JP2009094077A - カード用コネクタ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カード用コネクタ組立体において、エジェクタがどのようなタイプのものであっても取り付けられるカードの誤挿入を防止する誤挿入防止片を有する、占有面積の小さいカード用コネクタ組立体とする。
【解決手段】 カード用コネクタ組立体のエジェクタは、ハウジング側に空所88が設けられたノブ72を有し、ノブ72の空所88には誤挿入防止片90が通常はノブ72から突出する方向にばね付勢されて回転可能に収容されており、誤挿入防止片90は、ノブ72が押し込まれ且つカードが端子に接続されているときにはハウジングの一側部の側面に押されて挿入口から退避した第1位置にあり、カードが排出されてノブ72が突出位置にあるときにはノブ72から挿入口内に突出してカードの挿入を阻止する第2位置をとり得るよう構成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、メモリカード等のカードを受容するカード用コネクタ組立体(以下、単にコネクタ組立体という)に関し、特に、カードの誤挿入を防止する誤挿入防止片が付与されたコネクタ組立体に関するものである。
挿入されたカードの抜止を行なうコネクタ組立体として、実開平4−4358号(実公平7−37159号)公報に開示されたメモリカードコネクタが知られている。このコネクタにおいては、挿入口から挿入されたカードと係合するスライダが、コネクタ組立体のフレーム内に摺動可能に配置されている。コネクタ組立体の側部に配置された操作つまみを押すことにより、シャフトを介してこのスライダを駆動してカードを排出するよう構成されている。操作つまみは、カードが完全に挿入されると、挿入口に回動するよう構成されている。この操作つまみの挿入口側端部には、挿入口と干渉する押え部が形成されており、この押え部によって挿入されたカードが偶発的に抜け出ることが阻止される。
前述の従来技術では、操作つまみが回動するよう構成されているので、コネクタが取り付けられる基板上の占有面積が大きくなる。即ち、大きめの操作つまみが回動する領域を含むスペースを占有面積として必要とする。また、使用できる操作つまみのタイプ(型式)が、回動するための機構の制約により限定されてしまう。より具体的には、例えば、カードが挿入された通常使用状態において、操作つまみが機器から突出して邪魔にならないように、操作つまみ(エジェクタ)を押し込んだ位置にすることができるコネクタ組立体が知られている。このようなコネクタ組立体には、ハートカムを用いたプッシュ−プッシュタイプのエジェクタが用いられているが、このようなコネクタ組立体に従来技術を適用することはできない。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、どのようなタイプのエジェクタを使用するコネクタ組立体においても組み込み可能な、カードの抜止機構を有するコネクタ組立体を提供することを目的とする。
さらに、本発明の他の目的は、基板上で専有する面積が小さいコネクタ組立体を提供することにある。
本発明のコネクタ組立体は、カードを挿入する挿入口および挿入されたカードに接続される複数の端子を有するハウジングと、このハウジングの一側部から他側部にかけて延び、ハウジングに揺動可能に配置されたカムバーと、ハウジングの一側部にカムバーと係合可能に配置されたエジェクタとを備え、エジェクタがカムバーの他端側を押すことにより、カムバーの一端側がカードを排出するカード用コネクタ組立体において、
ハウジングの他側部には、カードの挿抜方向に延び且つ弾性を有するストッパ部材であって、一端が他側部に固定され、他端の自由端が挿入口の一部を覆う抜止位置と、挿入口の一部から退避する退避位置との間を移動する抜止部を有するストッパ部材が設けられ、ストッパ部材は中間部にカム部を有し、
ハウジングの他側部には、カムバーの他端と連結され、ストッパ部材を弾性に抗して変形させて抜止部を挿入口の一部に出入りさせる摺動部材が、カードの挿抜方向に沿って移動可能に設けられ、
カードが完全に挿入されていないときは、摺動部材が、ストッパ部材の抜止部を挿入口から退避させるようストッパ部材とカム係合し、カードが完全に挿入されると抜止部が挿入口の一部を覆ってカードの抜止をするよう摺動部材とストッパ部材とのカム係合が解除されることを特徴とするものである。
また、ストッパ部材は、折り曲げ形成された板ばねからなることが好ましい。
本発明のコネクタ組立体は、ハウジングエジェクタと、このエジェクタと反対側に位置するハウジングの他側部に、挿入口の一部を覆う抜止位置と、挿入口の一部から退避する退避位置との間を移動する抜止部を有するストッパ部材が設けられ、ストッパ部材は中間部にカム部を有する。さらに、ハウジングの他側部に、カムバーの他端と連結され、ストッパ部材をその弾性に抗して変形させて抜止部を挿入口の一部に出入りさせる摺動部材が設けられている。そして、カードが完全に挿入されていないときは、摺動部材が、ストッパ部材の抜止部を挿入口から退避させるようストッパ部材とカム係合し、カードが完全に挿入されると抜止部が挿入口の一部を覆ってカードの抜止をするよう摺動部材とストッパ部材とのカム係合が解除されるよう構成されているので次の効果を奏する。
すなわち、カードの抜止のための機構が、エジェクタとは別体に設けられているので、エジェクタがどのようなタイプであっても、コネクタ組立体にカード抜け防止機構を設けることができる。
また、ストッパ部材が、折り曲げ形成された板ばねからなる場合は、基板に取り付けられるコネクタ組立体の占有面積を小さくして省スペースにすることができる。
以下、本発明のコネクタ組立体の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明によるコネクタ組立体1の概略斜視図を示す。図1に示すように、コネクタ組立体1は、樹脂製のハウジング2、このハウジング2の後部内に配置された複数の端子4、ハウジング2の後部内に揺動可能に配置されたカムバー6を有する。端子4は、ハウジング2に挿入された、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード等のカード200(図3)と相互に電気的に接続するものであり、ここでは、詳細な説明は省略する。なお、ハウジング2の前部、後部という場合、図1におけるハウジング2の下方(カードを挿入する側)、上方(端子4が配置された側)をそれぞれいうものとする。
ハウジング2は、前方に開口すると共に後方に切欠かれた、カード200を受容するための挿入口12を有する。カムバー6は、ハウジング2の側部(一側部)8から側部(他側部)10にかけて延びている板状の金属板であり、ハウジングの側部10側に位置する一端14およびハウジング2の側部8側に位置する他端16は、ハウジング2の切り欠き27、28からそれぞれ露出している。
また、ハウジング2の側部8には、カムバー6の他端16を押圧するエジェクタ18が、カード200の挿抜方向に沿って移動可能に取り付けられている。ハウジング2の側部10には、カード200の挿抜方向に延びる弾性を有するストッパ部材20が取り付けられている。ストッパ部材20は、板状のばね部材であり、一端にハウジング2に取り付けられる取付部(固定端)22を有し、自由端側には、挿入口12側に二重に折り曲げられた抜止部24(図7参照)を有する。この抜止部24は、挿入口12に挿入されたカード200を抜け止めするためのものであるが、詳細については後述する。また、取付部22と抜止部24の中間には、段差により形成されたカム26が設けられている。ストッパ部材20の詳細については後述する。
また、ハウジング2の側部10には、ストッパ部材20と側部10との間に、摺動部材30がカード200の挿抜方向に沿って移動可能に取り付けられている。この摺動部材30の後端部は、カムバー6の一端14と係合しており、カムバー6の揺動運動に連動して、カード200の挿抜方向に移動するようになっている。図1では、摺動部材30がストッパ部材20とカム係合した状態となっている。前述の挿入口12の両側には、カード200を案内するガイドレール32が、ハウジング2と一体に形成されている。これらカムバー6、ストッパ部材20および摺動部材30により、カードの抜止機構が構成される。
次に、図2に、図1のコネクタ組立体1を平面内で切断した平面断面図を示す。図2に示すコネクタ組立体1は、カード200が挿入されていない状態を示す。この図2からカムバー6が、ハウジング2の側部8から側部10にかけて延びる部材であることが容易に判る。カムバー6の中間には、後方に突出する舌片34が形成され、この舌片34に支点36が形成されて、矢印Rで示すように、支点36の回りに、略平面内で揺動するように構成されている。
カムバー6の一端14と、摺動部材30の切欠き38とが係合しているのが明瞭に示されている。切欠き38の内面38aは、カムバー6と円滑に係合するよう内向きに突出した円弧状に形成されている。また、カムバー6の一端14側の前縁50には、カード200の前端204(図4)の隅部と当接する当接部52が形成されている。当接部52は前縁50から下方(紙面の向こう側)に折り曲げられた舌片として形成されている。
摺動部材30は、その前端40から後方に向けて延びる溝42が、ハウジング2に面する側に形成されており、この溝42内には圧縮コイルばね(以下、単にばねという)44が配置されている。ばね44はハウジング2の側部10に形成され、ハウジング2から溝42内に突設された凸部46と、溝42の後壁48との間に配置されている。図2に示す位置では、ばね44は、摺動部材30を後方に押圧している状態となっている。摺動部材30の前端40近傍の外面には、次に説明するストッパ部材20と係合する凹み54が形成されている。
ストッパ部材20は、図2に示す位置では、挿入口12から退避した位置(退避位置)になっている。この位置ではカード200は挿入可能である。段差により形成されたカム部26の内向き角部56と、摺動部材30の凹み54とが係合をしている。これによって、ストッパ部材20は、その弾性に抗して外方へ撓められ、自由端の抜止部24は、外方に変移されている。このとき角部56は摺動部材30の凹み54と係合しているので、ばね44により摺動部材30が後方に付勢されていても、摺動部材30は、この位置に停止していることができる。前述のエジェクタ18は、側部8に一体に突設された保持突起58、60により保持されているが詳細については後述する。
次に、コネクタ組立体1にカード200が挿入された状態について、図3および図4を参照して説明する。図3は、カード200が完全に挿入された状態を示すコネクタ組立体1の斜視図である。図4は、このときの状態を示す平面断面図である。カード200が、挿入口12に挿入されると、図4に示すように、カードの前端204がカムバー6の当接部52を押圧して、矢印Aで示す如くカムバー6を時計回りに回動させる。これによって、カムバー6と係合している摺動部材30が後方に移動するよう駆動される。この時、摺動部材30の凹み54とストッパ部材20の角部56との係合が外れ、さらに、摺動部材30の前端40も角部56から後方に後退するので、摺動部材30とストッパ部材20とはカム係合していない状態となる。即ち係合が解除された状態となる。
このとき、ストッパ部材20の抜止部24は、挿入口12の一部を覆うように挿入口12側に移動しており、カード200の後端202の一部を押さえるような位置(抜止位置)となる。このためカード200が、偶発的にコネクタ組立体1から抜け出ようとするときに、後端202が抜止部24に当接して抜止が阻止される。なお、カード200において前後という場合、コネクタ組立体1とは逆に、図4において上方を前部、下方を後部というものとする。
次に、エジェクタ18について、図5および図6を参照して詳細に説明する。図5は、エジェクタ18をハウジング2の一部と共に示す斜視図であり、図6は、エジェクタ18のノブ72を示す斜視図である。最初に図5に示すように、ハウジング2の側部8には、挿入口12の近傍に上下に、且つカード200の挿抜方向に位置ずれした1組の保持突起58、58が形成され、さらにハウジング2の後方に位置ずれした位置に、同様な1組の保持突起60、60が形成されている。これらの保持突起58、60には、内向きの溝58a、60aが形成され、後述するエジェクタ18の移動を案内するようになっている。溝60aは、幅が広く溝58aは溝60aより狭く形成されている。
また、側部8の側面9には、ハウジング2の上面11に開放するあり溝62が形成されている。このあり溝62内には、相補形のエッジを有する別体の板部材64が取り付けられている。この板部材64には、ハート形のカム溝66が形成されている。このカム溝66は、後述するエジェクタ18のピン80と協働するものであるが、カム溝そのものは、例えば、特許第2839242号に開示されているように、公知の構成なので詳細な説明は、省略する。
このハウジング2の側部8に取り付けられるエジェクタ18は、カード200の挿抜方向に延びる金属板から形成された本体68を有する。この本体68のハウジング2側には回動可能に取り付けられた押圧バー70と、本体68の前端部に取り付けられたノブ72を有する。本体68の後端下部には突起74が下向きに形成されいる。前述の保持突起60と、この突起74の間に引っ張りコイルばね(以下、単にばねという)76が架装されて、エジェクタ18が常に前方に付勢されるようになっている。また、突起74の反対側には切欠き71が形成されているが、この切欠きは、カムバー6と干渉しないようにするための逃げとして形成されたものである。
押圧バー70は、板状の金属板から構成され、その後端は、外側に直角に折り曲げられた押圧片78に形成されている。この押圧片78が、カムバー6の他端16を押圧するようになっている。押圧バー70の逆側には、ハートカム66内を移動するカム従動子となるピン80が設けられている。このピン80は、押圧バー70と一体に成形しても良いし、押圧バー70に別体の部材を取り付けても良い。押圧バー70は、その略中間で本体68に軸82で枢着されている。エジェクタ18が、ハウジング2の保持突起58、60に取り付けられると、保持突起60の幅広の溝60aが本体68と押圧バー70を受容して案内し、保持突起58がノブ72の案内溝86と係合して案内する。
ピン80は、エジェクタ18の押圧操作にともないハート形のカム溝66内を反時計回りに摺動し、これと連動して押圧片78は、軸82の回りに矢印Bで示すように上下に揺動する。この揺動により、エジェクタ18を押圧したとき、押圧片78とカムバー6とが係合する必要のない時は、押圧片78がカムバー6を回避して、カムバー6の下側を通過するよう構成されている。換言すると、ピン80が上側のカム溝66を通過するときは、押圧片78は下方に移動するので、カムバー6と係合することはなく、ピン80が下側のカム溝66を通過するときは、押圧片78は、上方に移動するのでカムバー6と係合してカムバー6を押圧することができる。
次に図6を参照してノブ72について説明する。ノブ72は略直方体の形状を有する樹脂製で構成され、上面84に、後方に開放し、保持突起58が係合する、ノブ72の長手方向に延びる案内溝86が形成されている。また、ノブ72の後端側には貫通孔93が上下方向に形成されている。ノブ72のハウジング2側には、空所88が形成され、この空所88内に誤挿入防止片90が収納されるようになっている。誤挿入防止片90は、一端側が円弧状になった略直方形状を有している。誤挿入防止片90の一端側には、上下に貫通する貫通孔92が形成され、さらにノブ72に収納されたときに隠れる面94に開放する溝96が、誤挿入防止片90の長手方向に沿って形成されている。前述の本体68は、このノブ72のピン104側に端面にある図示しないスロットに圧入される。
この溝96内には、中心部が巻回するようにねじられて、両側に拡開する直線部98を有する線状のばね100が配置される。誤挿入防止片90をノブ72に取り付けるには、ばね100の中心部の穴102と貫通孔92、93を位置合わせして、ピン104を貫通孔93、92、穴102に挿通することにより、誤挿入防止片90は、空所88内に回動可能に収容される。しかし、誤挿入防止片90は通常は、ばね100により付勢されているので、押し込まれるような外力が作用しない限り、図6に示すように空所88から外側へ突出した状態となる。
次に図7を参照して、ストッパ部材20について詳細に説明する。図7は、ストッパ部材20を、ハウジング2の一部と共に示す斜視図である。ストッパ部材20は、弾性を有する1枚の金属板から打抜き折り曲げ形成して構成されたものである。取付部22は、ストッパ部材20の両側縁21、21から延出する舌片が折り曲げられたボックス形となっている。ストッパ部材20の主面23と対向する、取付部22の取付面25には、互いに逆向きに突出した取付タブ25aが形成されている。
他方、ストッパ部材20が取り付けられるハウジング2の側部10の側面13には、取付開口106と、この開口106の両側にハウジング2の下面15に開放する溝108が形成されている。ストッパ部材20をハウジング2に取り付けるには、取付タブ25aを溝108内に圧入することにより行われる。圧入されると、ストッパ部材20の主面23はハウジング2の側面13と略平行となり、前述の摺動部材30は、この取付部22内を摺動するように配置される。抜止部24は、2重に折り曲げられて強度が付与されているのが明瞭に示されている。
次に、図8から図10を参照して、カード200を排出する手順について説明する。図8は、カードを排出できる位置にエジェクタ18をセットした状態を示す平面断面図である。図9は、エジェクタ18を押圧してカード200を排出した状態を示す平面断面図である。図10はカード200を抜き出した状態を示す平面断面図である。なお、図5も合わせて参照して説明する。
カード200を使用している(コネクタ組立体1に接続している)状態では、前述の図3および図4に示すようにエジェクタ18は押し込まれた状態になっている。このとき、エジェクタ18のピン80は、ハートカム66の点110にある。この位置からノブ72を押圧すると、ピン80は図5に示すように、反時計回りに移動して、最も前端側の点112に位置する。この時のエジェクタ18の位置が図8に示す状態となる。即ちエジェクタ18が最も手前に突出した状態となる。
このとき、前述の通り、ばね付勢されている誤挿入防止片90は、矢印Cで示すようにカード200側に時計回りに回動して、カード200の後端202の角部206に接する。また、摺動部材30は、ばね44の付勢により最も後退した位置にあるため、ストッパ部材20とカム係合しておらず、抜止部24がカード200の後端202の一部を覆う抜止位置にある。
この位置から、エジェクタ18を押圧すると、押圧バー70の押圧片78がカムバー6の他端16を押圧し、カムバー6が反時計回りに回動し始める。すると、カムバー6の一端14が摺動部材30を前進させ、摺動部材30がばね44の付勢に抗して前進してストッパ部材20を外方に撓める。これにより抜止部24が挿入口12から退避する。エジェクタ18をさらに押圧すると、カムバー6の当接部52がカード200と当接し、図9に示す位置となる。前述の誤挿入防止片90は、ハウジング2の側面9により押されてノブ72内に収納される(第1位置)。この時、エジェクタ18のピン80は、下側のハートカム66を通って、最も後方に位置する点114に達する(図5)。即ちエジェクタ18が最も押し込まれ、それによりカムバー6も、エジェクタ18により押圧されて、カード200を最大限排出した位置となる。
図9に示すようにカード200が排出されるときは、カムバー6により摺動部材30も前方に駆動されて、ストッパ部材20のカム26とカム係合し、ストッパ部材20を外方に撓めるので、ストッパ部材20の抜止部24は、カード200と干渉しないように挿入口12から退避した退避位置となっている。図9に示す位置にあるときエジェクタ18から指を離すと、ばね76の作用でピン80は、点110に僅かに戻って停止する。そして、この状態の時、指でカード200をコネクタ組立体1から抜去することができる。
次に、コネクタ組立体1からカード200が抜去された後、エジェクタ18を再度押すと、図10に示す状態になる。この位置ではピン80は、点110からさらに押し込まれた後、上側のカム溝66を通って、図8に示した場合と同じ点112に復帰する。誤挿入防止片90は、カード200が挿入されていないため、ハウジング2の前端7で、挿入口12の一部を覆うようにばね付勢されて、ノブ72と略直角に突出する(第2位置)。このため、この位置ではカード200が、誤って挿入口12内に挿入されることが防止できる。
防止片を設けた理由について説明する。仮に、誤挿入防止片90がないと、図10に示す状態で、カード200をコネクタ組立体1内に挿入することができるが、使用時にエジェクタ18を押し込むと、カード200が排出されてしまい、実際にはカード200を使用することができないためである。そこで、図10に示す位置では、カード200を挿入できないようにしている。カード200を挿入する場合は、予め図2に示す位置までエジェクタ18を再度押し込んだ後に、カード200を挿入する必要がある。
本発明によるコネクタ組立体の斜視図 図1のコネクタ組立体の平面断面図 カードが完全に挿入された状態を示す、本発明のコネクタ組立体の斜視図 カードが完全に挿入された状態を示す、コネクタ組立体の平面断面図 エジェクタをハウジングの一部と共に示す斜視図 エジェクタのノブの斜視図 ストッパ部材をハウジングの一部と共に示す斜視図 カードを押圧できる位置にエジェクタをセットした状態を示す、コネクタ組立体の平面断面図 エジェクタを押圧してカードを排出した状態を示す、コネクタ組立体の平面断面図 カードを抜き出した状態を示す、コネクタ組立体の平面断面図
符号の説明
1 カード用コネクタ組立体
2 ハウジング
4 端子
6 カムバー
8 (ハウジングの)一側部
10 (ハウジングの)他側部
12 挿入口
14 (カムバーの)一端
16 (カムバーの)他端
18 エジェクタ
20 ストッパ部材
22 一端(取付部)
24 抜止部
26 カム部
30 摺動部材
200 カード

Claims (3)

  1. カードを挿入する挿入口および挿入された前記カードに接続される複数の端子を有するハウジングと、該ハウジングの一側部に前記カードの挿抜方向に沿って移動可能に取り付けられたエジェクタとを備え、該エジェクタの押圧操作により前記カードを排出するカード用コネクタ組立体において、
    前記エジェクタは、前記ハウジング側に空所が設けられたノブを有し、
    該ノブの前記空所には誤挿入防止片が通常は前記ノブから突出する方向にばね付勢されて回転可能に収容されており、該誤挿入防止片は、前記ノブが押し込まれ且つ前記カードが前記端子に接続されているときには前記ハウジングの前記一側部の側面に押されて前記挿入口から退避した第1位置にあり、前記カードが排出されて前記ノブが突出位置にあるときには前記ノブから前記挿入口内に突出して前記カードの挿入を阻止する第2位置をとり得るよう構成されていることを特徴とするカード用コネクタ組立体。
  2. 前記誤挿入防止片は、前記第2位置では前記ノブと略直角に突出することを特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ組立体。
  3. 前記ハウジングの前記側面にはハートカムが設けられ、前記エジェクタは、前記ハートカムと協働するピンを有するプッシュ−プッシュタイプのエジェクタであることを特徴とする請求項1または2記載のカード用コネクタ組立体。
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