JP2009099859A - 半導体処理ユニット及び半導体製造装置 - Google Patents

半導体処理ユニット及び半導体製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009099859A
JP2009099859A JP2007271568A JP2007271568A JP2009099859A JP 2009099859 A JP2009099859 A JP 2009099859A JP 2007271568 A JP2007271568 A JP 2007271568A JP 2007271568 A JP2007271568 A JP 2007271568A JP 2009099859 A JP2009099859 A JP 2009099859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
processing unit
heat treatment
air flow
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007271568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5194208B2 (ja
Inventor
Tadayuki Shibuya
忠之 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TBM JAPAN KK
Fenwal Controls of Japan Ltd
Original Assignee
TBM JAPAN KK
Fenwal Controls of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TBM JAPAN KK, Fenwal Controls of Japan Ltd filed Critical TBM JAPAN KK
Priority to JP2007271568A priority Critical patent/JP5194208B2/ja
Publication of JP2009099859A publication Critical patent/JP2009099859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5194208B2 publication Critical patent/JP5194208B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】異物を効率的に排除し、コンパクトに収納して処理能力を上げる。
【解決手段】
半導体エウハを熱処理部で処理する半導体処理ユニットである。前記熱処理部の周囲に遮熱板を備えると共に、ユニット内で発生した塵埃等の異物を排除するための排除用空気流を作る排気系を備えた。前記熱処理部を開閉するチャンバー開閉駆動部及び前記熱処理部内の半導体エウハを受け渡しの際に持ち上げるワーク受け渡し駆動部を含む可動部を、前記排除用空気流の流路のうち前記熱処理部の下流側に当該熱処理部と並列に設け、前記遮熱板が、前記排除用空気流の上流側に突出させて当該排除用空気流を周囲に振り分ける整流機能を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハの熱処理等を行う枚葉式の半導体処理ユニット及びこの半導体処理ユニットを組み込んだ半導体製造装置に関するものである。
半導体製造のための装置としては種々のものがある。その内の1つに、特許文献1に示すエッチング装置がある。このエッチング装置は、操作部、アライメント部、収納部、搬送部、処理部等を備えて構成されている。
そして、処理部は、枚葉式であり、処理室の上下に、半導体ウエハのリフターピンを昇降させる昇降機構や、電極体を昇降させる昇降機構等の可動部がそれぞれ装着されている。枚葉式のエッチング装置では、半導体ウエハを1枚ずつ処理していく。
特開平01−276736号公報
前記エッチング装置は枚葉式であり、半導体ウエハを1枚ずつ処理していくが、処理する枚数が少ないときは特に問題にならない。しかし、処理枚数が増えてくると、それに合わせて処理を円滑にする必要がある。枚葉式のエッチング装置では限界がある。
この場合、処理を円滑にして能力を上げる手段として、前記処理部を複数個重ねて配置し、複数の処理部で並行して処理することが考えられる。
しかし、前記エッチング装置の処理部では、昇降機構等が処理室の上下に配置されているため、上下に嵩張る構造になっており、処理部を複数個重ねて配置するのは容易でない。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、コンパクトに収納して処理を円滑にして能力を上げることができる半導体処理ユニット及びこの半導体処理ユニットを組み込んだ半導体製造装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本願発明に係る半導体処理ユニットは、被処理板を熱処理部で処理する半導体処理ユニットであって、前記熱処理部の周囲に遮熱板を備えると共に、ユニット内の各パーツから発生した異物(塵の原因)を排除するための排除用空気流を作る専用排気系を備え、前記熱処理部を開閉するチャンバー開閉駆動部及び前記熱処理部内の被処理板を受け渡しの際に持ち上げるワーク受け渡し駆動部を含む可動部を、前記排除用空気流の流路のうち前記熱処理部の下流側に当該熱処理部と並列に設け、前記遮熱板が、前記排除用空気流の上流側に突出させて当該排除用空気流を周囲に振り分ける整流機能を備えたことを特徴とする。
前記構成により、前記可動部(この可動部は、装置全体とそのパーツを含む広い概念である。)で塵や埃等の原因になる異物が発生した場合、当該異物は前記排除用空気流で排出される。このとき、異物は前記熱処理部内に残らない空気の流れを備える。また、遮熱板の整流機能によって、前記排除用空気流を周囲に自由に振り分けて流路をコントロールし、前記可動部へ流れる前記排除用空気流を設ける。
前記半導体処理ユニットにおいて、前記チャンバー開閉駆動部と前記ワーク受け渡し駆動部とを直接的に又は間接的に連動させる連動機構を備え、当該連動機構が、前記チャンバー開閉駆動部の支持アームが上側に、前記ワーク受け渡し駆動部の支持アームが下側にそれぞれ上下移動可能に支持されて、前記チャンバー開閉駆動部の支持アームが上昇したときのみ、前記ワーク受け渡し駆動部の支持アームが上昇できる直動ガイドを備えて構成することができる。
本願発明に係る半導体製造装置は、被処理板を熱処理部で処理する半導体処理ユニットを複数台取り付けて複数の被処理板を並行して処理する半導体製造装置であって、前記半導体処理ユニットとして上述した半導体処理ユニットを備えたことを特徴とする。
前記構成により、厚みが減少した半導体処理ユニットを複数台、半導体製造装置に組み込んで、各半導体処理ユニットで異物を前記排除用空気流で下流側へ排出しながら、複数の被処理板を並行して処理する。
前記半導体製造装置は、前記半導体処理ユニットの排気系に接続されて吸気して排除用空気流を作る排気装置を備え、当該排気装置が、一端部の開口が前記半導体処理ユニットの排気口に連通されて当該半導体処理ユニット内の気体を吸引する排気ダクトと、前記排気ダクトの他端部と下流側の装置との間に設けられ相手側に接触するだけで外気圧を利用して密着して互いにシールする簡易着脱手段を備えることが望ましい。
遮熱板の整流機能によって、前記排除用空気流を前記可動部へ流して、異物を熱処理部の下流側へ排出するため、熱処理部の開閉時等に異物が被処理板の表面に付着する等の悪影響を及ぼすことがなくなり、処理精度を向上させることができる。
可動部を、前記排除用空気流の流路のうち前記熱処理部の下流側に当該熱処理部と並列に設けるため、半導体処理ユニットの厚みが減少する。
厚みが減少した半導体処理ユニットを複数台、半導体製造装置に組み込んで、各半導体処理ユニット内の異物を前記排除用空気流で下流側へ排出しながら、複数の被処理板を並行して処理するため、複数の被処理板を効率的に処理することができる。
以下に、本発明の実施形態に係る半導体処理ユニット及び半導体製造装置について説明する。なお、本実施形態の半導体処理ユニット及び半導体製造装置は、半導体ウエハを処理する工程において使用される装置である。具体的には、レジストベーク工程の処理装置、CCD,C−MOSセンサー用カラーフィルター製造工程(半導体製造工程を含む)の処理装置、コータ/ディベロッパ装置、ウエハ加熱処理装置等として使用することができる。
[半導体処理ユニット]
まず、本実施形態に係る半導体処理ユニットについて添付図面を参照しながら概説する。なおここでは、半導体処理ユニットとしてベーキング処理ユニットを例に説明する。
ベーキング処理ユニット1は、図1,2に示すように主に、ベースプレート2と、熱処理部3と、チャンバー開閉駆動部4と、ワーク受け渡し駆動部5と、空気圧制御系(図示せず)と、排気系7と、遮熱板8とから構成されている。
ベースプレート2は、熱処理部3等を支持するための板材である。ベースプレート2は、後述する半導体製造装置51に収まる大きさに設定されている。
熱処理部3は、半導体ウエハに対してベーキング処理を行う部分である。熱処理部3は図1〜3に示すように主に、熱板10と、チャンバーベース11と、チャンバーカバー12と、リフトピン機構部13とから構成されている。
熱板10は、半導体ウエハを加熱するための熱源である。熱板10は、肉厚円盤状に形成され、処理対象の半導体ウエハよりも少し大きい寸法に設定されている。熱板10内には、電熱線(図示せず)が組み込まれている。
チャンバーベース11は、熱板10をその下側から覆って支持する部材である。このチャンバーベース11は主に、底板15と、周縁板16と、保護板17とから構成されている。
底板15は、各部材を支持して下側全体を覆う板材である。この底板15は、リフトピン機構部13の可動領域を確保した状態でベースプレート2に固定されている。即ち、底板15の周縁部に支柱19が固定され、この支柱19を介して底板15がベースプレート2に固定されている。
周縁板16は、熱処理室21の周縁壁を構成する部材である。周縁板16は、熱板10の周囲を覆って設けられている。周縁板16と熱板10との間及び熱板10と底板15との間には、一定間隔が空けられて保護板17が設けられている。
保護板17は、熱板10の下側と外周縁とを覆う部材である。保護板17は、皿状に形成されて、熱板10の下側と外周縁とを、等間隔の隙間を空けて覆っている。
チャンバーカバー12は、チャンバーベース11と合わさって熱処理室21を形成するための部材である。チャンバーカバー12は主に、上側板と、下側板と、周縁板と、被覆板とから構成されている。
チャンバーカバー12の上側面には、パージガスの排気部30が設けられている。この排気部30は、排気管31と、上側接続ブロック32と、下側接続ブロック33と、配管(図示せず)とから構成されている。
排気管31は、その一端がチャンバーカバー12の中央部から熱処理室21に接続され、他端がチャンバーカバー12の外周縁部に配設されている。上側接続ブロック32は、排気管31の他端に接続されて下側接続ブロック33と連通されるためのブロックである。上側接続ブロック32は、排気管31と共に、チャンバーカバー12の上下動に連動して動く。この上側接続ブロック32は、下側接続ブロック33に対して簡易に着脱できるように連通されている。下側接続ブロック33は、上側接続ブロック32と連通されて排気通路を構成するためのブロックである。配管は、その一端を下側接続ブロック33に接続され、他端を外部に配設されて、パージガスを外部に排気する。
リフトピン機構部13は、熱処理部3に半導体ウエハを出し入れする際に、熱板10に対して半導体ウエハを浮かして支持するための機構である。リフトピン機構部13は主に、リフトピンベース35と、リフトピン36とから構成されている。リフトピンベース35は複数のリフトピン36を一体的に支持するための板材である。リフトピンベース35は、チャンバーベース11の底板15の下側に配設されている。リフトピン36は、熱板10の上側面で半導体ウエハを支持するための部材である。
チャンバー開閉駆動部4は、熱処理部3の熱処理室21を開閉するための機構である。チャンバー開閉駆動部4は、前記熱処理部3のチャンバーカバー12を支持して上下に移動させて熱処理室21を開閉する。チャンバー開閉駆動部4は、エアシリンダー38と、直動ガイド39と、支持アーム40とから構成されている。エアシリンダー38は、空気圧制御系に接続されて、空気圧で伸縮制御される。直動ガイド39は、支持アーム40を上下移動可能に支持するための機構である。直動ガイド39は、エアシリンダー38に結合された支持アーム40をエアシリンダー38で上下に移動させる際に、前記支持アーム40の上下移動を案内する。支持アーム40は、その基端部をエアシリンダー38に結合された状態で、その近傍である支持アーム40の基端側を直動ガイド39に、上下移動可能に支持されている。これにより、支持アーム40は、直動ガイド39で上下に移動可能に支持された状態で、その先端部がチャンバーカバー12のフランジ部26に固定されて取り付けられ、このチャンバーカバー12を上下方向に移動可能に支持している。
支持アーム40は、長尺状に形成されている。エアシリンダー38と直動ガイド39は、熱処理部3の下流側(図1中の左側)に位置するように配設されている。即ち、後述する排除用空気流Sによって形成される半導体処理ユニット内での空気の流れの中で、熱処理部3の下流に位置するように配設されている。支持アーム40は、その基端部を、熱処理部3の下流側に位置する直動ガイド39に支持された状態で、その先端部がチャンバーカバー12の上側板のフランジ部26に取り付けられてチャンバーカバー12を持ち上げる。支持アーム40は、肉厚の長方形状の板材で構成されている。この肉厚長方形板状の支持アーム40を縦方向に配設して取り付けられている。支持アーム40の下側面は、その角部を面取りして、後述するワーク受け渡し駆動部5の支持アーム43と互いに嵌合してコンパクトに収納(配置)されるようになっている。
さらに、エアシリンダー38と直動ガイド39は、熱処理部3と共にベースプレート2に固定されることで、互いに並列に配設されている。即ち、エアシリンダー38と直動ガイド39と熱処理部3とは、互いに並列に配設されることで、ほぼ同じ高さ又は同一の高さに配設されて、ベーキング処理ユニット1の厚みを減少させている。これは、複数のベーキング処理ユニット1を半導体製造装置51に積層して組み込む際に、ベーキング処理ユニット1が嵩張らず、ベーキング処理ユニット1の搭載密度を高くするためである。
ワーク受け渡し駆動部5は、熱処理部3の熱板10の上側面に載置される半導体ウエハを受け渡しの際に持ち上げるための機構である。ワーク受け渡し駆動部5は、直接的にはリフトピン機構部13を上下動させる。これにより、リフトピン36が、熱処理部3の熱板10の上側面に出没して、半導体ウエハを出し入れのために持ち上げたり、熱処理のために熱板10の上側面に載置したりする。
ワーク受け渡し駆動部5は、エアシリンダー42と、直動ガイド39と、支持アーム43とから構成されている。エアシリンダー42は、空気圧制御系に接続されて、空気圧で伸縮制御される。さらに、エアシリンダー42は、前記チャンバー開閉駆動部4のエアシリンダー38と隣接して設けられている。直動ガイド39は、前記チャンバー開閉駆動部4と共有している。1つの直動ガイド39の上側に前記チャンバー開閉駆動部4の支持アーム40を上下移動可能に支持し、下側に前記ワーク受け渡し駆動部5の支持アーム43を上下移動可能に支持している。このように、1つの直動ガイド39の上側に前記チャンバー開閉駆動部4の支持アーム40を、下側に前記ワーク受け渡し駆動部5の支持アーム43を上下移動可能に支持する構成により、連動機構が構成されている。
この連動機構は、具体的には以下のようになっている。前記チャンバー開閉駆動部4の支持アーム40と前記ワーク受け渡し駆動部5の支持アーム43とは独立して上下移動可能に支持されているが、前記ワーク受け渡し駆動部5の支持アーム43は、前記チャンバー開閉駆動部4の支持アーム40でその移動が規制されている。即ち、前記チャンバー開閉駆動部4の支持アーム40が上昇しているときに限り、前記ワーク受け渡し駆動部5の支持アーム43が上下動できるようになっている。即ち、熱処理室21が開いて、半導体ウエハを出し入れ可能なときだけ、前記ワーク受け渡し駆動部5の支持アーム43が上下動できるようになっている。
直動ガイド39は、エアシリンダー42に結合された支持アーム43をエアシリンダー42で上下に移動させる際に、前記支持アーム43の上下移動を案内する。支持アーム43は、その基端部をエアシリンダー42に結合された状態で、その近傍である支持アーム43の基端側を直動ガイド39に、上下移動可能に支持されている。これにより、支持アーム43は、直動ガイド39で上下に移動可能に支持された状態で、その先端部がリフトピン機構部13のリフトピンベース35に取り付けられて、このリフトピンベース35を上下方向に移動可能に支持している。
支持アーム43は、前記チャンバー開閉駆動部4の支持アーム40と同様に、長尺状に設定されている。支持アーム43は、肉厚の長方形状の板材で構成されている。この肉厚長方形状の支持アーム43を縦方向に配設して取り付けられている。支持アーム43は、L字状に形成されて、前記チャンバー開閉駆動部4の支持アーム40をその下側から覆うようにして互いに嵌合して、1枚の板状にコンパクトに配置されている。
チャンバー開閉駆動部4、ワーク受け渡し駆動部5等は、熱板10の両側に熱処理部3を挟んでそれぞれ設けられている。
空気圧制御系は、各駆動部(4つのエアシリンダー38,42)に駆動ガスとしての高圧空気を供給するための装置である。高圧空気の供給量や圧力を適宜調整して各駆動部に供給される。
排気系7は、排除用空気流Sを作るための機構である。この排除用空気流Sは、熱処理部3の周囲の部品類を冷却して熱による悪影響を解消すると共に、ベーキング処理ユニット1内で発生した塵埃等の異物を排除するための空気の流れである。ベーキング処理ユニット1は、半導体製造装置51に組み込まれた状態で、その前方(図1の右側)に後述する吸気口61が設けられて開放され、後方(図1の左側)に後述する排気口62が設けられて後述する排気ダクト63に接続され、前方から後方に排除用空気流Sができるようになっている。この吸気口61及び排気口62と、整流機能を備えた遮熱板8とで排気系7が構成されている。
遮熱板8は、熱処理部3の内部の熱が外部に極力伝わらないように熱を遮るための板材である。遮熱板8は、熱処理部3の周囲に全周に亘って設けられている。さらに、遮熱板8は、排除用空気流Sの流路を調整する整流機能も備えている。具体的には、遮熱板8は、その上流側(図1中の右側)に突出させて空気流を上下左右に振り分ける整流機能を備えている。遮熱板8は、その上流側において、上下振り分け部45と、右案内部46と、左案内部47とから構成されている。
上下振り分け部45は、上流側から流れてきた排除用空気流Sを上下へ適宜振り分けて案内するための部材である。上下振り分け部45は、最も上流側に位置して排除用空気流Sに垂直な面で構成されている。この上下振り分け部45の面積は、上下に振り分ける空気流量に合わせて設定する。具体的には、上下に振り分ける空気流量を多くする場合は上下振り分け部45の面積を広く(左右に長く)し、上下に振り分ける空気流量を少なくする場合は、上下振り分け部45の面積を狭く(左右に短く)する。また、より積極的に上下に振り分ける場合は、上下振り分け部45を楔状(横から見て楔状)に形成し、排除用空気流Sを上下に分ける。なお、遮熱板8がベースプレート2に隙間なく取り付けられて空気の流れが遮断されている場合は、上下振り分け部45は排除用空気流Sを上側にのみ案内する。上下振り分け部45の設置位置は、上下振り分け部45の広さとの関係で、ベーキング処理ユニット1の吸気口61近傍から熱処理部3の周縁部までの範囲で設定される。
遮熱板8がベースプレート2に隙間を持たせて取り付けられている場合は、上下振り分け部45は排除用空気流Sを上下に振り分ける態様があり得る。上下振り分け部45で上下に分けられた排除用空気流Sは、熱処理部3の上下面を通過して、排気ダクト63から外部に排気される。特に、下側に隙間がある場合は、リフトピン機構部13の周囲を流れてこのリフトピン機構部13で発生した異物を下流側へ排除する。
上下振り分け部45が、上流側から流れてきた排除用空気流Sを上下へ振り分けて案内する割合は、各部の条件に応じて適宜設定される。即ち、排除用空気流Sを上側へ多く流したい場合は、上下振り分け部45を上側へ傾斜させたり、楔の位置を下方へずらしたりする。排除用空気流Sを下側へ多く流したい場合は、前記と逆に、上下振り分け部45を下側へ傾斜させたり、楔の位置を上方へずらしたりする。
なお、排除用空気流Sを左右に重点的に振り分けたい場合は、上下振り分け部45を設けず、右案内部46と左案内部47を設ける。
右案内部46は、上流側から流れてきた排除用空気流Sを右側へ案内するための部材である。右案内部46は、上下振り分け部45の右側にこの上下振り分け部45と連続的に接続されて、上流側及び上下振り分け部45から流れてきた排除用空気流Sを右側へ案内する。右案内部46は、遮熱板8を空気の流れに対して右側へ傾斜して形成されている。即ち、熱処理部3の周囲を覆う垂直板状の遮熱板8の右案内部46を、空気が右側へ流れるように斜め右側へ向けて形成されている。右案内部46の傾斜角度は、遮熱板8の設置部周辺のスペースとの関係で設置可能な傾斜角度にする。
左案内部47は、上流側から流れてきた排除用空気流Sを左側へ案内するための部材である。左案内部47は、上下振り分け部45の左側にこの上下振り分け部45と連続的に接続されて、上流側及び上下振り分け部45から流れてきた排除用空気流Sを左側へ案内する。左案内部47は、遮熱板8を空気の流れに対して左側へ傾斜して形成されている。即ち、熱処理部3の周囲を覆う垂直板状の遮熱板8の左案内部47を、空気が左側へ流れるように斜め左側へ向けて形成されている。左案内部47の傾斜角度は、遮熱板8の設置部周辺のスペースとの関係で設置可能な傾斜角度にする。
以上のように構成されたベーキング処理ユニット1は半導体製造装置51に組み込まれる。即ち、ベーキング処理ユニット1は、半導体製造装置51の2列で3段の各棚部59にそれぞれ組み込まれる。
[半導体製造装置]
次に、本実施形態に係る半導体製造装置について添付図面を基に概説する。
半導体製造装置51は、ベーキング処理ユニット1を複数組み込んで半導体ウエハを処理する能力を向上させた装置である。各ベーキング処理ユニット1が組み込まれた半導体製造装置51では、各ベーキング処理ユニット1が並行して半導体ウエハの熱処理を行うことで、処理能力を大幅に向上させている。
半導体製造装置51は、具体的には図1、4〜7に示すように主に、フレーム52と、制御部(図示せず)と、排気装置54とから構成されている。
フレーム52は、半導体製造装置51の全体を構成する骨組み部分である。フレーム52は、制御部設置部56と、ユニット設置部57と、排気装置設置部58とから構成されている。制御部設置部56は、制御部を組み込む部分である。この制御部設置部56は、フレーム52の上部に設けられている。制御部設置部56は、ベーキング処理ユニット1の組み込み個数との関係で、フレーム52に設けない場合もある。
ユニット設置部57は、ベーキング処理ユニット1を組み込むスペースである。ここでは、ユニット設置部57は2列で3段の棚部59によって構成されている。各棚部59の横幅は、ベーキング処理ユニット1のベースプレート2の大きさに合わせて設定されている。ベーキング処理ユニット1は、そのベースプレート2が各棚部59にそれぞれ固定されて組み込まれる。棚部59内は、ベーキング処理ユニット1が棚部59に組み込まれた状態で、上下左右が密封される。この棚部59は、その上下左右に板材を取り付けて密封しても良く、また左右の板材のみを予め設けておき、上下はベーキング処理ユニット1のベースプレート2で塞いでも良い。これにより、各棚部59は、上下左右が密封された状態で、その前方には吸気口61が、後方には排気口62がそれぞれ設けられて、前後方向が開放されている。吸気口61は、ベーキング処理ユニット1の前方に大きく空いた長方形状の開口によって構成されている。この吸気口61により、遮熱板8の右案内部46から左案内部47まで広い範囲で外気が流入し、遮熱板8で整流される。
排気口62は、ベーキング処理ユニット1の後面に設けられている。
フレーム52の背面部には、縦方向に延びる排気ダクト63が設けられている。各棚部59の排気口62は、この排気ダクト63にそれぞれ接続されている。
排気装置設置部58は、フレーム52の各棚部59の排気をするための排気装置54を設置する部分である。排気装置設置部58は、フレーム52の下部に設けられている。排気装置設置部58内には、排気装置54が設けられている。
制御部は、半導体製造装置51を制御するための装置である。制御部は、フレーム52の制御部設置部56に設けられている。制御部は、半導体製造装置51の各ベーキング処理ユニット1をそれぞれ制御して、熱処理、熱処理室21の開閉制御等を行う。
排気装置54は、前記半導体処理ユニット1の排気系7に接続されてベーキング処理ユニット1内に排除用空気流を作ると共に、パージガスを排気するための装置である。排気装置54は、前記半導体処理ユニット1の排気系7に接続されて吸気することで、ベーキング処理ユニット1内に排除用空気流Sを作る。
排気装置54は、排気ダクト63と、緩衝箱64と、接続パイプ65と、簡易着脱パッキン66と、パージガス排気ダクト67と、パージガス接続パイプ68と、パージガス簡易着脱パッキン69とから構成されている。
排気ダクト63は、その一端部(上端部)の開口が前記ベーキング処理ユニット1の排気口62に連通されるためのダクトである。排気ダクト63は、横管部72と、縦管部73と、接続管部74とから構成されている。横管部72と縦管部73とは、四角形管状に形成されている。横管部72は、ベーキング処理ユニット1の排気口62と連通される部分である。
縦管部73は、横管部72と排気装置設置部58との間を連通される部分である。縦管部73は、横管部72と一体的に設けられて互いに連通されている。縦管部73は、上段の横管部72とは、その一端部で連通されている。中段の横管部72とは、その他端部で連通されている。下段の横管部72とは、その中央部で連通されている。各縦管部73は、フレーム52の背面にネジで固定される。他の公知の固定手段で固定しても良い。
接続管部74は、縦管部73の下端部から水平に緩衝箱64側へ延びた管部である。この接続管部74によって、縦管部73と緩衝箱64とが連通される。
緩衝箱64は、各排気ダクト63を介して各ベーキング処理ユニット1内の気体を吸引すると共に、各排気ダクト63に及ぶ負圧を調整して均等にするための部材である。緩衝箱64は、中空の箱材によって構成され、各排気ダクト63の他端部がそれぞれ連通されている。緩衝箱64には、接続パイプ65に接続される挿入管部64Aが3本と、パージガス接続パイプ68に接続される挿入管部64Bが1本設けられている。さらに、外部配管(図示せず)に接続される挿入管部64Cが1本設けられている。
接続パイプ65は、排気ダクト63と緩衝箱64とを接続するためのパイプである。接続パイプ65は、その基端部が緩衝箱64の挿入管部64Aに挿入される。接続パイプ65の先端部は、接続管部74に臨まされた状態で固定板部78に支持されている。接続パイプ65の先端部は、平坦面状に形成され、簡易着脱パッキン66に接触するようになっている。
簡易着脱パッキン66は、排気ダクト63と緩衝箱64との間に設けられ相手側に接触するだけで外気圧を利用して密着してシールするための簡易着脱手段である。簡易着脱パッキン66は、接続管部74の先端部に取り付けられて、接続パイプ65の平坦面状の先端部に接触するように配設されている。簡易着脱パッキン66は、図8に示すように、ベースリング部66Aと、円錐板部66Bとから構成されている。
ベースリング部66Aは、円錐板部66Bを支持するための部材である。ベースリング部66Aは、円錐板部66Bと一体的に形成されている。ベースリング部66Aは、接続管部74の先端部に固定された状態で円錐板部66Bを支持している。簡易着脱パッキン66は、ゴム等の柔軟性を有する材料で構成され、円錐板部66Bが柔軟に撓み得るように構成されている。これにより、円錐板部66Bの先端部(最外側部)が接続パイプ65の平坦面状の先端部に接触すると、円錐板部66Bは、内部通路の負圧によって外気圧で押されて接続パイプ65の平坦面状の先端部に押し付けられてシールするようになっている。これにより、簡易着脱パッキン66を、接続パイプ65の平坦面状の先端部に軽く接触させるだけで、確実にシールすることができるようになっている。排気ダクト63を取り外す場合は、簡易着脱パッキン66を、接続パイプ65の平坦面状の先端部から離すことで、円錐板部66Bが相手側面に接触したまま内側へ撓んで最終的に円錐板部66Bの先端部が相手側面から離れて、容易にシールを解除することができるようになっている。
パージガス排気ダクト67は、各ベーキング処理ユニット1の排気部30の下側接続ブロック33に連通されて、熱処理部3の熱処理室21内のパージガスを外部に排気するためのダクトである。パージガス排気ダクト67は、縦長の四角形管状に形成されて、各ベーキング処理ユニット1の下側接続ブロック33に臨ませて配設されている。下側接続ブロック33にはパージガス簡易着脱パッキン69が設けられ、パージガス排気ダクト67には、このパージガス簡易着脱パッキン69に面する位置に開口が設けられている。パージガス簡易着脱パッキン69は、前記簡易着脱パッキン66と同様に構成されており、接触させるだけで、確実にシールすることができるようになっている。パージガス接続パイプ68は、パージガス排気ダクト67の下端部と緩衝箱64の挿入管部64Bとを連通している。緩衝箱64の挿入管部64Cは、外部配管(図示せず)に接続されて、外部の排気ブロア等に接続されている。排気ブロアは常時運転されており、ベーキング処理ユニット1内が常時吸引されている。即ち、各ベーキング処理ユニット1内に排除用空気流Sが常時流れて、排気部30からパージガスが常時吸引されている。
以上のように構成された半導体製造装置51は、次のようにして使用される。
各棚部59に組み込まれたベーキング処理ユニット1では、制御部の制御によってチャンバー開閉駆動部4で熱処理部3の熱処理室21が開かれる。この熱処理室21の熱板10上には、外部から搬送用ロボット(図示せず)で半導体ウエハが搬入される。
このとき、ワーク受け渡し駆動部5でリフトピン機構部13のリフトピン36が上昇されており、半導体ウエハはリフトピン36上に載置される。次いで、ワーク受け渡し駆動部5でリフトピン36が降下されて、半導体ウエハは熱板10上のアンカーピンに載置される。
次いで、チャンバー開閉駆動部4で熱処理部3の熱処理室21が閉じられ、熱処理室21内で半導体ウエハが加熱される。熱板10は設定温度に加熱されて、熱処理室21内の半導体ウエハを設定時間だけ加熱する。この処理は、各ベーキング処理ユニット1で同時に並行して行われる。
半導体製造装置51の排気装置54は常時作動しており、各ベーキング処理ユニット1内に常時排除用空気流Sができている。これにより、各ベーキング処理ユニット1の周囲が加熱しすぎないように冷却している。さらにこれと同時に、遮熱板8の上下振り分け部45、右案内部46及び左案内部47で、排除用空気流Sが熱処理部3の周囲に効率的に流れるように、その流路を形成している。
上下振り分け部45では、上流側から流れてきた排除用空気流Sを、その流れに垂直な上下振り分け部45の面で受けて周囲に流す。これにより、排除用空気流Sは、上下左右に分散する。そのうち、上側へ流れた排除用空気流Sは、熱処理部3の上側面に沿って下流側へ流れる。下側へ流れた排除用空気流Sは、熱処理部3の下側面に沿って下流側へ流れる。
上下振り分け部45の左右に流れた排除用空気流Sは、左右の右案内部46、左案内部47に流れる。
右案内部46、左案内部47では、上流側からの排除用空気流Sと、上下振り分け部45からの排除用空気流Sを案内して熱処理部3の左右縁部へ案内する。熱処理部3の左右縁部へ流れた排除用空気流Sは、熱処理部3の縁部に沿って下流へ流れ、チャンバー開閉駆動部4、ワーク受け渡し駆動部5、直動ガイド39等の可動部を覆って熱処理部3との間を遮断しながら排気ダクト63へ流れ込む。可動部は熱処理部3の下流側に位置するため、塵埃等の異物は熱処理部3の下流側で発生する。これにより、熱処理部3の熱処理室21の開閉や、エアシリンダー38、42の伸縮、直動ガイド39に支持された支持アーム40等のスライド等によって、可動部で異物が発生した場合は、排除用空気流Sがその異物を排気ダクト63へ流して外部へ排出する。
また、メンテナンス等により、排気ダクト63を取り外す場合は、ネジを弛めて横管部72、縦管部73を取り外し、接続管部74を引き出す。これにより、容易に排気ダクト63を容易に取り外す。排気ダクト63を取り付けるときは、接続管部74を挿入して簡易着脱パッキン66を接続パイプ65の先端部に接触させる。これにより、簡易着脱パッキン66の円錐板部66Bの先端部が接続パイプ65に接触し、外気圧で押されてシールされる。横管部72及び縦管部73は、ネジで固定される。
以上のように、遮熱板8の整流機能によって、前記排除用空気流Sを前記可動部へ流して、異物を熱処理部3の下流側へ排出するため、熱処理部3の開閉時等に異物が半導体ウエハの表面に付着する等の悪影響を及ぼすことがなくなる。これにより、ベーキング処理ユニット1による半導体ウエハの処理精度を向上させることができる。
また、排除用空気流Sにより熱処理部3の周囲を効率的に冷却することができるため、熱処理部3の周囲の各部品等が異常に加熱されるのを防止することができる。
チャンバー開閉駆動部4やワーク受け渡し駆動部5等の可動部を、前記排除用空気流Sの流路のうち熱処理部3の下流側に当該熱処理部3と並列に設けて各部品の配置を改良したため、ベーキング処理ユニット1の厚みを減少させることができる。この結果、厚みが減少したベーキング処理ユニット1を複数台、半導体製造装置51に組み込むことができる。即ち、複数台のベーキング処理ユニット1を半導体製造装置51にコンパクトに収納することができるため、搭載密度が高くなり、多くのベーキング処理ユニット1を半導体製造装置51に組み込むことができる。即ち、ベーキング処理ユニット1の搭載密度を高くすることができる。この結果、半導体製造装置51の処理能力が向上し、複数の半導体ウエハを効率的に処理することができる。
また、排気ダクト63は、簡易着脱パッキン66により緩衝箱64に対して容易に着脱できるため、半導体製造装置51のメンテナンスが容易になる。
[変形例]
前記実施形態では、半導体製造装置51に6台のベーキング処理ユニット1を組み込む構成にしたが、要求される処理能力に応じて、棚部59の数を7台以上に増やしたり、5台以下に減らしたりすることができる。ベーキング処理ユニット1を半導体製造装置51に1台組み込む構成にしても良い。この場合も、前記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
前記実施形態では、簡易着脱パッキン66に円錐板部66Bを備えて、容易にシールし、又はシールを解除することができるようにしたが、簡易着脱パッキンとしてオーリング等の他のシール材を用いても良い。例えば、オーリングの場合、相手側面に押し付けることで容易にシールし、引き離すことで容易にシールを解除することができる。
前記実施形態では、遮熱板8を、上下振り分け部45と、右案内部46と、左案内部47とから構成して、排除用空気流Sを左右と上下の両方に振り分けるようにしたが、排除用空気流Sを上下にのみ振り分けたい場合は、右案内部46と左案内部47を無くして上下振り分け部45のみにする。これにより、上下振り分け部45で排除用空気流Sを上下にのみ振り分ける。また、排除用空気流Sを左右に重点的に振り分けたい場合は、上下振り分け部45を設けず、右案内部46と左案内部47だけにする。これにより、右案内部46と左案内部47で排除用空気流Sを上下にのみ振り分ける。このように、遮熱板8の上下振り分け部45、右案内部46及び左案内部47を適宜設けて、排除用空気流Sを左右又は上下の一方又は両方に自由に振り分ける。この場合も、前記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
前記実施形態では、1つの直動ガイド39の上側に前記チャンバー開閉駆動部4の支持アーム40を、下側に前記ワーク受け渡し駆動部5の支持アーム43を上下移動可能に支持して連動機構を構成したが、各支持アーム40、43を直接リンクで連結して連動機構を構成してもよい。この場合も、前記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
本発明の実施形態にかかるベーキング処理ユニットを示す平面図である。 本発明の実施形態にかかるベーキング処理ユニットを示す側面図である。 本発明の実施形態にかかるベーキング処理ユニットの熱処理部を示す断面図である。 本発明の実施形態にかかる半導体製造装置を示す正面図である。 本発明の実施形態にかかる半導体製造装置を示す側面図である。 本発明の実施形態にかかる半導体製造装置を示す平面断面図である。 本発明の実施形態にかかる半導体製造装置の要部を示す側面図である。 本発明の実施形態にかかる半導体製造装置の簡易着脱パッキンを示す断面図である。
符号の説明
1:ベーキング処理ユニット2:ベースプレート、3:熱処理部、4:チャンバー開閉駆動部、5:ワーク受け渡し駆動部、7:排気系、8:遮熱板、10:熱板、11:チャンバーベース、12:チャンバーカバー、13:リフトピン機構部、15:底板、16:周縁板、17:保護板、19:支柱、21:熱処理室、26:フランジ部、30:排気部、35:リフトピンベース、36:リフトピン、38:エアシリンダー、39:直動ガイド、40:支持アーム、42:エアシリンダー、43:支持アーム、45:上下振り分け部、46:右案内部、47:左案内部、51:半導体製造装置、52:フレーム、54:排気装置、56:制御部設置部、57:ユニット設置部、58:排気装置設置部、59:棚部、61:吸気口、62:排気口、63:排気ダクト、64:緩衝箱、65:接続パイプ、66:簡易着脱パッキン、67:パージガス排気ダクト、68:パージガス接続パイプ、69:パージガス簡易着脱パッキン、72:横管部、73:縦管部、74:接続管部、76:調整板、77:長孔。

Claims (4)

  1. 被処理板を熱処理部で処理する半導体処理ユニットであって、
    前記熱処理部の周囲に遮熱板を備えると共に、ユニット内で発生した異物を排除するための排除用空気流を作る排気系を備え、
    前記熱処理部を開閉するチャンバー開閉駆動部及び前記熱処理部内の被処理板を受け渡しの際に持ち上げるワーク受け渡し駆動部を含む可動部を、前記排除用空気流の流路のうち前記熱処理部の下流側に当該熱処理部と並列に設け、
    前記遮熱板が、前記排除用空気流の上流側に突出させて当該排除用空気流を周囲に振り分ける整流機能を備えたことを特徴とする半導体処理ユニット。
  2. 請求項1に記載の半導体処理ユニットにおいて、
    前記チャンバー開閉駆動部と前記ワーク受け渡し駆動部とを直接的に又は間接的に連動させる連動機構を備え、
    当該連動機構が、前記チャンバー開閉駆動部の支持アームが上側に、前記ワーク受け渡し駆動部の支持アームが下側にそれぞれ上下移動可能に支持されて、前記チャンバー開閉駆動部の支持アームが上昇したときのみ、前記ワーク受け渡し駆動部の支持アームが上昇できる直動ガイドを備えて構成されたことを特徴とする半導体処理ユニット。
  3. 被処理板を熱処理部で処理する半導体処理ユニットと、当該半導体処理ユニットを一台又は複数台取り付けて前記被処理板を1枚単独で又は複数枚並行して処理する半導体製造装置であって、
    前記半導体処理ユニットとして請求項1又は2に記載の半導体処理ユニットを備えたことを特徴とする半導体製造装置。
  4. 請求項3に記載の半導体製造装置において、
    前記半導体処理ユニットの排気系に接続されて吸気して排除用空気流を作る排気装置を備え、
    当該排気装置が、
    一端部の開口が前記半導体処理ユニットの排気口に連通されて当該半導体処理ユニット内の気体を吸引する排気ダクトと、
    前記排気ダクトの他端部と上流側又は下流側の装置との間に設けられ相手側に接触するだけで外気圧を利用して密着して互いにシールする簡易着脱手段を備えたことを特徴とする半導体製造装置。
JP2007271568A 2007-10-18 2007-10-18 半導体処理ユニット及び半導体製造装置 Active JP5194208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007271568A JP5194208B2 (ja) 2007-10-18 2007-10-18 半導体処理ユニット及び半導体製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007271568A JP5194208B2 (ja) 2007-10-18 2007-10-18 半導体処理ユニット及び半導体製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009099859A true JP2009099859A (ja) 2009-05-07
JP5194208B2 JP5194208B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=40702556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007271568A Active JP5194208B2 (ja) 2007-10-18 2007-10-18 半導体処理ユニット及び半導体製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5194208B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7443476B2 (ja) 2020-03-27 2024-03-05 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法、基板処理方法、プログラム及び排気装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05136246A (ja) * 1991-11-15 1993-06-01 Shinko Electric Co Ltd 機械式インターフエース装置
JPH06267839A (ja) * 1993-03-11 1994-09-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 多段式熱処理装置
JPH0846012A (ja) * 1994-05-27 1996-02-16 Kokusai Electric Co Ltd 半導体製造装置
WO1996025760A1 (fr) * 1995-02-15 1996-08-22 Hitachi, Ltd. Procede et machine de fabrication de semiconducteurs
JPH11197488A (ja) * 1998-01-06 1999-07-27 Dainippon Printing Co Ltd 密閉容器
JP2002313709A (ja) * 2001-04-17 2002-10-25 Tokyo Electron Ltd 基板の処理装置及び搬送アーム
JP2005203712A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板加熱装置および基板加熱方法
JP2007201214A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05136246A (ja) * 1991-11-15 1993-06-01 Shinko Electric Co Ltd 機械式インターフエース装置
JPH06267839A (ja) * 1993-03-11 1994-09-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 多段式熱処理装置
JPH0846012A (ja) * 1994-05-27 1996-02-16 Kokusai Electric Co Ltd 半導体製造装置
WO1996025760A1 (fr) * 1995-02-15 1996-08-22 Hitachi, Ltd. Procede et machine de fabrication de semiconducteurs
JPH11197488A (ja) * 1998-01-06 1999-07-27 Dainippon Printing Co Ltd 密閉容器
JP2002313709A (ja) * 2001-04-17 2002-10-25 Tokyo Electron Ltd 基板の処理装置及び搬送アーム
JP2005203712A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板加熱装置および基板加熱方法
JP2007201214A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7443476B2 (ja) 2020-03-27 2024-03-05 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法、基板処理方法、プログラム及び排気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5194208B2 (ja) 2013-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI383937B (zh) Sheet material handling device
KR100859602B1 (ko) 기판처리 장치 및 반도체 디바이스의 제조방법
US9857124B2 (en) Clamp apparatus, substrate carry-in/out apparatus using the same, and substrate processing apparatus
TWI441941B (zh) 用於腔室抽氣之偏置襯墊
JP2011139079A (ja) 処理システム
KR101295436B1 (ko) 기판 처리 장치
KR101501322B1 (ko) 열처리 장치
JP5194209B2 (ja) 半導体処理ユニット及び半導体製造装置
US10892171B2 (en) Removal apparatus for removing residual gas and substrate treating facility including the same
KR100905262B1 (ko) 기판 처리 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
KR100687008B1 (ko) 파티클을 효과적으로 흡입 배출할 수 있는 기판 반송 장치
KR101509858B1 (ko) 열처리 장치
JP2007095879A (ja) 基板処理装置
JP4187069B2 (ja) 基板処理装置
JP2002175999A (ja) 基板処理装置
JP5194208B2 (ja) 半導体処理ユニット及び半導体製造装置
US20050201854A1 (en) Semiconductor manufacturing apparatus of minienvironment system
JP5125031B2 (ja) 真空処理装置及び真空処理方法
KR101849839B1 (ko) 기판 반송 장치, 기판 처리 장치 및 기판 반송 방법
KR20100089770A (ko) 기판 버퍼 유닛
JP2015109355A (ja) 局所クリーン化搬送装置
JP5224679B2 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法および基板処理方法
JP7002315B2 (ja) ハンドリングアーム、搬送装置および局所クリーン化装置
JP6846964B2 (ja) 基板処理装置
JP2007116089A (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20121212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20121212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5194208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250