JP2009103951A - 電気光学装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造体から複数の液晶パネルの少なくとも一部を分断する際、一方の電気光学パネルの段差部と他方の電気光学パネルの段差部とが接触することを防止することにより、信頼性の向上を図ることができる電気光学装置の製造方法を提供する。
【解決手段】分断された第1の分断位置100Xが、ステージ端面91tから飛び出すよう構造体400をステージ91に載置した後、固定する固定工程と、ステージ端面91tから飛び出した構造体400の飛び出し領域に対して、基板100の向きに回転力を付与することにより、第2の分断位置200Xを分断する第2の分断工程とを具備し、回転力の回転中心92Cは、基板100から基板200と反対側に離間する領域であって、第1の分断位置100Xの上端部80からの距離R1が、第2の分断位置200Xの下端部81からの距離R2よりも短くなるよう位置していることを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、少なくとも2枚の基板が貼り合わされて形成された構造体から、電気光学パネルの少なくとも一部を分断する電気光学装置の製造方法に関する。
周知のように、電気光学装置、例えば光透過型の液晶装置は、ガラス基板、石英基板等からなる2枚の基板間に液晶が介在されて構成された電気光学パネルである液晶パネルが実装ケース等に収容されて構成されている。
また、液晶装置は、液晶パネルの一方の基板に、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、TFTと称す)等のスイッチング素子及び画素電極をマトリクス状に配置し、他方の基板に対向電極を配置して、両基板間に介在された液晶層による光学応答を画像信号に応じて変化させることで、画像表示を可能としている。
また、TFTを配置したTFT基板と、このTFT基板に相対して配置される対向基板とは、別々に製造される。TFT基板及び対向基板は、例えば石英基板上に、所定のパターンを有する半導体薄膜、絶縁性薄膜又は導電性薄膜を積層することによって構成される。半導体薄膜、絶縁性薄膜又は導電性薄膜は、層毎に各種膜の成膜工程とフォトリソグラフィ工程を繰り返すことによって形成されるのである。
このようにして形成されたTFT基板及び対向基板は、例えば液晶封入方式により、TFT基板と対向基板との間に液晶が介在される場合には、一部に切り欠きを有するよう略周状に塗布されたシール材を介して、パネル組立工程において高精度(例えばアライメント誤差1μ以内)に貼り合わされる。
次いでアライメントが施されてそれぞれ圧着硬化された後、シール材の一部に設けられた切り欠きを介して液晶が封入され、切り欠きが、熱等により硬化された封止材により封止される。
その後、TFT基板及び対向基板の外面となる露出面に、防塵ガラス(以下、カバーガラスと称す)が、接着剤を介してそれぞれ貼着されることにより、液晶パネルは製造される。
その後、TFT基板の対向基板への対向面における露出部に設けられた外部接続端子に、プロジェクタ等の電子機器の外部回路と電気的に接続する、特定の長さを有する柔軟な図示しない薄板状基板であるフレキシブル配線基板(Flexible Printed Circuits、以下FPCと称す)の一端が、圧着等により電気的に接続され、最後に、液晶パネルが実装ケース等に収容されることにより、液晶装置が形成される。
ここで、液晶パネルの製造方法としては、TFT基板が複数構成された第1の基板である第1の大板基板に、上述したシール材を介してTFT基板毎に対向基板が貼着されるよう対向基板が複数構成された第2の基板である第2の大板基板を貼り合わせて構造体を形成し、TFT基板と対向基板との間に液晶をそれぞれ介在させた後、構造体から、対向基板が貼着されたTFT基板を、ダイシング処理、スクライブブレイク処理、レーザ加工処理等の各種分断処理によりチップ状に複数分断することにより、液晶パネルを複数形成することができる大板貼り合わせ方式が周知である。
尚、大板貼り合わせ方式においては、分断後、TFT基板及び対向基板に、チップ状のカバーガラスを貼着しても構わないし、分断前に、第1の大板基板及び第2の大板基板に、大板カバーガラス基板をそれぞれ貼着して構造体を形成した後、カバーガラスもTFT及び対向基板とともに、構造体からチップ状に分断しても構わない。
ところが、この大板貼り合わせ方式においては、構造体から単に対向基板が貼着されたTFT基板を、各基板の外周に沿って分断しただけでは、TFT基板の対向基板への対向面に形成された上述した外部接続端子は、対向基板によって覆われたままで分断されてしまうといった問題があった。これは、分断前にカバーガラスが貼着されている場合であっても同様である。
このような問題に鑑み、特許文献1には、構造体から複数の液晶パネルを分断する際、対向基板が複数構成された第2の大板基板に対し、各対向基板の外周のみならず、TFT基板の対向面に形成された外部接続端子が露出するよう、所定の位置に分断処理を行って外部接続端子上の対向基板の小片を除去し、液晶パネルにおける外部接続端子が設けられた第1の端面側に、第1の段差部を形成する手法が開示されている。
尚、構造体においては、一対のTFT基板と対向基板とは、液晶パネルの表示領域のみ、上述したシール材で貼り合わせていることから、外部接続端子上はシール材が塗布されていない。このため、分断後は、対向基板の外部接続端子上の小片を、容易に除去することができる。
このような手法によれば、分断に伴い、TFT基板上から、外部接続端子を覆う対向基板の小片を除去することができることから、構造体から複数の液晶パネルを分断する際、各液晶パネルのTFT基板上の外部接続端子を効率良く露出させることができる。
特開2005−266684号公報
ところで、液晶パネルにおける上述した第1の端面に対向する第2の端面においては、構造体から液晶パネルを分断する際、分断処理は、TFT基板及び対向基板の外周に沿って行われることから、TFT基板及び対向基板とも同一面となっているのが一般的である。
ところが、近年、第2の端面において、対向基板の端面に対し、TFT基板の端面よりも外周方向に突出する突出部を形成し、該突出部によって液晶パネルにおける第2の端面に第2の段差部を形成することにより、従来よりも液晶パネルと実装ケースとの接触面積を増やして、液晶パネルから実装ケースへの放熱性を向上させる技術が周知である。
この場合、構造体から複数の液晶パネルを分断する際は、TFT基板に対しては、第1の端面において、従来とおり分断処理を行うが、対向基板に対しては、TFT基板の第1の端面に平面視した状態で重なる位置には分断処理を行う必要がなく、外部接続端子を露出させるため、第1の端面から第2の端面に向かって所定の距離離れた所定位置のみに分断処理を行えば良くなることから、製造工程数を削減することができる。
これは、第1の端面と第2の端面とを結ぶ方向において隣り合う液晶パネルにおいては、分断後、一方の液晶パネルのTFT基板の外部接続端子上に位置していた従来は小片として除去していた対向基板の部位は、他方の液晶パネルにおける第2の端面における突出部を構成することになるためである。即ち、分断後の一方の基板における第1の段差部と他方の基板における第2の段差部とは係合する形状を有するためである。
しかしながら、第1の大板基板に対する分断処理後、第2の大板基板の上述した所定位置に対して、スクライブブレイク処理やダイシング処理、レーザ加工処理等で分断処理を行うと、分断の際、一方の液晶パネルの第1の段差部に対し、他方の液晶パネルの第2の段差部が接触してしまい、具体的には、一方の液晶パネルに形成された外部接続端子に対して、他方の液晶パネルの上述した延出部位が接触してしまい、外部接続端子に傷等が付着してしまう他、各段差部に割れ等や傷の付着が発生してしまう場合があり、製造後の液晶パネルの信頼性が低下してしまうといった問題があった。
尚、以上の問題は、構造体からTFT基板及び対向基板をカバーガラスとともに分断する場合であっても同様である。
本発明は上記問題点に着目してなされたものであり、分断された各液晶パネルの端面に段差部が形成されるよう構造体から複数の液晶パネルの少なくとも一部を分断する際、一方の電気光学パネルの段差部と他方の電気光学パネルの段差部とが接触することを防止するとともに、各段差部に、割れや傷の付着が発生してしまうことを防止して、精度良く各電気光学パネルの段差部を形成することにより、信頼性の向上を図ることができる電気光学装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る電気光学装置の製造方法は、少なくとも2枚の基板が貼り合わされて形成された構造体から電気光学パネルの少なくとも一部を分断する電気光学装置の製造方法であって、前記基板の内、第1の基板と第2の基板は、各基板の分断位置を平面視した状態で互いにずらすことにより、分断後の端面に段差部が形成されており、前記第1の基板の第1の分断位置を分断する第1の分断工程と、前記第2の基板の第2の分断位置に対して分断起点を形成する分断起点形成工程と、分断された前記第1の分断位置が、ステージ端面から飛び出すよう前記第1の基板の外表面を前記ステージに載置した後、前記構造体を、前記ステージに対して固定する固定工程と、前記ステージ端面から飛び出した前記構造体の飛び出し領域に対して、前記第1基板の向きに回転力を付与することにより、前記第1の分断位置よりも前記ステージ端面側にずれて位置する前記第2の分断位置を、前記分断起点を起点として分断する第2の分断工程と、を具備し、前記回転力の回転中心は、前記第1の基板から前記第2の基板と反対側に離間する領域であって、前記第1の分断位置の前記第2の基板に接する端部からの距離が、前記第2の分断位置の前記第1の基板に接する端部からの距離よりも短くなるよう位置していることを特徴とする。
本発明によれば、分断された各電気光学パネルの端面に段差部が形成されるよう構造体から複数の電気光学パネルの少なくとも一部を、回転力を用いて分断した際、一方の電気光学パネルの段差部と他方の電気光学パネルの段差部とが接触することがないことから、分断に伴って、一方の電気光学パネルの段差部を構成する第1の基板の第2の基板への対向面と、他方の電気光学パネルの段差部を構成する第2の基板の第1の基板への対向面とに割れが発生してしまうことや、傷が付着してしまうことを防止することができる。よって、精度良く各電気光学パネルの段差部を形成することができることから、信頼性の向上を図ることができる電気光学装置の製造方法を提供することができる。
また、前記ステージとは異なる回転ステージに、前記第1の基板の前記飛び出し領域の少なくとも一部が載置されて固定されており、前記第2の分断工程は、前記回転ステージを用いて、前記構造体の前記飛び出し領域に、前記回転力を付与して行うことを特徴とする。
本発明によれば、分断された各電気光学パネルの端面に段差部が形成されるよう構造体から複数の電気光学パネルの少なくとも一部を、回転ステージの回転力を用いて分断した際、一方の電気光学パネルの段差部と他方の電気光学パネルの段差部とが接触することがないことから、分断に伴って、一方の電気光学パネルの段差部を構成する第1の基板の第2の基板への対向面と、他方の電気光学パネルの段差部を構成する第2の基板の第1の基板への対向面とに割れが発生してしまうことや、傷が付着してしまうことを防止することができる。よって、精度良く各電気光学パネルの段差部を形成することができることから、信頼性の向上を図ることができる電気光学装置の製造方法を提供することができる。
さらに、前記段差部を構成する前記第1の基板の前記第2の基板に対向する面に、分断後の前記電気光学パネルを外部回路に薄板状基板を介して接続する外部接続端子が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、分断された各電気光学パネルの端面に段差部が形成されるよう構造体から複数の電気光学パネルの少なくとも一部を、回転力を用いて分断した際、一方の電気光学パネルの段差部と他方の電気光学パネルの段差部とが接触することがないことから、分断に伴って、第1の基板の第2の基板への対向面に形成された外部接続端子に傷が付着してしまうことを防止することができる。よって、精度良く各電気光学パネルの段差部を形成することができることから、信頼性の向上を図ることができる電気光学装置の製造方法を提供することができる。
また、前記構造体は、前記第1の基板の前記外表面に第3の基板が貼着され、前記第2の基板の外表面に第4の基板が貼着されることにより、少なくとも4枚の基板が貼り合わされて構成されており、前記第3の基板における前記第1の分断位置に平面視した状態で重なるまたは近接する第3の分断位置を分断する、若しくは前記第3の分断位置に分断起点を形成する工程と、前記第4の基板における前記第2の分断位置に平面視した状態で重なるまたは近接する第4の分断位置を分断する、若しくは前記第4の分断位置に分断起点を形成する工程と、分断された前記第1の分断位置が、前記ステージ端面から飛び出すよう前記第3の基板の外表面を前記ステージに載置した後、前記構造体を、前記ステージに対して固定する固定工程と、を具備し、前記第3の分断位置と前記第4の分断位置との少なくとも一方に前記分断起点が形成されている場合、前記第2の分断工程において前記回転力を付与することにより、前記分断起点を起点として、前記第2の分断位置とともに、前記第3の分断位置と前記第4の分断位置との少なくとも一方を分断することを特徴とする。
本発明によれば、分断された各電気光学パネルの端面に段差部が形成されるよう少なくとも4枚の基板から構成された構造体から複数の電気光学パネルの少なくとも一部を、回転力を用いて分断した際、一方の電気光学パネルの段差部と他方の電気光学パネルの段差部とが接触することがないことから、分断に伴って、一方の電気光学パネルの段差部を構成する第1の基板の第2の基板への対向面と、他方の電気光学パネルの段差部を構成する第2の基板の第1の基板への対向面とに割れが発生してしまうことや、傷が付着してしまうことを防止することができる。よって、精度良く各電気光学パネルの段差部を形成することができることから、信頼性の向上を図ることができる電気光学装置の製造方法を提供することができる。
さらに、前記第2の分断工程は、前記飛び出し領域の前記回転ステージの載置面と反対側の露出面を押圧部材を用いて前記回転ステージに対し押圧した状態で行われ、前記押圧部材は、前記飛び出し領域において、前記構造体が前記ステージから飛び出す方向と平面視した状態で直交する方向における前記構造体の幅よりも幅狭に形成されているとともに、前記直交する方向における前記構造体の各端部から等距離となる前記露出面の前記各領域を押圧することを特徴とする。
本発明によれば、分断された各電気光学パネルの端面に段差部が形成されるよう構造体から複数の電気光学パネルの少なくとも一部を、回転力を用いて分断する際、構造体がステージから飛び出す方向と平面視した状態で直交する方向における構造体の幅よりも幅狭に形成され押圧部材が、前記直交する方向における構造体の各端部から等距離となる構造体の飛び出し領域を押圧することにより、精度良く各電気光学パネルの段差部を形成することができることから、信頼性の向上を図ることができる電気光学装置の製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照にして本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態において電気光学装置は、光透過型の液晶装置を例に挙げて説明する。よって、電気光学装置が具備する電気光学パネルは、液晶パネルを例に挙げて説明する。
また、液晶パネルにおいて対向配置される一対の基板の内、一方の基板は、素子基板(以下、TFT基板と称す)を、また他方の基板は、TFT基板に対向する対向基板を例に挙げて説明する。
(第1実施の形態)
先ず、本実施の形態の製造方法により製造される液晶装置における液晶パネルの全体の構成について説明する。図1は、本実施の形態の製造方法により製造される液晶装置における液晶パネルの平面図、図2は、図1中のII-II線に沿って切断した液晶パネルの断面図である。
図1、図2に示すように、液晶パネル1は、例えば、石英基板やガラス基板等を用いたTFT基板10と、該TFT基板10に対向配置される、例えばガラス基板や石英基板等を用いた対向基板20との間の内部空間に、液晶50が介在されて構成される。対向配置されたTFT基板10と対向基板20とは、シール材52によって貼り合わされている。
TFT基板10の液晶50と接する領域に、液晶パネル1の表示領域40を構成するTFT基板10の表示領域10hが構成されている。また、TFT基板10の対向基板20に対向する対向面となる表面10f側における表示領域10hに、画素を構成するとともに、後述する対向電極21とともに液晶50に駆動電圧を印加する画素電極9がマトリクス状に配置されている。
また、対向基板20のTFT基板10への対向面となる表面20f側における液晶50と接する領域に、液晶50に画素電極9とともに駆動電圧を印加する対向電極21が設けられており、対向電極21の表示領域10hに対向する領域に、液晶パネル1の表示領域40を構成する対向基板20の表示領域20hが構成されている。
TFT基板10の画素電極9上に、ラビング処理が施された配向膜16が設けられており、また、対向基板20上の全面に渡って形成された対向電極21上にも、ラビング処理が施された配向膜26が設けられている。各配向膜16、26は、例えば、ポリイミド膜等の透明な有機膜からなる。
また、TFT基板10の表示領域10hにおいては、複数本の図示しない走査線と複数本の図示しないデータ線とが交差するように配線され、走査線とデータ線とで区画された領域に画素電極9がマトリクス状に配置される。そして、走査線とデータ線との各交差部分に対応して図示しない薄膜トランジスタ(TFT)が設けられ、このTFT毎に画素電極9が電気的に接続されている。
TFTは走査線のON信号によってオンとなり、これにより、データ線に供給された画像信号が画素電極9に供給される。この画素電極9と対向基板20に設けられた対向電極21との間の電圧が液晶50に印加される。
対向基板20に、液晶パネル1の表示領域40を規定する額縁としての遮光膜53が設けられている。
液晶50がTFT基板10と対向基板20との間の空間に、既知の液晶注入方式で注入される場合、シール材52は、シール材52の1辺の一部において欠落して塗布されている。
シール材52の欠落した箇所は、該欠落した箇所から貼り合わされたTFT基板10及び対向基板20との間の空間において、シール材52により囲まれた領域に液晶50を注入するための切り欠きである液晶注入口108を構成している。液晶注入口108は、液晶注入後、封止材109によって封止される。
TFT基板10の表面10fにおいて、シール材52の外側の、液晶パネル1の第1の端面1t1における第1の段差部161を構成する露出面10rに、TFT基板10の図示しないデータ線に画像信号を所定のタイミングで供給して該データ線を駆動するドライバであるデータ線駆動回路101と外部回路との接続のための外部接続端子102とが、液晶パネル1の第1の端面1t1に沿って設けられている。尚、外部接続端子102は、対向基板20に設けられていても構わない。
外部接続端子102に、液晶パネル1を、図示しないプロジェクタ等の電子機器と電気的に接続する、特定の長さを有する柔軟な図示しないFPCの一端が、例えば圧着により接続されている。FPCの他端がプロジェクタ等の電子機器に接続されることにより、液晶パネル1と電子機器とは電気的に接続される。
TFT基板10の表面10fにおいて、外部接続端子102が設けられた液晶パネル1の第1の端面1t1に隣接する各端面に沿って、TFT基板10の図示しない走査線及びゲート電極に、走査信号を所定のタイミングで供給することにより、ゲート電極を駆動するドライバである走査線駆動回路103、104が設けられている。走査線駆動回路103、104は、シール材52の内側の遮光膜53に対向する位置において、TFT基板10の表面10f上に形成されている。
また、TFT基板10の表面10f上に、データ線駆動回路101、走査線駆動回路103、104、外部接続端子102及び上下導通端子107を接続する配線105が、遮光膜53の3辺に対向して設けられている。
上下導通端子107は、シール材52のコーナー部の4箇所のTFT基板10上に形成されている。そして、TFT基板10と対向基板20相互間に、下端が上下導通端子107に接触し上端が対向電極21に接触する上下導通材106が設けられており、該上下導通材106によって、TFT基板10と対向基板20との間で電気的な導通がとられている。
また、液晶パネル1の第1の端面1t1に対向する第2の端面1t2において、対向基板20には、TFT基板10の第2の端面1t2よりも、第1の端面1t1と第2の端面1t2とを結ぶ方向において外周方向に突出する突出部20tが形成されており、該突出部20tにより、液晶パネル1の第2の端面1t2に、第2の段差部162が形成されている。尚、以下、対向基板20の表面20fにおいて、第2の段差部162を構成する面を、露出面20rと称す。
ここで、液晶パネル1の第2の端面1t2に、突出部20tが形成されているのは、液晶パネル1を実装ケースに収容した際、対向基板20と実装ケースとの接触面積が増えるため、液晶パネル1から実装ケースへの放熱性を向上させることができるためである。
次に、このように構成された液晶パネルの製造方法の一部を、図3〜図10を用いて示す。図3は、各種薄膜が形成された後のTFT基板が複数構成された第1の大板基板を示す平面図、図4は、各種薄膜が形成された後の対向基板が複数構成された第2の大板基板を示す平面図、図5は、図2の第1の大板基板と図3の第2の大板基板とを貼り合わせて形成した構造体を示す斜視図である。
また、図6は、図5中のVI-VI線に沿う構造体の部分断面図、図7は、図6の構造体に対して、第1の大板基板の第1の分断位置を分断するとともに、第2の大板基板の第2の分断位置に対して分断起点を形成した状態を示す部分断面図である。
さらに、図8は、図7の構造体を、分断装置に載置、固定した状態を示す部分断面図、図9は、図8の分断装置における回転ステージを回転させて、第2の大板基板の第2の分断位置を分断する様子を示す部分断面図、図10は、図9の構造体から第2の分断位置を分断して形成したX方向に延在する柵状部材を示す斜視図である。
尚、以下、液晶パネルの製造方法は、TFT基板が複数構成された第1の大板基板に対し、対向基板が複数構成された第2の大板基板を貼着して構造体を形成した後、構造体から、分断位置に沿って複数の液晶パネルを分断する工程を示す。その他の液晶パネルの製造方法は、周知であるため、その説明は省略する。
先ず、図3に示すように、周知の工程を経て、表面10fに所定のパターンを有する上述した各種薄膜が積層されて形成されたTFT基板10が複数構成された第1の基板である第1の大板基板100に対し、図4に示すように、表面20fに所定のパターンを有する上述した各種薄膜が積層されて形成された対向基板20が複数構成された第2の基板である第2の大板基板200を、少なくとも各TFT基板10の露出面10rを除く表面10fに形成されたシール材52を介して貼り合わせ、図5、図6に示すような構造体400を形成する。尚、第1の大板基板100に対する第2の大板基板200の貼り合わせ後、図1、図2に示すように、各TFT基板10に対して、各対向基板20は対向して位置する。
次いで、構造体400における、図3中のX方向に延在する第1の大板基板100の複数の第1の分断位置100Xに対して、図7に示すように、ダイシング処理、スクライブブレイク処理、レーザ加工処理等により、分断線70を形成して、各第1の分断位置100Xを分断する第1の分断工程を行う。
尚、この際、図3中のY方向に延在する第1の大板基板100の複数の分断位置100Yに対しては、例えばスクライブ処理等により、スクライブライン等の分断起点を形成しておく。
次いで、構造体400における、図4中のX方向に延在する第2の大板基板200の複数の第2の分断位置200Xに対して、図7に示すように、例えばスクライブ処理を行うことにより、スクライブライン等の分断起点71をそれぞれ形成する分断起点形成工程を行う。
尚、複数の第2の分断位置200Xは、構造体400において、複数の第1の分断位置100Xよりも、平面視した状態で、図3〜図5中、Y方向における少なくとも外部接続端子102の幅分、平行にずれて位置している。また、分断起点71を形成する処理は、スクライブ処理に限らず、レーザ加工処理等であっても構わない。
さらに、この際、図4中のY方向に延在する第2の大板基板200の複数の分断位置200Yに対しても、例えばスクライブ処理等により、スクライブライン等の分断起点を形成しておく。
次いで、図7に示した構造体400を、図8に示すように、分断装置90のステージ91に載置、固定する固定工程を行う。具体的には、例えば図5に示す構造体400の内、図5中Y方向において最も手前側に位置する第1の分断位置100X1が、ステージ91の端部91tから飛び出すように、第1の大板基板100の外表面100gを、ステージ91に載置する。尚、この際、構造体400におけるステージ91の端部91tから飛び出した領域199の少なくとも一部は、回転ステージ92に載置される。
その後、図8に示すように、押圧部材であるクランプ部材93が、構造体400を、該構造体400の上方から、ステージ91、回転ステージ92に対して押圧することにより、ステージ91、回転ステージ92に対して構造体400を固定する。
次いで、飛び出し領域199に位置する構造体400に対して、第1の大板基板100の向きに回転力、即ち、図9中下方に回転力を、回転ステージ92により付与することにより、飛び出し領域199に位置する第1の分断位置100X1に近接する第2の分断位置200X1を、分断起点71を起点として分断する第2の分断工程を行う。
具体的には、図9に示すように、第1の大板基板100から第2の大板基板200と反対側に離間する領域である第1の大板基板100よりも下方の領域であって、飛び出し領域199に位置する第1の分断位置100X1の第2の大板基板200に接する端部である上端部80からの距離R1が、分断対象となる第2の分断位置200X1の第1の大板基板100に接する端部である下端部81からの距離R2よりも短くなる(R1<R2)位置に回転ステージ92の回転中心92Cを設定し、該回転中心92Cを、回転の中心として、回転ステージ92を時計回りに回転させることにより、第2の分断位置200X1を分断する。
この際、R1<R2となる位置に回転ステージ92の回転中心92Cが設定されていることから、回転ステージ92の回転に伴って、上端部80は回転軌跡Pに沿って移動するとともに、下端部81は回転軌跡Qに沿って移動する。
即ち、分断の際、ステージ91側に位置する、後に液晶パネル1v2を構成する端面1t1の第1の段差部161と、後に液晶パネル1v1を構成する端面1t2の第2の段差部162とが接触することがない。より具体的には、液晶パネル1v2のTFT基板10の表面10fにおける第1の段差部161を構成する露出面10rと、液晶パネル1v1の対向基板20の表面20fにおける第2の段差部162を構成する露出面20rとが接触することがない。
尚、第2の分断位置200X1を分断すると、図10に示すように、複数の液晶パネル1v1がX方向に隣接する柵状部材410が、構造体400から分断される。また、各液晶パネル1v2の第1の段差部161を構成するTFT基板10の露出面10rに形成された外部接続端子102が露出されるとともに、各液晶パネル1v1の対向基板20に、第2の段差部162を構成する突出部20tが形成される。
その後、液晶パネル1v1の図5中Y方向に隣り合う、液晶パネル1v2を具備する柵状部材410を構造体400から分断するため、第1の分断位置100X2が、ステージ91の端部91tから飛び出すように、第1の大板基板100の外表面100gを、ステージ91に載置、固定し、同様に、飛び出し領域199に位置する構造体400に対して、図9中下方に回転力を、回転ステージ92によって同様に付与することにより、第1の分断位置100X2に近接する第2の分断位置200X2を、分断起点71を起点として分断する。その結果、図10に示すように、複数の液晶パネル1v2がX方向に隣接する柵状部材410が、構造体400から分断される。
また、各液晶パネル1v3の第1の段差部161を構成するTFT基板10の露出面10rに形成された外部接続端子102が露出されるとともに、各液晶パネル1v2の対向基板20に、第2の段差部162を構成する突出部20tが形成される。
さらに、液晶パネル1v2の図5中Y方向に隣り合う、液晶パネル1v3を具備する柵状部材410を構造体400から分断するため、第1の分断位置100X3が、ステージ91の端部91tから飛び出すように、第1の大板基板100の外表面100gを、ステージ91に載置、固定し、同様に、飛び出し領域199に位置する構造体400に対して、図9中下方に回転力を、回転ステージ92により同様に付与することにより、第1の分断位置100X3に近接する第2の分断位置200X3を、分断起点71を起点として分断する。その結果、図10に示すように、複数の液晶パネル1v3がX方向に隣接する柵状部材410が、構造体400から分断される。
また、各液晶パネル1v4の第1の段差部161を構成するTFT基板10の露出面10rに形成された外部接続端子102が露出されるとともに、各液晶パネル1v3の対向基板20に、第2の段差部162を構成する突出部20tが形成される。
尚、以下、構造体400から全ての柵状部材410を分断するまで、同様の工程を繰り返す。最後に、本実施の形態に示した分断装置90を用いて、または、他のブレイク処理により、柵状部材410から、分断位置100Y、200Yに形成された分断起点を起点として、柵状部材410の本数分だけ分断処理を行い、複数の液晶パネル1を形成する。
このように、本実施の形態においては、構造体400から柵状部材410を分断するに際し、第1の分断位置100X1が、ステージ91の端部91tから飛び出すよう、第1の大板基板100の外表面100gをステージ91に載置、固定した後、構造体400の飛び出し領域199を回転ステージ92に載置固定し、第1の大板基板100よりも下方の領域であって、飛び出し領域199に位置する第1の分断位置100X1の上端部80からの距離R1が、分断対象となる第2の分断位置200X1の下端部81からの距離R2よりも短くなる(R1<R2)位置に設定した回転中心92Cを、回転の中心として、回転ステージ92を時計回りに回転させることにより、第2の分断位置200X1を分断して、構造体400から柵状部材410を分断すると示した。
このことによれば、分断の際、柵状部材410中の液晶パネル1v2の段差部161と、Y方向に隣り合う柵状部材410中の液晶パネル1v1の段差部162とが接触することがないことから、分断に伴って、液晶パネル1v2の段差部161を構成する露出面10rと、液晶パネル1v1の段差部162を構成する露出面20rとに割れが発生してしまうことや、傷が付着してしまうことを防止することができるとともに、液晶パネル1v2の露出面10rに形成された外部接続端子102に傷が付着してしまうことを防止することができる。
よって、精度良く各液晶パネルの段差部161、162を形成することができることから、信頼性の向上を図ることができる液晶装置の製造方法を提供することができる。
尚、以下、変形例を、図11を用いて示す。図11は、図5の構造体から、Y方向に延在する分断位置のみを分断して形成したY方向に延在する柵状部材を示す斜視図である。
本実施の形態においては、第1の分断工程においては、X方向に延在する第1の大板基板100の複数の第1の分断位置100Xを分断する際、Y方向に延在する複数の分断位置100Yには、分断起点を形成すると示した。
また、分断起点形成工程においては、X方向に延在する第2の大板基板200の複数の第2の分断位置200Xに分断起点71を形成する際、Y方向に延在する複数の分断位置200Yにも、分断起点を形成すると示した。
即ち、第1の分断位置100X及び第2の分断位置200Xを分断することにより、構造体400から、複数の柵状部材410を分断すると示した。
これに限らず、先ず、構造体400の第1の大板基板100のX方向に延在する複数の第1の分断位置100Xを分断するとともに、第2の大板基板200のX方向に延在する複数の第2の分断位置200Xに分断起点71を形成する。
次いで、第1の大板基板100のY方向に延在する複数の分断位置100Y、及び第2の大板基板200のY方向に延在する複数の分断位置200Yを分断して、図11に示すように、Y方向に延在する複数の液晶パネル1を具備する構造体である柵状部材420を形成する。
最後に、柵状部材420の各第2の分断位置200Xを、上述した分断装置90を用いて、上述した手法により分断し、液晶パネル1を複数形成しても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
即ち、予め構造体400から、柵状部材420を分断してから、柵状部材420から複数の液晶パネル1を分断する際に、本実施の形態を適用しても構わない。
図16は、図11の柵状部材を、ステージ及び回転ステージに載置した状態を示す部分平面図、図17は、図16の柵状部材から、Y方向端部の液晶パネルを分断した状態を示す部分断面図、図18は、変形例のクランプ部材を用いて、図11の柵状部材の飛び出し領域を固定した状態を示す部分平面図、図19は、図18とは別の変形例のクランプ部材を用いて、図11の柵状部材の飛び出し領域を固定した状態を示す部分平面図である。
ここで、図11に示すような柵状部材420から、該柵状部材420のステージ91及び回転ステージ92に載置した際、柵状部材420が飛び出す方向であるY方向の端部に形成された液晶パネル1を分断する場合、図16に示すように、Y方向と平面視した状態で直交するX方向に沿って、ステージ91上及び回転ステージ92上の第2の大板基板200の露出面の領域に対し、柵状部材420よりも幅広な線状のクランプ部材93で押圧すると、回転ステージ92を回転させて、第2の分断位置200Xを分断した後、分断端部に、図17に示すように、ソゲ300が形成されてしまう場合があるといった問題があった。
これは、柵状部材420のY方向の端部の形状が、図11、図16に示すように、柵状部材420のY方向の端部以外の形状に対し非対称なため、飛び出し領域199に対するクランプ部材93の押さえ方によっては、回転ステージ92を回転させて第2の分断位置200Xを分断する際の応力バランスが崩れてしまうためである。
このような問題を解決するための飛び出し領域199を押圧するクランプ部材93を、図18に示すように、柵状部材420の飛び出し領域199において、端部420X1、420X2からX方向に等間隔(a=b)となる領域を押圧するよう、柵状部材420のX方向の幅よりも幅狭にX方向に沿って線状に形成してもよい。このことによれば、クランプ部材93を用いて固定後、回転ステージ92を回転させて第2の分断位置200Xを分断する際の応力バランスの崩れを防止することができる。
さらに、図19に示すように、柵状部材420の飛び出し領域199において、端部420X1、420X2からX方向に等間隔(a’=b’)となる柵状部材420のX方向の中央を押圧するよう、柵状部材420への押圧部が、柵状部材420のX方向の幅よりも幅狭な球面状となるようにクランプ部材93を形成してもよい。このことによれば、クランプ部材93を用いて固定後、回転ステージ92を回転させて第2の分断位置200Xを分断する際の応力バランスの崩れを防止することができるとともに、クランプ部材93の押圧部は球状に形成されていることから、クランプ部材93の固定に伴い、第2の大板基板200にクランプ部材93から傷等が付与されてしまうことを防止することができる。
尚、飛び出し領域199を押圧するクランプ部材93に限らず、ステージ91上の柵状部材420の領域を押圧するクランプ部材93を、図18、図19に示す形状に形成しても構わない。
さらに、柵状部材420のY方向の端部以外の液晶パネル1を分断する際にも、図18、図19に示したクランプ部材93を用いても構わない。また、柵状部材420に限らず、図10に示した柵状部材410、図5に示した構造体400からそれぞれ分断する際に、図18、図19に示したクランプ部材93を用いても構わない。
ところで、本実施の形態においては、構造体400をステージ91に載置する際、第1の大板基板100の外表面100gが接するように載置すると示したが、これに限らず、第2の大板基板200の外表面が接するように載置しても構わない。
この場合、第2の大板基板200の第2の分断位置200Xを、予め分断しておくとともに第1の大板基板100の第1の分断位置100Xに分断起点71を形成し、第2の分断位置200Xが、ステージ91の端面から飛び出すよう構造体400を載置した後、構造体400の飛び出し領域199に対して、回転ステージ92から回転力を付与して、第1の分断位置100Xを分断する。
(第2実施の形態)
図12は、カバーガラスが貼着され、第1の分断位置が分断され、第2〜第4の分断位置に分断起点が形成された本実施の形態における構造体を、分断装置に載置、固定した状態を示す部分断面図、図13は、図12の分断装置における回転ステージを回転させて、第2の大板基板の第2の分断位置を分断する様子を示す部分断面図、図14は、図13の構造体から、第2〜第4の分断位置を分断して形成したX方向に延在する柵状部材を示す斜視図である。
この第2実施の形態の液晶装置の製造方法は、上述した図1〜図11に示した第1実施の形態の液晶装置の製造方法と比して、4枚の大板基板から構成された構造体から、液晶パネルの少なくとも一部を分断する点が異なる。よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
尚、以下に示す本実施の形態の液晶パネルの製造方法は、TFT基板が複数構成された第1の大板基板に対し、対向基板が複数構成された第2の大板基板を貼着した後、第1の大板基板に分断後既知のカバーガラスを構成する第3の基板を貼着し、第2の大板基板に分断後既知のカバーガラスを構成する第4の基板を貼着して構造体を形成した後、構造体から、分断位置に沿って複数の液晶パネルを分断する工程を示す。よって、その他の液晶パネルの製造方法は、周知であるため、その説明は省略する。
先ず、第1の大板基板100に対し第2の大板基板200を、上述したようにシール材52を介して貼り合わせる。
次いで、第1の分断位置100Xに対して、上述した分断線70を形成して、各第1の分断位置100Xを分断する第1の分断工程を行う。尚、この際、第1の大板基板100の複数の分断位置100Yに対しては、例えばスクライブ処理等により、スクライブライン等の分断起点を形成しておく。
次いで、第2の分断位置200Xに対して、例えばスクライブ処理を行うことにより、スクライブライン等の分断起点71をそれぞれ形成する分断起点形成工程を行う。尚、分断起点71を形成する処理は、スクライブ処理に限らず、レーザ加工処理であっても構わない。さらに、この際、第2の大板基板200の複数の分断位置200Yに対しても、例えばスクライブ処理等により、スクライブライン等の分断起点を形成しておく。
その後、第1の大板基板100の外表面100gに、第3の基板である大板カバーガラス基板500を貼着し、第2の大板基板200の外表面200gに、第4の基板である大板カバーガラス基板600を貼着して、図12に示すような構造体800を形成する。
次いで、大板カバーガラス基板500の第1の大板基板100の複数の第1の分断位置100Xに平面視した状態で重なる複数の第3の分断位置500Xに対して、例えばスクライブ処理を行うことにより、スクライブライン等の分断起点71をそれぞれ形成する工程を行う。さらに、この際、第1の大板基板100の複数の分断位置100Yに対して、平面視した状態で重なるY方向に延在する複数の分断位置500Y(図示されず)に対しても、例えばスクライブ処理等により、スクライブライン等の分断起点を形成しておく。
次いで、大板カバーガラス基板600の第2の大板基板200の複数の第2の分断位置200Xに平面視した状態で重なる複数の第4の分断位置600Xに対して、例えばスクライブ処理を行うことにより、スクライブライン等の分断起点71をそれぞれ形成する工程を行う。さらに、この際、第2の大板基板200の複数の分断位置200Yに対して、平面視した状態で重なるY方向に延在する複数の分断位置600Y(図示されず)に対しても、例えばスクライブ処理等により、スクライブライン等の分断起点を形成しておく。
次いで、構造体800を、図12に示すように、分断装置90のステージ91に載置、固定する固定工程を行う。
具体的には、例えば構造体800の内、Y方向において最も端部側に位置する第1の分断位置100X1が、ステージ91の端部91tから飛び出すように、第3の大板カバーガラス基板500の外表面500gを、ステージ91に載置する。尚、この際、構造体800におけるステージ91の端部91tから飛び出した領域199の少なくとも一部は、回転ステージ92に載置される。
その後、図12に示すように、クランプ部材93が、構造体800を、該構造体800の上方から、ステージ91、回転ステージ92に対して押圧することにより、ステージ91、回転ステージ92に対して構造体800を固定する。尚、この際、クランプ部材93は、図18、図19に示す形状であっても構わない。
次いで、飛び出し領域199に位置する構造体800に対して、図13中下方に回転力を、回転ステージ92により付与することにより、第1の分断位置100X1に近接する第2の分断位置200X1、第3の分断位置500X1、第4の分断位置600X1を、分断起点71を起点として分断する第2の分断工程を行う。
具体的には、図13に示すように、第1の大板基板100よりも下方の領域であって、飛び出し領域199に位置する第1の分断位置100X1の上端部80からの距離R3が、分断対象となる第2の分断位置200X1の下端部81からの距離R4よりも短くなる(R3<R4)位置に回転ステージ92の回転中心92C’を設定し、該回転中心92C’を、回転の中心として、回転ステージ92を時計回りに回転させることにより、第1の分断位置100X1に近接する第2の分断位置200X1、第3の分断位置500X1、第4の分断位置600X1を分断する。
この際、R3<R4となる位置に回転ステージ92の回転中心92C’が設定されていることから、回転ステージ92の回転に伴って、上端部80は回転軌跡Pに沿って移動するとともに、下端部81は回転軌跡Qに沿って移動する。
即ち、分断の際、ステージ91側に位置する、後に液晶パネル1v2’を構成する端面1t1の第1の段差部261と、後に液晶パネル1v1’を構成する端面1t2の第2の段差部262とが接触することがない。より具体的には、液晶パネル1v2’のTFT基板10の表面10fにおける第1の段差部261を構成する露出面10rと、液晶パネル1v1’の対向基板20の表面20fにおける第2の段差部262を構成する露出面20rとが接触することがない。
尚、第2の分断位置200X1、第3の分断位置500X1、第4の分断位置600X1を分断すると、図14に示すように、複数の液晶パネル1v1’がX方向に隣接する柵状部材810が、構造体800から分断される。
また、各液晶パネル1v2’の第1の段差部161を構成するTFT基板10の露出面10rに形成された外部接続端子102が露出されるとともに、各液晶パネル1v1’の対向基板20に、第2の段差部162を構成する突出部20tが形成される。
その後、液晶パネル1v1’の図12中Y方向に隣り合う、液晶パネル1v2’を具備する柵状部材810を構造体800から分断するため、第1の分断位置100X2が、ステージ91の端部91tから飛び出すように、大板カバーガラス基板500の外表面500gを、ステージ91に載置、固定し、同様に、飛び出し領域199に位置する構造体800に対して、図13中下方に回転力を、回転ステージ92により同様に付与することにより、第1の分断位置100X2に近接する第2の分断位置200X2、第3の分断位置500X2、第4の分断位置600X2を、分断起点71を起点として分断する。その結果、図14に示すように、複数の液晶パネル1v2’がX方向に隣接する柵状部材810が、構造体800から分断される。
また、各液晶パネル1v3’の第1の段差部161を構成するTFT基板10の露出面10rに形成された外部接続端子102が露出されるとともに、各液晶パネル1v2’の対向基板20に、第2の段差部162を構成する突出部20tが形成される。
次いで、液晶パネル1v2’の図12中Y方向に隣り合う、液晶パネル1v3’を具備する柵状部材810を構造体800から分断するため、第1の分断位置100X3が、ステージ91の端部91tから飛び出すように、大板カバーガラス基板500の外表面500gを、ステージ91に載置、固定し、同様に、飛び出し領域199に位置する構造体800に対して、図12中下方に回転力を、回転ステージ92により同様に付与することにより、第1の分断位置100X3に近接する第2の分断位置200X3、第3の分断位置500X3、第4の分断位置600X3を、分断起点71を起点として分断する。その結果、図14に示すように、複数の液晶パネル1v3’がX方向に隣接する柵状部材810が、構造体800から分断される。
また、各液晶パネル1v4’の第1の段差部161を構成するTFT基板10の露出面10rに形成された外部接続端子102が露出されるとともに、各液晶パネル1v3’の対向基板20に、第2の段差部162を構成する突出部20tが形成される。
尚、以下、構造体800から全ての柵状部材810を分断するまで、同様の工程を繰り返す。最後に、本実施の形態に示した分断装置90を用いて、または、他のブレイク処理により、柵状部材810から、分断位置100Y、200Y、及び図示しない分断位置500Y、600Yに形成された分断起点を起点として、柵状部材810の本数分だけ分断処理を行い、複数の液晶パネル1’を形成する。
このように、本実施の形態においては、構造体800から柵状部材810を分断するに際し、第1の分断位置100X1が、ステージ91の端部91tから飛び出すよう、大板カバーガラス基板500の外表面500gをステージ91に載置、固定した後、構造体800の飛び出し領域199を回転ステージ92に載置固定し、第1の大板基板100よりも下方の領域であって、飛び出し領域199に位置する第1の分断位置100X1の上端部80からの距離R3が、分断対象となる第2の分断位置200X1の下端部81からの距離R4よりも短くなる(R3<R4)位置に設定した回転中心92C’を、回転の中心として、回転ステージ92を時計回りに回転させることにより、第1の分断位置100X1に近接する第2の分断位置200X1、第3の分断位置500X1、第4の分断位置600X1を分断して、構造体800から柵状部材810を分断すると示した。
このことによれば、分断の際、柵状部材810中の液晶パネル1v2’の段差部261と、Y方向に隣り合う柵状部材810中の液晶パネル1v1’の段差部262とが接触することがないことから、分断に伴って、液晶パネル1v2’の段差部261を構成する露出面10rと、液晶パネル1v1’の段差部262を構成する露出面20rとに割れが発生してしまうことや、傷が付着してしまうことを防止することができるとともに、液晶パネル1v2’の露出面10rに形成された外部接続端子102に傷が付着してしまうことを、構造体800が4枚の基板から構成されていても防止することができる。
よって、精度良く各液晶パネルの段差部261、262を形成することができることから、信頼性の向上を図ることができる液晶装置の製造方法を提供することができる。
尚、以下、変形例を、図15を用いて示す。図15は、図12の構造体から、Y方向に延在する分断位置のみを分断して形成したY方向に延在する柵状部材を示す斜視図である。
本実施の形態においては、第1の分断工程においては、X方向に延在する第1の大板基板100の複数の第1の分断位置100Xを分断する際、Y方向に延在する複数の分断位置100Yには、分断起点を形成すると示した。
また、分断起点形成工程においては、X方向に延在する第2の大板基板200の複数の第2の分断位置200Xに分断起点71を形成する際、Y方向に延在する複数の分断位置200Yにも、分断起点を形成すると示した。さらに、大板カバーガラス基板500の第3の分断位置500Xに分断起点71を形成する際、Y方向に延在する複数の分断位置500Yにも、分断起点を形成すると示し、大板カバーガラス基板600の第4の分断位置600Xに分断起点71を形成する際、Y方向に延在する複数の分断位置600Yにも、分断起点を形成すると示した。
即ち、第1の分断位置100X、第2の分断位置200X、第3の分断位置500X、第4の分断位置600Xを分断することにより、構造体800から、複数の柵状部材810を分断すると示した。
これに限らず、先ず、第1の大板基板100の第1の分断位置100Xを分断し、第2の大板基板200の第2の分断位置200X、大板カバーガラス基板500の第3の分断位置500X、大板カバーガラス基板600の第4の分断位置600Xに分断起点71を形成する。
次いで、構造体800の第1の大板基板100のY方向に延在する複数の分断位置100Y、第2の大板基板200のY方向に延在する複数の分断位置200Y、大板カバーガラス基板500のY方向に延在する複数の分断位置500Y、大板カバーガラス基板600のY方向に延在する複数の分断位置600Yを分断して、図15に示すように、Y方向に延在する複数の液晶パネル1’を具備する構造体である柵状部材820を形成する。
最後に、柵状部材820の各第2の分断位置200X、第3の分断位置500X、第4の分断位置600Xを、上述した分断装置90を用いて、上述した手法により分断し、液晶パネル1’を複数形成しても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
即ち、予め構造体800から、柵状部材820を分断してから、柵状部材820から複数の液晶パネル1’を分断する際に、本実施の形態を適用しても構わない。
また、本実施の形態においては、構造体400をステージ91に載置する際、大板カバーガラス基板500の外表面500gが接するように載置すると示したが、これに限らず、大板カバーガラス基板600の外表面が接するように載置しても構わない。
この場合、第2の大板基板200の第2の分断位置200Xを、予め分断しておくとともに第1の大板基板100の第1の分断位置100X、大板カバーガラス基板500の第3の分断位置500X、大板カバーガラス基板600の第4の分断位置600Xに分断起点を形成し、第2の分断位置200Xが、ステージ91の端面から飛び出すよう構造体800を載置した後、構造体800の飛び出し領域199に対して、回転ステージ92から回転力を付与して、第1の分断位置100Xを分断する。
尚、また、以下別の変形例を示す。本実施の形態においては、分断起点形成工程において、第3の分断位置500X、第4の分断位置600Xに、分断起点71を形成すると示したが、これに限らず、第3の分断位置500Xと第4の分断位置600Xとの一方のみに、分断起点71を形成し、もう一方には、分断線70を形成して、該分断線70を形成した分断位置を分断しても構わない。さらには、第3の分断位置500Xと第4の分断位置600Xとの両方に分断線70を形成して、該分断線70を形成した各分断位置を分断しても構わない。
また、本実施の形態においては、第3の分断位置500Xは、第1の分断位置100Xに平面視した状態で重なり、第4の分断位置600Xは、第2の分断位置200Xに平面視した状態で重なると示したが、これに限らず、平面視した状態で、それぞれずれていても構わない、即ち、第3の分断位置500Xは、第1の分断位置100Xに近接して位置し、第4の分断位置600Xは、第2の分断位置200Xに近接して位置していても構わないということは勿論である。
また、液晶パネルは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上述した液晶パネルは、TFT(薄膜トランジスタ)等のアクティブ素子(能動素子)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示モジュールを例に挙げて説明したが、これに限らず、TFD(薄膜ダイオード)等のアクティブ素子(能動素子)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示モジュールであっても構わない。
さらに、本実施の形態においては、電気光学装置は、液晶装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装置、FED(Field Emission Display)装置、SED(Surface−Conduction Electron−Emitter Display)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管または液晶シャッター等を用いた装置などの各種の電気光学装置に適用できる。
また、電気光学装置は、半導体基板に素子を形成する表示用デバイス、例えばLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等であっても構わない。LCOSでは、素子基板として単結晶シリコン基板を用い、画素や周辺回路に用いるスイッチング素子としてトランジスタを単結晶シリコン基板に形成する。また、画素には、反射型の画素電極を用い、画素電極の下層に画素の各素子を形成する。
また、電気光学装置は、片側の基板の同一層に、一対の電極が形成される表示用デバイス、例えばIPS(In-Plane Switching)や、片側の基板において、絶縁膜を介して一対の電極が形成される表示用デバイスFFS(Fringe Field Switching)等であっても構わない。
本実施の形態の製造方法により製造される液晶装置における液晶パネルの平面図。 図1中のII-II線に沿って切断した液晶パネルの断面図。 各種薄膜が形成された後のTFT基板が複数構成された第1の大板基板を示す平面図。 各種薄膜が形成された後の対向基板が複数構成された第2の大板基板を示す平面図。 図2の第1の大板基板と図3の第2の大板基板とを貼り合わせて形成した構造体を示す斜視図。 図5中のVI-VI線に沿う構造体の部分断面図。 図6の構造体に対して、第1の大板基板の第1の分断位置を分断するとともに、第2の大板基板の第2の分断位置に対して分断起点を形成した状態を示す部分断面図。 図7の構造体を、分断装置に載置、固定した状態を示す部分断面図。 図8の分断装置における回転ステージを回転させて、第2の大板基板の第2の分断位置を分断する様子を示す部分断面図。 図9の構造体から第2の分断位置を分断して形成したX方向に延在する柵状部材を示す斜視図。 図5の構造体から、Y方向に延在する分断位置のみを分断して形成したY方向に延在する柵状部材を示す斜視図。 カバーガラスが貼着され、第1の分断位置が分断され、第2〜第4の分断位置に分断起点が形成された第2実施の形態における構造体を、分断装置に載置、固定した状態を示す部分断面図。 図12の分断装置における回転ステージを回転させて、第2の大板基板の第2の分断位置を分断する様子を示す部分断面図。 図13の構造体から、第2〜第4の分断位置を分断して形成したX方向に延在する柵状部材を示す斜視図。 図12の構造体から、Y方向に延在する分断位置のみを分断して形成したY方向に延在する柵状部材を示す斜視図。 図11の柵状部材を、ステージ及び回転ステージに載置した状態を示す部分平面図。 図16の柵状部材から、Y方向端部の液晶パネルを分断した状態を示す部分断面図。 変形例のクランプ部材を用いて、図11の柵状部材の飛び出し領域を固定した状態を示す部分平面図。 図18とは別の変形例のクランプ部材を用いて、図11の柵状部材の飛び出し領域を固定した状態を示す部分平面図。
符号の説明
1…液晶パネル、1’…液晶パネル、1t1…第1の端面、1t2…第2の端面、10r…露出面(対向面)、71…分断起点、80…第1の分断位置の上端部、81…第2の分断位置の下端部、91…ステージ、91t…ステージ端面、92…回転ステージ、93…クランプ部材(押圧部材)、100…第1の大板基板(第1の基板)、100g…外表面、100X…第1の分断位置、102…外部接続端子、161…段差部、162…段差部、199…飛び出し領域、200…第2の大板基板(第2の基板)、200X…第2の分断位置、261…段差部、262…段差部、400…構造体、420…柵状部材(構造体)、500…大板カバーガラス基板(第3の基板)、500g…第3の基板の外表面、500X…第3の分断位置、600…大板カバーガラス基板(第4の基板)、600X…第4の分断位置、800…構造体、820…柵状部材(構造体)。

Claims (5)

  1. 少なくとも2枚の基板が貼り合わされて形成された構造体から電気光学パネルの少なくとも一部を分断する電気光学装置の製造方法であって、
    前記基板の内、第1の基板と第2の基板は、各基板の分断位置を平面視した状態で互いにずらすことにより、分断後の端面に段差部が形成されており、
    前記第1の基板の第1の分断位置を分断する第1の分断工程と、
    前記第2の基板の第2の分断位置に対して分断起点を形成する分断起点形成工程と、
    分断された前記第1の分断位置が、ステージ端面から飛び出すよう前記第1の基板の外表面を前記ステージに載置した後、前記構造体を、前記ステージに対して固定する固定工程と、
    前記ステージ端面から飛び出した前記構造体の飛び出し領域に対して、前記第1基板の向きに回転力を付与することにより、前記第1の分断位置よりも前記ステージ端面側にずれて位置する前記第2の分断位置を、前記分断起点を起点として分断する第2の分断工程と、
    を具備し、
    前記回転力の回転中心は、前記第1の基板から前記第2の基板と反対側に離間する領域であって、前記第1の分断位置の前記第2の基板に接する端部からの距離が、前記第2の分断位置の前記第1の基板に接する端部からの距離よりも短くなるよう位置していることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 前記ステージとは異なる回転ステージに、前記第1の基板の前記飛び出し領域の少なくとも一部が載置されて固定されており、
    前記第2の分断工程は、前記回転ステージを用いて、前記構造体の前記飛び出し領域に、前記回転力を付与して行うことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 前記段差部を構成する前記第1の基板の前記第2の基板に対向する面に、分断後の前記電気光学パネルを外部回路に薄板状基板を介して接続する外部接続端子が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 前記構造体は、前記第1の基板の前記外表面に第3の基板が貼着され、前記第2の基板の外表面に第4の基板が貼着されることにより、少なくとも4枚の基板が貼り合わされて構成されており、
    前記第3の基板における前記第1の分断位置に平面視した状態で重なるまたは近接する第3の分断位置を分断する、若しくは前記第3の分断位置に分断起点を形成する工程と、
    前記第4の基板における前記第2の分断位置に平面視した状態で重なるまたは近接する第4の分断位置を分断する、若しくは前記第4の分断位置に分断起点を形成する工程と、
    分断された前記第1の分断位置が、前記ステージ端面から飛び出すよう前記第3の基板の外表面を前記ステージに載置した後、前記構造体を、前記ステージに対して固定する固定工程と、
    を具備し、
    前記第3の分断位置と前記第4の分断位置との少なくとも一方に前記分断起点が形成されている場合、前記第2の分断工程において前記回転力を付与することにより、前記分断起点を起点として、前記第2の分断位置とともに、前記第3の分断位置と前記第4の分断位置との少なくとも一方を分断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気光学装置の製造方法。
  5. 前記第2の分断工程は、前記飛び出し領域の前記回転ステージの載置面と反対側の露出面を押圧部材を用いて前記回転ステージに対し押圧した状態で行われ、
    前記押圧部材は、前記飛び出し領域において、前記構造体が前記ステージから飛び出す方向と平面視した状態で直交する方向における前記構造体の幅よりも幅狭に形成されているとともに、前記直交する方向における前記構造体の各端部から等距離となる前記露出面の前記各領域を押圧することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の電気光学装置の製造方法。
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