JP2011141814A - ファイル共有管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセスを許可された複数のユーザが、共同で参照・編集する必要のあるファイルを、クライアント上に複製させることなく、かつ複数のユーザが同時に整合性を保ちつつ参照・編集を行なうことが可能なファイル共有管理システムを提供する。
【解決手段】複数のクライアント装置が接続するサーバ装置上に、複数ユーザが同時に編集するファイルを配置し、アクセス要求があった場合には参照・編集用にファイルをコピーして編集用のファイルを作成する。サーバ装置はクライアント装置に対して、編集用ファイルの参照・編集に必要な箇所を画面表示するための情報を、画面表示に変更が発生するタイミング毎に転送する。クライアント装置は、サーバ装置に対して画面上で行なわれた編集操作に関する情報を転送することにより、常にファイルの最新状態を複数のクライアント装置間で共有可能とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、ファイル共有管理システムに係り、特に複数のユーザが同一のファイルを同時に参照・編集することが可能なファイル共有管理システムに関する。
近年、ネットワーク技術の進歩に伴い、複数のユーザが利用するファイルを一箇所の保管場所で集中保管し、ユーザが個別に編集処理を行なうファイル処理形態が利用されている。このようなファイル処理形態では、通常ファイルを集中保管している保管場所から一旦編集ユーザがファイルを取り出し、編集完了後ファイルを保管場所に戻すという手順を踏む。
複数のユーザが同一のファイルに対して同時にアクセスし、参照・編集可能とするシステムにおいては、あるユーザがあるファイルの内容を更新している最中に別のユーザが同じファイルを更新しようとした場合、ファイル内のデータ内容が正しく維持されなくなってしまう。
上記問題を回避するための手段として、ファイルもしくはファイルを分割したデータブロック毎にロックをかけて排他制御を行なう方法が広く用いられている。すなわち、最初にファイルもしくはファイルを分割したデータブロックに対する編集権を取得したユーザのみが独占的にデータの変更を実施し、その他のユーザにはデータの変更を伴う操作を禁止する。これによって、ファイル全体の整合性を維持する方法を採用している。
特許文献1は、編集対象のファイルを複写してユーザに提供し、サーバ装置上で編集結果を統合する方法が用いられている。また、特許文献2は、ファイルを行単位で構成し、各行単位に排他制御を行なうことにより、共有ファイルの同時編集を可能としている。
特開平7−182369号公報 特開2007−193549号公報
ファイルまたはファイルを分割したデータブロック毎にロックをかける排他制御方法は、データブロックの粒度を下げることによって、複数ユーザの編集操作の競合可能性を下げることは可能である。しかし、ロック制御操作のわずらわしさ、編集箇所が競合した場合のユーザの待ち時間の発生が問題となる。
また、ロックされた箇所の編集内容については、編集が完了してロックが解除されるまで編集ユーザ以外のユーザが確認することができない。このため、編集内容に誤り等があった場合でも、他ユーザが指摘することができない。
また、ファイルを共有管理するシステムにおいて、ファイルを最初に編集開始したユーザに編集権を与え、ファイルもしくはファイルを分割したデータブロック単位にクライアント上に配信し、編集を統合するような方式においては、ファイル内容がファイル共有管理システムの管理外に漏洩してしまう危険がある。昨今、電子情報に重要な個人情報等が含まれるケースも多くなってきており、このような方式については、セキュリティの観点から問題がある。
本発明の目的は、上記問題を克服し、以下の内容を実現することである。
(1)同一ファイルに編集が行なわれた結果を、編集というイベントを契機にリアルタイムにユーザ編集画面上に反映し、編集中のユーザが認識することを可能とする。これにより、ユーザがロック制御などの操作を意識することなく、共有ファイルの同時編集を可能とする。
(2)複数ユーザからの同一ファイルに対する編集操作において、ファイル内容の整合性を保持するための排他制御処理を、編集中に競合が発生する可能性のあるタイミングに限定し、かつシステム側で自動的に処理する。
(3)ファイル共有管理システムが管理するファイルのシステム外への漏洩の危険を最小化する。
本発明は、前記の課題を解決するため、サーバ装置上にファイルを配置し、アクセスに応じて編集用データを配置して複数ユーザによる同時参照・編集を可能とし、サーバ装置からクライアント装置に対して編集に必要な画面を表示させる情報のみを提供し、クライアント装置からサーバ装置に画面上での変更内容のみを通知し、編集用データに反映するようにしたファイル共有管理システムである。この、ファイル共有管理システムは、以下に記載する特徴を備える。
(1)複数のユーザが参照・編集するファイルを格納するためのファイル保管用記憶領域を備えたサーバ装置と、複数のクライアント装置をネットワークを介して接続し、ファイルを共有して利用するファイル共有管理システムにおいて、サーバ装置が、クライアント装置からのアクセス要求に応じて、ファイル保管用記憶領域のファイルを編集用データとしてファイル編集用記憶領域に複数ユーザ間で共有して参照・編集可能な状態で配置し、ファイル編集内容が確定した場合は、同一ファイルの別バージョンとしてファイル保管用記憶領域に格納する手段を備え、複数ユーザが同時にサーバ装置上のファイルを参照・編集する。
(2)サーバ装置は、ファイル編集用記憶領域にある編集用データを参照・編集した結果を検知する。画面表示している部分に変更があった場合、サーバ装置は、クライアント装置に画面表示情報を伝送する画面表示情報転送手段を備える。クライアント装置は、サーバ装置から伝送された画面表示情報をファイル画面表示するための画面出力手段を備える。この結果、複数ユーザが同時にサーバ装置上の編集用データの状態をリアルタイムに参照できる。
(3)クライアント装置は、ユーザが画面上で行なったファイル編集操作内容(追加・削除・変更)を入力として受け付ける入力手段と、サーバ装置に転送するファイル編集内容転送手段とを備える。サーバ装置は、複数のユーザが同時にファイルを参照・編集するにあたり、サーバ装置上の編集用データに対する複数のクライアント装置上の編集操作を統合して管理し、複数ユーザ間で編集している箇所が重複している場合のみ、当該ユーザの編集操作を監視して同一箇所への書き込みに対する排他制御を行なって整合性を保つファイル編集手段を備える。このため、複数ユーザが同時にサーバ装置上の共有ファイルを矛盾無く編集することができる。
(4)サーバ装置は、編集用データに対して与えられた編集操作の履歴を全て記録して保存する編集履歴保存手段を持ち、画面上で編集履歴を表示・選択することにより、ユーザの任意の編集内容のみを反映してファイルバージョンを作成する。
本発明に拠れば、ユーザに負荷をかけることなく、セキュアに複数のユーザが同一のファイルを同時に参照・編集することが可能なファイル共有管理システムを提供でききる。
ファイル共有管理システムの全体構成を説明するブロック図である。 サーバ装置の構成を説明するハードウェアブロック図である。 クライアント装置の構成を説明するハードウェアブロック図である。 ファイルアクセス管理テーブルの構成を説明する図である。 排他制御管理テーブルの構成を説明する図である。 ファイルアクセス処理を説明するフローチャート(その1)である。 ファイルアクセス処理を説明するフローチャート(その2)である。 ファイル変更要求保管テーブルの構成を説明する図である。 クライアント装置の入出力処理を説明するフローチャートである。 ファイ編集履歴管理テーブルの構成を説明する図である。 ファイルの参照・編集処理を説明するフローチャート(その1)である。 ファイルの参照・編集処理を説明するフローチャート(その2)である。 ファイルの参照・編集処理を説明するフローチャート(その3)である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実質同一部位には、同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
図1を参照して、ファイル共有管理システムが適用されるサーバ/クライアントシステム500の構成を説明する。図1において、サーバ/クライアントシステム500は、ネットワーク100に接続されたサーバ装置200と2台のクライアント装置300とから構成される。
このサーバ/クライアントシステム500は、サーバ装置200と、クライアント装置300とをネットワーク100を介して接続し、相互間のデータの送受信が可能なように構成されている。サーバ装置200は、複数のユーザによって共有され、複数のクライアント装置300からアクセスされる共有ファイル400を格納している。
図1において、クライアント装置300は、2台しか示されていないが、実際にはこれ以上のクライアン装置300がサーバ装置200と接続される。また、共有ファイル400についても1ファイルのみしか示していないが、実際には複数の共有ファイルが格納されている。なお、クライアント装置300を区別するとき、クライアント装置300−A(B)またはクライアント装置A(B)と記載する。
図2を参照して、サーバ装置200の構成の構成を説明する。図2において、サーバ装置200は、通信装置220と、CPU230と、記憶装置210と、それらを接続するバス240とから構成される。記憶装置210は、ファイル管理用記憶領域211、ファイル編集用記憶領域212、ファイルアクセス管理プログラム213、ファイルアクセス管理テーブル214、排他制御管理テーブル215、ファイル編集履歴管理テーブル216とか構成される。ファイル管理用記憶領域211は、共有ファイル400を記憶する。
図2おいて、サーバ装置200全体を制御するCPU200は、必要な情報を記憶するためのメモリ、ハードディスク等の記憶装置210、外部のネットワーク100を介するデータ送受信のための通信装置220に接続される。ファイル保管用記憶領域211は、ネットワークを介して複数のユーザが共通して作成または編集する共有ファイル400を恒常的に格納する。ファイル編集用記憶領域212は、編集用データを配置する。ファイルアクセス管理プログラム213とファイルアクセス管理テーブル214は、共有ファイル400に対するアクセスを管理する。排他制御管理テーブル215は、共有ファイルへの書込みの排他制御情報を管理する。ファイル編集履歴管理テーブル216は、共有ファイル400に対する編集の履歴を管理する。
図3を参照して、クライアント装置300の構成を説明する。図3において、クライアント装置300は、CPU350と、画面出力装置320と、入力装置330と、通信装置340と、記憶装置310と、それらを接続するバス360とから構成される。記憶装置310は、入力制御プログラム311と、ファイル変更要求保管テーブル312とを保持する。
クライアント装置300において、CPU300は、全体を制御する。メモリ、ハードディスク等の記憶装置310は、必要な情報を記憶する。ディスプレイなどの画面出力装置320は、編集用データを表示する。入力装置330は、キーボードやマウスなどである。通信装置340は、外部のネットワーク100を介するデータを送受信する。記憶装置310は、サーバ装置200から伝送されてくる画面表示用の情報を受信して、画面出力装置320に表示させる。記憶装置310は、入力装置330からの入力を受け付けて、画面表示用の情報を変更する。
図4を参照して、ファイルアクセス管理テーブル214の構造を説明する。図4において、ファイルアクセス管理テーブル214は、ユーザID 11、クライアント装置ID 12、編集対象ファイル13、編集対象バージョン14、編集用データ識別コード15、表示範囲開始16、表示範囲終了17、誤り検出符号18で構成される。ファイルアクセス管理テーブル214は、どのユーザがどのクライアントから、どのファイルのどの部分を表示しているかを管理する。ユーザID 11は、文字通りユーザのIDである。クライアント装置ID 12は、クライアント装置のIDである。編集対象ファイル13は、共有ファイルの名称である。編集対象バージョン14は、編集対象ファイル13のバージョンである。編集用データ識別コード15は、編集データに一意に与える識別コードである。表示範囲開始16と表示範囲終了17とは、表示の位置座標である。
誤り検出符号18は、表示データから求めたハッシュ値である。誤り検出符号18は、表示データと共にクライアント装置300に伝送される。クライアント装置300は、表示データからハッシュ値を求め、受信した誤り検出符号18と比較して、伝送誤りを検出する。なお、この動作は、クライアント装置300からサーバ装置200が表示データを受信した場合も、同様である。
図5を参照して、排他制御管理テーブル215の構造を説明する。図5において、排他制御管理テーブル215は、ユーザID 21、クライアント装置ID 22、編集用データ識別コード23、排他制御フラグ24で構成される。排他制御管理テーブル215は、どの編集用データで編集範囲の重複が発生しているかを管理する。ユーザID 21は、ユーザのIDである。クライアント装置ID 22は、クライアント装置のIDである。編集用データ識別コード23は、編集データに一意に与える識別コードである。排他制御フラグ24は、TRUEが排他制御中を表す。また、FALSEが非排他制御中を表す。ここでは、ユーザAとユーザBとが、同じ編集用データ識別コード23であり、排他制御される。
図6を参照して、サーバ装置200のファイルアクセス管理プログラム213の共有ファイル400へのアクセスに関する処理を説明する。図6において、ファイルアクセス管理プログラム213は、クライアント装置Aによる共有ファイル400へのアクセスを受け付ける(S601)。ファイルアクセス管理プログラム213は、当該共有ファイルの使用状況(参照または編集)を確認する(S602)。他ユーザが使用していないとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル保管用記憶領域211からファイル編集用保管記憶領域212に共有ファイル400を複写して編集用データを作成する(S603)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル編集用保管記憶領域212上の編集用データから、クライアント装置Aが編集する範囲の画面表示情報を取得する(S604)。ファイルアクセス管理プログラム213は、画面表示情報をもとに伝送時の誤りチェック用の誤り検知符号18を生成する(S606)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイルアクセス管理テーブル214に、アクセスに関するデータを記録する(S607)。ファイルアクセス管理プログラム213は、クライアント装置Aに画面表示情報を伝送する(S608)。ファイルアクセス管理プログラム213は、クライアント装置Aからの画面表示結果が伝送されてくるのを待つ(S609)。
受信したとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、クライアント装置Aから伝送してきた誤り検知符号を比較チェックすることにより、編集用データと画面上の表示内容の同一性を確認する(S611)。一致するとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、そのまま終了する。ステップ611で不一致のとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、エラー処理を実施して(S612)、終了する。
図6Bに移って、ステップ602で他のクライアント装置が使用しているとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、編集範囲が重複しているか判定する(S613)。重複しているとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、範囲が重複するクライアント装置からのファイル変更要求に対してのみ編集用データの変更に対する排他制御を実施する必要があるため、排他制御管理テーブル215に、編集範囲が重複している全てのユーザの編集範囲情報を登録して(S614)、ステップ616に遷移する。ステップ613で重複しないとき、およびステップ614に続いて、ファイルアクセス管理プログラム213は、同じ編集用データが複数ユーザにより参照されていることを通知するための情報を生成する(S616)。ファイルアクセス管理プログラム213は、クライアント装置Aが編集する範囲の画面表示情報を取得する(S617)。ファイルアクセス管理プログラム213は、生成した重複編集通知情報を画面表示情報に追加する(S618)。ファイルアクセス管理プログラム213は、画面表示情報をもとに伝送時の誤りチェック用の誤り検知符号を生成する(S619)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイルアクセス管理テーブル214にアクセスに関するデータを記録して(S621)、ステップ608に遷移する。
図7を参照して、ファイル変更要求保管テーブル312の構造を説明する。図7において、ファイル変更要求保管テーブル312は、ユーザID 31、クライアント装置ID 32、編集時刻33、編集用データ識別コード34、変更前開始点35、変更前終了点36、変更後開始点37、変更後終了点38、変更内容39、誤り検出符号3Aから構成される。ファイル変更要求保管テーブル312は、同一の編集データに対して、同時に複数の矛盾した編集が発生して変更要求が棄却されたような場合でも、変更内容自体を保存しておくためのものである。ユーザID 31は、変更を要求したユーザのIDである。クライアント装置ID 32は、変更を要求したクライアント装置300のIDである。編集時刻33は、変更要求時刻である。編集用データ識別コード34は、編集データに一意に与える識別コードである。変更前開始点35と変更前終了点36とは、受信した表示の位置座標である。変更後開始点37と変更後終了点38とは、変更要求時の表示の位置座標である。変更内容39は、変更内容である。誤り検出符号3Aは、変更要求表示データから求めたハッシュ値である。
図8を参照して、クライアント装置300の入出力制御プログラム311の入力の受け付け及び出力の生成処理を説明する。図8において、入出力制御プログラム311は、入力を契機として動作する。入出力制御プログラム311は、入力を受け付ける(S801)。入出力制御プログラム311は、入力元を判定する(S802)。入力がサーバ装置200から伝送されてきた画面表示情報であった場合、入出力制御プログラム311は、その情報を元にユーザの編集用画面を生成する(S803)。入出力制御プログラム311は、画面出力装置320で出力を行なうよう指示する(S804)。その後、入出力制御プログラム311は、画面出力装置320上の表示の完了を確認する(S806)。入出力制御プログラム311は、表示された画面情報を元に誤り検知符号を生成する(S807)。入出力制御プログラム311は、この誤り検知符号を通信装置340を介して伝送することで、サーバ装置200に画面表示完了を通知して(S808)、終了する。
クライアント装置300上の入力装置から、編集用データの表示範囲変更もしくは内容変更を受け付けた場合、入出力制御プログラム311は、編集ファイルに対する変更要求(要求元ユーザ、要求元クライアント装置、ファイル変更内容、座標変更内容、誤り検知符号)を生成する(S809)。入出力制御プログラム311は、その変更要求情報をファイル変更要求保管テーブル312に記録する(S811)。入出力制御プログラム311は、通信装置340を介してファイルアクセス管理プログラム213に伝送して(S812)、終了する。
図9を参照して、ファイル編集履歴管理テーブル216の構造を説明する。図9において、ファイル編集履歴管理テーブル216は、ユーザID 41、クライアント装置ID 42、編集時刻43、編集用データ識別コード44、変更前開始点45、変更前終了点46、変更後開始点47、変更後終了点48、変更内容49、反映状況4Aから構成される。ファイル編集履歴管理テーブル216は、これらの情報をサーバ装置200側で時系列に保存する。この結果、ファイル編集履歴管理テーブル216は、どのユーザがどのファイルに対してどのような操作を行ない、どのような操作が反映されたのか、また反映を待っているのかを管理する。
ユーザID 41は、変更を要求したユーザのIDである。クライアント装置ID 42は、変更を要求したクライアント装置300のIDである。編集時刻43は、変更要求を受信した時刻である。編集用データ識別コード44は、編集データに一意に与える識別コードである。変更前開始点45と変更前終了点46とは、変更前の表示の位置座標である。変更後開始点37と変更後終了点38とは、変更要求時の表示の位置座標である。変更内容49は、具体的な変更内容である。反映状況4Aは、「完了」「予約」「棄却」の区分を記載する。
図10を参照して、サーバ装置200のファイルアクセス管理プログラム213の編集用データの変更処理を説明する。図10において、ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル変更要求を受け取る(S701)。ファイルアクセス管理プログラム213は、まず編集ファイルに対する変更要求(要求元ユーザ、要求元クライアント装置、編集用データ識別コード、座標変更内容、ファイル変更内容、反映状況)をファイル編集履歴管理テーブル216に記録する(S702)。次に、ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル変更要求元のクライアント装置300が、排他制御対象となっているかどうかを判定する(S703)。
ファイル変更要求元のクライアント装置300が排他制御対象ではない場合、ファイルアクセス管理プログラム213は、次いでファイル編集用保管記憶領域212上の編集用データに変更内容を反映する(S704)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル編集履歴管理テーブルのレコードの反映状況を「完了」とする(S705)。
ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル編集用保管記憶領域上の編集用データから、ファイル変更要求元のクライアント装置が編集する範囲の画面表示情報を取得する(S707)。ファイルアクセス管理プログラム213は、この画面表示情報をもとに伝送時の誤りチェック用の誤り検知符号を生成する(S708)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイルアクセス管理テーブルに、アクセスに関するデータを更新する(S709)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル変更要求元クライアント装置に画面表示情報を伝送する(S711)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル変更要求元クライアント装置からの画面表示結果が伝送されてくるのを待つ(S712)。
画面表示結果を受信したとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル変更要求元クライアント装置から伝送してきた誤り検知符号を比較チェックすることにより、編集用データと画面上の表示内容の同一性を確認して(S713)、処理を終了する。同一性が確認できなかった場合は、同一性を保持するためのエラー処理(再表示、エラー表示など)を実施して(S714)、処理を終了する。
ステップ703で、ファイル変更要求元のクライアント装置が排他制御対象である場合、ファイルアクセス管理プログラム213は、排他制御管理テーブル215内の排他制御フラグを確認し、すでにファイル変更処理が実行されているかどうかを判定する(S716)。他のファイル変更処理が実行されている場合、図10Bにおいて、当該変更要求のファイル編集履歴管理テーブルの処理状況を予約に変更して(S733)、処理を終了する。
図10Aに戻って、ステップ716で他の書込み処理が実行されていない場合、ファイルアクセス管理プログラム213は、排他制御管理テーブル215内の排他制御中を示すフラグ(「TRUE」)を設定する(S717)。ファイルアクセス管理プログラム213は、編集用データに対する書込み処理を実行する(S718)。ファイル変更処理が終了したとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル編集履歴管理テーブルのレコードの反映状況を完了とする(S719)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル編集履歴管理テーブルを確認して、同一範囲へのファイル変更予約の有無を判定する(S721)。
同一範囲への書込み予約が無い場合、ファイルアクセス管理プログラム213は、排他制御管理テーブルから、編集データの同一範囲を参照している全てのクライアント装置を取得する(S722)。ファイルアクセス管理プログラム213は、これらのクライアント装置に対して画面表示情報を作成する(S723)。ファイルアクセス管理プログラム213は、誤り検知符号を生成する(S724)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイルアクセス管理テーブルに、アクセスに関するデータを更新する(S726)。ファイルアクセス管理プログラム213は、クライアント装置に対して画面表示情報を伝送する(S727)。その後、ファイルアクセス管理プログラム213は、クライアント装置からの画面表示結果を待つ(S728)。
画面表示結果を受信したとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、応答の誤り検知符号を比較チェックすることにより、編集用データと画面上の表示内容の同一性を確認する(S729)。一致したとき、ファイルアクセス管理プログラム213は、排他制御中を示すフラグを「FALSE」に設定し(S731)、処理を終了する。同一性が確認できなかった場合、ファイルアクセス管理プログラム213は、同一性を保持するためのエラー処理(再表示、エラー表示など)を実施して(S731)、ステップ731に遷移する。
ステップ721で、後続するファイル変更処理が予約されていた場合、図10Cにおいて、ファイルアクセス管理プログラム213は、後続するファイル変更要求を時系列に取得する(S734)。ファイルアクセス管理プログラム213は、現在実行中のファイル変更処理の内容と、次のファイル変更処理が矛盾を生じる内容かどうかを確認する(S736)。矛盾が発生しない書き込みである場合、ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル変更要求の内容を編集用データに反映する(S737)。ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル編集履歴管理テーブル216の当該レコードの反映状況を「完了」として(S738)、図10Aのステップ721に遷移する。
矛盾が生じる内容であった場合は、ファイルアクセス管理プログラム213は、ファイル変更要求を棄却する(S739)。ファイルアクセス管理プログラム213は、変更が受け付けられなかった旨をファイル変更要求元クライアント装置に通知する情報を作成して(S741)、再度ステップ721の処理に戻る。
ファイル共有管理システムにおける複数ユーザが同時に編集用データを参照・編集している状態で、あるユーザが編集操作を終了する場合の、ファイル保存方法について説明する。
ファイル共有管理システムにおいては、ユーザが参照・編集しているデータはあくまで編集用に提供するものであり、ユーザがファイルオープンした時点の情報と、ユーザの操作履歴が全てファイル共有管理システム上に保持されている。そのため、編集操作終了時、編集結果を確定して新たにファイルとして保存する場合に、以下の選択肢を持つ。
(1)その時点での編集用データを、新しいバージョンとして保存する。
(2)そのユーザが編集した内容のみを開いた時点のファイルに反映し、新しいバージョンのファイルを作成する。
(3)開いた時点のファイルから、編集された内容を選択して反映、新しいバージョンのファイルを作成する
(4)そのユーザが編集内容の確定をせず、他ユーザの確定操作に委ねる。
このように、本実施例によるファイル共有管理システムによれば、共有ファイル400という同一のファイルに対して複数のアクセスがあった場合でも、ファイルアクセス管理プログラム213が各クライアントでの画面表示状況を管理し、ファイル変更要求があった場合にはファイルへの反映を行なうと同時に画面表示の変更が必要なクライアントの画面を更新し、リアルタイムにファイルの更新状況を共有することができる。
また、同一のファイルの同一箇所に対する変更アクセスがあった場合でも、システム側で自動的に排他制御を行なうことによって整合性を維持し、競合が発生したもののみ通知することにより、ユーザはほとんど排他制御を意識することなく共有ファイルを同時に参照・編集することが可能となる。
上述した実施例に拠れば、以下の効果を享受できる。
(1)ファイルの全体をサーバ上で管理し、複数ユーザから編集操作を排他的に管理、反映することにより、ユーザがロック制御などの操作を意識することなく、整合性を保持することができる。
(2)同一ファイルへの編集結果をリアルタイムに反映し、編集中のユーザが認識することができる。この結果、複数のユーザが共有ファイルの編集状況をリアルタイムに確認することができる。また、編集履歴が全て保存されているため、同一ファイルに対する複数ユーザによる編集操作を後からトレースし、必要な編集内容のみを反映させたファイルも作成することができる。
(3)画面表示に必要な最低限の情報のみをクライアント装置に送信し、クライアント装置上にデータを保存しないため、共有ファイルがファイル管理共有システムの管理外に流出することを防止することができる。
100…ネットワーク、200…サーバ装置、300…クライアント装置、400…共有ファイル、210…記憶装置、211…ファイル保管用記憶領域、212…ファイル編集用記憶領域、213…ファイルアクセス管理プログラム、214…ファイルアクセス管理テーブル、215…排他制御管理テーブル、216…ファイル編集履歴管理テーブル、220…通信装置、230…CPU、240…バス、310…記憶装置、311…入出力制御プログラム、312…ファイル変更要求保管テーブル、320…画面出力装置、330…入力装置、340…通信装置、350…CPU、360…バス、500…サーバ/クライアントシステム。

Claims (4)

  1. 複数のユーザが参照または編集するファイルを格納するファイル保管用記憶領域を備えたサーバ装置と、複数のクライアント装置とをネットワークを介して接続し、前記ファイルを共有して利用するファイル共有管理システムにおいて、
    サーバ装置は、
    複数ユーザがファイルを参照または編集するための編集用データを格納するファイル編集用記憶領域と、
    前記クライアント装置からのアクセス要求に応じて、前記ファイル保管用記憶領域の前記ファイルを前記編集用データとして前記ファイル編集用記憶領域に複数ユーザが同時に参照または編集可能な状態で配置し、ファイル編集結果が確定したとき、同一ファイルの別バージョンとして前記ファイル保管用記憶領域に格納するファイル管理手段とを備え、
    複数ユーザが同時に前記サーバ装置上の前記編集用データを参照または編集することを特徴とするファイル共有管理システム。
  2. 請求項1記載のファイル共有管理システムであって、
    前記サーバ装置は、前記ファイル編集用記憶領域にある前記編集用データを参照または編集した結果を検知し、画面表示している部分に変更があった場合、前記クライアント装置に画面表示情報を伝送する画面表示情報転送手段をさらに備え
    前記クライアント装置は、前記サーバ装置から伝送された画面表示情報を画面表示するための画面出力手段を備え、
    複数ユーザが同時に前記サーバ装置上の編集用データの状態をリアルタイムに参照することを特徴とするファイル共有管理システム。
  3. 請求項1記載のファイル共有管理システムであって、
    前記クライアント装置は、
    ユーザが画面上で行なったファイル編集操作を入力として受け付けて画面上に反映する入力手段と、
    前記ファイル編集操作を前記サーバ装置に転送するファイル編集内容転送手段とをさらに備え、
    前記サーバ装置は、
    前記編集用データに対する複数のクライアント装置によるファイル編集操作を統合管理して編集用データに反映し、
    複数ユーザ間で編集している箇所が重複している場合のみ、当該ユーザの編集操作を監視して同一箇所への書き込みに対する排他制御を行なって、整合性を保つファイル編集手段をさらに備え、
    複数ユーザが同時に前記共有ファイルを矛盾無く編集するよう制御することを特徴とするファイル共有管理システム。
  4. 請求項1記載のファイル共有管理システムであって、
    サーバ装置は、編集用データに対して行なった編集操作の履歴を、編集履歴管理テーブル上に全て記録する編集履歴保存手段をさらに備えることを特徴とするファイル共有管理システム。
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