JP2009095199A - ステッピングモータ、および、その製造方法 - Google Patents

ステッピングモータ、および、その製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ステータヨークの絶縁構造を改善して、小型でありながら高い出力トルクが得られ、しかも廉価に製造することができるステッピングモータ、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 ステッピングモータ1のステータヨーク8は、内周縁に複数本の極歯8aが起立され、極歯8aの周りにはコイル巻線4巻回され、ステータヨークの外周縁にケースが被冠される。ステータヨーク8には、内面に印刷によって絶縁層21が形成され、絶縁層21の周りにコイル巻線4が巻回される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステッピングモータ、および、その製造方法に関するものである。
従来の小型のステッピングモータ100は、図7に示すように、ロータ101と、このロータ101と対向するステータコア102と、このステータコア102に対して軸線方向で重ねられたケース103と、ステータコア102とケース103の内周縁に起立形成された複数本の極歯102a、103aの周囲に設けた円環状のコイルボビン104と、コイルボビン104の胴部に巻回されたコイル巻線105とから概ね、構成されている。また、コイルボビン104には、複数本の端子ピン106を保持する端子部107が一体に形成され、コイル巻線105の端末が端子ピン106に巻き付けられている。
ている。
上記ステータコア102は略円環状に形成され、中央の内周縁には複数本の極歯102aが起立形成されていて、表面全体が絶縁層で被覆されている。また、上記ケース103は、略カップ状に形成され、底面の内周縁に複数本の極歯103aが起立形成され、ステータコア102に対して軸線方向で重ねられたときに、極歯102a、103aが互いに入り組むように配設される。このケース103も表面全体が絶縁層で被覆されている。また、ステータコア102とケース103を重ねたときに、ステータコア102の外周縁とケース103の開口端内周とが接合されている。
このように構成されたステッピングモータ100において、コイル巻線105をコイルボビン104の胴部に巻回しているが、コイルボビン104はステータコア102を合成樹脂によってインサート成型するときに形成されることから、成型が可能な比較的厚い所定の肉厚を有している。ところが、近年においては、ステッピングモータ100の小型化と高トルク化が要求されようになり、これを実現するためには、巻線スペースを大きくすることが必要となる。しかし、コイルボビン104をインサート成型によって成型するためには所定の肉厚が必要であり、特に、小型化するに従ってコイルボビン104の占有率が高くなることによって、逆にコイル巻線105のための巻線スペースが小さくなる問題がある。
そこで、実開昭62−132679号(特許文献1)において、コイルボビン104を廃止して、ステータコア102およびケース103の全面を絶縁層で被覆すると共に、この絶縁層の上にコイル巻線105を直接巻回すことが提案されている。このように構成することにより巻線スペースが大きくなったことから、従来のステッピングモータと比較して、より高い出力トルクを得ることができた。しかしながら、ステッピングモータの小型化と高トルク化に対する要求は一層高くなり、さらなる小型化と高トルク化が必要となった。
実開昭62−132679号
本発明が解決しようとする課題は、ステータヨークの絶縁構造を改善して、小型でありながら高い出力トルクが得られ、しかも廉価に製造することができるステッピングモータ、およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるステッピングモータは、内周縁に複数本の極歯が起立された円環状のステータヨークと、該極歯の周りに巻回されたコイル巻線と、上記ステータヨークの外周縁に嵌合されるケースとを有していて、上記ステータヨークは、内面に印刷によって絶縁層が形成され、この絶縁層の周りに上記コイル巻線が巻回されるように構成している。
印刷によって内面に絶縁層が形成された上記ステータヨークは、絶縁層側の端縁にダレ部が形成されるように構成することにより、ステータヨークの素地が露出した個所にはコイル巻線を接触させないことが望ましい。
一対の上記ステータヨークは、各々の複数本の極歯が互いに入り組むように配設させて軸線方向に重ねることによりステータを構成し、これにより断面略コ字状のコイル巻線用の空間が形成され、この空間の内面には、印刷によって絶縁層が形成され、上記極歯の周りに上記コイル巻線を直接巻回して空間内部にコイル巻線を配置している。
また、内周縁に複数本の極歯が起立された円環状のステータヨークと、該極歯の周りに巻回されたコイル巻線と、上記ステータヨークの外周縁に嵌合されるケースとを有するステッピングモータの製造方法は、磁性金属板の一方面の少なくともステータヨークが形成される範囲に印刷によって絶縁層を形成する印刷工程と、上記磁性金属板に上記ステータヨークの複数本の上記極歯を一体に起立形成すると共に外形を打ち抜き形成するヨーク形成工程と、一対の上記ステータヨークに各々起立形成された複数本の極歯を互いに入り組むように軸線方向に重ねてステータを構成した後、一対の上記ステータヨークの極歯の周りに上記コイル巻線を巻回す巻線工程と、上記ステータの外周縁に略カップ状に形成された一対のケースをケース被冠工程とを少なくとも有している。
また、上記ステータは、2個を軸線方向に重ねるとき、各ステータの対向する上記磁性金属板の他方面の素地同士を接合させている。
本発明によれば、コイル巻線を絶縁層で被覆された極歯の周りの空間内に直接巻回すことにより、ボビンに巻回したときに比較して巻線スペースを大きくすることができ、ステッピングモータを小型化しても出力トルクを高くすること可能となる。さらに、少なくともコイル巻線が巻回される必要最小限の範囲に印刷によって絶縁層を形成するので、他の部分の絶縁層をなくすことができることから、重畳される絶縁層の厚み分が巻線スペースの増大、或いは軸線方向や径方向の寸法を小さくすることが可能となる。
絶縁層側の端縁にダレ部が形成されるようにステータヨークを構成することにより、ステータヨークの素地が露出した個所にはコイル巻線が接触しないため、電気的な短絡を未然に防止することが可能となる。
一対のステータヨークを軸線方向に重ねることにより断面略コ字状のコイル巻線用の空間が形成され、この空間の内面は、印刷によって絶縁層が形成されるので、極歯の周りの空間内部にコイル巻線を配置しても、電気的な絶縁を確保することが可能となる。
また、印刷工程において、磁性金属板の一方面の少なくともステータヨークが形成される範囲に印刷によって絶縁層を形成するので、容易に絶縁層を形成することができ、しかも、素材となる絶縁性を有する樹脂の使用量を減少させることが可能となり、コストを低減することができる。さらに、スクラップ部分の樹脂を大幅に減少することができることから、リサイクルが容易になるので、環境への悪影響を最小限に少なくすることが可能となる。また、絶縁が不要な部分には絶縁層が形成されないので、巻線スペースの増大や小型化に寄与することができる。
また、2個のステータを軸線方向に重ねるとき、磁性金属板の他方面の素地同士を接合させることにより、軸線方向の寸法を小さくすることが可能となる。
ステッピングモータは、内周縁に複数本の極歯が起立された円環状のステータヨークと、この極歯の周りに巻回されたコイル巻線と、上記ステータヨークの外周縁に嵌合されるケースとを有している。上記ステータヨークは、内面に絶縁層が印刷によって形成され、この絶縁層が形成された複数本の極歯の周りに上記コイル巻線が巻回されている。
上記ステータヨークは、磁性金属板からなる素材に対し、まず、印刷工程において、磁性金属板の一方面の少なくとも上記ステータヨークが形成される範囲に印刷によって絶縁層を形成する。次に、ヨーク形成工程において、上記磁性金属板に上記ステータヨークの複数本の上記極歯を一体に起立形成すると共に外形を打ち抜き形成され、円環状のステータヨークが形成される。上記ステータヨークに形成された複数本の極歯は略円筒状に配列され、その外周面とこれに続く一方面に絶縁層が形成されている。次に、一対の上記ステータヨークを複数本の極歯が互いに入り組むように軸線方向に重ねることによりステータを構成する。その後、巻線工程において、ステータの複数本の極歯の周りに上記コイル巻線が巻回される。そして、ケース被冠工程において、上記ステータの外周縁に略カップ状に形成された一対のケースを被冠する。上記コイル巻線の端末は、各々端子に接続することによってステッピングモータが製造される。
図1に示すステッピングモータ1は、パーマネントマグネット型(PM型)に構成され、永久磁石に磁極が着磁されたロータ2と、このロータ2の周りに隣接して軸方向に配置された一対のステータ3と、この一対のステータ3に配設され、表面に薄い絶縁層が被覆されたコイルを巻回したコイル巻線4とを有しており、一対のステータ3には略カップ状のケース5が各々被冠されている。ケース5にはロータ2の回転軸6を回転自在に支持する軸受7が取り付けられている。図示上方の出力側の軸受7は、回転軸6を突出させるためラジアル軸受が取り付けられ、図示下方の軸受7は、回転軸6のスラスト方向を支持するスラスト軸受7が取り付けられている。
ステータ3は、ステータヨーク8とステータヨーク9とを軸線方向で重ねることによって構成されている。各ユニットは、各々複数本の極歯8aが内周縁に起立形成された円環状のステータヨーク8と、このステータヨーク8と同じにように構成された円環状のステータヨーク9とを軸線方向で重ねることによって構成されている。このとき、ステータヨーク8の極歯8aの間には、ステータヨーク9の複数本の極歯9aが入り組むように配設されている。また、ステータヨーク8の極歯8a、およびステータヨーク9の極歯9aは、各々ロータ2の外周に所定間隔のギャップを設けて対向させている。そして、ステータヨーク8の極歯8a、および、ステータヨーク9の極歯9aの周りには、断面略コ字状のコイル巻線用の空間が形成され、この空間の内面には、印刷によって絶縁層21が形成され、上記極歯8a、9aの周りに上記コイル巻線を直接巻回して空間内部にコイル巻線4が巻回されている。
一方、ステータヨーク8とステータヨーク9の外周縁は、ケース5の開口端内周に嵌合することにより接合されている。さらに、上記ステータヨーク8とステータヨーク9の外周縁には、略T字状の突起8b、9bがラジアル方向に突出している。この突起8b、9bには合成樹脂からなる端子部11がインサートモールドによって形成されている。端子部11には、端子ピン11aが4本内設され、ケース5の内方に位置する端子ピン11aの一端には、コイル巻線4の端末が巻き付けられ、他端は外方に突出している。
上記コイル巻線4が巻回されるステータヨーク8の極歯8a、および、ステータヨーク9の極歯9aの外周面とこれに続く一方面には絶縁層21が形成されている。この絶縁層21は、後述するように、例えばエポキシ樹脂を印刷手段によって数十ミクロンの厚みに形成されている。これにより、極歯8aの周りには、コイル巻線4が直接巻回され、従来のようなコイルボビンは使用していない。このように、ステータコア8およびケース9の少なくともコイル巻線4が接触する表面を絶縁層21で被覆するのでコイル巻線4が短絡することはない。
図2は、図1に示すステッピングモータ1の製造方法のうち、ステータヨーク8の製造工程を示す説明図である。ステータヨーク8の素材としては、所定の板厚を有するフープ状の磁性体金属板20が使用される。この金属板20には、ステータヨーク8の外径寸法と同じ幅か、やや大きい幅に絶縁層21が形成されている。この絶縁層21は、電気的絶縁性を有する例えばエポキシ樹脂を印刷手段によって数ミクロンから至百数十ミクロンの厚みに形成されている。印刷手段としては、凸版印刷法やシルク印刷等の手段が採用される。金属板20としてフープ状の磁性体金属板を使用する場合は、所定の幅と長さの窓孔を有するシルク印刷板を用いて、エポキシ樹脂を順次印刷すると共に乾燥固化することによって、図2に示すような、絶縁層21がストライプ状に形成されている。絶縁層21は、ステータヨーク8が形成される範囲に印刷形成され、他方面を含めた他は金属板の表面は素地が露出している。
ストライプ状の絶縁層21が形成されたフープ状の金属板20は、図示しない順送プレスによってプレス加工が施される。まず、ステージS−1に示すように、複数本の極歯8aおよび突起8bを打ち抜き形成すると共に、複数本の極歯8aを起立形成する。このとき、プレスによる打ち抜きは、図示上方の絶縁層21が形成された一方面の方向から打ち抜かれる。これによって、複数本の極歯8aの絶縁層21側の端縁には、図4の円内に示すように、ダレ20aが生じ、金属板20の他方面にはカエリ20bが生ずる。
その後、ステージS−2において、ステータヨーク8の外形を打ち抜き形成すると共に、略T字状の突起8bの先端が切断されて、ステータヨーク8が製造される。この外形抜き工程においても、プレスによる打ち抜きは、図示上方の絶縁層21が形成された一方面の矢示で示す方向Pから打ち抜かれる。これによって、ステータヨーク8の絶縁層21側の端縁には、図4の円内に示すように、ダレ20aが生じ、金属板20の他方面にはカエリ20bが生ずる。外形抜き工程によって打ち抜き形成されたステータヨーク8には、複数本の極歯8aの外周、および、ステータヨーク8の一方面に絶縁層21が形成される。従って、複数本の極歯8aの内周、および、ステータヨーク8の他方面は素地が露出している。
一方、ステータヨーク9は、上述したステータヨーク8の製造工程と同じように製造され、その詳細な説明は省略する。ステータヨーク9において使用するフープ状の磁性体金属板20にも予めステータヨーク9の外径寸法と同じ幅か、やや大きい幅に絶縁層21が例えばエポキシ樹脂を印刷手段によって数ミクロンから至百数十ミクロンの厚み形成されている。そして、まず複数本の極歯9aおよび突起9bを打ち抜き形成すると共に、複数本の極歯9aを起立形成した後、ステータヨーク9の外形を打ち抜き形成することによって製造される。なお、プレスの打ち抜き方向についても、ステータヨーク8の製造工程と同じである。
このように製造されたステータヨーク8、および、ステータヨーク9は、その後、図3に示すように、ステータヨーク9の底面中央に起立形成された極歯9aがステータヨーク8の極歯8aの間に入り組むように軸線方向で重ねられる。これにより、極歯9aと極歯8aに周りには、断面略コ字状のコイル巻線用の空間が形成される。この空間の内面には印刷によって絶縁層21が形成される。この極歯9aと極歯8aとの位置及び間隔は、図示しない治具によって精度良く行われる。そして、図4に示すように、治具によって位置決めされた状態で、極歯9aおよび極歯8aの周りにコイル巻線4が直接巻回される。このとき、治具に装着されたステータヨーク8およびステータヨーク9を図示しない巻線機に装着した状態でコイル巻線4を巻くことが望ましい。また、コイル巻線4としては、自己融着巻線を使用することが望ましく、極歯8a、9aの周りに巻回しながら融着されて固化される。
このように、コイル巻線4を巻回した状態では、ステータヨーク8、9には、複数本の極歯8a、9aの外周、および、ステータヨーク8、9の一方面に絶縁層21が形成されているので、コイル巻線4との間で電気的に短絡することが未然に防止される。また、複数本の極歯8a、9aの外周側周縁、および、ステータヨーク8、9の一方面の周縁にはダレ20aが生じているので、角部によってコイル巻線4の絶縁が破壊される事故が未然に防止される。
その後、ステータヨーク8、および、ステータヨーク9を軸線方向で重ねると共に、コイル巻線4を巻回した一対のステータ3は、図5に示すように、軸先方向に重ねて配置される。このとき、ステータヨーク8、および、ステータヨーク9の他方面は、素地同士が面接合されている。
次いで、一対のステータ3には、一対のケース5を被冠する。ケース5は、磁性金属板によって略カップ状に形成され、内径はステータヨーク8、および、ステータヨーク9の外径よりもやや大きく設定されている。そして、ケース5をステータヨーク8とステータヨーク9に各々軽圧入状態で嵌合すると、ステータヨーク8、および、ステータヨーク9の外周面とケース5の内周面が接合される。ステータヨーク8、および、ステータヨーク9の外周面は素地が露出しているので、ケース5とステータヨーク8、および、ステータヨーク9とによって形成される磁気回路に、絶縁層による磁気的絶縁物が存在しないので、磁気抵抗を大幅に減少させることが可能となる。
図6は、ステータヨーク8の他の製造工程を示している。前述した実施例1におけるステータヨーク8の製造工程と相違する点は、絶縁層21が、ステータヨーク8の外径の形状と同じか、もしくはやや大きい範囲のみに形成されていることである。この絶縁層21は、前述した実施例1と同様に、電気的絶縁性を有する例えばエポキシ樹脂を印刷手段によって数ミクロンから至百数十ミクロンの厚みに形成されている。印刷手段としては、凸版印刷法やシルク印刷等の手段が採用される。そして、ステータヨーク8を形成する位置に対応させて、シルク印刷板を用いて、エポキシ樹脂を順次印刷すると共に乾燥固化することによって、絶縁層21が所定の間隔で形成される。このため、絶縁層21は、ステータヨーク8が形成される範囲に印刷形成され、他の金属板の表面は素地が露出している。このように、ステータヨーク8において、絶縁が必要な範囲のみに絶縁層21を形成することによって、エポキシ樹脂等の素材の使用量を減少させることができるので、コストを低減することが可能となる。
以上詳述した本発明によるステッピングモータ1は、コイル巻線4を絶縁層21で被覆された極歯8aの周りに直接巻回すことにより、ボビンに巻回すよりも巻線スペースを大きくすることができ、ステッピングモータを小型化しても出力トルクを高くすること可能となる。因みに、本発明によるステッピングモータ1は、外径寸法が6mm或いはそれ以下の小型ステッピングモータに好適であり、ステータヨークに、コイル巻線との間で電気的絶縁が必要な範囲に絶縁層を形成することによって、高い出力トルクを得ることができる小型ステッピングモータを実現できる特徴がある。
なお、図2に示したステータヨークの製造方法において、ステータヨークの素材として、フープ状の磁性体金属板を使用したが、単体の磁性体金属板であっても良く、この場合は、単体の磁性体金属板に対して、個々に絶縁層を印刷形成される。以上説明したステッピングモータは一例を示すものであり、他の構成に適宜変更することも可能であり、その他、本発明を逸脱しない範囲で変形可能である。
本発明は、PM型のステッピングモータに適用可能である。
本発明にかかるステッピングモータを示す断面図である。 本発明にかかるステッピングモータにおけるステータヨークの製造方法を示す説明図である。 本発明にかかるステッピングモータのステータヨークを軸線方向に重ねる状態を示す斜視図である。 本発明にかかるステッピングモータのステータにコイル巻線を巻回した状態を示す断面図である。 本発明にかかるステッピングモータのステータを示す斜視図である。 本発明にかかるステッピングモータにおけるステータヨークの他の製造方法を示す説明図である。 従来のステッピングモータを示す断面図である。
符号の説明
1 ステッピングモータ
2 ロータ
3 ステータ
4 コイル巻線
5 ケース
8 ステータヨーク
8a 極歯
9 ステータヨーク
9a 極歯
20 金属板
20a ダレ
21 絶縁層

Claims (5)

  1. 内周縁に複数本の極歯が起立された円環状のステータヨークと、該極歯の周りに巻回されたコイル巻線と、上記ステータヨークの外周縁に嵌合されるケースとを有するステッピングモータであって、
    上記ステータヨークは、内面に印刷によって絶縁層が形成され、この絶縁層の周りに上記コイル巻線が巻回されることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 上記ステータヨークは、印刷によって形成された絶縁層側の端縁にダレ部が形成されている請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 一対の上記ステータヨークは、軸線方向に重ねられると共に各々の複数本の極歯が互いに入り組むように配設されてステータが構成され、断面略コ字状に形成された空間内面には印刷によって形成された絶縁層が形成され、上記極歯の周りに上記コイル巻線が直接巻回された請求項1または2のいずれかに記載のステッピングモータ。
  4. 内周縁に複数本の極歯が起立された円環状のステータヨークと、該極歯の周りに巻回されたコイル巻線と、上記ステータヨークの外周縁に嵌合されるケースとを有するステッピングモータの製造方法において、
    磁性金属板の一方面の少なくともステータヨークが形成される範囲に印刷によって絶縁層を形成する印刷工程と、
    上記磁性金属板に上記ステータヨークの複数本の上記極歯を一体に起立形成すると共に外形を打ち抜き形成するヨーク形成工程と、
    一対の上記ステータヨークに各々起立形成された複数本の極歯を互いに入り組むように軸線方向に重ねてステータを構成した後、一対の上記ステータヨークの極歯の周りに上記コイル巻線を巻回す巻線工程と、
    上記ステータの外周縁に略カップ状に形成された一対のケースをケース被冠工程と、
    を少なくとも有することを特徴とするステッピングモータの製造方法。
  5. 上記ステータは、2個を軸線方向に重ねるとき、各ステータの対向する上記磁性金属板の他方面の素地同士を接合させる請求項4に記載のステッピングモータの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012080668A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Shinano Kenshi Co Ltd アウターロータ型モータの固定子構造

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