JP2009093456A - 共用データ閲覧編集方法、共用データ閲覧編集プログラム、サーバ及びクライアント - Google Patents

共用データ閲覧編集方法、共用データ閲覧編集プログラム、サーバ及びクライアント Download PDF

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Abstract

【課題】共用データにアクセスするすべての利用者が、共用データに対して他者の編集状況をタイムリーに反映させることで、常に最新のデータを閲覧及び編集することを可能とすることを目的とする。
【解決手段】サーバ1内に格納されている共用データ121を、ミラーデータ221として、クライアント2にコピーし、クライアント2は、ミラーデータ221を編集した後、このミラーデータ221をサーバ1あるいは他のクライアント2へ送信し、ミラーデータ221を受信したサーバ1もしくは他のクライアント2が、自身の記憶部の共用データ121またはミラーデータ221を更新することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、共用データ閲覧編集方法、共用データ閲覧編集プログラム、サーバ及びクライアントの技術に関する。
ペーバーレス化が進む中、電子会議及びサテライト教育などにおいて、共用データの利用頻度が高まっている。このような状況の中で、例えば、同時に、ファイルの同一箇所を編集することを禁じた状態で、ファイル中の異なる箇所を同時編集することを許可する共有ファイル管理システム及びサーバが提示されている(例えば、特許文献1参照)
特開2006−11936号公報
しかしながら、前記した特許文献1に記載の技術を含む現状のシステムでは、アクセス中の共用データが他者により更新された場合、利用者は、その更新状況をタイムリーに確認することができず使い勝手が悪いという問題があった。例えば、電子会議などにおいて、サーバからスクリーンに投影されたデータを複数人が閲覧するような場合、特定のPC(Personal Computer)(基本的には投影しているPC)でのみデータの編集が可能である。しかし、すべての閲覧者が個々のPCを利用して投影データを編集でき、その反映状況をタイムリーに投影データに反映することができれば効率良く作業や話し合いを進めることができる。同様に、システム開発の場においても複数人で同一データを編集する機会は多く、他人の編集状況をタイムリーに確認しながら複数人でタイムリーに同一データを編集することが困難である。
前記課題に鑑みて、本発明は、共用データにアクセスするすべての利用者が、共用データに対して他者の編集状況をタイムリーに反映させることで、常に最新のデータを閲覧及び編集することを可能とすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、サーバ内に格納されている共用データを、ミラーデータとして、クライアントにコピーし、クライアントは、ミラーデータを編集した後、このミラーデータをサーバあるいは他のクライアントへ送信し、ミラーデータを受信したサーバもしくは他のクライアントが、共用データまたはミラーデータを更新することを特徴とする。
本発明によれば、共用データにアクセスするすべての利用者が、閲覧中の共用データに対して他者の編集状況をタイムリーに反映させることで、常に最新のデータを閲覧及び編集することが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る共用データ閲覧編集システムの構成例を示す図である。
共用データ閲覧編集システムZは、サーバ1と、複数のクライアント2とを有してなる。
図1に示す例では、サーバ1と、各クライアント2とは、互いにWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)などのネットワーク3で接続されているが、これに限らず、クライアント2のうち、少なくとも1つのクライアント2が異なるネットワーク3に属していてもよい。
サーバ1は、共用データ閲覧編集システムZにおけるデータの送受信を管理し、各種の情報を処理する処理部11と、情報を格納する記憶部12と、ネットワーク3を介して情報をクライアント2へ送信する送受信部13とを有してなる。
処理部11は、記憶部12に格納されているデータの内容を、クライアント2から送信されたデータの内容へ更新する更新部111と、記憶部12に格納されているデータのコピーを生成するミラー生成部112(ミラーデータ生成部)とを有してなる。
記憶部12は、編集の対象である共用データ121、データの配信先を記録する配信管理テーブル122などを格納している。配信管理テーブル122の説明は、図2を参照して後記する。
クライアント2は、サーバ1から受信したデータを編集し、編集したデータをサーバ1へ送信することによって、サーバ1に格納されている共用データ121をリアルタイムに編集する機能を有している。
クライアント2は、各種の情報を処理する処理部21、情報を格納する記憶部22、ネットワーク3を介して情報をサーバ1や、他のクライアント2へ送信する送受信部23、キーボードや、マウスなどの入力部24、ディスプレイなどの表示部25などを有してなる。
記憶部22には、サーバ1の記憶部12に格納されている共用データ121のコピーであり、入力部24を介して編集可能なミラーデータ221と、サーバ1の記憶部12に格納されている配信管理テーブル122のコピーであるミラーテーブル222とを有してなる。
次に、図1を参照しつつ、本実施形態に係る配信管理テーブル122及びミラーテーブル222を説明する。
図2は、本実施形態に係る配信管理テーブル及びミラーテーブルの構成例を示す図である。
図2において、各符号は以下を意味する。「共用データのアドレス」項目241は、共用データ121を格納しているサーバ1のアドレスが格納されている(図2の例では、アドレス「α」が格納されている)。「ミラーデータのアドレス」項目242は、共有データに対してアクセスしてきたクライアント2のアドレスが格納されている(図2の例では、アドレス「A」が格納されている)。サーバ1に対して、クライアント2が新規にアクセスした場合、サーバ1は、アクセスしたクライアント2のアドレスを「ミラーデータのアドレス」項目242へ追加する。クライアント2が、共用データ121の閲覧・編集を終了した場合、クライアント2は、「ミラーデータのアドレス」項目242からクライアント2自身のアドレスを削除する。
図3は、本実施形態に係る共用データ閲覧編集システムZの模式例である。
図3において、図1と同様の要素については、図1及び図2と同一の符号を付して説明を省略する。
図3では、2つのクライアント2a,2bと、サーバ1とが接続している例を示す。
それぞれのクライアント2a,2bには、共用データ121のコピーデータであるミラーデータ221a,221b及び配信管理テーブル122のコピーデータであるミラーテーブル222a,222bを有している。また、ミラーデータ221a,221bには、後記するミラーデータ221のモードや、後記する占有処理の際に使用するボタンである占有ボタン231、登録ボタン232及び解除ボタン233のデータ(占有処理機能)が付されている。なお、図3で示す共用データ121や、ミラーデータ221は、データの模式図であると共に、これらのデータを表示部25に表示した際の画面例でもある。
(共用データ閲覧編集方法)
次に、図1〜図3を参照しつつ、図4A及び図4Bに沿って本実施形態に係る共有データ閲覧編集方法の流れを説明する。
図4A及び図4Bは、本実施形態に係る共有データ閲覧編集方法の流れを示すフローチャートである。なお、図4A及び図4Bにおいて、サーバ1と、クライアント2との間の情報の送受信は、送受信部13,23及びネットワーク3を介して行われるが、本実施形態では、この処理に関する記述を省略する。
まず、クライアント2が、サーバ1へアクセスし(S101)、このアクセスをトリガとして処理がスタートする。
次に、サーバ1の処理部11は、ステップS101のアクセスが新規のアクセスか否かを判定する(S102)。新規アクセスかどうかは、処理部11が、アクセス元であるクライアント2のアドレスが配信管理テーブル122に登録されているか否かを確認し、未登録であれば新規アクセスと判定する。処理部11が、記憶部12に記憶しているアクセスログを参照するなどして、新規アクセスか否かを判定してもよい。
新規アクセスではなかった場合(S102→No)、処理部11は、ステップS104の処理へ進む。
新規アクセスである場合(S102→Yes)、処理部11は、ステップS101でアクセスしてきたクライアント2のアドレスを配信管理テーブル122に登録する(S103)。
次に、ミラー生成部112が、記憶部12の共用データ121をコピーしたミラーデータ221、及び配信管理テーブル122をコピーしたミラーテーブル222を生成した(S104)後、処理部11は、時分割多重などの通信方式により、アクセス権限(送信権)が割当てられるのを待機する。すなわち、処理部11は、送信権を獲得できたか否かを判定し(S105)、獲得できていない場合(S105→No)は、獲得できるまで、ステップS105を繰り返す。
処理部が、送信権を獲得すると(S105→Yes)、処理部は、記憶部の配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242(図2参照)に記述されているアドレスへ向けて、ミラーデータ221及びミラーテーブル222をマルチキャスト通信により送信する(S106)。
ミラーデータ221及びミラーテーブル222を受信したクライアント2の処理部21は、占有ボタン231(図3参照)が押下されたか否かを判定することによって、占有をかけるか否かを判定する(S107)。
占有をかけないと判定された場合(S107→No)、処理部21は、ステップS109の処理へ進む。
占有をかけると判定された場合(S107→Yes)、処理部21は、ミラーデータ221に対して占有処理を行う(S108)。ステップS108の詳細は、図9を参照して後記する。
図4Bの説明を行う。
次に、入力部24を介して、ミラーデータ221の編集を行う(S109)。なお、ステップS109の処理は、省略してもよい。なお、編集の際には、該当するクライアント2を操作している利用者が占有した領域、もしくは誰からも占有されていない領域に対して編集を行うことが可能であり、他のクライアント2により占有された領域については編集を行うことはできない。占有については、図5〜図9を参照して後記する。
そして、処理部21は、記憶部22のミラーテーブル222に登録されているアドレスを取得する(S110)。このとき、取得されるアドレスは、クライアント2間の通信が可能な場合は、「共用データのアドレス」項目241及び「ミラーデータのアドレス」項目242に登録されているアドレスであり、クライアント2間の通信が不可能な場合は、「共用データのアドレス」項目241に登録されているアドレスである。
次に、例えば、図示しない閲覧・編集終了ボタンが押下されたか否かを判定することにより、処理部21は、閲覧・編集が終了したか否かを判定する(S111)。
ステップS111の結果、閲覧・編集が終了したと判定された場合(S111→Yes)、処理部21は、記憶部22のミラーテーブルの「ミラーデータのアドレス」項目242からクライアント自身のアドレスを削除し(S112)、処理部21は、ステップS113へ進む。
次に、ステップS111の結果、閲覧・編集が終了していないと判定された場合(S111→No)、処理部21は、ミラーデータ221及びミラーテーブル222のコピーを生成し(S113)、コピーミラーデータ及びコピーミラーテーブルを生成する。
次に、処理部21は、時分割多重などの通信方式により、アクセス権限(送信権)が割当てられるのを待機する。すなわち、処理部21は、送信権を獲得できたか否かを判定し(S114)、獲得できていない場合(S114→No)は、獲得できるまで、ステップS114を繰り返す。
処理部21が、送信権を獲得すると(S114→Yes)、処理部21は、ステップS110で取得したアドレスへ向けて、ステップS113で生成したコピーを送信する(S115)。すなわち、処理部21は、ステップS110で取得したアドレスへ向けて、ステップS113で生成したコピーミラーデータ及びコピーミラーテーブルをマルチキャスト通信により送信する。
(占有処理)
クライアント2からコピーミラーデータ及びコピーミラーテーブルを受信したサーバ1の更新部111は、コピーミラーデータ及びコピーミラーテーブルの内容を共用データ121及び配信管理テーブル122に反映する。
そして、処理部11は、記憶部12の配信管理テーブル122に登録されているアドレスを取得する(S116)。このとき、取得されるアドレスは、「ミラーデータのアドレス」項目242に登録されているアドレスである。
次に、ミラー生成部112が、ミラーデータ221及びミラーテーブル222を生成する(S117)。
次に、処理部11は、時分割多重などの通信方式により、アクセス権限(送信権)が割当てられるのを待機する。すなわち、処理部11は、送信権を獲得できたか否かを判定し(S118)、獲得できていない場合(S118→No)は、獲得できるまで、ステップS118を繰り返す。
処理部11が、送信権を獲得すると(S118→Yes)、処理部11は、ステップS116で取得したアドレスへ向けて、ステップS117で生成したミラーデータ221及びミラーテーブル222をマルチキャスト通信により送信する(S119)。なお、ステップS118を省略してもよい。この場合、更新部111が、ミラーデータ221及びミラーテーブル222の内容を、共用データ121及び配信管理テーブル122へ反映したとき、サーバ1は、自動的に送信権を獲得することとなる。
次に、図1を参照しつつ、図5〜図7に沿ってミラーデータのモードを説明する。
図5〜図7は、本実施形態における各モードの遷移の画面例を示す図である。
まず、図5に示すように、占有ボタン231が押下(太枠で表現)される毎に、モードは、編集モード251a→確認編集モード251b→占有モード251c→編集モード251a→・・・と、モードが遷移する。
ここで、占有とは、利用者がミラーデータ221における特定の領域(占有領域)を他者が編集できないようにすることである。
ここで、編集モード251aとは、ミラーデータ221に占有箇所を表示することなく編集するモードである。ただし、他のクライアント2に占有されている箇所については編集を行えない。つまり、編集モード時に、利用者は、ミラーデータ221を編集することができる。このとき、占有領域は表示されない。
確認編集モード251bは、占有箇所を表示させた状態で、ミラーデータ221を編集することが可能なモードである。ただし、他のクライアント2に占有されている箇所については編集を行えない。
占有モード251cは、占有領域を定める占有処理を行うためのモードである。
図6に示すように、占有モード251dにおいて、入力部24を介して占有する領域(占有領域252a)を指定し、登録ボタン232が押下されると、占有モード251eの状態へ遷移し、占有領域252bが確定する。さらに、占有モード251eで、占有ボタン231が押下されると、編集モード251fへ遷移し、占有領域が消え、ミラーデータ221の編集が可能となる。編集モード251fの状態で、再び占有ボタン231を押下すると、編集確認モード251gへ遷移し、確定している占有領域252cが表示された状態で、ミラーデータ221の編集が可能となる。
図7に示すように、占有モード251hにおいて、入力部24を介して占有領域252dを指定し、登録ボタン232を押下すると、占有モード251iの状態へ遷移し、占有領域252eが確定する。ここで、解除ボタン233が押下されると、占有領域が解除された占有モード251jへと遷移する。
次に、図1などを参照しつつ、図8に沿って本実施形態に係る占有処理を説明する。
図8は、本実施形態に係る占有処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図8に示す処理は、図4AのステップS108の処理を詳細に説明したものである。また、図8に示す処理は、クライアント2側の処理である。さらに、図8の説明におけるボタンの名称及び符号は、図3で示すボタンの名称及び符号である。
まず、占有ボタン231が押下されることにより、処理部21は、占有モードに遷移する(S201)。
次に、利用者が、これから登録を行うか、解除を行うかを判断する(S202)。
ステップS202の結果、登録と判断された場合(S202→登録)、マウスなどの入力部24を介して、表示部25上の所定領域が指定されることにより、占有領域が指定される(S203)。
次に、処理部21は、ステップS203で指定された占有領域が、他の利用者によって登録された占有領域と重複しているか否かを判定する(S204)。
ステップS204の結果、占有領域が重複していると判定された場合(S204→Yes)、処理部21は、ステップS203の処理へ戻って、利用者に占有領域を指定し直させる。
ステップS204の結果、占有領域が重複していない場合(S204→No)、入力部24を介して、登録ボタン232が押下されると(S205)、処理部21は、ステップS203で指定された占有領域を登録することで(S206)、占有情報をミラーテーブル222に格納する。これにより、他の利用者がこの占有領域を編集することが不可能とする。なお、占有情報は、占有をかけたクライアント2のアドレスと紐付かせて管理することで、どのクライアント2が、どの領域を占有しているかを管理する。より具体的には、占有領域の登録は、例えば、処理部21が、ミラーデータ221の指定されたデータ領域に、クライアント2のアドレスとリンクさせた形式で、ロックをかけ、当該アドレスを有するPC以外は、このデータ領域の編集を許可しないこととすることにより実現できる。
ステップS202の結果、解除と判断された場合(S202→解除)、入力部24を介して解除したい占有領域が選択され(S207)、入力部24を介して解除ボタン233が押下されると(S208)、処理部21は、ステップS207で選択した占有領域を解除する(S209)。占有領域の解除は、例えば、占有領域の登録でロックされたミラーデータ221のデータ領域から、クライアント2のアドレスのリンクを削除し、ロックを外すことなどにより実現できる。
(具体例)
図9〜図29は、本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す。
まず、図9〜図22では、図1に示すような共用データ閲覧編集システムにおいて、所定の2台のクライアント2間で通信が可能な場合を示し、図23〜図29では、所定の2台のクライアント2間で直接の通信が不可能であるが、それぞれのクライアント2は、サーバ1と通信可能な場合を示す。
なお、図9〜図29において、図1〜図3と共通の要素には、同一の符号(図1及び図2の符号に準じる)を付し、説明を省略することとする。また、図9から図29において、「コピー」とは、対象となるデータをコピーし、さらに送信先の装置へ送信することまでを含むこととする。
図9〜図29において、符号221aは、クライアント2aのミラーデータであり、符号221bは、クライアント2bのミラーデータである。
また、図9〜図29において、符号241sは、サーバ1の配信管理データにおける「共用データのアドレス」項目であり、符号242sは、サーバ1の配信管理データにおける「ミラーデータのアドレス」項目である。同様に、符号241aは、クライアント2aの配信管理データにおける「共用データのアドレス」項目であり、符号242aは、クライアント2aの配信管理データにおける「ミラーデータのアドレス」項目である。さらに、符号241bは、クライアント2bの配信管理データにおける「共用データのアドレス」項目であり、符号242bは、クライアント2bの配信管理データにおける「ミラーデータのアドレス」項目である。
また、符号253は、クライアント2aの利用者である利用者a(図示せず)が占有する占有領域であり、符号254は、クライアント2bの利用者である利用者b(図示せず)が占有する占有領域である。
(クライアント間が通信可能)
まず、前記したように図9〜図22を参照して、互いに通信可能な2台のクライアント2(2a,2b)の利用者が、サーバ1の共用データ121に対してアクセスし編集する際の手順例を示す。
図9に示すように、共用データ121が格納されているサーバ1のアドレスを「α」とする。すると、サーバ1は、配信管理テーブル122の「共用データのアドレス」項目241sにαを登録する。ここで、アドレスが「A」であるクライアント2aが、共用データ121に対して新規にアクセスしたとする(図4AのS101)。すると、サーバ1は、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」の項目242sに「A」(図4AのS103)を登録する。
次に、図10に示すように、サーバ1は、配信管理テーブル122の「共用データのアドレス」項目241s、及び、「ミラーデータのアドレス」項目242sに登録されているアドレスに対して、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする。すなわち、記憶部12の共用データ121からミラーデータ221及び記憶部12の配信管理テーブル122からミラーテーブル222を生成し(図4AのS104)、送信権の獲得後(図4AのS105)、これらをクライアント2aへ送信する(図4AのS106)。ここでは、アドレス「α」(サーバ1自身)、及びアドレス「A」(クライアント2a)に対してコピーする。
ただし、アドレス「α」(サーバ1自身)に対してはコピーしなくても問題ない。アドレス「A」に対して作成されたミラーデータ221を、ミラーデータ221aとし、ミラーテーブル222を、ミラーテーブル222aとする。ミラーデータ221a作成時には、占有処理機能(占有ボタン231、登録ボタン232、解除ボタン233)が付加されるため、ミラーデータ221aには占有処理機能が付加されることとなる。
ここで、図11を参照して、クライアント2aの利用者(利用者a)が、ミラーデータ221aに対して、占有をかける場合を想定する。
図11は、クライアント2aにおける占有画面の遷移例であり、(a)は、占有ボタンを押下した状態であり、(b)は、占有したい部分を枠で囲んだ状態であり、(c)は、登録ボタンを押下した状態であり、(d)は、再度占有ボタンを押下した状態である。
利用者aは、ミラーデータ221aに対して図5〜図8を参照して説明した占有操作を行う。まず、利用者aは、入力部24を介して、クライアント2aの表示部25に表示されている占有ボタン231を押下することによって、占有モードに切り替える(図11(a))。次に、利用者aは、占有したい領域(占有領域253)を枠で囲む(図11(b))。そして、利用者aが登録ボタン232を押下することにより、占有領域253の占有情報が登録される(図11(c))。なお、利用者aが、既に占有されている領域253に対し重複して占有を掛けようとした場合、クライアント2aの処理部21は、「占有箇所が重複しています」といった旨のメッセージを、表示部25に出力し、利用者aに対して占有箇所を再指定させる。
利用者aが占有情報の登録を完了すると、クライアント2aは、「占有情報の登録が完了しました」といった旨のメッセージを、表示部25に出力し、占有領域の登録を行う。登録の具体的な方法は、前記した通りである。利用者aが、ミラーデータ221aの編集を開始したい場合、再度占有ボタン231を押下し、占有モードから編集モードに切り替える(図11(d))。すると、表示画面上から占有領域が消え、ミラーデータ221aの編集が可能となる。ただし、占有情報が消えたわけではない。
次に、利用者aが、ミラーデータ221を編集する。図12に示すように、利用者aは、ミラーデータ221aに対して編集を行う(図4BのS111)。図12では、利用者a以外が占有している部分はないので、利用者aはすべての部分を編集することが可能である。利用者aが入力部24を介して、ミラーデータ221aに対し、「あああ」と追記するものとする。
次に、図13に示すように、クライアント2aは、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aをコピーする(図4BのS113及びS115)。すなわち、クライアント2aは、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aのコピー(コピーミラーデータ及びコピーミラーテーブル)を生成した(図4BのS113)後、マルチキャスト通信によりコピーミラーデータを送信する(図4BのS115)。送信は、時分割多重などの通信方式により、クライアント2aに対してアクセス権限(送信権)が割当てられたタイミングで行う。クライアント2aに対してアクセス権限が割当てられた時、クライアント2aは、ミラーテーブル222aの「共用データのアドレス」項目241aに登録されているアドレス、及び「ミラーデータのアドレス」項目242aに登録されているアドレスに対して、ミラーデータ221aのコピーミラーデータ、及びミラーテーブル222aのコピーミラーテーブルを送信する。ここでは、アドレス「α」(サーバ1)及びアドレス「A」(クライアントa自身)に対してコピーする。ただし、アドレス「A」(クライアントa自身)に対してはコピーしなくても問題ない。なお、ミラーデータ221aにおける占有が行われている場合、ミラーデータ221aをコピーする際は占有情報もコピーする。なお、このとき、クライアント2bは、サーバ1に対してアクセスしていないため、クライアント2bへは、コピーミラーデータ及びコピーミラーテーブルを送信しない。また、ここでは、アクセス権限が割当てられると、ミラーデータ221aが編集途中でも、コピーミラーデータ及びコピーミラーテーブルがサーバ1へ送信される。
そして、サーバ1は、共用データ121及び配信管理テーブル122をマルチキャスト通信によりコピーする(図示せず。ただし、符号は、図9及び図13に準じる)。すなわち、サーバ1は、自身の記憶部12に格納されている共用データ121及び配信管理テーブル122のコピーを生成し、このコピーをクライアント2aに対して送信する。送信は、時分割多重などの通信方式により、共用データ121がサーバ1に対してアクセス権限(送信権)が割当てられたタイミングで行う。この時、サーバ1は、配信管理テーブル122の「共用データのアドレス」項目241sに登録されているアドレス、及び「ミラーデータのアドレス」項目242sに登録されているアドレスに対して、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする。つまり、アドレス「α」(サーバ1自身)及びアドレス「A」に対して、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする。ただし、アドレス「α」(サーバ1自身)に対してはコピーしなくても問題ない。なお、共用データ121における占有が行われている場合、共用データ121をコピーする際は、占有情報もコピーする。なお、サーバ1が、共用データ121及び配信管理テーブル122をマルチキャスト通信によりコピーした段階での、サーバ1及びクライアント2aのデータ構成は、図13に示す通りである。
次に、図14に示すように、アドレスが「B」であるクライアント2bが、共用データ121に対して新規にアクセスしたとする(図4AのS101)。すると、サーバ1は、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242sに「B」を追加登録する(図4AのS103)。
そして、図15に示すように、サーバ1は、配信管理テーブル122の「共用データのアドレス」項目241s、及び「ミラーデータのアドレス」項目242sに登録されているアドレスに対して、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする(図4AのS103及びS106)。つまり、現時点では、アドレス「α」(サーバ1自身)、アドレス「A」(クライアント2a)及びアドレス「B」に対してコピーする。ただし、アドレス「α」(サーバ1自身)に対してはコピーしなくても問題ない。ここで、アドレス「A」(つまり、クライアント2a)には既にミラーデータ221a及びミラーテーブル222aが作成されているため、更新を行うこととなる。アドレス「B」(つまり、クライアント2b)にはミラーデータ221及びミラーテーブル222が存在しないため、クライアント2bは、ミラーデータ221及びミラーテーブル222を新規に作成することとなる。アドレス「B」に対して作成されたミラーデータ221をミラーデータ221b、ミラーテーブル222をミラーテーブル222bとする。
ここで、図16を参照して、クライアント2bの利用者(利用者b)が、ミラーデータ221bに対して、占有をかける場合を想定する。
図16は、クライアント2bにおける占有画面の遷移例であり、(a)は、占有ボタンを押下した状態であり、(b)は、占有したい部分を枠で囲んだ状態であり、(c)は、登録ボタンを押下した状態であり、(d)は、再度占有ボタンを押下した状態である。
次に、クライアント2bを使用している利用者(利用者b)が、ミラーデータ221bの特定領域に対して占有をかける手順について、図16に沿って説明する。図16において、領域253は、利用者aによって、占有された占有領域である。利用者bが、掛けたい場合、利用者bは、入力部24を介して、クライアント2bの表示部25に表示されている占有ボタン231を押下し占有モードに遷移し(図16(a))、占有したい領域(占有領域254)を枠で囲む(図16(b))。そして、利用者bが、登録ボタン232を押下することにより、占有領域254が登録される(図16(c))。ただし、クライアント2aによって、既に占有されている占有領域253があり、この占有領域253に重複した個所に対して占有を行うことはできない。利用者bが、クライアント2bの表示部25に表示されている登録ボタン232を押下した際に、占有箇所が重複している場合、クライアント2bは、占有箇所が重複している旨のメッセージを表示部25に表示し、再度、占有箇所を指定するよう促す。利用者bが、占有を完了させ編集処理を開始する場合、再度占有ボタン231を押下し編集モードに切り替える(図16(d))。編集モードに切り替わると、占有領域は、表示されず、ミラーデータ221bの編集が可能となる。ただし、占有情報が消えたわけではないため、編集が可能な領域は、図16(c)の占有領域253,254以外の領域である。
次に、図17に示すように、利用者bがデータを編集する(図4BのS111)。利用者bは、クライアント2aが占有している占有領域253以外の領域に対して編集が可能である。ここでは、利用者bが、入力部24を介して、ミラーデータ221bに「いいい」と追記するものとする。
そして、図18に示すように、クライアント2bは、ミラーデータ221b及びミラーテーブル222bをマルチキャスト通信によりコピーする(図4BのS104及びS106)。コピーの送信は、時分割多重などの通信方式により、クライアント2bに対してアクセス権限(送信権)が割当てられたタイミングで行う。クライアント2bに対して、アクセス権限が割当てられた時、クライアント2bは、ミラーテーブル222bの「共用データのアドレス」項目241bに登録されているアドレス及び「ミラーデータのアドレス」項目242bに登録されているアドレスに対して、ミラーデータ221b及びミラーテーブル222bをコピーする。つまり、アドレス「α」(サーバ1)及びアドレス「A」(クライアント2a)及びアドレス「B」(クライアント2b自身)に対して、ミラーデータ221b及びミラーテーブル222bをコピーする。ただし、アドレス「B」(クライアントb自身)に対してはコピーしなくても問題ない。なお、ミラーデータbに占有領域254が存在する場合、ミラーデータ221bをコピーする際には占有情報もコピーする。
続いて、サーバ1にアクセス権限が割当てられと、配信管理テーブル122の「共用データのアドレス」項目241s、及び「ミラーデータのアドレス」項目242sに登録されているアドレスに対して共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする(図示せず。ただし、符号は、図18に準じる)。なお、サーバ1が、共用データ121及び配信管理テーブル122をマルチキャスト通信によりコピーした段階での、サーバ1、クライアント2a及びクライアント2bのデータ構成は、図18に示す通りである。
さらに、図19に示すように、クライアント2aに対してアクセス権限が割当てられると、ミラーテーブル222aの「共用データのアドレス」項目241aに登録されているアドレス、及び「ミラーデータのアドレス」項目242aに登録されているアドレスに対して、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aをコピーする。すなわち、クライアント2aに対して、アクセス権限が割当てられた時、クライアント2aは、ミラーテーブル222aの「共用データのアドレス」項目241aに登録されているアドレス及び「ミラーデータのアドレス」項目242aに登録されているアドレスに対して、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aをコピーする。つまり、アドレス「α」(サーバ1)及びアドレス「A」(クライアント2a自身)及びアドレス「B」(クライアント2b)に対して、ミラーデータ221b及びミラーテーブル222bをコピーする。ただし、アドレス「A」(クライアント2a自身)には、コピーしなくても問題ない。
このように、互いに通信可能なサーバ1・クライアント2間において、共用データ121を利用する場合、共用データ121と、各ミラーデータ221とを常にコピーし合うことで、最新のデータを反映させながら同期を取ることが可能となる。また、互いに通信可能なサーバ1・クライアント2間において、配信管理テーブル122と、ミラーテーブル222とを常にコピーし合うことで、最新のデータを反映させながら同期を取ることが可能となる。
そして、利用者aが、共用データ121の利用(すなわち、閲覧・編集)を終え、例えば、図示しない閲覧・編集終了ボタンを押下すると、図20に示すように、クライアント2aは、ミラーテーブル222aの「ミラーデータのアドレス」項目242aに登録されているアドレス「A」(クライアント2a自身)を削除する(図4BのS117)。また、ミラーデータ221aに登録されている利用者aの占有情報も、図20に示すように削除する。
次に、図21に示すように、クライアント2aは、ミラーテーブル222aの「共用データのアドレス」項目241a、及び「ミラーデータのアドレス」項目242aに登録されているアドレスに対してミラーデータ221a及びミラーテーブル222aをコピーする。つまり、アドレス「α」(サーバ1)及びアドレス「B」(クライアント2b)に対して、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aをコピーする。
そして、クライアント2aは、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aのコピーをサーバ1へ送信すると、図22に示すように、自分自身をネットワーク3から切り離す。
次に、図23〜図29に沿って、所定の2台のクライアント2間で直接の通信が不可能であるが、それぞれのクライアント2は、サーバ1と通信可能な場合、所定の2台のクライアント2(2a,2b)の利用者が、共用データ121に対してアクセスし編集する際の手順例を示す。
クライアント2aが、共用データ121の編集を行い、さらに、クライアント2bが、サーバ1にアクセスするところまでは、図9〜図14と同様であるため、説明を省略する。
クライアント2bによる、共用データ121への新規アクセス後、サーバ1は、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242sにアドレス「B」(クライアント2b)を追加登録する(図14参照)。登録後、図23に示すように、サーバ1は、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242sに登録されたアドレスに対して、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする。ここでは、アドレス「A」(クライアント2a)、及びアドレス「B」(クライアント2b)に対して、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする。ここで、クライアント2aには既にミラーデータ221a及びミラーテーブル222aが作成されているため、ここでは、クライアント2aは、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aの内容を、コピーされてきた内容へ更新することとなる。クライアント2bにはミラーデータ221及びミラーテーブル222が存在しないため、クライアント2bは、ミラーデータ221及びミラーテーブル222を新規に作成することとなる。クライアント2bに対して作成されたミラーデータ221をミラーデータ221b、ミラーテーブル222をミラーテーブル222bとする。
ここで、利用者bが、ミラーデータ221b(共用データ121)に対して、占有を希望する場合は、ミラーデータ221bの占有領域の登録が行われるが、この手順は、図16を参照して前記した内容と同様であるため、説明を省略する。
また、ここで、利用者が、ミラーデータ221bの編集を希望する場合、ミラーデータ221bの編集が行われるが、この手順は、図17を参照して前記した内容と同様であるため、説明を省略する。
次に、図24に示すように、クライアント2bは、編集済みのミラーデータ221bをマルチキャスト通信によりコピーする(図4BのS113及びS115)。コピーの送信は、時分割多重などの通信方式により、クライアント2bに対してアクセス権限(送信権)が割当てられたタイミングで行う(図4BのS114)。この時、クライアント2bは、ミラーテーブル222bの「共用データのアドレス」項目241bに登録されたアドレスに対して、ミラーデータ221b及びミラーテーブル222bをコピーする。つまり、アドレス「α」(サーバ1)に対して、ミラーデータ221b及びミラーテーブル222bをコピーする。
続いて、図25に示すように、サーバ1は、共用データ121及び配信管理テーブル122をマルチキャスト通信によりコピーする。コピーの送信は、ミラーデータ221bが送信され、共用データ121の内容がミラーデータ221bの内容に更新されたタイミングで行う(図4AのS118)。すなわち、共用データ121の内容がミラーデータ221bの内容に更新されたタイミングで、サーバ1は、自動的に送信権を獲得することとなる。ここでは、サーバ1は、共用データ121の内容がミラーデータ221bの内容に更新されたタイミングでコピーを送信しているが、時分割多重などの通信方式により、サーバ1に対してアクセス権限(送信権)が割当てられたタイミングでコピーの送信を実行してもよい。この時、サーバ1は、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242sに登録されているアドレスに対して、共用データ及び配信管理テーブル122をコピーする。つまり、アドレス「A」(クライアント2a)、アドレス「B」(クライアント2b)に対して共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする。
次に、クライアント2aに対してアクセス権限(送信権)が割当てられると(図4BのS114)、ミラーテーブル222aの「共用データのアドレス」項目241aに登録されているアドレスに対して、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aをコピーする。ここでは、アドレス「α」(サーバ1)に、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aをコピーする。そして、サーバ1は、このコピーをトリガとして、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーすることとなる(図示せず。ただし、符号は図25に準じる)。このコピーは、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242sに登録されたアドレスに対して行われる。つまり、この例では、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242sに、アドレス「A」及びアドレス「B」が登録されているため、アドレス「A」(クライアント2a)、及びアドレス「B」(クライアント2b)に対して、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーすることとなる。このように、互いに通信不可能なクライアント2間で、共用データ121を利用する場合、共用データ121からミラーデータ221へのコピー、ミラーデータ221から共用データ121へのコピーを常に繰り返し行うことで、最新のデータを反映させながら同期を取ることが可能となる。
そして、利用者aが、共用データ121の利用(閲覧・編集)を終え、例えば、図示しない閲覧・編集終了ボタンを押下すると、図26に示すように、クライアント2aは、ミラーテーブル222aの「ミラーデータのアドレス」項目242aに登録されているアドレス「A」(クライアント2a自身)を削除する。また、ミラーデータ221aに利用者aによる占有情報が登録されている場合、登録されている占有情報を削除する。
続いて、図27に示すように、クライアント2aは、ミラーテーブル222aの「共用データのアドレス」項目241aに登録されているアドレスに対して、ミラーデータa及びミラーテーブルaをコピーする。つまり、アドレス「α」(サーバ1)に対してミラーデータ221a及びミラーテーブル222aをコピーする。ここで、共用データ121から、利用者aによる占有情報が削除され、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242sからも、アドレス「A」が削除される。
クライアント2aは、図28に示すように、ミラーデータ221a及びミラーテーブル222aを送信すると、自分自身をネットワーク3から切り離す。
そして、サーバ1は、ミラーデータ221aが送信され、共用データ121の内容がミラーデータ221aの内容に更新されると、図29に示すように、共用データ121及び配信管理テーブル122をコピーする。コピーは、配信管理テーブル122の「ミラーデータのアドレス」項目242sに登録されているアドレスに対して行う。ここでは、アドレス「B」(クライアント2b)に対してコピーすることとなる。これにより、クライアント2bのミラーデータ221bにおける利用者aの占有情報、及びミラーテーブル222bにおける「ミラーデータのアドレス」項目242bからも、アドレス「A」が削除される。
図30は、本実施形態に係るサーバ及びクライアントのハードウェア構成を示す図である。
図30に示すように、サーバ1及びクライアント2は、互いにバスで接続されたCPU2001(Central Processing Unit)、RAM2002(Random Access Memory)、ROM2003(Read Only Memory)、図1の送信部としてのネットワークインターフェース2004、図1の表示部25としてのディスプレイ2005及び図1の記憶部12,22としてのハードディスク2006を有してなる。
なお、図1におけるサーバ1の処理部11、更新部111、ミラー生成部112、クライアント2の処理部21は、各装置1,2のROM2003や、ハードディスク2006に格納された共用データ閲覧編集プログラムが、RAM2002に展開され、CPU2001によって実行されることによって具現化する。
なお、本実施形態では、サーバ1の図示しない入力部24を介して、共有データを編集していないが、サーバ1から直接編集してもよい。
本実施形態によれば、サーバ1内に格納されている共用データ121を、ミラーデータ221として、クライアント2にコピーし、クライアント2は、ミラーデータ221を編集した後、このミラーデータ221をサーバ1あるいは他のクライアント2へ送信し、ミラーデータ221を受信したサーバ1もしくは他のクライアント2が、共用データ121またはミラーデータ221を、さらに更新することで、共用データ121にアクセスするすべての利用者が、共用データ121に対して他者の編集状況をタイムリーに反映させることができる。この結果、共用データ121にアクセスできるすべての利用者が、常に最新のデータを閲覧及び編集することができる。
また、共用データ121及びミラーデータ221に加えて、サーバ1やクライアント2にアドレスを管理させることで、データが管理するアドレスをキーとして編集制御を行い、共用データ121またはミラーデータ221の特定の領域に対して特定の利用者(アドレスを元に制御)のみ編集することができる占有処理を行うことで、他者との編集箇所の重複を未然に防止することを可能となる。
本実施形態に係る共用データ閲覧編集システムの構成例を示す図である。 本実施形態に係る配信管理テーブル及びミラーテーブルの構成例を示す図である。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集システムZの模式例である。 本実施形態に係る共有データ閲覧編集方法の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る共有データ閲覧編集方法の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における各モードの遷移の画面例を示す図である(その1)。 本実施形態における各モードの遷移の画面例を示す図である(その2)。 本実施形態における各モードの遷移の画面例を示す図である(その3)。 本実施形態に係る占有処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その1)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その2)。 クライアント2aにおける占有画面の遷移例であり、(a)は、占有ボタンを押下した状態であり、(b)は、占有したい部分を枠で囲んだ状態であり、(c)は、登録ボタンを押下した状態であり、(d)は、再度占有ボタンを押下した状態である。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その4)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その5)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その6)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その7)。 クライアント2bにおける占有画面の遷移例であり、(a)は、占有ボタンを押下した状態であり、(b)は、占有したい部分を枠で囲んだ状態であり、(c)は、登録ボタンを押下した状態であり、(d)は、再度占有ボタンを押下した状態である。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その8)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その9)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その10)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その11)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その12)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その13)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その14)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その15)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その16)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その17)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その18)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その19)。 本実施形態に係る共用データ閲覧編集方法の具体例を示す図である(その20)。 本実施形態に係るサーバ及びクライアントのハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
1 サーバ
2,2a,2b クライアント
3 ネットワーク
11 処理部(サーバ)
12 記憶部(サーバ)
13 送受信部(サーバ)
21 処理部(クライアント)
22 記憶部(クライアント)
23 送受信部(クライアント)
24 入力部
25 表示部
111 更新部
112 ミラー生成部(ミラーデータ生成部)
121 共用データ
122 配信管理テーブル
221,221a,221b ミラーデータ
222,222a,222b ミラーテーブル
231 占有ボタン
232 登録ボタン
233 解除ボタン
252a,252b,252c,252d,252e,253,254 占有領域
2001 CPU
2002 RAM
2003 ROM
2004 ネットワークインターフェース
2005 ディスプレイ
2006 ハードディスク
Z 共用データ閲覧編集システム

Claims (12)

  1. 複数のクライアントと通信可能なサーバにおける共用データ閲覧編集方法であって、
    前記サーバは、
    複数のクライアントによる編集が可能な共用データと、前記サーバ自身と通信可能なクライアントのアドレスを記憶部に保持しており、
    前記クライアントから、サーバ自身へのアクセスを検知すると、
    前記記憶部に保持している前記共用データのコピーであるミラーデータを生成し、当該ミラーデータを前記記憶部に保持されているアドレスを有するクライアントへ送信し、
    前記クライアントから、編集された前記ミラーデータを受信すると、
    前記記憶部に保持されている共用データを、前記受信したミラーデータに更新し、
    各処理を繰り返すことを特徴とする共用データ閲覧編集方法。
  2. 前記ミラーデータ及び前記アドレスの前記クライアントへの送信は、前記サーバが、送信権を獲得すると実行されることを特徴とする請求項1に記載の共用データ閲覧編集方法。
  3. 前記アドレスは、
    前記記憶部の配信管理テーブルに格納されており、
    前記サーバは、
    前記サーバ自身への前記クライアントからの新規のアクセスを検知すると、当該クライアントのアドレスを前記配信管理テーブルに追加することを特徴とする請求項1に記載の共用データ閲覧編集方法。
  4. 前記共用データは、所定のクライアントによる編集を受け付けない領域が存在することを特徴とする請求項1に記載の共用データ閲覧編集方法。
  5. サーバと通信可能なクライアントにおける共用データ閲覧編集方法であって、
    前記クライアントは、
    編集作業に際して、前記サーバに保持されている共用データのコピーであるミラーデータと、前記サーバのアドレスを、前記サーバから受信し、
    前記ミラーデータと、前記アドレスとを記憶部へ格納し、
    入力部を介して、前記記憶部のミラーデータが編集されると、前記受信したアドレスを基に、前記編集されたミラーデータを前記サーバへ送信することを特徴とする共用データ閲覧編集方法。
  6. 前記クライアントと、当該クライアントとは別のクライアント間の通信が可能な場合、
    前記クライアントは、
    当該クライアント自身と通信可能な他のクライアントのアドレスを記憶部に有しており、
    当該アドレスを基に、前記記憶部の編集されたミラーデータ及びアドレスを、前記他のクライアントへ送信することを特徴とする請求項5に記載の共用データ閲覧編集方法。
  7. 前記クライアントが送信権を獲得すると、
    前記クライアントは、前記ミラーデータ及びアドレスを送信することを特徴とする請求項5に記載の共用データ閲覧編集方法。
  8. 前記クライアントは、
    当該クライアント以外のクライアントが編集不可能な領域を、前記ミラーデータ上に指定することが可能であることを特徴とする請求項5に記載の共用データ閲覧編集方法。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の共用データ閲覧方法をコンピュータに実行させることを特徴とする共用データ閲覧編集プログラム。
  10. 複数のクライアントと通信可能なサーバであって、
    複数のクライアントによる編集が可能な共用データと、前記サーバ自身と通信可能なクライアントのアドレスを保持している記憶部と、
    前記記憶部に保持している前記共用データのコピーであるミラーデータを生成するミラーデータ生成部と、
    当該ミラーデータを前記記憶部に保持されているアドレスを有するクライアントへ送信し、前記クライアントから、編集された前記ミラーデータを受信する送受信部と、
    前記記憶部に保持されている共用データを、前記受信したミラーデータに更新する更新部とを有することを特徴とするサーバ。
  11. サーバと通信可能なクライアントであって、
    前記サーバから受信した前記ミラーデータと、前記アドレスとを格納する記憶部と、
    前記サーバに保持されている共用データのコピーであるミラーデータと、前記サーバのアドレスを、前記サーバから受信し、入力部を介して、前記記憶部のミラーデータが編集されると、前記受信したアドレスを基に、前記編集されたミラーデータを前記サーバへ送信する送受信部を有することを特徴とするクライアント。
  12. 前記クライアントは、
    当該クライアント以外のクライアントが編集不可能な領域を、前記ミラーデータ上に指定する処理部をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のクライアント。
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