JP5274126B2 - 異常検出回路 - Google Patents

異常検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5274126B2
JP5274126B2 JP2008175890A JP2008175890A JP5274126B2 JP 5274126 B2 JP5274126 B2 JP 5274126B2 JP 2008175890 A JP2008175890 A JP 2008175890A JP 2008175890 A JP2008175890 A JP 2008175890A JP 5274126 B2 JP5274126 B2 JP 5274126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
discharge tube
voltage
abnormality
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008175890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010015884A (ja
Inventor
剛 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumida Corp
Original Assignee
Sumida Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumida Corp filed Critical Sumida Corp
Priority to JP2008175890A priority Critical patent/JP5274126B2/ja
Publication of JP2010015884A publication Critical patent/JP2010015884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5274126B2 publication Critical patent/JP5274126B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

本発明は、異常検出回路に関するものである。
放電管ランプは、駆動回路により高周波で高圧の駆動電圧を印加されて点灯する。このような放電管ランプの状態は、通常、放電管ランプの導通電流を測定することで監視される。この導通電流は、電流測定用抵抗の両端電圧をダイオードで整流し平滑回路で平滑することで直流電圧として測定される。複数の放電管ランプを駆動する場合、フィードバックループに異常検出回路を接続し、異常状態と判断したときに、フィードバック信号をグランドレベルにして回路を停止させる(例えば特許文献1参照)。また、別の異常検出方法として、通常動作時にランプ電流のバランスが取れるようにしておき、ショートなどの異常状態に起因してランプ電流のバランスが崩れると、異常が検出される(例えば特許文献2参照)。
特開2002−110388号公報 特開2005−267923号公報
しかしながら、特許文献1の回路では、放電管ランプに電流が導通している限り放電管ランプごとに導通電流のバラツキがあってもそれを検出することが困難であるため、経年劣化によって、放電管ランプのインピーダンスが高くなり導通電流のバラツキが生じてもそれを検出することが困難である。また、部品点数も多く回路規模が大きい。
また、特許文献2の回路では、位相差が180度の2つの駆動電流で放電管ランプを駆動する駆動回路(逆位相駆動回路)においては異常検出が可能であるが、位相差が0度の2つの駆動電流で放電管ランプを駆動する駆動回路(同位相駆動回路)においては異常検出が困難である。そのため、同位相駆動回路の異常検出を行うために、逆位相駆動回路の異常検出回路と全く異なる構成の異常検出回路を設計・実装しなければならず、異常検出回路の汎用性が低い。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、多数の放電管ランプが駆動される場合であっても回路規模が大きくならず、かつ、同位相駆動回路および逆位相駆動回路のいずれについての異常検出を行うことができるとともに、経年劣化による放電管ランプの導通電流のバラツキを検出することができる異常検出回路を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
発明に係る異常検出回路は、N組(N>1)の放電管ランプが、それぞれ、2つの同相の駆動電流および互いに位相が反転した駆動電流のいずれで駆動される場合であっても異常を検出可能であり、駆動電流のうちの一方の駆動電流値の正部分だけを透過させて半波整流するN個の第1の整流素子と、駆動電流のうちの他方の駆動電流値の負部分だけを透過させて半波整流するN個の第2の整流素子と、第1の整流素子の正の出力と第2の整流素子の負の出力との和となる、第1の整流素子と第2の整流素子との接続点の電圧をコンデンサでそれぞれ平滑し出力するN個の出力回路と、N個の出力回路による出力に基づいて異常が発生したか否かを判定する判定回路とを備える。


これにより、多数の放電管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
また、本発明に係る異常検出回路は、上記の異常検出回路のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、異常検出回路は、2つの同相の駆動電流または互いに位相が反転した駆動電流により駆動される2本の放電管ランプとグランドとの間の電流値を検出して整流する1つの電流検出回路を備える。第1の整流素子は、2本の放電管ランプの一方を駆動する第1のトランスの二次側巻線の低圧側に接続され、第2の整流素子は、2本の放電管ランプの他方を駆動する第2のトランスの二次側巻線の低圧側に接続される。
これにより、放電管ランプを駆動するトランスの二次側巻線の低圧側および放電管ランプの低圧側のいずれで異常があってもその異常を検出することができる。
本発明によれば、多数の放電管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならず、かつ、同位相駆動回路および逆位相駆動回路のいずれについても同一の回路構成で異常検出を行うことができる。また、経年劣化による放電管ランプの導通電流のバラツキを検出することができる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る異常検出回路を含む放電管点灯回路の構成を示す回路図である。図1において、駆動回路1は、図示せぬ直流電源に接続され、例えばパルス幅制御(PWM)でデューティを調節しつつスイッチング素子のオン/オフを繰り返すことで交流電圧を生成する回路である。
トランスT1は、駆動回路1により一次側巻線に印加される交流電圧を昇圧するトランスである。トランスT2は、駆動回路1により一次側巻線に印加される交流電圧を昇圧するトランスである。トランスT1およびトランスT2の一次側巻線には、同相の交流電圧が駆動回路1により印加される。また、トランスT1およびトランスT2の二次側巻線には、放電管ランプ2A,2Bの駆動電流が同相となるように、放電管ランプ2A,2Bが接続されている。
放電管ランプ2A,2Bは、高圧高周波の交流電圧を印加されることで、駆動電流が導通し、発光するランプである。放電管ランプ2A,2Bとしては、例えば冷陰極管が使用される。放電管ランプ2Aの一端は、トランスT1の二次側巻線の高圧側端子に接続され、放電管ランプ2Aの他端は、グランドに接続されている。放電管ランプ2Bの一端は、トランスT2の二次側巻線の高圧側端子に接続され、放電管ランプ2Bの他端は、グランドに接続されている。
このように、放電管ランプ2A,2Bの駆動系が構成されている。次に、異常検出回路の構成について説明する。
抵抗R1,R2は電流検出用の抵抗である。トランスT1の二次側巻線の低圧側端子に抵抗R1の一端が接続され、抵抗R1の他端がグランドに接続されている。また、トランスT2の二次側巻線の低圧側端子に抵抗R2の一端が接続され、抵抗R2の他端がグランドに接続されている。
そして、トランスT1の二次側巻線の低圧側端子には、ダイオードD1のアノードが接続され、トランスT2の二次側巻線の低圧側端子には、ダイオードD2のカソードが接続される。ダイオードD1は、第1の整流素子の一例であり、ダイオードD2は、第2の整流素子の一例である。ダイオードD1のカソードとダイオードD2のアノードとが互いに接続され、その接続点とグランドとの間に、抵抗R3とコンデンサC1の並列回路が設けられる。コンデンサC1および抵抗R3の並列回路は、ダイオードD1の出力とダイオードD2の出力との和を平滑し出力する出力回路3を構成する。したがって、ダイオードD1とコンデンサC1は、抵抗R1を導通する放電管ランプ2Aの駆動電流に対応する電圧を半波整流・平滑する回路となり、ダイオードD2とコンデンサC1は、抵抗R2を導通する放電管ランプ2Bの駆動電流に対応する電圧を半波整流・平滑する回路となり、抵抗R3の両端電圧は、ダイオードD1の出力とダイオードD2の出力との和を平滑した電圧となる。このため、抵抗R3の両端に現れる端子電圧は、放電管ランプ2Aの駆動電流の振幅と放電管ランプ2Bの駆動電流の振幅とが等しければほぼゼロとなり、放電管ランプ2Aの駆動電流の振幅が放電管ランプ2Bの駆動電流の振幅より大きければ、正の直流電圧となり、放電管ランプ2Aの駆動電流の振幅が放電管ランプ2Bの駆動電流の振幅より小さければ、負の直流電圧となる。
抵抗R3とダイオードD1,D2との接続点Pには、抵抗R4の一端および抵抗R5の一端が接続され、抵抗R4の他端には、ダイオードD3のアノードが接続され、抵抗R5の他端には、ダイオードD4のカソードが接続されている。さらに、ダイオードD3のカソードには、コンデンサC2および抵抗R6による平滑回路が接続され、ダイオードD4のアノードには、コンデンサC3および抵抗R7による平滑回路が接続されている。また、ダイオードD3のカソードは、判定回路4の比較器11に接続され、ダイオードD4のアノードは、判定回路4の比較器12に接続されている。
判定回路4は、比較器11,12と、基準電圧発生回路13,14とを有し、抵抗R3とダイオードD1,D2との接続点Pの電圧(つまり、抵抗R3の両端電圧)に対応してダイオードD3により判定回路4に印加される正の検出電圧が所定の正の閾値を超えたか否か、および接続点Pの電圧(つまり、抵抗R3の両端電圧)に対応してダイオードD4により判定回路4に印加される負の検出電圧が所定の負の閾値を超えたか否かを判定し、それらの判定結果に基づいて、異常発生を検出する回路である。正の検出電圧が所定の正の閾値を超えた場合、および負の検出電圧が所定の負の閾値を超えた場合には、異常が発生したと判定される。判定回路4は、異常発生を検出した場合、駆動回路1に制御信号を供給し、駆動回路1の動作を停止させる。
基準電圧発生回路13は、上述の正の閾値の電圧を生成する回路であり、基準電圧発生回路14は、上述の負の閾値の電圧を生成する回路である。比較器11は、接続点Pの電圧が正である場合のみ、基準電圧発生回路13による正の閾値の電圧と正の検出電圧とを比較し、比較結果に応じた値の出力電圧を発生する回路である。比較器12は、接続点Pの電圧が負である場合のみ、基準電圧発生回路14による負の閾値の電圧と負の検出電圧とを比較し、比較結果に応じた値の出力電圧を発生する回路である。
次に、上記点灯回路における異常検出回路の動作について説明する。
(1)正常状態
図2は、正常状態での図1の回路における各部の電圧波形または電流波形の一例を示す図である。
正常状態では、トランスT1の二次側巻線、放電管ランプ2Aおよび抵抗R1による閉回路に放電管ランプ2Aの駆動電流が流れるとともに、トランスT2の二次側巻線、放電管ランプ2Bおよび抵抗R2による閉回路に放電管ランプ2Bの駆動電流が流れる。これにより、放電管ランプ2A,2Bが点灯する。
このとき、トランスT1の二次側電圧とトランスT2の二次側電圧は同相でほぼ同一の電圧であるため、放電管ランプ2Aの駆動電流と放電管ランプ2Bの駆動電流はほぼ同相でほぼ同一の振幅を有する。したがって、放電管ランプ2Aの駆動電流に比例する抵抗R1の両端電圧ViLAおよび放電管ランプ2Bの駆動電流に比例する抵抗R2の両端電圧ViLBは、図2(A),(B)に示すように、ほぼ同相でほぼ同一の振幅を有する。
そして、抵抗R1の両端電圧ViLAはダイオードD1により半波整流されるため、ダイオードD1に導通する電流ID1は、図2(C)に示すように、正の電流のみとなる。また、抵抗R2の両端電圧ViLBはダイオードD2により半波整流されるため、ダイオードD2に導通する電流ID2は、図2(D)に示すように、負の電流のみとなる。
正常状態では、振幅が同一である正半波整流電流と負半波整流電流がダイオードD1,D2から出力回路3へ出力されるため、接続点Pの電圧vpは、図2(E)に示すようにほぼゼロとなる。
このため、判定回路4では、ダイオードD3,D4から判定回路4へ出力される正の検出電圧および負の検出電圧が、いずれも正の閾値以下であり、かつ負の閾値以上であるため、比較器11,12により異常は検出されない。
(2)トランスT2の二次側巻線の低圧側に異常がある場合
図3は、トランスT2の二次側巻線の低圧側に異常がある場合の、図1の回路における各部の電圧波形または電流波形の一例を示す図である。
トランスT2の二次側巻線の低圧側端子と抵抗R2との間の区間で回路オープンが発生したり、トランスT2の二次側巻線の低圧側端子がグランドへショートしたりした場合、抵抗R2には、放電管ランプ2Bの駆動電流が導通しないため、図3(B)に示すように、抵抗R2の両端電圧viLBはゼロとなる。
このため、図3(D)に示すように、ダイオードD2から出力回路3へ、負の電流が出力されない。したがって、ダイオードD1から出力回路3へ出力される正の電流のみが出力回路3へ出力されるため、接続点Pの電圧vpは、ダイオードD1により検出された電圧を平滑したほぼ一定の正の電圧となる。
したがって、判定回路4では、ダイオードD3から判定回路4へ出力される正の検出電圧が所定の正の閾値より大きくなるため、比較器11により異常が検出される。これにより、トランスT2の二次側巻線の低圧側に異常があることが検出される。
判定回路4は、異常を検出すると、制御信号を駆動回路1へ供給し、放電管ランプ2A,2Bの駆動を停止させる。
(3)トランスT1の二次側巻線の低圧側に異常がある場合
図4は、トランスT1の二次側巻線の低圧側に異常がある場合の、図1の回路における各部の電圧波形または電流波形の一例を示す図である。
トランスT1の二次側巻線の低圧側端子と抵抗R1との間の区間で回路オープンが発生したり、トランスT1の二次側巻線の低圧側端子がグランドへショートしたりした場合、抵抗R1には、放電管ランプ2Aの駆動電流が導通しないため、図4(A)に示すように、抵抗R1の両端電圧viLAはゼロとなる。
このため、図4(C)に示すように、ダイオードD1から出力回路3へ、正の電流が出力されない。したがって、ダイオードD2から出力回路3へ出力される負の電流のみが出力回路3へ出力されるため、接続点Pの電圧vpは、ダイオードD2により検出された電圧を平滑したほぼ一定の負の電圧となる。
したがって、判定回路4では、ダイオードD4から判定回路4へ出力される負の検出電圧が所定の負の閾値より小さくなるため、比較器12により異常が検出される。これにより、トランスT1の二次側巻線の低圧側に異常があることが検出される。
判定回路4は、異常を検出すると、制御信号を駆動回路1へ供給し、放電管ランプ2A,2Bの駆動を停止させる。
このようにして、トランスT1とトランスT2の2つの駆動系統のいずれかで発生した異常が検出され、どちらの系統で異常が発生したかも併せて検出される。
以上のように、上記実施の形態1によれば、ダイオードD1は、放電管ランプ2A,2Bを駆動する2つの同相の駆動電流のうちの一方の駆動電流値の正部分だけを透過させて半波整流する。ダイオードD2は、その2つの同相の駆動電流の他方の駆動電流値の負部分だけを透過させて半波整流する。出力回路3は、ダイオードD1の出力とダイオードD2の出力との和を平滑し出力する。
これにより、多数の放電管ランプ2A,2Bが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならず、かつ、同位相駆動回路および逆位相駆動回路のいずれについても同一の回路構成で異常検出を行うことができる。また、経年劣化による放電管ランプの導通電流のバラツキを検出することができる。
さらに、従来の異常検出回路では、昇圧トランスの二次側巻線の高圧側端子からグランドまでの区間の異常は検出できるものの、昇圧トランスの二次側巻線の低圧側端子からグランドまでの区間の異常を検出することは困難である。二次側巻線の低圧側端子において回路オープンが発生すると、二次側巻線の低圧側端子から基板上のグランドパターンへのショートが発生しやすくなる。そして、二次側巻線の低圧側端子から基板上のグランドパターンへのショートが発生した場合、基板の燃焼が発生する可能性がある。したがって、二次側巻線の低圧側端子からグランドまでの区間の異常を検出することは重要である。上記実施の形態1によれば、二次側巻線の低圧側端子からグランドまでの区間の異常を検出することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る異常検出回路は、実施の形態1に係る異常検出回路に加え、放電ランプ2A,2Bの低圧側端子からグランドまでの区間の異常を検出可能としたものである。
図5は、本発明の実施の形態2に係る異常検出回路を含む放電管点灯回路の構成を示す回路図である。
図5に示す回路において、電流検出回路21は、放電ランプ2A,2Bの低圧側端子からグランドまでの区間を導通する電流の振幅を検出する回路である。
電流検出回路21では、放電管ランプ2A,2Bとグランドとの間に電流検出用の抵抗R11が設けられ、ハイパスフィルタとしてのコンデンサC11により放電管ランプ2A,2Bとグランドとの間を流れる駆動電流の高周波成分が抽出され、その高周波成分が、ダイオードD11,D12による整流回路により整流され、整流された検出電圧がコンデンサC12により平滑される。そして、抵抗R12,R13,R14による分圧回路により、整流・平滑後の検出電圧が分圧される。この分圧回路の出力電圧は、抵抗R11を導通する電流の振幅にほぼ比例する電圧となる。
そして、電流検出回路21の出力電圧は、ダイオードD4の出力に加算される。このため、判定回路4の比較器12への入力電圧は、電流検出回路21の出力電圧とダイオードD4の出力電圧との和となる。これに合わせて、実施の形態2では、基準電圧発生回路14は、定常時の電流検出回路21の出力電圧分だけ、実施の形態1の場合より高い基準電圧を発生する。
したがって、放電ランプ2A,2Bの低圧側端子からグランドまでの区間において、回路オープンまたはグランドへのショートが発生すると、電流検出回路21の抵抗R11を導通する電流が大きく減少するため、比較器12への入力電圧が低下する。これにより、比較器12の出力値が変化するため、判定回路4は、放電ランプ2A,2Bの低圧側端子からグランドまでの区間の異常を検出する。
判定回路4は、異常を検出すると、制御信号を駆動回路1へ供給し、放電管ランプ2A,2Bの駆動を停止させる。
なお、実施の形態2における異常検出回路のその他の構成および動作については実施の形態1の場合と同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態2によれば、電流検出回路21は、2つの同相の駆動電流により駆動される2本の放電管ランプ2A,2Bとグランドとの間の電流値を検出して整流する。そして、ダイオードD1は、放電管ランプ2Aを駆動するトランスT1の二次側巻線の低圧側に接続され、ダイオードD2は、放電管ランプ2Bを駆動するトランスT2の二次側巻線の低圧側に接続される。
これにより、放電管ランプ2A,2Bを駆動するトランスT1,T2の二次側巻線の低圧側および放電管ランプ2A,2Bの低圧側のいずれで異常があってもその異常を検出することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る異常検出回路は、N組(N>1)の放電管ランプ2A,2Bの各組の点灯回路における異常を検出する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る異常検出回路を含む放電管点灯回路の構成を示す回路図である。図6に示すように、この放電管点灯回路は、複数N組の放電管ランプ2A,2Bを点灯させる回路である。
図6においては、各組に対して実施の形態1と同様の異常検出回路が設けられている。ただし、判定回路4は、1つのみ設けられており、N組のダイオードD3のカソードが互いに接続されるとともに判定回路4の比較器11に接続され、N組のダイオードD4のアノードが互いに接続されるとともに判定回路4の比較器12に接続されている。
これにより、いずれかの組の点灯回路で異常が発生すると、判定回路4により検出される。判定回路4は、異常を検出すると、制御信号を各駆動回路1へ供給し、N組の放電管ランプ2A,2Bの駆動を停止させる。
このように、判定回路4は、N個の出力回路3における接続点Pの電圧vpに対応する電圧を入力され、その電圧に基づいて、異常の発生を検出する。つまり、判定回路4は、N個の出力回路3による出力に基づいて、異常が発生したか否かを判定していることになる。
なお、各異常検出回路の構成および動作および電流検出回路21の構成および動作は、実施の形態1または2のものと同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態3によれば、N(N>1)個のダイオードD1は、N組の放電管ランプ2A,2Bをそれぞれ駆動する2つの同相の駆動電流のうちの一方の駆動電流値の正部分だけを透過させて半波整流する。N個のダイオードD2は、2つの駆動電流のうちの他方の駆動電流値の負部分だけを透過させて半波整流する。N個の出力回路3は、ダイオードD1の出力とダイオードD2の出力との和をそれぞれ平滑し出力する。そして、判定回路4は、N個の出力回路3による出力に基づいて異常が発生したか否かを判定する。
これにより、多数の放電管ランプが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
また、上記実施の形態3によれば、各トランスT1,T2の二次側巻線の低圧側端子からグランドまでの区間の異常を検出することができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る異常検出回路は、実施の形態1に係る異常検出回路における電流検出用抵抗R1,R2の代わりに、電流検出用抵抗R21,R22を設け、その抵抗R21,R22にダイオードD1,D2をそれぞれ接続して、その箇所の導通電流の異常を検出可能としたものである。
図7は、本発明の実施の形態4に係る異常検出回路を含む放電管点灯回路の構成を示す回路図である。
実施の形態4では、トランスT1,T2の二次側巻線の低圧側端子はグランドに接続される。また、電流検出用の抵抗R21の一端が放電管ランプ2Aの低圧側端子に接続され、その他端がグランドに接続され、電流検出用の抵抗R22の一端が放電管ランプ2Bの低圧側端子に接続され、その他端がグランドに接続されている。
そして、ダイオードD1のアノードは、抵抗R21の一端に接続され、ダイオードD2のカソードは、抵抗R22の一端に接続されている。
したがって、実施の形態4に係る異常検出回路では、放電ランプ2A,2Bの低圧側端子からグランドまでの区間の異常が検出される。
なお、実施の形態4に係る異常検出回路のその他の構成および動作については、実施の形態1のものと同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態4によれば、ダイオードD1は、放電管ランプ2A,2Bを駆動する2つの同相の駆動電流のうちの一方の駆動電流値の正部分だけを透過させて半波整流する。ダイオードD2は、その2つの同相の駆動電流の他方の駆動電流値の負部分だけを透過させて半波整流する。出力回路3は、ダイオードD1の出力とダイオードD2の出力との和を平滑し出力する。
これにより、多数の放電管ランプ2A,2Bが駆動される場合であっても異常検出回路の回路規模が大きくならずに済む。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、放電管ランプとして、1つの駆動回路1により、2本の放電管ランプ2A,2Bが駆動されているが、2本の放電管ランプ2A,2Bのかわりに、1本の放電管ランプ、U字管ランプ、疑似U字管ランプなどを両端から駆動するようにしてもよい。その場合、ランプを駆動する2つの駆動電流は、互いに位相が反転した2つの駆動電流とされる。また、2本の放電管ランプ2A,2Bを互いに位相が反転した2つの駆動電流で駆動するようにしてもよい。
本発明は、例えば、冷陰極管の点灯回路についての異常検出回路に適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る異常検出回路を含む放電管点灯回路の構成を示す回路図である。 正常状態での図1の回路における各部の電圧波形または電流波形の一例を示す図である。 トランスT2の二次側巻線の低圧側に異常がある場合の、図1の回路における各部の電圧波形または電流波形の一例を示す図である。 トランスT1の二次側巻線の低圧側に異常がある場合の、図1の回路における各部の電圧波形または電流波形の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る異常検出回路を含む放電管点灯回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係る異常検出回路を含む放電管点灯回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態4に係る異常検出回路を含む放電管点灯回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
2A,2B 放電管ランプ(放電管ランプの一例)
3 出力回路(出力回路の一例)
4 判定回路(判定回路の一例)
21 電流検出回路(電流検出回路の一例)
D1 ダイオード(第1の整流素子の一例)
D2 ダイオード(第2の整流素子の一例)
T1 トランス(第1のトランスの一例)
T2 トランス(第2のトランスの一例)

Claims (2)

  1. N組(N>1)の放電管ランプが、それぞれ、2つの同相の駆動電流および互いに位相が反転した駆動電流のいずれで駆動される場合であっても異常を検出可能な異常検出回路であって、
    前記駆動電流のうちの一方の駆動電流値の正部分だけを透過させて半波整流するN個の第1の整流素子と、
    前記駆動電流のうちの他方の駆動電流値の負部分だけを透過させて半波整流するN個の第2の整流素子と、
    前記第1の整流素子の正の出力と前記第2の整流素子の負の出力との和となる、前記第1の整流素子と前記第2の整流素子との接続点の電圧をコンデンサでそれぞれ平滑し出力するN個の出力回路と、
    前記N個の出力回路による出力に基づいて異常が発生したか否かを判定する判定回路と、
    を備えることを特徴とする異常検出回路。
  2. 前記2つの同相の駆動電流または互いに位相が反転した駆動電流により駆動される2本の前記放電管ランプとグランドとの間の電流値を検出して整流する1つの電流検出回路を備え、
    前記第1の整流素子は、前記2本の放電管ランプの一方を駆動する第1のトランスの二次側巻線の低圧側に接続され、
    前記第2の整流素子は、前記2本の放電管ランプの他方を駆動する第2のトランスの二次側巻線の低圧側に接続されること、
    を特徴とする請求項1記載の異常検出回路。
JP2008175890A 2008-07-04 2008-07-04 異常検出回路 Expired - Fee Related JP5274126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008175890A JP5274126B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 異常検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008175890A JP5274126B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 異常検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010015884A JP2010015884A (ja) 2010-01-21
JP5274126B2 true JP5274126B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=41701807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008175890A Expired - Fee Related JP5274126B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 異常検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5274126B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06267674A (ja) * 1993-03-16 1994-09-22 Taiyo Yuden Co Ltd 冷陰極管点灯装置
JP3930473B2 (ja) * 2003-12-18 2007-06-13 ミネベア株式会社 放電灯点灯回路
JP4125687B2 (ja) * 2004-03-17 2008-07-30 Necアクセステクニカ株式会社 放電管点灯制御回路およびその異常検出回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010015884A (ja) 2010-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4735072B2 (ja) スイッチング電源装置
US7453248B2 (en) Switching power supply device
US7831401B2 (en) Power outage detection in a switched mode power supply
US20130016531A1 (en) Power supply device and method of controlling power supply device
JP2011030292A (ja) 電源装置
US11502595B2 (en) Voltage and current protection in isolated switched-mode power converters with secondary-side rectified voltage sensing
EP2026453A2 (en) Switching mode power supply apparatus having passive clamp circuit
JP2009153234A (ja) スイッチング電源装置
CN106028496A (zh) Led点亮装置以及led照明装置
JP5218456B2 (ja) Led駆動装置
JP2004201385A (ja) Dc/dcコンバータ回路
JP2006136146A (ja) スイッチング電源装置
JP2008010425A (ja) Lcdバックライトインバータ用電圧フィードバック回路
JP2009171752A (ja) 電源回路
JP5274126B2 (ja) 異常検出回路
KR20130084199A (ko) 단일 전력단 역률 개선 회로
JP2009213280A (ja) 力率改善回路
JP3629226B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5429021B2 (ja) Led駆動装置
JP4321254B2 (ja) 放電灯点灯装置及びこれを備えた照明器具
CN110879319B (zh) 利用次级侧整流电压感测的电压和电流保护
JP4821769B2 (ja) コンバータ用放電回路
US11784558B2 (en) LLC stage for LED drivers
JP3142278U (ja) 異常検出回路
JP2010115030A (ja) Dc−dcコンバータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5274126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees