsは略ゼロとなる。このとき、高周波トランスTpと高周波トランスTnとの間、負荷抵抗Rpと負荷抵抗Rnとの間、および冷陰極管ランプL1と冷陰極管ランプL2との間に、インピーダンス特性の差がない場合には、平衡点の電位v0は、接地点の電位GNDと同一になる。これらにインピーダンス特性の差が誤差程度ある場合には、平衡点の電位v0は、接地点の電位GNDと完全に同一とはならないが略同一になる。このような多少の誤差があったとしても、異常検出には特に問題ない。
異常時においては、冷陰極管ランプL1,L2のいずれかが、オープン状態となったり、ショート状態となったりする。このため、ループ電流の電流値に変動が生じる。また、そのような異常時においては、上述の第1の直列回路のインピーダンスと第2の直列回路のインピーダンスとが同一ではなくなるため、平衡点の電位v0は、接地点の電位GNDから外れる。このため、平衡点の電位v0は、振幅を持った交流となり、検出電圧Vsは、異常に応じた、ゼロではない電圧値となる。したがって、例えば、検出電圧Vsが所定の閾値を超えると、異常が発生したものと判定される。
図5は、図4の回路における異常検出動作の一例を説明する図である。図5に示すように、冷陰極管ランプL2が故障してオープン状態となった場合、実施の形態1の場合と同様に、エラー検出抵抗Reにエラー電流ieが流れる。このため、異常検出時には、検出電圧Vsが上昇する。
以上のように、上記実施の形態2によれば、冷陰極管ランプL1,L2の異常時におけるループ電流の変動に起因する平衡点の電位変化を検出することで、冷陰極管ランプL1,L2の異常を検出することができる。その際、異常時のみ有意な振幅の電圧が検出されるため、正常時と異常時とを区別し易い。
そして、2本の冷陰極管ランプL1,L2について1つの監視回路があればよいので、多数の冷陰極管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。したがって、部品点数を減らすことができ、製品のコストダウンを実現できる。また、冷陰極管ランプごとの監視回路を設けないため、監視回路間の調整を行う必要がない。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る異常検出回路は、実施の形態1におけるループ回路と同一のループ回路を2つ有し、2つのループ回路の平衡点を接続した接続点の電位を、1つの監視回路で監視するものである。
図6は、本発明の実施の形態3に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。図6(A)の回路と図6(B)の回路は同一のものである。
実施の形態3における高周波トランスTp1,Tn1および負荷抵抗Rp1,Rn1は、実施の形態1の高周波トランスTp,Tnおよび負荷抵抗Rp,Rnと同様のものである。したがって、冷陰極管ランプL1,L2,高周波トランスTp1,Tn1の2次側巻線および負荷抵抗Rp1,Rn1を介した第1のループ回路が形成され、正常時には、このループ回路に沿って交流のループ電流が流れる。
また、実施の形態3における高周波トランスTp2,Tn2および負荷抵抗Rp2,Rn2は、実施の形態1の高周波トランスTp,Tnおよび負荷抵抗Rp,Rnと同様のものである。したがって、冷陰極管ランプL3,L4,高周波トランスTp2,Tn2の2次側巻線および負荷抵抗Rp2,Rn2を介した第2のループ回路が形成され、正常時には、このループ回路に沿って交流のループ電流が流れる。
このように、実施の形態3に係る異常検出回路では、2つのループ回路が構成され、4本の冷陰極管ランプL1,L2,L3,L4が駆動される。
そして、第1のループ回路の平衡点(負荷抵抗Rp1と負荷抵抗Rn1との接続点)と、第2のループ回路の平衡点(負荷抵抗Rp2と負荷抵抗Rn2との接続点)とが接続される。実施の形態3では、これらの平衡点を接続した接続点に、その接続点の電位を監視する監視回路が接続される。実施の形態3における監視回路は、実施の形態1のものと同様であり、エラー検出抵抗ReおよびダイオードDにより構成される。
次に、上記回路の動作について説明する。
正常時においては、第1および第2のループ回路の平衡点の電位は、それぞれ接地点の電位GNDと略同一で、略一定となるため、これらの平衡点の接続点の電位も、正常時には、接地点の電位GNDと略同一で、略一定となる。したがって、検出電圧Vsは略ゼロとなる。
異常時においては、冷陰極管ランプL1,L2,L3,L4のいずれかが、オープン状態となったり、ショート状態となったりする。このため、第1のループ回路または第2のループ回路におけるループ電流の電流値に変動が生じ、平衡点の接続点における電位v0は、接地点の電位GNDから外れ、振幅を持った交流となる。これに伴い、検出電圧Vsは、異常に応じた、ゼロではない電圧値となる。したがって、例えば、検出電圧Vsが所定の閾値を超えると、異常が発生したものと判定される。
図7は、図6の回路における異常検出動作の一例を説明する図である。図7に示すように、冷陰極管ランプL4が故障してオープン状態となった場合、上述の第1のループ回路は正常であるが、上述の第2のループ回路が切断されるため、第2のループ回路の平衡点の電位が接地点の電位GNDから外れる。このため、第2のループ回路の平衡点と接地点との間のエラー検出抵抗Reにエラー電流ieが流れ、エラー検出抵抗Reの両端に電圧が発生し、その両端電圧が整流され直流の検出電圧Vsとして検出される。したがって、異常検出時には、検出電圧Vsが上昇する。なお、冷陰極管ランプL1,L2,L3のいずれかが故障してオープン状態となった場合も、検出電圧Vsが上昇する。また、冷陰極管ランプL1,L2,L3,L4のいずれかが故障してショート状態となった場合も、検出電圧Vsが上昇する。また、オープン状態またはショート状態まで至らず冷陰極管ランプL1,L2,L3,L4のいずれかが故障してインピーダンスがやや変化した場合も、検出電圧Vsが上昇する。
以上のように、上記実施の形態3に係る異常検出回路は、2つのループ回路と、1つの監視回路とを備える。そして、監視回路は、2つのループ回路における2つの平衡点を接続した第1の接続点と、第2の接続点としての接地点との間の電圧を監視する。これにより、冷陰極管ランプL1,・・・,L4の異常時におけるループ電流の変動に起因する平衡点の電位変化を検出することで、冷陰極管ランプL1,・・・,L4の異常を検出することができる。そして、4本の冷陰極管ランプL1,・・・,L4について1つの点の電位を監視する1つの監視回路があればよいので、多数の冷陰極管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る異常検出回路は、実施の形態1におけるループ回路と同一のループ回路を複数kだけ有し、すべてのループ回路の平衡点を接続した接続点の電位を、1つの監視回路で監視するものである。
図8は、本発明の実施の形態4に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。図8に示すように、実施の形態4では、実施の形態1におけるループ回路と同様のループ回路が複数kだけ設けられ、2k本の冷陰極管ランプL1,・・・,L2kが駆動される。そして、すべてのループ回路の正常時の平衡点(負荷抵抗Rpiと負荷抵抗Rniとの接続点)が互いに接続され、その接続点の電位v0が1つの監視回路により監視される。実施の形態4における監視回路は、実施の形態1の監視回路と同様である。
次に、上記回路の動作について説明する。
正常時においては、各ループ回路の平衡点の電位は、接地点の電位GNDと略同一で、略一定となるため、これらの平衡点の接続点の電位も、正常時には、接地点の電位GNDと略同一で、略一定となる。したがって、検出電圧Vsは略ゼロとなる。
異常時においては、冷陰極管ランプL1,・・・,L2kのいずれかが、オープン状態となったり、ショート状態となったりする。このため、いずれかのループ回路におけるループ電流の電流値に変動が生じ、平衡点の接続点における電位v0は、接地点の電位GNDから外れ、振幅を持った交流となる。これに伴い、検出電圧Vsは、異常に応じた、ゼロではない電圧値となる。したがって、例えば、検出電圧Vsが所定の閾値を超えると、異常が発生したものと判定される。
以上のように、上記実施の形態4に係る異常検出回路は、複数のループ回路と、1つの監視回路とを備える。そして、監視回路は、複数のループ回路における複数の平衡点を接続した第1の接続点と、第2の接続点としての接地点との間の電圧を監視する。これにより、冷陰極管ランプL1,・・・,L2kの異常時におけるループ電流の変動に起因する平衡点の電位変化を検出することで、冷陰極管ランプL1,・・・,L2kの異常を検出することができる。そして、2k本の冷陰極管ランプL1,・・・,L2kについて1つの点の電位を監視する1つの監視回路があればよいので、多数の冷陰極管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5に係る異常検出回路は、実施の形態2におけるループ回路と同一のループ回路を2つ有し、2つのループ回路の平衡点を接続した接続点の電位を、1つの監視回路で監視するものである。
図9は、本発明の実施の形態5に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。図9(A)の回路と図9(B)の回路は同一のものである。
実施の形態5における高周波トランスTp1,Tn1および負荷抵抗Rp1,Rn1は、実施の形態2の高周波トランスTp,Tnおよび負荷抵抗Rp,Rnと同様のものである。したがって、冷陰極管ランプL1,L2,高周波トランスTp1,Tn1の2次側巻線および負荷抵抗Rp1,Rn1を介した第1のループ回路が形成され、正常時には、このループ回路に沿って交流のループ電流が流れる。
また、実施の形態5における高周波トランスTp2,Tn2および負荷抵抗Rp2,Rn2は、実施の形態2の高周波トランスTp,Tnおよび負荷抵抗Rp,Rnと同様のものである。したがって、冷陰極管ランプL3,L4,高周波トランスTp2,Tn2の2次側巻線および負荷抵抗Rp2,Rn2を介した第2のループ回路が形成され、正常時には、このループ回路に沿って交流のループ電流が流れる。
このように、実施の形態5に係る異常検出回路では、2つのループ回路が構成され、4本の冷陰極管ランプL1,L2,L3,L4が駆動される。
そして、第1のループ回路の平衡点(高周波トランスTp1の2次側巻線と高周波トランスTn1の2次側巻線との接続点)と、第2のループ回路の平衡点(高周波トランスTp2の2次側巻線と高周波トランスTn2の2次側巻線との接続点)とが接続される。実施の形態5では、これらの平衡点を接続した接続点に、その接続点の電位を監視する監視回路が接続される。実施の形態5における監視回路は、実施の形態1のものと同様である。
次に、上記回路の動作について説明する。
正常時においては、第1および第2のループ回路の平衡点の電位は、それぞれ接地点の電位GNDと略同一で、略一定となるため、これらの平衡点の接続点の電位も、正常時には、接地点の電位GNDと略同一で、略一定となる。したがって、検出電圧Vsは略ゼロとなる。
異常時においては、冷陰極管ランプL1,L2,L3,L4のいずれかが、オープン状態となったり、ショート状態となったりする。このため、第1のループ回路または第2のループ回路におけるループ電流の電流値に変動が生じ、平衡点の接続点における電位v0は、接地点の電位GNDから外れ、振幅を持った交流となる。これに伴い、検出電圧Vsは、異常に応じた、ゼロではない電圧値となる。したがって、例えば、検出電圧Vsが所定の閾値を超えると、異常が発生したものと判定される。
図10は、図9の回路における異常検出動作の一例を説明する図である。図10に示すように、冷陰極管ランプL4が故障してオープン状態となった場合、上述の第1のループ回路は正常であるが、上述の第2のループ回路が切断されるため、第2のループ回路の平衡点の電位が接地点の電位GNDから外れる。このため、第2のループ回路の平衡点と接地点との間のエラー検出抵抗Reにエラー電流ieが流れ、エラー検出抵抗Reの両端に電圧が発生し、その両端電圧が整流され直流の検出電圧Vsとして検出される。したがって、異常検出時には、検出電圧Vsが上昇する。なお、冷陰極管ランプL1,L2,L3のいずれかが故障してオープン状態となった場合も、検出電圧Vsが上昇する。また、冷陰極管ランプL1,L2,L3,L4のいずれかが故障してショート状態となった場合も、検出電圧Vsが上昇する。また、オープン状態またはショート状態まで至らず冷陰極管ランプL1,L2,L3,L4のいずれかが故障してインピーダンスがやや変化した場合も、検出電圧Vsが上昇する。
以上のように、上記実施の形態5に係る異常検出回路は、2つのループ回路と、1つの監視回路とを備える。そして、監視回路は、2つのループ回路における2つの平衡点を接続した第1の接続点と、第2の接続点としての接地点との間の電圧を監視する。これにより、冷陰極管ランプL1,・・・,L4の異常時におけるループ電流の変動に起因する平衡点の電位変化を検出することで、冷陰極管ランプL1,・・・,L4の異常を検出することができる。そして、4本の冷陰極管ランプL1,・・・,L4について1つの点の電位を監視する1つの監視回路があればよいので、多数の冷陰極管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6に係る異常検出回路は、実施の形態2におけるループ回路と同一のループ回路を複数有し、すべてのループ回路の平衡点を接続した接続点の電位を、1つの監視回路で監視するものである。
図11は、本発明の実施の形態6に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。図11に示すように、実施の形態6では、実施の形態2におけるループ回路と同様のループ回路が複数kだけ設けられ、2k本の冷陰極管ランプL1,・・・,L2kが駆動される。そして、すべてのループ回路の正常時の平衡点(高周波トランスTpiの2次側巻線と高周波トランスTniの2次側巻線との接続点)が互いに接続され、その接続点の電位v0が1つの監視回路により監視される。実施の形態6における監視回路は、実施の形態2の監視回路と同様である。
次に、上記回路の動作について説明する。
正常時においては、各ループ回路の平衡点の電位は、接地点の電位GNDと略同一で、略一定となるため、これらの平衡点の接続点の電位も、正常時には、接地点の電位GNDと略同一で、略一定となる。したがって、検出電圧Vsは略ゼロとなる。
異常時においては、冷陰極管ランプL1,・・・,L2kのいずれかが、オープン状態となったり、ショート状態となったりする。このため、いずれかのループ回路におけるループ電流の電流値に変動が生じ、平衡点の接続点における電位v0は、接地点の電位GNDから外れ、振幅を持った交流となる。これに伴い、検出電圧Vsは、異常に応じた、ゼロではない電圧値となる。したがって、例えば、検出電圧Vsが所定の閾値を超えると、異常が発生したものと判定される。
以上のように、上記実施の形態6に係る異常検出回路は、複数のループ回路と、1つの監視回路とを備える。そして、監視回路は、複数のループ回路における複数の平衡点を接続した第1の接続点と、第2の接続点としての接地点との間の電圧を監視する。これにより、冷陰極管ランプL1,・・・,L2kの異常時におけるループ電流の変動に起因する平衡点の電位変化を検出することで、冷陰極管ランプL1,・・・,L2kの異常を検出することができる。そして、2k本の冷陰極管ランプL1,・・・,L2kについて1つの点の電位を監視する1つの監視回路があればよいので、多数の冷陰極管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
実施の形態7.
本発明の実施の形態7に係る異常検出回路は、2次側に中間タップが設けられた1つの高周波トランスにより実施の形態1と同様に駆動される2本の冷陰極管ランプの異常を検出する回路である。
図12は、本発明の実施の形態7に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。実施の形態7に係る異常検出回路は、実施の形態1に係る異常検出回路と等価な回路である。
実施の形態7では、2つの高周波トランスTp,Tn1の代わりに、2次側巻線に中間タップが設けられた1つの高周波トランスTが設けられる。中間タップは接地点に接続される。2次側巻線の一端と中間タップとの間の巻線数と2次側巻線の他端と中間タップとの間の巻線数とは同一とされる。このため、2次側巻線の一端と中間タップとの間に誘起する交流電圧と、2次側巻線の他端と中間タップとの間に誘起する交流電圧とは同一振幅となる。さらに、接地点から見て、2次側巻線の一端の交流電圧vpと2次側巻線の他端の交流電圧vnとは互いに逆相となる。なお、高周波トランスTの1次側巻線には、1系統の高周波電圧が印加される。
実施の形態7では、高周波トランスTの2次側巻線、負荷抵抗Rp,Rnおよび冷陰極管ランプL1,L2によりループ回路が形成される。そして、実施の形態1と同様に、負荷抵抗Rpと負荷抵抗Rnとの接続点が平衡点となる。このため、負荷抵抗Rpと負荷抵抗Rnとの接続点の電位v0が、実施の形態1と同様に監視回路により監視される。
なお、実施の形態7に係る異常検出回路は、1つのループ回路のみを有するが、実施の形態3,4のように、このループ回路を複数設け、それらの平衡点を接続した接続点を1つの監視回路で監視するようにしてもよい。
実施の形態8.
本発明の実施の形態8に係る異常検出回路は、2次側に中間タップが設けられた1つの高周波トランスにより実施の形態2と同様に駆動される2本の冷陰極管ランプの異常を検出する回路である。
図13は、本発明の実施の形態8に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。実施の形態8に係る異常検出回路は、実施の形態2に係る異常検出回路と等価な回路である。ただし、高周波トランスTの1次側巻線には、1系統の高周波電圧が印加される。
実施の形態8では、2つの高周波トランスTp,Tn1の代わりに、2次側巻線に中間タップが設けられた1つの高周波トランスTが設けられる。中間タップは接地点に接続される。2次側巻線の一端と中間タップとの間の巻線数と2次側巻線の他端と中間タップとの間の巻線数とは同一とされ、2次側巻線の一端と中間タップとの間に誘起する交流電圧と、2次側巻線の他端と中間タップとの間に誘起する交流電圧とは同一振幅となる。さらに、中間タップから見て、2次側巻線の一端の交流電圧vpと2次側巻線の他端の交流電圧vnとは互いに逆相となる。
実施の形態8では、高周波トランスTの2次側巻線、負荷抵抗Rp,Rnおよび冷陰極管ランプL1,L2によりループ回路が形成される。そして、高周波トランスTの中間タップが平衡点となる。このため、高周波トランスTの中間タップの電位v0が、実施の形態2と同様に監視回路により監視される。
なお、実施の形態8に係る異常検出回路は、1つのループ回路のみを有するが、実施の形態5,6のように、このループ回路を複数設け、それらの平衡点を接続した接続点を1つの監視回路で監視するようにしてもよい。
実施の形態9.
本発明の実施の形態9に係る異常検出回路は、実施の形態1の回路において、高周波トランスTp,Tnの2次側巻線の出力電圧を監視する回路を有するものである。
実施の形態1においては、異なるタイミングで冷陰極管ランプL1,L2の両方が故障した場合でも、検出電圧Vsを時系列に沿って監視することで異常を検出することができる。実施の形態9では、さらに、2つの冷陰極管ランプL1,L2が同時に故障した場合にも、異常を検出できるようにする。
図14は、本発明の実施の形態9に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。図14に示す回路では、高周波トランスTpの2次側巻線に、キャパシタCp1,Cp2の直列回路が、並列に接続される。そして、キャパシタCp1とキャパシタCp2との接続点にダイオードDpが接続される。これにより、高周波トランスTpの2次側巻線の端子間電圧vpがキャパシタCp1,Cp2により分圧され、分圧後の交流電圧がダイオードDpにより整流される。
また、図14に示す回路では、高周波トランスTnの2次側巻線に、キャパシタCn1,Cn2の直列回路が、並列に接続される。そして、キャパシタCn1とキャパシタCn2との接続点にダイオードDnが接続される。これにより、高周波トランスTnの2次側巻線の端子間電圧vnがキャパシタCn1,Cn2により分圧され、分圧後の交流電圧がダイオードDnにより整流される。なお、キャパシタCn1,Cn2およびダイオードDnは、キャパシタCp1,Cp2およびダイオードDpとそれぞれ同一のものとされる。
さらに、ダイオードDpのカソードとダイオードDnのカソードとが接続され、その接続点の直流の検出電圧Vopに基づいて、異常が発生しているか否かが判定される。
なお、図14に示す回路のその他の構成については、図1のものと同様であるので、その説明を省略する。
次に、上記回路の動作について説明する。
図14に示す回路では、冷陰極管ランプL1,L2のいずれか一方が故障した場合には、実施の形態1と同様にして、異常が検出される。
さらに、図14に示す回路では、冷陰極管ランプL1,L2の両方が故障してオープンとなった場合には、高周波トランスTp,Tnの2次側の負荷がなくなるため、高周波トランスTp,Tnの2次側巻線の電圧vp,vnが上昇する。これに伴い、検出電圧Vopも上昇する。したがって、例えば、検出電圧Vopが所定の閾値を超えると、異常が発生したものと判定される。
なお、実施の形態9では、実施の形態1の回路に、高周波トランスの2次側出力電圧を監視する回路を追加しているが、実施の形態3または4の回路に、同様の回路を追加してもよい。
以上のように、上記実施の形態9によれば、高周波トランスTp,Tnの2次側出力電圧の振幅を監視する回路が設けられる。これにより、冷陰極管ランプL1,L2の両方が故障した場合でも異常を検出することができる。
実施の形態10.
本発明の実施の形態10に係る異常検出回路は、実施の形態2の回路において、高周波トランスTp,Tnの2次側巻線の出力電圧を監視する回路を有するものである。
実施の形態2においては、異なるタイミングで冷陰極管ランプL1,L2の両方が故障した場合でも、検出電圧Vsを時系列に沿って監視することで異常を検出することができる。実施の形態10では、さらに、2つの冷陰極管ランプL1,L2が同時に故障した場合にも、異常を検出できるようにする。
図15は、本発明の実施の形態10に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。図15に示す回路では、図14に示す回路と同様の、高周波トランスTp,Tnの2次側巻線の電圧vp,vnを監視する回路が設けられる。
なお、図15に示す回路のその他の構成については、図4のものと同様であるので、その説明を省略する。
次に、上記回路の動作について説明する。
図15に示す回路では、冷陰極管ランプL1,L2のいずれか一方が故障した場合には、実施の形態2と同様にして、異常が検出される。
さらに、図15に示す回路では、冷陰極管ランプL1,L2の両方が故障してオープンとなった場合には、高周波トランスTp,Tnの2次側の負荷がなくなるため、高周波トランスTp,Tnの2次側巻線の電圧vp,vnが上昇する。これに伴い、検出電圧Vopも上昇する。したがって、例えば、検出電圧Vopが所定の閾値を超えると、異常が発生したものと判定される。
なお、実施の形態10では、実施の形態2の回路に、高周波トランスの2次側出力電圧を監視する回路を追加しているが、実施の形態5または6の回路に、同様の回路を追加してもよい。
以上のように、上記実施の形態10によれば、高周波トランスTp,Tnの2次側出力電圧の振幅を監視する回路が設けられる。これにより、冷陰極管ランプL1,L2の両方が故障した場合でも異常を検出することができる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、複数の冷陰極管ランプが駆動されるが、冷陰極管ランプの代わりに、別種の放電管ランプが駆動されるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、監視回路として、エラー検出抵抗ReおよびダイオードDのみを挙げているが、ダイオードDの出力電圧を平滑するキャパシタなどの平滑回路を設けてもよい。また、ダイオードDの出力電圧を検出し異常判定を行う判定回路を設けてもよい。
本発明は、例えば、冷陰極管ランプによる多灯式バックライト用インバータ回路における異常検出回路に適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 図1のループ回路における平衡点の電位v0を示す図である。 図1の回路における異常検出動作の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 図4の回路における異常検出動作の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 図6の回路における異常検出動作の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態4に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態5に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 図9の回路における異常検出動作の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態6に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態7に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態8に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態9に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態10に係る異常検出回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
D ダイオード(監視回路の一部)
Li 冷陰極管ランプ(放電管ランプ)
Tp,Tn,Tpi,Tni 高周波トランス(トランス,ループ回路の一部)
Re エラー検出抵抗(監視回路の一部)
Rp,Rn,Rpi,Rni 負荷抵抗(ループ回路の一部)

Claims (3)

  1. 互いに逆相となる2つの交流駆動電圧で2本の放電管ランプを駆動する1つまたは2つのトランスの2次側巻線により、正常時において、その2本の放電管ランプにループ電流を導通させるループ回路と、
    前記ループ回路において正常時に略同一電位となる2点の間の電圧を監視する監視回路と、
    を備えることを特徴とする異常検出回路。
  2. 前記2点のうちの1点は接地点であることを特徴とする請求項1記載の異常検出回路。
  3. それぞれ、互いに逆相となる2つの交流駆動電圧で2本の放電管ランプを駆動する1つまたは2つのトランスの2次側巻線により、正常時において、その2本の放電管ランプにループ電流を導通させる複数のループ回路と、
    前記複数のループ回路のそれぞれにおいて正常時に略同一電位となる第1の点と第2の点について、前記複数のループ回路の複数の前記第1の点を接続された第1の接続点と、前記複数のループ回路の複数の前記第2の点を接続させた第2の接続点との間の電圧を監視する監視回路と、
    を備えることを特徴とする異常検出回路。
JP2007276945A 2007-10-24 2007-10-24 異常検出回路 Pending JP2009104960A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276945A JP2009104960A (ja) 2007-10-24 2007-10-24 異常検出回路
EP08018084A EP2053903A1 (en) 2007-10-24 2008-10-15 Trouble detecting circuit
US12/254,242 US20090108760A1 (en) 2007-10-24 2008-10-20 Trouble detecting circuit
CN2008101708055A CN101420809B (zh) 2007-10-24 2008-10-21 故障检测电路
TW097140642A TW200918924A (en) 2007-10-24 2008-10-23 Trouble detecting circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276945A JP2009104960A (ja) 2007-10-24 2007-10-24 異常検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009104960A true JP2009104960A (ja) 2009-05-14
JP2009104960A5 JP2009104960A5 (ja) 2010-11-04

Family

ID=40090343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007276945A Pending JP2009104960A (ja) 2007-10-24 2007-10-24 異常検出回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20090108760A1 (ja)
EP (1) EP2053903A1 (ja)
JP (1) JP2009104960A (ja)
CN (1) CN101420809B (ja)
TW (1) TW200918924A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102193071B (zh) * 2010-03-18 2013-03-27 中国科学院电子学研究所 分机正负电源状态的故障监测电路

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004054294A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置及びそのバックライト駆動装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5847909A (en) * 1997-04-17 1998-12-08 France/Scott Fetzer Company Safety-enhanced transformer circuit
US6040778A (en) * 1998-04-20 2000-03-21 France/Scott Fetzer Company Neon power supply with midpoint ground detection and diagnostic functions
KR100595313B1 (ko) * 2004-03-15 2006-07-03 엘지.필립스 엘시디 주식회사 백라이트 유닛의 램프 점등장치
JP4125687B2 (ja) 2004-03-17 2008-07-30 Necアクセステクニカ株式会社 放電管点灯制御回路およびその異常検出回路
KR100760941B1 (ko) * 2004-09-23 2007-09-21 엘지.필립스 엘시디 주식회사 백라이트 유닛 및 그의 구동 방법
TWM288077U (en) * 2005-02-24 2006-02-21 Logah Technology Corp Bridge type phase detector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004054294A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置及びそのバックライト駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101420809A (zh) 2009-04-29
TW200918924A (en) 2009-05-01
EP2053903A1 (en) 2009-04-29
CN101420809B (zh) 2012-05-09
US20090108760A1 (en) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4568858B2 (ja) 電流バランス回路
JP3934641B2 (ja) U字型ランプ用バックライトインバーター
US20110182097A1 (en) Pulse Width Modulation Step Wave And Sine Wave Driving Device
JP4911170B2 (ja) 放電管点灯装置
US10784774B2 (en) Switching power supply device
US7830102B2 (en) Light source driving device
JP2009104960A (ja) 異常検出回路
JP2007192615A (ja) 電圧センサの異常検出方法、異常検出装置および電圧センサ
JP5198491B2 (ja) 負荷の異常検出装置
US20120187866A1 (en) Multi-lamp driving system
JP4808183B2 (ja) 放電灯点灯装置
US7109723B2 (en) Bridge type phase detection device
US7525260B2 (en) Discharge lamp lighting apparatus
US20220373581A1 (en) Method and Circuit Arrangement for Ascertaining a Type and Value of an Input Voltage
JP4125687B2 (ja) 放電管点灯制御回路およびその異常検出回路
JP4950442B2 (ja) 蛍光ランプの駆動装置、発光装置ならびに液晶テレビ
JP2017142115A (ja) ワイヤレス送電装置およびその制御ic、異常検出方法、充電器
JP4674857B2 (ja) 放電管点灯用インバータ装置
JP5274126B2 (ja) 異常検出回路
TWI442830B (zh) 多燈管驅動系統
JP5124836B2 (ja) 非対称保護検出回路
JPH07298620A (ja) 直流高電圧電源装置
JP2020108270A (ja) 電源装置
KR20050038946A (ko) 외부전극 형광램프(eefl)용 인버터 보호장치
JPH08140255A (ja) 接続不良検出回路

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100916

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120821