JP2009094601A - 光ディスク再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メーカ側の生産ラインにおける映像信号の不正コピー防止対策の認証を含むテスト工程の時間短縮を図れる光ディスク再生装置を提供する。
【解決手段】電源がオンされて起動し、テストモードに設定されているとき、テレビジョン受像機のEDIDが取得され、HDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROMに記憶されていると判定されたとき、前記取得されたEDIDは前記記憶されたEDIDと一致するか否かが判定される。HDCP認証に成功したEDIDが記憶されていないと判定されたときHDCP認証が行われ、認証に成功したとき、EDIDが記憶される。フラッシュROMにEDIDが記憶された後、映像信号および音声信号が出力され、また、前記取得EDIDは前記記憶EDIDと一致すると判定されたとき、HDCP認証を行わずに、映像信号および音声信号が出力される。
【選択図】図4
【解決手段】電源がオンされて起動し、テストモードに設定されているとき、テレビジョン受像機のEDIDが取得され、HDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROMに記憶されていると判定されたとき、前記取得されたEDIDは前記記憶されたEDIDと一致するか否かが判定される。HDCP認証に成功したEDIDが記憶されていないと判定されたときHDCP認証が行われ、認証に成功したとき、EDIDが記憶される。フラッシュROMにEDIDが記憶された後、映像信号および音声信号が出力され、また、前記取得EDIDは前記記憶EDIDと一致すると判定されたとき、HDCP認証を行わずに、映像信号および音声信号が出力される。
【選択図】図4
Description
本発明は、映像および音声の出力を行うHDMI対応の映像音声出力機器に対して、映像信号および音声信号を出力するHDMI対応の光ディスク再生装置に関する。
近年、DVD(デジタルバーサタイルディスク)プレイヤやBD(ブルーレイディスク)プレイヤなどの光ディスク再生装置が普及している。このような光ディスク再生装置に接続して用いる映像音声出力機器としては、テレビジョン受像機などが知られている。テレビジョン受像機の表示画面の超高精細化は、液晶パネル製造技術の進歩によって著しく発展して、非常に膨大な情報量のビデオデータを高精細に表示することが可能になった。このようなテレビジョン受像機では、非常に多くのビデオデータおよびオーディオデータを、光ディスク再生装置から送信させるため、HDMI(High Definition Multimedia Interface)と言うインターフェイスが用いられている。
HDMIは、光ディスク再生装置からテレビジョン受像機やプロジェクタあるいはAVアンプなどの映像音声出力機器へビデオデータおよびオーディオデータを伝送するためのインターフェイスである。HDMIは、従来の規格であるDVI(Digital Visual Interface for Computer)Ver1.0を拡張したものである。具体的には、DVIはビデオデータのみを送信する規格のインターフェイスであるのに対し、HDMIは、ビデオデータの他、オーディオデータおよびその他のデータもひとつのケーブルで送信できる規格のインターフェイスである。更に、HDMIは、高品質のマルチチャンネルのオーディオデータと高解像度の各種フォーマットのビデオデータの伝送が可能である。
HDMIは、DDC(Display Data Channel)通信により、各種の情報(モニタの情報、例えば、EDIDデータ構造など)を伝送するのに用いられることも可能である。EDID(Extended Display Identification Data)とは、映像音声出力機器の受信可能な解像度(映像の情報)、オーディオストリーム情報(音声形式などの音声の情報)、HDMI受信部の持つスピーカ情報、製造番号などの機器固有の情報などがある。また、HDMIは、ひとつのケーブルでビデオデータおよびオーディオデータを伝送することができ、複数ケーブル接続の煩わしさがなくなるという利点を有している。光ディスク再生装置からCSS(Content Scrambling System)におけるコンテンツを出力する場合において、HDMIは、CPAC(Copy Protection Advisory Council)により承認されている規格のインターフェイスになっている。
前記DDCとは、通信形式の名称であり、ビデオデータの表示条件やオーディオデータの条件のデータ以外に、HDMIモニタに関する他のデータを併せて光ディスク再生装置に送信するのに用いられる回線である。DDCは、光ディスク再生装置内の通信線と接続されており、光ディスク再生装置と映像音声出力機器との間の回線を確立させるために用いられる。前記CSSは、データを暗号化して記録し、再生時に復号化するシステムである。また、HDMIには、CEC(Consumer Electronics Control)というコントロール機能が有り、光ディスク再生装置と映像音声出力機器との間でコマンドにより主電源をオンさせたりオフされたり、その他の制御が連動で行うことができる。
ところで、このような光ディスク再生装置では、映像信号の不正コピー防止対策として、例えば HDCP(high bandwidth digital content protection)の技術が用いられています。
図5は従来の光ディスク再生装置において起動してから映像音声信号を出力するまでの処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートを参照して従来の光ディスク再生装置において起動してから映像音声信号を出力するまでの処理について説明する。この従来の光ディスク再生装置は、HDMIを介してテレビジョン受像機に接続されているものとする。
先ず、テレビジョン受像機の電源をオンした後、リモコンの電源キーを押下して光ディスク再生装置の電源をオンすると、光ディスク再生装置のシステムコントローラは、光ディスク再生装置の電源がオンされたことを検知し(ステップS1)、光ディスク再生装置を起動させる(ステップS2)。
そして、システムコントローラは、テレビジョン受像機からのEDIDを取得し(ステップS3)、HDCP認証を行い(ステップS4)、HDCP認証に成功したか否かを判定し(ステップS5)、成功すれば、映像信号および音声信号を出力開始するが(ステップS6)、失敗すれば、本処理を終了する。
特開2005−109703号公報
特開2007−96604号公報
特開2006−287364号公報
このように従来の光ディスク再生装置では、起動させる毎に規格上定められたHDCP認証を行うが、このHDCP認証に例えば最低2〜3秒の時間を要するので、映像と音声がテレビジョン受像機に出力されるまでの時間が多くかかる。
しかしながら、このような光ディスク再生装置をユーザ側で使用する場合には、HDCP認証に最低2〜3秒の時間要し、映像と音声がテレビジョン受像機に出力されるまでの時間が遅くなっても、さほど問題ではないが、メーカ側の生産ラインにおけるテスト工程に時間が多くかかることになるので、生産コストの上昇にも繋がると言う課題が生じる。
なお、特許文献1の従来技術では、モニタなどの表示装置をDVD再生装置などの画像出力装置に接続する度に、表示装置における画像情報の表示条件の設定を的確に行うことができるようにしているが、この従来技術は、HDCP認証については開示されていない。
特許文献2の従来技術では、同じコンテンツの信号を複数の信号形式で選択的に送出する送信側装置において、自体の好適する信号を受け取るための受信仕様データを出力するようにしているが、この従来技術も、HDCP認証については開示されていない。
特許文献3の従来技術では、HDCPについては開示されているが、メーカ側の生産ラインにおけるテスト工程でのHDCP認証については開示されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、メーカ側の生産ラインにおける映像信号の不正コピー防止対策の認証を含むテスト工程の時間短縮を図れる光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、映像および音声の出力を行うHDMI対応の映像音声出力機器に対して、映像信号および音声信号を出力するHDMI対応の光ディスク再生装置において、電源がオンされ起動したときに、テストモードに設定されているか否かを判定するテストモード設定判定手段と、前記テストモードに設定されていると判定されたとき、HDMI接続されている前記映像音声出力機器のEDIDを取得するEDID取得手段と、前記EDIDが取得された後、以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDがメモリに記憶されているか否かを判定するEDID記憶判定手段と、前記以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDがメモリに記憶されていると判定されたとき、前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致するか否かを判定するEDID一致判定手段と、前記以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDが前記メモリに記憶されていないと判定されたとき、または前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致しないと判定されたときに、映像信号の不正コピー防止対策の認証を行う不正コピー防止対策認証手段と、前記映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したとき、前記映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDを前記メモリに記憶させるEDID記憶手段と、前記メモリにEDIDが記憶された後、映像信号および音声信号を前記映像音声出力機器に出力させ、または、前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致すると判定されたとき、前記映像信号の不正コピー防止対策の認証を行わずに映像信号および音声信号を前記映像音声出力機器に出力させる映像音声出力手段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生装置を提供する。
この構成において、電源がオンされ起動したときに、テストモードに設定されていると判定されたとき、HDMI接続されている映像音声出力機器のEDIDが取得される。EDIDが取得された後、以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDがメモリに記憶されていると判定されたとき、前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致するか否かが判定される。前記以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDが前記メモリに記憶されていないと判定されたとき、または前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致しないと判定されたときに、映像信号の不正コピー防止対策の認証が行われる。前記映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したとき、前記映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDが前記メモリに記憶される。前記メモリにEDIDが記憶された後、映像信号および音声信号が映像音声出力機器に出力され、また、前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致すると判定されたとき、前記映像信号の不正コピー防止対策の認証を行わずに映像信号および音声信号が映像音声出力機器に出力される。
この構成によれば、光ディスク再生装置がテストモードに設定されている場合、初めて起動したときは、映像音声出力機器からEDIDを取得し、映像信号の不正コピー防止対策の認証を行って、その認証に成功したときは、映像音声出力機器から取得した前記EDIDをメモリに記憶しておき、映像信号および音声信号を映像音声出力機器に出力し、次に起動したときに映像音声出力機器から取得したEDIDが前記メモリに記憶されているEDIDと一致したときは、映像信号の不正コピー防止対策の認証に関して実績があるとして、その認証をせずに映像信号および音声信号を映像音声出力機器に出力するようにしたので、メーカ側の生産ラインにおける映像信号の不正コピー防止対策の認証を含むテスト工程の時間短縮を図れ、これにより、生産コストを下げることが可能になる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDをメモリに記録させる個数は、光ディスク再生装置の仕様に任せて決定されるので、その仕様に応じた有効なEDIDのみが前記メモリに記憶され、前記メモリを有効利用できる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記映像信号の不正コピー防止対策の認証をせずに前記映像音声出力手段が映像信号および音声信号の出力を開始したときは、認証成功後に行う定期的な認証や映像の解像度の変更による再認証も行わないようにしたので、メーカ側の生産ラインにおける映像信号の不正コピー防止対策の認証を含むテスト工程の時間を短縮することが可能になる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、映像信号の不正コピー防止対策の認証は、HDCP技術を用いて行うので、HDCPにより映像信号の不正コピー防止対策の認証が可能になる。
以上のように本発明によれば、光ディスク再生装置がテストモードに設定されている場合、初めて起動したときは、映像音声出力機器からEDIDを取得し、映像信号の不正コピー防止対策の認証を行って、その認証に成功したときは、映像音声出力機器から取得した前記EDIDをメモリに記憶しておき、映像信号および音声信号を映像音声出力機器に出力し、次に起動したときに映像音声出力機器から取得したEDIDが前記メモリに記憶されているEDIDと一致したときは、映像信号の不正コピー防止対策の認証に関して実績があるとして、その認証をせずに映像信号および音声信号を映像音声出力機器に出力するようにしたので、メーカ側の生産ラインにおける映像信号の不正コピー防止対策の認証を含むテスト工程の時間短縮を図れ、これにより、生産コストを下げることが可能になる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置が映像音声出力機器としてのテレビジョン受像機に接続された場合の構成を示すブロック図である。なお、ここでは、光ディスク再生装置のテストモード時において、起動してから映像音声信号を出力するまでの処理を説明するが、再生だけでなく記録も可能な光ディスク記録再生装置も再生部を含んでいるので、光ディスク記録再生装置であっても、テストモード時において、起動してから映像音声信号を出力するまでの本処理を適用できることは言うまでもない。したがって、光ディスク記録再生装置であっても同様な効果を得ることができる。また、映像音声出力機器として、テレビジョン受像機を例に挙げて説明するが、これに限らず、プロジェクタあるいはAVアンプなどでも良い。
図1において、光ディスク再生装置1は、装置全体を制御するマイクロコンピュータなどを含むシステムコントローラ11と、リモコン4から送信されてきたキーコード(リモコンコード)を受信するリモコン受信部12と、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブル3によって接続されるテレビジョン受像機2のメーカ名とリモコンコードとの対応関係を示すテーブルなどを記憶したフラッシュROM13と、文字情報をテレビジョン受像機2に表示させるOSD(On Screen Display )回路14と、DVDやCDやBDなどの光ディスクの記録情報を再生する再生部15と、HDMIケーブル3を介してテレビジョン受像機2と通信を行うHDMI通信部16とを備えている。
システムコントローラ11は、本実施形態の特徴として、電源がオンされ起動したときに、テストモードに設定されているか否かを判定するテストモード設定判定手段と、前記テストモードに設定されていると判定されたとき、HDMI接続されている例えばテレビジョン受像機2のEDIDを取得するEDID取得手段と、前記EDIDが取得された後、以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証であるHDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROM13に記憶されているか否かを判定するEDID記憶判定手段と、前記以前にHDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROM13に記憶されていると判定されたとき、前記取得されたEDIDはフラッシュROM13に記憶されたEDIDと一致するか否かを判定するEDID一致判定手段と、前記以前にHDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROM13に記憶されていないと判定されたとき、または前記取得されたEDIDはフラッシュROM13に記憶されたEDIDと一致しないと判定されたときに、HDCP認証を行う不正コピー防止対策認証手段と、前記HDCP認証に成功したとき、前記HDCP認証に成功したEDIDをフラッシュROM13に記憶させるEDID記憶手段と、フラッシュROM13にEDIDが記憶された後、映像信号および音声信号を例えばテレビジョン受像機2に出力させ、または、前記取得されたEDIDはフラッシュROM13に記憶されたEDIDと一致すると判定されたとき、HDCP認証を行わずに映像信号および音声信号を例えばテレビジョン受像機2に出力させる映像音声出力手段とを備えている。
テレビジョン受像機2は、受像機全体を制御するマイクロコンピュータを含む制御部21と、制御部21の制御プログラムや受像機のメーカ名を含む所定形式の識別子データを有するEDID(Extended Display Identification Data)などを記憶したフラッシュROM22と、映像回路およびディスプレイ装置などを含み映像を表示する映像表示部23と、音声回路およびスピーカなどを含み音声を出力する音声出力部24と、HDMIケーブル3を介して光ディスク再生装置1と通信を行うHDMI通信部25と、テレビジョン受像機2に付属のリモコン5から送信されてきたキーコードを受信するリモコン受信部26とを備えている。
リモコン4は、リモコン全体を制御するマイクロコンピュータを含む制御部41と、操作キー番号が予め割り当てられ光ディスク再生装置1やテレビジョン受像機2を遠隔操作する複数の操作キーが設けられた操作パネル42と、操作パネル42の操作キーに対応したキーコードを光ディスク再生装置1、あるいは光ディスク再生装置1およびHDMIケーブル3を介してテレビジョン受像機2に送信するリモコン送信部43と、複数のキーコードを操作パネル42の操作キーの操作キー番号に対応したアドレスに記憶するフラッシュROM44とを備えている。
図2は本実施形態において光ディスク再生装置に付属のリモコン4におけるキー配置の一例を示す図である。図2において、リモコン4の操作パネル42には、電源キー401、トレイ開閉キー402、音量キー403、複数の数字キー404、DVDモード切換キー405、TVモード切換キー406、再生リストキー407、メニューキー408、上方向きー409、下方向キー410、左方向キー411、右方向キー412、決定キー413、早戻しキー414、停止キー415、再生キー416、早送りキー417などが配置されている。なお、ここでのキーの配置や個数は一例であるので、これに限ることはない。
図3は本実施形態において光ディスク再生装置とテレビジョン受像機とがHDMIケーブルにより接続されている状態を示す斜視図である。図3に示すように、光ディスク再生装置1は、HDMIケーブル3を介してテレビジョン受像機2に接続されている。
図4は本実施形態において起動してから映像音声信号を出力するまでの処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1〜図3を参照して光ディスク再生装置において起動してから映像音声信号を出力するまでの処理について説明する。この光ディスク再生装置1は、HDMIケーブル3を介してテレビジョン受像機2に接続されているものとする。
先ず、テレビジョン受像機2の電源(主電源)をリモコン5の操作によりオンした後、リモコン4の電源キー401を押下して光ディスク再生装置1の電源(主電源)をオンすると、光ディスク再生装置1のシステムコントローラ11は、光ディスク再生装置1の電源がオンされたことを検知し(ステップN1)、光ディスク再生装置1を起動させる(ステップN2)。
そして、メーカ側の検査員は、光ディスク再生装置1をテストモードにするために、リモコン4を操作して、予め定めたテストモード用パスワードをリモコン送信部43から光ディスク再生装置1のリモコン受信部12に送信する。これにより、光ディスク再生装置1におけるシステムコントローラ11のテストモード設定判定手段は、光ディスク再生装置1がテストモードに設定されたと判定する(ステップN3)。
次に、システムコントローラ11のEDID取得手段は、前記テストモードに設定されていると判定されたとき、HDMI接続されているテレビジョン受像機2のEDIDを取得する(ステップN4)。即ち、テレビジョン受像機2では、前記EDID取得手段からの指示により、制御部21は、フラッシュROM22からEDIDを読み出し、HDMI通信部25およびHDMIケーブル3を介して送信する。光ディスク再生装置1では、HDMI通信部16によりテレビジョン受像機2のEDIDを受信し、システムコントローラ11のEDID取得手段は、HDMI通信部16から前記EDIDを取得する。
この後、システムコントローラ11のEDID記憶判定手段は、以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証であるHDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROM13に記憶されているか否かを判定する(ステップN5)。以前にHDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROM13に記憶されていないと判定されたとき、システムコントローラ11の不正コピー防止対策認証手段は、テレビジョン受像機2から取得したEDIDによりHDCP認証を行う(ステップN6)。
そして、HDCP認証に成功すれば(ステップN7)、システムコントローラ11のEDID記憶手段は、HDCP認証に成功したEDIDをフラッシュROM13に記憶する(ステップN8)。この後、システムコントローラ11は、再生部15からの映像信号および音声信号を、HDMI通信部16を介してHDMIケーブル3に出力開始する(ステップN10)。テレビジョン受像機2においては、HDMIケーブル3を介してHDMI通信部25で受信した映像信号は、映像表示部23に入力され、音声信号は、音声出力部24に入力される。したがって、映像表示部23には映像が表示され、音声出力部24からは音声が出力される。なお、HDCP認証に成功したEDIDをフラッシュROM13に記録させる個数は、光ディスク再生装置1の仕様に任せて決定されるので、その仕様に応じた有効なEDIDのみがフラッシュROM13に記憶され、フラッシュROM13を有効利用できる。
一方、以前にHDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROM13に記憶されていると判定されたとき(ステップN5)、即ち、光ディスク再生装置1をテストするために、初めて光ディスク再生装置1を起動させた場合には、ステップN6〜N8の処理で、HDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROM13に記憶されていることになるので、以前にHDCP認証に成功したEDIDがフラッシュROM13に記憶されていると判定されることになる。
そして、システムコントローラ11のEDID一致判定手段は、初めて起動した後の次の起動でテレビジョン受像機2から取得したEDIDが、フラッシュROM13に記憶されたEDIDと一致するか否かを判定する(ステップN9)。前記取得したEDIDは、フラッシュROM13に記憶されたEDIDと一致しないと判定されたときに、システムコントローラ11の不正コピー防止対策認証手段は、テレビジョン受像機2から取得したEDIDによりHDCP認証を行う(ステップN6)。
そして、HDCP認証に成功すれば(ステップN7)、システムコントローラ11のEDID記憶手段は、HDCP認証に成功したEDIDをフラッシュROM13に記憶する(ステップN8)。この後、システムコントローラ11の映像音声信号出力手段は、再生部15からの映像信号および音声信号を、HDMI通信部16を介してHDMIケーブル3に出力開始する(ステップN10)。テレビジョン受像機2においては、HDMIケーブル3を介してHDMI通信部25で受信した映像信号は、映像表示部23に入力され、音声信号は、音声出力部24に入力される。したがって、映像表示部23には映像が表示され、音声出力部24からは音声が出力される。
一方、前記取得したEDIDは、フラッシュROM13に記憶されたEDIDと一致すると判定されたときには(ステップN9)、システムコントローラ11の不正コピー防止対策認証手段はHDCP認証を行わず、そして、システムコントローラ11の映像音声信号出力手段は、再生部15からの映像信号および音声信号を、HDMI通信部16を介してHDMIケーブル3に出力開始する(ステップN10)。テレビジョン受像機2においては、HDMIケーブル3を介してHDMI通信部25で受信した映像信号は、映像表示部23に入力され、音声信号は、音声出力部24に入力される。したがって、映像表示部23には映像が表示され、音声出力部24からは音声が出力される。このように、HDCP認証をせずに前記映像音声出力手段が映像信号および音声信号の出力を開始したときは、認証成功後に行う定期的な認証や映像の解像度の変更による再認証も行わないようにする。これにより、メーカ側の生産ラインにおける映像信号の不正コピー防止対策の認証を含むテスト工程の時間を短縮することが可能になる。
なお、光ディスク再生装置1のテストが完了すると、テストモードは解除されるので、光ディスク再生装置1は、ユーザが使用する通常の状態、即ち、規格で定められているHDCP認証が起動時に常に行われる状態に戻される。この状態での処理は次のようになる。
先ず、テレビジョン受像機2の電源をオンした後、リモコン4の電源キー401を押下して光ディスク再生装置1の電源をオンすると、光ディスク再生装置1のシステムコントローラ11は、光ディスク再生装置1の電源がオンされたことを検知し(ステップN1)、光ディスク再生装置1を起動させる(ステップN2)。
そして、システムコントローラ11は、テストモードに設定されていないことを検知し(ステップN3)、テレビジョン受像機2からのEDIDを取得し(ステップN11)、HDCP認証を行い(ステップN12)、HDCP認証に成功したか否かを判定し(ステップN13)、成功すれば、映像信号および音声信号を出力開始するが(ステップN14)、失敗すれば、本処理を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、光ディスク再生装置1がテストモードに設定されている場合、初めて起動したときは、テレビジョン受像機2からEDIDを取得し、映像信号の不正コピー防止対策の認証であるHDCP認証を行って、その認証に成功したときは、テレビジョン受像機2から取得した前記EDIDをフラッシュROM13に記憶しておき、映像信号および音声信号をテレビジョン受像機2に出力し、次に起動したときにテレビジョン受像機2から取得したEDIDがフラッシュROM13に記憶されているEDIDと一致したときは、HDCP認証に関して実績があるとして、その認証をせずに映像信号および音声信号をテレビジョン受像機2に出力するようにしたので、メーカ側の生産ラインにおけるHDCP認証を含むテスト工程の時間短縮を図れ、これにより、生産コストを下げることが可能になる。
本発明は、映像および音声の出力を行うHDMI対応の映像音声出力機器に対して、映像信号および音声信号を出力するHDMI対応の光ディスク再生装置のテストに利用可能である。
1 光ディスク再生装置
2 テレビジョン受像機(映像音声出力機器)
11 システムコントローラ(テストモード設定判定手段、EDID取得手段、EDID記憶判定手段、EDID一致判定手段、不正コピー防止対策認識手段、EDID記憶手段、映像音声出力手段)
13 フラッシュROM(メモリ)
2 テレビジョン受像機(映像音声出力機器)
11 システムコントローラ(テストモード設定判定手段、EDID取得手段、EDID記憶判定手段、EDID一致判定手段、不正コピー防止対策認識手段、EDID記憶手段、映像音声出力手段)
13 フラッシュROM(メモリ)
Claims (4)
- 映像および音声の出力を行うHDMI対応の映像音声出力機器に対して、映像信号および音声信号を出力するHDMI対応の光ディスク再生装置において、
電源がオンされ起動したときに、テストモードに設定されているか否かを判定するテストモード設定判定手段と、
前記テストモードに設定されていると判定されたとき、HDMI接続されている前記映像音声出力機器のEDIDを取得するEDID取得手段と、
前記EDIDが取得された後、以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDがメモリに記憶されているか否かを判定するEDID記憶判定手段と、
前記以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDがメモリに記憶されていると判定されたとき、前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致するか否かを判定するEDID一致判定手段と、
前記以前に映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDが前記メモリに記憶されていないと判定されたとき、または前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致しないと判定されたときに、映像信号の不正コピー防止対策の認証を行う不正コピー防止対策認証手段と、
前記映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したとき、前記映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDを前記メモリに記憶させるEDID記憶手段と、
前記メモリにEDIDが記憶された後、映像信号および音声信号を前記映像音声出力機器に出力させ、または、前記取得されたEDIDは前記メモリに記憶されたEDIDと一致すると判定されたとき、前記映像信号の不正コピー防止対策の認証を行わずに映像信号および音声信号を前記映像音声出力機器に出力させる映像音声出力手段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。 - 前記映像信号の不正コピー防止対策の認証に成功したEDIDを前記メモリに記録させる個数は、光ディスク再生装置の仕様に任せて決定されることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
- 前記映像信号の不正コピー防止対策の認証をせずに前記映像音声出力手段が映像信号および音声信号の出力を開始したときは、認証成功後に行う定期的な認証や映像の解像度の変更による再認証も行わないことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
- 前記映像信号の不正コピー防止対策の認証は、HDCP技術を用いて行うことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の光ディスク再生装置。
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JP2015076682A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | 株式会社リコー | 情報処理装置およびプログラム |
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2007
- 2007-10-04 JP JP2007260547A patent/JP2009094601A/ja active Pending
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