JP2009101903A - 自動車用トリム部品構造 - Google Patents

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JP2009101903A JP2007276175A JP2007276175A JP2009101903A JP 2009101903 A JP2009101903 A JP 2009101903A JP 2007276175 A JP2007276175 A JP 2007276175A JP 2007276175 A JP2007276175 A JP 2007276175A JP 2009101903 A JP2009101903 A JP 2009101903A
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Mariko Yamamoto
万利子 山本
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Abstract

【課題】自動車の側突事故等に際して、一方の分割トリムが他方の分割トリムに対して車室側に倒壊したような場合、この倒壊によって他方の分割トリム側に剥離部分を形成するように構成すると共に当該剥離部分が車室内側に顕出しないように構成した。
【解決手段】センタトリム3側の接合部3bの近傍である段差部3dの内側角部における樹脂芯材3−1に脆弱部4を形成して、自動車の側突時にトリム本体2がセンタトリム3に対して車室側に倒壊した際に、取付けボス2dがリブ片2cと共にトリム本体2から剥離することなく脆弱部4が破壊して、センタトリム3の接合部2bと共に表皮材3−2がトリム本体2の倒壊方向Xに引き入れられて、センタトリム3の接合部3bの破断面3b−1を表皮材3−2により覆うようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドアトリム、リアサイドトリム、ラゲージトリムのような車体の車室側を美装する自動車用トリム部品構造、特に、トリム部品を互いに分割した一対の分割トリム体により構成し、これら接合部同士を重合した状態で取付けることによって一体構成となす自動車用トリム部品構造に関するものである。
一般に、この種の自動車用トリム部品構造、例えば図1に示すドアトリム部品1においては、不図示のドア本体の車室側を美装するように構成されており、型成形上或いはデザイン上等の理由から、互いに分割した一方の分割トリム体であるトリム本体2と他方の分割トリム体として中接部分を構成するセンタトリム3とを分割構成すると共に、後述の接合部同士を重合した状態で取付けることによって、一体と構成している。
そして、図4に示す従来のドアトリム部品1においては、センタトリム3は、樹脂芯材3−1の車室側をクロス等の表皮材3−2を張設することによって構成されており、且つ、その外周縁部分を段差部3dに形成することによってセンタトリム3側の接合部3bが形成されており、接合部3bには、取付け孔3cが貫通形成されている。
また、トリム本体2は、その上方側略センタ部分に孔部を設け、孔部の周縁部分にセンタトリム3側に向かって延在する折曲先端部2aが形成され、折曲先端部2aの外方におけるセンタトリム3側の接合部3bに対向する部分をトリム本体2側の接合部2bに構成している。
トリム本体2側の接合部2bには、複数のリブ片2cにより補強された取付けボス2dがセンタトリム3側の接合部3b側に延在するように形成されている。
従って、トリム本体2とセンタトリム3とを一体構成するには、トリム本体2側の取付けボス2dをセンタトリム3側の接合部3bの取付け孔3cに嵌合挿通させて、両接合部2b、3b同士を対向させ、取付け孔3cから車体側に突出した取付けボス2dの先端を加締め溶着等することになる(特許文献1乃至3参照)。
特開平6−270676号公報 特開平11―115488号公報 特開平11−129759号公報
しかしながら、上記のように構成する従来のドアトリム部品1においては、自動車が側突事故等に遭遇した際には、図5に示すように、取付けボス2dとセンタトリム3とは、加締め溶着等により固着されてそれ相当の剛性を有していることから、取付けボス2dおよびリブ片2cにおけるトリム本体2の根本部分が破断することになる。
この結果、トリム本体2が車室側に倒壊した場合には、取付けボス2dおよびリブ片2cの破断面2eがシャープエッジとなって車室側に顕出してしまことになる。
そこで、本発明は、自動車の側突事故等に際して、一方の分割トリムが他方の分割トリムに対して車室側に倒壊したような場合、この倒壊によって他方の分割トリム側に剥離部分を形成するように構成すると共に当該剥離部分が車室内側に顕出しないように構成した自動車用トリム部品構造を提供することを目的としている。
本発明に係る自動車用トリム構造は、車体の車室側を美装するトリム部品を、互いに分割した少なくとも一対の分割トリム体により構成し、当該分割トリム体の接合部同士を重合した状態で取付けることによって一体構成となす自動車用トリム部品構造であって、前記一対の分割トリム体のうち一方の分割トリム体は少なくとも樹脂芯材により構成し、他方の分割トリム体は樹脂芯材の車室側表面にクロス材等の表皮材を張設して構成されており、且つ、前記一方の分割トリム体の接合部には前記他方の分割トリム体の接合部側に延在する取付けボス部が形成されると共に、他方の分割トリム体の接合部には前記取付けボスを嵌合する取付け孔が形成されており、該取付け孔および前記取付けボスを用いて前記両分割トリム体を一体構成し、さらに、前記他方の分割トリム体の接合部近傍における前記樹脂芯材にノッチ或いは貫通孔等を設けることにより脆弱部を形成し、前記自動車の側突時において前記一方の分割トリム体が前記他方の分割トリム体に対して車室側に倒壊した際に前記一方の分割トリム体の前記脆弱部を破壊させて、前記他方の分割トリム体の接合部と共に前記表皮材を一方の分割トリム体の倒壊方向に引き入れることによって、他方の分割トリム体の前記接合部破断面を前記表皮材により覆うように構成したことを特徴とする。
上記のように構成する本発明によれば、他方の分割トリム体の接合部近傍における樹脂芯材に脆弱部を形成したことから、自動車の側突時において一方の分割トリム体が他方の分割トリム体に対して車室側に倒壊した際に脆弱部が破壊して、他方の分割トリム体の接合部と共に表皮材が一方の分割トリム体の倒壊方向に引き入れることになって、他方の分割トリム体の接合部破断面が表皮材により覆われることになって、シャープエッジを車室側に顕出しないようにすることができる。
次に、図1及び図2を用いて、本発明に係る実施例について以下に説明する。なお、従来の技術に対応する部分については、同一符号を使用して説明することとする。
図1は一般的な自動車用トリム部品であるドアトリム部品を車室側から描画した正面図、図2は本発明に係る実施例を描画した図1のA−A断面図である。
先ず、図1によれば、不図示の車体における車室側を美装するトリム部品、例えば不図示のドア本体の車室側を美装するドアトリム部品1においては、型成形上或いはデザイン上等の理由から、互いに分割した一方の分割トリム体であるトリム本体2と他方の分割トリム体として中接部分を構成するセンタトリム3とを分割構成すると共に、後述の接合部同士を重合した状態で取付けることによって、一体構成している。
そして、図2に示す本発明に係る実施例におけるドアトリム部品1においては、センタトリム3が、樹脂芯材3−1の車室側をクロス等の表皮材3−2を張設することによって構成されており、且つ、センタトリム3の外周縁部分を段差部3dに形成することによってセンタトリム3側の接合部3bが形成されており、接合部3bには、取付け孔3cが貫通形成されている。
また、トリム本体2は、その上方側略センタ部分に孔部を設け、孔部の周縁部分にセンタトリム3側に向かって延在する折曲先端部2aが形成され、折曲先端部2aの外方におけるセンタトリム3側の接合部3bに対向する部分をトリム本体2側の接合部2bに構成している。
トリム本体2側の接合部2bには、複数のリブ片2cにより補強された取付けボス2dがセンタトリム3の接合部3b側に延在するように形成されている。
従って、トリム本体2とセンタトリム3とを一体構成するには、トリム本体2側の取付けボス2dをセンタトリム3側の接合部3bの取付け孔3cに挿通させて、両接合部2b、3b同士を対向させ、取付け孔3cから車体側に突出した取付けボス2dの先端を加締め溶着等することになる。
この際、トリム本体2の折曲先端部2aがセンタトリム3の段差部3dの外側角部に存する表皮材3−2に当接していることになり、且つ、リブ片2cがやはり表皮材3−2に当接していることになる。
さらに、センタトリム3の樹脂芯材3−1における接合部3b近傍である段差部3dの内側角部には、ノッチ、貫通孔或いは溝部等を設けることにより薄肉状の脆弱部4が形成されている。
かかる構成により、センタトリム3側の接合部3bの近傍である段差部3dの内側角部における樹脂芯材3−1に脆弱部4を形成したことから、自動車の側突時においてトリム本体2がセンタトリム3に対して車室側に倒壊した際に、図3に示すように、従来のように取付けボス2dがリブ片2cと共にトリム本体2から剥離することなく脆弱部4が破壊して、センタトリム3の接合部3bと共に表皮材3−2がトリム本体2の倒壊方向Xに引き入れられて、センタトリム3の接合部3bの破断面3b−1が表皮材3−2により覆われることになって、破断面3b−1のシャープエッジが車室側に顕出することがなくなる。
以上説明したように、本発明は、他方の分割トリム体の接合部近傍における樹脂芯材に脆弱部を形成したことから、自動車の側突時において一方の分割トリム体が他方の分割トリム体に対して車室側に倒壊した際に脆弱部が破壊して、他方の分割トリム体の接合部と共に表皮材が一方の分割トリム体の倒壊方向に引き入れることになって、他方の分割トリム体の接合部破断面が表皮材により覆われることになって、シャープエッジを車室側に顕出しないようにすることができるために、ドアトリム、リアサイドトリム、ラゲージトリムのような車体の車室側を美装する自動車用トリム部品構造、特に、トリム部品を互いに分割した一対の分割トリム体により構成し、これら接合部同士を重合した状態で取付けることによって一体構成となす自動車用トリム部品構造等に好適であるといえる。
一般的な自動車用トリム部品であるドアトリム部品を車室側から描画した正面図である。 本発明に係る実施例を描画した図1のA−A断面図である。 同じく、自動車の側突事故に遭遇した際の図1のA−A断面図である。 従来のドアトリム部品を描画した図1のA−A断面図である。 同じく、自動車の側突事故に遭遇した際の図1のA−A断面図である。
符号の説明
1 ドアトリム部品(トリム部品)
2 トリム本体(一方の分割トリム体)
2b 接合部
2d 取付けボス
3 センタトリム(他方の分割トリム体)
3−1 樹脂芯材
3−2 表皮材
3b 接合部
3b−1 破断面
3c 取付け孔
4 脆弱部

Claims (1)

  1. 車体の車室側を美装するトリム部品を、互いに分割した少なくとも一対の分割トリム体により構成し、当該分割トリム体の接合部同士を重合した状態で取付けることによって一体構成となす自動車用トリム部品構造であって、前記一対の分割トリム体のうち一方の分割トリム体は少なくとも樹脂芯材により構成し、他方の分割トリム体は樹脂芯材の車室側表面にクロス材等の表皮材を張設して構成されており、且つ、前記一方の分割トリム体の接合部には前記他方の分割トリム体の接合部側に延在する取付けボス部が形成されると共に、他方の分割トリム体の接合部には前記取付けボスを嵌合する取付け孔が形成されており、該取付け孔および前記取付けボスを用いて前記両分割トリム体を一体構成し、さらに、前記他方の分割トリム体の接合部近傍における前記樹脂芯材にノッチ或いは貫通孔等を設けることにより脆弱部を形成し、前記自動車の側突時において前記一方の分割トリム体が前記他方の分割トリム体に対して車室側に倒壊した際に前記一方の分割トリム体の前記脆弱部を破壊させて、前記他方の分割トリム体の接合部と共に前記表皮材を一方の分割トリム体の倒壊方向に引き入れることによって、他方の分割トリム体の前記接合部破断面を前記表皮材により覆うように構成したことを特徴とする自動車用トリム部品構造。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194933A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Toyota Boshoku Corp 車両用内装材
JP2013107421A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Toyota Motor Corp 自動車用ドアトリムの取付構造
CN103264666A (zh) * 2013-05-28 2013-08-28 无锡同捷汽车设计有限公司 一种汽车内、外饰件的连接结构

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