JP2009100623A - 電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】停電時にフロート充電蓄電池のエネルギーを有効に利用することができる電源回路を提供する。
【解決手段】交流電圧ACが与えられているときは、整流部1で生成した直流電圧DCで蓄電池2をフロート充電すると共に、この直流電圧DCを制御部10や比較部30で構成される電圧安定回路を介して所定の出力電圧VOを生成して負荷回路に供給する。交流電圧ACが遮断して蓄電池2の直流電圧DCが低下すると、比較部70が直流電圧DCの低下を検出し、バイパス部50をオン状態に制御する。これにより、制御部10を通さずに蓄電池2の直流電圧DCが負荷回路に直接供給され、この制御部10による電圧降下がなくなる。従って、出力電圧VOが負荷回路の動作下限電圧に達するまでの時間が延び、蓄電池2のエネルギーを有効に利用することができる。
【選択図】図1
【解決手段】交流電圧ACが与えられているときは、整流部1で生成した直流電圧DCで蓄電池2をフロート充電すると共に、この直流電圧DCを制御部10や比較部30で構成される電圧安定回路を介して所定の出力電圧VOを生成して負荷回路に供給する。交流電圧ACが遮断して蓄電池2の直流電圧DCが低下すると、比較部70が直流電圧DCの低下を検出し、バイパス部50をオン状態に制御する。これにより、制御部10を通さずに蓄電池2の直流電圧DCが負荷回路に直接供給され、この制御部10による電圧降下がなくなる。従って、出力電圧VOが負荷回路の動作下限電圧に達するまでの時間が延び、蓄電池2のエネルギーを有効に利用することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、フロート(浮動)充電蓄電池を備えた電源回路に関するものである。
図2は、フロート充電蓄電池を備えた従来の電源回路の構成図である。
この電源回路は、交流電源ACを整流して直流電圧DCを出力する整流部1を有し、この整流部1の出力側に蓄電池2と電圧安定回路3が並列に接続されている。電圧安定回路3は、整流部1から出力される直流電圧DCを一定の安定した出力電圧VOに変換して、負荷回路に供給するものである。電圧安定回路3は、例えば下記非特許文献1に記載されているように、出力電圧VOを抵抗分圧器で分圧した電圧VDと基準電圧VRとを比較部で比較し、これらの電圧が等しくなるように制御部の導通状態を制御するものである。
この電源回路は、交流電源ACを整流して直流電圧DCを出力する整流部1を有し、この整流部1の出力側に蓄電池2と電圧安定回路3が並列に接続されている。電圧安定回路3は、整流部1から出力される直流電圧DCを一定の安定した出力電圧VOに変換して、負荷回路に供給するものである。電圧安定回路3は、例えば下記非特許文献1に記載されているように、出力電圧VOを抵抗分圧器で分圧した電圧VDと基準電圧VRとを比較部で比較し、これらの電圧が等しくなるように制御部の導通状態を制御するものである。
この電源回路において、交流電源ACが入力されている間は、整流部1から直流電圧DCが出力されて蓄電池2が浮動充電されると共に、電圧安定回路3を介して負荷回路に負荷電流が供給される。
このとき、整流部1から蓄電池2に与えられる充電電圧Vcは、蓄電池の起電力をE(V)、内部抵抗をR(Ω)、充電電流をIc(A)とすると、Vc=E+R・Icとなり、蓄電池の起電力Eよりも若干高い電圧となる。電圧安定回路3には、蓄電池2と同じ充電電圧Vcが入力され、この充電電圧Vcよりも低い安定した出力電圧VOが生成される。そして、この出力電圧VOが負荷回路に供給される。
ここで、停電等によって交流電源ACが遮断されると、整流部1から出力されていた直流電圧DCが停止する。これにより、今度は蓄電池2が放電を開始し、この蓄電池2から電圧安定回路3に直流電圧DCが供給される。このときの蓄電池2から出力される放電電圧Vdは、放電電流をId(A)とすると、Vd=E−R・Idとなり、蓄電池の起電力Eよりも低い電圧となる。但し、蓄電池の起電力Eは所定の出力電圧VOよりも十分高い電圧に設定されているので、電圧安定回路3によって安定した出力電圧VOが生成されて負荷回路に供給される。
停電等によって交流電源ACが遮断されたとき、蓄電池2の放電電圧Vdが電圧安定回路3の正常動作入力電圧以上である間は、安定した出力電圧VOが生成されるが、蓄電池2の放電に伴って起電力Eが低下すると、放電電圧Vdが電圧安定回路3の正常動作入力電圧を下回ることになる。この場合、蓄電池2の放電電圧Vdが必要とする出力電圧VO以上であっても、電圧安定回路3による電圧降下のため、所望の出力電圧VOが得られなくなるという課題があった。また、電圧安定回路3の変換効率が100%未満であるので、蓄電池2に蓄えられたエネルギーが早く消費されてしまうという課題も有った。本発明は、停電時にフロート充電蓄電池のエネルギーを有効に利用することができる電源回路を提供することを目的としている。
本発明の電源回路は、直流電圧が与えられる入力ノード及び負荷回路が接続される出力ノードと、前記入力ノードの電圧が起電力よりも高いときは充電され、該入力ノードの電圧が起電力よりも低下したときには蓄積した電力を該入力ノードに出力する蓄電池と、前記入力ノードと前記出力ノードの間に設けられ、該入力ノードの電圧が予め設定された所定電圧よりも高いときは該入力ノードの電圧を該所定電圧まで低下させて該出力ノードに出力する電圧安定手段と、前記入力ノードの電圧が、前記負荷回路の最大許容電圧と前記所定電圧の間に設定された一定電圧以下に低下したときに、該入力ノードと前記出力ノードの間を直接接続するバイパス手段とを備えたことを特徴としている。
本発明では、入力ノードの電圧が一定電圧以下に低下したときに、入力ノードと出力ノードの間を直接接続するバイパス手段を有している。これにより、例えば停電によって入力ノードに与えられる直流電圧が遮断されたときに、この直流電圧に代わって蓄電池から電力が供給されるが、この蓄電池の電圧が一定電圧以下に低下するとバイパス手段によって入力ノードと出力ノードの間が直接接続される。これにより、電圧安定手段がバイパスされ、蓄電池の電圧が負荷回路に直接供給されるので、電圧安定手段による電圧降下がなくなる。従って、負荷回路は、蓄電池の出力電圧が最低動作電圧になるまで動作することができ、蓄電池のエネルギーを有効に利用することができるという効果がある。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例を示す電源回路の構成図である。
この電源回路は、例えば100Vの商用の交流電圧ACを変換して、共通電位GNDに対して−55V程度の直流電圧DCを出力する整流部1を有しており、この整流部1の出力側が入力ノードNIに接続されている。本電源回路は負電圧を扱っているが、説明が煩雑になることを避けるため、以下の説明では電圧はすべて絶対値で表現することにする。
この電源回路は、例えば100Vの商用の交流電圧ACを変換して、共通電位GNDに対して−55V程度の直流電圧DCを出力する整流部1を有しており、この整流部1の出力側が入力ノードNIに接続されている。本電源回路は負電圧を扱っているが、説明が煩雑になることを避けるため、以下の説明では電圧はすべて絶対値で表現することにする。
入力ノードNIと共通電位GNDの間には、フロート充電用の蓄電池2が接続されている。蓄電池2は、入力ノードNIの直流電圧DCがその起電力E(例えば、54V)よりも高いときは充電され、この直流電圧DCが起電力Eよりも低下したときには蓄積した電気エネルギーを入力ノードNIに出力するものである。
入力ノードNIは、制御部10を介して出力ノードNOに接続されている。出力ノードNOは、図示しない負荷回路に対して所定の出力電圧VO(例えば、48V)を出力するもので、制御部10は、制御信号CN1に応じて導通状態を制御することにより、入力ノードNIの直流電圧DCを所定の出力電圧VOになるように低下させるものである。
制御部10は、入力ノードNIと出力ノードNOとの間に直列に接続された抵抗11及びNチャネルMOSトランジスタ(以下、「NMOS」という)12と、入力ノードNIとこのNMOS12のゲートとの間に並列に接続されツェナーダイオード13及び抵抗14を有しており、このNMOS12のゲートに、抵抗15を介して制御信号CN1が与えられるようになっている。
制御信号CN1は、抵抗分圧器20と比較部30によって生成されるようになっている。抵抗分圧器20は、出力ノードNOと共通電位GNDの間に直列接続された抵抗21,22によって出力電圧VOを分圧し、その接続点から出力電圧VOに比例する比較用の分圧電圧VD1を出力するものである。また、比較部30は、その分圧電圧VD1を内部で発生する基準電圧VR1と比較し、その差に応じて制御信号CN1を生成して出力するものである。
比較部30は、入力ノードNIと共通電位GNDとの間に直列に接続された抵抗31,32及びシャントレギュレータ33を有しており、このシャントレギュレータ33の制御端子に分圧電圧VD1が与えられている。シャントレギュレータ33は、制御端子に与えられる分圧電圧VD1と内部で発生する基準電圧VR1とを比較し、分圧電圧VD1が基準電圧VR1よりも高くなったときに、オン状態となる電圧調整素子である。
比較部30は、また、入力ノードNIと内部ノードN30との間に接続された抵抗34を有している。更に、内部ノードN30と共通電位GNDとの間には、シャントレギュレータ35、直列接続された抵抗36,37、及びキャパシタ38が並列に接続され、この抵抗36,37の接続点の電圧がシャントレギュレータ35の制御端子に与えられるようになっている。
内部ノードN30は、更に抵抗39を介してPNPトランジスタ(以下、「PNP」という)40のエミッタに接続され、このPNP40のベースは抵抗31,32の接続点に接続されている。そして、PNP40のコレクタから制御部10に対する制御信号CN1が出力されるようになっている。これらの制御部10、抵抗分圧器20及び比較部30は、従来の電源回路における電圧安定回路と同様に、電圧安定手段を構成している。
更に、この電源回路は、入力ノードNIと出力ノードNOとの間に接続されたバイパス部50を有している。バイパス部50は、停電等によって整流部1からの直流電圧DCが停止して蓄電池2の放電によって入力ノードNIの電圧が一定値(例えば、50V)以下に低下したときに、これを検出して出力される制御信号CN2,CN3に従って、入力ノードNIと出力ノードNOとの間を直接接続するものである。
バイパス部50は、ソースとドレインがそれぞれ入力ノードNIと出力ノードNOに接続されたスイッチ用のNMOS51を有している。NMOS51のゲートは、抵抗52を介してソースに接続されると共に、順方向に直列接続されたダイオードとNPNトランジスタ(以下、「NPN」という)54を介してソースに接続されている。そして、NPN54のベースに制御信号CN2が与えられている。NMOS51のゲートは、更に直列に接続されたPNP55と抵抗56を介して共通電位GNDに接続され、このPNP55のゲートに制御信号CN3が与えられている。
制御信号CN2,CN3は、抵抗分圧器60と比較部70によって生成されるようになっている。抵抗分圧器60は、入力ノードNIと共通電位GNDの間に直列接続された抵抗61,62,63によって直流電圧DCを分圧し、その接続点から直流電圧DCに比例する分圧電圧VD2,VD3を出力するものである。分圧電圧VD2は比較用の電圧として比較部70に与えられ、分圧電圧VD3は制御信号CN3としてバイパス部50に与えられている。
比較部70は、入力ノードNIの直流電圧DCが、負荷回路の最大許容電圧(例えば、53V)と所定の出力電圧VO(この場合は、48V)の間に設定された一定電圧(この場合は、50V)以下に低下したときに、バイパス部50をオン状態にするための制御信号NC2を出力するものである。
この比較部70は、入力ノードNIにアノードが接続され、カソードがNPN71のベースに接続されたツェナーダイオード72を有している。NPN71のコレクタは抵抗73を介してベースに接続されると共に、抵抗74を介して共通電位GNDに接続されている。また、NPN71のエミッタはノードN70に接続され、このノードN70と入力ノードN1との間に、キャパシタ75が接続されている。これらのNPN71、ツェナーダイオード72、抵抗73,74、及びキャパシタ75は、シリーズレギュレータを構成しており、入力ノードNIを基準にしてノードN70にツェナーダイオード72のツェナー電圧に相当する一定電圧を出力するものである。入力ノードNIとノードN70の間に出力される一定電圧は、比較器(CMP)76に対する電源電圧として供給されるようになっている。
比較器76は、分圧電圧VD2と基準電圧VR2を比較し、分圧電圧VD2が基準電圧VR2以下となったときに、バイパス部50をオン状態にするための制御信号CN2を出力するものである。比較器76に対する基準電圧VR2は、入力ノードNIとノードN70の間に直列に接続されたシャントレギュレータ77と抵抗78による定電圧回路から与えられ、分圧電圧VD2は、抵抗分圧器60から抵抗79を介して与えられている。比較器76の出力信号は、抵抗80を介して入力側にフィードバックされると共に、抵抗81を介して制御信号CN2としてバイパス部50に与えられるようになっている。
次に動作を説明する。
(1) 交流電圧ACが正常である場合
100Vの交流電圧ACが正常に与えられているとき、整流部1から入力ノードNIに対して、通常の−55V程度の直流電圧DCが出力される。このとき、抵抗分圧器60から出力される分圧電圧VD2は、比較部70内で生成される基準電圧VR2よりも高くなるように設定されているので、比較器76から出力される制御信号CN2により、バイパス部50のNPN54がオン状態にされる。これにより、バイパス部50のNMOS51のゲート電圧が低下し、このNMOS51はオフ状態となる。従って、バイパス部50による入力ノードNIと出力ノードNOの間の経路は切断される。
(1) 交流電圧ACが正常である場合
100Vの交流電圧ACが正常に与えられているとき、整流部1から入力ノードNIに対して、通常の−55V程度の直流電圧DCが出力される。このとき、抵抗分圧器60から出力される分圧電圧VD2は、比較部70内で生成される基準電圧VR2よりも高くなるように設定されているので、比較器76から出力される制御信号CN2により、バイパス部50のNPN54がオン状態にされる。これにより、バイパス部50のNMOS51のゲート電圧が低下し、このNMOS51はオフ状態となる。従って、バイパス部50による入力ノードNIと出力ノードNOの間の経路は切断される。
一方、入力ノードNIから制御部10を介して出力ノードNOに出力された出力電圧VOは、抵抗分圧器20で分圧されて分圧電圧VD1として比較部30のシャントレギュレータ33に与えられる。
分圧電圧VD1がシャントレギュレータ33内で生成される基準電圧DR1よりも高い場合、このシャントレギュレータ33がオン状態となる。シャントレギュレータ33がオン状態になると、NPN40のベース電圧が低下し、このNPN40のコレクタ電流が減少して制御信号CN1のレベルが低下する。これにより、制御部10のNMOS12のゲート電圧が低下し、このNMOS12の内部抵抗が増加する。従って、接地電位GNDと出力ノードNO間の電圧は減少する。
これに対し、分圧電圧VD1がシャントレギュレータ33内で生成される基準電圧DR1よりも低い場合、シャントレギュレータ33はオフ状態になり、NPN40のベース電圧が上昇してコレクタ電流が増加し、制御信号CN1のレベルが上昇する。これにより、制御部10のNMOS12のゲート電圧が上昇し、このNMOS12の内部抵抗が減少して接地電位GNDと出力ノードNO間の電圧が増加する。
このような負帰還動作により、出力ノードNOの出力電圧VOは所定の48Vとなるように制御される。
(2) 交流電圧ACが停止した場合
交流電圧ACが停止して整流部1から出力される直流電圧DCがなくなっても、その直後は蓄電池2には少なくとも52V以上の電圧が充電されているので、入力ノードNIの電圧は殆ど変化しない。従って、交流電圧ACの停止直後はバイパス部50がオフ状態となっており、蓄電池2から制御部10を介して電流が出力され、出力ノードNOの出力電圧Vは所定の値(48V)に維持される。
交流電圧ACが停止して整流部1から出力される直流電圧DCがなくなっても、その直後は蓄電池2には少なくとも52V以上の電圧が充電されているので、入力ノードNIの電圧は殆ど変化しない。従って、交流電圧ACの停止直後はバイパス部50がオフ状態となっており、蓄電池2から制御部10を介して電流が出力され、出力ノードNOの出力電圧Vは所定の値(48V)に維持される。
しかし、蓄電池2の容量には限度があるので、交流電圧ACの停止状態が長引くと、入力ノードNIの直流電圧DCは負荷電流の供給に伴って低下する。
入力ノードNIの直流電圧DCが一定電圧(この場合、50V)以下に低下すると、抵抗分圧器60から出力される分圧電圧VD2が、比較部70内で生成される基準電圧VR2よりも低くなる。これにより、比較器76から出力される制御信号CN2により、バイパス部50のNPN54がオフ状態にされる。このため、バイパス部50のNMOS51のゲート電圧が上昇し、このNMOS51はオン状態となり、このバイパス部50によって、入力ノードNIと出力ノードNOの間の経路が接続される。このときのNMOS51のオン抵抗は極めて小さい(例えば、0.2mΩ程度)ので、出力ノードNOには、蓄電池2の電圧がほぼそのまま出力電圧VOとして出力される。
以上のように、本実施例の電源回路は、蓄電池2が接続される入力ノードNIと負荷回路が接続される出力ノードNOとの間を直接接続するためのバイパス部50と、この入力ノードNIの直流電圧DCが予め設定された一定電圧以下に低下したときに、このバイパス部50によって制御部10をバイパスさせる比較部70を有している。これにより、交流電圧ACが遮断して蓄電池2の直流電圧DCが低下したときに、制御部10を通さずに蓄電池2の直流電圧DCを負荷回路に直接供給することができる。これにより、制御部10による電圧降下がなくなり、出力電圧VOが低下して負荷回路が正常な動作を行うことができる最小許容電圧(例えば、43V)に達するまでの時間が延び、蓄電池2のエネルギーを有効に利用することができるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) 図1中の制御部10、バイパス部50及び比較部30,70等の回路構成は一例であり、同様の機能を有する回路であれば、同様に適用することが可能である。
(b) 図1の電源回路は、例えば−48Vの負電圧を出力するものであるが、正電圧を出力するものにも適用可能である。
(c) バイパス部50は、NMOSをスイッチとして使用しているが、入力ノードNIと出力ノードNOの間を直接接続する接点を備えた継電器を使用することもできる。
(a) 図1中の制御部10、バイパス部50及び比較部30,70等の回路構成は一例であり、同様の機能を有する回路であれば、同様に適用することが可能である。
(b) 図1の電源回路は、例えば−48Vの負電圧を出力するものであるが、正電圧を出力するものにも適用可能である。
(c) バイパス部50は、NMOSをスイッチとして使用しているが、入力ノードNIと出力ノードNOの間を直接接続する接点を備えた継電器を使用することもできる。
1 整流部
2 蓄電池
10 制御部
20,60 抵抗分圧器
30,70 比較部
50 バイパス部
2 蓄電池
10 制御部
20,60 抵抗分圧器
30,70 比較部
50 バイパス部
Claims (3)
- 直流電圧が与えられる入力ノード及び負荷回路が接続される出力ノードと、
前記入力ノードの電圧が起電力よりも高いときは充電され、該入力ノードの電圧が起電力よりも低下したときには蓄積した電力を該入力ノードに出力する蓄電池と、
前記入力ノードと前記出力ノードの間に設けられ、該入力ノードの電圧が予め設定された所定電圧よりも高いときは該入力ノードの電圧を該所定電圧まで低下させて該出力ノードに出力する電圧安定手段と、
前記入力ノードの電圧が、前記負荷回路の最大許容電圧と前記所定電圧の間に設定された一定電圧以下に低下したときに、該入力ノードと前記出力ノードの間を直接接続するバイパス手段とを、
備えたことを特徴とする電源回路。 - 前記バイパス手段は、前記入力ノードと前記出力ノードの間を接続するトランジスタを有することを特徴とする請求項1記載の電源回路。
- 前記バイパス手段は、前記入力ノードと前記出力ノードの間を接続する接点を備えた継電器を有することを特徴とする請求項1記載の電源回路。
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