JP2009098522A - 電気泳動装置、電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】必要十分な防湿性を確保しつつ封止領域を狭めることが可能な電気泳動装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る電気泳動装置は、第1の基板(10)と、前記第1基板上に配置された電気泳動層(12)と、前記電気泳動層を挟んで前記第1基板と対向配置された第2基板(14)と、無機材料からなり、前記電気泳動層及び前記第2基板の端部に沿って前記第1基板上に配置された防湿部材(16)と、前記電気泳動層、前記第2の基板及び前記防湿部材を挟んで前記第1基板と対向配置された第3基板(18)と、樹脂材料からなり、前記第1基板と前記第3基板との間に、前記電気泳動層及び前記第2基板を囲んで配置された封止部材(20)と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る電気泳動装置は、第1の基板(10)と、前記第1基板上に配置された電気泳動層(12)と、前記電気泳動層を挟んで前記第1基板と対向配置された第2基板(14)と、無機材料からなり、前記電気泳動層及び前記第2基板の端部に沿って前記第1基板上に配置された防湿部材(16)と、前記電気泳動層、前記第2の基板及び前記防湿部材を挟んで前記第1基板と対向配置された第3基板(18)と、樹脂材料からなり、前記第1基板と前記第3基板との間に、前記電気泳動層及び前記第2基板を囲んで配置された封止部材(20)と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気泳動装置及びこれを備える電子機器に関する。
一般に、電気泳動装置においては、電気泳動材料を含む電気泳動層に水分等の異物が侵入することによる特性の劣化を抑制するために防湿構造が設けられる。このような電気泳動装置における防湿構造の従来例は、例えば特開2005−114822号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1には、「基板、この基板上の周縁部を除く領域に配置されたマイクロカプセル表示層、前記マイクロカプセル表示層上に被着された、前記マイクロカプセル表示装置側に透明電極層を有する透明樹脂膜、及び前記基板上の周縁部と前記透明電極層との間の間隙に充填された第1の水蒸気遮断性樹脂層を具備することを特徴とする電気泳動装置」が開示されている。
上記したような防湿構造が採用された電気泳動装置においては、防湿性能は主にマイクロカプセル表示層の外縁に配置される樹脂層そのものが有する透湿性と当該樹脂層の厚み(距離)に依存して決まる。現状において入手可能な樹脂材料を用いた場合、透湿性の点では必ずしも十分な性能が得られていないため、必要十分な防湿性を達成しようとすると、樹脂層を厚く形成する必要がある。そのため、表示層の外縁に広い幅の封止領域を設ける必要が生じるが、電気泳動装置の狭額縁化の観点からは封止領域の幅が広くなることは望ましくない。従って、狭額縁化を達成すべく、必要十分な防湿性を確保しつつ封止領域を狭めることを可能とする技術が望まれている。
本発明の具体的態様は、必要十分な防湿性を確保しつつ封止領域を狭めることが可能な電気泳動装置を提供することを目的の一つとする。
本発明に係る電気泳動装置は、(a)第1基板と、(b)前記第1基板上に配置された電気泳動層と、(c)前記電気泳動層を挟んで前記第1基板と対向配置された第2基板と、(d)無機材料からなり、前記電気泳動層及び前記第2基板の端部に沿って前記第1基板上に配置された防湿部材と、(e)前記電気泳動層、前記第2の基板及び前記防湿部材を挟んで前記第1基板と対向配置された第3基板と、(f)樹脂材料からなり、前記第1基板と前記第3基板との間に、前記電気泳動層及び前記第2基板を囲んで配置された封止部材と、を備える。
本発明に係る電気泳動装置によれば、電気泳動層及び第2基板の端部に沿って配置された防湿部材とその外側に配置された封止部材との相乗効果により、高い防湿性能が得られる。それにより、樹脂を用いた封止部材の幅を従来よりも小さくすることが可能となり、必要十分な防湿性を確保しつつ封止領域を狭めた電気泳動装置を実現することが可能となる。
好ましくは、前記防湿部材は、前記電気泳動層及び前記第2基板の外縁を囲んで設けられる。
それにより、防湿部材による防湿性をより高めることが可能となる。
前記防湿部材としては、例えば前記無機材料からなる膜を用いることができる。あるいは、前記防湿部材としては、前記無機材料からなる枠体を用いることもできる。
本発明に係る電子機器は、上述した電気泳動装置を表示部として備える。ここで、「電子機器」は、電気泳動層による表示を利用する表示部を備えるあらゆる機器を含むもので、ディスプレイ装置、テレビジョン装置、電子ペーパ、時計、電卓、携帯電話、携帯情報端末等を含む。また、本発明における「機器」の概念には、例えば可撓性のある紙状/フィルム状の物体や、これら物体が貼り付けられた壁面等の不動産に属するもの、車両、飛行体、船舶等の移動体に属するものも含むものとする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電気泳動装置の構造を示す模式断面図である。電気泳動装置1は、第1基板10、電気泳動層12、第2基板14、防湿部材16、第3基板18、封止部材20、を含んで構成されている(図1(C)参照)。
図1は、第1の実施形態に係る電気泳動装置の構造を示す模式断面図である。電気泳動装置1は、第1基板10、電気泳動層12、第2基板14、防湿部材16、第3基板18、封止部材20、を含んで構成されている(図1(C)参照)。
第1基板10は、ガラス基板等の表面に複数の個別電極(画素電極)、配線(走査線、信号線等)、薄膜トランジスタなどが設けられてなる回路基板である。第1基板10の端部には、外部から画像信号等を供給するためのフレキシブル基板22が接続されている。
電気泳動層12は、電気泳動粒子を含む層であり、第1基板10上に配置されている。この電気泳動層12は、例えば、複数のマイクロカプセルを含んでいる。各マイクロカプセルには、例えば正に帯電した複数の黒色粒子と負に帯電した複数の白色粒子とが含まれる。なお、採用し得る電気泳動層12の形態は上記のマイクロカプセル型に限定されない。更に、各粒子に施される色調は黒色および白色の組み合わせに限定されず、各粒子の帯電の状態についても上記に限定されない。
第2基板(前面板)14は、電気泳動層12を挟んで第1基板10と対向配置されている。この第2基板14としては、例えばガラス基板、プラスチック基板などが用いられる。第2基板14の表面には、上記した個別電極の各々と対向する共通電極が形成される。各個別電極と共通電極との間に印加される電圧を制御することにより、電気泳動層12に含まれる各電気泳動粒子の分布状態を変化させることができる。それにより、画像表示が実現される。
防湿部材16は、無機材料からなり、電気泳動層12及び第2基板14の端部に沿って第1基板10上に配置されている。本実施形態では、防湿部材16は、電気泳動層12及び第2基板14の端部と接して配置されている。なお、防湿部材16は、電気泳動層12等と接しない状態で当該電気泳動層12等の端部の近くに配置されていてもよい。
ここで、本実施形態における防湿部材16は、例えば無機材料からなる膜である。ここでいう「無機材料」とは、例えば酸化硅素(SiO2)、酸化窒素(SiN)、あるいはアルミニウムなどの金属である。本実施形態においては、防湿部材16としての無機膜は、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂からなる透明な基材24の表面に形成されている。
より詳細には、図2に平面図で示すように、防湿部材16としての無機膜は、矩形状である基材24の外縁(4辺)に沿って枠状に形成されている。図1(A)に示すように、この基材24と防湿部材16からなるシート(防湿シート)を第2基板14の他方の表面に貼り合わせ、当該シートの4辺を第2基板14の4辺に沿って折り返す。それにより、図1(B)に示すように、電気泳動層12及び第2基板14の端部が防湿部材16に覆われる。基材24と防湿部材16からなるシートの貼り合わせには、例えば真空貼り合わせ装置が用いられる。防湿部材16としての無機膜は、単層であってもよいが、複数の膜を積層したもの(複数層)であると更に好ましい。防湿性をより高めることができるからである。
なお、基材24における第2基板14に接する面、および、第3基板18に接する面には、透明な接着層を設けても良い。これによれば、基材24と前記各面との密着性を高めることができる。
また、基材24自体を、例えば、アクリル系接着シートなどの透明な接着シートにより構成しても良い。この場合も、基材24と前記各面との密着性を高めることができる。
より詳細には、図2に平面図で示すように、防湿部材16としての無機膜は、矩形状である基材24の外縁(4辺)に沿って枠状に形成されている。図1(A)に示すように、この基材24と防湿部材16からなるシート(防湿シート)を第2基板14の他方の表面に貼り合わせ、当該シートの4辺を第2基板14の4辺に沿って折り返す。それにより、図1(B)に示すように、電気泳動層12及び第2基板14の端部が防湿部材16に覆われる。基材24と防湿部材16からなるシートの貼り合わせには、例えば真空貼り合わせ装置が用いられる。防湿部材16としての無機膜は、単層であってもよいが、複数の膜を積層したもの(複数層)であると更に好ましい。防湿性をより高めることができるからである。
なお、基材24における第2基板14に接する面、および、第3基板18に接する面には、透明な接着層を設けても良い。これによれば、基材24と前記各面との密着性を高めることができる。
また、基材24自体を、例えば、アクリル系接着シートなどの透明な接着シートにより構成しても良い。この場合も、基材24と前記各面との密着性を高めることができる。
第3基板(カバー基板)18は、電気泳動層12、第2基板14及び防湿部材16を挟んで第1基板10と対向配置されている。この第3基板18としては、例えばガラス基板が用いられる。図1(B)に示したように、基材24と防湿部材16とからなるシートが第2基板14に貼り合わせた後、このシート上に第3基板18が貼り合わされる。
封止部材20は、エポキシ系、アクリル系などの樹脂材料からなり、第1基板10と第3基板18との間に、電気泳動層12及び第2の基板14を囲んで配置されている。この封止部材20は、防湿性を有するものであり、上記の防湿部材16と相まって電気泳動層12への水分等の異物の侵入を抑制する。
図3は、第1の実施形態に係る電気泳動装置の変形実施例を説明する模式断面図である。なお、図1に示した電気泳動装置1と図3に示す電気泳動装置1aとで共通する構成要素については同符号を用いており、それらについて詳細な説明を省略する。図3に示す変形実施例に係る電気泳動装置1aは、上記の電気泳動装置1と比べ、電気泳動層12及び第2基板14の端部における防湿部材16と基材24との配置が逆になっている。すなわち、図1に示す電気泳動装置1では、電気泳動層12等に近い側に防湿部材16が配置されていたが、図3に示す電気泳動装置1aでは、電気泳動層12等と近い側には基材24が配置され、その次に防湿部材16が配置されている。
以上のような第1の実施形態に係る電気泳動装置1(又は1a)によれば、電気泳動層12等の端部に配置された防湿部材16とその外側に配置された封止部材20との相乗効果により、高い防湿性能が得られる。それにより、樹脂を用いた封止部材20の幅を従来よりも小さくすることが可能となり、必要十分な防湿性を確保しつつ封止領域を狭めた電気泳動装置を実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る電気泳動装置の構造を示す模式断面図である。電気泳動装置2は、第1基板10、電気泳動層12、第2基板14、防湿部材16b、第3基板18、封止部材20、を含んで構成されている(図4(C)参照)。なお、上述した第1の実施形態に係る電気泳動装置1と共通する構成要素については同符号を用いており、それらについて詳細な説明を省略する。第1の実施形態に係る電気泳動装置との相違点は防湿部材16bの構成態様であり、以下この相違点について詳細に説明する。
図4は、第2の実施形態に係る電気泳動装置の構造を示す模式断面図である。電気泳動装置2は、第1基板10、電気泳動層12、第2基板14、防湿部材16b、第3基板18、封止部材20、を含んで構成されている(図4(C)参照)。なお、上述した第1の実施形態に係る電気泳動装置1と共通する構成要素については同符号を用いており、それらについて詳細な説明を省略する。第1の実施形態に係る電気泳動装置との相違点は防湿部材16bの構成態様であり、以下この相違点について詳細に説明する。
防湿部材16bは、第1の実施形態と同様に無機材料からなる膜(無機膜)である。本実施形態においては、防湿部材16bとしての無機膜は、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂からなる透明な基材24bの表面のほぼ全体に形成されている。図示の例では、防湿部材16bとしての無機膜は基材24bの両面に設けられているが、いずれか片面にのみ設けられていてもよい。図4(A)に示すように、この基材24bと防湿部材16bからなるシート(防湿シート)を第2基板14の他方の表面に貼り合わせ、当該シートの4辺を折り返す。それにより、図4(B)に示すように、電気泳動層12及び第2基板14の端部が防湿部材16bに覆われる。また、図5に平面図で示したように、電気泳動層12及び第2基板14の主面も防湿部材16bによって覆われる。基材24bと防湿部材16bからなるシートの貼り合わせには、例えば真空貼り合わせ装置が用いられる。防湿部材16bとしての無機膜は、単層であってもよいが、複数の膜を積層したもの(複数層)であると更に好ましい。防湿性をより高めることができるからである。
なお、無機膜としては、防湿、および透明性に優れたフッ素樹脂や、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン(Poly Chloro Tri Furuoro Ethylene),三フッ化エチレン樹脂)などを用いることができる。
なお、無機膜としては、防湿、および透明性に優れたフッ素樹脂や、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン(Poly Chloro Tri Furuoro Ethylene),三フッ化エチレン樹脂)などを用いることができる。
以上のような第2の実施形態に係る電気泳動装置2によっても、電気泳動層12等の端部に配置された防湿部材16bとその外側に配置された封止部材20との相乗効果により、高い防湿性能が得られる。それにより、樹脂を用いた封止部材20の幅を従来よりも小さくすることが可能となり、必要十分な防湿性を確保しつつ封止領域を狭めた電気泳動装置を実現することが可能となる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る電気泳動装置の構造を示す模式断面図である。電気泳動装置3は、第1基板10、電気泳動層12、第2基板14、防湿部材16c、第3基板18、封止部材20、を含んで構成されている(図6(C)参照)。なお、上述した第1の実施形態に係る電気泳動装置1と共通する構成要素については同符号を用いており、それらについて詳細な説明を省略する。第1の実施形態に係る電気泳動装置との相違点は防湿部材16cの構成態様であり、以下この相違点について詳細に説明する。
図6は、第3の実施形態に係る電気泳動装置の構造を示す模式断面図である。電気泳動装置3は、第1基板10、電気泳動層12、第2基板14、防湿部材16c、第3基板18、封止部材20、を含んで構成されている(図6(C)参照)。なお、上述した第1の実施形態に係る電気泳動装置1と共通する構成要素については同符号を用いており、それらについて詳細な説明を省略する。第1の実施形態に係る電気泳動装置との相違点は防湿部材16cの構成態様であり、以下この相違点について詳細に説明する。
防湿部材16cは、無機材料からなる枠体(構造物)である。本実施形態においては、防湿部材16cとしての枠体は、例えば金属、ガラスなどの無機材料を用いて構成される。この防湿部材16cとしての枠体は、図7に平面図で示すように、電気泳動層12及び第2基板14の周囲を囲むように配置される。より詳細には、この防湿部材16cは、予め枠状に形成されたものが用意され、それを電気泳動層12等の周囲に嵌め込むようにして配置される。あるいは、防湿部材16cは、金属ペースト等の流動性を有する無機材料を用いて形成されてもよい。その場合には、電気泳動層12等の周囲に当該金属ペースト等を塗布し、それを固化させることによって防湿部材16cが得られる。図6(A)に示すように、電気泳動層12上に第2基板14が配置された後、図6(B)に示すように、接着層としてのシート26が第2基板14の他方の表面に貼り付けられる。また、図6(B)に示すように、電気泳動層12及び第2基板14の周囲に防湿部材16cが設けられる。それにより、図6(B)に示すように、電気泳動層12及び第2基板14の端部が防湿部材16cに覆われる。その後、アクリル系接着シートなどからなる透明な接着シートであるシート26を介して第2基板14と第3基板18とが貼り合わされる。
以上のような第3の実施形態に係る電気泳動装置3によっても、電気泳動層12等の端部に配置された防湿部材16cとその外側に配置された封止部材20との相乗効果により、高い防湿性能が得られる。それにより、樹脂を用いた封止部材20の幅を従来よりも小さくすることが可能となり、必要十分な防湿性を確保しつつ封止領域を狭めた電気泳動装置を実現することが可能となる。
(第4の実施形態)
図8は、第4の実施形態に係る電気泳動装置の構造を示す模式断面図である。なお、上述した各実施形態に係る電気泳動装置と共通する構成要素については同符号を用いており、それらについて詳細な説明を省略する。図8に示すように、上述した第1の実施形態又は第3の実施形態に係る防湿部材の構成態様と第2の実施形態に係る防湿部材の構成態様とを併用することも可能である。具体的には、図8(A)に示す電気泳動装置4においては、防湿部材16(又は16c)が電気泳動層12及び第2基板14の端部に近い側に配置され、防湿部材16bが電気泳動層12等の端部から遠い側に配置されている。図8(B)に示す電気泳動装置4aにおいては、防湿部材16bが電気泳動層12等の端部から近い側に配置され、防湿部材16(又は16c)が電気泳動層12等の端部に遠い近い側に配置されている。このような構成態様を採用することにより、防湿性を更に高めることが可能となる。それにより、封止部材20の幅をより一層小さくすることが可能となる。
図8は、第4の実施形態に係る電気泳動装置の構造を示す模式断面図である。なお、上述した各実施形態に係る電気泳動装置と共通する構成要素については同符号を用いており、それらについて詳細な説明を省略する。図8に示すように、上述した第1の実施形態又は第3の実施形態に係る防湿部材の構成態様と第2の実施形態に係る防湿部材の構成態様とを併用することも可能である。具体的には、図8(A)に示す電気泳動装置4においては、防湿部材16(又は16c)が電気泳動層12及び第2基板14の端部に近い側に配置され、防湿部材16bが電気泳動層12等の端部から遠い側に配置されている。図8(B)に示す電気泳動装置4aにおいては、防湿部材16bが電気泳動層12等の端部から近い側に配置され、防湿部材16(又は16c)が電気泳動層12等の端部に遠い近い側に配置されている。このような構成態様を採用することにより、防湿性を更に高めることが可能となる。それにより、封止部材20の幅をより一層小さくすることが可能となる。
(第5の実施形態)
次に、上述した何れかの実施形態に係る電気泳動装置を表示部として備える電子機器の一例について説明する。図9は、電気泳動装置を適用した電子機器の具体例を説明する斜視図である。図9(A)は、電子機器の一例である電子ブックを示す斜視図である。この電子ブック1000は、ブック形状のフレーム1001と、このフレーム1001に対して回動自在に設けられた(開閉可能な)カバー1002と、操作部1003と、本実施形態に係る電気泳動装置によって構成された表示部1004と、を備えている。図9(B)は、電子機器の一例である腕時計を示す斜視図である。この腕時計1100は、本実施形態に係る電気泳動装置によって構成された表示部1101を備えている。なお、電気泳動装置を適用可能な電子機器の範囲はこれに限定されず、帯電粒子の移動に伴う視覚上の色調の変化を利用した装置を広く含むものである。
次に、上述した何れかの実施形態に係る電気泳動装置を表示部として備える電子機器の一例について説明する。図9は、電気泳動装置を適用した電子機器の具体例を説明する斜視図である。図9(A)は、電子機器の一例である電子ブックを示す斜視図である。この電子ブック1000は、ブック形状のフレーム1001と、このフレーム1001に対して回動自在に設けられた(開閉可能な)カバー1002と、操作部1003と、本実施形態に係る電気泳動装置によって構成された表示部1004と、を備えている。図9(B)は、電子機器の一例である腕時計を示す斜視図である。この腕時計1100は、本実施形態に係る電気泳動装置によって構成された表示部1101を備えている。なお、電気泳動装置を適用可能な電子機器の範囲はこれに限定されず、帯電粒子の移動に伴う視覚上の色調の変化を利用した装置を広く含むものである。
なお、本発明の適用範囲は上述した各実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において更に種々の変形を加えて実施することが可能である。例えば、上述した各実施形態においては、防湿部材は電気泳動層及び第2基板の外縁をすべて囲んで配置されていたが、防湿部材は電気泳動層及び第2基板の長辺又は短辺のいずれかに沿って設けられてもよい。その場合は、電気泳動層等の長辺に沿って防湿部材を設けることがより効果的である。
1、1a、2、3、4、4a…電気泳動装置、10…第1基板、12…電気泳動層、14…第2基板、16、16b、16c…防湿部材、18…第3基板、20…封止部材、22…フレキシブル基板、24、24b…基材
Claims (5)
- 第1基板と、
前記第1基板上に配置された電気泳動層と、
前記電気泳動層を挟んで前記第1基板と対向配置された第2基板と、
無機材料からなり、前記電気泳動層及び前記第2基板の端部に沿って前記第1基板上に配置された防湿部材と、
前記電気泳動層、前記第2基板及び前記防湿部材を挟んで前記第1基板と対向配置された第3基板と、
樹脂材料からなり、前記第1基板と前記第3基板との間に、前記電気泳動層及び前記第2基板を囲んで配置された封止部材と、
を備える、電気泳動装置。 - 前記防湿部材は、前記電気泳動層及び前記第2基板の外縁を囲んで設けられる、
請求項1に記載の電気泳動装置。 - 前記防湿部材が前記無機材料からなる膜である、
請求項1又は2に記載の電気泳動装置。 - 前記防湿部材が前記無機材料からなる枠体である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気泳動装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気泳動装置を備える電子機器。
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