JP2017142115A - ワイヤレス送電装置およびその制御ic、異常検出方法、充電器 - Google Patents

ワイヤレス送電装置およびその制御ic、異常検出方法、充電器 Download PDF

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Abstract

【課題】センス抵抗の異常を検出する。【解決手段】送電装置200は、受電装置300に電力信号S1を送信する。送電コントローラ206は、ドライバ204を制御する。バイアス回路240は、ブリッジ回路205のスイッチング停止状態において、センス抵抗RSに所定のバイアス信号を与える。異常検出回路250は、ブリッジ回路205のスイッチング停止状態におけるセンス抵抗RSの電圧降下VSにもとづいてセンス抵抗RSの異常を検出する。【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤレス給電技術に関し、特にワイヤレス送電装置の異常検出に関する。
近年、電子機器への給電方式として、ワイヤレス給電が普及の兆しを見せている。ワイヤレス給電には、電磁誘導(MI:Magnetic Induction)方式と磁気共鳴(MR:Magnetic Resonance)方式の2つの方式が存在するが、MI方式では、現在、(1)WPC(Wireless Power Consortium)が策定した規格「Qi」と、(2)PMA(Power Matters Alliance)が策定した規格(以下、PMA)が主流となっている。
MI方式のワイヤレス給電は、送信コイルと受信コイル間の電磁誘導を利用したものである。給電システムは、送信コイルを有する給電装置と、受信コイルを有する受電装置で構成される。
図1は、Qi規格に準拠したワイヤレス給電システム10の構成を示す図である。給電システム10は、送電装置20(TX、Power Transmitter)と受電装置30(RX、Power Receiver)と、を備える。受電装置30は、携帯電話端末、スマートホン、オーディオプレイヤ、ゲーム機器、タブレット端末などの電子機器に搭載される。
送電装置20は、送信コイル(1次コイル)22、ドライバ24、送電コントローラ26、復調器28を備える。ドライバ24は、Hブリッジ回路(フルブリッジ回路)あるいはハーフブリッジ回路を含み、送信コイル22に駆動信号S1、具体的にはパルス信号を印加し、送信コイル22に流れる駆動電流により、送信コイル22に電磁界の電力信号S2を発生させる。送電コントローラ26は、送電装置20全体を統括的に制御するものであり、具体的には、ドライバ24のスイッチング周波数、スイッチングのデューティ比、位相などを制御することにより、送信電力を変化させる。
受電装置30は、受信コイル(2次コイル)32、整流回路34、平滑コンデンサ36、変調器38、負荷40、受電コントローラ42、電源回路44を備える。受信コイル32は、送信コイル22からの電力信号S2を受信する。整流回路34および平滑コンデンサ36は、電力信号S2に応じて受信コイル32に誘起される電流S4を整流・平滑化し、直流電圧に変換する。
電源回路44は、送電装置20から供給された電力を利用して図示しない二次電池を充電し、あるいは直流電圧VRECTを昇圧あるいは降圧し、受電コントローラ42やその他の負荷40に供給する。
Qi規格では、送電装置20と受電装置30の間で通信プロトコルが定められており、受電装置30から送電装置20に対して、制御信号S3による情報の伝達が可能となっている。この制御信号S3は、後方散乱変調(Backscatter modulation)を利用して、AM(Amplitude Modulation)変調された形で、受信コイル32(2次コイル)から送信コイル22に送信される。この制御信号S3には、たとえば、受電装置30に対する電力供給量を制御する電力制御データ(パケットともいう)や、受電装置30の固有の情報を示すデータなどが含まれる。
電力制御について説明する。受電装置30の受電コントローラ42は、送電装置20からの電力供給量(送信電力)を制御する電力制御データを生成する。たとえば受電コントローラ42は、平滑コンデンサ36の電圧VRECTがその目標値(DP:Desired Point)に近づくように電力制御パケットを生成する。変調器38は、電力制御パケットにもとづいて、受信コイル32の電流(あるいは電圧)を変調する。これにより受信コイル32が送信アンテナとなり、制御信号S3が送信される。
送電装置20において、送信コイル22には、制御信号S3に応じた電流成分が流れる。復調器28は、送信コイル22の電流あるいは電圧に含まれる制御信号S3を復調する。送電コントローラ26は、復調された制御信号S3に含まれる電力制御データが指示する送信電力が得られるように、ドライバ24を制御する。
このようにしてQi規格に準拠した給電システム10では、受電装置側が要求する電力と一致するように送信電力がフィードバック制御される。
この給電システム10では、送電装置20と受電端末(電子機器)は、比較的自由な空間に配置されるため、送信コイル22と受信コイル32の間、あるいはその近傍に、金属片などの導電性の異物(Foreign Object)が置かれる状況が生じうる。この状態でワイヤレス給電が行われると、異物に電流が流れ、電力損失が発生してしまう。また異物が発熱するという問題がある。かかる状況に鑑みて、WPC1.1(System Description Wireless Power Transfer Volume I: Low Power Part 1: Interface Definition Version 1.1)仕様において、異物検出(FOD:Foreign Object Detection)が策定された。
このFODでは、送電装置20が送出した電力PTXと、受電装置30が受信した電力PRXとが比較され、それらの間に許容値を超える不一致が発生した場合に、異物が存在するものと判定される(パワーロスメソッド)。
図2は、送電装置20の構成例を示す回路図である。送電装置20は、電流センサ220を備える。電流センサ220は、ドライバ24に流れる電流を検出し、電流量を示す電流検出(ISENSE)信号を生成する。電流センサ220は、センス抵抗R、センスアンプ222を含む。センス抵抗Rは、ドライバ24の電流の経路上に挿入され、その両端間には、ドライバ24の入力電流IINに比例する電圧降下Vが発生する。センスアンプ222は、センス抵抗Rの電圧降下Vを増幅し、ISENSE信号を生成する。ISENSE信号は、送電コントローラ26に入力され、さまざまな処理に使用される。
たとえばISENSE信号は、過電流保護に利用される。送電コントローラ26は、ISENSE信号が所定のしきい値を超えると、過電流状態と判定し、所定の保護処理を実行する。
またISENSE信号は、上述のパワーロスメソッドによるFODに利用される。送電コントローラ26には、入力電圧VINが入力される。ISENSE信号および入力電圧VINは、送電コントローラ26のA/Dコンバータによってデジタル値に変換される。送電コントローラ26は、入力電流IINと入力電圧VINの積を演算し、送信電力PTXを取得する。あるいは、Q値の測定、およびQ値にもとづく異物検出にISENSE信号を利用することも可能である。
特開2013−38854号公報 特許第5071574号公報
センス抵抗Rには高い精度が要求され、また大電流が流れることから、外付け部品が用いられるのが一般的であるが、経年劣化、実装不良、ごみの付着などに起因して、外付けのセンス抵抗Rにショートあるいはオープンの異常が生ずると、入力電流IINが正確に測定できず、したがって過電流保護やFOD機能が正常に動作しなくなる。設計値と異なる抵抗値を有するセンス抵抗Rが実装された場合にも、同様の問題が生じうる。
現在、中電力向けQi規格(Power Class 0 Extended Power Profile)の策定が進められており、送信電力が増加しており、FODや過電流保護などの安全機能の重要性はますます高まっている。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、センス抵抗の異常を検出可能な送電装置の提供にある。
本発明のある態様は、ワイヤレス受電装置に電力信号を送信するワイヤレス送電装置に関する。ワイヤレス送電装置は、直列に接続された共振キャパシタおよび送信コイルを含む送信アンテナと、送信アンテナに駆動電圧を印加するブリッジ回路を含むドライバと、ドライバを制御する送電コントローラと、ブリッジ回路に流れる電流の経路上に設けられたセンス抵抗を含む電流センサと、ブリッジ回路のスイッチング停止状態において、センス抵抗に所定のバイアス信号を与えるバイアス回路と、スイッチング停止状態におけるセンス抵抗の電圧降下にもとづいてセンス抵抗の異常を検出する異常検出回路と、を備える。
この態様によると、センス抵抗の異常を検出できる。
バイアス回路は、定電流源を含んでもよい。定電流回路によって既知の電流でセンス抵抗をバイアスすることにより、抵抗値の異常を検知できる。
異常検出回路は、センス抵抗の電圧降下Vを、定電流源が生成する電流量Iで除することによりセンス抵抗の抵抗値を演算してもよい。
=V/I
抵抗値を演算することにより、異常状態を詳細に知ることができる。
異常検出回路は、演算されたセンス抵抗の抵抗値が正常範囲に含まれないとき、センス抵抗の異常と判定してもよい。
バイアス回路は、所定の抵抗値を有するバイアス抵抗を含んでもよい。センス抵抗Rとバイアス抵抗Rの両端間に、電源電圧VDDが供給されるとき、センス抵抗Rの電圧降下Vは、以下の式で与えられる。したがって、電圧降下にもとづいて、センス抵抗Rの抵抗値の異常を検知できる。
=VDD×R/(R+R
異常検出回路は、センス抵抗の電圧降下が正常範囲から逸脱するとき、センス抵抗の異常と判定してもよい。センス抵抗の抵抗値が不要である場合、電圧降下をモニタする簡易的な処理によって異常を検知できる。
バイアス回路および異常検出回路は、給電開始前に動作してもよい。これにより安全性を高めることができる。
センス抵抗の異常が検出されると、給電を開始しなくてもよい。これにより安全性を高めることができる。
バイアス回路および異常検出回路は、給電開始前に動作し、演算された抵抗値を用いて給電を行ってもよい。これにより、設計値と異なる抵抗値が実装された場合に、正確な電流を検出することができる。
センス抵抗は、ブリッジ回路の上側電源端子側に挿入されてもよい。バイアス回路は、ブリッジ回路と並列に設けられてもよい。
電流センサは、センス抵抗の電圧降下を増幅するセンスアンプをさらに含んでもよい。異常検出回路は、センスアンプの出力にもとづいて、センス抵抗の異常を検出してもよい。これによりセンスアンプの異常も検出することができる。
異常検出回路は、センス抵抗の電圧降下に加えて、センス抵抗の一端の電圧にもとづいて、センス抵抗の異常を検出してもよい。これにより、より多くの故障モードを検出可能となる。
ワイヤレス受電装置は、Qi規格とPMA規格の少なくとも一方に準拠してもよい。
本発明の別の態様は、充電器に関する。この充電器は、上述のいずれかのワイヤレス送電装置を備える。
本発明の別の態様は、ワイヤレス受電装置に電力信号を送信するワイヤレス送電装置の制御IC(Integrated Circuit)に関する。ワイヤレス送電装置は、直列に接続された共振キャパシタおよび送信コイルを含む送信アンテナと、送信アンテナに駆動電圧を印加するブリッジ回路を含むドライバと、ブリッジ回路に流れる電流の経路上に設けられたセンス抵抗を含む電流センサと、イネーブル、ディセーブルが切りかえ可能であり、イネーブル状態においてセンス抵抗に所定のバイアス信号を与えるバイアス回路と、を備える。制御ICは、ワイヤレス受電装置から受信した電力制御パケットにもとづいて、制御指令を生成する電力コントローラと、制御指令にもとづいてドライバを駆動するプリドライバと、異常検出回路と、を備える。異常検出回路は、給電開始前に、ブリッジ回路を停止した状態で、バイアス回路をイネーブル化するステップと、センス抵抗の電圧降下を検出するステップと、センス抵抗の電圧降下にもとづいてセンス抵抗の異常を検出するステップと、を実行する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、センス抵抗の異常を検出できる。
Qi規格に準拠したワイヤレス給電システムの構成を示す図である。 送電装置の構成例を示す回路図である。 実施の形態に係るワイヤレス送電装置を備える給電システムのブロック図である。 図4(a)、(b)は、バイアス回路の構成例を示す回路図である。 図3の送電装置の起動シーケンスを示すフローチャートである。 送電装置の具体的な構成例を示すブロック図である。 送電装置を備える充電器の回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図3は、実施の形態に係るワイヤレス送電装置200を備える給電システム100のブロック図である。給電システム100は、送電装置200(TX、Power Transmitter)と受電装置300(RX、Power Receiver)と、を備える。受電装置300は、携帯電話端末、スマートホン、オーディオプレイヤ、ゲーム機器、タブレット端末などの電子機器に搭載される。
送電装置200は、たとえば充電台を有する充電器に搭載される。送電装置200は、送信アンテナ201、ドライバ204、送電コントローラ206、復調器208、DC電源210、電流センサ220、バイアス回路240、異常検出回路250、通知部260を備える。送電装置200は、Qi規格とPMA規格の少なくとも一方に準拠する。本実施の形態では、Qi規格にもとづいて構成および動作を説明する。
送信アンテナ201は、直列に接続された送信コイル202および共振コンデンサ203を含む。ドライバ204は、Hブリッジ回路(フルブリッジ回路)あるいはハーフブリッジ回路を含み、送信コイル202に駆動信号S1、具体的にはパルス信号を印加し、送信コイル202に流れる駆動電流により、送信コイル202に電磁界の電力信号S2を発生させる。本実施の形態では、フルブリッジ回路が使用される。ブリッジ回路205の上側電源端子P1には、DC電源210からの電源電圧VDDが供給され、下側電源端子P2は接地される。上側電源端子P1には平滑キャパシタCが接続されてもよい。
送電コントローラ206は、送電装置200全体を統括的に制御するものであり、具体的には、ブリッジ回路205のスイッチング周波数fSW、スイッチングのデューティ比、位相、動作モード(ハーフブリッジ/フルブリッジ)を制御することにより、送信電力を変化させる。送電コントローラ206の機能、構成については、後述するバイアス回路240、異常検出回路250、通知部260に関するものを除いて、公知技術を用いればよいため、説明を省略する。
Qi規格では、送電装置200と受電装置300の間で通信プロトコルが定められており、受電装置300から送電装置200に対して、制御信号S3による情報の伝達が可能となっている。この制御信号S3は、後方散乱変調(Backscatter modulation)を利用して、AM(Amplitude Modulation)変調された形で、受信コイル302(2次コイル)から送信コイル202に送信される。この制御信号S3には、たとえば、受電装置300に対する電力供給量を制御する電力制御データ(パケットともいう)、受電装置300の固有の情報を示すデータなどが含まれる。また制御信号S3には、送信アンテナ201のQ値の適正範囲を規定するしきい値が含まれてもよい。
復調器208は、送信コイル202の電流あるいは電圧に含まれる制御信号S3を復調する。送電コントローラ206は、復調された制御信号S3に含まれる電力制御データにもとづいて、ドライバ204を制御する。
電流センサ220は、ドライバ204に流れる電流を検出する。電流センサ220は、検出対象の電流ITXの経路上に挿入されたセンス抵抗Rを含む。本実施の形態において、センス抵抗Rは、ブリッジ回路205の上側電源端子P1側に設けられる。センス抵抗Rには、電流Iに比例した電圧降下V(=R×ITX)が発生する。センス抵抗Rによる電力損失を低減するために、センス抵抗Rの抵抗値は数十mΩ〜数百mΩであることが好ましく、したがってICの内蔵抵抗ではなく、チップ部品が使用される場合が多い。抵抗値の小ささに起因してセンス抵抗Rの電圧降下Vは小さく、後段の信号処理を容易にするために、電圧降下Vを増幅し、電流検出(ISENSE)信号を生成するセンスアンプ222が設けられる。
異物検出回路230はISENSE信号にもとづいて異物を検出する。異物検出の方式は特に限定されず、パワーロスメソッドを利用してもよいし、異物の有無による送信アンテナ201のQ値の変化を利用してもよい。
ISENSE信号は、過電流検出、送信電力の計算、送信電力を利用した異物検出(FOD)の少なくともひとつに利用される。ここで、センス抵抗Rに、経年劣化、実装不良、ごみの付着などに起因して、ショートあるいはオープンの異常が生ずると、電流ITXが正確に測定できず、したがって過電流保護やFOD機能が正常に動作しなくなる。設計値と異なる抵抗値を有するセンス抵抗Rが実装された場合にも、同様の問題が生じうる。実施の形態に係る送電装置200には、センス抵抗Rに関連する異常を検出するために、バイアス回路240および異常検出回路250が設けられる。
バイアス回路240は、イネーブル、ディセーブルが切りかえ可能であり、ブリッジ回路205のスイッチング停止状態においてイネーブルとなり、センス抵抗Rに所定のバイアス信号を与える。所定のバイアス信号は、定電流であってもよいし、定電圧であってもよい。たとえばバイアス回路240のイネーブル、ディセーブルは、異常検出回路250からのイネーブル信号S5に応じて切りかえられる。バイアス回路240は、ブリッジ回路205と並列に接続される。
異常検出回路250は、スイッチング停止状態において、イネーブル信号S5を所定レベル(たとえばハイレベル)とし、バイアス回路240をイネーブル化する。そしてこのときのセンス抵抗Rの電圧降下Vにもとづいて、センス抵抗Rの異常を検出する。たとえば異常検出回路250には、センス抵抗Rの電圧降下Vを示す信号として、電流センサ220が生成したISENSE信号を受け、ISENSE信号にもとづいてセンス抵抗Rの異常を検出してもよい。
図4(a)、(b)は、バイアス回路240の構成例を示す回路図である。図4(a)のバイアス回路240aは、定電流源242を含む。スイッチ244は、定電流源242と直列に設けられ、あるいは定電流源242に内蔵される。イネーブル信号S5がハイレベルとなるとスイッチ244はオンとなり、バイアス回路240aがイネーブル化される。定電流源242が生成する既知の定電流Iがセンス抵抗Rに流れ、センス抵抗Rに生ずる電圧降下Vは、式(1)で与えられる。
=R×I …(1)
異常検出回路250は、電圧降下Vを示すISENSE信号にもとづいて、センス抵抗Rの異常を検出することができる。
すなわちセンス抵抗Rの抵抗値には、その設計値を含むように、正常範囲RMIN〜RMAXを規定することができ、したがって電圧降下Vの正常範囲は、RMIN×I〜RMAX×Iとなる。異常検出回路250は、ISENSE信号が示す電圧降下Vが、その正常範囲RMIN×I〜RMAX×Iから逸脱すると、センス抵抗Rが異常であると判定する。
より高度には、異常検出回路250は、ISENSE信号が示す電圧降下Vを、定電流Iで除することにより、センス抵抗Rの実際の抵抗値を取得してもよい。
=V/I …(2)
こうして得られたセンス抵抗Rの測定値が、その正常範囲RMIN〜RMAXから逸脱したとき、センス抵抗Rが異常であると判定してもよい。
ISENSE信号を参照してセンス抵抗Rの異常を判定することにより、センス抵抗Rの異常のみでなく、電流センサ220の異常(実装不良など)を検出することができる。
図4(b)のバイアス回路240bは、イネーブル状態においてセンス抵抗Rと直列に接続されるバイアス抵抗Rを含む。スイッチ244は、バイアスRおよびセンス抵抗Rと直列に挿入される。イネーブル信号S5がハイレベルとなるとスイッチ244はオンとなり、バイアス回路240bがイネーブル化される。その結果、センス抵抗Rとバイアス抵抗Rの直列接続の両端間には、電源電圧VDDが印加される。このときの電圧降下Vは、以下の式で与えられる。
=VDD×R/(R+R) …(3)
この場合も、センス抵抗Rの正常範囲に対応して、電圧降下Vの正常範囲が規定される。そこで異常検出回路250は、ISENSE信号が示す電圧降下Vが、その正常範囲から逸脱すると、センス抵抗Rが異常であると判定する。
式(3)をRについて解くと、式(4)を得る。
=R×V/(VDD−V) …(4)
異常検出回路250は、式(4)にもとづいて、センス抵抗Rの実際の抵抗値を計算してもよい。そしてセンス抵抗Rの測定値が、その正常範囲RMIN〜RMAXから逸脱したとき、センス抵抗Rが異常であると判定してもよい。なお、VDDは測定値を用いてもよいし、設計値(5V,12Vあるいは19Vなど)を用いてもよい。
図3に戻る。異常検出回路250は、センス抵抗Rの電圧降下Vに加えて、センス抵抗Rの一端の電圧Vにもとづいて、センス抵抗Rの異常を検出可能に構成される。具体的には、ドライバ204のスイッチングが停止し、かつバイアス回路240がディセーブル状態において、電圧Vが正常範囲から逸脱するときに、センス抵抗Rを異常と判定する。これにより、より多くの故障モードを検出することが可能となる。
異常検出回路250は、異常を検出すると異常検出信号S6をアサート(たとえばハイレベル)する。送電コントローラ206は、異常検出信号S6がアサートされた場合、ドライバ204のスイッチングを禁止してもよい。
通知部260は、通知信号S7を生成し、外部のマイコンや機器に異常の有無を通知する。センス抵抗Rの抵抗値を測定する構成においては、測定値を通知してもよい。これにより、外部のマイコンや機器が、送電装置200の状態を知ることができ、デバッグ、メンテナンス、あるいは修理に有用である。
以上が送電装置200の構成である。続いてその動作を説明する。図5は、図3の送電装置200の起動シーケンスを示すフローチャートである。
はじめに送電装置200の電源が投入される(S100)。このときドライバ204のスイッチングは停止している。続いて、センス抵抗Rの一端の電圧Vを測定する(S102)。この電圧Vが正常範囲から逸脱しているとき(S104のN)、異常が発生しているものとし、異常検出信号S6をアサートし、処理を終了する(S106)。異常検出信号S6がアサートされると、通常のアナログPingフェーズには移行せず、給電は行わない。
電圧Vが正常範囲であるとき(S104のY)、バイアス回路240がイネーブル化され(S108)、センス抵抗Rの電圧降下Vが測定される(S110)。電圧降下Vが正常範囲から逸脱している場合(S112のN)、異常検出信号S6をアサートし、処理を終了する(S106)。電圧降下Vが正常範囲である場合(S112のY)、アナログPingフェーズに移行する(S114)。なお上述したように、処理S112においては、センス抵抗Rの抵抗値を測定し、抵抗値が正常か否かを判定してもよい。
以上が送電装置200の動作である。センス抵抗Rが、設計値より小さくなるショートモードの故障、実装不良が発生すると、過電流や異物検出が正常に動作しなくなる。ショートモードの異常状態において給電を行うと、回路素子の信頼性が低下したり、発熱のおそれがある。
実施の形態に係る送電装置200によればセンス抵抗Rの異常を検出でき、ショートモードの故障が生じた場合には給電を行わないこととした。これにより信頼性を高め、発熱を抑制できる。
本発明は、図3のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例を説明する。
図6は、送電装置200の具体的な構成例を示すブロック図である。制御IC600は、送電装置200の主要な回路が集積化された機能ICである。制御IC600は、上述の送電コントローラ206、復調器208、異物検出回路230、異常検出回路250、通知部260に加えて、第1A/Dコンバータ602、第2A/Dコンバータ604、シーケンサ606、過電流検出回路608を備える。
第1A/Dコンバータ602は、電圧Vをデジタル値に変換し、第2A/Dコンバータ604は、ISENSE信号をデジタル値に変換する。制御IC600の機能の一部(一例として破線620の内部)は、プロセッサ(マイクロコントローラ)およびソフトウェアプログラムの組み合わせで実装されてもよい。
異常検出回路250は、第1A/Dコンバータ602および第2A/Dコンバータ604の出力にもとづいてセンス抵抗Rの異常を検出する。シーケンサ606は、図5に示した電源投入時の異常検出のシーケンスを制御する。異物検出回路230は、第2A/Dコンバータ604の出力にもとづいて異物を検出する。また過電流検出回路608は、第2A/Dコンバータ604の出力にもとづいて過電流状態を検出する。
送電コントローラ206は、電力コントローラ610およびプリドライバ612を含む。電力コントローラ610は、復調器208が受信した電力制御データにもとづいて、ドライバ204のスイッチング周波数、デューティ比、位相、動作モードを指示する制御指令S8を生成する。プリドライバ612は、制御指令S8にしたがってブリッジ回路205を駆動する。
通知部260は、IC(Inter IC)インタフェースやSPI(Serial Peripheral Interface)であってもよいし、その他のインタフェースであってもよい。
続いて送電装置200の用途を説明する。図7は、送電装置200を備える充電器400の回路図である。充電器400は、受電装置300を備える電子機器500を充電する。充電器400は、筐体402、充電台404、回路基板406、を備える。充電器400は、車載充電器であってもよい。給電対象の電子機器は、充電台404上に載置される。ドライバ204や送電コントローラ206その他の回路部品は、回路基板406上に実装される。送信アンテナ201は、充電台404の直下にレイアウトされる。充電器400は、AC/DCコンバータ410により直流電圧を受けてもよいし、AC/DCコンバータを内蔵してもよい。あるいは充電器400は、USB(Universal Serial Bus)などの給電線を備えるバスを介して、外部からDC電力の供給を受けてもよい。
実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例を説明する。
(第1変形例)
異常検出回路250がセンス抵抗Rを測定する場合には、センス抵抗Rの変動幅が許容範囲内である場合には、センス抵抗Rの設計値に代えて、その測定値にもとづいて、過電流保護や送信電力の測定を行ってもよい。
(第2変形例)
図6の各回路ブロックの集積は例示であり、さまざまな変形例が存在する。たとえばセンスアンプ222やバイアス回路240を制御IC600に集積化してもよい。あるいは制御IC600を、複数のICに分割して構成してもよい。たとえば第1A/Dコンバータ602、第2A/Dコンバータ604およびマイクロコントローラ620をひとつのICに集積化し、プリドライバ612および復調器208を別のICに集積化してもよい。
(第3変形例)
実施の形態では、Hブリッジ回路のドライバ204について説明したが、ハーフブリッジ回路にも適用可能である。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…給電システム、200…送電装置、201…送信アンテナ、202…送信コイル、203…共振コンデンサ、204…ドライバ、205…ブリッジ回路、206…送電コントローラ、208…復調器、210…DC電源、220…電流センサ、222…センスアンプ、230…異物検出回路、240…バイアス回路、242…定電流源、244…スイッチ、R…センス抵抗、250…異常検出回路、260…通知部、S5…イネーブル信号、S6…異常検出信号、S7…通知信号、S8…制御指令、300…受電装置、302…受信コイル、304…整流回路、306…平滑コンデンサ、308…変調器、600…制御IC、602…第1A/Dコンバータ、604…第2A/Dコンバータ、606…シーケンサ、608…過電流検出回路、610…電力コントローラ、612…プリドライバ、S1…電気信号、S2…電力信号、S3…制御信号、S4…電流検出値、400…充電器、402…筐体、404…充電台、406…回路基板。

Claims (19)

  1. ワイヤレス受電装置に電力信号を送信するワイヤレス送電装置であって、
    直列に接続された共振キャパシタおよび送信コイルを含む送信アンテナと、
    前記送信アンテナに駆動電圧を印加するブリッジ回路を含むドライバと、
    前記ドライバを制御する送電コントローラと、
    前記ブリッジ回路に流れる電流の経路上に設けられたセンス抵抗を含む電流センサと、
    前記ブリッジ回路のスイッチング停止状態において、前記センス抵抗に所定のバイアス信号を与えるバイアス回路と、
    前記スイッチング停止状態における前記センス抵抗の電圧降下にもとづいて前記センス抵抗の異常を検出する異常検出回路と、
    を備えることを特徴とするワイヤレス送電装置。
  2. 前記バイアス回路は、定電流源を含むことを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス送電装置。
  3. 前記異常検出回路は、前記センス抵抗の電圧降下を、前記定電流源が生成する電流量で除することにより前記センス抵抗の抵抗値を演算することを特徴とする請求項2に記載のワイヤレス送電装置。
  4. 前記異常検出回路は、演算された前記センス抵抗の抵抗値が正常範囲に含まれないとき、前記センス抵抗の異常と判定することを特徴とする請求項3に記載のワイヤレス送電装置。
  5. 前記バイアス回路は、所定の抵抗値を有するバイアス抵抗を含むことを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス送電装置。
  6. 前記異常検出回路は、前記センス抵抗の電圧降下が正常範囲から逸脱するとき、前記センス抵抗の異常と判定することを特徴とする請求項2または5に記載のワイヤレス送電装置。
  7. 前記バイアス回路および前記異常検出回路は、給電開始前に動作することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のワイヤレス送電装置。
  8. 前記バイアス回路および前記異常検出回路は、前記ワイヤレス送電装置の電源投入時に動作することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のワイヤレス送電装置。
  9. 前記センス抵抗の異常が検出されると、給電を開始しないことを特徴とする請求項7または8に記載のワイヤレス送電装置。
  10. 前記バイアス回路および前記異常検出回路は、給電開始前に動作し、
    演算された抵抗値を用いて給電を行うことを特徴とする請求項3に記載のワイヤレス送電装置。
  11. 前記センス抵抗は、前記ブリッジ回路の上側電源端子側に挿入され、
    前記バイアス回路は、前記ブリッジ回路と並列に設けられることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のワイヤレス送電装置。
  12. 前記電流センサは、前記センス抵抗の電圧降下を増幅するセンスアンプをさらに含み、
    前記異常検出回路は、前記センスアンプの出力にもとづいて、前記センス抵抗の異常を検出することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のワイヤレス送電装置。
  13. 前記異常検出回路は、前記センス抵抗の電圧降下に加えて、前記センス抵抗の一端の電圧にもとづいて、前記センス抵抗の異常を検出することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のワイヤレス送電装置。
  14. 前記センス抵抗の異常が検出されると、外部に通知する通知部をさらに備えることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のワイヤレス送電装置。
  15. 前記通知部は、前記センス抵抗の測定値を外部に通知することを特徴とする請求項14に記載のワイヤレス送電装置。
  16. Qi規格とPMA規格の少なくとも一方に準拠したことを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載のワイヤレス送電装置。
  17. 請求項1から16のいずれかに記載のワイヤレス送電装置を備えることを特徴とする充電器。
  18. ワイヤレス受電装置に電力信号を送信するワイヤレス送電装置の制御IC(Integrated Circuit)であって、
    前記ワイヤレス送電装置は、
    直列に接続された共振キャパシタおよび送信コイルを含む送信アンテナと、
    前記送信アンテナに駆動電圧を印加するブリッジ回路を含むドライバと、
    前記ブリッジ回路に流れる電流の経路上に設けられたセンス抵抗を含む電流センサと、
    イネーブル、ディセーブルが切りかえ可能であり、イネーブル状態において前記センス抵抗に所定のバイアス信号を与えるバイアス回路と、
    を備え、
    前記制御ICは、
    前記ワイヤレス受電装置から受信した電力制御パケットにもとづいて、制御指令を生成する電力コントローラと、
    前記制御指令にもとづいて前記ドライバを駆動するプリドライバと、
    異常検出回路と、
    を備え、
    前記異常検出回路は、給電開始前に、
    前記ブリッジ回路を停止した状態で、前記バイアス回路をイネーブル化するステップと、
    前記センス抵抗の電圧降下を検出するステップと、
    前記センス抵抗の電圧降下にもとづいて前記センス抵抗の異常を検出するステップと、
    を実行することを特徴とする制御IC。
  19. ワイヤレス受電装置に電力信号を送信するワイヤレス送電装置の異常検出方法であって、
    前記ワイヤレス送電装置は、
    直列に接続された共振キャパシタおよび送信コイルを含む送信アンテナと、
    前記送信アンテナに駆動電圧を印加するブリッジ回路を含むドライバと、
    前記ドライバを制御するコントローラと、
    前記ブリッジ回路に流れる電流の経路上に設けられたセンス抵抗を含む電流センサと、
    を備え、
    前記異常検出方法は、給電開始前に実行される、
    前記ブリッジ回路を停止した状態で、前記センス抵抗に所定のバイアス信号を印加するステップと、
    前記センス抵抗の電圧降下を検出するステップと、
    前記センス抵抗の電圧降下にもとづいて前記センス抵抗の異常を検出するステップと、
    を備えることを特徴とする異常検出方法。
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