JP2009095958A - 脚車輪モジュール及び脚車輪型ロボット - Google Patents

脚車輪モジュール及び脚車輪型ロボット Download PDF

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功幸 嵯峨山
Kazuteru Hida
和輝 飛田
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Abstract

【課題】下腿部を構成するリンクの外郭フレームによってモータを含む回転駆動部を外部の衝撃から保護することが可能な脚車輪モジュール、該脚車輪モジュールを含んで成る脚部を有する脚車輪型ロボットを提供する。
【解決手段】脚車輪型ロボットの駆動輪20を回転駆動する車輪駆動機構190を、車輪モータ50の回転力をその回転方向を変換し且つ回転速度を減速して動力伝達用回転軸190bに伝達する駆動及び従動傘歯車190a及び190cと、動力伝達用回転軸190bの回転力を回転速度を減速して減速用回転軸190eに伝達する動力伝達用平歯車190d及び減速用平歯車190fと、減速用回転軸190eの回転力を車輪回転軸190hに伝達する駆動、従動プーリ190g、190i及びベルト190jとを含んだ構成とし、車輪駆動機構190を、下腿部リンクのフレームを構成する車輪駆動部用ハウジング19cの内側に配設する構成とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、脚車輪型ロボットの下腿部を構成する脚車輪モジュール及び該脚車輪モジュールによって構成された脚部を備えた脚車輪型ロボットに関する。
従来、基体に対して自由度を有して連結された複数の脚部と、該各脚部の脚先側端部に設けられた車輪とを備え、環境に応じて各脚部又は各車輪を適宜に動作させて移動する脚車輪型ロボットがある。各脚部は複数のリンク部材が直列に連結された構成のシリアルリンク機構を利用したものが一般的である。この種のロボットは、連結された各リンク部材における基端側(ロボットなどの基体に連結される側)のリンク部材に、これらのリンク部材に対して脚先側のリンク部材を回動させる関節(回転軸)を駆動するモータを含む関節駆動機構や、脚先側端部の車輪を駆動するモータを含む車輪駆動機構が設けられており、モータを駆動することによって、その動力が各関節や車輪に伝達される。これにより、各関節が動作(回転軸が回転)して、基体側のリンク部材に支持された脚先側のリンク部材が動作(回動)する。または、車輪が回転駆動する。
例えば、特許文献1に記載の4脚移動ロボットは、略一直線上に配置した4つの股関節に、伸縮可能な4脚を前後に回動可能に備え、各脚の先端に車輪軸を介して2個の車輪を取り付けた走行装置を設けた構成を有している。各脚の足首軸には、該足首軸の軸中心を貫通して回転可能に支持された駆動軸が設けられ、該駆動軸と前記車輪軸との間は、ベルト或いはチェーン等の動力伝達部材により連結されている。更に、各脚に1つのアクチュエータが設けられ、該アクチュエータの回転軸に備えた駆動べベルギヤと噛合する従動べベルギヤが前記駆動軸に設けられている。
特開2005−46950号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術においては、脚先の近辺に車輪を駆動するモータが剥き出しに設置されているため、モータが、他の脚に接触したり障害物に接触したりなどすることによって破損する恐れがあった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであり、下腿部を構成するリンクの外郭フレームによってモータを含む回転駆動部を外部の衝撃から保護することが可能な脚車輪モジュール、該脚車輪モジュールを含んで成る脚部を有する脚車輪型ロボットを提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の脚車輪モジュールは、
下腿部を構成するリンクである下腿部リンクと、該下腿部リンクに取り付けられた回転駆動機構と、前記下腿部リンクの一端に回転自在に軸支されると共に前記回転駆動機構で回転駆動される車輪とから構成される脚車輪モジュールであって、
前記回転駆動機構は、少なくとも、前記車輪の回転軸である車輪回転軸と、回転力を発生するモータと、該モータの回転力を前記車輪回転軸に伝達する伝達機構とを備え、
前記リンクは、中空の外郭部を有するフレームを備え、
前記回転駆動機構の少なくとも前記モータを含む構成部を前記外郭部の内側に配設したことを特徴とする。
ここで、回転駆動機構は、モータの回転力を、下腿部リンクの車輪回転軸に伝達する機構であり、例えば、モータの回転方向と車輪回転軸の回転方向とが異なる場合には、更に回転方向を変換する機構を含み、他にもモータのコントローラ(制御回路)、モータのドライバ(駆動回路)、エンコーダ、減速機などを更に含む場合がある。
〔発明2〕 更に、発明2の脚車輪モジュールは、発明1に記載の脚車輪モジュールにおいて、
前記モータを、該モータの出力軸の先端を前記下腿部リンクの伸長方向に向けた姿勢で前記外郭部の内側に支持し、
前記伝達機構は、前記外郭部の内側に前記車輪回転軸と同じ回転方向に回転自在に支持された動力伝達用回転軸と、前記モータの出力軸に外嵌された駆動歯車と、前記動力伝達用回転軸に外嵌された、前記駆動歯車と噛合して該駆動歯車の回転方向を前記動力伝達用回転軸の回転方向に変換する従動歯車と、前記動力伝達用回転軸の回転力を前記車輪回転軸に伝達する回転力伝達機構とを備えることを特徴とする。
〔発明3〕 更に、発明3の脚車輪モジュールは、発明2に記載の脚車輪モジュールにおいて、
前記従動歯車の径長及び歯数を、前記駆動歯車の径長及び歯数よりも大きくしたことを特徴とする。
〔発明4〕 更に、発明4の脚車輪モジュールは、発明1乃至3のいずれか1に記載の脚車輪モジュールにおいて、
前記回転力伝達機構は、前記動力伝達用回転軸に外嵌された第1のプーリと、前記車輪回転軸に外嵌された第2のプーリと、前記第1のプーリと前記第2のプーリとに掛け回されたベルトとを備えることを特徴とする。
〔発明5〕 更に、発明5の脚車輪モジュールは、発明1乃至3のいずれか1に記載の脚車輪モジュールにおいて、
前記伝達機構は、前記外郭部の内側に前記車輪回転軸と同じ回転方向に回転自在に支持された減速用回転軸と、前記動力伝達用回転軸に外嵌された動力伝達用歯車と、前記減速用回転軸に外嵌され且つ前記動力伝達用歯車と噛合する該動力伝達用歯車よりも径長及び歯数の大きい減速用歯車とを更に備え、
前記回転力伝達機構は、前記減速用回転軸の回転力を前記車輪回転軸に伝達する構成となっていることを特徴とする。
〔発明6〕 更に、発明6の脚車輪モジュールは、発明5に記載の脚車輪モジュールにおいて、
前記回転力伝達機構は、前記減速用回転軸に外嵌された第1のプーリと、前記車輪回転軸に外嵌された第2のプーリと、前記第1のプーリと前記第2のプーリとに掛け回されたベルトとを備えることを特徴とする。
〔発明7〕 更に、発明7の脚車輪モジュールは、発明4又は6に記載の脚車輪モジュールにおいて、
前記外郭部の内側に、前記ベルトのテンションを調整するアイドルプーリを軸支し、前記ベルトを前記第1プーリ、前記第2プーリ及び前記アイドルプーリに掛け回したことを特徴とする。
〔発明8〕 一方、上記目的を達成するために、発明8の脚車輪型ロボットは、
基体と、該基体に回転可能に支持された上腿部リンク、該上腿部リンクにこれと相対回転可能に支持された、発明1乃至7のいずれか1に記載の脚車輪モジュール、前記上腿部リンクを回転駆動する第2の回転駆動機構、及び前記脚車輪モジュールを回転駆動する第3の回転駆動機構とから各々が構成される複数の脚部とを備え、前記脚部又は前記車輪を駆動して移動することを特徴とする。
以上説明したように、発明1の脚車輪モジュール及び発明8の脚車輪型ロボットによれば、回転駆動機構を構成する、少なくともモータを含む構成部を、下腿部リンクのフレームの形成する外郭部の内側に配設した構成としたので、外郭部の内側に配設した構成部を外部から与えられた衝撃から保護することができるという効果が得られる。
また、発明2の脚車輪モジュール及び発明8の脚車輪型ロボットによれば、発明1の前記効果に加えて、モータを、その出力軸の先端を下腿部リンクの伸長方向に向けた姿勢で、外郭部の内側に支持する構成としたので、モータの幅方向の長さよりも出力軸の先端方向の長さの方が長尺の場合に、モータの出力軸の先端を下腿部リンクの幅方向に向けた姿勢で支持するよりも、下腿部リンクの幅の長さを短く構成することができるので、下腿部をスマートに構成することができるという効果が得られる。
また、発明3の脚車輪モジュール及び発明8の脚車輪型ロボットによれば、発明2の前記効果に加え、駆動歯車の径長及び歯数を従動歯車の径長及び歯数よりも大きくしたので、これらの歯車によって、動力伝達用回転軸の回転速度を減速する効果が得られる。
また、発明4の脚車輪モジュール及び発明8の脚車輪型ロボットによれば、発明1乃至3のいずれか1の前記効果に加え、動力伝達用回転軸が回転すると第1プーリが回転し、この回転力がベルトを介して第2プーリに伝達され、これにより第2プーリが回転することによって車輪回転軸が共に回転する。このように、プーリとベルトによって動力を伝達する構成としたので、動力伝達用回転軸と、車輪回転軸とを下腿部リンクの伸長方向に並べて配設するなど、これら回転軸を、外郭部の内側において比較的自由な位置に配設することができる。これにより、設計段階において下腿部の幅や長さなどの調整を容易に行うことができるという効果が得られる。
また、発明5の脚車輪モジュール及び発明8の脚車輪型ロボットによれば、発明1乃至3のいずれか1の前記効果に加え、動力伝達用回転軸に外嵌された動力伝達用歯車と、減速用回転軸と、減速用回転軸に外嵌され且つ動力伝達用歯車に噛合する該動力伝達用歯車よりも径長及び歯数が大きい減速用歯車とを更に設けて、これら歯車によって動力伝達用回転軸の回転速度を減速して車輪回転軸に回転力を伝達する構成としたので、車輪回転軸に従動プーリしか使わないシンプルな構造で減速を行うことができるという効果が得られる。
また、発明6の脚車輪モジュール及び発明8の脚車輪型ロボットによれば、発明5の前記効果に加え、減速用回転軸が回転すると第1プーリが回転し、この回転力がベルトを介して第2プーリに伝達され、第2プーリが回転する。これによって車輪回転軸が第2プーリと共に回転する。このように、プーリとベルトによって動力を伝達する構成としたので、動力伝達用回転軸と、車輪回転軸とを下腿部リンクの伸長方向に並べて配設するなど、これら回転軸を、外郭部の内側において比較的自由な位置に配設することができる。これにより、設計段階において下腿部の幅や長さなどの調整を容易に行うことができるという効果が得られる。
また、発明7の脚車輪モジュール及び発明8の脚車輪型ロボットによれば、発明4又は6の前記効果に加え、外郭部の内側にアイドルプーリを設け、第1、第2プーリ及びアイドルプーリにベルトを掛け回した構成としたので、ベルトのテンション調整を容易に行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図15は、本発明に係る関節モジュール及び脚型ロボットの実施の形態を示す図である。
まず、図1及び図2に基づき、本発明に係る脚車輪型ロボットの概略構成を説明する。
図1は、本発明に係る脚車輪型ロボット100の正面図である。また、図2は、本発明に係る脚車輪型ロボット100の側面図である。
脚車輪型ロボット100は、図1及び図2に示すように、基体10と、基体10に連結された4つの脚部12とを有して構成されている。
基体10の前方には、2本の脚部12が回転関節14を介して左右対称の位置に連結されている。また、基体10の後方には、2本の脚部12が回転関節14を介して左右対称の位置に連結されている。
各脚部12は、回転関節14と、上腿部リンク17と、下腿部リンク19と、上腿部リンク17及び下腿部リンク19を回転自在に連結する2つの回転関節16、18とから構成されている。
各脚部12の回転関節14は、関節モータ40と、第1股関節駆動部120と、減速機とから構成されている。
第1股関節駆動部120は、ボックス形状の外郭フレーム部(以下、第1股関節用ハウジングと称す)内に、回転軸と、該回転軸の軸受と、関節モータ40及び該関節モータ40の回転駆動力を回転軸に伝達する伝達機構から構成される第1回転駆動機構のうち伝達機構が収納された構成となっている。
第1股関節用ハウジング内に配設された回転軸は、外部へと延びて下方の減速機と同軸に連結されている。具体的に、減速機の上端部は、第1股関節用ハウジングの下面に接合され、該下面に設けられた貫通穴を通って、回転軸の外部へと延びた部分が減速機の軸受内に挿通された構成となっている。
上記構成により、回転関節14は、第1回転駆動機構から回転駆動力を得て、脚車輪型ロボット100の底面と直交する方向を軸方向として回転する。すなわち、ヨー軸回りに回転する。
各脚部12の回転関節16は、第2股関節駆動部122と、回転軸と、その軸受と、回転軸と同軸の減速機とから構成されている。
第2股関節駆動部122は、関節モータ40及び該関節モータ40の回転駆動力を回転軸に伝達する伝達機構から構成される第2回転駆動機構と、回転軸、軸受及び減速機を覆う関節フレーム部とボックス形状のフレーム部(以下、第2股関節用ハウジングと称す)とが一体形成されたフレームとを備え、第2股関節用ハウジング内に第2回転駆動機構を収納した構成となっている。
関節フレーム部の上面には、回転関節14を構成する減速機の下端部が接合され、回転関節16が回転関節14の回転方向に回転自在に支持されている。
ここで、回転関節14及び回転関節16は脚車輪型ロボット100の股関節を構成している。
各脚部12の上腿部リンク17は、その上端部が、関節フレーム部において、回転関節16に対してその回転方向に回転自在に連結されている。
各脚部12の下腿部リンク19は、その上端部が、回転関節18を介して、上腿部リンク17に対して回転関節18の回転方向に回転自在に連結されている。更に、下腿部リンク19の下端部には、回転関節16、18と軸方向を同一にして駆動輪20が回転自在に設けられている。
回転関節18は脚車輪型ロボット100の膝関節を構成している。
上記構成により、回転関節16、18は、回転関節14が図1の状態であるときは、脚車輪型ロボット100の側面と直交する方向を軸方向として回転する。すなわち、回転関節14が図1の状態であるときは、ピッチ軸回りに回転し、回転関節14が図1の状態から90度回転した状態であるときは、ロール軸回りに回転し、上腿部リンク17及び下腿部リンク19を各回転方向に回動させる。従って、脚部12は、駆動輪20も含めればそれぞれ4自由度を有する。
更に、各脚部12の下腿部リンク19には、脚車輪型ロボット100の移動経路上に存在する物体までの距離を測定し、且つ接地面までの距離を測定する脚先センサ24が設けられている。
一方、基体10の正面の上部中央には、水平面レーザ光を照射する水平レーザ26が設けられている。また、基体10の正面の中央左右には、垂直面レーザ光を照射する垂直レーザ28、30がそれぞれ設けられている。
基体10の正面の下部中央には、水平面レーザ光および垂直面レーザ光の反射光を含む画像を撮影するカメラ32が設けられている。
水平レーザ26は、カメラ32で水平面レーザ光の反射光を含む画像が撮影できるように下方に所定角度傾けて設けられている。同様に、垂直レーザ28は、カメラ32で垂直面レーザ光の反射光を含む画像が撮影できるように右方に所定角度傾けて設けられ、垂直レーザ30は、左方に所定角度傾けて設けられている。
カメラ32の左右には、障害物を検出する障害物センサ34、36がそれぞれ設けられている。障害物センサ34、36は、指向性の低い超音波測距センサを複数アレイ状に配列して構成することができる。また、指向性の高い赤外線測距センサを複数アレイ状に配列して構成することもできる。アレイ状に配列する構成に限らず、単体で構成してもよい。また、超音波測距センサまたは赤外線測距センサを複数平面上に配列したエリアセンサで構成してもよい。これにより、脚車輪型ロボット100の移動経路上に存在する障害物を大まかに検出することができる。
次に、図3〜図6に基づき、脚部12のより詳細な構成を説明する。
ここで、図3は、脚部12を前方側から見た斜視図である。また、図4は、下腿部リンク19を後方側から見た斜視図である。また、図5は、下腿部リンク19のハウジング部分を斜め前方から見た透視図である。また、図6は、下腿部リンク19のハウジング部分の上半分を側面から見た透視図である。また、図7は、下腿部リンク19のハウジング部分の下半分を斜め前方から見た透視図である。また、図8(a)は、車輪駆動機構190の正面図であり、(b)は車輪駆動機構190の側面図である。
図3に示すように、第1股関節駆動部120を構成する第1股関節用ハウジングは、その回転関節14の回転軸が収納される側の外郭形状が、円筒を縦に半分に切ったような曲面形状となっている。また、この円筒部分の上面部はハウジングカバー120aで覆われている。更に、回転関節14の回転軸を回転駆動する関節モータ40が、ハウジングカバー120aで覆われていない部分から上方に突出する形で設けられている。本実施の形態において、関節モータ40の回転力は、ハウジング内部のプーリ及びベルトから構成される伝達機構を介して回転関節14の回転軸へと伝達される。
更に、第1股関節駆動部120の側面には、脚部12の回転関節14に対する回動範囲を広げる目的で、平面視矩形の切り欠き120bが設けられている。この切り欠き120bは、回転関節16の回転駆動によって上腿部リンク17が屈曲している状態で、第2股関節駆動部122が開脚方向に回動したときに、屈曲状態の上腿部リンク17のフレームの一部が第1股関節駆動部120の側面と丁度ぶつかる位置に設けられている。
つまり、開脚方向への回動によって上腿部リンク17の第1股関節駆動部120の側面とぶつかる部位が、その回動方向に切り欠き120b内に進入できる構成とすることによって回動範囲を広くしている。
ここで、開脚方向に回動させるとは、脚車輪型ロボット100の右前脚を回転関節14を時計回り方向に回転する方向に回動させ且つ左前脚を回転関節14を反時計回り方向に回転させる方向に回動させることである。同様に、後ろ脚の場合は、左後脚を時計回り方向に回動させ、且つ右後脚を反時計回り方向に回動させることである。
一方、上腿部リンク17は、2つの板状のリンク部材17a及び17bの板面同士を、回転関節16の回転軸方向の幅よりも広い間隙を空けて相対させ、その下端側に、上端部に傾斜面が形成された略ボックス形状の外郭フレーム部17c(以下、膝関節用ハウジング17cと称す)が一体形成された構成のフレームを備えている。更に、膝関節用ハウジング17cの下端には、下腿部リンク19との連結用の略コ字状の第1フレーム部が形成されている。
更に、上腿部リンク17は、その上端部と第2股関節駆動部122の関節フレーム部とにおいて、回転関節16を構成する回転軸、その軸受及び回転軸と同軸の減速機を介して、第2股関節駆動部122に両持ちで支持されている。このように、両側から支持する構成とすることで、回転モーメント等に対する連結部の剛性を高めている。
また、リンク部材17a及び17bと膝関節用ハウジング17cの上面と回転関節16とに囲まれた間隙の大きさは、上腿部リンク17を回転関節16の回転軸周りに主屈曲方向(図3中の前方側)に向けて回動させたときに、少なくとも、膝関節用ハウジング17cが回転関節16に当接しない大きさに構成されている。これにより、上腿部リンク17の主屈曲方向の回動を膝関節用ハウジング17cが阻害しないようにしている。
なお、本実施の形態において、図3中の後方側に向けて上腿部リンク17を屈曲する方向を上腿部リンク17の副屈曲方向とする。
また、膝関節用ハウジング17cの上端部に形成された傾斜面は、回転関節16の回転軸と直交する方向に変位する傾斜(本実施の形態においては、図3に示す前方側に向かって下っていく傾斜)を有している。これにより、傾斜面を設けずに平らな面にしたときと比較して、傾斜にした分だけ、上腿部リンク17の回動範囲を広げることができる。
更に、膝関節用ハウジング17cの内側には、回転関節18の各構成部が配設されている。
回転関節18は、第3回転駆動機構と、下腿部リンク19の回転軸である膝関節回転軸とを含んで構成される。
第3回転駆動機構は、回転駆動力を発生する膝関節用の関節モータ40と、関節モータ40の回転角度位置を検出するエンコーダ42と、関節モータ40の駆動回路であるドライバ44と、関節モータ40の回転駆動力を膝関節回転軸に伝達する伝達機構と、減速機とを含んで構成されている。
また、図3及び図4に示すように、下腿部リンク19は、2つの板状のリンク部材19a及び19bの板面同士を、上腿部リンク17を正面から見てその膝関節用ハウジング17cの略コ字状の第1フレーム部の短尺方向の幅よりも広い間隙を空けて相対させ、その下端側に、上端部に傾斜面が形成された略ボックス形状の外郭フレーム部19c(以下、車輪駆動部用ハウジング19cと称す)が、リンク部材19a及び19bと一体形成された構成となっている。更に、車輪駆動部用ハウジング19cの下端には、駆動輪20の取付用の略コ字状の第2フレーム部が形成されている。
更に、下腿部リンク19は、その上端部と上腿部リンク17の下端に設けられた略コ字状の第1フレーム部とにおいて、回転関節18を構成する膝関節回転軸、その軸受及び減速機を介して上腿部リンク17に両持ちで支持されている。このように、両側から支持する構成としたことで、回転モーメント等に対する連結部の剛性を高めている。
また、リンク部材19a及び19bと膝関節用ハウジング17cの上面と回転関節18とに囲まれた間隙の大きさは、下腿部リンク19を回転関節18の回転軸周りに主屈曲方向(図3中の後方側)に向けて回動させたときに、少なくとも、車輪駆動部用ハウジング19cが回転関節18に当接しない大きさに構成されている。これにより、下腿部リンク19の主屈曲方向の回動を車輪駆動部用ハウジング19cが阻害するのを回避している。
なお、本実施の形態において、図3中の前方側に向けて下腿部リンク19を屈曲する方向を下腿部リンク19の副屈曲方向とする。
また、車輪駆動部用ハウジング19cの上端部に形成された傾斜面は、回転関節18の回転軸と直交する方向に変位する傾斜(本実施の形態においては、図3に示す後方側に向かって下っていく傾斜)を有している。これにより、傾斜面を設けずに平らな面にしたときと比較して、傾斜にした分だけ、下腿部リンク19の回動範囲を広げることができる。
更に、図5〜図8に示すように、車輪駆動部用ハウジング19cの内側には、駆動輪20を回転駆動する車輪駆動機構190の構成部が配設されている。
車輪駆動機構190は、車輪モータ50、該車輪モータ50の回転角度位置を検出するエンコーダ52、車輪モータ50の駆動回路であるドライバ54、車輪モータ50の回転力をその回転方向を変換して動力伝達用回転軸190bに伝達する駆動傘歯車190a及び従動傘歯車190cと、動力伝達用回転軸190bと、動力伝達用回転軸190bの回転力をその回転速度を減速して減速用回転軸190eに伝達する動力伝達用平歯車190d及び減速用平歯車190fと、減速用回転軸190eと、車輪回転軸190hと、減速用回転軸190eの回転力を車輪回転軸190hに伝達する駆動プーリ190g、従動プーリ190i及びベルト190jとを含んで構成されている。
車輪モータ50は、図8(a)及び(b)に示すように、その本体の長尺方向の一端にエンコーダ52が取り付けられ且つ他端から出力軸150が突出した構成となっている。そして、車輪モータ50は、車輪駆動部用ハウジング19cの内側における上方の位置に、出力軸150の先端を下方向に向けた姿勢で支持されている。
更に、図6に示すように、車輪駆動部用ハウジング19cの内側における、車輪モータ50の対面の後方側の壁にはドライバ54が、その長尺方向を車輪駆動部用ハウジング19cの伸長方向に沿った姿勢で、且つドライバ54の基板面と壁面とを対向させて支持されている。
また、本実施の形態においては、脚先センサ24の一部が車輪駆動部用ハウジング19cの内側に配設されて、該内側において支持されている。
出力軸150の先端には、駆動傘歯車190aが、出力軸150と共に同じ回転方向に回転するように取り付けられている。
車輪駆動部用ハウジング19cの内側における出力軸150の先端部の真下には、図7及び図8に示すように、動力伝達用回転軸190bが、車輪駆動部用ハウジング19cの伸長方向と直交する方向に向いた姿勢で(車輪回転軸190hと同じ姿勢で)、両側の壁に軸受(例えば、フランジ付の玉軸受など)を介して回転自在に支持されている。
更に、動力伝達用回転軸190bには、駆動傘歯車190aと噛合して、該駆動傘歯車190aよりも径長が長く且つ歯数の多い従動傘歯車190cが外嵌されている。
動力伝達用回転軸190bには、その回転力を減速用回転軸190eに伝達するための動力伝達用平歯車190dが外嵌されている。
減速用回転軸190eは、動力伝達用回転軸190bと前後方向に略平行な姿勢で、車輪駆動部用ハウジング19cの内側における両側の壁に軸受(例えば、フランジ付の玉軸受など)を介して回転自在に支持されている。
減速用回転軸190eには、動力伝達用平歯車190dと噛合して、該動力伝達用平歯車190dよりも径長が長く且つ歯数の多い減速用平歯車190fが外嵌されている。
なお、従動傘歯車190cの径長及び歯数と減速用平歯車190fの径長及び歯数とは、両者による減速比が所望の減速比となるようにこれらの径長及び歯数が構成されている。
減速用回転軸190eの右端側には、減速用回転軸190eと共に回転可能に駆動プーリ190gがその軸穴を介して外嵌されている。
更に、図5及び図7に示すように、車輪駆動部用ハウジング19cの略コ字状の第2フレーム部には、その内側に、車輪回転軸190hが、両側の壁においてそれぞれ軸受(例えば、深溝軸受など)を介して回転自在に支持されている。
また、車輪回転軸190hの右端側で且つ駆動プーリ190gと略同じ平面位置には、従動プーリ190iがその軸穴を介して外嵌されている。
更に、図7及び図8に示すように、駆動プーリ190gと従動プーリ190iには、駆動プーリ190gの回転力を従動プーリ190iに伝達するベルト190jが掛け回されている。
以上の構成により、他の脚部12などの外部からの衝撃を車輪駆動部用ハウジング19cが防いでくれるため、外部からの衝撃による車輪モータ50などの内側に配設された各構成部の破損を防ぐことができる。
また、車輪モータ50を、その出力軸150を下腿部リンク19の伸長方向と直交する方向に向けて支持したときよりも、下腿部リンク19の幅を狭く構成できる。また、ドライバ54を、その長尺方向を下腿部リンク19の伸長方向と直交する方向に向けて支持したときよりも、下腿部リンク19の幅を狭く構成できる。
また、駆動傘歯車190a及び従動傘歯車190cと、動力伝達用平歯車190d、減速用回転軸190e及び減速用平歯車190fと、駆動プーリ190g及び従動プーリ190iとによって、動力伝達用回転軸の回転力をその回転速度を三段階に減速して伝達する構成としたので、車輪回転軸190hに減速機を設ける必要が無く、車輪回転軸190hにかかる負荷を軽減できる。更に、減速用の歯車だけで減速するときよりもプーリで減速される分、歯車のサイズを小さくすることができる。
なお、図3に示す例は、脚車輪型ロボット100の左前脚の例となるが、右前脚についても同様となる。また、左後脚及び右後脚については、基体10の向きを基準として、右前脚の例(図3の例)において、前方側を後方側に、後方側を前方側に入れ替えることで同様となる。
次に、脚車輪型ロボット100の駆動制御システムを説明する。
図9は、脚車輪型ロボット100の駆動制御システムを示すブロック図である。
各脚部12には、図9に示すように、第1、第2、第3回転駆動機構に対して、回転関節14、16、18を回転駆動するアクチュエータとして関節モータ40がそれぞれ設けられている。各関節モータ40には、関節モータ40の回転角度位置を検出するエンコーダ42と、モータ指令信号およびエンコーダ42の出力信号に基づいて関節モータ40の駆動を制御するドライバ44が設けられている。
各脚部12には、更に、駆動輪20の車輪回転軸190hを回転駆動する車輪駆動機構190に対して、車輪モータ50がそれぞれ設けられている。各車輪モータ50には、車輪モータ50の回転角度位置を検出するエンコーダ52と、モータ指令信号およびエンコーダ52の出力信号に基づいて車輪モータ50の駆動を制御するドライバ54が設けられている。
脚車輪型ロボット100は、更に、CPU60と、脚車輪型ロボット100の姿勢を検出する3軸姿勢センサ70と、カメラ32の画像信号を処理するビジョンプロセッサ72と、外部のPC等と無線通信を行う無線通信部74と、ビジョンプロセッサ72および無線通信部74とCPU60の入出力を中継するハブ76と、警告音等を出力するスピーカ78とを有して構成される。
3軸姿勢センサ70は、ジャイロ若しくは加速度センサ、またはその両方を有し、地軸に対して脚車輪型ロボット100の姿勢の傾きを検出する。
CPU60は、モータ指令出力I/F61を介してドライバ44、54にモータ指令信号を出力し、角度取込I/F62を介してエンコーダ42、52の出力信号を入力する。また、センサ入力I/F63を介して、脚先センサ24、障害物センサ34及び3軸姿勢センサ70からそれぞれセンサ信号を入力する。また、通信I/F64を介してハブ76と信号の入出力を行い、サウンド出力I/F65を介してスピーカ78に音声信号を出力する。
次に、CPU60で実行される処理を説明する。
CPU60は、ROM等の所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、その制御プログラムに従って、図10のフローチャートに示す昇降制御処理を実行する。
図10は、昇降制御処理を示すフローチャートである。
昇降制御処理は、脚車輪型ロボット100の移動経路上に段差(障害物)があったときに実行される、脚部12の昇降制御を行う処理であって、CPU60において実行されると、まず、図10に示すように、ステップS100に移行する。
ステップS100では、ビジョンプロセッサ72から画像を取り込み、ステップS102に移行する。
ステップS102では、取り込んだ画像に基づいて光切断法により段差の特徴点を抽出する。
図11は、光切断法の原理を説明するための図である。
光切断法は、三角測量の原理により計測対象上の座標を求める計測法である。図11に計測座標系を示す。 計測対象上の座標P(x0、y0、z0)は、カメラ32の撮像素子上の任意の座標をPs(xi、yi、zi)とすると、下式(1)により求められる。
Figure 2009095958
次に、得られた三次元座標から、レーザ光の反射光の不連続点または屈曲点を段差の特徴点として抽出する。 図12は、段差にレーザ光を照射した状態およびカメラ32の撮像素子の画像を示す図である。
脚車輪型ロボット100の移動経路上に凸状の段差が存在すると、図12(a)左側に示すように、水平レーザ26から照射された水平面レーザ光が段差の壁面および床面で反射し、カメラ32により、その反射光を含む段差の画像が撮影される。その画像に対して画像処理を行うと、図12(a)右側に示すように、壁面での反射光エッジおよび床面での反射光エッジを抽出することができる。そして、そのエッジ画像および上式(1)により得られた三次元座標に基づいて、反射光エッジの不連続点に対応する実座標を算出することができる。
また、図12(b)左側に示すように、垂直レーザ28から照射された垂直面レーザ光が段差の壁面および上面で反射し、カメラ32により、その反射光を含む段差の画像が撮影される。その画像に対して画像処理を行うと、図12(b)右側に示すように、壁面での反射光エッジおよび上面での反射光エッジを抽出することができる。また、垂直レーザ30についても同様であり、図12(c)右側に示すように、壁面での反射光エッジおよび上面での反射光エッジを抽出することができる。そして、それらエッジ画像および上式(1)により得られた三次元座標に基づいて、反射光エッジの屈曲点に対する実座標を算出することができる。
図10に戻り、次いで、ステップS104に移行して、抽出した特徴点に基づいて段差の幅を算出し、ステップS106に移行する。
ステップS106、抽出した特徴点に基づいて段差の上面の実座標を算出し、ステップS108に移行する。
ステップS108では、算出した段差の幅および上面の実座標、並びに3軸姿勢センサ70のセンサ信号に基づいて逆運動学計算および重心計算を行い、ステップS110に移行する。
ステップS110では、ステップS108の計算結果に基づいて脚先の着地位置を決定し、ステップS112に移行する。
ステップS112では、車輪モータ50の回転を停止すべき停止信号をドライバ54に出力し、ステップS114に移行する。これにより、車輪モータ50が制御され駆動輪20の回転を停止する(回転しないようにトルクをかけて保持する)。または、減速機などによって、車輪モータ50を駆動していないときに車輪が回転しないように保持する構成としても良い。後者の構成の場合は、車輪モータ50への電力の供給を停止する。
ステップS114では、脚先センサ24からセンサ信号を入力し、ステップS116に移行する。
ステップS116では、ステップS114で入力した脚先センサ24のセンサ信号に基づいて壁面までの距離を算出し、ステップS118に移行する。
ステップS118では、ステップS114で入力した脚先センサ24のセンサ信号に基づいて脚先と上面との位置関係を算出し、ステップS120に移行する。
ステップS120では、決定した着地位置および算出した両距離に基づいてドライバ44へのモータ指令信号を生成し、ステップS122に移行する。
ステップS122では、ステップS120で生成したモータ指令信号をドライバ44に出力し、ステップS124に移行する。
ステップS124では、脚先が着地位置に着地したか否かを判定し、脚先が着地したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。 一方、ステップS124で、脚先が着地しないと判定したとき(No)は、ステップS112に移行する。
次に、図13〜図15に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
ここで、図13は、下腿部リンク19を主屈曲方向に限界位置まで回動させたときの脚部12を斜め後方側から見た斜視図である。また、図14は、上腿部リンク17を主屈曲側に限界位置まで回動させたときの脚部12を斜め上方向から見た斜視図である。また、図15は、図14の状態の脚部12を開脚方向に回動させたときの斜め上方向から見た斜視図である。
脚車輪型ロボット100の移動経路上に凸状の段差が存在すると、水平レーザ26から照射された水平面レーザ光、および垂直レーザ28、30から照射された垂直面レーザ光がそれぞれ段差で反射し、カメラ32により、それら反射光を含む画像が撮影される。次いで、カメラ32で撮影された画像が取り込まれ(ステップS100)、取り込まれた画像から段差の特徴点が抽出される(ステップS102)。そして、抽出された特徴点に基づいて段差の幅及び段差上面の実座標が算出され(ステップS104〜S108)、算出された段差の幅及び段差上面の実座標に基づいて脚先の着地位置が決定される(ステップS110)。
着地位置が決定されると、各車輪20を駆動する車輪モータ50に対応するドライバ54に対して、駆動輪20の回転を停止させる停止信号を出力する(ステップS112)。これにより、脚部12を用いた移動時において、各駆動輪20が回転しないように制御される。
更に、脚先センサ24からセンサ信号が入力され(ステップS114)、壁面までの距離及び脚先と段差上面との位置関係が算出される(ステップS116〜S118)。そして、決定された着地位置および算出された両距離に基づいてモータ指令信号が生成され(ステップS120)、生成されたモータ指令信号がドライバ44に出力される(ステップS122)。これにより、回転関節14〜18が駆動し、脚車輪型ロボット100の脚部12の姿勢が、段差を乗り越えるための姿勢へと変更される。
ここで、昇降対象の段差が脚部12の回動限界の高さ以上の比較的高い段差であったとする。
まず、駆動制御システムは、回転関節18のドライバ44に指令信号を与えて、関節モータ40を回転駆動する。関節モータ40が回転駆動すると、その回転力が伝達機構及び減速機を介して回転関節18の膝関節回転軸へと伝達され、減速機で減速された回転速度で膝関節回転軸が回転する。
膝関節回転軸が回転すると、その回転方向に下腿部リンク19が回動する。
ここでは、右前脚を構成する下腿部リンク19を、図13に示すように、主屈曲方向に回動限界位置まで回動させる。
このとき、下腿部リンク19は、車輪駆動部用ハウジング19cの上端部と、膝関節用ハウジング17cの下端部とを接触させることなく、膝関節用ハウジング17cの下端部を間隙内に入り込ませながら回動する。そして、図13に示すように、車輪駆動部用ハウジング19cの上端に形成された傾斜面とリンク部材17a及び17bとが略平行になる位置まで回動して、上腿部リンク17のフレームと傾斜面とがぶつかる寸前で停止する。この停止動作は、駆動制御システムにおいて、下腿部リンク19の回動限界位置を検出するセンサの検出結果に基づき制御される。
次に、駆動制御システムは、段差の上面に脚先を持っていくために、下腿部リンク19が主屈曲方向に回転限界位置まで回動している状態で、更に、回転関節16を回転駆動して、図14に示すように、上腿部リンク17を、主屈曲方向に回転限界位置まで回動させる。
このとき、上腿部リンク17は、膝関節用ハウジング17cの上端部を、回転関節16に接触させることなく、回転関節16の関節フレーム部側の下端部を間隙内に入り込ませながら回動する。
更に、上腿部リンク17が回動することによって、上腿部リンク17は、膝関節用ハウジング17cの上端に形成された傾斜面と第1股関節駆動部120の半円筒形状の曲面部とが略平行になる位置まで回動していき、図14に示すように、傾斜面と曲面部とがぶつかる寸前で停止する。この停止動作は、駆動制御システムにおいて、上腿部リンク17の回転関節16に対する回動限界位置を検出するセンサの検出結果に基づき制御される。
以上の制御によって、段差の上面へと右前脚の脚先を運ぶ。駆動制御システムは、図14に示す姿勢でも段差に届かない場合は、更に、下腿部リンク19を副屈曲方向に回動させる制御を行う。
次に、脚車輪型ロボット100を、重心位置をできるだけ低くした状態で正面を向かせたまま真横方向に車輪走行で移動させる場合の動作を説明する。この場合は、各脚部12を、主屈曲姿勢に屈曲させた状態で、開脚方向に駆動輪20の進行方向が真横を向く回動角度分、回動させることになる。
具体的に、脚車輪型ロボット100は、障害物センサ34、36のセンサ信号に基づき、自己の移動経路上に何も障害物が存在しないと判断すると、各脚部12の上腿部リンク17及び下腿部リンク19が主屈曲方向の回動限界位置まで回動している状態(図14に示す状態)で、回転関節14を回転駆動して、上腿部リンク17及び下腿部リンク19を、図15に示すように、開脚方向に駆動輪20の進行方向が真横方向を向く回動位置まで回動させる。
回転関節14が回転駆動されると、上腿部リンク17はそのフレームの間隙の内面を、第1股関節駆動部120の半円筒形状の曲面に沿わせながら回動し、やがて回転関節14の第1股関節駆動部120の側面へと到達する。第1股関節駆動部120の側面には、先述したように、上腿部リンク17のフレームの当接位置に、切り欠き120bが設けられているため、上腿部リンク17は、そのフレームの当接部位を切り欠き120b内に進入させながら回動を続ける。
そして、上腿部リンク17は、駆動輪20の進行方向が、正面を向いた状態から略90[°]回動した方向となるまで回動し、その位置で停止する。これにより、図15に示すように、駆動輪20の進行方向が真横方向へと変更される。なお、上腿部リンク17の停止動作は、駆動制御システムにおいて、上腿部リンク17の回転関節14に対する回動限界位置を検出するセンサの検出結果又はエンコーダ42の検出角度に基づき制御される。
他の脚部12についても同様の開脚動作を行うことで、脚車輪型ロボット100を真横移動させることが可能な姿勢へと変更することができる。
駆動制御システムは、各脚部12を真横移動させることが可能な姿勢へと変更すると、次に、各車輪モータ50のドライバ54に対するモータ指令信号を生成し、当該生成したモータ指令信号を、各ドライバ54に出力する。これにより、車輪モータ50が回転駆動し、その出力軸150に外嵌された駆動傘歯車190aが回転する。駆動傘歯車190aが回転すると、これと噛合する従動傘歯車190cが回転して回転速度が減速されると共に回転方向が変換され、動力伝達用回転軸190bが減速された回転速度で回転する。
動力伝達用回転軸190bが回転すると、これに外嵌された動力伝達用平歯車190dが回転する。動力伝達用平歯車190dが回転すると、これと噛合する減速用平歯車190fが回転して回転速度が減速されると共に、この減速された回転速度で減速用回転軸190eが回転する。
減速用回転軸190eが回転すると、これに外嵌された駆動プーリ190gが回転し、この回転力がベルト190jを介して従動プーリ190iへと伝達され、従動プーリ190iが回転する。
従動プーリ190iが回転すると、これと共に車輪回転軸190hが回転し、該車輪回転軸190hに外嵌された駆動輪20が回転する。
各駆動輪20が回転すると、脚車輪型ロボット100は、駆動輪20の進行方向(真横方向)に移動する。
以上より、車輪駆動部用ハウジング19cの内側に、車輪駆動機構190の各構成部を設けたので、外部の衝撃から車輪駆動機構190の各構成部を保護することができる。
また、車輪モータ50をその長尺方向の端部から突出する出力軸150の先端を下方向に向けた姿勢で支持する構成としたので、車輪モータ50を、その出力軸150を下腿部リンク19の伸長方向と直交する方向に向けて支持したときよりも、下腿部リンク19の幅を狭く構成できる。
また、従動傘歯車190cの径長及び歯数を、駆動傘歯車190aよりも大きく構成したので、回転方向の変換に加え回転速度の減速を行うことができる。
また、減速用回転軸190eを設け、動力伝達用回転軸190bに外嵌された動力伝達用平歯車190dと、減速用回転軸190eに外嵌された、動力伝達用平歯車190dよりも径長及び歯数の大きい減速用平歯車190fによって、回転速度を減速することができる。
上記実施の形態において、脚車輪型ロボット100は、発明8に記載の脚車輪型ロボットに対応し、下腿部リンク19は、発明1又は2に記載の下腿部リンクに対応し、下腿部リンク19、車輪駆動機構190及び駆動輪20は、発明1乃至7のいずれか1に記載の脚車輪モジュールに対応し、車輪駆動部用ハウジング19cは、発明1、2、5及び7のいずれか1に記載の外郭部に対応し、駆動傘歯車190a及び従動傘歯車190cは、発明2に記載の駆動歯車及び従動歯車に対応し、駆動プーリ190g、従動プーリ190i及びベルト190jは、発明2、4、5及び6のいずれか1に記載の回転力伝達機構に対応する。
また、上記実施の形態において、車輪駆動機構190は、発明1に記載の回転駆動機構に対応する。
また、上記実施の形態において、第1回転駆動機構及び第2回転駆動機構は、発明8に記載の第2の回転駆動機構に対応し、第3回転駆動機構は、発明8に記載の第3の回転駆動機構に対応する。
なお、上記実施の形態においては、駆動プーリ190gと従動プーリ190iとにベルト190jを掛け回して、駆動プーリ190gの回転力を、ベルト190jを介して従動プーリ190iに伝達する構成としたが、これに限らず、ベルト190jの張り位置及びテンションを調整するためのアイドルプーリを設け、駆動プーリ190gと従動プーリ190iとアイドルプーリとにベルト190jを掛け回す構成としても良い。
以下、図16に基づき、アイドルプーリを設けた場合の具体的な構成例を説明する。
ここで、図16(a)は、アイドルプーリ190mを設けた場合の下腿部リンク19のハウジング部を含む構成部を正面から見た透視図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。
例えば、図16(a)に示すように、車輪駆動部用ハウジング19cの内部における、駆動プーリ190gと従動プーリ190iと略同じ平面位置(これらのプーリにベルト190jを掛け回せる位置)で、且つ図16(b)に示すように、駆動プーリ190gと従動プーリ190iと共に頂点をなす三角形を形成する位置にアイドルプーリ190mを配設する。これにより、ベルト190jのテンションを容易に調整することができ、回転力の伝達をより確実に行うことができる。また、部品の配置に応じて、アイドルプーリ190mによって、巻き回されたベルト190jの内側に部品を避けるなど、ベルト190jを部品配置に応じた形に掛け回すことができる。
この場合に、アイドルプーリ190mは、発明7に記載のアイドルプーリに対応する。
また、上記実施の形態においては、駆動傘歯車190a及び従動傘歯車190cと、動力伝達用平歯車190d、減速用回転軸190e及び減速用平歯車190fと、駆動プーリ190g及び従動プーリ190iとを用いて、三段階で回転速度を減速する構成としたが、これに限らず、これらのうち、いずれか1つ又は2つを用いて減速する構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、車輪駆動機構190の車輪モータ50を、その出力軸150の先端を下方向に向けた姿勢で車輪駆動部用ハウジング19cの内側に支持する構成としたが、これに限らず、上方向に向けた姿勢で支持する構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、駆動プーリ190g、従動プーリ190i及びベルト190jによって、減速用回転軸190eの回転力を、車輪回転軸190hに伝達する構成としたが、これに限らず、複数の歯車を使って伝達するなど他の構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、上腿部リンク17及び下腿部リンク19を、板状のリンク部材で構成したが、これに限らず、円柱状のリンク部材など剛性を著しく損なうものでなければどのような形状のものを用いて構成しても良い。
本発明に係る脚車輪型ロボット100の正面図である。 本発明に係る脚車輪型ロボット100の側面図である。 脚部12を前方側から見た斜視図である。 下腿部リンク19を後方側から見た斜視図である。 下腿部リンク19のハウジング部分を斜め前方から見た透視図である。 下腿部リンク19のハウジング部分の上半分を側面から見た透視図である。 下腿部リンク19のハウジング部分の下半分を斜め前方から見た透視図である。 (a)は、車輪駆動機構190の正面図であり、(b)は車輪駆動機構190の側面図である。 脚車輪型ロボット100の駆動制御システムを示すブロック図である。 昇降制御処理を示すフローチャートである。 光切断法の原理を説明するための図である。 段差にレーザ光を照射した状態およびカメラ32の撮像素子の画像を示す図である。 下腿部リンク19を主屈曲方向に限界位置まで回動させたときの脚部12を斜め後方側から見た斜視図である。 上腿部リンク17を主屈曲側に限界位置まで回動させたときの脚部12を斜め上方向から見た斜視図である。 図14の状態の脚部12を開脚方向に回動させたときの斜め上方向から見た斜視図である。 (a)は、アイドルプーリ190mを設けた場合の下腿部リンク19のハウジング部を含む構成部を正面から見た透視図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。
符号の説明
100 脚車輪型ロボット
120 第1股関節駆動部
120a ハウジングカバー
120b 切り欠き
122 第2股関節駆動部
150 出力軸
190 車輪駆動機構
190a 駆動傘歯車
190b 動力伝達用回転軸
190c 従動傘歯車
190d 動力伝達用平歯車
190e 減速用回転軸
190f 減速用平歯車
190g 駆動プーリ
190h 車輪回転軸
190i 従動プーリ
190j ベルト
190m アイドルプーリ
10 基体
12 脚部
14、16、18 回転関節
17 上腿部リンク
17a,17b,19a,19b リンク部材
17c 膝関節用ハウジング
19 下腿部リンク
19c 車輪駆動部用ハウジング
20 車輪
24 脚先センサ
26 水平レーザ
28、30 垂直レーザ
32 カメラ
34、36 障害物センサ
40 関節モータ
50 車輪モータ
42、52 エンコーダ
44、54 ドライバ
60 CPU
62 角度取込I/F
64 通信I/F
70 3軸姿勢センサ
76 ハブ

Claims (8)

  1. 下腿部を構成するリンクである下腿部リンクと、該下腿部リンクに取り付けられた回転駆動機構と、前記下腿部リンクの一端に回転自在に軸支されると共に前記回転駆動機構で回転駆動される車輪とから構成される脚車輪モジュールであって、
    前記回転駆動機構は、少なくとも、前記車輪の回転軸である車輪回転軸と、回転力を発生するモータと、該モータの回転力を前記車輪回転軸に伝達する伝達機構とを備え、
    前記リンクは、中空の外郭部を有するフレームを備え、
    前記回転駆動機構の少なくとも前記モータを含む構成部を前記外郭部の内側に配設したことを特徴とする脚車輪モジュール。
  2. 前記モータを、該モータの出力軸の先端を前記下腿部リンクの伸長方向に向けた姿勢で前記外郭部の内側に支持し、
    前記伝達機構は、前記外郭部の内側に前記車輪回転軸と同じ回転方向に回転自在に支持された動力伝達用回転軸と、前記モータの出力軸に外嵌された駆動歯車と、前記動力伝達用回転軸に外嵌された、前記駆動歯車と噛合して該駆動歯車の回転方向を前記動力伝達用回転軸の回転方向に変換する従動歯車と、前記動力伝達用回転軸の回転力を前記車輪回転軸に伝達する回転力伝達機構とを備えることを特徴とする請求項1に記載の脚車輪モジュール。
  3. 前記従動歯車の径長及び歯数を、前記駆動歯車の径長及び歯数よりも大きくしたことを特徴とする請求項2に記載の脚車輪モジュール。
  4. 前記回転力伝達機構は、前記動力伝達用回転軸に外嵌された第1のプーリと、前記車輪回転軸に外嵌された第2のプーリと、前記第1のプーリと前記第2のプーリとに掛け回されたベルトとを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の脚車輪モジュール。
  5. 前記伝達機構は、前記外郭部の内側に前記車輪回転軸と同じ回転方向に回転自在に支持された減速用回転軸と、前記動力伝達用回転軸に外嵌された動力伝達用歯車と、前記減速用回転軸に外嵌され且つ前記動力伝達用歯車と噛合する該動力伝達用歯車よりも径長及び歯数の大きい減速用歯車とを更に備え、
    前記回転力伝達機構は、前記減速用回転軸の回転力を前記車輪回転軸に伝達する構成となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の脚車輪モジュール。
  6. 前記回転力伝達機構は、前記減速用回転軸に外嵌された第1のプーリと、前記車輪回転軸に外嵌された第2のプーリと、前記第1のプーリと前記第2のプーリとに掛け回されたベルトとを備えることを特徴とする請求項5に記載の脚車輪モジュール。
  7. 前記外郭部の内側に、前記ベルトのテンションを調整するアイドルプーリを軸支し、前記ベルトを前記第1プーリ、前記第2プーリ及び前記アイドルプーリに掛け回したことを特徴とする請求項4又は請求項6に記載の脚車輪モジュール。
  8. 基体と、該基体に回転可能に支持された上腿部リンク、該上腿部リンクにこれと相対回転可能に支持された、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の脚車輪モジュール、前記上腿部リンクを回転駆動する第2の回転駆動機構、及び前記脚車輪モジュールを回転駆動する第3の回転駆動機構とから各々が構成される複数の脚部とを備え、前記脚部又は前記車輪を駆動して移動することを特徴とする脚車輪型ロボット。
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