JP2009099641A - 静電保護装置 - Google Patents

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Kentaro Watanabe
邊 健太郎 渡
Junko Kurihara
原 純 子 栗
Takayuki Hiraoka
岡 孝 之 平
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Abstract

【課題】ESD耐圧の向上を図ることが可能な静電保護装置を提供する。
【解決手段】静電保護装置は、内部回路を保護するための静電保護装置であって、入出力端子に接続された入出力線における第1の接点と、電源線またはグランド線の何れか一方である配線と、の間に接続された第1の静電保護回路と、内部回路を接続するための第2の接点と第1の接点との間に接続された分離抵抗と、配線と第2の接点との間に接続された第2の静電保護回路と、を備える。第2の静電保護回路は、第1の静電保護回路と比較してESDサージに対する応答速度が速い。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電気サージ等の電流から内部回路を保護するための静電保護装置に関する。
従来、入出力(I/O)保護のため、ローカルクランプ(Local Clamp)と呼ばれるESD(Electrostatic Discharge)保護技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上記従来のESD保護技術が適用される静電保護装置には、入出力端子と電源線またはグランド線との間に接続された第1のESD保護回路と、該入出力端子と入出力回路(内部回路)の入出力ノードとの間に接続された分離抵抗と、該入出力ノードと電源線またはグランド線との間に接続された第2のESD保護回路と、を備えるものがある。
上記分離抵抗と第2のESD保護回路とにより、既述のローカルクランプが実施され、入出力回路が保護される。
例えば、入出力端子からCDM(Charged Device Model)放電する場合、電源線またはグランド線と外部のグランドとの間の容量に蓄積された電荷が短時間(1ns程度)で放電する。その放電によるピーク電流は、通常15A程度となる。
ここで、上記従来の静電保護装置において、既述のローカルクランプがない場合、蓄積された電荷が、第1のESD保護回路やこの第1のESD保護回路と該入出力回路のグランド側の端子との間の配線抵抗に、流れる。これにより、電圧降下(IRdrop)が生じる。この電圧降下により、入出力端子に接続された入出力回路を構成するMOSトランジスタのゲート酸化膜に過電圧が印加されることになる。これにより、該ゲート酸化膜が破壊され得る。
一方、既述のローカルクランプがある場合、蓄積された電荷は第2のESD保護回路と、該配線抵抗に比べ十分大きな抵抗値(典型的には100オーム程度)を有する分離抵抗と、に流れる。この分離抵抗における電圧降下により、該MOSトランジスタのゲート酸化膜への過電圧の印加を抑制することができる。
このように、既述のローカルクランプによるESD保護技術は、配線抵抗による電圧降下に対する対策として提案されている。
しかし、上記従来の静電保護装置では、第2のESD保護回路の応答速度を考慮していない。
例えば、第1のESD保護回路の応答速度に比べ第2のESD保護回路の応答速度が遅い場合、入出力端子からの短時間の放電に対して第1のESD保護回路が第2のESD保護回路よりも先に応答する。
これにより、該配線抵抗に電荷が流れてしまう。したがって、該ゲート酸化膜が破壊され得る。
すなわち、上記従来の静電保護装置では、第2のESD保護素子と分離抵抗とによる既述のローカルクランプを活かすことができないという問題があった。
特開2000−243912号公報
本発明は、ESD耐圧の向上を図ることが可能な静電保護装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る静電保護装置は、
内部回路を保護するための静電保護装置であって、
入出力端子に接続された入出力線における第1の接点と、電源線またはグランド線の何れか一方である配線と、の間に接続された第1の静電保護回路と、
前記内部回路を接続するための第2の接点と前記第1の接点との間に接続された分離抵抗と、
前記配線と前記第2の接点との間に接続された第2の静電保護回路と、を備え、
前記第2の静電保護回路は、前記第1の静電保護回路と比較してESDサージに対する応答速度が速い
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る静電保護装置によれば、ESD耐圧の向上を図ることができる。
本発明に係る静電保護装置は、静電気サージ等の電流から内部回路を保護する、すなわち、ESD耐圧の向上を図るためのものである。
以下、本発明を適用した各実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一態様である実施例1に係る静電保護装置100を含む構成の一例を示す回路図である。
図1に示すように、静電保護装置100は、第1の静電保護回路1と、第2の静電保護回路2と、第3の静電保護回路3と、分離抵抗4と、を備える。
第1の静電保護回路1は、入出力端子10に接続された入出力線10aにおける第1の接点10bと、接地に接続されるグランド端子20に接続された配線であるグランド線20aと、の間に接続されている。
この第1の静電保護回路1は、入出力線10aとグランド線20aとの間にESDサージが印加された場合に、入出力線10aとグランド線20aとの間の抜け道となり、サージ電流が流れるようになっている。これにより、サージ電流が内部回路5へ流れ込むことが抑制される。
この第1の静電保護回路1は、例えば、図1に示すように、MOSトランジスタ1aで構成される。MOSトランジスタ1aは、グランド線20aにゲート端子、ソース端子、およびドレイン端子が接続されたn型MOSトランジスタである。なお、第1の静電保護回路1は、複数のMOSトランジスタを含んでいてもよい。
なお、MOSトランジスタ1aのバルク端子は、グランド線20aに接続されていなくてもよい。
第3の静電保護回路3は、第1の接点10bと、電源に接続される電源端子30に接続された配線である電源線30aと、の間に接続されている。
この第3の静電保護回路3は、入出力線10aと電源線30aとの間にESDサージが印加された場合に、入出力線10aと電源線30aとの間の抜け道となり、サージ電流が流れるようになっている。これにより、サージ電流が内部回路5へ流れ込むことが抑制される。
この第3の静電保護回路3は、例えば、図1に示すように、MOSトランジスタ3aで構成される。MOSトランジスタ3aは、グランド線20aにゲート端子、ソース端子、およびドレイン端子が接続されたp型MOSトランジスタである。なお、第3の静電保護回路3は、複数のMOSトランジスタを含んでいてもよい。
なお、MOSトランジスタ3aのバルク端子は、電源線30aに接続されていなくてもよい。
また、この第3の静電保護装置3は必要に応じて省略してもよい。
第2の静電保護回路2は、内部回路5を接続するための第2の接点10cとグランド線20aとの間にされている。すなわち、第2の静電保護回路2は、第1の静電保護回路1と同様に、入出力線10aとグランド線20aとの間に接続されている。
この第2の静電保護回路2は、例えば、静電保護用MOSトランジスタ2aで構成される。この静電保護用MOSトランジスタ2aは、グランド線20aにゲート端子およびソース端子が接続され、第2の接点10cにドレイン端子が接続されたn型MOSトランジスタである。
上述のように、静電保護用MOSトランジスタ2aのゲート端子は、グランド線20aに接続されているので、静電保護用MOSトランジスタ2aはオフするようになっている。この静電保護用MOSトランジスタ2aは、上述の接続関係により寄生バイポーラ動作をする。すなわち、例えば、入出力端子10にESDサージ電流が入力された場合、静電保護用MOSトランジスタ2aは、分離抵抗4を介して入力された電流をグランド線20aに流すようになっている。
なお、静電保護用MOSトランジスタ2aのバルク端子は、グランド線20aに接続されていなくてもよい。
また、第2の静電保護回路2は、第1の静電保護回路1と比較して、ESDサージに対する応答速度が速くなるように設定されている。
すなわち、例えば、静電保護用MOSトランジスタ2aのゲート長は、第1の静電保護回路1を構成するMOSトランジスタのゲート長の最小寸法よりも、短くなるように設定されている。これにより、静電保護用MOSトランジスタ2aは、第1の静電保護回路1を構成するMOSトランジスタよりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
同様に、第2の静電保護回路2は、第3の静電保護回路3と比較して、ESDサージに対する応答速度が速くなるように設定されている。
すなわち、例えば、静電保護用MOSトランジスタ2aのゲート長は、第3の静電保護回路3を構成するMOSトランジスタのゲート長の最小寸法よりも、短くなるように設定されている。これにより、静電保護用MOSトランジスタ2aは、第3の静電保護回路3を構成するMOSトランジスタよりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
分離抵抗4は、第1の接点10bと第2の接点10cとの間に接続されている。
この分離抵抗4の抵抗値は、第1の静電保護回路1と第2の静電保護回路2との間における配線20aの配線抵抗20bの抵抗値と比較して、十分大きく設定される。さらに、第3の静電保護回路3と内部回路5との間における配線30aの配線抵抗30bの抵抗値と比較して、十分大きく設定される。この分離抵抗4の抵抗値には、例えば、100オーム程度が選択される。
内部回路5は、例えば、入出力端子から分離抵抗4を介して入力された信号を処理するインバータ回路等のMOSトランジスタ(図示せず)等の素子で構成される論理回路である。また、この内部回路5は、ここでは、グランド線20aおよび電源線30aに接続されている。
例えば、内部回路5がインバータ回路である場合、このインバータ回路の入力(例えば該MOSトランジスタのゲート)が第2の接点に接続される。
そして、静電保護用MOSトランジスタ2aのゲート長は、内部回路5を構成する該MOSトランジスタのゲート長の最小寸法(内部回路5を構成する素子の分離幅の最小寸法)と同じになるように設定されている。
これにより、静電保護用MOSトランジスタ2aは、内部回路5を構成するMOSトランジスタ(内部回路5を構成する素子)よりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
以上のように、第2の静電保護回路2のESDサージに対する応答速度が、第1、第3の静電保護回路1、3、および内部回路5のESDサージに対する応答速度と比較して、速い。
これにより、入出力端子10にESDサージ電流(過電流)が入力された場合、ESDサージ印加初期において分離抵抗4を介して第2の静電保護回路2に流れる。
したがって、配線抵抗よりも十分大きい分離抵抗4における電圧降下が大きい。このため、例えば、内部回路(入出力回路)5を構成するMOSトランジスタのゲート酸化膜への過電圧の印加を抑制することができる。すなわち、該MOSトランジスタのゲート酸化膜を保護することができる。
以上のように、本実施例に係る静電保護装置によれば、ESD耐圧の向上を図ることができる。
実施例1では、静電保護装置の第2の静電保護回路がグランド線側に接続された構成の一例について述べた。
本実施例では、静電保護装置の第2の静電保護回路が電源線側に接続された構成の一例について述べる。
図2は、本発明の一態様である実施例2に係る静電保護装置200を含む構成の一例を示す回路図である。なお、図中、実施例1と同じ符号は、実施例1と同様の構成を示している。
図2に示すように、静電保護装置200では、第2の静電保護回路202が、電源線30a側に接続されている。なお、他の構成は、実施例1の静電保護装置100と同様である。
上記第2の静電保護回路202は、内部回路5を接続するための第2の接点10cと電源線30aとの間にされている。すなわち、第2の静電保護回路202は、第3の静電保護回路3と同様に、入出力線10aと電源線30aとの間に接続されている。
この第2の静電保護回路202は、例えば、静電保護用MOSトランジスタ202aで構成される。この静電保護用MOSトランジスタ202aは、電源線30aにゲート端子およびソース端子が接続され、第2の接点10cにドレイン端子が接続されたp型MOSトランジスタである。
上述のように、静電保護用MOSトランジスタ202aのゲート端子は、電源線30aに接続されているので、静電保護用MOSトランジスタ202aはオフするようになっている。この静電保護用MOSトランジスタ202aは、上述の接続関係により寄生バイポーラ動作をする。すなわち、例えば、入出力端子10にESDサージ電流が入力された場合、静電保護用MOSトランジスタ202aは、分離抵抗4を介して入力された電流を電源線30aに流すようになっている。
なお、静電保護用MOSトランジスタ202aのバルク端子は、電源線30aに接続されていなくてもよい。
また、第2の静電保護回路202は、実施例1と同様に、第1の静電保護回路1と比較して、ESDサージに対する応答速度が速くなるように設定されている。
すなわち、例えば、静電保護用MOSトランジスタ202aのゲート長は、第1の静電保護回路1を構成するMOSトランジスタのゲート長の最小寸法よりも、短くなるように設定されている。これにより、静電保護用MOSトランジスタ202aは、第1の静電保護回路1を構成するMOSトランジスタよりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
同様に、第2の静電保護回路202は、第3の静電保護回路3と比較して、ESDサージに対する応答速度が速くなるように設定されている。
すなわち、例えば、静電保護用MOSトランジスタ202aのゲート長は、第3の静電保護回路3を構成するMOSトランジスタのゲート長の最小寸法よりも、短くなるように設定されている。これにより、静電保護用MOSトランジスタ202aは、第3の静電保護回路3を構成するMOSトランジスタよりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
さらに、静電保護用MOSトランジスタ202aのゲート長は、内部回路5を構成する該MOSトランジスタのゲート長の最小寸法(内部回路5を構成する素子の分離幅の最小寸法)と同じになるように設定されている。
これにより、静電保護用MOSトランジスタ202aは、内部回路5を構成するMOSトランジスタ(内部回路5を構成する素子)よりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
以上のように、第2の静電保護回路202のESDサージに対する応答速度が、第1、第3の静電保護回路1、3、および内部回路5のESDサージに対する応答速度と比較して、速い。
これにより、入出力端子10にESDサージ電流(過電流)が入力された場合、ESDサージ印加初期において分離抵抗4を介して第2の静電保護回路2に流れる。
したがって、配線抵抗よりも十分大きい分離抵抗4における電圧降下が大きい。このため、例えば、内部回路(入出力回路)5を構成するMOSトランジスタのゲート酸化膜への過電圧の印加を抑制することができる。すなわち、該MOSトランジスタのゲート酸化膜を保護することができる。
以上のように、本実施例に係る静電保護装置によれば、実施例1と同様に、ESD耐圧の向上を図ることができる。
実施例1では、静電保護装置の第2の静電保護回路が静電保護用MOSトランジスタで構成された例について述べた。
本実施例では、静電保護装置の第2の静電保護回路がダイオードで構成された例について述べる。
図3は、本発明の一態様である実施例3に係る静電保護装置300を含む構成の一例を示す回路図である。なお、図中、実施例1と同じ符号は、実施例1と同様の構成を示している。
図3に示すように、静電保護装置300は、第1の静電保護回路1と、第2の静電保護回路302と、第3の静電保護回路3と、分離抵抗4と、を備える。
第1の静電保護回路1は、例えば、実施例1の場合とは異なり図3に示すように、第1のダイオード301aと、第2のダイオード301bとを含む。
第1のダイオード301aは、第1の接点10b側にアノードが接続されグランド線20a側にカソードが接続されるように、第1の接点10bとグランド線20aとの間に接続されている。
なお、ここでは、ESDサージ電流(過電流)をグランド線20aに流す能力を高めるため、第1のダイオード301aは、第1の接点10bとグランド線20aとの間で、複数個直列に接続されている。
また、第2のダイオード301bは、第1の接点10b側にカソードが接続されグランド線20a側にアノードが接続されるように、第1の接点10bとグランド線20aとの間に第1のダイオード301aと並列に接続されている。
なお、第2のダイオード301bの数は、第1のダイオードの数301aよりも少なく設定されてもよい。ここでは、第2のダイオード301bは、1個である。
また、第1の静電保護回路2は、さらに他のダイオードを含んでいてもよい。
第3の静電保護回路3は、例えば、実施例1の場合とは異なり図3に示すように、第5のダイオード303aと、第6のダイオード303bとを含む。
第3のダイオード303aは、第1の接点10b側にアノードが接続され電源線30a側にカソードが接続されるように、第1の接点10bと電源線30aとの間に接続されている。
なお、ここでは、ESDサージ電流(過電流)を電源線30aに流す能力を高めるため、第5のダイオード303aは、第1の接点10bと電源線30aとの間で、複数個直列に接続されている。
また、第6のダイオード303bは、第1の接点10b側にカソードが接続され電源線30a側にアノードが接続されるように、第1の接点10bと電源線30aとの間に第5のダイオード303aと並列に接続されている。
なお、第6のダイオード303bの数は、第5のダイオード303aの数よりも少なく設定されてもよい。ここでは、第6のダイオード303bは、例えば、1個である。
また、第3の静電保護回路3は、さらに他のダイオードを含んでいてもよい。
第2の静電保護回路302は、第2の接点10cとグランド線20aとの間にされている。すなわち、第2の静電保護回路302は、第1の静電保護回路1と同様に、入出力線10aとグランド線20aとの間に接続されている。
この第2の静電保護回路302は、例えば、実施例1の場合とは異なり図3に示すように、第3のダイオード302aと、第4のダイオード302bとを含む。
第3のダイオード302aは、第2の接点10c側にアノードが接続されグランド線20a側にカソードが接続されるように、第2の接点10cとグランド線20aとの間に接続されている。
なお、ここでは、ESDサージ電流(過電流)をグランド線20aに流す能力を高めるため、第3のダイオード302aは、第2の接点10cとグランド線20aとの間で、複数個直列に接続されている。
また、第4のダイオード302bは、第2の接点10c側にカソードが接続されグランド線20a側にアノードが接続されるように、第2の接点10cとグランド線20aとの間に第3のダイオード302aと並列に接続されている。
なお、第4のダイオード302bの数は、第3のダイオードの数302aよりも少なく設定されてもよい。ここでは、第4のダイオード302bは、例えば、1個である。
また、第2の静電保護回路302は、第1の静電保護回路1と比較して、ESDサージに対する応答速度が速くなるように設定されている。
すなわち、例えば、第3のダイオード302aおよび第4のダイオード302bのアノードとカソードとの分離幅が、第1の静電保護回路1を構成するダイオードのアノードとカソードとの分離幅の最小寸法よりも、狭くなるように設定されている。
これにより、第3のダイオード302aおよび第4のダイオード302bは、第1の静電保護回路1を構成するダイオードよりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
同様に、第2の静電保護回路302は、第3の静電保護回路3と比較して、ESDサージに対する応答速度が速くなるように設定されている。
すなわち、例えば、第3のダイオード302aおよび第4のダイオード302bのアノードとカソードとの分離幅が、第3の静電保護回路3を構成するダイオードのアノードとカソードとの分離幅の最小寸法よりも、狭くなるように設定されている。
これにより、第3のダイオード302aおよび第4のダイオード302bは、第3の静電保護回路3を構成するダイオードよりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
内部回路5は、例えば、ダイオード(図示せず)等含む素子で構成される論理回路である。また、この内部回路5は、ここでは、グランド線20aおよび電源線30aに接続されている。
また、第3のダイオード302aおよび第4のダイオード302bのアノードとカソードの分離幅が、内部回路5を構成する素子の分離幅(例えば内部回路5を構成するダイオードのアノードとカソードとの分離幅の最小寸法)と同じになるように設定されている。
これにより、第3のダイオード302aおよび第4のダイオード302bは、内部回路5を構成する素子よりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
以上のように、第2の静電保護回路2のESDサージに対する応答速度が、第1、第3の静電保護回路1、3、および内部回路5のESDサージに対する応答速度と比較して、速い。
これにより、入出力端子10にESDサージ電流(過電流)が入力された場合、ESDサージ印加初期において分離抵抗4を介して第2の静電保護回路2に流れる。
したがって、配線抵抗よりも十分大きい分離抵抗4における電圧降下が大きい。このため、例えば、内部回路(入出力回路)5を構成するMOSトランジスタのゲート酸化膜への過電圧の印加を抑制することができる。すなわち、該MOSトランジスタのゲート酸化膜を保護することができる。
以上のように、本実施例に係る静電保護装置によれば、ESD耐圧の向上を図ることができる。
静電保護装置の第2の静電保護回路がグランド線側に接続された構成の一例について述べた。
本実施例では、静電保護装置の第2の静電保護回路が電源線側に接続された構成の一例について述べる。
図4は、本発明の一態様である実施例4に係る静電保護装置400を含む構成の一例を示す回路図である。なお、図中、実施例3と同じ符号は、実施例3と同様の構成を示している。
図4に示すように、静電保護装置400では、第2の静電保護回路402が、電源線30a側に接続されている。なお、他の構成は、実施例3の静電保護装置300と同様である。
上記第2の静電保護回路402は、内部回路5を接続するための第2の接点10cと電源線30aとの間にされている。すなわち、第2の静電保護回路402は、第3の静電保護回路3と同様に、入出力線10aと電源線30aとの間に接続されている。
この第2の静電保護回路402は、例えば、実施例2の場合とは異なり図4に示すように、第3のダイオード402aと、第4のダイオード402bとを含む。
第3のダイオード402aは、第2の接点10c側にアノードが接続され電源線30a側にカソードが接続されるように、第2の接点10cと電源線30aとの間に接続されている。
なお、ここでは、ESDサージ電流(過電流)を電源線30aに流す能力を高めるため、第3のダイオード402aは、第2の接点10cと電源線30aとの間で、複数個直列に接続されている。
また、第4のダイオード402bは、第2の接点10c側にカソードが接続され電源線30a側にアノードが接続されるように、第2の接点10cと電源線30aとの間に第3のダイオード402aと並列に接続されている。
なお、第4のダイオード402bの数は、第3のダイオードの数402aよりも少なく設定されてもよい。ここでは、第4のダイオード402bは、例えば、1個である。
また、第2の静電保護回路402は、実施例3と同様に、第1の静電保護回路1と比較して、ESDサージに対する応答速度が速くなるように設定されている。
すなわち、例えば、第3のダイオード402aおよび第4のダイオード402bのアノードとカソードとの分離幅が、第1の静電保護回路1を構成するダイオードのアノードとカソードとの分離幅の最小寸法よりも、狭くなるように設定されている。
これにより、第3のダイオード402aおよび第4のダイオード402bは、第1の静電保護回路1を構成するダイオードよりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
同様に、第2の静電保護回路402は、第3の静電保護回路3と比較して、ESDサージに対する応答速度が速くなるように設定されている。
すなわち、例えば、第3のダイオード402aおよび第4のダイオード402bのアノードとカソードとの分離幅が、第3の静電保護回路3を構成するダイオードのアノードとカソードとの分離幅の最小寸法よりも、狭くなるように設定されている。
これにより、第3のダイオード402aおよび第4のダイオード402bは、第3の静電保護回路3を構成するダイオードよりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
また、第3のダイオード402aおよび第4のダイオード402bのアノードとカソードの分離幅が、内部回路5を構成する素子の分離幅(例えば内部回路5を構成するダイオードのアノードとカソードとの分離幅)の最小寸法と同じになるように設定されている。
これにより、第3のダイオード402aおよび第4のダイオード402bは、内部回路5を構成する素子よりもESDサージに対する応答速度が速くなる。
以上のように、第2の静電保護回路2のESDサージに対する応答速度が、第1、第3の静電保護回路1、3、および内部回路5のESDサージに対する応答速度と比較して、速い。
これにより、入出力端子10にESDサージ電流(過電流)が入力された場合、ESDサージ印加初期において分離抵抗4を介して第2の静電保護回路2に流れる。
したがって、配線抵抗よりも十分大きい分離抵抗4における電圧降下が大きい。このため、例えば、内部回路(入出力回路)5を構成するMOSトランジスタのゲート酸化膜への過電圧の印加を抑制することができる。すなわち、該MOSトランジスタのゲート酸化膜を保護することができる。
以上のように、本実施例に係る静電保護装置によれば、実施例3と同様に、ESD耐圧の向上を図ることができる。
本発明の一態様である実施例1に係る静電保護装置100を含む構成の一例を示す回路図である。 本発明の一態様である実施例2に係る静電保護装置200を含む構成の一例を示す回路図である。 本発明の一態様である実施例3に係る静電保護装置300を含む構成の一例を示す回路図である。 本発明の一態様である実施例4に係る静電保護装置400を含む構成の一例を示す回路図である。
符号の説明
1 第1の静電保護回路
1a、3a MOSトランジスタ
2、202、302、402 第2の静電保護回路
2a、202a 静電保護用MOSトランジスタ
3 第3の静電保護回路
4 分離抵抗
5 内部回路
10 入出力端子
10a 入出力線
10b 第1の接点
10c 第2の接点
20 グランド端子
20a グランド線
20b、30b 配線抵抗
30 電源端子
30a 電源線
100、200、300、400 静電保護回路
301a 第1のダイオード
301b 第2のダイオード
302a、402a 第3のダイオード
302b、402b 第4のダイオード
303a 第5のダイオード
303b 第6のダイオード

Claims (5)

  1. 内部回路を保護するための静電保護装置であって、
    入出力端子に接続された入出力線における第1の接点と、電源線またはグランド線の何れか一方である配線と、の間に接続された第1の静電保護回路と、
    前記内部回路を接続するための第2の接点と前記第1の接点との間に接続された分離抵抗と、
    前記配線と前記第2の接点との間に接続された第2の静電保護回路と、を備え、
    前記第2の静電保護回路は、前記第1の静電保護回路と比較してESDサージに対する応答速度が速い
    ことを特徴とする静電保護装置。
  2. 前記第2の静電保護回路は、前記配線にゲート端子およびソース端子が接続され、前記第2の接点にドレイン端子が接続された静電保護用MOSトランジスタであり、
    前記静電保護用MOSトランジスタのゲート長が、前記第1の静電保護回路を構成するMOSトランジスタのゲート長の最小寸法よりも、短い
    ことを特徴とする請求項1に記載の静電保護装置。
  3. 前記第1の静電保護回路は、
    前記第1の接点側にアノードが接続され前記配線側にカソードが接続されるように、前記第1の接点と前記配線との間に接続された第1のダイオードと、
    前記第1の接点側にカソードが接続され前記配線側にアノードが接続されるように、前記第1の接点と前記配線との間に前記第1のダイオードと並列に接続された第2のダイオードと、を有し、
    前記第2の静電保護回路は、
    前記第2の接点にアノードが接続され前記配線にカソードが接続されるように、前記第2の接点と前記配線との間に接続されたた第3のダイオードと、
    前記第2の接点にカソードが接続され前記配線にアノードが接続されるように、前記第2の接点と前記配線との間に前記第3のダイオードと並列に接続された第4のダイオードと、を有し、
    前記第3のダイオードおよび前記第4のダイオードのアノードとカソードとの分離幅が、前記第1のダイオードおよび前記第2のダイオードのアノードとカソードとの分離幅の最小寸法よりも、狭い
    ことを特徴とする請求項1に記載の静電保護装置。
  4. 前記静電保護用MOSトランジスタのゲート長が、前記内部回路を構成するMOSトランジスタのゲート長の最小寸法と同じである
    ることを特徴とする請求項2に記載の静電保護装置。
  5. 前記第3のダイオードおよび前記第4のダイオードのアノードとカソードの分離幅が、前記内部回路を構成するダイオードのアノードとカソードとの分離幅の最小寸法と同じである
    ことを特徴とする請求項3に記載の静電保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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