JP2009100828A - 転落防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】親綱の摺動が禁止されるまでの使用者の落下距離を小さくし、安全帯装着具を介して使用者に付加される衝撃荷重を緩和することのできる安全性に優れた転落防止装置を提供すること
【解決手段】親綱を摺動自在に挿通する溝部内に、軸回りに回動自在としたストッパを臨ませ、このストッパが親綱を押圧する方向へ回転したときに当該親綱の摺動を不可とする親綱装着具と、この親綱装着具に上端部を連結する一方、下端部を使用者が装着した安全帯に着脱自在に連結可能とした安全帯装着具と、を備えた転落防止装置において、安全帯装着具は、親綱装着具と連結した先端連結部と、安全帯と連結する下端連結部との間を連結する所定長さの支持部を備え、この支持部は、下端連結部が上昇したときに親綱装着具を押し上げることができ、かつ所定の衝撃荷重に耐える強度を有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、梯子などに配設した親綱と梯子上で作業する作業者との間に掛け渡されて用いられる転落防止装置に関する。
従来より、高所作業を行う作業者の安全確保のため、梯子などに配設した親綱と梯子上で作業する作業者との間に掛け渡されて用いられる転落防止装置が種々考案されている。
例えば、図6に示すように、親綱Rを摺動自在に挿通する溝部(図示せず)内に、軸周りに回動自在としたストッパ112を臨ませ、このストッパ112が親綱Rを押圧する方向へ回転したときに親綱Rの摺動を不可とする親綱装着具110と、この親綱装着具110に上端部120aを連結する一方、下端部120bを使用者Mが装着した安全帯Bに着脱自在に連結可能とした安全帯装着具120とを備えた転落防止装置100が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる転落防止装置100の使用に際しては、安全帯装着具120の下端部120bを、使用者Mの装着した安全帯Bに装着する。そして、万が一使用者Mが転落した際には、安全帯装着具120を介してストッパ112の一端が引き下げられることにより、ストッパ112が回転し親綱Rを押圧する。この押圧により、親綱Rの摺動が禁止され、その結果、使用者Mは、安全帯装着具120を介して支えられ、転落事故が防止されるようになっている。
特開2001−17558号公報
しかしながら、かかる従来の転落防止装置100では、親綱装着具110に対する安全帯装着具120の動きが特に規制されていないため、使用者Mが親綱Rに沿って上昇移動することに伴って安全帯装着具120の下端部120bが親綱装着具110よりも上方に位置する状態(図6で実線で示す状態)となることがある。
この状態で使用者Mが転落すると、安全帯装着具120が、その上端部120aを中心として、親綱装着具110に対して下方回動する。このため、安全帯装着具120の下方回動が開始してからストッパ112により親綱Rの摺動が禁止されるまでの間に、使用者Mは、図6で実線で示す位置から破線で示す位置まで所定の距離だけ落下することとなる。この落下により、安全帯装着具120によって支えられたときに安全帯装着具120を介して使用者Mに付加される衝撃荷重が、使用者Mの体重の数倍となり、使用者Mに対するダメージを甚大なものとしていた。
そこで、本発明は、親綱の摺動が禁止されるまでの使用者の落下距離を小さくし、安全帯装着具を介して使用者に付加される衝撃荷重を緩和することのできる安全性に優れた転落防止装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、親綱を摺動自在に挿通する溝部内に、軸回りに回動自在としたストッパを臨ませ、このストッパが前記親綱を押圧する方向へ回転したときに当該親綱の摺動を不可とする親綱装着具と、この親綱装着具に上端部を連結する一方、下端部を使用者が装着した安全帯に着脱自在に連結可能とした安全帯装着具と、を備えた転落防止装置において、前記安全帯装着具は、前記親綱装着具と連結した先端連結部と、前記安全帯と連結する下端連結部との間を連結する所定長さの支持部を備え、この支持部は、前記下端連結部が上昇したときに前記親綱装着具を押し上げることができ、かつ所定の衝撃荷重に耐える強度を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支持部は、前記下端連結部が上昇したときに前記親綱装着具を押し上げるだけの弾性又は可撓性を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記親綱装着具は、前記安全帯装着具の前記先端連結部を回動自在に連結する枢支部と、この枢支部を介しての前記安全帯装着具の回動範囲を規制する回動規制部とを備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記親綱装着具は、前記溝部を形成する断面略U字状の第1半筒体と、この第1半筒体の前記溝部と対向する開口部内に、前記第1半筒体を摺動自在に抱持する断面略U字状の第2半筒体と、を備え、前記第2半筒体は、その下端側に前記安全帯装着具を連結する枢支部及び前記安全帯装着具の回動範囲を規制する回動規制部を設けるとともに、これら枢支部及び回動規制部の上方に前記ストッパを軸支したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記ストッパを、複数個設けたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、前記ストッパは、前記第2半筒体の両側壁間に架設した支軸と連結する基部と、この基部に連設するとともに、先端で前記親綱を押圧する親綱押圧部と、前記基部における前記親綱押圧部側から突設され、重合した前記第1半筒体及び前記第2半筒体の各両側壁を貫通する連結ピンと、を有し、前記第2半筒体は、その両側壁に前記連結ピンを移動自在に挿通するとともに、移動範囲を規制する弧状案内孔を有し、前記弧状案内孔で規制された範囲内で、前記ストッパの前記支軸回りの回動に伴い、前記連結ピンを介して前記第1半筒体を前記第2半筒体内で上下摺動可能としたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、使用者が装着するストラップの一端と連結するストラップ連結部を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、親綱を摺動自在に挿通する溝部内に、軸回りに回動自在としたストッパを臨ませ、このストッパが親綱を押圧する方向へ回転したときに当該親綱の摺動を不可とする親綱装着具と、この親綱装着具に上端部を連結する一方、下端部を使用者が装着した安全帯に着脱自在に連結可能とした安全帯装着具と、を備えた転落防止装置において、安全帯装着具は、親綱装着具と連結した先端連結部と、安全帯と連結する下端連結部との間を連結する所定長さの支持部を備え、この支持部は、下端連結部が上昇したときに親綱装着具を押し上げることができ、かつ所定の衝撃荷重に耐える強度を有するので、安全帯装着具の下端連結部が親綱装着具よりも上方に位置した状態となることを回避することができ、万一使用者が転落した場合であっても、親綱の摺動が禁止されるまでの使用者の落下距離を小さくし、安全帯装着具を介して使用者に付加される衝撃荷重を緩和することができる。また、安全帯装着具の支持部が使用者の転落による所定の衝撃荷重に耐える強度を有するので安全性に優れている。
請求項2に記載の発明によれば、支持部は、下端連結部が上昇したときに親綱装着具を押し上げるだけの弾性又は可撓性を有するので、使用者の動きを過度に制限することなく安全帯装着具の下端連結部が親綱装着具よりも上方に位置した状態となることを回避することができ、万一使用者が転落した場合であっても、親綱の摺動が禁止されるまでの使用者の落下距離を小さくし、安全帯装着具を介して使用者に付与される衝撃荷重を緩和することができる。
請求項3に記載の発明によれば、親綱装着具は、安全帯装着具の先端連結部を回動自在に連結する枢支部と、この枢支部を介しての安全帯装着具の回動範囲を規制する回動規制部とを備えるので、親綱装着具に対する安全帯装着具の動きにある程度の自由度を持たせつつ、安全帯装着具の下端連結部が親綱装着具よりも上方に位置した状態となることを回避することができ、万一使用者が転落した場合であっても、親綱の摺動が禁止されるまでの使用者の落下距離を小さくし、安全帯装着具を介して使用者に付与される衝撃荷重を緩和することができる。
請求項4に記載の発明によれば、親綱装着具は、溝部を形成する断面略U字状の第1半筒体と、この第1半筒体の溝部と対向する開口部内に、第1半筒体を摺動自在に抱持する断面略U字状の第2半筒体と、を備え、第2半筒体は、その下端側に安全帯装着具を連結する枢支部及び安全帯装着具の回動範囲を規制する回動規制部を設けるとともに、これら枢支部及び回動規制部の上方にストッパを軸支したので、枢支部、回動規制部、ストッパを親綱に沿って上下に配置することで装置構成を簡素化しつつ、安全帯装着具の下端連結部が親綱装着具よりも上方に位置した状態となることを回避することができ、万一使用者が転落した場合であっても、親綱の摺動が禁止されるまでの使用者の落下距離を小さくし、安全帯装着具を介して使用者に付加される衝撃荷重を緩和することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ストッパを、複数個設けたので、使用者が転落した場合に親綱に作用する押圧力を増大することができ、親綱の摺動を確実に禁止することで安全性を向上することができる。
請求項6に記載の発明によれば、ストッパは、第2半筒体の両側壁間に架設した支軸と連結する基部と、この基部に連設するとともに、先端で親綱を押圧する親綱押圧部と、基部における親綱押圧部側から突設され、重合した第1半筒体及び第2半筒体の各両側壁を貫通する連結ピンと、を有し、第2半筒体は、その両側壁に連結ピンを移動自在に挿通するとともに、移動範囲を規制する弧状案内孔を有し、弧状案内孔で規制された範囲内で、ストッパの支軸回りの回動に伴い、連結ピンを介して第1半筒体を前記第2半筒体内で上下摺動可能としたので、使用者が落下した際に、安全帯装着具を介して第2半筒体の下端部に対して下方向の引張荷重が作用すると、第1半筒体に対して第2半筒体を下方向に円滑に摺動させると共に、この摺動に連動して連結ピンを介してストッパを支軸回りに即座に回動することができ、結果として、使用者の落下とほぼ同時に親綱の摺動を禁止することができる。したがって、親綱の摺動が禁止されるまでの使用者の落下距離を可及的に小さくし、安全帯装着具を介して使用者に付加される衝撃荷重を可及的に緩和することができる。
請求項7に記載の発明によれば、使用者が装着するストラップの一端と連結するストラップ連結部を設けたので、ストラップを介して親綱装着具の位置を安全帯装着具の下端部よりも上方の位置に保持し易くし、安全帯装着具の下端連結部が上昇したときの親綱装着具の押し上げ動作を円滑化することができる。
以下、本発明を適用した転落防止装置の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本実施形態に係る転落防止装置の使用態様を示す説明図、図2は、本実施形態に係る転落防止装置の外観斜視図、図3は、本実施形態に係る転落防止装置の斜視分解図である。また、図4(a)は、本実施形態に係る転落防止装置の正面図、図4(b)は、同側面図、図4(c)は、同側断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る転落防止装置1は、梯子Hに配設した親綱Rと、梯子H上で作業を行う使用者Mが装着した安全帯Bに取り付けられた外観視略D字状の環状部材Dとの間に掛け渡されて用いられるものである。なお、以下の説明では、梯子Hに、本発明に係る転落防止装置1を適用した場合を例に挙げて説明を行うが、本発明は、これに限定されるものではなく、法面や高層ビルの壁面などの高所作業を行う作業現場などに適用することができる。
この転落防止装置1は、図2〜図4に示すように、親綱Rを摺動自在に挿通する溝部10a内に、軸回りに回動自在としたストッパ12を臨ませ、このストッパ12が親綱Rを押圧する方向へ回転したときに親綱Rの摺動を不可とする親綱装着具10と、この親綱装着具10に上端部20aを連結する一方、下端部20bを使用者Mが装着した安全帯Bの環状部材Dに着脱自在に連結可能とした安全帯装着具20と、を備えている。
ストッパ12は、安全帯装着具20の上端部20aに連動連結されており、後述するように、安全帯装着具20に対して伸延方向下向きの荷重が作用したときに、親綱Rを押圧する方向へ回転し親綱Rの摺動を不可とする。一方、安全帯装着具20に対して伸延方向上向きの荷重が作用したきは、親綱Rから離間する方向へ回転し親綱Rの摺動を可能とするようにしている。
安全帯装着具20の下端部20bには、安全帯Bと連結する下端連結部24が設けられている。下端連結部24の先端には、対向する2枚の平板24a、24bが設けられ、この2枚の平板24a、24bのうち、一方の平板24bには、安全帯Bの環状部材Dに係止する係止部材23が設けられている。
係止部材23は、周壁にガイド溝25aを設けた内ガイド筒25と、一端が内ガイド筒25内に挿通し他端が2枚の平板24a、24b間を貫通するプランジャ27と、プランジャ27の一端が底部に連結されると共に内ガイド筒25に外嵌される有底筒状の外ガイド筒29と、内ガイド筒25の外ガイド筒29側の端部に設けられたフランジ部25bとプランジャ27の中途に設けられた鍔部27aとの間に介設されたスプリング31と、外ガイド筒29の側面から内ガイド筒25のガイド溝25a内に向けて突設したガイド棒33とより構成されている。外ガイド筒29及びプランジャ27は、スプリング31によってプランジャ27の他端が2枚の平板24a、24bを貫通する方向に付勢されている。
安全帯装着具20の下端部20bを使用者Mが装着した安全帯Bの環状部材Dに装着する場合には、外ガイド筒29をスプリング31の付勢力に抗して操作するとガイド棒33がガイド溝25aに案内されると共に、プランジャ27の他端が2枚の平板24a、24b間から抜け出た状態となる。この状態で、環状部材Dを2枚の平板24a、24b間に介在させ、外ガイド筒29を解放すると、スプリング31の付勢力によってプランジャ27の他端が2枚の平板24a、24b及び環状部材Dの環状孔を貫通し、安全帯装着具20の下端部20bが使用者Mの装着した安全帯Bの環状部材Dに連結される。
ここで、従来のように、転落防止装置を使用する場合に、使用者Mが親綱Rに沿って上昇移動することに伴って安全帯装着具20の下端部20bが親綱装着具10よりも上方に位置する状態となれば、それだけ使用者Mが転落した場合に親綱Rの摺動を不可とするまでの使用者の落下距離が大きくなる。このため、安全帯装着具20によって支えられたときに安全帯装着具20を介して使用者Mに付加される衝撃荷重が、使用者Mの体重の数倍となり、使用者Mに対するダメージを甚大なものとする。
そこで、特に、本実施形態に係る転落防止装置1では、安全帯装着具20は、親綱装着具10と連結した先端連結部22と、安全帯Bと連結する下端連結部24との間を連結する所定長さの支持部26を備えており、この支持部26は、下端連結部24が上昇したときに親綱装着具10を押し上げることができ、かつ所定の衝撃荷重に耐える強度を有するようにしている。
すなわち、転落防止装置1では、使用者Mが親綱Rに沿って上昇移動する場合に、安全帯装着具20の下端連結部24に作用する押し上げ力を支持部26を介して親綱装着具10に伝達し、この支持部26が親綱装着具10を下方から押し上げるようにしている。これにより、安全帯装着具20の下端部20b、すなわち、安全帯装着具20の下端連結部24が親綱装着具10よりも上方に位置する状態が回避される。
したがって、万一使用者Mが転落した場合であっても、親綱Rの摺動が禁止されるまでの落下距離を小さくし、安全帯装着具20を介して使用者Mに付加される衝撃荷重を緩和することができる。また、安全帯装着具20の支持部26が使用者Mの転落による所定の衝撃荷重に耐えることができるので、安全性に優れている。
また、支持部26は、安全帯装着具20の下端連結部24が上昇したときに親綱装着具10を押し上げるだけの弾性又は可撓性を有している。言い換えると、支持部26は、下端連結部24に作用する押し上げ力の付加によりやや湾曲した状態を維持しつつ親綱装着具10を押し上げることができる程度の弾性又は可撓性を有している(図1参照)。
この支持部26は、図4(c)に示すように、上下方向に伸延した所定長さの子綱28と、この子綱28を被覆する樹脂製のチューブ30とより構成されている。子綱28は、親綱Rと同程度の引っ張り強度を有しており、使用者Mの転落による所定の衝撃荷重に耐え得るようになっている。一方、子綱28が樹脂製のチューブ30により被覆されて補強されていることから、支持部26に対して上記押し上げ力が作用しても、支持部26がすぐに座屈することが回避され、安全帯装着具20を効率よく押し上げることができる。
このように、支持部26が安全帯装着具20の下端連結部24が上昇したときに親綱装着具10を押し上げるだけの弾性又は可撓性を有しているので、支持部26は使用者の動きを過度に制限することがなく、使用者の作業性を維持しつつ、安全帯装着具20の下端連結部24が親綱装着具10よりも上方に位置した状態となることを回避することができる。
なお、本実施形態では、支持部26が弾性又は可撓性を有している構成としたが、これに限らず、例えば、非弾性又は非可撓性の金属部材により支持部26を構成しても良い。支持部26を金属部材とした場合、支持部26に対して押し上げ力が作用しても、支持部26が座屈することがなく、安全帯装着具20をより効率的に押し上げることができる。
次に、親綱装着具10の具体的な構成について説明する。親綱装着具10は、図2〜図4に示すように、親綱Rを摺動自在に挿通する溝部10aを形成する断面略U字状の第1半筒体14と、この第1半筒体14の溝部10aと対向する開口部16a内に、第1半筒体14を摺動自在に抱持する断面略U字状の第2半筒体16とを備えている。なお、図中、15a、15bは、第1半筒体14の上下端に取り付けられた保護用スプリングであり、この保護用スプリング15a、15bを親綱Rと第1半筒体14との間に介在させることにより、溝部10aを摺動する親綱Rが第1半筒体14に対して直接摺接することによる磨耗を防止している。
また、親綱装着具10は、安全帯装着具20の先端連結部22を回動自在に連結する枢支部18と、この枢支部18を介しての安全帯装着具20の回動範囲を規制する回動規制部19とを備えている。
枢支部18は、安全帯装着具20の先端連結部22を略U字状の開口部16aに下方から挿入した状態で、第2半筒体16の両側壁16b、16c及び先端連結部22を、別途設けた連結ボルト18aを貫通させることにより構成される。図中、18bは、連結ボルト18aの先端を固定する固定ナット18bである。
回動規制部19は、第2半筒体16の下部底面であって安全帯装着具20の先端連結部22に近接する位置に設けられている。安全帯装着具20の回動範囲は、安全帯装着具20の先端連結部22が枢支部18を中心として回動して回動規制部19に当接することによって規制されるようになっている。
このように、親綱装着具10は、回動規制部19によって、枢支部18を介しての安全帯装着具20の回動範囲が規制されるので、親綱装着具10に対する安全帯装着具20の動きにある程度の自由度を持たせつつ、安全帯装着具20の下端連結部24が親綱装着具10よりも上方に位置した状態となることを回避することができる。このため、万一使用者が転落した場合であっても、親綱Rの摺動が禁止されるまでの使用者Mの落下距離を小さくし、安全帯装着具20を介して使用者に付加される衝撃荷重を緩和することができる。また、使用者Mが親綱Rに沿って上昇移動する場合に、安全帯装着具20の支持部26を介しての押上げ力を親綱装着具10に対して効率良く作用させることができる。
また、第2半筒体16は、その下端側に安全帯装着具20を連結する枢支部18及び安全帯装着具20の回動範囲を規制する回動規制部19を設けるとともに、これら枢支部18及び回動規制部19の上方に2個のストッパ12を上下に軸支している。このように、枢支部18、回動規制部19、及びストッパ12を親綱Rに沿って上下に配置することで、第1半筒体14と第2半筒体16との間隔の増大を抑制することになり装置構成を簡素化することができる。
なお、ストッパ12は、2個に限らず、1個あるいは2個以上設けても良い。ストッパ12を2個以上設ければ、使用者が転落した場合に親綱Rに作用する押圧力を増大することができ、親綱Rの摺動をより確実に禁止することで安全性を向上することができる。
ストッパ12は、第2半筒体16の両側壁16b、16c間に架設した支軸32と連結する基部34と、この基部34に連設するとともに、先端で親綱Rを押圧する親綱押圧部36と、基部34における親綱押圧部36側から突設され、重合した第1半筒体14及び第2半筒体16の各両側壁14b、14c、16b、16cを貫通する連結ピン38とを有している。
基部34は、下向きの断面略L字状を形成し、その一端に支軸32が挿通連結されている。なお、ストッパ12の基部34における親綱押圧部36と反対側の側部には、切欠部34aが設けられており、この切欠部34aには、第2半筒体16に別途設けられ、バネ等の弾性体によって親綱押圧部36の親綱Rに対する押圧力を調整するための押圧力調整具37の一端が挿入されている。
親綱押圧部36の先端は、第1半筒体14の溝部10aと対向する弧状縁とされ、その弧状縁に沿って複数の係合歯36aが設けられている。ストッパ12が親綱Rを押圧する方向へ回転することにより、親綱押圧部36が親綱Rを第1半筒体14の溝部10aに押圧し、係合歯36aが親綱Rに噛み合い、係合するようになっている。係合歯36aと親綱Rとの係合により、親綱Rの摺動が不可となる。係合歯36aとしては、例えば、鋸歯状、十字歯状、斜行歯状の係合歯を採用することができる。また、必ずしも係合歯36aである必要はなく、摩擦係数を向上する形状、材料を採用しても良い。
また、第2半筒体16は、その両側壁16b、16cに連結ピン38を移動自在に挿通するとともに、移動範囲を規制する弧状案内孔40を有している。弧状案内孔40は、第1半筒体14側に向って膨出した弧状を形成している。
そして、本実施形態では、弧状案内孔40で規制された範囲内で、ストッパ12の支軸32回りの回動に伴い、連結ピン38を介して第1半筒体14を第2半筒体16内で上下摺動可能としている。
図5は、第1半筒体14及び第2半筒体16の周辺の構成を示す説明図である。
すなわち、図5(a)に示すように、第2半筒体16が第1半筒体14に対して相対的に上方に移動すると、支軸32を介してストッパ12の基部34が上方に押し上げられる一方、ストッパ12の連結ピン38が弧状案内孔40に沿って同弧状案内孔40の下端に向けて移動する。このため、支軸32を中心として図中矢印で示す時計方向、すなわち、ストッパ12の親綱押圧部36が親綱Rから離反する方向へストッパ12が回動する。このストッパ12の回動に伴い、連結ピン38を介して第1半筒体14が第2半筒体16内で相対的に下方へ摺動するようになっている。この状態では、ストッパ12の親綱押圧部36の親綱Rに対する押圧力が弱いので、係合歯36aと親綱Rとの係合が解除されている。例えば、使用者が定位置で作業している際、あるいは作業場所を変えるために昇降移動する際には、係合歯36aと親綱Rとの係合が解除され、親綱Rは第1半筒体14の溝部10a内を摺動可能となり、使用者は自由に移動することができる。
一方、図5(b)に示すように、第2半筒体16が第1半筒体14に対して相対的に下方に移動すると、支軸32を介してストッパ12の基部34が下方に引き下げられる一方、ストッパ12の連結ピン38が弧状案内孔40に沿って同弧状案内孔40における第1半筒体14側に向って最も膨出した部分に向けて移動する。このため、支軸32を中心として図中矢印で示す反時計方向、すなわち、ストッパ12の親綱押圧部36が親綱Rを押圧する方向へストッパ12が回動する。このストッパ12の回動に伴い、連結ピン38を介して第1半筒体14が第2半筒体16内で相対的に上方へ摺動するようになっている。この状態では、ストッパ12の親綱押圧部36が親綱Rを第1半筒体14の溝部10aに押圧し、係合歯36aが親綱Rに噛み合い、係合する。この係合によって、親綱Rは第1半筒体14の溝部10a内を摺動不可となり、使用者の転落が防止される。
このように、本実施形態では、弧状案内孔40で規制された範囲内で、ストッパ12の支軸32回りの回動に伴い、連結ピン38を介して第1半筒体14を第2半筒体16内で上下摺動可能としているので、使用者が転落した際に、安全帯装着具20の先端連結部22を介して第2半筒体16の下端部に対して安全帯装着具20の伸延方向下向きの引張荷重が作用すると、第1半筒体14に対して第2半筒体16を相対的に下方へ円滑に摺動させることができる。このため、この摺動に連動して連結ピン38を介してストッパ12を支軸32周りに即座に回動することができ、結果として、使用者の落下とほぼ同時に親綱Rの摺動を禁止することができる。したがって、親綱Rの摺動が禁止されるまでの使用者の落下距離を可及的に小さくし、安全帯装着具20を介して使用者に付加される衝撃荷重を可及的に緩和することができる。
ところで、本実施形態では、図1及び図2に示すように、第2半筒体16の背側、より詳しくは、第2半筒体16における開口部16aと反対側の壁面に、使用者Mが装着するストラップ50の一端と連結するストラップ連結部52を設けている。ストラップ連結部52は、外観視略三角形状の環状部材であり、ストラップ50の一端に設けられたフック54に掛止することで連結される。
このように、ストラップ連結部52を設けたので、ストラップ50を介して親綱装着具10の位置を安全帯装着具20の下端部20bよりも上方の位置に保持し易くし、安全帯装着具20の下端連結部24が上昇したときの親綱装着具10の押し上げ動作を円滑化することができる。
以上、実施形態を通して本発明を説明してきたが、本発明は、上述してきた実施形態の構成のみに限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、2個のストッパ12を設ける構成としたが、各ストッパ12の親綱押圧部36と第1半筒体14の溝部10aとの間隔を異ならせ、各親綱押圧部36の親綱Rに対する押圧力に差を設ける構成としても良い。
具体的には、支軸32や連結ピン38の配設位置を第1半筒体14の溝部10aから離間する方向へ移動したり、第1半筒体14の溝部10aにおけるストッパ12の親綱押圧部36と対向する部位をストッパ12の親綱押圧部36から離間する方向へ膨出させた構成とすることにより、各ストッパ12の親綱押圧部36と第1半筒体14の溝部10aとの間隔を異ならせることができる。
このように、各ストッパ12の親綱押圧部36と第1半筒体14の溝部10aとの間隔を異ならせ、各親綱押圧部36の親綱Rに対する押圧力に差を設ければ、親綱Rに対する押圧力を分散し、各親綱押圧部36の係合歯36aによる親綱Rの損傷を防止し、親綱Rの耐久性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、ストラップ連結部52は、第2半筒体16の背側に設けているが、必ずしも第2半筒体16の背側に設ける必要はなく、親綱装着具10における何れかの箇所に設ければ良い。
本実施形態に係る転落防止装置の使用態様を示す説明図である。 本実施形態に係る転落防止装置の外観斜視図である。 本実施形態に係る転落防止装置の斜視分解図である。 (a)は、本実施形態に係る転落防止装置の正面図、(b)は、同側面図、(c)は、同側断面図である。 第1半筒体及び第2半筒体の周辺の構成を示す説明図である。 従来の転落防止装置の使用態様を示す説明図である。
符号の説明
1 転落防止装置
10 親綱装着具
10a 溝部
12 ストッパ
14 第1半筒体
14b、14c 側壁
16 第2半筒体
16a 開口部
16b、16c 側壁
18 枢支部
19 回動規制部
20 安全帯装着具
20a 上端部
20b 下端部
22 先端連結部
24 下端連結部
26 支持部
32 支軸
34 基部
36 親綱押圧部
40 弧状案内孔
50 ストラップ
52 ストラップ連結部
B 安全帯
D 環状部材
M 使用者
R 親綱

Claims (7)

  1. 親綱を摺動自在に挿通する溝部内に、軸回りに回動自在としたストッパを臨ませ、このストッパが前記親綱を押圧する方向へ回転したときに当該親綱の摺動を不可とする親綱装着具と、
    この親綱装着具に上端部を連結する一方、下端部を使用者が装着した安全帯に着脱自在に連結可能とした安全帯装着具と、
    を備えた転落防止装置において、
    前記安全帯装着具は、
    前記親綱装着具と連結した先端連結部と、前記安全帯と連結する下端連結部との間を連結する所定長さの支持部を備え、この支持部は、前記下端連結部が上昇したときに前記親綱装着具を押し上げることができ、かつ所定の衝撃荷重に耐える強度を有することを特徴とする
    転落防止装置。
  2. 前記支持部は、前記下端連結部が上昇したときに前記親綱装着具を押し上げるだけの弾性又は可撓性を有することを特徴とする請求項1記載の連結具。
  3. 前記親綱装着具は、
    前記安全帯装着具の前記先端連結部を回動自在に連結する枢支部と、この枢支部を介しての前記安全帯装着具の回動範囲を規制する回動規制部とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の連結具。
  4. 前記親綱装着具は、
    前記溝部を形成する断面略U字状の第1半筒体と、
    この第1半筒体の前記溝部と対向する開口部内に、前記第1半筒体を摺動自在に抱持する断面略U字状の第2半筒体と、
    を備え、
    前記第2半筒体は、
    その下端側に前記安全帯装着具を連結する枢支部及び前記安全帯装着具の回動範囲を規制する回動規制部を設けるとともに、これら枢支部及び回動規制部の上方に前記ストッパを軸支したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の転落防止装置。
  5. 前記ストッパを、複数個設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の転落防止装置。
  6. 前記ストッパは、
    前記第2半筒体の両側壁間に架設した支軸と連結する基部と、
    この基部に連設するとともに、先端で前記親綱を押圧する親綱押圧部と、
    前記基部における前記親綱押圧部側から突設され、重合した前記第1半筒体及び前記第2半筒体の各両側壁を貫通する連結ピンと、
    を有し、
    前記第2半筒体は、
    その両側壁に前記連結ピンを移動自在に挿通するとともに、移動範囲を規制する弧状案内孔を有し、
    前記弧状案内孔で規制された範囲内で、前記ストッパの前記支軸回りの回動に伴い、前記連結ピンを介して前記第1半筒体を前記第2半筒体内で上下摺動可能としたことを特徴とする請求項4又は5に記載の転落防止装置。
  7. 使用者が装着するストラップの一端と連結するストラップ連結部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の転落防止装置。
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