JP2009101962A - 収納ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】作業時に、ケースが取付基板から脱落することを防止可能な収納ユニットの提供。
【解決手段】収納ユニットは、ケース10と、取付基板20とからなる。ケース10は、天板部11A、固定壁、基準壁、及び対向壁11F,Gに囲まれた収納空間を有すると共に、収納空間外にて対向壁11F,Gと対向する平行壁11B,Dを備えた本体部11と、支持部13及び係合突起14からなる係合部(いわゆるスナップフィット)とを備える。取付基板20は、ケース10を固定する際に、係合突起14が当接する位置に穿設された被係合孔26を有した被係合部を備える。そして、各係合突起14が被係合孔26に挿入され、係合突起14が被係合部22と係合して、取付基板20にケース10が固定された状態となると、対向壁11F,Gの外側にて、対向壁11F,Gを遮蔽するように平行壁11B,Dが位置することになる。
【選択図】図6

Description

本発明は、物品を収納するケースと、ケースを固定する取付基板とからなる収納ユニットに関する。
従来より、GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETCアンテナを、インストルメントパネルに取り付けるための固定ユニットが知られている。
この種の固定ユニットの中には、図12(B)に示すように、GPSアンテナ等の各種アンテナを収納するための収納空間を有したケース101、及びケース101内に収納された各種アンテナのアースを取り、ケース101を固定する取付基板102を有した収納ユニット100と、収納ユニット100を板状に形成された部位に固定した上で、インストルメントパネルに予め設けられた取付ボスに固定されるブラケット103とからなるものがある(例えば、特許文献1参照)。以下では、特許文献1に記載の固定ユニットを従来ユニット110と称す。
ここで、図13は、ケース101が取付基板102に固定された状態でのケース101と取付基板102との断面を拡大した拡大図である。
ケース101は、略矩形形状に形成された天板104の各辺から同一方向に4つの壁部105が連接されたことで収納空間を形成する本体部106と、4つの壁部105のうち、互いに平行な一対の壁部それぞれの一部の部位から突設された支持部107と、各支持部107の先端部分から外側(即ち、収納空間とは反対側)に向けて突出した係合突起108とを備え、弾性を有した材料(例えば、プラスチック材料等)により一体に形成されている。なお、ケース101では、支持部107と係合突起108とにより、いわゆるスナップフィットが構成されている。また、以下では、4つの壁部105のうち、互いに平行な一対の壁部を対向部位101A,B(図12(B)参照)と称す。
また、取付基板102は、金属製の板状に形成された部材であり、その取付基板102には、ケース101の固定時にスナップフィットを通過可能な孔(以下、被係合孔とする)が穿設されている。
そして、ケース101を取付基板102に固定する場合、本体部106の外側から収納空間へと向かう方向(以下、内向方向とする)の力をケース101(より正確には、スナップフィット)に加え、スナップフィットを弾性変形させた上で被係合孔を通過させ、スナップフィットが被係合孔を通過した後、ケース101に加えられていた内向方向の力を解除する。これにより、弾性変形していたスナップフィットが元の形状に戻り、被係合孔の周縁に係合突起108が当接し、ケース101は取付基板102に係止(固定)される。なお、被係合孔の周縁において、係合突起108が当接する一部の部位を被係合縁と称す。
さらに、取付基板102に固定されたケース101は、図12(A)に示すように、ブラケット103に設けられたガイド103A(図12(B)参照)に、被係合孔に挿嵌されることで取付基板102から突き出た係合突起108を嵌め込み、ケース101をガイド103Aに沿ってスライドさせることによりブラケット103に固定される。
このようにして、ブラケット103に固定された収納ユニット100は、取付ボスにネジ等により締結される。
特開2004−276770号公報
ところで、上述したような従来ユニット110や収納ユニット100においては、ブラケット103や、取付基板102が板状に形成されているため、作業者が把持できる可能性のある部分は、ブラケット103や取付基板102から突出して固定されたケース101のみである。このため、従来ユニット110では、収納ユニット100をブラケット103に固定する場合や、従来ユニット110をインストルメントパネルの取付ボスに固定する場合、ケース101の対向部位101A,Bに指をかけて持たれること(例えば、対向部位101A,B間を挟むように持つ方法)が多い。
このような持ち方をされたケース101には、内向方向の力が加わり、スナップフィットが弾性変形する。すると、被係合縁と当接していた係合突起108のかかり代が小さくなり、作業者に把持されたケース101は、取付基板102から脱落するという問題があった。
そこで、本発明は、作業時に、ケースが取付基板から脱落することを防止可能な収納ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の収納ユニットは、弾性を有する材料からなり、物品を収納すると共に開口した収納空間を形成するケースと、物品が配置される板状の取付基板とを備え、ケース側に形成された係合突起と、取付基板側に形成され、係合突起を係合させる被係合部とからなる取付構造により、取付基板によって収納空間の開口が閉じられた状態となるように、ケースが取付基板に取り付けられるものであり、ケースが、収納空間を挟んで対向し、かつ取付基板への固定時に取付基板に当接する開口縁の一部を形成する対向部位を有しており、取付構造が、対向部位を収納空間に向けて弾性変形させると、係合突起と被係合部との係合が解除される構造に形成されている。
そして、本発明の収納ユニットには、ケースを取付基板に固定した時に、収納空間外で対向部位と対向する位置に配置され、かつ対向部位を遮蔽可能な形状に形成された保護部が備えられている。
このような本発明の収納ユニットでは、ケースを取付基板に固定する場合、作業者は、外側(収納空間外)から収納空間内へと向かう方向(以下、内向方向とする)に沿った力を対向部位に加えて、対向部位を弾性変形させ、被係合部が形成された取付基板の位置まで係合突起を移動させた後、ケースに加えていた内向方向の力を解除し、係合突起を被係合部に固定(係止)する(以下、係合突起が係止される位置を係止位置とする)。
このようにして取付基板にケースが固定された本発明の収納ユニットでは、収納空間外で対向部位と対向する位置に、対向部位を遮蔽する形状の保護部が設けられているため、収納ユニットを取付ボスに固定する等の固定作業等を行う場合、作業者は、従来ユニットのように対向部位ではなく、保護部に指を掛けて収納ユニットを把持することになる。
したがって、本発明の収納ユニットによれば、対向部位に内向方向の力が加わることを防止でき、固定作業等の作業時にケースが取付基板から脱落することを防止できる。
また、本発明の収納ユニットにおける保護部は、請求項2に記載のように、ケース側に一体に設けられたものでも良い。
特に、このような(請求項2に記載のような)収納ユニットでは、請求項3に記載のように、保護部に、ケースが取付基板に固定された際に、取付基板と当接する当接部位から突出する突起が備えられ、取付基板に、ケースの取付基板への固定時に突起を挿嵌可能な挿嵌孔が穿設されているように構成されていることが望ましい。
このように構成された本発明の収納ユニットでは、ケースを取付基板に固定した際に、取付基板に穿設された挿嵌孔に突起が挿嵌されることで、保護部が係止されるため、作業者らによって、内向方向の力が保護部に加えられたとしても、保護部が移動する(言い換えれば、ズレる)ことがない。
したがって、本発明の収納ユニットによれば、内向方向の力が対向部位に作用することをより確実に防止できる。
また、本発明の収納ユニットにおける保護部は、請求項4に記載のように、取付基板側に設けられていても良い。
このような保護部であれば、ケースは、従来の収納ユニットと同様のものを用いることができ、ケース内に物品を収納し、そのケースを取付基板に固定することで収納ユニットを組み立てる際に、手間が大幅に増加することを防止できる。
なお、本発明において、ケース内に収納される物品は、請求項5に記載のように、GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETC受信アンテナ、車載電話アンテナのうち、少なくとも一つであっても良く、特に、GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETC受信アンテナの全てが収納されることが望ましい。なお、一つのケースに収納された状態のGPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETC受信アンテナを、一般的に統合アンテナと称している。
また、請求項5に記載の収納ユニットにおける取付基板は、請求項6に記載のように、金属材料によって形成されていることことが望ましい。このように形成された収納ユニットによれば、収納空間に収納されたGPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETC受信アンテナ、車載電話アンテナのグランド(接地点)として機能させることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第一実施形態]
図1は、本発明が適用された収納ユニットを含む固定ユニットの概略構成を示した斜視図である。
〈全体構成〉
図1に示すように、固定ユニット1は、予め規定された複数のアンテナを収納する収納ユニット5と、収納ユニット5を固定すると共に、インストルメントパネルに予め設けられた取付ボスに固定されるブラケット30とを備えている。
つまり、固定ユニット1は、複数のアンテナを収納した収納ユニット5をブラケット30に取り付けることにより、自動車に備えられたインストルメントパネル内に、複数のアンテナを固定するためのものである。
なお、以下では、アンテナが収納された収納ユニット5をアンテナユニット5とも称し、固定ユニット1が取り付けられる可能性のある自動車、即ち、取付ボスが備えられたインストルメントパネルを配設した自動車を搭載車両と称す。
〈収納ユニット〉
次に、収納ユニットについて説明する。
ここで、図3(A)は、収納ユニットの概略構成を示すように、収納ユニットを上方向から斜視した斜視図であり、図3(B)は、収納ユニットの概略構成を示すように、収納ユニットを下方向から斜視した斜視図である。なお、図中のX軸方向に沿った方向を前後方向(X(+)側を前方向、X(−)側を後方向)とし、Y軸方向に沿った方向を左右方向(Y(+)側を右方向、Y(−)側を左方向)とし、Z軸方向に沿った方向を上下方向(Z(+)側を上方向、Z(−)側を下方向)とする。
図3(A),(B)に示すように、収納ユニット5は、複数のアンテナを収納するケース10と、ケース10に収納された各種アンテナのアースを取るための取付基板20とを備えている。その収納ユニット5では、ケース10と取付基板20とのそれぞれに備えられた取付構造により、ケース10が取付基板20に固定される。
そして、取付構造にて固定された収納ユニット5は、ケース10側に設けられた係合部12が、取付基板20側に設けられた被係合部22から下方向に突出した状態となる。
なお、ケース10内に収納されるアンテナとしては、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの電波を受信するGPS受信アンテナ、道路交通情報システム(いわゆるVICS)を構成するインフラ設備からの信号を受信するVICS受信アンテナ、ノンストップ自動料金収受システム(いわゆるETC)を構成するインフラ設備からの信号を受信するETCアンテナが挙げられる。そして、本実施形態では、GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETCアンテナの全てが、予め設定された最適な角度でケース10内に収納されるものとする。
〈ブラケット〉
次に、ブラケットについて説明する。
ここで、図2は、ブラケットの概略構成を示した斜視図である。
ブラケット30は、収納ユニット5が載置される載置部31と、載置部31に載置された収納ユニット5を保持する保持部32と、当該ブラケット30をインストルメントパネルに固定するための固定部33とを備えている。なお、ブラケット30は、人が把持した時の力では変形しない程度の剛性を有した樹脂材料により、各部31,32,33が一体に形成されている。
このうち、載置部31は、前後方向が取付基板20よりも短い略矩形の板状に形成された部位である。その載置部31には、一対の平行な端辺(以下、平行端辺とする)に沿って、取付基板20から下方向に突出した係合部12を少なくとも嵌め込み可能な一対の溝(以下、ガイド溝とする)34が設けられている。さらに、載置部31には、収納ユニット5が載置される面に、断面が三角形状の突起35が設けられている。
また、保持部32は、収納ユニット5が載置部31に固定された際に、取付基板20を挟持可能な位置に配設された一対の側面部36A,Bと、収納ユニット5が載置部31に固定された際に、取付基板20と当接可能な位置に配設された橋部37とを備えている。
側面部36A,Bは、帯板状の部位であり、一端が平行端辺から突出(以下、この突出した一端を突出端とし、他端を通常端とする)するように平行端辺のそれぞれに延設されている。それらの側面部36A,Bそれぞれの通常端には、載置部31との間に、取付基板20を狭持可能な切込みが形成されている。なお、側面部36A,Bそれぞれの通常端において、切込みを有し、側面部36A,Bそれぞれと、載置部31とによって囲まれた部位を狭持部38A,Bと称す。
さらに、橋部37は、側面部36A,Bの突出端同士を結ぶように渡された部位であり、載置部31、側面部36A,Bとの間に、開口(以下、接地口とする)を形成するように配置されている。
また、固定部33は、板状の第一板材33Aと、第二板材33Bとがそれぞれの一辺にて、予め規定された角度の曲げを有して連接されることで形成された一対の部位であり、側面部36A,Bそれぞれから外側(即ち、載置部31から離れる方向)に向けて突設されている。ただし、第一板材33Aそれぞれには、取付ボス71(図7参照)に固定するための締結具(例えば、ネジや、ボルトなど)80(図7参照)を挿入かつ固定可能な孔(以下、締結孔とする)39が穿設されている。
つまり、このようなブラケット30にアンテナユニット5を固定する場合、その固定作業を行う作業者は、まず、係合部12をガイド溝34に嵌め込むようにアンテナユニット5を載置部31に配置する。そして、その配置されたアンテナユニット5を、取付基板20が橋部37と当接するまで、ガイド溝34に沿って前方向にスライドさせる。これにより、ブラケット30では、取付基板20に備えられ後述する固定孔27に突起35が挿嵌されると共に、取付基板20に備えられ後述する耳部(図5参照)が狭持部38A,Bに狭持される。即ち、アンテナユニット5がブラケット30に係止(固定)されることになる。
ここで、図7は、固定ユニット1が取付ボスに固定された状態を示した説明図である。
上述した固定作業により、ブラケット30に係止されたアンテナユニット5(即ち、固定ユニット1)は、図7に示すように、インストルメントパネル70から突出した取付ボス71に締結具80を用いて締結される。なお、締結具80を用いてブラケット30のみを取付ボス71に予め締結しておき、上述した固定作業により、取付ボス71に締結されたブラケット30にアンテナユニット5を係止しても良い。
これらのように、アンテナユニット5がブラケット30を介してインストルメントパネル70に固定された場合、取付基板20が接地口を通じて搭載車両の他の部材(図示せず)と接触し、ケース10に収納された全アンテナが接地されることになる。
〈ケース〉
次に、ケースについて説明する。
ここで、図4は、ケースの概略構成を示した斜視図である。
図4に示すように、ケース10は、GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETCアンテナ(以下、各種アンテナとも称す)が収納される収納空間を有した本体部11と、ケース10を取付基板20に固定するための係合部12とを備え、人が把持した時の力で弾性変形する程度の剛性を有した材料(例えば、プラスチック材料等)により一体に形成されている。
このうち、本体部11は、取付基板20よりも小さな略矩形形状に形成された板状の天板部11Aと、天板部11Aの各辺から同一方向に向けて連接され、それぞれ略矩形形状に形成された4つの壁部11B〜Eとを備えている。なお、以下では、4つの壁部のうちの一つ(本実施形態では、壁部11E)を基準壁11Eと称し、基準壁11Eに平行な壁部11Cを固定壁11Cと称す。さらに、基準壁11Eと接し、かつ互いに平行な一対の壁部(本実施形態では、壁部11B,壁部11D)を、平行壁11B,Dと称し、基準壁11Eと平行、かつ平行壁11B,Dと直交する面を基準断面と称す。
また、本体部11は、平行壁11B,Dに挟まれるような位置にて、天板部11A、固定壁11C、及び基準壁11Eに連接され、平行壁11B,Dと平行な一対の壁部11F,Gを備えている。なお、以下では、壁部11F,Gを対向壁11F,Gと称す。
ただし、壁部11B〜Gのそれぞれは、天板部11Aと接する部分から、天板部11A及び他の壁部に非接触な端辺(以下、開口縁と称す)までの最短距離(以下、側壁長とする)が略均一となるように形成されており、開口縁が略同一平面上に位置することになる。
つまり、本体部11は、天板部11A、固定壁11C,基準壁11E,及び対向壁11F,Gにて囲まれた領域が収納空間として形成されたものであり、収納空間の外側にて、対向壁11F,Gと対向し、かつ対向壁11F,Gを遮蔽する形状に平行壁11B,Dが形成されている。これと共に、本体部11では、固定壁11C,基準壁11E,対向壁11F,Gの開口縁により、各種アンテナを挿入可能な大きさの開口(以下、収納口とする)が形成されることになる。
さらに、基準壁11Eには、収納空間に収納された各種アンテナで受信した信号を、搭載車両に搭載されている外部機器(例えば、ナビゲーション装置や、ETC処理装置等)に伝送するためのケーブル72(図3参照)を挿通可能な一対の挿通孔15が形成されている。
また、固定壁11Cには、予め規定された大きさ(以下、規定量)だけ開口縁から突出するように設けられた突起(以下、固定突起とする)17が備えられ、平行壁11B,Dそれぞれには、規定量だけ開口縁から突出するように設けられた突起(以下、嵌合突起とする)16が備えられている。
ところで、係合部12は、対向壁11F,Gそれぞれの開口縁から突設された挿入片18と、対向壁11F,11Gそれぞれに設けられた支持部13と、支持部13から突設された係合突起14とを備えている。
このうち、挿入片18は、規定量よりも大きな突出量で開口縁から突出するように設けられたものであり、先端に傾斜が設けられている。即ち、これらの挿入片18は、ケース10を取付基板20に組み付ける際に、先端に設けられた傾斜が係合突起14を被係合部へと導くための導入部として機能するように構成されている。
支持部13は、各突出片18を挟む対向壁11F,Gそれぞれでの位置(以下、指定位置とする)に設けられており、対向壁11F,Gの一部の部位(以下、壁部位とする)と、挿入片18よりも小さく、かつ規定量よりも大きな突出量で、壁部位それぞれの開口縁側から突出した部位(以下、突出部位とする)とが連続して形成された部位である。なお、壁部位は、開口縁と直交するような一対の切り込みを、指定位置にて開口縁から対向壁11F,Gに入れることで形成されている。
さらに、係合突起14は、支持部13の先端部分(より正確には、突出部位の先端)に、収納空間内から収納空間外部へと向かう方向(即ち、対向壁11Fから平行壁11B、対向壁11Gから平行壁11Dへと向かう方向)に沿って突出するように設けられている。ただし、係合突起14は、基準断面にて切断した断面形状が、長方形の1つの頂点を三角形状に切り落とした台形形状に形成されている。
つまり、係合部12は、互いに対向する支持部13それぞれから収納空間内から収納空間外へと向かう方向に沿って、係合突起14が突設されたものであり、支持部13と係合突起14とにより、いわゆるスナップフィットを形成したものである。
〈取付基板〉
次に、取付基板について説明する。
ここで、図5は、取付基板の概略構成を示した斜視図である。
図5に示すように、取付基板20は、金属材料により形成された部材であり、ケース10が取付基板20に固定された際に、ケース10に収納されたアンテナを接地する基準部21と、ケース10が取付基板20に固定された際に、係合部12が係合される被係合部22とを備えている。
このうち、基準部21は、ケース10の天板部11Aでの各辺よりも長い辺を有した略矩形形状、かつ規定量の厚み(即ち、上下方向の幅)を有した板状に形成された平面部23と、アンテナユニット5がブラケット30に係止される時に狭持部38A、Bに狭持される耳部24とを備えている。
なお、平面部23には、ケース10を取付基板20に固定する際にケース10を予め規定された規定位置に導くための導入孔25と、アンテナユニット5をブラケット30に固定するための固定孔27とが穿設されている。さらに、平面部23には、ケース10を固定する際に、固定壁11Cを固定するための挿入孔29、及び平行壁11B,Dそれぞれを固定するための嵌合孔28が穿設されている。
ただし、導入孔25は、ケース10を取付基板20に当接する際に挿入片18それぞれの先端が当接する位置に、挿入片18を挿入可能な形状に設けられ、固定孔27は、アンテナユニット5をブラケット30に固定する際に突起35を挿嵌可能な位置に、突起35を係止可能な形状に設けられている。また、挿入孔29は、ケース10を取付基板20に固定する際に固定突起17と当接する位置に、固定突起17を挿嵌可能な形状に設けられ、嵌合孔28は、嵌合突起16それぞれと当接する位置に、嵌合突起16を挿嵌可能な形状に設けられている。
さらに、耳部24は、平面部23における一対の平行な辺(以下、対向辺とする)から外側に突設された一対の矩形形状の部位であり、一辺が対向辺と直交する平面部23の一辺(以下、基準辺とする)と連続するように設けられている。
一方、被係合部22は、平面部23に穿設された一つの孔(以下、被係合孔とする)26を有した平面部23の部位であり、ケース10に設けられた係合突起14の数だけ設けられている。
その被係合孔26は、ケース10を固定する際に係合突起14それぞれと当接する各位置に、各係合突起14を挿嵌可能な形状に平面部23を貫通して設けられたものである。
つまり、ケース10に形成された係合部12(即ち、スナップフィット)と、取付基板20に形成された被係合部22とにより、ケース10を取付基板20に固定するための取付構造を構成している。
〈アンテナユニットの固定方法〉
次に、各種アンテナを収納したケース10を取付基板20に固定する取付方法について説明する。
GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETCアンテナを収納したケース10を取付基板20に固定する場合、作業者は、まず、ケース10の挿入片18を取付基板20の導入孔25の縁に当接させる。この時、対向壁11F,Gに設けられた各係合突起14は、被係合孔26それぞれと相対する位置に配置される(以下、この状態を第一状態とする)。
そして、第一状態からケース10を取付基板20に固定した状態とするために、作業者は、挿入片18が導入孔25に挿入されるように、さらに、ケース10を取付基板20に押し付ける。すると、各係合部12の導入部が、被係合孔26それぞれの縁に沿って移動し、その移動に伴って、各支持部13が、収納空間外から収納空間内へと向かう方向(以下、内向方向とする)に弾性変形する、即ち、各係合部12が撓むことになる(以下、この状態を第二状態とする)。
この第二状態からケース10を取付基板20に固定した状態とするために、作業者がケース10を取付基板20に押し付けると、各係合突起14が被係合孔26に挿入されることになる。この時、ケース10に加えられていた内向方向の力が解除され、ケース10が取付基板20に固定する前(即ち、弾性変形する前)の形状に戻ることになる。
ここで、図6(A)は、図3(A)におけるA−A断面図であり、図6(B)は、図6(A)中の円Bにて囲まれた領域を拡大した拡大図である。
ケース10が弾性変形する前の形状に戻ることで、図6に示すように、各被係合孔26に挿入された係合突起14それぞれが被係合部22と当接(係合)し、ケース10の収納口を閉じるように、ケース10が取付基板20に係止(固定)された状態となる。
このように、取付基板20にケース10が固定された状態となると、対向壁11F,Gの外側に(即ち、左右方向に広がる方向に沿って)平行壁11B,Dが配置され、平行壁11B,Dに設けられた各嵌合突起16は、取付基板20に設けられた嵌合孔28に挿入される。また、固定壁11Cに設けられた固定突起17は、取付基板20に設けられた挿入孔29に挿入される。
よって、ケース10が取付基板20に固定された収納ユニット5では、そのアンテナユニット5をブラケット30に固定する場合や、上述した固定作業によりアンテナユニット5が固定されたブラケット30(即ち、固定ユニット1)を取付ボス71に取り付ける場合には、対向壁11F,Gではなく、平行壁11B,Dに指を掛けて持たれること(例えば、平行壁11B,D間を挟むように持つ方法)が多くなる。
つまり、本実施形態の収納ユニット5では、対向壁11F,Gが天板部11A、固定壁11C、及び基準壁11Eを介して平行壁11B,Dに接続されているため、作業時に、収納空間外から収納空間内へと向かう方向(以下、内向方向とする)に沿った力が、平行壁11B,Dに加えられたとしても、対向壁11F,Gが弾性変形することが無い。
なお、本実施形態の収納ユニット5においては、ケース10に設けられた平行壁11B,Dそれぞれが本発明の保護部として機能することになる。
[第一実施形態の効果]
以上、説明したように、本実施形態の収納ユニット5によれば、対向壁11F,Gに内向方向の力が加わることを防止することにより、固定作業等の作業時にケース10が取付基板20から脱落することを防止できる。
特に、本実施形態の収納ユニット5によれば、ケース10を取付基板20に固定した際には、各嵌合突起16が嵌合孔28に挿入され係合するため、内向方向の力が平行壁11B,Dに加えられたとしても、それらの平行壁11B,Dが移動することがない。したがって、対向壁11F,Gに内向方向の力が加わることをより確実に防止できる。
また、本実施形態の収納ユニット5によれば、ケース10を取付基板20に固定した際、固定突起17が挿入孔29に挿入され係合されるため、作業時のケース10に内向方向以外の力(例えば、前方向から後方向へと向かう方向の力)が加えられたとしても、固定壁11Cが移動することを防止できる。この結果、収納ユニット5に収納された各種アンテナをより確実に保護することができる。
なお、本実施形態の収納ユニット5によれば、ケース10を取付基板20に固定する際に、挿入片18を導入孔25の縁に当接させることで、ケース10を固定する位置を決定できる。したがって、本実施形態の収納ユニット5によれば、位置決めされたケース10を、挿入片18が導入孔25に挿入されるように取付基板20に押し付けるだけで、ケース10を取付基板20に固定できる。
つまり、本実施形態の収納ユニット5によれば、ケース10を取付基板20に容易に固定することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
第一実施形態に示した固定ユニット1と、第二実施形態における固定ユニットとでは、収納ユニットを構成するケース、及び取付基板の構造が異なるのみである。このため、第一実施形態に示した固定ユニット1と同様の構成には、同一な符号を付して説明を省略し、第一実施形態とは異なるケース、及び取付基板の構造を中心に説明する。
ここで、図8は、第二実施形態における固定ユニットの概略構成を示した斜視図である。
固定ユニット2は、アンテナを収納するケース50、及びケース50に収納されたアンテナを接地可能な取付基板60を有した収納ユニット5と、ブラケット30とを備えている。
〈ケース〉
次に、第二実施形態におけるケースについて説明する。
ここで、図9は、第二実施形態におけるケースの概略構成を示した斜視図(図9(A)は、上方向から斜視した図面であり、図9(B)は、下方向から斜視した図面)である。
ケース50は、各種アンテナが収納される収納空間を形成する本体部51と、ケース50を取付基板60に固定するための係合部52とを備え、人が把持した時の力で弾性変形する程度の剛性を有した材料(例えば、プラスチック材料等)により一体に形成されている。
このうち、本体部51は、取付基板60よりも小さな略矩形形状に形成された板状の天板部51Aと、天板部51Aの各辺から同一方向に向けて連接され、それぞれ略矩形形状に形成された4つの壁部51B〜Eとを備えている。なお、壁部51B〜Eのそれぞれは、側壁長が略均一となるように形成されており、開口縁が略同一平面上に位置することになる。
つまり、本体部51は、天板部51A及び4つの壁部51B〜51Eにて囲まれた領域が収納空間として形成されると共に、壁部51B〜51Eの開口縁に各種アンテナを挿入可能な大きさの開口(以下、収納口とする)が形成されたものである。
なお、本実施形態では、4つの壁部のうちの一つの壁部51Eを基準壁51Eと称し、基準壁51Eに平行な壁部51Cを固定壁51Cと称す。さらに、基準壁51Eと接し、かつ互いに平行な一対の壁部(本実施形態では、壁部51B,壁部51D)を、対向壁51B,Dと称し、基準壁51Eと平行、かつ対向壁51B,Dと直交する面を基準断面と称す。
そして、基準壁51Eには、挿通孔15が形成されており、固定壁51Cには、固定突起17が備えられている。これらと共に、対向壁51B,Dそれぞれには、一つの挿入片18が備えられている。
ところで、係合部52は、対向壁51B,Dそれぞれに設けられた支持部13と、支持部53から突設された係合突起14とを備えている。
なお、係合部52は、その係合部52が設けられた部位が対向壁51B,Dであることを除けば、第一実施形態における係合部12と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
つまり、本実施形態においては、対向壁51B,Dが本発明における対向部位となる。
〈取付基板〉
次に、取付基板60について説明する。
ここで、図10は、第二実施形態における取付基板の概略構成を示した斜視図(図10(A)は、上方向から斜視した図面であり、図10(B)は、下方向から斜視した図面)である。
取付基板60は、人が把持した時に変形しない程度の剛性を有した金属材料により形成された部材であり、ケース50が取付基板60に固定された際に、ケース50に収納されたアンテナを接地する基準部61と、ケース50が取付基板60に固定された際に、係合部52それぞれが係合される被係合部62と、ケース50が取付基板60に固定された際にケースが位置する方向(以下、規定方向とする)に基準部61から突出した突出片63とを備えている。
このうち、基準部61は、嵌合孔28が穿設されていないことを除けば、第一実施形態の基準部21と同様に構成されているため、ここでの説明を省略する。
そして、各被係合部62は、一つの被係合孔26を有した平面部23の一部の部位であり、その被係合孔26は、ケース50を固定する際に、係合部52の係合突起14それぞれと当接する位置に、各係合部52の係合突起14を挿嵌可能な形状に平面部23を貫通して設けられたものである。
つまり、ケース50に形成された係合部52(即ち、スナップフィット)と、取付基板60に形成された被係合部62とにより、ケース50を取付基板60に固定するための取付構造を構成している。
ところで、突出片63は、ケース50を取付基板60に固定した時に、収納空間外で対向壁51B,Dそれぞれと対向する位置にて、対向壁51B,Dそれぞれの外側を遮蔽可能な帯板状の部位である。
なお、収納空間外で対向壁51B,Dそれぞれと対向する位置とは、ケース50を取付基板60に固定した時に、突出片63と対向壁51B,Dとの間に作業者の指が入らない程度(例えば、5mmから10mm程度)の間隔を有した位置である。以下、各突出片63が突出する一筋の位置を突出位置と称す。
具体的に、本実施形態では、各突出片63は、一対の対向する前後方向の辺の長さが、対向壁51B,Dそれぞれと略同じ長さであり、上下方向の辺の長さが、取付基板60に固定されたケース50の規定方向に突出した支持部13よりも長い矩形形状に形成されている。
なお、各突出片63を形成するために、以下の手順がとられる。
即ち、突出位置それぞれにて平面部23と接続を維持し、かつ対向辺との間に平面部23の一部の部位が残るように、各突出位置から対向辺へと向かう方向に沿って、略「コ」の字型の切り込みをプレス加工によって平面部23に施す。そして、その切り込みが施された部位に、突出位置を支点とした曲げ加工を施すことで、規定方向に突出させ、突出片63として形成する。
次に、ケース50を取付基板60に固定した状態について説明する。
ここで、図11は、ケース50が取付基板60に固定された状態を示した斜視図(図11(A)は、上方向から斜視した図面であり、図11(B)は、下方向から斜視した図面)である。
なお、ケース50を取付基板60に固定する固定方法は、第一実施形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
ケース50が取付基板60に固定された状態となると、各突出片63が収納空間の外側にて対向壁51B,Dに対向して位置し、その突出片63それぞれにより、ケース50に設けられた係合部52を遮蔽することになる。この時、対向壁51B,Dそれぞれと各突出片63との間の間隔は、作業者の指が入らない程度の間隔となる。
よって、取付基板60に固定されたケース50では、アンテナユニット5をブラケット30に固定する場合や、上述した固定作業により、アンテナユニット5が固定されたブラケット30(即ち、固定ユニット2)を取付ボス71に取り付ける場合には、対向壁51B,Dでは無く、突出片63に指を掛けて持たれること(例えば、突出片63間を挟むように持つ方法)が多くなる。
つまり、本実施形態の収納ユニット5では、取付基板20側に設けられた突出片63に指を掛けて持たれるため、内向方向の力が突出片63に加えられたとしても、対向壁51B,Dが弾性変形することが無い。
なお、本実施形態の収納ユニット5においては、取付基板60に設けられた突出片63それぞれが本発明の保護部として機能することになる。
[第二実施形態の効果]
以上、説明したように本実施形態の固定ユニット2によれば、対向壁51B,Dに内向方向の力が加わることを防止でき、この結果、固定作業等の作業時にケース50が取付基板60から脱落することを防止できる。
特に、本実施形態の収納ユニット5において、従来ユニットと同様のケースを用いれば、収納ユニット5を製造するための製造コストや、ケース50を取付基板60に固定するための固定作業の工程数が大幅に増加することを抑制することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
そして、上記実施形態(第一実施形態、及び第二実施形態の両方)では、ケース10(50)に対向壁11F,G(51B,D)のそれぞれに、2つずつ係合部12(52)を設けたが、対向壁11F,G(51B,D)それぞれに形成される係合部12(52)の数は、2つずつに限るものではなく、例えば、一つずつでも良いし、2以上の数でも良い。つまり、対向壁11F,G(51B,D)それぞれに形成される係合部12(52)の数は、一つ以上であればいくつでも良い。ただし、取付基板20(60)には、係合部12(52)に応じて被係合部22(63)が設けられている必要がある。
なお、上記実施形態における取付構造は、取付基板20(60)に穿設されたされた孔に係合部12(52)を通過させて、係合突起14を被係合部22(63)に係止する、いわゆるスナップフィット構造であったが、取付構造はこれに限るものではなく、内向方向の力が加えられると、ケースと取付基板との固定状態が解除されるものであれば、どのようなものでも良い。
また、第一実施形態におけるケース10では、平行壁11B,Dを、天板部11A、固定壁11C、及び基準壁11Eの全てに連接するように形成していたが、ケース10は、必ずしもこのように設けられていなくとも良い。例えば、ケース10は、平行壁11B,Dが天板部11Aにのみ連接すると共に、固定壁11C、及び基準壁11Eの端側にて対向壁11F,Gと連接するように形成しても良いし、平行壁11B,Dが固定壁11C、及び基準壁11Eに連接すると共に、天板部11Aの端側にて対向壁11F,Gと連接するように形成しても良い。ただし、後者の場合、平行壁11B,Dと対向壁11F,Gとの間の間隔は、平行壁11B,Dに力が加えられた時に対向壁11F,Gが影響を受けない程度の間隔(第二実施形態において、ケース50が取付基板60に固定された際に、突出片63と対向壁51B,Dとが位置する間隔と同程度)とする必要がある。
さらに、第二実施形態における取付基板60では、取付基板60に固定されたケース50の対向壁51B,D全体を、対向壁51B,Dの外側から遮蔽するような形状に突出片63を形成したが、突出片63は、このような形状に限るものではなく、取付基板60に固定されたケース50の係合部52が位置する部分それぞれを遮蔽する形状に形成されていても良い。ただし、この場合、係合部52の数に応じて突出片63を設ける必要がある。
また、上記実施形態では、ケース10(50)は、GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETC受信アンテナの全てを収納可能なように形成されていたが、GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETC受信アンテナのいずれか一つが収納可能なように形成されていても良い。
そして、ケース10(50)は、GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETC受信アンテナの少なくとも一つに加えて、車載電話網との間で電波を送受信するためのダイポールアンテナ(即ち、車載電話用アンテナ)を収納可能なように形成してものでも良い。特に、第一実施形態のケース10であれば、対向壁11F,Gと平行壁11B,Dとに挟まれた領域にダイポールアンテナを収納することで、ケース10の大きさを維持しつつ、車載電話用アンテナを追加することができる。
さらに、ケース10(50)は、アンテナ以外の物品を収納可能なように形成しても良い。
第一実施形態における固定ユニットの概略構成を示した斜視図である。 ブラケットの概略構成を示した斜視図である。 第一実施形態における収納ユニットの概略構成を示した斜視図である。 第一実施形態におけるケースの概略構成を示した斜視図である。 第一実施形態における取付基板の概略構成を示した斜視図である。 第一実施形態における収納ユニットの断面図である。 固定ユニットを取付ボスに固定した状態を示した説明図である。 第二実施形態における固定ユニットの概略構成を示した斜視図である。 第二実施形態におけるケースの概略構成を示した斜視図である。 第二実施形態における取付基板の概略構成を示した斜視図である。 第二実施形態における収納ユニットの概略構成を示した斜視図である。 従来の固定ユニットを示した斜視図である。 従来の収納ユニットの断面を拡大した拡大図である。
符号の説明
1,2…固定ユニット 5…収納ユニット 10,50…ケース 11…本体部 11A,51A…天板部 11B〜G,51B〜51E…壁部(11B,D…平行壁、11C,51C…固定壁、11E,51E…基準壁、11F,G,51B,D…対向壁) 12,52…係合部 13…支持部 14…係合突起 15…挿通孔 16…嵌合突起 17…固定突起 18…挿入片 20,60…取付基板 21,61…基準部 22,63…被係合部 23…平面部 24…耳部 25…導入孔 26…被係合孔 27…固定孔 28…嵌合孔 29…挿入孔 30…ブラケット 31…載置部 32…保持部 33…固定部 34…ガイド溝 35…突起 36A,B…側面部 37…橋部 38A,B…狭持部 63…突出片 70…インストルメントパネル 71…取付ボス 80…締結具

Claims (6)

  1. 弾性を有する材料からなり、物品を収納すると共に開口した収納空間を形成するケースと、前記物品が配置される板状の取付基板とを備え、前記ケース側に形成された係合突起と、前記取付基板側に形成され、前記係合突起を係合させる被係合部とからなる取付構造により、前記取付基板によって前記収納空間の開口が閉じられた状態となるように、前記ケースが前記取付基板に固定される収納ユニットであって、
    前記ケースは、
    前記収納空間を挟んで対向し、かつ前記取付基板への固定時に前記取付基板に当接する開口縁の一部を形成する対向部位を有し、
    前記取付構造は、
    前記対向部位を収納空間に向けて弾性変形させると、前記係合突起と前記被係合部との係合が解除される構造を有し、
    前記ケースを前記取付基板に固定した時に、前記収納空間外で前記対向部位と対向する位置に配置され、かつ前記対向部位を遮蔽可能な形状に形成された保護部を備えることを特徴とする収納ユニット。
  2. 前記保護部は、
    前記ケース側に一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の収納ユニット。
  3. 前記保護部は、
    前記ケースが前記取付基板に固定された際に、前記取付基板と当接する当接部位から突出する突起を備え、
    前記取付基板には、
    前記ケースの前記取付基板への固定時に前記突起を挿嵌可能な挿嵌孔が穿設されていることを特徴とする請求項2に記載の収納ユニット。
  4. 前記保護部は、
    前記取付基板側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の収納ユニット。
  5. 前記収納空間に収納される物品は、
    GPS受信アンテナ、VICS受信アンテナ、ETC受信アンテナ、車載電話アンテナのうち、少なくとも一つであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の収納ユニット。
  6. 前記取付基板は、
    金属材料により形成されていることを特徴とする請求項5に記載の収納ユニット。
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