JP2009092122A - 蓄圧装置およびこれを備えた内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄圧容器を含む蓄圧装置において、蓄圧容器内から水といった液体および不純物の少なくとも一方を適切に排出する。
【解決手段】本発明では、蓄圧装置71の蓄圧容器70の下方部に放出口70mが設けられる。蓄圧容器70の下方部に放出口が設けられるので、蓄圧容器70内の水といった液体は放出口側に集まる。したがって、蓄圧容器70内のガスを蓄圧容器70内から放出するとき、そのガス放出に乗じて液体や不純物を蓄圧容器70内から排出することが可能になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧力を回収すると共に圧力を放出することができる蓄圧容器を含む蓄圧装置および、これを備えた内燃機関に関する。
蓄圧容器内の高い圧力を有するガスを用いて、種々の部材を作動させる、あるいはその作動を補助することが提案されている。その一例として、蓄圧容器内の圧縮空気を用いて、内燃機関に搭載されたターボ過給機の過渡応答性を向上させるようにしたターボ過給機の加速装置が特許文献1に開示されている。この装置は、機関運転状態に応じて圧縮空気を排気ポートとタービンとの間に供給可能な空気供給機構を備えていて、この空気供給機構は、ポンプから吐出された圧縮空気を蓄圧して保持可能な蓄圧容器と、該蓄圧容器内の圧縮空気を排気ポートとタービンとの間に供給する弁機構とを備えている。
他方、複数の成分を有するガスの安定した吸着、放出を可能とするガス貯蔵タンクが特許文献2に開示されている。このガス貯蔵タンクは、ガス吸排口を有するタンク本体と、ガスを吸着する吸着材をタンク本体内に充填した吸着部材とを備えて構成され、該吸着部材は細孔径が異なる複数の吸着材層を有している。そして、このガス貯蔵タンクを天然ガスの貯蔵タンクとして構成する場合、吸着材として、ゼオライト、活性炭、およびシリカの少なくとも1つを用いることが可能である。
特開昭62−276221号公報 特開2003−28397号公報
上記特許文献1に記載の装置を車両に搭載する場合、車両の縮小化および圧縮空気の放出時期拡大の観点から、蓄圧容器を小型化することが望まれると共に蓄圧容器内により多くのガスを蓄えることが望まれる。
ところで、蓄圧容器内に蓄えられるガスは、例えば上記したように空気であるので、水分を含み得、その結果、蓄圧容器内にガスが高圧で蓄えられることで、蓄圧容器内には凝縮されて生成した水が溜まり得る。この水を蓄圧容器内にそのまま放置したのでは、ガスを蓄えることに用いることができる蓄圧容器内の容積が実質的に減少することになり、蓄圧容器に回収され得る圧縮ガス量の減少を招くことになる。また、蓄圧容器内に蓄えられるガスが排気ガスである場合には、蓄圧容器内に溜まった水には硫黄分などが混入あるいは溶け得る。このような硫黄分などを含む水が蓄圧容器内に溜まり続ける場合には、蓄圧容器自体を耐食性の優れた材料から作ることが求められることになるので、蓄圧容器の設計の自由度は低下する。さらに、蓄圧容器内に蓄えられるガスが排気ガスである場合には、ガスの回収充填に伴い、粒子状物質(PM:Paticulate Matter)といった不純物も蓄圧容器内に回収され得る。このような不純物を放置すると、蓄圧容器にデポジットが生成する可能性が高まる。しかしながら、例えば、上記特許文献2に記載のガス貯蔵タンクでは、内部に溜まる水といった液体や不純物に関しては何ら触れられていない。
そこで、本発明はかかる点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、蓄圧容器内から水といった液体および不純物の少なくともいずれか一方を適切に排出することにある。
上記目的を達成するため、本発明の蓄圧装置は、加圧されたガスを貯留する蓄圧容器を含む蓄圧装置において、前記蓄圧容器の下方部に前記ガスを放出するための放出口を設けたことを特徴とする。
かかる構成によれば、蓄圧容器の下方部に放出口が設けられるので、蓄圧容器内の水といった液体や不純物は放出口側に集まる。したがって、蓄圧容器内の圧力すなわちガスを蓄圧容器の放出口から放出するとき、その放出に乗じて、水といった液体や不純物を蓄圧容器から適切に排出することが可能になる。
好ましくは、前記蓄圧装置において、前記蓄圧容器内にガスを吸着可能な吸着材が備えられているとよい。こうすることで、蓄圧容器内に高密度にガスを蓄えることが可能になる。
前記放出口は、前記蓄圧容器の充填口を兼ねているとよい。こうすることで、蓄圧装置の構成をより単純化することが可能になる。さらに、前記蓄圧容器に充填されるガスが前記吸着材に至る前に通過する箇所に、フィルタ部材が設けられているとよい。こうすることで、ガスが蓄圧容器内に充填されるとき、そのガス中の不純物をフィルタ部材で除去し、不純物除去後のガスを吸着材に至らせることが可能になる。また、前記放出口が前記蓄圧容器の充填口を兼ねていて、かつ、前記蓄圧容器に充填されるガスが前記吸着材に至る前に通過する箇所に、フィルタ部材が設けられている場合には、蓄圧容器へのガス充填時に、そのガス中の不純物をフィルタ部材で除去し、不純物除去後のガスを吸着材に至らせることが可能になると共に、蓄圧容器からのガス放出時に、吸着材からフィルタ部材を通過して放出されるガスによってフィルタ部材で除去されたガス中の不純物を、フィルタ部材下流側に排出することが可能になる。ただし、前記フィルタ部材は、ゼオライト系の物質を含んでいるとよい。
前記種々の蓄圧装置において、前記蓄圧容器内に蓄えられるガスは排気ガスおよび空気の内の少なくともいずれか一方であるとよい。具体的には、蓄圧容器内に蓄えられるガスが排気ガスである場合、蓄圧装置は、内燃機関の排気通路に設けられた排気絞り弁と、該排気絞り弁上流側の排気通路から前記蓄圧容器へ圧力回収を行うべく前記排気絞り弁を閉弁制御する排気絞り弁制御手段とをさらに備え、前記蓄圧容器は、前記排気絞り弁上流側の排気通路に連通可能に設けられているとよい。こうすることで、蓄圧容器内に内燃機関の排気通路から圧力回収すなわち高圧の排気ガスを回収充填することが可能になる。
また、上記目的を達成するため、本発明の内燃機関は、前述の種々の形態の蓄圧装置を備えたことを特徴とする。かかる構成によれば、内燃機関に備えられた蓄圧装置の蓄圧容器の下方部に放出口が設けられるので、蓄圧容器内の水といった液体や不純物は放出口側に集まる。したがって、蓄圧容器内のガスを蓄圧容器内から放出するとき、そのガス放出に乗じて水といった液体や不純物を蓄圧容器から排出することが可能になる。
具体的には、上記内燃機関は、前記内燃機関の排気通路に設けられたタービンホイールを有するタービンを含むターボ過給機と、前記タービンホイールに前記蓄圧容器内の圧力を供給可能にすべく設けられた制御弁と、要求過給量が増加するときに前記タービンホイールの回転駆動の補助用に前記蓄圧容器内の圧力を前記タービンホイールに供給すべく前記制御弁を開弁制御する制御弁制御手段とを備えているとよい。こうすることで、要求過給量が増加するときに、ターボ過給機のタービンホイールに蓄圧容器内の圧力すなわちガスが供給されるので、ターボ過給機の過給性能を向上させることが可能になる。
本発明によれば、蓄圧容器内から液体および不純物の少なくともいずれか一方を適切に排出することができるという、優れた効果が発揮される。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
実施形態が適用された内燃機関システムの概略構成を図1に示す。内燃機関10は、燃料である軽油を燃料噴射弁12から圧縮状態にある燃焼室内に直接噴射することにより自然着火させる型式の内燃機関、すなわちディーゼル機関である。
気筒14の燃焼室に臨むと共に吸気通路16の一部を区画形成する吸気ポートは、シリンダヘッドに形成されていて、吸気弁によって開閉される。シリンダヘッドには、吸気通路16の一部を区画形成する吸気マニフォルド18が接続され、さらにその上流側には同じく吸気通路16の一部を区画形成する吸気管20が接続されている。吸気管20の上流端側には、吸気通路16に導かれる空気中の塵埃などを除去するべくエアクリーナ22が設けられている。また、スロットルアクチュエータ24によって開度が調整されるスロットル弁26が、吸気通路16の途中に設けられている。
他方、気筒14の燃焼室に臨むと共に排気通路28の一部を区画形成する排気ポートは、シリンダヘッドに形成されていて、排気弁によって開閉される。シリンダヘッドには、排気通路28の一部を区画形成する排気マニフォルド30が接続され、さらにその下流側には同じく排気通路28の一部を区画形成する排気管32が接続されている。なお、排気ガス浄化触媒が充填された触媒コンバータ34が排気通路28の途中に設けられている。
さらに、排気通路28を流れる排気ガスの一部を吸気通路16に導くために排気ガス還流(EGR)装置36が設けられている。EGR装置36は、排気通路28と吸気通路16とをつなぐEGR通路38を区画形成するEGR管40と、EGR通路38の連通状態調節用のEGR弁42と、還流される排気ガス(EGRガス)冷却用のEGRクーラ44とを有している。ここでは、EGR管40上流側の一端は排気マニフォルド30に接続され、その下流側の他端は吸気マニフォルド18に接続されている。EGR弁42はEGRクーラ44よりも下流側に設けられていて、その開度はアクチュエータ46により調節される。ここではEGR弁42はポペット式弁である。
さらに、排気通路28に設けられて排気ガスにより回転駆動されるタービンホイール48を含むタービン50が排気管32の途中に設けられている。これに対応して、タービンホイール48に回転軸52を介して同軸で連結され、タービンホイール48の回転力で回転するようにしたコンプレッサホイール54を含むコンプレッサ56が吸気管20の途中に設けられている。すなわち、内燃機関10は、排気エネルギーを取り出すタービン50と、タービン50により取り出された排気エネルギーによって内燃機関10に過給するコンプレッサ56とを有するターボ過給機58が設けられた、ターボ過給機付き内燃機関である。そして、コンプレッサ56により圧縮された空気を冷却すべく、インタークーラ60がコンプレッサ56下流側に設けられている。
さらに、排気通路28の途中には、排気絞り弁62が設けられている。排気絞り弁62は、ここではタービン50下流側、且つ、触媒コンバータ34の上流側に設けられているが、排気通路28の他の箇所に設けられてもよい。本実施形態では排気絞り弁62はバタフライ式弁であり、電動モータであるアクチュエータ64により駆動される。排気絞り弁62は、その閉弁時には排気通路28を流れる排気ガスすなわち燃焼ガスや空気である流体を効果的にせき止め、そのような流体の排気絞り弁62よりも下流側への流れを概ね遮断する遮断弁として機能する。なお、排気絞り弁62は、閉弁時に、排気通路28を完全に閉塞するような構成を有する弁であってもよい。
排気通路28の内、排気弁と排気絞り弁62との間の排気通路(弁間通路)Pには、管部材66により区画形成された管路68が連通され、その管路68により排気通路28と蓄圧容器70内とは連通可能にされている。蓄圧容器70は、加圧されたガスを貯留することができる容器である。蓄圧容器70は、弁間通路Pであればいずれの場所、例えば排気マニフォルド30にも接続され得るが、ここでは蓄圧容器70は、排気通路28の内、排気絞り弁62上流側であって、タービン50上流側の箇所に接続されている。管路68の径は排気通路28の径に比べて小さい。蓄圧容器70内と排気通路28との連通状態の調節用に、管路68に流量制御弁72が設けられている。なお、アクチュエータ73によって流量制御弁72は開閉作動されるが、流量制御弁72が開弁することで蓄圧容器70内と排気通路28とは連通し、他方、流量制御弁72が閉弁することで蓄圧容器70内と排気通路28との連通は遮断され、蓄圧容器70内は概略的に密閉状態になる。なお、ここでは流量制御弁72はポペット式弁である。
なお、後述するように排気通路28の圧力(圧力エネルギー)は、管路68を介しての排気ガスの移動を通じて排気通路28から蓄圧容器70内に回収される。他方、蓄圧容器70内に蓄えられた圧力は、管路68を介しての排気ガスの移動を通じて、蓄圧容器70内から排気通路28に放出されて利用に供される。すなわち、本実施形態では、蓄圧容器70内への圧力回収およびそこからの圧力利用は、同じ管路68を介して行われる。
そして、ここでは、蓄圧容器70内に回収された排気ガスすなわちそれが有する圧力は、加速要求があったときに、特に加速初期に、管路68を介して、排気通路28の内、タービンホイール48上流側の排気通路Qへ放出される。放出された圧力はターボ過給機58のタービン50のタービンホイール48の回転駆動に用いられる。これにより、ターボ過給機58の応答性向上が図られる。
ここで、蓄圧装置71の主要構成要素である上記蓄圧容器70に関して、図2に基づいて詳細に説明する。図2には、向かって左側が断面図とされた蓄圧容器70の拡大図が示されていて、蓄圧容器70は図2では左右対称であるとして描かれている。蓄圧容器70には、その下方部にガスすなわち圧力の出入口70mが設けられている。換言すると、出入口70mは、蓄圧容器70が設置されたときに蓄圧容器70の下方部に位置するように、蓄圧容器70に設けられている。なお、ここでは、出入口70がそのような箇所に位置するように蓄圧容器70を支持する部材の説明は省略される。より具体的には、図2から明らかなように、出入口70mは、蓄圧容器70の最下部に位置するように設けられている。ただし、「下方」とは鉛直方向下向きの方向を指し、「下方部」とは下方の部位を指す。具体的には、出入口70mは、蓄圧容器70内の液体がその自重により溜まる部位あるいはその近傍に設けられている。なお、出入口70mは、蓄圧容器70の充填口とその放出口とを兼ねている。ただし、この充填口はガスを充填するためのものであり、その放出口はガスを放出するためのものである。
蓄圧容器70内には、ガスを吸着可能な吸着材74が備えられている。吸着材74は、主として活性炭から構成され、具体的には粉状体の活性炭を、ガスが流通可能な複数の孔を有して形成された網目状の袋体に詰めたものとして構成されている。なお、吸着材74は、活性炭以外のものを主成分として構成されてもよく、活性炭、ゼオライト、アルミナ、カーボンモレキュラーシーブの内の少なくとも1つを含んで構成され得る。また、吸着材74は、粉状体である以外に、成形体等のブロック状物であり得る。
さらに、蓄圧容器70内には、フィルタ部材76が設けられている。フィルタ部材76は、ゼオライト系の物質を含んで構成され得、ここではゼオライトから構成されている。ゼオライトは、微細孔をもち、アルミノ珪酸塩を主成分とし、基本骨格として二酸化ケイ素からなる骨格を有している。ゼオライトは、その微細孔に水分子を吸着しまた放出することができ、また、硫黄分、例えばSOx(硫黄酸化物)といった有害排気ガス成分を吸着等することができる。本明細書では、フィルタ部材76によって除去されるガス中の成分を不純物と称し得、この不純物には水分、PM、硫黄分といった排気ガス成分が含まれる。ただし、フィルタ部材76は、ゼオライト以外のものを主成分として構成されてもよく、ゼオライト、シリカゲル、アルミナの内の少なくとも1つを含んで構成され得る。また、フィルタ部材76は、粉状体であっても、成形体等のブロック状物から構成されてもよい。フィルタ部材76が主として粉状体から構成される場合には、上記吸着材74と同様に、それら粉状体は袋体に入れられて一体にされ得る。
ここでは、吸着材74とフィルタ部材76とは別の物質によって構成されている。これは、各々の用途および目的が相違するためである。しかしながら、吸着材74とフィルタ部材76とが同じものから構成されることを本発明は排除しない。
図2から明らかなように、吸着材74と、蓄圧容器70の充填口としての出入口70mとの間に位置するように、フィルタ部材76は蓄圧容器70内に設けられている。これらの位置関係を確保するために、ここでは、支持部材78が蓄圧容器70内に配置される。支持部材78は、吸着材74と、フィルタ部材76と、そして出入口70mとの相互位置関係を明瞭にするべくそれらを離間させるセパレータとしても機能する。支持部材78は、上側板状部材78uと、そして下側板状部材78dとから構成されている。上側板状部材78uおよび下側板状部材78dには、ガスが適切に流通可能な程度の孔が複数個、全面に渡って形成されている。
蓄圧容器70内の支持部材78の下側板状部材78dの下方側に空間Sが確保されるように、下側板状部材78dは、出入口70mから所定距離、離間されて配置される。蓄圧容器70内の水といった液体を、吸着材74およびフィルタ部材76から切り離して、空間Sに溜めることを可能にするためである。それ故、空間Sを形成する蓄圧容器70の一部を、水溜り部と称することができる。また、空間Sの上部端を形成する下側板状部材78dは、出入口70mと吸着材74との間のガスが移動可能な領域を幅広に確保するためにも、出入口70mから所定距離、離間させて配置される。好ましくは、蓄圧容器70の形状を、図2の平面外形をその中心軸C周りに回転してできた回転体そのものと考えると、下側板状部材78dの外形Aは、蓄圧容器70の最大内径Bの50%以上であり得る。さらに好ましくは、下側板状部材78dの蓄圧容器70内の配置箇所の容器内断面(軸Cに直交)の断面積は、蓄圧容器70の最大内径Bを有する箇所の容器内断面(軸Cに直交)の断面積の50%以上であるとよい。
上記記載から明らかなように、蓄圧容器70内には、下方側から上方側に向けて順に、出入口70m近傍の空間S、フィルタ部材76、吸着材74が位置付けられる。したがって、(管路68を介して)出入口70mから蓄圧容器70内に入ったガスは、空間Sを通過してフィルタ部材76に至って、フィルタ部材76で不純物が除かれてから、吸着材74に至る。逆に、蓄圧容器70内の吸着材74側のガス、例えば吸着材74によって吸着されたガスは、吸着材74から離脱することで、吸着材74から放出され、フィルタ部材76に至って、フィルタ部材76および空間Sを順に通過して、出入口70mから(管路68へ)放出される。
ここで、蓄圧容器70内に入れられる吸着材74の量に関して説明する。図3に基づいて、蓄圧容器70への圧力すなわちガスの回収充填量と吸着材量との関係について説明する。図3の各グラフは、試験システムにおいて、ゲージ圧で450kPaの圧力を有する弁間通路P相当部に、大気圧状態の蓄圧容器70内を連通させた場合の、蓄圧容器70内の重量(増加)の変化を表している。この実験では、蓄圧容器70内に吸着材を全く入れなかった場合(曲線α)と、吸着材74を蓄圧容器70にその半分だけ入れた場合(曲線β)と、吸着材74を蓄圧容器70内全体に入れた場合(曲線γ)とでの、蓄圧容器70内の重量変化を比較した。なお、この実験では吸着材量を異ならせる以外は、弁間通路P相当部の圧力および蓄圧容器そのものの内容積等を同じにした。図4から明らかなように、蓄圧容器70内と弁間通路P相当部との連通開始から、いずれの場合も蓄圧容器70の重量はほぼ一定割合で増加したが、吸着材量が多くなるほど重量増加期間は長くなった。そして、吸着材量が多いほど、重量増加幅が大きくなった。この重量増加は蓄圧容器70内への継続したガス導入と相関関係があるので、吸着材量が多くなるほど、蓄圧容器70内へのガス導入量が多くなることが分かる。この結果、蓄圧容器70内にできる限り多くの吸着材74を充填した方が、蓄圧容器70内により多くのガスを充填することができる、すなわちより高密度にガスを蓄えることができることが明らかになった。それ故、吸着材量を出来るだけ多くしつつ、不純物除去機能を適切に発揮するだけの量のフィルタ部材76を入れ、かつ、水溜まり部として適切に機能すると共にガスの適切な循環移動を可能にするような大きさ、形状の空間Sを確保するように、蓄圧容器70の形状等が設計されるとよいことが分かった。
なお、適量の吸着材74とフィルタ部材76とを上記の如く備え、かつ、空間Sを出入口70m近傍の下方部に形成した蓄圧容器70を用いた、図3に結果を表した上記実験の如き実験では、ガス充填時にフィルタ部材76で不純物を除き、他方、ガス放出時に空間Sの水分やそれら不純物をガス放出に乗じて蓄圧容器70から排出することで、ガス充填あるいはガス放出に際して、同じような重量変化のグラフが得られた。つまり、所定圧力のガスを所定時間充填することを繰り返した場合、その時々の蓄圧容器70の重量変化(重量増加)曲線は、概ね重なった。また逆に、内部が大気圧になるまでガスを放出することを繰り返した場合、その時々の蓄圧容器70の重量変化(重量減少)曲線は、概ね重なった。したがって、上記構成を備えた蓄圧容器70を用いることで、蓄圧容器において、高密度のガス充填とガス放出とを同じように繰り返すことができることが分かった。なお、このように蓄圧容器において、ガス充填およびガス放出(すなわち圧力回収および圧力放出)を同じように繰り返すことができたとき、ガス充填前の大気圧状態の蓄圧容器70の重量と、ガス放出後の大気圧状態の蓄圧容器70の重量とは、概ね同じであった。
さらに、内燃機関10は、電子制御ユニット(ECU)80に、各種値を検出(導出あるいは推定)するための信号を電気的に出力する各種センサ類を備えている。ここで、その内のいくつかを具体的に述べる。吸入空気量を検出するためのエアフローメーター82が吸気管20に備えられている。また、エアフローメーター82近傍に吸入空気の温度を検出するための吸気温度センサ84が、そしてインタークーラ60下流側にも温度を検出するための吸気温度センサ86が備えられている。また、吸気圧すなわち過給圧を検出するための圧力センサ88が吸気管20の途中に設けられている。また運転者によって操作されるアクセルペダル90の踏み込み量に対応する位置、すなわちアクセル開度を検出するためのアクセル開度センサ92が備えられている。また、スロットル弁26の開度を検出するためのスロットルポジションセンサ94も備えられている。さらに、EGR弁42の開度(EGR開度)を検出するため、ここではそのリフト量を検出するためのバルブリフトセンサ96も備えられている。また、ピストンが往復動する、シリンダブロック(あるいはその近傍)には、連接棒を介してピストンが連結されているクランクシャフトのクランク回転信号を検出するためのクランクポジションセンサ98が取り付けられている。ここでは、このクランクポジションセンサ98は機関回転数(機関回転速度)を検出するための機関回転数センサとしても利用される。さらに、弁間通路Pの排気ガスすなわち燃焼ガスや空気である流体の圧力を検出するための圧力センサ100が備えられている。また、蓄圧容器70内の圧力を検出するための圧力センサ102も備えられている。さらに、内燃機関10の冷却水温を検出するための温度センサ104が備えられている。
ECU80は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器、入力インタフェース、出力インタフェース等を含むマイクロコンピュータで構成されている。入力インタフェースには、前記各種センサ類が電気的に接続されている。これら各種センサ類からの出力信号(検出信号)に基づき、予め設定されたプログラムにしたがって円滑な内燃機関10の運転ないし作動がなされるように、ECU80は出力インタフェースから電気的に作動信号(駆動信号)を出力する。こうして、燃料噴射弁12の作動、スロットル弁26、EGR弁42、排気絞り弁62および流量制御弁72の各開度などが制御される。ただし、ECU80は、スロットル弁26、EGR弁42、排気絞り弁62、流量制御弁72の各開度を制御するため、各アクチュエータ24、46、64、73に作動信号を出力する。
なお、ここでは、流量制御弁制御手段は、流量制御弁72駆動用のアクチュエータ73と、ECU80の一部とを含んで構成される。排気絞り弁制御手段は、排気絞り弁62駆動用のアクチュエータ64と、ECU80の一部とを含んで構成される。加速要求判定手段は、アクセル開度センサ92と、ECU80の一部とを含んで構成される。EGR弁制御手段は、EGR弁42駆動用のアクチュエータ46とECU80の一部とを含んで構成される。
内燃機関10では、エアフローメーター82からの出力信号に基づいて導出される吸入空気量、クランクポジションセンサ98からの出力信号に基づいて導出される機関回転数など、すなわち機関負荷および機関回転数で表される機関運転状態に基づいて、通常は、燃料噴射量(燃料量)、燃料噴射時期が設定される。そして、それら燃料噴射量、燃料噴射時期に基づいて、燃料噴射弁12からの燃料の噴射が行われる。
ただし、内燃機関10では、クランクポジションセンサ98からの出力信号に基づいて導出される機関回転数が所定回転数(燃料カット回転数)以上であり、且つ、アクセル開度センサ92からの出力信号に基づいて導出されるアクセル開度が0%、すなわちアクセルペダル90が踏まれていないときに、燃料噴射弁12からの燃料噴射が停止(燃料カット)されるように設定されている。すなわち、車両の走行中に機関回転数が予め設定された所定回転数領域にあり且つアクセル開度全閉状態にあるときに、燃料カットが行われる。ただし、このような燃料カット状態が続いて、機関回転数が低下して別の所定回転数(燃料カット復帰回転数)に達すると、燃料噴射は再開される。また、燃料カットが行われているときに、アクセルペダル90が踏まれてアクセル開度が開き側に大きくなって0%を超えるようになった場合にも、燃料噴射は再開される。なお、燃料カットが行われているときは、概ね減速時に対応する。
そして、このように燃料カット状態のとき、上記スロットル弁26が閉じ側に制御されるように、予め上記プラグラムは設定されている。ただし、後述する圧力回収すなわちガス回収充填のときには、強制的にスロットル弁26は開状態になるように制御される。なお、スロットル弁26は内燃機関10の始動時は全開に制御され、他方、内燃機関10の停止時は全閉に制御される。そして、通常走行時には、機関状態および冷却水温などに応じて、スロットル弁26の開度は適切な開度になるように制御される。
また、上記各種センサ類からの出力信号に基づいて定まる内燃機関10の機関運転状態に基づいてEGR弁42の開度は制御される。ここでは、機関運転状態の属する領域が高負荷側にあるほどEGR量が減少するように構築された、予め実験により定められたデータがROMに記憶されている。ただし、後述する圧力回収に際しては、EGR弁42も、機関運転状態にかかわらず、強制的に閉弁するように制御される。また、アクセルペダル90が踏まれて内燃機関10すなわち車両が加速される過渡期には、EGR弁42が一旦閉弁するように、機関運転状態に基づいて導出されたEGR開度は補正される。
ところで、通常走行時、排気絞り弁62は全開の開状態に保持制御されているので、排気通路28を流れる排気ガスは触媒コンバータ34を通過して外気に放出される。これに対して、圧力回収の所定条件が満たされたとき、排気絞り弁62は閉状態になるように制御され、排気通路28を流れる流体は概ねせき止められる。そして、このようにしてせき止めた流体を有効に活用して圧力回収(エネルギー回収)すなわち蓄圧容器70へのガス充填が行われる。
以下、圧力回収について、図4のフローチャートにしたがって詳細に説明する。ただし、図4のフローチャートは、およそ20ms毎に繰り返されるものである。なお、以下の記載から明らかになるように、蓄圧容器70内に回収される排気ガスは概ね空気であり、回収されるガスの温度は相対的に低いので、蓄圧容器70に回収されたガスの熱による吸着材74やフィルタ部材76の劣化や性能低下はほとんど生じない。
ただし、以下で図4に基づいて説明される制御は、燃料カット実行中に、排気通路28の排気絞り弁62を閉弁制御して、排気絞り弁62上流側の弁間通路Pの圧力が蓄圧容器70内の圧力以上になったときに、流量制御弁72を開弁制御して、排気通路Pから蓄圧容器70へ排気ガスすなわちこの排気ガスの有する圧力を回収することを具体化した例である。
内燃機関10が起動されると、まずECU80は、ステップS401において、回収フラグが「1」、すなわちONであるか否かを判定する。ここで、回収フラグが「1」ということは、圧力回収が行われる所定条件が満たされていることを表す。これに対してそれが「0」ということは、圧力回収が行われる所定条件が満たされていないことを表す。初期状態では同回収フラグはリセットされているためここでは否定判定される。なお、本実施形態において、圧力回収のための所定条件が満たされるとは、以下の記載から明らかなように、燃料カット実行中であること、および、蓄圧容器70内の圧力が所定圧以下であることの2つが満たされることである。
ステップS401で否定判定されると、次ぐステップS403で、燃料カット(実行)中か否かが判定される。ここでは、具体的には、燃料カット中か否かは、燃料噴射量が「0」とされているか否かで判定される。なお、通常走行時には、概して、内燃機関10により所定出力を生み出すべく、「0」より大きな燃料噴射量が上述の如く導かれて燃料噴射が行われている。それ故、そのようなときには、ステップS403において否定判定されて、該ルーチンは終了する。
上記ステップS403で燃料カット中として肯定判定されると、次ぐステップS405で、蓄圧容器70内の圧力(図4中の「容器内圧」)が、蓄圧容器70に許容される圧力であって、所定圧である予め決められてROMに記憶されている上限圧以下か否かが判定される。蓄圧容器70内に十分な量の圧力すなわち排気ガスが蓄えられているときに、さらに圧力回収が行われることを防ぐためである。蓄圧容器70内の圧力は圧力センサ102からの出力信号に基づいて導出される。なお、このステップS405で否定判定されると、該ルーチンは終了する。ただし、ここでは、上限圧として、ゲージ圧で400kPaという値が設定されている。
ステップS405で肯定判定されると、次ぐステップS407で、圧力回収の所定条件が満たされているとして、上記回収フラグが「1」にされる。これにより、内燃機関10の通常の上記制御よりも、圧力回収用の制御が優先して行われることになる。そして、ステップS409に至ると、流量制御弁72が閉弁するように、アクチュエータ73に作動信号が出力される。流量制御弁72は基本的には閉弁されているので、流量制御弁72は閉状態に保たれることになる。次ぐステップS411では、排気絞り弁62が閉弁するように、アクチュエータ64に作動信号が出力される(排気絞り弁62が閉弁制御される)。こうして当該ルーチンは終了する。
なお、このように回収フラグが「1」にされるとき(実質的に回収フラグが「1」の間は)、EGR弁42が閉弁し、且つ、スロットル弁26が開弁するように、各アクチュエータ46、24に作動信号が出力される。これにより、ここではEGR弁42は全閉の閉状態になり、スロットル弁26は全開の開状態になる。これは、圧力回収をより適切に行うべく、弁間通路Pの圧力をより適切に高めるためである。なお、このとき、EGR弁42は、弁間通路Pの圧力に応じた速度で閉側に駆動され得る。
次のルーチンのステップS401では回収フラグが「1」であるので肯定判定される。ステップS401で肯定判定されると、次ぐステップS413で、上記ステップS403と同様に燃料カット中か否かが判定される。ここで肯定判定されると次ぐステップS415で、上記ステップS405と同様に蓄圧容器70内の圧力が上記上限圧以下か否かが判定される。なお、ステップS413およびステップS415での判定が行われるのは、ステップS407で回収フラグが「1」にされた後、圧力回収の所定条件が満たされなくなったときに、圧力回収を終了する制御をするためである。
さてステップS415で肯定判定されると次ぐステップS417で、蓄圧容器70内の圧力が、弁間通路Pの圧力(図4中の「背圧」)以下か否かが判定される。このとき既に、排気絞り弁62が閉弁制御されているので、時間の経過につれて、排気絞り弁62によってせき止められた排気ガスの圧力(圧力エネルギー)は高くなる。そして、その圧力が回収可能な程度にまで高まっているかを調べるために、ステップS417での判定が行われる。ステップS417で否定判定される場合には次ぐステップS419で、流量制御弁72が閉弁するようにアクチュエータ73に作動信号が出力される。これは、既に流量制御弁72が閉じられている場合には、流量制御弁72が閉じたままにされることを意味している。他方、ステップS417で肯定判定される場合には次ぐステップS421で、流量制御弁72が開弁するようにアクチュエータ73に作動信号が出力される。これにより、弁間通路Pの高められた圧力は、管路68を介した排気ガスの移動を伴いつつ、蓄圧容器70内に回収される。
高い圧力すなわち高い圧力エネルギーを有する排気ガス(ここでは主に空気)が回収されることで、図3に示すように蓄圧容器70の重量増加が生じると共に、蓄圧容器70内の圧力は増す。こうした圧力回収は、上記ステップS413あるいはステップS415で否定判定されない限りは概ね続けて行われる。
圧力回収中に、ステップS413あるいはステップS415で否定判定されるに至ると、圧力回収を終了するための制御が行われる。それらのいずれかで否定判定されると次ぐステップS423で、流量制御弁72が閉弁するように、アクチュエータ73へ作動信号が出力される。さらに、排気絞り弁62が開弁するようにアクチュエータ64へ作動信号が出力される。そして、次ぐステップS425で回収フラグが「0」にされる。この結果、内燃機関10は圧力回収を行わない通常の制御状態に復帰される。そして、EGR弁42やスロットル弁26は機関運転状態に基づいて制御されるようになる。
このような工程を経ることで、主として空気からなる排気ガスが蓄圧容器70内に回収充填される。蓄圧容器70内に出入口70mから導かれた排気ガス中の硫黄成分、PM、オイル分や水分などはフィルタ部材76により除去される。フィルタ部材76によって取り除かれた、あるいは、高圧のために凝縮されて生成した水は、自重により下方に向けて移動して、好ましくは空間Sに溜まる。また、不純物としての硫黄成分や水分の一部などはフィルタ部材76に吸着され得る。そして、フィルタ部材76を通過した排気ガスのみが、放出可能に吸着材74に吸着されることになる。このように、ガスを回収充填するとき、フィルタ部材76で、蓄圧容器70内に導かれた排気ガス中の不純物を吸着材74上流側で適切に除去できるので、それら硫黄成分や水分などが吸着材74に至ることを防止できる。したがって、吸着材74のガス吸着性能低下を防ぐことが可能になる。
ところで、一般的なターボ過給機において、機関回転数が低回転域に属するときには、排気ガスの流量が少ないためにターボ過給機の回転が低いので、アクセルペダル90を踏み込んでから吸入空気の過給効果が現れるまでに時間的な遅れすなわちタイムラグがある。そこで、アクセルペダル90が踏み込まれて車両が加速される過渡期に、速やかに過給圧を高めるべく、蓄圧容器70内の圧力すなわち高圧のガスが利用される。蓄圧容器70に回収された圧力の利用に関して図5のフローチャートにしたがって詳細に説明する。ただし、図5のフローチャートは、およそ20ms毎に繰り返されるものである。
ただし、以下で図5に基づいて説明される圧力放出用の制御は、加速要求があったとき、タービン回転数の上昇率を上げるべく、タービン50のタービンホイール48へ向けて蓄圧容器70内から圧力供給することを具体化した例である。
まず、ECU80は、ステップS501において、上記回収フラグが「0」、すなわちOFFであるか否かを判定する。初期状態では同フラグはリセットされているためここでは肯定判定される。なお、ステップS501で否定判定されると、当該ルーチンは終了する。
ステップS501で肯定判定されると、次ぐステップS503では、アシストフラグが「1」、すなわちONであるか否かが判定される。ここで、アシストフラグが「1」であるということは、ターボ過給器58の作動をアシストする必要があることを表し、これに対してそれが「0」であるということは、そのような必要がないことを表す。初期状態では同アシストフラグはリセットされているためここでは否定判定される。
ステップS503で否定判定されると、次ぐステップS505では、機関回転数が所定回転数以下か否かが判定される。機関回転数が所定回転数より高いときには、過給器58の作動に関してアシストの必要がないので、機関回転数が上記所定回転数を越えているときにはステップS505で否定判定されて、当該ルーチンは終了する。他方、ステップS505で機関回転数が所定回転数以下であるとして肯定判定されると、ステップS507へ進む。例えば、ステップS505の判定での所定回転数は3000rpmである。
ステップS507では、加速か否かすなわち加速要求の有無が判定される。加速か否かの判定は、加速開始時期を検出することに等しく、アクセル開度に基づいて行われる。アクセル開度が所定値以上であり、且つ、アクセル開度が大きくなる方へ変化したときであって単位所定時間におけるその変化量すなわちその開き速度(アクセル開度開き速度)が所定速度を超えたときに、ECU80は加速、すなわち加速要求有りと判断する。より具体的には、ECU80は、アクセルポジションセンサ92からの出力信号に基づいてアクセル開度を求め、そのアクセル開度が例えば20%開度以上であり、且つ、それのアクセル開度開き速度が、予め設定されてROMに記憶されている基準速度である上記所定速度を超えたとき、加速と判断する。ステップS507で肯定判定されると、次いでステップS509での判定がなされる。なお、ステップS507で否定判定されると、当該ルーチンは終了する。なお、加速要求有りとして肯定判定されるようになるとステップS509へ進むが、他方、このときにはEGR弁42が閉弁するように、アクチュエータ46へ作動信号が出力される。
ステップS509では、蓄圧容器70内の圧力が所定圧以上か否かが判定される。この所定圧とは、ターボ過給機58の作動アシストを行うのに最低限必要とされる圧力のことであり、予め実験により求められてROMに記憶されている。具体的には、この所定圧は、ゲージ圧で200kPaであり得る。なお、この所定圧は、タービンホイール48上流側の排気通路Qの圧力に、例えば100kPaである余裕分の圧力を足した値であってもよい。そして、ステップS509で否定判定されると、該ルーチンは終了する。他方、ステップS509で肯定判定されると、次ぐステップS511でアシストフラグが「1」にされ、次ぐステップS513で流量制御弁72が開弁するように、アクチュエータ73へ作動信号が出力される(流量制御弁72が開弁制御される)。このようにして、ターボ過給機58の作動アシストが開始される。
そして、次回以降のルーチンでは、回収フラグが「0」であり、且つ、アシストフラグが「1」であるので、上記ステップS501およびステップS503でそれぞれ肯定判定される。次ぐステップS515では、上記ステップS505と同様に、機関回転数が所定回転数以下か否かが判定される。
そして、ステップS515で肯定判定されると、次ぐステップS517で、供給時間が経過していないか否かが判定される。ここで、判定対象となる時間は流量制御弁72が開かれたときからの経過時間である。ここではECU80は、内蔵するタイマ手段で、ステップS511に至ったときからの時間を計測し、この時間を経過時間と擬制して採用する。また、判定基準となる供給時間は、予め実験により求められて設定された所定時間であり、ここでは変数ではなく固定値とされ、0.5秒から1.5秒、特に好ましくは1.0秒に設定されて予めROMに記憶されている。ただし、ステップS517での判定に用いられる供給時間は可変とされてもよく、加速要求があったときの機関運転状態や、タービンホイール48上流側の排気通路Qの圧力などに基づいて定められ得る。
ステップS517で供給時間が経過していないとして肯定判定されると、次ぐステップS519で、上記ステップS509と同様に、蓄圧容器70内の圧力が上記所定圧以上か否かが判定される。そして、ここで肯定判定されると、当該ルーチンは終了する。
上記ステップS515から上記ステップS519のいずれかで否定判定されることで、ターボ過給器58の作動アシストを終了するための制御が行われる。ステップS515からステップS519のいずれかで否定判定されると、ステップS521で流量制御弁72が閉弁するように、アクチュエータ73へ作動信号が出力される。そして、次ぐステップS523でアシストフラグが「0」にされる。これにより、該ルーチンは終了する。
ただし、一旦、ターボ過給機58の作動アシストが開始された後、それを終了するか否かの判定には、上記ステップS515からステップS519の判定の他、さらに、加速(要求)が継続されているか否かの判定が加えられてもよい。加速が継続されていないときには、もはやターボ過給機58の作動アシストを行う必要はないからである。具体的には、アクセル開度が加速要求有りと判定されたときのアクセル開度から所定量分閉じ側に変化したり、あるいはアクセル開度開き速度が負になってその大きさが所定量以上になったりしたとき、加速が継続されていないとして、作動アシストを終了するための上記制御(ステップS521およびステップS523)が行われ得る。
このように本実施形態では、フィルタ部材76で不純物が除去され、そして吸着材74のガス吸着能を利用して蓄圧容器70内に高密度に充填されたガスは、放出されるとき、フィルタ部材76や空間Sを通過して出入口70mから放出されて、ターボ過給機58の作動アシストに利用される。したがって、このときのガス放出に乗じて、空間Sに溜まった硫黄成分や窒素成分などを含み得る水やフィルタ部材76に吸着された不純物を、蓄圧容器70内から排出することが可能になる。なお、空間Sに水が有るか否かにかかわらず、それら不純物そのものも、場合によっては、自重により空間Sに集まり得、ガス放出に乗じて蓄圧容器70内から排出され得る。
このように本実施形態では、蓄圧容器70への圧力回収すなわちガス充填と蓄圧容器70からの圧力放出すなわちガス放出とが、実行される。このとき、蓄圧容器70には吸着材74が備えられているので、より多くのガスを効率よく蓄圧容器70内へ充填することができ、他方、蓄圧容器70内に蓄えられたガスは蓄圧容器70内に高密度に存在するので蓄圧容器70内のガスを適切な時期に適切な長さ分、より適切に放出利用することが可能になる。
以上、上記したように、内燃機関10に備えられた蓄圧装置71は、蓄圧容器70および蓄圧容器70へのガスすなわち圧力の出入を制御する機構を含んで構成されている。そして、蓄圧容器70が吸着材74とフィルタ部材76とを備えると共に、空間Sを下方部に備える蓄圧容器70の下方部に充填口および放出口を兼ねる出入口70mが設けられていて、出入口70mからガス充填およびガス放出がなされる。したがって、蓄圧容器70内へのガス充填時には、充填されるガスから不純物を適切に分離除去して、ガスを蓄圧容器70内に高密度に蓄えることが可能になる。他方、蓄圧容器70内からのガス放出時には、放出されるガスによって、空間Sの水分や不純物を蓄圧容器70内から排出することができると共に、吸着材74側からフィルタ部材76を通過して放出されるガスの移動によってフィルタ部材76周囲やそれに吸着された不純物を脱離させてフィルタ部材76から吹き飛ばすなどして、フィルタ部材76からそれらを排出することが可能になる。これらにより、蓄圧容器70においてガス充填およびガス放出が繰り返されても、吸着材74に不純物が至ることを適切に防止できるので、吸着材74の劣化を抑制することが可能になる。したがって、吸着材74のガス吸着能を高レベルに維持でき、蓄圧装置71が高性能を有し続けることが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、出入口70mは充填口と放出口との役目を担ったが、充填口と放出口とは別々に設けられてもよい。充填口と放出口とが別々に設けられる場合、充填口から蓄圧容器内に充填されるガスはフィルタ部材を通過してからのみ吸着材に至ることができるように、それらの配置が定められるのがよい。ガスをフィルタ部材に通過させることで、吸着材にガス中の不純物が至ることを抑制できるので、吸着材の劣化を防止することができるからである。また、充填口と放出口とが別々に設けられる場合、吸着材に吸着されているガスは、フィルタ部材を通過することなしに、空間Sに至って放出口から排出されてもよい。蓄圧容器内のガスが少なくとも空間Sを通って放出口から放出されることで、空間Sの水や不純物を適切に排出することができるからである。さらに、フィルタ部材は、蓄圧容器の内部に配置されることに限定されず、その外部、例えば上記管路68に配置されてもよい。蓄圧容器に充填されるガスが吸着材に至る前に通過する箇所であれば、すなわち、蓄圧容器へのガス流における吸着材上流側の箇所であれば、フィルタ部材は種々の箇所に配置され得る。
また、上記実施形態では、蓄圧容器70に回収されるのは燃料カット時の排気ガスであったが、蓄圧容器に蓄えられるのは、このようなガスに限定されない。例えば、燃料カット実行中以外のときに排気通路から排気ガスすなわちその圧力が蓄圧容器に回収されて蓄えられてもよい。ただし、蓄圧容器70内に回収されるガスの温度は50℃以下であることが好ましい。なぜならば、蓄圧容器70内の吸着材の吸着性能が温度に依存するためである。あるいは、コンプレッサの駆動により加圧された大気すなわち空気を蓄圧容器に蓄えてもよい。この場合、蓄圧容器への圧力供給装置として、エアコンプレッサ、圧力導入(回収)弁が設けられ、このエアコンプレッサは電動モータもしくはクランクシャフトの回転力を用いて駆動され得る。
また、上記実施形態では、加速するときに、タービン上流側の排気通路に蓄圧容器内の圧力が供給されたが、加速するときに限らず、要求過給量が増加するときにそのような圧力供給がなされてもよい。要求過給量が増加するときには、加速するとき、および、車両が上り坂に面して負荷が上昇した場合などの内燃機関への要求負荷が増加するときが含まれる。また、上記実施形態では、タービン上流側の排気通路に蓄圧容器内の圧力が供給されたが、蓄圧容器内の圧力をターボ過給機の作動補助用に用いる場合には、タービンのタービンホイールの回転駆動を補助するために蓄圧容器の圧力が供給されるのであれば、他の箇所に圧力が供給されてもよい。例えば、タービンのタービンハウジングに直接的に蓄圧容器内の圧力を供給可能にする通路が連通されてもよい。より好ましくは、タービンホイールへより効果的に圧力を供給するために、蓄圧容器からの圧力供給を可能にする通路の最下流側に圧力を増すためのノズルが設けられるとよい。
なお、上記実施形態では、蓄圧容器内の圧力を、ターボ過給器の作動アシストに用いることとした。しかしながら、これは蓄圧容器内の圧力すなわちガスの用途を制限するものではなく、それは種々の他の用途に用いられ得る。
なお、排気通路28と蓄圧容器70とをつなぐ圧力回収用の通路と、ターボ過給機といった種々の部品と蓄圧容器70とをつなぐ圧力放出用の通路とは分けられてもよく、圧力回収用の通路と圧力放出用の通路とが分けられる場合には、圧力回収用の通路に設けられる弁は逆止弁であってもよい。なお、この場合、圧力回収用の通路は蓄圧容器の充填口に連通され、他方、圧力放出用の通路は蓄圧容器の放出口に連通され得る。
また、上記実施形態では、排気絞り弁62はバタフライ式弁であったが、それ以外の形式の弁であってもよい。排気絞り弁62は、例えば、ポペット式弁、シャッター式弁であり得る。なお、排気絞り弁62として、排気ブレーキ用に設けられた弁が用いられてもよい。また、EGR弁42や流量制御弁72は、ポペット式弁以外の形式の弁であってもよく、バタフライ式弁、シャッター式弁であり得る。
また、上記実施形態では、蓄圧容器70を1つ設けることにしたが、それは複数個設けられてもよい。そして蓄圧容器70を2つ以上複数個設ける場合には、それら蓄圧容器78は車両に分散して配置され得る。
なお、上記実施形態では、本発明をディーゼル機関に適用して説明したが、これに限定されず、本発明は、ポート噴射型式のガソリン機関、筒内噴射形式のガソリン機関等の各種の内燃機関に適用可能である。また、用いられる燃料は、軽油やガソリンに限らず、アルコール燃料、LPG(液化天然ガス)等でもよい。また、本発明が適用される内燃機関の気筒数などはいくつであってもよい。
なお、上記実施形態およびその変形例では本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明は特許請求の範囲およびその等価物の範囲および趣旨に含まれる修正および変更を包含するものである。
実施形態が適用された内燃機関システムの概念図である。 蓄圧容器の部分断面拡大図である。 異なる量の吸着材を備える3つの蓄圧容器における、ガス充填時すなわち圧力回収時の容器重量変化を充填時間に対して表したグラフである。 実施形態の圧力回収用の制御フローチャートである。 実施形態の圧力放出用の制御フローチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
48 タービンホイール
50 タービン
58 ターボ過給機
62 排気絞り弁
70 蓄圧容器
71 蓄圧装置
74 吸着材
76 フィルタ部材
78 支持部材
78u 上側板状部材
78d 下側板状部材
80 流量制御弁
C 中心軸

Claims (9)

  1. 加圧されたガスを貯留する蓄圧容器を含む蓄圧装置において、
    前記蓄圧容器の下方部に前記ガスを放出するための放出口を設けたことを特徴とする蓄圧装置。
  2. 前記蓄圧容器内にガスを吸着可能な吸着材が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の蓄圧装置。
  3. 前記放出口は、前記蓄圧容器の充填口を兼ねていることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄圧装置。
  4. 前記蓄圧容器に充填されるガスが前記吸着材に至る前に通過する箇所に、フィルタ部材が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の蓄圧装置。
  5. 前記フィルタ部材は、ゼオライト系の物質を含んでいることを特徴とする請求項4に記載の蓄圧装置。
  6. 前記蓄圧容器内に蓄えられるガスは排気ガスおよび空気の内の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の蓄圧装置。
  7. 内燃機関の排気通路に設けられた排気絞り弁と、
    該排気絞り弁上流側の排気通路から前記蓄圧容器へ圧力回収を行うべく前記排気絞り弁を閉弁制御する排気絞り弁制御手段と
    をさらに備え、
    前記蓄圧容器は、前記排気絞り弁上流側の排気通路に連通可能に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の蓄圧装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の蓄圧装置を備えたことを特徴とする内燃機関。
  9. 前記内燃機関の排気通路に設けられたタービンホイールを有するタービンを含むターボ過給機と、
    前記タービンホイールに前記蓄圧容器内の圧力を供給可能にすべく設けられた制御弁と、
    要求過給量が増加するときに前記タービンホイールの回転駆動の補助用に前記蓄圧容器内の圧力を前記タービンホイールに供給すべく前記制御弁を開弁制御する制御弁制御手段と
    を備えていることを特徴とする請求項8に記載の内燃機関。
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