JP2009092199A - 再利用可能なリベットとその使用方法及び専用工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】被締結部材の交換等の必要時にロック状態を解除する際には、安全性を十分に確保しつつ専用工具を用いて効率よく確実に行え、引抜いた該リベットを再利用できる。
【解決手段】ピン体2のロック制御板部27の両端部28、28が、リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ2本の脚部15、15を押し広げたロック状態では、ピン体2の下向き引抜き用溝25、25とリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置が合致せず、該ロック状態からピン体2が係止部23に係止した工具3で回転されるに従って回転されるロック制御板部27が、ロック解除スペース17に嵌り込むことによりロック状態が解除され、下向き引抜き用溝25、25は上向き引抜き用溝12、12の位置に合致され、ピン体2の引抜きが可能状態であることが表わされる。引抜き用溝12、25に工具3が挿し込まれてピン体2が引抜かれ、リベット本体1が引抜き自在となる。
【選択図】 図1
【解決手段】ピン体2のロック制御板部27の両端部28、28が、リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ2本の脚部15、15を押し広げたロック状態では、ピン体2の下向き引抜き用溝25、25とリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置が合致せず、該ロック状態からピン体2が係止部23に係止した工具3で回転されるに従って回転されるロック制御板部27が、ロック解除スペース17に嵌り込むことによりロック状態が解除され、下向き引抜き用溝25、25は上向き引抜き用溝12、12の位置に合致され、ピン体2の引抜きが可能状態であることが表わされる。引抜き用溝12、25に工具3が挿し込まれてピン体2が引抜かれ、リベット本体1が引抜き自在となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、再利用可能なリベットとその使用方法及び専用工具に係り、さらに言えば、押し込みピン型の中空状リベットを使用して被締結部材を強固に締結した後、必要に応じ前記締結したロック状態を解除する際には、安全性を十分に確保しつつ専用工具により確実に行え、引抜いた当該リベットはそのままリ・ユース(再利用)できるリベット等の技術分野に属するものである。
自然環境の悪化が問題視されている近年において、学校などの公共機関では、使用する机や椅子等の家具における部材のリ・サイクルやリ・ユースを図ってほしいという要望が増えている。
ここで、前記机や椅子等の各板材やフレーム等の部材(被締結部材)の締結に使用されるリベットとしては、例えば、下記特許文献1に示したような上端に鍔部を備えた円柱状の鋲体に、その上端から下端に向けて大径部と、内方下降傾斜部と、小径部とからなる縦孔を穿設するとゝもに、前記鋲体の下端から前記小径部の上端部近傍まで延びた縦割溝を放射状に設けて複数個の止片部を形成してなるリベット本体と、該リベット本体の前記縦孔内にその上端から押し込むピン体とから構成され、該ピン体の外径を前記大径部より小さく且つ前記小径部より大きい構成としたものが公知である。
しかし、この特許文献1のリベットによる被締結部材の締結は強固であるため、一旦締結してしまうと簡単には取り外せない。家具の被締結部材を交換したい場合には、工具を使用してリベットを壊さなければならないことが通常で、そのような壊したリベットを再利用(リ・ユース)することはできない。
この点、下記の特許文献2によれば、必要に応じ圧入ピンを簡単に取り外すことができる。すなわち、同文献2には、椅子フレームと、座板や背もたれ板等の板材とを備え、前記椅子フレームの取付孔上に前記板材の取付孔を臨ませて、両取付孔にリベットを貫通固定して、前記板材を前記椅子フレームに固定するようにした椅子の板材取付構造であって、前記リベットは、下端に拡開変形可能な脚片が設けられ、かつ上端外周にフランジが設けられた略筒状の金属製リベット本体と、前記リベット本体の中央孔に挿通配置される軸部の上端に、径大な頭部が設けられた金属製の圧入ピンとを具備し、前記リベット本体のフランジ上面における前記中央孔に対応する位置に頭部収容凹部が設けられるとともに、前記頭部収容凹部の両側に、内端がその凹部内に開放され、かつ外端がフランジ周端縁にまで延びる一対のピン引抜用の工具誘導溝が設けられてなり、前記リベット本体を、そのフランジを前記板材の取付孔周縁部に係合させて、前記椅子フレーム及び前記板材の両取付孔に挿通配置した状態で、前記圧入ピンの頭部を前記頭部収容凹部内に収容させつつ、前記軸部を前記リベット本体の中央孔内に圧入することにより、前記軸部の下端部によって前記脚片が外側に押し込まれて拡開変形し、前記椅子フレームの取付孔周縁部に係合されて、前記板材が前記椅子フレームに前記リベットを介して固定されてなる椅子の板材取付構造が開示されている。
特開平11−303827号
特開平2004−147897号
しかし、前記特許文献2の構造によれば、ピン頭部の両側に形成された一対の工具誘導溝が常に上面に現出した構成であるため、誰でも簡単に、挟み工具等の一対の挟持片を当該ピン頭部の工具誘導溝にセッティングして、ピン頭部を両側から挟持して圧入ピンを簡単かつ確実に引き抜けるので、安全性の観点から問題が残る。
したがって、本発明の目的は、押し込みピン型の中空状リベットを使用して被締結部材を簡単に強固に締結できることは勿論、被締結部材の交換等の必要時に前記締結したロック状態を解除する際には、安全性を十分に確保しつつ専用工具を用いて効率よく確実に行える上、引抜いた当該リベットはそのままの状態でリ・ユースでき経済的で使い勝手に優れた再利用可能なリベットと、その有効な使用方法及び最適な専用工具を提供することにある。
前記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明に係る再利用可能なリベットは、頭部10から軸部13の先端に亘って中空状のピン孔13aが形成され、そのピン孔先端の孔径が狭小に形成された先端部14が、2等分された開閉自在な2本の脚部15、15と、隣り合う当該2本の脚部15、15間で対向する一対の切込み部16、16が軸方向に形成されたリベット本体1と、当該リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ前記2本の脚部15、15を押し広げて被締結部材5、6を締結自在なピン体2とで成るリベットであって、
前記リベット本体の一対の切込み部16、16間が、ロック解除スペース17として形成され、当該リベット本体頭部10の上面11の外周に、一対の上向きの引抜き用溝12、12が直径線上で対向する配置に形成されていると共に、前記ピン体2の先端部29が、略平板状のロック制御板部27として形成され、且つピン体頭部20の裏面24の外周に、一対の下向きの引抜き用溝25、25が、前記ロック制御板部27と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、当該ピン体頭部20の上面21に、工具3で係止されて回転可能な係止部23が形成されており、
前記ピン体2のロック制御板部27の両端部28、28が、リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ2本の脚部15、15を押し広げたロック状態では、前記ピン体2の下向き引抜き用溝25、25とリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置が合致せず、そのロック状態から、ピン体2が前記係止部23に係止した工具3で回転されるに従って回転される前記ロック制御板部27が、リベット本体1のロック解除スペース17に嵌り込むことによりロック状態が解除されると共に、前記ピン体2の下向き引抜き用溝25、25がリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置に合致され、ピン体2の引抜きが可能状態であることが表わされ、これらの引抜き用溝12、25に工具3が挿し込まれてピン体2が引抜き自在で、且つリベット本体1が被締結部材5、6から引抜き自在に構成されていることを特徴とする。
前記リベット本体の一対の切込み部16、16間が、ロック解除スペース17として形成され、当該リベット本体頭部10の上面11の外周に、一対の上向きの引抜き用溝12、12が直径線上で対向する配置に形成されていると共に、前記ピン体2の先端部29が、略平板状のロック制御板部27として形成され、且つピン体頭部20の裏面24の外周に、一対の下向きの引抜き用溝25、25が、前記ロック制御板部27と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、当該ピン体頭部20の上面21に、工具3で係止されて回転可能な係止部23が形成されており、
前記ピン体2のロック制御板部27の両端部28、28が、リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ2本の脚部15、15を押し広げたロック状態では、前記ピン体2の下向き引抜き用溝25、25とリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置が合致せず、そのロック状態から、ピン体2が前記係止部23に係止した工具3で回転されるに従って回転される前記ロック制御板部27が、リベット本体1のロック解除スペース17に嵌り込むことによりロック状態が解除されると共に、前記ピン体2の下向き引抜き用溝25、25がリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置に合致され、ピン体2の引抜きが可能状態であることが表わされ、これらの引抜き用溝12、25に工具3が挿し込まれてピン体2が引抜き自在で、且つリベット本体1が被締結部材5、6から引抜き自在に構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明の再利用可能なリベットは、前記リベット本体1の一対の対向する上向き引抜き用溝12、12を結ぶ直径線方向kが、一対の対向する切込み部16、16間を結ぶロック解除スペース17の方向と合致されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明の再利用可能なリベットは、前記ピン体2の頭部20の上面21に、ロック制御板部27がリベット本体1の脚部15、15を押し広げるロック位置を指し示すロック位置マーカー22が、前記ロック制御板部27及び下向きの引抜き用溝25、25に対し、直交する配置で形成されており、当該ピン体頭部20のロック位置マーカー22が、リベット本体頭部10の上向き引抜き用溝12、12と合致する状態で、ピン体2がピン孔13aに押し込まれることにより、ロック制御板部27の両端部28、28が2本の脚部15、15を押し広げてロックされる一方、係止部23、23に係止した工具3で、前記ロック位置マーカー22が略90°回転するまでピン体2が回転されることにより、ロック制御板部27がロック解除スペース17に嵌り込んでロック状態が解除自在に構成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明の再利用可能なリベットは、前記リベット本体1の頭部10の中央が凹状の段差部18に形成され、当該段差部18にピン体2の頭部20が嵌合自在であり、前記段差部18の底面18aに、ロック解除を誘導するロック解除誘導凸部19が設けられていると共に、ピン体2の頭部20の裏面24には、前記ロック解除誘導凸部19に嵌合する位置でロック解除を誘導するロック解除誘導凹部26が設けられており、当該リベットによるロック時には、前記リベット本体1のロック解除誘導凸部19とピン体2のロック解除誘導凹部26が嵌合され、ロック解除時には、前記ロック状態から、ピン体2が回転されるに従ってロック解除誘導凹部26がロック解除誘導凸部19に当接しつつ上方に若干誘導され、当該ピン体2が略90°回転された状態で、ロック制御板部27がロック解除スペース17に嵌り込んでロック状態が解除されると共に、ピン体2が若干上方に位置され、引抜き用溝12、25に工具3が差し込まれてピン体2が上方に引抜き自在に構成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明の再利用可能なリベットは、前記ピン体2の頭部20の係止部23が、ロック位置マーカー22を挟んで同ロック位置マーカー22に対し直交する直径線上に2箇所形成された小孔23、23であり、当該2箇所の小孔係止部23、23に嵌合する2箇所の突起部32、32を備えた専用工具3でのみ、ロック状態のピン体2が回転されロック解除可能に構成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明の再利用可能なリベットは、前記ピン体2の頭部20の上面21に形成されるロック位置マーカー22が、直径線上に形成された溝又は矢印であることを特徴とする。
請求項7記載の発明の再利用可能なリベットの使用方法は、
a)頭部10から軸部13の先端に亘って中空状のピン孔13aが形成され、そのピン孔先端の孔径が狭小に形成された先端部14が、2等分された開閉自在な2本の脚部15、15と、隣り合う当該2本の脚部15、15間で対向する一対の切込み部16、16が軸方向に形成されたリベット本体1と、当該リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ前記2本の脚部15、15を押し広げて被締結部材5、6を締結自在なピン体2とで成るリベットにおける前記リベット本体1の一対の切込み部16、16間が、ロック解除スペース17として形成され、当該リベット本体頭部10の上面11の外周に、一対の上向きの引抜き用溝12、12が、直径線上で対向し且つ当該対向する直径線方向kと前記一対の対向する切込み部16、16間を結ぶロック解除スペース17の方向とが合致する配置に形成されていると共に、前記ピン体2の先端部29が、略平板状のロック制御板部27として形成され、当該ピン体頭部20の裏面24の外周に、一対の下向きの引抜き用溝25、25が、前記ロック制御板部27と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、及びピン体頭部20の上面21の直径線上に、専用工具3でのみ係止・回転可能な小孔係止部23、23が2箇所形成されていると共に、当該ピン体頭部20の上面21には、ロック位置マーカー22が、前記ロック制御板部27及び下向きの引抜き用溝25、25に対し、直交する配置で直径線上に形成され、並びに前記リベット本体1の頭部10の中央は凹状の段差部18に形成され、その段差部18にピン体2の頭部20が嵌合自在で、且つ段差部18の底面18aに、ロック解除を誘導するロック解除誘導凸部19が設けられ、前記ピン体2の頭部20の裏面24には、前記ロック解除誘導凸部19に嵌合する位置付近でロック解除を誘導するロック解除誘導凹部26が設けられて成る再利用可能なリベットを製作すること、
b)2つの被締結部材5、6を締結するには、前記ピン体2の頭部20のロック位置マーカー22が、リベット本体頭部10の上向き引抜き用溝12、12と合致するように、ピン体2をリベット本体1のピン孔13aに押し込み、ロック制御板部27の両端部28、28でリベット本体1の2本の脚部15、15を押し広げさせてロックし、その際、ピン体2の下向き引抜き用溝25、25とリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置が合致していないことを確認して行うこと、
c)当該リベットによるロック状態を解除するには、前記ロック状態から、専用工具3でピン体頭部20の2箇所の小孔係止部23、23に係止し、前記ロック位置マーカー22が略90°回転するまでピン体2を回転する過程で、ロック解除誘導凹部26をロック解除誘導凸部19に当接させつつ上方に若干誘導し、最終的に当該ピン体2を略90°回転し、ロック制御板部27の両端部28、28をリベット本体1のロック解除スペース17に嵌り込ませてロック状態を解除すると共に、ピン体2を若干上方に移動させること、
d)2つの被締結部材5、6からリベットを引抜くには、前記ピン体2を若干上方に移動させたロック解除状態で、リベット本体1の上向き引抜き用溝12、12とピン体2の下向き引抜き用溝25、25が合致しピン体2の引抜きが可能な空所9が形成されており、その空所9に工具3を挿し込んでピン体2を引抜いた後、先端40がフック状の工具4をリベット本体1のピン孔13aの上方から挿し込み、前記工具4のフック状先端40を脚部15、15間の基端部15aに引掛けて上方にリベット本体1を引抜くこと、
e)前記引抜いたピン体2とリベット本体1から成るリベットを再利用するには、前記2つの被締結部材5、6の締結法と同様に、前記ピン体頭部20のロック位置マーカー22が、リベット本体頭部10の上向き引抜き用溝12、12と合致するように、ピン体2をリベット本体1のピン孔13aに押し込み、ロック制御板部27の両端部28、28で2本の脚部15、15を押し広げさせて被締結部材を締結することにより行うこと、をそれぞれ特徴とする。
a)頭部10から軸部13の先端に亘って中空状のピン孔13aが形成され、そのピン孔先端の孔径が狭小に形成された先端部14が、2等分された開閉自在な2本の脚部15、15と、隣り合う当該2本の脚部15、15間で対向する一対の切込み部16、16が軸方向に形成されたリベット本体1と、当該リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ前記2本の脚部15、15を押し広げて被締結部材5、6を締結自在なピン体2とで成るリベットにおける前記リベット本体1の一対の切込み部16、16間が、ロック解除スペース17として形成され、当該リベット本体頭部10の上面11の外周に、一対の上向きの引抜き用溝12、12が、直径線上で対向し且つ当該対向する直径線方向kと前記一対の対向する切込み部16、16間を結ぶロック解除スペース17の方向とが合致する配置に形成されていると共に、前記ピン体2の先端部29が、略平板状のロック制御板部27として形成され、当該ピン体頭部20の裏面24の外周に、一対の下向きの引抜き用溝25、25が、前記ロック制御板部27と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、及びピン体頭部20の上面21の直径線上に、専用工具3でのみ係止・回転可能な小孔係止部23、23が2箇所形成されていると共に、当該ピン体頭部20の上面21には、ロック位置マーカー22が、前記ロック制御板部27及び下向きの引抜き用溝25、25に対し、直交する配置で直径線上に形成され、並びに前記リベット本体1の頭部10の中央は凹状の段差部18に形成され、その段差部18にピン体2の頭部20が嵌合自在で、且つ段差部18の底面18aに、ロック解除を誘導するロック解除誘導凸部19が設けられ、前記ピン体2の頭部20の裏面24には、前記ロック解除誘導凸部19に嵌合する位置付近でロック解除を誘導するロック解除誘導凹部26が設けられて成る再利用可能なリベットを製作すること、
b)2つの被締結部材5、6を締結するには、前記ピン体2の頭部20のロック位置マーカー22が、リベット本体頭部10の上向き引抜き用溝12、12と合致するように、ピン体2をリベット本体1のピン孔13aに押し込み、ロック制御板部27の両端部28、28でリベット本体1の2本の脚部15、15を押し広げさせてロックし、その際、ピン体2の下向き引抜き用溝25、25とリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置が合致していないことを確認して行うこと、
c)当該リベットによるロック状態を解除するには、前記ロック状態から、専用工具3でピン体頭部20の2箇所の小孔係止部23、23に係止し、前記ロック位置マーカー22が略90°回転するまでピン体2を回転する過程で、ロック解除誘導凹部26をロック解除誘導凸部19に当接させつつ上方に若干誘導し、最終的に当該ピン体2を略90°回転し、ロック制御板部27の両端部28、28をリベット本体1のロック解除スペース17に嵌り込ませてロック状態を解除すると共に、ピン体2を若干上方に移動させること、
d)2つの被締結部材5、6からリベットを引抜くには、前記ピン体2を若干上方に移動させたロック解除状態で、リベット本体1の上向き引抜き用溝12、12とピン体2の下向き引抜き用溝25、25が合致しピン体2の引抜きが可能な空所9が形成されており、その空所9に工具3を挿し込んでピン体2を引抜いた後、先端40がフック状の工具4をリベット本体1のピン孔13aの上方から挿し込み、前記工具4のフック状先端40を脚部15、15間の基端部15aに引掛けて上方にリベット本体1を引抜くこと、
e)前記引抜いたピン体2とリベット本体1から成るリベットを再利用するには、前記2つの被締結部材5、6の締結法と同様に、前記ピン体頭部20のロック位置マーカー22が、リベット本体頭部10の上向き引抜き用溝12、12と合致するように、ピン体2をリベット本体1のピン孔13aに押し込み、ロック制御板部27の両端部28、28で2本の脚部15、15を押し広げさせて被締結部材を締結することにより行うこと、をそれぞれ特徴とする。
請求項8記載の発明の再利用可能なリベットの専用工具は、頭部10から軸部13の先端に亘って中空状のピン孔13aが形成され、そのピン孔先端の孔径が狭小に形成された先端部14が、2等分された開閉自在な2本の脚部15、15と、隣り合う当該2本の脚部15、15間で対向する一対の切込み部16、16が軸方向に形成されたリベット本体1と、当該リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ前記2本の脚部15、15を押し広げて被締結部材5、6を締結自在なピン体2とで成るリベットにおける前記リベット本体1の一対の切込み部16、16間が、ロック解除スペース17として形成され、当該リベット本体頭部10の上面11の外周に、一対の上向きの引抜き用溝12、12が直径線上で対向する配置に形成されていると共に、前記ピン体2の先端部29が、略平板状のロック制御板部27として形成され、当該ピン体頭部20の裏面24の外周に、一対の下向きの引抜き用溝25、25が、前記ロック制御板部27と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、及びピン体頭部20の上面21の直径線上に、当該専用工具3で係止され回転可能な小孔係止部23、23が2箇所形成されて成る再利用可能なリベットの前記ピン体2のピン孔13aへの押し込み及び、当該ピン体2の回転並びにリベット本体1からの引抜きが可能な専用工具3であって、
垂直方向の垂直棒体30と、同垂直棒体30の上部をなす水平方向の水平棒体33とで全体形状がT字状に形成され、前記垂直棒体30の下端部31には、前記ピン体2の頭部20に形成された2箇所の小孔係止部23、23に対して嵌合する位置・大きさの突起で、前記小孔係止部23、23に嵌合して当該ピン体2を回転可能な突出した2箇所の回転用突起部32、32が備えられていると共に、前記水平棒体33の一方の端部34が、ピン体頭部20に叩かれリベット本体1のピン孔13aに押し込み可能な平板状のハンマーヘッド部36に形成され、他方の端部35が、前記ピン体2の下向きの引抜き用溝25及びリベット本体1の上向きの引抜き用溝12に押し込まれピン体2を引抜き自在に突出した引抜き用突起部37が形成されていることを特徴とする。
垂直方向の垂直棒体30と、同垂直棒体30の上部をなす水平方向の水平棒体33とで全体形状がT字状に形成され、前記垂直棒体30の下端部31には、前記ピン体2の頭部20に形成された2箇所の小孔係止部23、23に対して嵌合する位置・大きさの突起で、前記小孔係止部23、23に嵌合して当該ピン体2を回転可能な突出した2箇所の回転用突起部32、32が備えられていると共に、前記水平棒体33の一方の端部34が、ピン体頭部20に叩かれリベット本体1のピン孔13aに押し込み可能な平板状のハンマーヘッド部36に形成され、他方の端部35が、前記ピン体2の下向きの引抜き用溝25及びリベット本体1の上向きの引抜き用溝12に押し込まれピン体2を引抜き自在に突出した引抜き用突起部37が形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明は、リベット本体の一対の切込み部間が、ロック解除スペースとして形成され、リベット本体頭部の上面の外周に、一対の上向きの引抜き用溝が直径線上で対向する配置に形成されていると共に、ピン体の先端部が、略平板状のロック制御板部として形成され、且つピン体頭部の裏面の外周に、一対の下向きの引抜き用溝が、ロック制御板部と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、ピン体頭部の上面に、工具で係止されて回転可能な係止部が形成されているので、ロック時において、被締結部材を簡単且つ強固に締結できることは勿論のこと、ピン体の下向き引抜き用溝が隠れているので、その下向き引抜き用溝に工具が挿し込まれての引抜きは不可能であるから、強制的にロック解除される恐れがない安全性が図られている。
また、被締結部材が当該リベットで強固に締結されたロック状態を解除するには、特殊な工具によってピン体頭部の係止部を回転させ、そのロック制御板部をロック解除スペースへと嵌り込ませて移動させることが必要な安全設計が施されている上、更に前記ピン体の回転によって初めて下向き引抜き用溝が上向き引抜き用溝の位置で現出され、かかる状態でのみピン体の引抜きが可能であることが見て分るから、合致された上下の引抜き用溝に工具を挿し込んでピン体を引抜く際の安全性の確保に万全が期されている。
さらに、前記上下の引抜き用溝の位置が合致したロック解除状態では、ピン体は、そのロック制御板部がロック解除スペースに位置して負荷がかかっていないので、前記上下の引抜き用溝に工具を挿し込んで小さな力で容易に引抜くことができる。
引抜いた前記ピン体とリベット本体(リベット)は、修理する必要なくそのままの状態で再利用でき、新たなリベットが不要で経済的であり循環型社会に貢献する。また、当該リベットを廃棄する場合でも、簡単に被締結部材から取り外せるので分離廃棄が可能となり、リ・サイクルも容易に行えて便利である。
請求項2、3記載の発明は、リベット本体の一対の対向する上向き引抜き用溝を結ぶ直径線方向が、一対の対向する切込み部間を結ぶロック解除スペースの方向と合致されていると共に、ピン体頭部の上面には、ロック制御板部がリベット本体の脚部を押し広げるロック位置を指し示すロック位置マーカーが、前記ロック制御板部と下向き引抜き用溝に対し、90°の角度で直交する配置で形成されているので、ピン体をリベット本体にロックしようとする際は、そのロック位置マーカーを、リベット本体頭部の上向き引抜き用溝と合致させ、ピン体をピン孔に押し込めば、ロック位置マーカーと上向き引抜き用溝に対し90°の角度で直交するロック制御板部の両端部が、ロック解除スペースに嵌り込むことなく、確実に2本の脚部を押し広げる位置でピン孔内を降下しつつロックされるため、施工性に優れ使い勝手がよい。
一方、前記ロック状態を解除する際は、ピン体頭部の係止部に係止した専用工具で、前記ロック位置マーカーを目安として、当該マーカーが略90°回転するまでピン体を回転することにより、ロック制御板部がロック解除スペースに嵌り込んでロック状態が安全・確実に解除され効率もよい。
請求項4記載の発明は、リベット本体の頭部中央は凹状の段差部に形成され、当該段差部にピン体の頭部が嵌合自在であり、前記段差部の底面に、ロック解除を誘導するロック解除誘導凸部が設けられていると共に、ピン体の頭部の裏面には、前記ロック解除誘導凸部に嵌合する位置でロック解除を誘導するロック解除誘導凹部が設けられており、当該リベットによるロック時には、前記リベット本体のロック解除誘導凸部とピン体のロック解除誘導凹部が嵌合され、ピン体の不動状態が確保される。
また、ロック解除時には、前記ロック状態から、ピン体が回転されるに従ってロック解除誘導凹部がロック解除誘導凸部に当接しつつ上方に若干誘導され、当該ピン体が略90°回転された状態で、ロック制御板部がロック解除スペースに嵌り込んでロック状態が解除され、且つ上下の引抜き用溝が合致されると共に、ピン体が若干上方に位置して浮いたような状態となるので、上下の引抜き用溝に工具を差し込めば、少し浮いた状態の当該ピン体を楽に上方に引き上げてリベット本体から確実に引抜くことができる利便性に優れている。
請求項5記載の発明は、ピン体の頭部の係止部が、ロック位置マーカーを挟んで同ロック位置マーカーに対し直交する直径線上に2箇所形成された小孔で成り、当該2箇所の小孔係止部に嵌合する2箇所の突起部を備えた専用工具(後述)でのみしかロック状態のピン体を回転できない構成なので、不意にピン体が回転されず、簡単にロック解除できないように安全性が図られている。
請求項6記載の発明は、ピン体頭部の上面に形成されるロック位置マーカーが、見やすく分りやすい表示の直径線上に形成された溝又は矢印であるので、ピン体のリベット本体に対するロック及びロック解除に際し、当該ロック位置マーカーを目安として、ピン体の位置確認を簡単かつ確実に行えて便利である。
請求項7記載の発明は、前記構成のリベット本体とピン体とで成るリベットの使用方法に関し、被締結部材の締結によるロック方法、そのロックの解除方法、ピン体及びリベット本体の引抜き方法において、上述と同様の優れた効果を有する。
また、被締結部材から引抜いた当該リベットはそのままの状態で、前記2つの被締結部材の締結法と同様の手順で再利用(リ・ユース)やリ・サイクルができ経済的で循環型社会に貢献し、資源の無駄を防止し地球環境にやさしい。
請求項8記載の発明は、上述したリベットに最適なT字状の専用工具に係るものであり、垂直棒体の下端部に備わる突出した2箇所の回転用突起部によってのみ、ピン体頭部の2箇所の小孔係止部に対して嵌合され、水平棒体の回転による回転力を伝達しピン体を回転してロック解除できる安全設計が実現されている。
また、水平棒体の一端部に形成された平板状のハンマーヘッド部を利用すれば、ピン体頭部を叩いてリベット本体のピン孔に押し込むロック作業を容易に行える。
しかも、ロック解除に際しては、水平棒体の他端部に形成された引抜き用突起部を、位置が合致されたピン体の上下の引抜き用溝に押し込み、ピン体を楽に引抜くことができ、1本の専用工具で3通りもの用途に用いられる利便性に優れている。
本発明の再利用可能なリベットと、当該リベットの使用方法、及び当該リベットの専用工具の好適な実施形態を、以下図面にしたがって説明する。なお、本請求項1〜8記載の発明に関する実施の形態は共通しているので、以下のとおり一括して説明する。
図1〜図3は再利用可能なリベットの構造(請求項1〜6参照)、図4〜図9は当該再利用可能なリベットの使用方法(請求項7参照)、図10〜図12は当該リベットの専用工具とその使用例をそれぞれ示している(請求項8参照)。
まず、図1〜図3に示した再利用可能なリベットの構造について説明する。当該リベットは、金属製のリベット本体1とピン体2とで成る所謂押し込みピン型の中空リベットを基本構成としている。リベット本体1は、円筒状の頭部10から軸部13の先端に亘って中空状のピン孔13aが形成され、そのピン孔先端の孔径が狭小に形成された先端部14が、2等分された開閉自在な2本の脚部15、15と、隣り合う当該2本の脚部15、15間で対向する一対の切込み部16、16が軸方向に形成され、ピン体2は、前記リベット本体1のピン孔13aに押し込まれ前記2本の脚部15、15を押し広げて被締結部材5、6を締結自在となっている。
図1に示した前記ピン体2について詳細に説明する。同図1において(A)は、上からピン体2の平面図、正面図、裏面図、(B)は、前記(A)のピン体2を90°回転した状態の平面図と側面図をそれぞれ示している。
本実施形態のピン体2(全長約20mm)は、その先端部29が略平板状のロック制御板部27として形成されている。このロック制御板部27の正面方向からみた最大幅寸(図1A裏面図の符号mの矢印方向)は、当該ピン体2の軸径と同じ3.5mmであるが(図1A正面図)、90°回転した側面方向からみた幅寸は2mmの板状に形成されている(図1B)。
前記ピン体2の円盤状の頭部20(直径=8mm、高さ=1.97mm)の上面21に、長さ8mmのロック位置マーカー22が直径線上に溝として形成されている。或いは図示を省略した円周方向向きの矢印を直径線上に形成してもよい。これは、前記ロック制御板部27がリベット本体1の2本の脚部15、15を押し広げるのに最適なロック位置を指し示すもので、前記ロック制御板部27に対し、直交する配置で形成されている。
すなわち、図1Aの裏面図に示したように、ロック位置マーカー22は同図中の符号k’の矢印方向の直径線上に形成されているが、その位置(k’方向)は、ロック制御板部27の最大幅寸方向である両端部28、28(及び後述する下向きの引抜き用溝25、25)の延長方向(符号mの矢印方向)に対し、直交する90°の配置とされている(図3A参照)。
また、ピン体頭部20の上面21には、専用工具に係止されて回転可能な小孔(直径=1.5mm、深さ=1.04mm)の係止部23、23が一対形成されている。この一対の小孔係止部23、23は、約2.3mmの間隔をあけて前記ロック位置マーカー22を挟んで対称的に同ロック位置マーカー22に対し直交する直径線上(図中符号mの方向)に、対向配置で形成されている。よって、当該ピン体2は、当該2箇所の小孔係止部23、23に嵌合する2箇所の突起部32、32を備えた専用工具3(後述)でのみ、回転されロック解除可能に構成されているものである。
さらに、ピン体頭部20の裏面24には、当該ピン体2を引抜く際に利用される下向きに切欠された下向き引抜き用の一対の溝25、25(高さ=0.97mm、幅寸=約2mm、奥行=約2mm)が形成されている。すなわち、この下向き引抜き用溝25、25は、図1A裏面図に示したように、ピン体頭部20の裏面24の外周において、前記ロック制御板部27と同じ符号mの方向で且つ直径線上で対向する配置で2箇所、外向きに切欠して形成されている。
加えて、当該ピン体頭部20の裏面24に、ロック解除誘導凹部26が設けられている。これは、後述するリベット本体1のロック解除誘導凸部19に嵌合する位置でロック及びロック解除に供されるものである(図3参照)。当該ロック解除誘導凹部26は、ピン体頭部20の裏面24の外周において、前記下向きの引抜き用溝25、25の近傍において、直径線上で対向する配置で、窪んだ凹状(谷形状)に形成されている。
次に、図2に示したリベット本体1について詳細に説明する。同図2において(A)は、上からリベット本体1の平面図、正面図、裏面図、(B)は、前記(A)のリベット本体1の縦断面図をそれぞれ示している。
このリベット本体1は、全長が18.95mmで、円筒状の頭部10(直径=14mm、高さ=2.95mm)から軸部13(高さ=16mm、外径=約5mm)の先端に亘って中空状のピン孔13aが形成されている。前記ピン孔13aにおいてその3.6mmの孔径に比べて狭小に形成された先端部14(内径=1.5mm)が、2等分された開閉自在な2本の脚部15、15(高さ=約8.25mm)と、それらの間で対向する一対の切込み部16、16として形成されている。その一対の切込み部16、16間が、図中符号kで示した方向に約5mmの奥行で形成されるロック解除スペース17(下記に詳述)とされている。
これは、前記ピン体2が当該ピン孔13aに上方から挿し込まれ、最終的に前記2本の脚部15、15を外方に押し広げる係止(ロック)状態を確保すると共に、ロック状態を解除する際に、前記係止されたピン体2が少ない回転で脚部15、15間の前記ロック解除スペース17に嵌り込まないように、2本の脚部15、15とされている。つまり、仮に脚部15の本数を4本とした場合、ピン体2のロック制御板部27は、ほんの僅か(約45°)の回転で、脚部15、15間のロック解除スペース17(切込み部16)に嵌り込んで簡単に係止状態が解除されるので、当該リベットによる被締結部材の締結の安全性の点で好ましくないのである。但し、脚部15の本数をそのように4本以上の複数本で実施することは可能である。
当該リベット本体1の頭部10の上面11に、前記ピン体2を引抜く際に利用される上向きの引抜き用の一対の溝12、12(最大深さ=約1.9mm、最大幅寸=約2.96mm)が形成されている。この一対の上向きの引抜き用溝12、12は、リベット体頭部10の直径線上で対向する配置に形成されているが、その上向き引抜き用溝12、12を結ぶ直径線方向kが、前記一対の対向する切込み部16、16間を結ぶロック解除スペース17の方向kと合致する配置に形成されている。
よって、図1Aの裏面図に示した如くk’方向のピン体頭部20のロック位置マーカー22を、図6Aに示した如くk方向のリベット本体頭部10の上向き引抜き用溝12、12と合致させて、ピン体2をリベット本体1のピン孔13aに押し込むだけで、m方向を向くロック制御板部27の両端部28、28が、2本の脚部15、15を押し広げて簡単にロックされる(図6、図3参照)。換言すれば、ロック位置マーカー22と上向き引抜き用溝12、12(ロック解除スペース17)とが合致する位置(k方向とk’方向が同じ)において、m方向を向くロック制御板部27の両端部28、28は、90°真横の2本の脚部15、15の方向を向いており、そのまま脚部15、15に当接してロックできるのである。
そして、このロック状態では、ピン体2の下向き引抜き用溝25、25とリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置が合致せず、当該下向き引抜き用溝25、25は上向き引抜き用溝12、12の位置に現れないので、ピン体2が引抜かれる心配がない(図3参照)。
一方、前記ロック状態(図6)から、ロック位置マーカー22が略90°回転するまでピン体2が回転されることにより、m方向を向くロック制御板部27がk方向のロック解除スペース17に嵌り込んでロック状態が解除自在となる(図7A参照)。このとき、前記ピン体2の下向き引抜き用溝25、25がリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置に合致されて空所9が形成され、ピン体2の引抜きが可能状態であることが表わされる(図7C、図11D、図12A参照)。
また、当該リベット本体1の頭部10の中央は、直径=8.08mm、高さ=1.97mmの凹状の段差部18に形成され、当該段差部18に前記ピン体2の頭部20が嵌合自在とされている。
さらに、前記段差部18の底面18aに、ロック解除を誘導するロック解除誘導凸部19が設けられている。このロック解除誘導凸部19が、前記ピン体2のロック解除誘導凹部26と当接し合って、ロック(嵌合)又はロック解除を誘導する機能を有している。よって、当該ロック解除誘導凸部19は、ロック解除誘導凹部26に対応する位置に2箇所形成されている。つまり、段差部18の底面18aにおいて、上向き引抜き用溝12、12の近傍で直径線上で対向する配置で、山形状に突出して形成されている(図3参照)。
具体的には、当該リベットによるロック時には、このリベット本体1のロック解除誘導凸部19と前記ピン体2のロック解除誘導凹部26が嵌合される。一方、ロック解除時には、前記ピン体2が回転されるに従ってロック解除誘導凹部26がロック解除誘導凸部19に当接しつつ上方に若干誘導され、当該ピン体2が略90°回転された状態で、ロック制御板部27がロック解除スペース17に嵌り込んでロック状態が解除されると共に、ピン体2が、図7の符号pで示した高さ分だけ上方に位置されて引抜きを容易ならしめる構成となっている。
但し、前記ロック解除誘導凹部26、26の一方を凸部とし、ロック解除誘導凸部19の一方を凹部としたり、ロック解除誘導凹部26、26とロック解除誘導凸部19、19の凹凸関係を全く逆にする形態でも好適に実施される
次に、図4〜図9に示した上記再利用可能なリベットの使用方法について説明する。
まず、被締結部材5、6の締結方法は次の要領で行う(図4、図5)。被締結部材5、6として例えば椅子の板状の座版5とパイプ製の脚部6を締結する場合、この2つの被締結部材5、6の各通孔7、8の位置を共通にして重合し、重合された通孔7、8に上記構成のリベットを押し込む。その際、上述したように、前記ピン体2の頭部20のロック位置マーカー22が、リベット本体頭部10の上向き引抜き用溝12、12と合致するように、ピン体2をリベット本体1のピン孔13aに押し込む(図6A参照)。
被締結部材5、6の通孔7、8に押し込んだら、図5中符号sで示したようにピン体2の頭部20の上面21を、後述する専用工具3のハンマーヘッド部36等を利用して叩き込む。そうすれば、図6に示したように、ロック制御板部27(両端部28、28)がリベット本体1の2本の脚部15、15を押し広げて簡単にロックされる。その際、ピン体2の下向き引抜き用溝25、25とリベット本体1の上向き引抜き用溝12、12の位置が合致していないことを確認してロック作業を行う。
前記ロック状態を解除するには次に要領で行う(図7)。専用工具3でピン体頭部20の2箇所の小孔係止部23、23に係止し、前記ロック位置マーカー22が略90°回転させ、図7中符号k’で示した方向になるまでピン体2を回転させる。その過程でロック解除誘導凹部26はロック解除誘導凸部19に摺動されつつ、ピン体2が図中符号pで示した高さ部分浮き上がるように少し上方に移動され、最終的にロック制御板部27はリベット本体1のロック解除スペース17に嵌り込み、ロック状態が解除される。
かくして、被締結部材5、6からのリベットの引抜きは次の要領で行う。前記ピン体2を若干上方に移動させたロック解除状態で、リベット本体1の上向き引抜き用溝12、12とピン体2の下向き引抜き用溝25、25が合致しピン体2の引抜きが可能な空所9が形成されている(図7C)。よって、図12A、Bに例示したように、前記空所9に専用工具3の引抜き用突起部37を挿し込み、てこの原理で上方にピン体2を持ち上げて移動させた後(図8)、市販のペンチ等の工具(図示は省略)でピン体頭部20を挟持して上方に引き抜けばよい(図12C、D参照)。
残ったリベット本体1は、図9に示したように、先端40がフック状の工具4をリベット本体1のピン孔13aの上方から挿し込み、前記工具4のフック状先端40を脚部15、15間の基端部15aに引掛けて、符号wで示した上方向にリベット本体1を引抜くことで、脚部15、15は内向きに復元されつつリベットの引抜きを楽に行える。
前記引抜いたピン体2とリベット本体1から成るリベットを再利用するには、前記2つの被締結部材5、6の締結法と同様に行えばよい。すなわち、前記ピン体頭部20のロック位置マーカー22が、リベット本体頭部10の上向き引抜き用溝12、12と合致するように、ピン体2をリベット本体1のピン孔13aに押し込み、ロック制御板部27の両端部28、28で2本の脚部15、15を押し広げさせて新たな被締結部材を当該リベットを用いて再び締結することができる。
ひきつづき、図10〜図12に示した上記再利用可能なリベットに好適な専用工具について説明する。
この専用工具3は、垂直方向の垂直棒体30と、同垂直棒体30の上部をなす水平方向の水平棒体33とで全体形状がT字状に形成されている(図10A)。
前記垂直棒体30の下端部31には、図10Bに拡大して示したように、上記ピン体2の頭部20に形成された2箇所の小孔係止部23、23に対して嵌合する位置・大きさの突起で、前記小孔係止部23、23に嵌合して当該ピン体2を回転可能な突出した2箇所の回転用突起部32、32が備えられている。
また、前記水平棒体33の一方の端部34は、図10Cに拡大して示したように、ピン体頭部20を叩いてリベット本体1のピン孔13aに押し込み、ロック可能な平板状のハンマーヘッド部36に形成されている。
さらに、前記水平棒体33の他方の端部35が、図10Dに拡大して示したように、上記ピン体2の下向きの引抜き用溝25及びリベット本体1の上向きの引抜き用溝12に押し込まれピン体2を引抜き自在に少し突出した引抜き用突起部37が形成されている。具体的には、水平棒体33の他端部35が基本的に球体に形成され、その略中心から外方斜め方向に少し突き出た形で引抜き用突起部37が形成され、その基端部は、曲面を有する湾曲部39と、切り欠かれた切欠部38に形成されている。
したがって、この専用工具3によれば、上記した再利用可能なリベットだけに使用でき当該リベットの安直なロック解除が効果的に防止されると共に、3パターンの多用途に使用することができる。
つまり、図11A、Bに示したように、当該専用工具3のハンマーヘッド部36を利用して、ピン体2のリベット本体1への叩き込みによるロック(締結)を行える。
また、図11C、Dに示したように、当該専用工具3の2箇所の回転用突起部32、32を利用して、ピン体頭部10の2箇所の小孔係止部23、23への係止と回転によるロック解除を行える。すなわち、ピン体頭部10の2箇所の小孔係止部23、23には、当該専用工具3の2箇所の回転用突起部32、32によってのみ嵌合して係止でき(符号n参照)、かかる係止状態で、専用工具3の水平棒体33を図中符号qで示したように90°回転させてやればその回転力が伝達されて、ピン体2の下向き引抜き用溝25がリベット本体1の上向き引抜き用溝12に合致されてロック解除を容易に行える。
よって、図12に示したように、当該専用工具3の引抜き用突起部37を利用して、リベット本体1からピン体2の引抜きを行える。図12A、Bに示した如くロック解除されやや浮いた状態のピン体2の下向き引抜き溝25と、リベット本体1の上向き引抜き用溝12との間に引抜き用突起部37を挿し込み、リベット本体頭部10の上面11で、てこの原理で楽に引き抜くことができる。その際、引抜き用突起部37の基部が切欠部38と湾曲部39に形成されているので、当該突起部37による引抜き作業をスムーズに行うことができる。
最後に図12Cのように、ピン体頭部20がリベット本体頭部10から完全に離脱したら、一般市販のペンチでピン体頭部20を挟持し引き抜けばよい。
1 リベット本体
10 頭部
11 上面
12 上向き引抜き用溝
13 軸部
13a ピン孔
14 先端部
15 脚部
16 切込み部
17 ロック解除スペース
18 段差部
19 ロック解除誘導凸部
2 ピン体
20 頭部
21 上面
22 ロック位置マーカー
23 小孔係止部
24 裏面
25 下向き引抜き用溝
26 ロック解除誘導凹部
27 ロック制御板部
28 端部
29 先端部
3 専用工具
30 垂直棒体
32 回転用突起部
33 水平棒体
36 ハンマーヘッド部
37 引抜き用突起部
4 工具
40 フック状先端
5 被締結部材
6 被締結部材
9 空所
10 頭部
11 上面
12 上向き引抜き用溝
13 軸部
13a ピン孔
14 先端部
15 脚部
16 切込み部
17 ロック解除スペース
18 段差部
19 ロック解除誘導凸部
2 ピン体
20 頭部
21 上面
22 ロック位置マーカー
23 小孔係止部
24 裏面
25 下向き引抜き用溝
26 ロック解除誘導凹部
27 ロック制御板部
28 端部
29 先端部
3 専用工具
30 垂直棒体
32 回転用突起部
33 水平棒体
36 ハンマーヘッド部
37 引抜き用突起部
4 工具
40 フック状先端
5 被締結部材
6 被締結部材
9 空所
Claims (8)
- 頭部から軸部の先端に亘って中空状のピン孔が形成され、そのピン孔先端の孔径が狭小に形成された先端部が、2等分された開閉自在な2本の脚部と、隣り合う当該2本の脚部間で対向する一対の切込み部が軸方向に形成されたリベット本体と、当該リベット本体のピン孔に押し込まれ前記2本の脚部を押し広げて被締結部材を締結自在なピン体とで成るリベットであって、
前記リベット本体の一対の切込み部間が、ロック解除スペースとして形成され、当該リベット本体頭部の上面の外周に、一対の上向きの引抜き用溝が直径線上で対向する配置に形成されていると共に、前記ピン体の先端部が、略平板状のロック制御板部として形成され、且つピン体頭部の裏面の外周に、一対の下向きの引抜き用溝が、前記ロック制御板部と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、当該ピン体頭部の上面に、工具で係止されて回転可能な係止部が形成されており、
前記ピン体のロック制御板部の両端部が、リベット本体のピン孔に押し込まれ2本の脚部を押し広げたロック状態では、前記ピン体の下向き引抜き用溝とリベット本体の上向き引抜き用溝の位置が合致せず、そのロック状態から、ピン体が前記係止部に係止した工具で回転されるに従って回転される前記ロック制御板部が、リベット本体のロック解除スペースに嵌り込むことによりロック状態が解除されると共に、前記ピン体の下向き引抜き用溝がリベット本体の上向き引抜き用溝の位置に合致され、ピン体の引抜きが可能状態であることが表わされ、これらの引抜き用溝に工具が挿し込まれてピン体が引抜き自在で、且つリベット本体が被締結部材から引抜き自在に構成されていることを特徴とする、再利用可能なリベット。 - リベット本体の一対の対向する上向き引抜き用溝を結ぶ直径線方向が、一対の対向する切込み部間を結ぶロック解除スペースの方向と合致されていることを特徴とする、請求項1に記載した再利用可能なリベット。
- ピン体の頭部の上面には、ロック制御板部がリベット本体の脚部を押し広げるロック位置を指し示すロック位置マーカーが、前記ロック制御板部及び下向きの引抜き用溝に対し、直交する配置で形成されており、当該ピン体頭部のロック位置マーカーが、リベット本体頭部の上向き引抜き用溝と合致する状態で、ピン体がピン孔に押し込まれることにより、ロック制御板部の両端部が2本の脚部を押し広げてロックされる一方、係止部に係止した工具で、前記ロック位置マーカーが略90°回転するまでピン体が回転されることにより、ロック制御板部がロック解除スペースに嵌り込んでロック状態が解除自在に構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した再利用可能なリベット。
- リベット本体の頭部中央は凹状の段差部に形成され、当該段差部にピン体の頭部が嵌合自在であり、前記段差部の底面に、ロック解除を誘導するロック解除誘導凸部が設けられていると共に、ピン体の頭部の裏面には、前記ロック解除誘導凸部に嵌合する位置でロック解除を誘導するロック解除誘導凹部が設けられており、当該リベットによるロック時には、前記リベット本体のロック解除誘導凸部とピン体のロック解除誘導凹部が嵌合され、ロック解除時には、前記ロック状態から、ピン体が回転されるに従ってロック解除誘導凹部がロック解除誘導凸部に当接しつつ上方に若干誘導され、当該ピン体が略90°回転された状態で、ロック制御板部がロック解除スペースに嵌り込んでロック状態が解除されると共に、ピン体が若干上方に位置され、引抜き用溝に工具が差し込まれてピン体が上方に引抜き自在に構成されていることを特徴とする、請求項1又2又は3に記載した再利用可能なリベット。
- ピン体の頭部の係止部が、ロック位置マーカーを挟んで同ロック位置マーカーに対し直交する直径線上に2箇所形成された小孔であり、当該2箇所の小孔係止部に嵌合する2箇所の突起部を備えた専用工具でのみ、ロック状態のピン体が回転されロック解除可能に構成されていることを特徴とする、請求項1又は3又は4に記載した再利用可能なリベット。
- ピン体の頭部の上面に形成されるロック位置マーカーが、直径線上に形成された溝又は矢印であることを特徴とする、請求項1又3又は4又は5に記載した再利用可能なリベット。
- a)頭部から軸部の先端に亘って中空状のピン孔が形成され、そのピン孔先端の孔径が狭小に形成された先端部が、2等分された開閉自在な2本の脚部と、隣り合う当該2本の脚部間で対向する一対の切込み部が軸方向に形成されたリベット本体と、当該リベット本体のピン孔に押し込まれ前記2本の脚部を押し広げて被締結部材を締結自在なピン体とで成るリベットにおける前記リベット本体の一対の切込み部間が、ロック解除スペースとして形成され、当該リベット本体頭部の上面の外周に、一対の上向きの引抜き用溝が、直径線上で対向し且つ当該対向する直径線方向と前記一対の対向する切込み部間を結ぶロック解除スペースの方向とが合致する配置に形成されていると共に、前記ピン体の先端部が、略平板状のロック制御板部として形成され、当該ピン体頭部の裏面の外周に、一対の下向きの引抜き用溝が、前記ロック制御板部と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、及びピン体頭部の上面の直径線上に、専用工具でのみ係止・回転可能な小孔係止部が2箇所形成されていると共に、当該ピン体頭部の上面には、ロック位置マーカーが、前記ロック制御板部及び下向きの引抜き用溝に対し、直交する配置で直径線上に形成され、並びに前記リベット本体の頭部中央は凹状の段差部に形成され、その段差部にピン体の頭部が嵌合自在で、且つ段差部の底面に、ロック解除を誘導するロック解除誘導凸部が設けられ、前記ピン体の頭部の裏面には、前記ロック解除誘導凸部に嵌合する位置付近でロック解除を誘導するロック解除誘導凹部が設けられて成る再利用可能なリベットを製作すること、
b)2つの被締結部材を締結するには、前記ピン体の頭部のロック位置マーカーが、リベット本体頭部の上向き引抜き用溝と合致するように、ピン体をリベット本体のピン孔に押し込み、ロック制御板部の両端部でリベット本体の2本の脚部を押し広げさせてロックし、その際、ピン体の下向き引抜き用溝とリベット本体の上向き引抜き用溝の位置が合致していないことを確認して行うこと、
c)当該リベットによるロック状態を解除するには、前記ロック状態から、専用工具でピン体頭部の2箇所の小孔係止部に係止し、前記ロック位置マーカーが略90°回転するまでピン体を回転する過程で、ロック解除誘導凹部をロック解除誘導凸部に当接させつつ上方に若干誘導し、最終的に当該ピン体を略90°回転し、ロック制御板部の両端部をリベット本体のロック解除スペースに嵌り込ませてロック状態を解除すると共に、ピン体を若干上方に移動させること、
d)2つの被締結部材からリベットを引抜くには、前記ピン体を若干上方に移動させたロック解除状態で、リベット本体の上向き引抜き用溝とピン体の下向き引抜き用溝が合致しピン体の引抜きが可能な空所が形成されており、その空所に工具を挿し込んでピン体を引抜いた後、先端がフック状の工具をリベット本体のピン孔の上方から挿し込み、前記工具のフック状先端を脚部間の基端部に引掛けて上方にリベット本体を引抜くこと、
e)前記引抜いたピン体とリベット本体から成るリベットを再利用するには、前記2つの被締結部材の締結法と同様に、前記ピン体頭部のロック位置マーカーが、リベット本体頭部の上向き引抜き用溝と合致するように、ピン体をリベット本体のピン孔に押し込み、ロック制御板部の両端部で2本の脚部を押し広げさせて被締結部材を締結することにより行うこと、
を特徴とする、再利用可能なリベットの使用方法。 - 頭部から軸部の先端に亘って中空状のピン孔が形成され、そのピン孔先端の孔径が狭小に形成された先端部が、2等分された開閉自在な2本の脚部と、隣り合う当該2本の脚部間で対向する一対の切込み部が軸方向に形成されたリベット本体と、当該リベット本体のピン孔に押し込まれ前記2本の脚部を押し広げて被締結部材を締結自在なピン体とで成るリベットにおける前記リベット本体の一対の切込み部間が、ロック解除スペースとして形成され、当該リベット本体頭部の上面の外周に、一対の上向きの引抜き用溝が直径線上で対向する配置に形成されていると共に、前記ピン体の先端部が、略平板状のロック制御板部として形成され、当該ピン体頭部の裏面の外周に、一対の下向きの引抜き用溝が、前記ロック制御板部と同一方向で且つ直径線上で対向する配置に形成され、及びピン体頭部の上面の直径線上に、当該専用工具で係止され回転可能な小孔係止部が2箇所形成されて成る再利用可能なリベットの前記ピン体のピン孔への押し込み及び、当該ピン体の回転並びにリベット本体からの引抜きが可能な専用工具であって、
垂直方向の垂直棒体と、同垂直棒体の上部をなす水平方向の水平棒体とで全体形状がT字状に形成され、前記垂直棒体の下端部には、前記ピン体の頭部に形成された2箇所の小孔係止部に対して嵌合する位置・大きさの突起で、前記小孔係止部に嵌合して当該ピン体を回転可能な突出した2箇所の回転用突起部が備えられていると共に、前記水平棒体の一方の端部が、ピン体頭部に叩かれリベット本体のピン孔に押し込み可能な平板状のハンマーヘッド部に形成され、他方の端部が、前記ピン体の下向きの引抜き用溝及びリベット本体の上向きの引抜き用溝に押し込まれピン体を引抜き自在に突出した引抜き用突起部が形成されていることを特徴とする再利用可能なリベットの専用工具。
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