JP2009098486A - バリヤ装置 - Google Patents

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卓也 町田
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Abstract

【課題】バリヤ装置において、防塵、防滴等を図りつつバリヤ部材を円滑に作動させる。
【解決手段】カバー10とベース20とからなる開口部を画定するケース、開口部に臨む閉鎖位置と開口部から後退した開放位置との間を移動自在にケース内に配置されたバリヤ部材30、バリヤ部材を開閉駆動するべくケース内に配置された駆動部41aを有する駆動源40を備え、ケースには、バリヤ部材の移動を許容しつつバリヤ部材に接触する吸湿部材50が配置されている。これによれば、バリヤ部材がケース内おいて移動して開口部を開閉する際に、バリヤ部材30の周りを伝わって侵入してきた水滴等は吸湿部材50で吸収されて、駆動部が配置された領域への侵入が防止される。これにより、簡単な構造にて、低コスト化を達成しつつ、駆動源及びその他の関連する電子部品等を水滴等から保護することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯型のデジタルカメラ、携帯電話機等に搭載されたデジタルカメラ等において未使用時にレンズやNDフィルタを保護するバリヤ装置に関し、特に、駆動源によりバリヤ部材を開閉駆動する構成において、バリヤ部材が開閉動作のために揺動する隙間領域から駆動源側に水滴等が入り込むのを防止する機能を備えたバリヤ装置に関する。
従来のバリヤ装置としては、レンズを露出させる略矩形の開口部を画定する先端カバー、先端カバーの背面に退避空間を形成する壁部、レンズの光軸と直交する面内において往復動自在に退避空間に配置されると共に閉時に開口部を閉鎖しかつ開時に開口部を開放する一対のバリヤ部材、略矩形の開口部の上側及び下側開口縁部に沿って退避空間を閉塞する防塵・防滴部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この防塵・防滴部材は、ビニール、ゴム等の薄い可撓性材料により形成されており、一対のバリヤ部材が開口部を閉鎖した状態において一対のバリヤ部材の表面に押圧され、又、一対のバリヤ部材が開口部を開放した状態において壁部に押圧されるように、捩りバネの付勢力により常時付勢された状態となっている。
しかしながら、この防塵・防滴部材においては、略矩形をなす開口部の上側及び下側の開口縁部を閉塞するものであり、開口部の全周を(左右の開口縁部を含めて)閉塞するものではない。したがって、左右の開口部から装置の内部に向けて塵や水滴等が侵入し、バリヤ部材を開閉駆動する駆動源の領域まで入り込む虞がある。
また、防塵・防滴部材は、捩りバネの付勢力により、一対のバリヤ部材の表面又は壁部の表面に対して常時押し付けられた状態となっており、又、防塵・防滴部材が直線的な形状をなしかつ一対のバリヤ部材が防塵・防滴部材に対して垂直な方向に摺動するため、一対のバリヤ部材が開閉動作を行う際に摺動抵抗が大きく又一対のバリヤ部材が防塵・防滴部材に対してスティックを生じ、円滑に開閉動作を行うことができない虞がある。
さらに、防塵・防滴部材がビニールやゴムにより形成されているため、一対のバリヤ部材と防塵・防滴部材との間の摺動抵抗、摩擦力の増加を助長する傾向にあり、又、防塵・防滴部材は捩りバネにより付勢されるため、構造が複雑で、部品点数も多く、コストの増加を招くものである。
特開2005−173104号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、低コスト化等を図りつつ、バリヤ部材を駆動源で開閉駆動する構成において、バリヤ部材を円滑に開閉させることができると共に、バリヤ部材が移動する隙間領域(隙間部)から駆動源側に向けて水滴、他の液体、その他の異物等が侵入するのを防止できるバリヤ装置を提供することにある。
本発明のバリヤ装置は、開口部を画定するケースと、開口部に臨む閉鎖位置と開口部から後退した開放位置との間を移動自在にケース内に配置されたバリヤ部材と、バリヤ部材を開閉駆動するべくケース内に配置された駆動部を有する駆動源と、を備えたバリヤ装置であって、上記ケースには、バリヤ部材の移動を許容しつつバリヤ部材に接触する吸湿部材が配置されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、バリヤ部材がケース内おいて移動して開口部を開閉する際に、バリヤ部材の周りには、バリヤ部材の移動を許容するように吸湿部材が配置されているため、バリヤ部材の周りを伝わって侵入してきた水滴等は、吸湿部材で吸収されて、駆動部が配置された領域への侵入が防止される。これにより、簡単な構造にて、低コスト化を達成しつつ、駆動源及びその他の関連する電子部品等を水滴等から保護することができる。
上記構成において、ケースは、バリヤ部材を移動自在に通す隙間部を画定し、吸湿部材は、隙間部の領域において、バリヤ部材と接触するように設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、バリヤ部材は、ケース内に形成された略扁平な隙間部を通して移動自在に配置され、この隙間部の領域において、吸湿部材がバリヤ部材と接触するため、開口部から隙間部に入り込んできた水滴等は、隙間部に配置された吸湿部材により吸収されて、駆動部(及び駆動源の電気配線等)が配置された領域に入り込むのを防止することができる。
上記構成において、ケースは、隙間部に臨む又は隣接する領域において、吸湿部材よりも開口部側寄りでかつバリヤ部材の移動範囲に亘って形成された溝部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、開口部から隙間部に入り込む水滴等は、吸湿部材に至る前に溝部に入り込ませて溜めることができる。したがって、この溝部で溜められた水滴等は、場合によっては開口部から再び外部に排出させることができ、一方、溝部から隙間部へ入り込んだ場合は吸湿部材により吸収することができる。このように、二段構えの防滴作用により、水滴等の侵入を確実に防止することができる。
上記構成において、ケースは、開口部の前側を画定するカバーと、カバーの背面に結合されて開口部の後側を画定するベースを含み、カバー及びベースの少なくとも一方には、バリヤ部材の面と接触する吸湿部材が設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、ケースがニ分割可能なベース及びカバーにより形成されるため、バリヤ部材を通す隙間部を容易に画定することができ、又、この隙間部の領域に容易に吸湿部材を配置して固着することができる。また、吸湿部材をカバー及びベースの両方に設けて、バリヤ部材の両側の面に接触するようにした場合は、バリヤ部材を円滑に移動させることができると共に、水滴等の侵入を確実に防止することができる。
上記構成において、カバー及びベースは、バリヤ部材を移動自在に通す隙間部を画定すると共に少なくとも駆動部を開口部から隔離する隔離壁部を有し、吸湿部材は、隔離壁部において、隙間部に露出してバリヤ部材と接触するように設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、カバー及びベース内の少なくとも駆動部が配置される領域は、外部に連通する開口部側から隔離壁部により隔離(遮断)され、隔離壁部により画定される隙間部を通してのみバリヤ部材が移動自在となっている。
ここで、吸湿部材が隙間部に露出してバリヤ部材と接触しているため、外部から隙間部に入り込んだ水滴等を吸湿部材により吸収することで、隙間部を通過して駆動部の配置領域へ侵入することを防止することができる。
上記構成において、隔離壁部には、隙間をおいて吸湿部材を挿着する凹部が形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、吸湿部材が隔離壁部に凹部に挿着されると共にその周りに隙間が設けられているため、吸湿部材がその吸湿能力の限界を超えても、水滴等を周りの隙間に溜めることができ、吸収されなかった水滴等の侵入を確実に防止することができる。
上記構成において、カバー及びベースは、隔離壁部に隣接する領域において、吸湿部材よりも開口部側寄りでかつバリヤ部材の移動範囲に亘って形成された溝部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、開口部から隔離壁部により画定される隙間部に入り込む水滴等は、吸湿部材に至る前に手前に位置する溝部に入り込ませて溜めることができる。したがって、この溝部で溜められた水滴等は、場合によっては開口部から再び外部に排出させることができ、一方、溝部から隔離壁部の隙間部へ入り込んだ場合は吸湿部材により吸収することができる。このように、二段構えの防滴作用及び吸湿部材との相乗効果により、水滴等の侵入を確実に防止することができる。
上記構成において、吸湿部材は、開口部から駆動部に向う方向において、バリヤ部材に沿って所定の間隔をおいて配置された複数の吸湿部材を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、開口部から駆動部が配置される領域に通じる領域(隙間部)において、バリヤ部材に沿って複数の吸湿部材が配置されているため、多段的な吸湿(吸収)作用を得ることができる。したがって、開口部から入り込んできた水滴等の量が多い場合でも、多段的な吸湿(吸収)作用により、駆動部(及び駆動源の電気配線等)が配置された領域への侵入を確実に防止することができる。
上記構成において、バリヤ部材は、ベースに対して揺動自在に設けられ、ベースには、駆動源が設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、バリヤ部材は駆動源により揺動させられて開口部を開閉し、バリヤ部材の揺動を許容する隙間部から駆動源側への水滴等の侵入が確実に防止されるため、電気配線等を水滴等から保護することができ、機能上の信頼性を高めることができる。
上記構成において、吸湿部材は、吸湿素材又は吸水速乾素材を含む,吸湿繊維又は吸湿樹脂により形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、効率よく水滴等を吸収し又吸収した後に乾燥させることができ、又、汎用性のある素材を用いることで、低コスト化を達成しつつ、種々の要求に応じた形状に容易に成形することができる。
上記構成をなすバリヤ装置によれば、構造の簡素化、低コスト化等を達成しつつ、バリヤ部材を円滑に開閉させることができると共に、バリヤ部材の移動を許容する隙間領域(隙間部)から駆動源等が配置された内部領域に向けて、水滴、他の液体、その他の異物等が侵入するのを確実に防止することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図7は、本発明に係るバリヤ装置の一実施形態を示すものであり、図1はバリヤ装置を搭載したデジタルカメラの外観斜視図、図2及び図3はバリヤ装置の平面図、図4はバリヤ装置の内部を示す断面図、図5はバリヤ装置の一部をなすカバーの内部を示す平面図、図6はバリヤ装置の一部をなすベースの内部を示す平面図、図7はバリヤ装置の内部を示す部分断面図である。
このバリヤ装置Mが搭載されるデジタルカメラCは、図1に示すように、円形の開口部C1を有し、開口部C1の後方の内部空間において、前方Fから後方Rに向けて順に配置されたバリヤ装置M、光軸LをもつレンズGを備えている。
バリヤ装置Mは、図2ないし図7に示すように、円形をなす前側の開口部11を画定するケースの一部としてのカバー10、カバー10の背面に結合されて円形の後側の開口部21を画定するケースの一部としてのベース20、カバー10及びベース20により画定される内部空間に収容されたバリヤ部材30、ベース20に設けられてバリヤ部材30を開閉駆動する駆動源としてのアクチュエータ40、カバー10の内側及びベース20の内側に配置された2つの吸湿部材50等を備えている。
ここで、開口部C1、前側の開口部11、及び後側の開口部21は、光軸L上に中心をもつように同軸上に配列されている。そして、開口部11及び開口部21により、バリヤ装置Mのケースにおける開口部を画定している。
カバー10は、図2ないし図5に示すように、略矩形の輪郭をなすように形成され、レンズGを露出させるための前側の開口部11、バリヤ部材30を揺動自在に通す隙間部Dを画定する隔離壁部12、隔離壁部12に形成された凹部13、隔離壁部12の開口部11寄りに隣接して形成された円弧状の溝部14等を備えている。
開口部11は、図4に示すように、レンズGの光軸L上に軸線をもつ円筒状に形成され、図4及び図5に示すように、ベース20に対向する後端面11aを備えている。
後端面11aは、円環状でかつ平坦面に形成され、後述するベース20の前端面21aと協働して、バリヤ部材30が開閉動作する際の移動を許容する隙間を画定している。
隔離壁部12は、図4及び図5に示すように、後述するベース20の隔離壁部22と協働して、アクチュエータ40の駆動ピン41a(及びその他の関連部品等)が配置される領域Aを開口部11側の領域から遮断して隔離するように形成されると共に、その中央領域において、後述するベース20の隔離壁部22と協働して、バリヤ部材30(の腕部32)を僅かな隙間をおいて揺動自在に通す隙間部Dを画定するように段差状に形成されている。
凹部13は、図4及び図5に示すように、隔離壁部12の隙間部Dの領域において、円弧状をなす吸湿部材50を、周りに隙間を空けて収容するべく円弧状に形成されている。
すなわち、凹部13は、吸湿部材50が挿着された状態で、吸湿部材50の周りに隙間ができるように形成されているため、吸湿部材50がその吸湿能力の限界を超えても、水滴等を周りの隙間に溜めることができ、吸収されなかった水滴等の侵入を確実に防止することができる。
溝部14は、図4及び図5に示すように、隔離壁部12に隣接する領域において、吸湿部材50よりも開口部11側寄りでかつバリヤ部材30の揺動範囲に亘って円弧状に形成されている。溝部14は、後端面11a及び前端面21aにより画定される隙間から内部に入り込んできた水滴等を溜めて、さらに内部に流れ込むのを抑制する作用をなすものである。
ベース20は、図2ないし図4、図6に示すように、レンズGを露出させるための後側の開口部21、バリヤ部材30を揺動自在に通す隙間部Dを画定する隔離壁部22、隔離壁部22に形成された凹部23、隔離壁部22の開口部21寄りに隣接して形成された円弧状の溝部24、バリヤ部材30を揺動自在に支持する支軸25、後述するアクチュエータ40の駆動ピン41aを往復動自在に通す略扇状の貫通孔26等を備えている。
開口部21は、図4に示すように、レンズGの光軸L上に軸線をもつ円筒状に形成され、図4及び図6に示すように、カバー10に対向する前端面21aを備えている。
前端面21aは、円環状でかつ平坦面に形成され、カバー10の後端面11aと協働して、バリヤ部材30が開閉動作する際の移動を許容する隙間を画定している。
隔離壁部22は、図4及び図6に示すように、カバー10の隔離壁部12と協働して、アクチュエータ40の駆動ピン41a(及びその他の関連部品等)が配置される領域Aを開口部11側の領域から遮断して隔離するように形成されると共に、その中央領域において、カバー10の隔離壁部12と協働して、バリヤ部材30(の腕部32)を僅かな隙間をおいて揺動自在に通す隙間部Dを画定するように段差状に形成されている。
凹部23は、図4及び図6に示すように、隔離壁部22の隙間部Dの凹部13と対向する領域において、円弧状をなす吸湿部材50を、周りに隙間を空けて収容するべく円弧状に形成されている。
すなわち、凹部23は、吸湿部材50が挿着された状態で、吸湿部材50の周りに隙間ができるように形成されているため、吸湿部材50がその吸湿能力の限界を超えても、水滴等を周りの隙間に溜めることができ、吸収されなかった水滴等の侵入を確実に防止することができる。
溝部24は、図4及び図6に示すように、隔離壁部22に隣接する領域において、吸湿部材50よりも開口部21側寄りでかつバリヤ部材30の揺動範囲に亘って円弧状に形成されている。溝部24は、後端面11a及び前端面21aにより画定される隙間から内部に入り込んできた水滴等を溜めて、さらに内部に流れ込むのを抑制する作用をなすものである。
支軸25は、図2及び図6に示すように、バリヤ部材30の円孔33に挿入されて、バリヤ部材30を揺動自在に支持するように形成されている。
貫通孔26は、開口部11,21から後退した開放位置と開口部11,21に臨む閉鎖位置との間において、バリヤ部材30を往復動させるべく、アクチュエータ40の駆動ピン41aが移動するのを許容するように形成されている。
バリヤ部材30は、図2ないし図4に示すように、光軸Lに垂直な平面内において揺動自在にカバー10及びベース20により画定される内部空間に配置されており、後端面11aと前端面21aにより画定される隙間を移動し得ると共に隔離壁部12,22により画定される隙間部Dを移動し得る厚さをなす薄板状部材により形成され、円形の遮蔽部31、遮蔽部31から伸長する腕部32、腕部32に位置する円孔33及び長孔34等を備えている。
遮蔽部31は、図2に示すように、開口部11,21を完全に閉鎖し得る径寸法に形成されている。
腕部32は、図2ないし図4、図7に示すように、隔離壁部12,22により画定される隙間部Dを通して揺動自在に形成され、この隙間部Dの領域において、その前面32aがカバー10(の凹部13)に固着された吸湿部材50と摺動自在に接触し、その後面32bがベース20(の凹部23)に固着された吸湿部材50と摺動自在に接触している。
円孔33は、図2ないし図4に示すように、ベース20の支軸25が挿入されるように形成されている。
長孔34は、図2ないし図4に示すように、アクチュエータ40の駆動ピン41aが挿入されるように形成されている。
そして、バリヤ部材30は、図2に示すように、開口部11,21に臨む閉鎖位置と、図3に示すように、開口部11,21から後退した開放位置との間を往復動して、開口部11,21の開閉動作を行うようになっている。
アクチュエータ40は、図2ないし図4に示すように、ベース20の背面に固定されており、所定の角度範囲を回動するロータ41、ロータ41を回動自在に支持する枠部材(不図示)、枠部材の周りに巻回された励磁用のコイル(不図示)、コイルの周りに配置された円筒状のヨーク42等を備えている。
ロータ41は、ベース20の貫通孔26を通して、カバー10及びベース20の外壁部及び隔離壁部12,22により画定される内部の領域Aまで伸長し、バリヤ部材30の長孔34に挿入される駆動部としての駆動ピン41aを一体的に備えている。
尚、アクチュエータ40は、領域Aに配置される駆動部として、前述の構成に限定されるものではなく、例えば、電気配線、電子部品、機構部品等を含んでいてもよい。
吸湿部材50は、図2ないし図7に示すように、吸湿素材、吸水速乾素材等を含む吸湿繊維、吸湿樹脂等用いて、断面が略矩形をなす円弧状に成形され、図2ないし図4に示すように、カバー10の凹部13内に、凹部13の内壁面と隙間をおいて挿入されて固着され、又、図2ないし図4に示すように、ベース20の凹部23内に、凹部23の内壁面と隙間をおいて挿入されて固着されている。
尚、吸湿部材50を形成する素材としては、吸放湿物質、例えばポリアクリレートをエマルジョン化しポリマライズ(重合)して、ポリエステルに固着した吸湿素材、あるいは、合成繊維などで繊維を多孔化し又は毛細管現象を利用して吸水性(吸湿性)を向上させた吸水速乾素材等を用いることができる。また、汎用性のある素材を用いることで、低コスト化を達成しつつ、種々の要求に応じた形状に容易に成形することができる。
そして、カバー10に設けられた吸湿部材50は、図4及び図7に示すように、隔離壁部12,22の領域において、隙間部Dに露出して(バリヤ部材30の)腕部32の前面32aと接触するように配置され、ベース20に設けられた吸湿部材50は、図4及び図7に示すように、隔離壁部12,22の領域において、隙間部Dに露出して(バリヤ部材30の)腕部32の後面32bと接触するように配置されている。
ここで、吸湿部材50とバリヤ部材30との接触状態は、バリヤ部材30の厚さによっても異なるが、例えば図7に示すように、バリヤ部材30の移動に対して殆ど抵抗を及ぼさない程度に若干変形して接触した状態、あるいは、殆ど変形しないで接触した状態、あるいは密着するように変形して接触した状態等、バリヤ部材30の形態に応じて種々の接触状態を適用することができる。
尚、水滴等はその表面張力により、微小隙間を通り抜けることができないため、この通過不能な隙間を開けて、二つの吸湿部材50,50が対向するように配置され、その隙間にバリヤ部材30(の腕部32)が摺動自在に配置されてもよい。
上記構成をなすバリヤ装置によれば、隔離壁部12,22に隣接する領域の開口部11,21寄りに溝部14,24を設け、隔離壁部12,22により画定される隙間部Dの領域に吸湿部材50,50を配置したことにより、バリヤ部材30がケース(カバー10及びベース20)内おいて移動して開口部11,21を開閉する際に、バリヤ部材30の周りを伝わって侵入してきた水滴等は、先ず、溝部14,24にて捕えられ、続けて吸湿部材50,50で吸収されて、駆動ピン41a等その他の駆動部(配線、電子部品等)が配置された領域Aへの侵入が防止される。
すなわち、開口部11,21から隙間部Dに入り込む水滴等は、吸湿部材50,50に至る前に溝部14、24に入り込ませて溜めることができ、溝部14,24で溜められた水滴等は、場合によっては開口部11,21から再び外部に排出させることができ、一方、溝部14,24から隔離壁部12,22の隙間部Dへ入り込んだ場合は吸湿部材50,50により吸収することができる。このように、二段構えの防滴作用及び吸湿部材との相乗効果により、水滴等の侵入を確実に防止することができる。
これにより、簡単な構造にて、低コスト化を達成しつつ、アクチュエータ40及びその他の関連する電子部品等を水滴等から保護することができる。
特に、カバー10及びベース20により、バリヤ部材30の腕部32を移動自在に通す隙間部Dを画定し、この隙間部Dの領域に吸湿部材50,50を配置したことにより、バリヤ部材30の円滑な揺動を許容しつつ、開口部11,21から隙間部Dに入り込んできた水滴等を、吸湿部材50により確実に吸収させて、領域A内へ侵入するのを防止することができる。
また、バリヤ部材30を収容するケースがニ分割可能なカバー10及びベース20により形成されているため、バリヤ部材30を通す隙間部Dを容易に画定することができ、又、この隙間部Dの領域に容易に吸湿部材50,50を配置して固着することができる。
図8ないし図10は、本発明に係るバリヤ装置の他の実施形態を示すものである。この実施形態においては、前述の実施形態における隔離壁部12,22、溝部14,24等を廃止し、カバー10及びベース20の内部に直接吸湿部材50´,50´を配置した以外は、前述の実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、この装置Mは、図8ないし図10に示すように、カバー10´、ベース20´、バリヤ部材30、アクチュエータ40、吸湿部材50´,50´を備えている。
カバー10´は、図8及び図9に示すように、略矩形の輪郭をなすように形成され、後端面11aをもつ開口部11、バリヤ部材30を揺動自在に支持する支軸25を嵌合する嵌合穴15、バリヤ部材30を揺動自在にガイドするガイド面17等を備えている。
ベース20´は、図8及び図10に示すように、略矩形の輪郭をなすように形成され、前端面21aをもつ開口部21、バリヤ部材30を揺動自在に支持する支軸25、貫通孔26、バリヤ部材30を揺動自在にガイドするガイド面27等を備えている。
二つの吸湿部材50´,50´は、図8ないし図10に示すように、カバー10´の内壁面及びベース20´の内壁面にそれぞれ固着されて、お互いに対向するように配置されて、バリヤ部材30の腕部32を挟み込むように接触している。
すなわち、吸湿部材50´,50´は、バリヤ部材30の移動(揺動)を許容しつつ、バリヤ部材30の両面(腕部32の前面32aと後面32b)に接触するように配置されている。
これによれば、バリヤ部材30がケース(カバー10´及びベース20´により画定される空間)内おいて移動して開口部11,21を開閉する際に、バリヤ部材30の周りを伝わって侵入してきた水滴等は、吸湿部材50´,50´で吸収されて、駆動ピン41a等が配置された領域Aへの侵入が防止される。これにより、簡単な構造にて、低コスト化を達成しつつ、アクチュエータ40及びその他の関連する電子部品等を水滴等から保護することができる。
図11は、本発明に係るバリヤ装置のさらに他の実施形態を示すものである。この実施形態においては、前述の図8ないし図10に示す実施形態における一方の吸湿部材50´を廃止して、隔離壁部12´を設けた以外は、前述の実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、この装置Mは、図11に示すように、カバー10´´、ベース20´、バリヤ部材30、アクチュエータ40、一つの吸湿部材50´を備えている。
カバー10´´は、図11に示すように、略矩形の輪郭をなすように形成され、後端面11aをもつ開口部11、ベース20´に設けられた吸湿部材50´と対向するように突出して形成された隔離壁部12´´、バリヤ部材30を揺動自在に支持する支軸25を嵌合する嵌合穴15、バリヤ部材30を揺動自在にガイドするガイド面17等を備えている。
すなわち、カバー10´´の隔離壁部12´´は、(バリヤ部材30の)腕部32の前面32aと接触するか僅かな隙間をおいて対向し、ベース20´の吸湿部材50´は、バリヤ部材30の移動(揺動)を許容しつつ、腕部32の後面32bと接触している。
これによれば、バリヤ部材30がケース(カバー10´´及びベース20´により画定される空間)内おいて移動して開口部11,21を開閉する際に、バリヤ部材30の周りを伝わって侵入してきた水滴等は、一方の隔離壁部12´´に遮断されると共に吸湿部材50´に吸収されて、駆動ピン41a等が配置された領域Aへの侵入が防止される。これにより、簡単な構造にて、低コスト化を達成しつつ、アクチュエータ40及びその他の関連する電子部品等を水滴等から保護することができる。
図12ないし図14は、本発明に係るバリヤ装置のさらに他の実施形態を示すものである。この実施形態においては、前述の図8ないし図10に示す実施形態において、カバー10´及びベース20´にそれぞれ二つずつ吸湿部材50´を設けた以外は、前述の実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、この装置Mは、図12ないし図14に示すように、カバー10´、ベース20´、バリヤ部材30、アクチュエータ40、4つの吸湿部材50´を備えている。
吸湿部材50´は、カバー10´の内壁面において、開口部11から駆動部すなわち駆動ピン41aが配置される領域Aに向う方向において、バリヤ部材30に沿って所定の間隔をおいて2つ配置されている。
また、吸湿部材50´は、ベース20´の内壁面において、開口部21から駆動部すなわち駆動ピン41aが配置される領域Aに向う方向において、バリヤ部材30に沿って所定の間隔をおいて2つ配置されている。
これによれば、開口部11,21から駆動部(駆動ピン41a等)が配置される領域Aに通じる領域(隙間部)において、バリヤ部材30に沿って2つずつの吸湿部材50´,50´合計4つの吸湿部材50´,50´,50´,50´が配置されているため、多段的な吸湿(吸収)作用を得ることができる。
したがって、開口部11,21から後端面11a及び前端面21aにより画定される隙間を通して入り込んできた水滴等の量が多い場合でも、多段的な吸湿(吸収)作用により、水滴等が領域Aに侵入するのを確実に防止することができる。
上記実施形態においては、バリヤ部材として一枚のバリヤ部材30を示したが、これに限定されるものではなく、二枚のバリヤ部材を採用してもよい。
上記実施形態においては、バリヤ部材として、支軸25回りに揺動して開口部11,21を開閉するタイプのものを示したが、これに限定されるものではなく、直線的に往復動して開口部を開閉するバリヤ部材において、本発明の吸湿部材を適用してもよい。
上記実施形態においては、開口部11,21として円筒状のものを示し、楕円形あるいは矩形をなす場合においても、本発明を適用することができる。
上記実施形態においては、吸湿部材50,50´の形状として、欄面が略矩形をなすものを採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、円形断面あるいは楕円断面をなすものを採用してもよい。
以上述べたように、本発明のバリヤ装置は、構造の簡素化、低コスト化等を達成しつつ、バリヤ部材30を円滑に開閉させることができると共に、バリヤ部材30の移動を許容する隙間領域(隙間部D)から駆動源(アクチュエータ40)等が配置された内部領域Aに向けて、水滴、他の液体、その他の異物等が侵入するのを確実に防止することができるため、レンズに限らず、NDフィルタやNDフィルタ羽根、シャッタ羽根、絞り羽根等を備えた携帯型のデジタルカメラ、携帯電話機等に搭載されるモバイルカメラ等に適用できるのは勿論のこと、防塵、特に防滴等の対策を要するものであれば、その他のカメラにも有用である。
本発明に係るバリヤ装置を搭載したデジタルカメラを示す外観斜視図である。 本発明に係るバリヤ装置の平面図である。 本発明に係るバリヤ装置の平面図である。 本発明に係るバリヤ装置の断面図である。 本発明に係るバリヤ装置のケースをなすカバーの内部を示す平面図である。 本発明に係るバリヤ装置のケースをなすベースの内部を示す平面図である。 図4中のE−Eにおける部分断面図である。 本発明に係るバリヤ装置の他の実施形態を示す断面図である。 図8に示すバリヤ装置のケースをなすカバーの内部を示す平面図である。 図8に示すバリヤ装置のケースをなすベースの内部を示す平面図である。 本発明に係るバリヤ装置のさらに他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係るバリヤ装置のさらに他の実施形態を示す断面図である。 図12に示すバリヤ装置のケースをなすカバーの内部を示す平面図である。 図12に示すバリヤ装置のケースをなすベースの内部を示す平面図である。
符号の説明
C デジタルカメラ
C1 開口部
M バリヤ装置
G レンズ
L 光軸
F 前側
R 後側
D 隙間部
A 駆動部が配置された領域
10,10´,10´´ カバー
11 前側の開口部
11a 後端面
12,12´´ 隔離壁部
13 凹部
14 溝部
15 嵌合穴
17 ガイド面
20,20´ ベース
21 後側の開口部
21a 前端面
22 隔離壁部
23 凹部
24 溝部
25 支軸
26 貫通孔
27 ガイド面
30 バリヤ部材
31 遮蔽部
32 腕部
32a 前面
32b 後面
33 円孔
34 長孔
40 アクチュエータ
41 ロータ
41a 駆動ピン(駆動部)
42 ヨーク
50,50´ 吸湿部材

Claims (10)

  1. 開口部を画定するケースと、前記開口部に臨む閉鎖位置と前記開口部から後退した開放位置との間を移動自在に前記ケース内に配置されたバリヤ部材と、前記バリヤ部材を開閉駆動するべく前記ケース内に配置された駆動部を有する駆動源と、を備えたバリヤ装置であって、
    前記ケースには、前記バリヤ部材の移動を許容しつつ前記バリヤ部材に接触する吸湿部材が配置されている、
    ことを特徴とするバリヤ装置。
  2. 前記ケースは、前記バリヤ部材を移動自在に通す隙間部を画定し、
    前記吸湿部材は、前記隙間部の領域において、前記バリヤ部材と接触するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のバリヤ装置。
  3. 前記ケースは、前記隙間部に臨む又は隣接する領域において、前記吸湿部材よりも前記開口部側寄りでかつ前記バリヤ部材の移動範囲に亘って形成された溝部を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のバリヤ装置。
  4. 前記ケースは、前記開口部の前側を画定するカバーと、前記カバーの背面に結合されて前記開口部の後側を画定するベースを含み、
    前記カバー及びベースの少なくとも一方には、前記バリヤ部材の面と接触する前記吸湿部材が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のバリヤ装置。
  5. 前記カバー及びベースは、前記バリヤ部材を移動自在に通す隙間部を画定すると共に少なくとも前記駆動部を前記開口部から隔離する隔離壁部を有し、
    前記吸湿部材は、前記隔離壁部において、前記隙間部に露出して前記バリヤ部材と接触するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のバリヤ装置。
  6. 前記隔離壁部には、隙間をおいて前記吸湿部材を挿着する凹部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のバリヤ装置。
  7. 前記カバー及びベースは、前記隔離壁部に隣接する領域において、前記吸湿部材よりも前記開口部側寄りでかつ前記バリヤ部材の移動範囲に亘って形成された溝部を有する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のバリヤ装置。
  8. 前記吸湿部材は、前記開口部から前記駆動部に向う方向において、前記バリヤ部材に沿って所定の間隔をおいて配置された複数の吸湿部材を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一つに記載のバリヤ装置。
  9. 前記バリヤ部材は、前記ベースに対して揺動自在に設けられ、
    前記ベースには、前記駆動源が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか一つに記載のバリヤ装置。
  10. 前記吸湿部材は、吸湿素材又は吸水速乾素材を含む,吸湿繊維又は吸湿樹脂により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし9いずれか一つに記載のバリヤ装置。
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