JP2009257235A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガスを浄化するべく排気通路に設けられた排気浄化部材に添加物を添加するべく、排気通路にあるいは該排気通路に臨んで設けられる添加部材に付着した添加物を適切に除去する。
【解決手段】本発明の内燃機関は、排気ガスを浄化するべく排気通路に設けられた排気浄化部材40と、該排気浄化部材40に添加物を添加する添加装置44とを備える内燃機関において、排気通路にあるいは該排気通路に臨んで設けられた前記添加装置44の添加部材42からの添加物の添加終了時から所定時間経過後に、蓄圧容器88内のガスを添加部材42に供給する構成を備える。特に、この所定時間は、蓄圧容器88内のガスを添加部材42に供給することにより添加部材42に付着した添加物に基づくデポジット形成を抑制するように、定められる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気ガスを浄化するべく排気通路に設けられた排気浄化部材と、該排気浄化部材に添加物を添加するように排気通路あるいは該排気通路に臨んで設けられた添加部材を有する添加装置とを備える内燃機関に関する。
内燃機関の出力向上を目的として内燃機関に過給機を搭載することが既に知られている。その過給機の中には、排気ガスによってタービンのタービンホイールを回転駆動させ、そのタービンホイールの回転によってコンプレッサのコンプレッサホイールを回転させ、内燃機関に過給するターボ過給機がある。
しかしながら、ターボ過給機では、アクセルペダルの踏み込みから吸入空気の過給効果が現れるまでにタイムラグがあるので、機関出力の応答性が不十分であるという欠点がある。この欠点の克服を目的として考案されたターボ過給機の加速装置が特許文献1に開示されている。特許文献1の該装置は、機関運転状態に応じて排気ポートとタービンとの間に補助空気を供給可能な空気供給機構を備え、該空気供給機構は、ポンプと、該ポンプから吐出された圧縮空気を蓄圧して保持可能なリザーバタンクと、このリザーバタンク内の圧縮空気を排気ポートとタービンとの間に供給する弁機構とを備えている。そして、機関回転数が低速回転域にあってアクセルペダルが踏み込まれて車両を急加速しようとするとき、排気ガスの温度または圧力が低い場合には、リザーバタンク内の圧縮空気を排気通路へ供給するように、弁機構は制御される。
他方、自動車等に搭載される内燃機関、特にディーゼル機関では、排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を除去することが望まれていて、このような要求に対して、NOx浄化機能を有する触媒を内燃機関の排気通路に配置する方式の排気浄化装置が種々提案されている。例えば、特許文献2には、排気通路にNOx吸蔵剤(あるいはNOx吸収剤)を備えた、内燃機関の排気浄化装置が開示されている。この装置は、排気通路からポンプによって吸引されて加圧された排気ガスを加圧排気ガスとしてタンクに貯蔵し、このタンクに貯蔵した加圧排気ガスを用いて、排気通路に設けたNOx吸蔵剤へ添加される還元剤としての燃料の霧化または気化を促す構成を有している。具体的に、この装置では、排気微粒子(PM)の除去機能を有するフィルタに担持されることでNOx吸蔵剤が排気通路に設けられ、このNOx吸蔵剤でのNOx放出還元やその硫黄被毒再生等の必要が生じた場合、このNOx吸蔵剤上流側の排気通路に設けられたノズルから排気ガスの空燃比をリッチ化するように燃料が添加され、かつ、この燃料と共に上記ノズルから上記タンクに貯蔵されている加圧排気ガスが供給される。
特開昭62−276221号公報 特開2004−308549号公報
ところで、上記特許文献2に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置では、排気通路にノズルの開口部が位置付けられている。一般に、ノズルから還元剤を添加供給した場合、その直後のノズルにはそのような還元剤の一部が付着している。このようにノズルに付着した還元剤をそのまま放置した場合、以後の還元剤添加に不具合が生じる虞がある。これは、上記箇所に配置されたノズルは排気ガスの熱により十分に高い温度を有し、一般に高温下において、付着還元剤に基づくデポジット形成が生じ易いからである。
そこで、本発明はかかる点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、排気通路に設けられた排気浄化部材に添加物を添加するべく、排気通路にあるいは該排気通路に臨んで設けられる添加部材に付着した添加物を適切に除去することにある。
上記目的を達成するために、本発明の内燃機関は、排気通路に設けられた排気浄化部材と、該排気浄化部材に添加物を添加する添加装置とを備える内燃機関において、排気通路にあるいは該排気通路に臨んで設けられた前記添加装置の添加部材と、加圧ガスを貯留する蓄圧容器と、前記添加部材と前記蓄圧容器とをつなぐ通路に設けられたガス供給弁と、前記添加装置による添加物の添加が行われていないか否かを判定する添加実行判定手段と、該添加実行判定手段により前記添加装置による添加物の添加が行われていないと判定されたとき、前記添加部材へ前記蓄圧容器内のガスを供給するように前記ガス供給弁を制御するガス供給弁制御手段とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、ガス供給弁制御手段が、添加実行判定手段により添加装置による添加物の添加が行われていないと判定されたとき、前記添加部材へ前記蓄圧容器内のガスを供給するように前記ガス供給弁を制御するので、添加装置による添加物の添加が行われていないとき、添加部材に、蓄圧容器内のガスを供給することができる。したがって、添加装置からの添加物の添加処理により添加部材に付着した添加物がある場合、蓄圧容器内からのガスで、添加部材からその添加物を除去することが可能になる。
好ましくは、前記添加実行判定手段は、前記添加装置による添加物の添加終了時から所定時間経過したか否かを判定する時間判定手段を備え、該所定時間は、前記添加部材に付着した添加物に基づくデポジット形成を抑制可能な時間内の時間であり、前記ガス供給弁制御手段は、前記時間判定手段により前記添加装置による添加物の添加終了時から前記所定時間経過したと判定されたとき、前記ガス供給弁を開弁制御するとよい。こうすることで、添加装置による添加物の添加終了時から所定時間経過したときに、添加部材に蓄圧容器内のガスを供給することが可能になり、これにより添加部材に付着した添加物に基づく添加部材でのデポジット形成を抑制することが可能になる。
具体的には、前記排気浄化部材は、還元剤の存在下で排気ガスのNOxを還元するNOx触媒を含み、前記添加装置から添加される添加物は前記NOx触媒で還元剤として働くとよい。この場合、添加装置は、NOx触媒への還元剤添加装置の役目を担い得る。
そして、例えば、前記添加装置からの添加物は尿素水であり、前記所定時間は、前記ガス供給弁制御手段による前記ガス供給弁の開弁制御により前記添加部材に付着した尿素水に基づくデポジット形成を抑制するように、定められているとよい。こうすることで、添加装置による尿素水の添加終了時から所定時間経過した後に添加部材に蓄圧容器内のガスを供給することが可能になり、これにより付着した尿素水に基づく添加部材でのデポジット形成を抑制することが可能になる。あるいは、例えば、前記添加装置からの添加物は燃料であり、前記所定時間は、前記ガス供給弁制御手段による前記ガス供給弁の開弁制御により前記添加部材に付着した燃料に基づくデポジット形成を抑制するように、定められているとよい。こうすることで、添加装置による燃料の添加終了時から所定時間経過した後に添加部材に蓄圧容器内のガスを供給することが可能になり、これにより付着した燃料に基づく添加部材でのデポジット形成を抑制することが可能になる。
さらに、上記添加装置からの添加物が燃料である場合、前記内燃機関に設けられたターボ過給機と、該ターボ過給機のタービンホイール上流側の排気通路と前記蓄圧容器とをつなぐ通路に設けられた第2ガス供給弁と、前記内燃機関への要求過給量が増加したか否かを判定する要求過給量判定手段と、該要求過給量判定手段により前記内燃機関への要求過給量が増加したと判定されたとき、前記第2ガス供給弁を開弁制御する第2ガス供給弁制御手段と、前記要求過給量判定手段により前記内燃機関への要求過給量が増加したと判定されたとき、該判定されたときから第2所定時間経過するまで、前記添加装置による添加物の添加を禁止する禁止手段とを備え、前記タービンホイール上流側の排気通路は、前記排気浄化部材上流側の排気通路に含まれるとよい。こうすることで、内燃機関への要求過給量が増加したためにタービンホイール上流側の排気通路に蓄圧容器内のガスを供給するとき、添加装置による添加物の添加は第2所定時間経過するまで禁止される。したがって、ターボ過給機のタービンを経て排気浄化部材に至るガスにより、排気浄化部材に流入する、添加された燃料を含む排気ガス中の燃料割合が低下することを回避できるので、添加された燃料を有効に用いることが可能になる。
さらに好ましくは、前記内燃機関が燃料カット状態か否かを判定する燃料カット状態判定手段と、排気通路に設けられた排気絞り弁と、前記燃料カット状態判定手段により前記内燃機関が燃料カット状態であると判定されたとき前記排気絞り弁上流側の排気通路から前記蓄圧容器へ排気ガス回収を行うべく前記排気絞り弁を閉弁制御する排気絞り弁制御手段とを備え、前記蓄圧容器は、前記排気絞り弁上流側の排気通路に連通可能に設けられているとよい。こうすることで、蓄圧容器内に、内燃機関の燃料カット状態に由来する空気割合の高い排気ガスを回収することが可能になる。
本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
まず、第1実施形態を説明する。第1実施形態が適用された車両の内燃機関システムの概略構成を図1に示す。内燃機関10は、燃料である軽油を燃料噴射弁12から圧縮状態にある燃焼室内に直接噴射することにより自然着火させる型式の内燃機関、すなわちディーゼル機関である。なお、内燃機関10は、燃料噴射システムとして、コモンレール式燃料噴射システムを採用する。したがって、内燃機関10では、燃料タンク14内の燃料(軽油)をポンプ16により高圧にしてレール18に送って、レール18に溜めておき、燃料噴射弁12を電子制御することで、高圧で燃料を燃焼室に噴射可能にされている。
気筒20の燃焼室に臨むと共に吸気通路22の一部を区画形成する吸気ポートは、シリンダヘッドに形成されていて、吸気弁によって開閉される。シリンダヘッドには、吸気通路22の一部を区画形成する吸気マニフォルド24が接続され、さらにその上流側には同じく吸気通路22の一部を区画形成する吸気管26が接続されている。吸気管26の上流端側には、吸気通路22に導かれる空気中の塵埃などを除去するべくエアクリーナ28が設けられている。また、スロットルアクチュエータ30によって開度が調整されるスロットル弁32が、吸気通路22の途中に設けられている。
他方、気筒20の燃焼室に臨むと共に排気通路34の一部を区画形成する排気ポートは、シリンダヘッドに形成されていて、排気弁によって開閉される。シリンダヘッドには、排気通路34の一部を区画形成する排気マニフォルド36が接続され、さらにその下流側には同じく排気通路34の一部を区画形成する排気管38が接続されている。そして、排気ガス浄化触媒が充填された触媒コンバータ40が排気通路34の途中に設けられている。
内部に排気ガス浄化触媒を充填した触媒コンバータ40により排気浄化部材は構成されている。触媒コンバータ40内には、上流側から直列的に順に、酸化触媒40aと、NOx触媒40bとが充填配置されている。酸化触媒40aは、概略的に、アルミナ製担体に担持されることで触媒コンバータ40内に設けられている。酸化触媒40aは、例えば白金(Pt)のような貴金属を含んでなる。また、NOx触媒40bは、還元剤の存在下で排気ガスのNOxを還元する触媒であり、その中の、いわゆるNOx吸蔵還元型触媒である。NOx触媒40bは、排気ガス中のPMを除去する機能を有するフィルタに担持されることで触媒コンバータ40内に設けられている。より具体的には、NOx触媒40bは、アルミナ(Al23)等の酸化物からなる基材であるフィルタ表面に、触媒成分としての白金(Pt)のような貴金属と、NOx吸蔵(NOx吸収)成分とが担持されて構成されている。NOx吸蔵成分は、例えばカリウム(K)、ナトリウム(Na)、リチウム(Li)、セシウム(Cs)のようなアルカリ金属、バリウム(Ba)、カルシウム(Ca)のようなアルカリ土類、ランタン(La)、イットリウム(Y)のような希土類から選ばれた少なくとも一つから成る。なお、酸化触媒40aがフィルタに担持されてもよく、またNOx触媒40bがフィルタ以外の部材に担持されてもよい。また、NOx触媒40b下流側に酸化触媒がさらに設けられてもよい。
触媒コンバータ40上流側の排気通路Jには、添加物添加用の添加部材としての添加弁42が設けられている。ここでは、添加弁42はノズル形状を有している。そして添加弁42の開口部は、排気通路Jに臨んで位置付けられている。好ましくは、添加弁42の向きは、触媒コンバータ40に添加物を好適に供給可能とする向きに向けられている。
本第1実施形態では、この添加弁42を含んで、排気浄化部材に添加物を添加する添加装置44が構成されている。添加装置44は、上記燃料タンク14と上記ポンプ16とを含み、さらに燃料噴射システムから分離する第2供給通路46と、該第2供給通路46途中に設けられた遮断弁47と、第2供給通路46の下流側端部に設けられた上記添加弁42とを含む。なお、第2供給通路46は、燃料噴射システムにおけるメイン燃料供給通路48を区画形成するメイン燃料管50の一部と、該メイン燃料管から分岐した分岐管52とにより区画形成される。なお、添加弁42はアクチュエータ53によって開閉駆動され、遮断弁47はアクチュエータ54によって開閉駆動される。
上記記載から明らかなように、本第1実施形態では、添加弁42から添加される添加物は、燃料軽油である。これは、後述するように、NOx触媒40bに添加供給されるときには還元剤として働く。
さらに、排気通路34を流れる排気ガスの一部を吸気通路22に導くために排気ガス還流(EGR)装置56が設けられている。EGR装置56は、排気通路34と吸気通路22とをつなぐEGR通路58を区画形成するEGR管60と、EGR通路58の連通状態調節用のEGR弁62と、還流される排気ガス(EGRガス)冷却用のEGRクーラ64とを有している。ここでは、EGR管60上流側の一端は排気マニフォルド36に接続され、その下流側の他端は吸気マニフォルド24に接続されている。EGR弁62はEGRクーラ64よりも下流側に設けられていて、その開度はアクチュエータ66により調節される。ここではEGR弁62はポペット式弁である。なお、アクチュエータ66は既知の負圧式アクチュエータであるが、モータから構成されてもよい。
さらに、排気ガスにより回転駆動されるタービンホイール68を含むタービン70が排気通路34の途中に設けられている。これに対応して、タービンホイール68に回転軸72を介して同軸で連結され、タービンホイール68の回転力で回転するようにしたコンプレッサホイール74を含むコンプレッサ76が吸気通路22の途中に設けられている。すなわち、内燃機関10には、排気エネルギーを取り出すタービン70と、タービン70により取り出された排気エネルギーによって内燃機関10に過給するコンプレッサ76とを有するターボ過給機78が設けられている。そして、コンプレッサ76により圧縮された空気を冷却すべく、インタークーラ80がコンプレッサ76下流側に設けられている。なお、この過給機78は、タービン70に複数の可変ノズルベーン(VN;ベーン)を配設した可変ノズルターボ過給機とされてもよい。
さらに、排気通路34の途中には、排気絞り弁80が設けられている。排気絞り弁80は、ここではタービン70下流側、かつ、触媒コンバータ40の上流側に設けられているが、排気通路34の他の箇所に設けられてもよい。例えば、排気絞り弁80は、排気マニフォルド36によって区画形成された排気通路に設けられ得る。本第1実施形態では排気絞り弁80はバタフライ式弁であり、電動モータであるアクチュエータ82により駆動される。排気絞り弁80は、その閉弁時には排気通路34を流れる排気ガスすなわち燃焼ガスや空気である流体を効果的にせき止め、そのような流体の排気絞り弁80よりも下流側への流れを概ね遮断する遮断弁として機能する。なお、排気絞り弁80は、閉弁時に、排気通路の流路断面積を50%程度減少させるような構成を有する弁であってもよく、あるいは、閉弁時に、排気通路34を完全に閉塞するような構成を有する弁であってもよい。
排気通路34の内、排気弁と排気絞り弁80との間の排気通路Kには、管部材84により区画形成された連通路86が連通され、その連通路86により排気通路34と蓄圧容器88内とは連通可能にされている。蓄圧容器88は、排気通路Kであればいずれの場所につなげられてもよいが、ここでは排気マニフォルド36につなげられている。蓄圧容器88内と排気通路34との連通状態の調節用に、連通路86に流量調節弁90が設けられている。なお、流量調節弁90が開弁することで蓄圧容器88内と排気通路34とは連通路86を介して連通し、他方、流量調節弁90が閉弁することで蓄圧容器88内と排気通路34との連通路86を介しての連通は遮断される。ただし、流量調節弁90は電動モータからなるアクチュエータ92により駆動される。そして、ここでは流量調節弁90はポペット式弁である。なお、流量調節弁90は、ガス回収弁とガス供給弁との両方の役目を担う。
さらに、蓄圧容器88と上記添加装置44の添加弁42とをつなぐように排気ガス供給通路96が設けられている。排気ガス供給通路96は、蓄圧容器88内と、触媒コンバータ40上流側の排気通路Jとを実質的につなぐように、形成されている。排気ガス供給通路96の一端部は管部材84により区画形成され、その他端部は分岐管52により区画形成されていて、その間の部分が排気ガス供給管98によって区画形成されている。排気ガス供給通路96には排気ガス供給弁100が設けられ、この排気ガス供給弁100は電子制御式のアクチュエータ102によって駆動される。ただし、排気ガス供給弁100は、基本的には、閉弁状態に維持されている。なお、排気ガス供給弁100は、ポペット式弁である。
上記構成を有する内燃機関10は、電子制御ユニット(ECU)110に、各種値を求める(検出するあるいは推定する)ための信号を電気的に出力する各種センサ類を備えている。ここで、その内のいくつかを具体的に述べる。吸入空気量を検出するためのエアフローメーター112が備えられている。また、エアフローメーター112近傍に吸入空気の温度を検出するための吸気温度センサ114が、そしてインタークーラ80下流側にも温度を検出するための吸気温度センサ116が備えられている。また、吸気圧すなわち過給圧を検出するための圧力センサ118が設けられている。また運転者によって操作されるアクセルペダル120の踏み込み量に対応する位置、すなわちアクセル開度を検出するためのアクセル開度センサ122が備えられている。また、スロットル弁32の開度を検出するためのスロットルポジションセンサ124も備えられている。さらに、EGR弁62の開度(EGR開度)を検出するため、ここではそのリフト量を検出するためのバルブリフトセンサ126も備えられている。また、ピストンが往復動する、シリンダブロック(あるいはその近傍)には、連接棒を介してピストンが連結されているクランクシャフトのクランク回転信号を検出するためのクランクポジションセンサ128が取り付けられている。ここでは、このクランクポジションセンサ128は機関回転数(機関回転速度)を検出するための機関回転数センサとしても利用される。さらに排気絞り弁80上流側の排気通路Kの排気ガスすなわち燃焼ガスや空気である流体の圧力を検出するための圧力センサ130が備えられている。また、蓄圧容器88内の圧力を検出するための圧力センサ132も備えられている。さらに、内燃機関10の冷却水温を検出するための温度センサ134が備えられている。さらに、車速を検出するための車速センサ136も備えられている。
ECU110は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器、入力インタフェース、出力インタフェース等を含むマイクロコンピュータで構成されている。入力インタフェースには、前記各種センサ類が電気的に接続されている。これら各種センサ類からの出力信号(検出信号)に基づき、予め設定されたプログラムにしたがって円滑な内燃機関10等の運転ないし作動がなされるように、ECU110は出力インタフェースから電気的に作動信号(駆動信号)を出力する。こうして、燃料噴射弁12の作動、ポンプ16の作動、スロットル弁32、添加弁42、遮断弁47、EGR弁62、排気絞り弁80、流量調節弁90、排気ガス供給弁100の各開度などが制御される。ただし、ECU110は、スロットル弁32、添加弁42、遮断弁47、EGR弁62、排気絞り弁80、流量調節弁90、排気ガス供給弁100の各開度を制御するため、アクチュエータ30、53、54、66、82、92、102に作動信号を出力する。
なお、ここでは、添加実行(添加不実行)判定手段はECU110の一部を含んで構成され、ガス供給弁制御手段はECU110の一部とアクチュエータ102とを含んで構成される。また、添加部材制御手段は、ECU110の一部とアクチュエータ53とを含んで構成される。また、時間判定手段は、ECU110の一部を含んで構成される。また、要求過給量判定手段は、アクセル開度センサ122とECU110の一部とを含んで構成される。そして、第2ガス供給弁制御手段はアクチュエータ92とECU110の一部とを含んで構成される。また、禁止手段は、ECU110の一部を含んで構成される。また、燃料カット状態判定手段は、ECU110の一部を含んで構成され、そして排気絞り弁制御手段は、アクチュエータ82とECU110の一部とを含んで構成される。
内燃機関10では、エアフローメーター112からの出力信号に基づいて求められる吸入空気量、クランクポジションセンサ128からの出力信号に基づいて求められる機関回転数など、すなわち機関負荷および機関回転数で表される機関運転状態に基づいて、通常は、燃料噴射量(燃料量)、燃料噴射時期が設定される。そして、それら燃料噴射量、燃料噴射時期に基づいて、燃料噴射弁12からの燃料の噴射が行われる。
ただし、内燃機関10では、クランクポジションセンサ128からの出力信号に基づいて求められる機関回転数が所定回転数(燃料カット回転数)以上であり、かつ、アクセル開度センサ122からの出力信号に基づいて求められるアクセル開度が0%、すなわちアクセルペダル120が踏まれていないときに、燃料噴射弁12からの燃料噴射が停止(燃料カット)されるように設定されている。すなわち、車両の走行中に機関回転数が予め設定された所定回転数領域にありかつアクセル開度全閉状態にあるときに、燃料カットが行われる。ただし、このような燃料カット実行条件が満たされたが故に内燃機関10が燃料カット状態にあるとき、機関回転数が低下して別の所定回転数(燃料カット復帰回転数)に達すると、燃料噴射は再開される。また、内燃機関10が燃料カット状態にあるときに、アクセルペダル120が踏まれてアクセル開度が開き側に大きくなって0%を超えるようになった場合にも、燃料噴射は再開される。なお、内燃機関10が燃料カット状態にあるときは、概ね減速時に対応する。なお、燃料カット実行条件は、このような条件に限定されず、他の既知の条件で代替されてもよい。
そして、このように燃料カット状態のとき、上記スロットル弁32が閉じ側に制御されるように、予め上記プラグラムは設定されている。ただし、後述する排気ガス回収のときには、強制的にスロットル弁32は開状態になるように制御される。なお、スロットル弁32は内燃機関10の始動時は全開に制御され、他方、内燃機関10の停止時は全閉に制御される。そして、通常走行時には、機関状態および冷却水温などに応じて、スロットル弁32の開度は適切な開度になるように制御される。
また、上記各種センサ類からの出力信号に基づいて定まる内燃機関10の機関運転状態に基づいてEGR弁62の開度は制御される。ここでは、機関運転状態の属する領域が高負荷側にあるほどEGR量が減少するように構築された、予め実験により定められたデータがROMに記憶されている。ただし、後述する排気ガス回収に際しては、EGR弁62も、機関運転状態にかかわらず、強制的に所定開度になるように制御される。また、アクセルペダル120が踏まれて内燃機関10すなわち車両が加速される過渡期には、EGR弁62が一旦閉弁されるように、機関運転状態に基づいて導出されたEGR開度は補正される。
ところで、通常走行時、排気絞り弁80は全開の開状態に保持制御されているので、排気通路34を流れる排気ガスは触媒コンバータ40を通過して外気に放出される。これに対して、排気ガス回収の所定条件が満たされたとき、排気絞り弁80は閉状態になるように制御され、排気通路34を流れる流体は概ねせき止められる。そして、このようにしてせき止めた流体を有効に活用して排気ガス回収(圧力エネルギー回収)が行われる。
以下、排気ガス回収について、図2のフローチャートにしたがって詳細に説明する。ただし、図2のフローチャートは、所定時間、例えばおよそ8ms毎に繰り返されるものである。なお、以下の記載から明らかになるように、蓄圧容器88内に回収される排気ガスは概ね空気で構成される。
ただし、以下で図2に基づいて説明される制御は、内燃機関10が燃料カット状態にあるときに、排気通路34の排気絞り弁80を閉弁制御して、排気絞り弁80上流側の排気通路Kの圧力が蓄圧容器88内の圧力以上になったときに、流量調節弁90を介して、排気通路Kから蓄圧容器88内へ排気ガスすなわちこの排気ガスの有する圧力を回収することを具体化した例である。
内燃機関10が起動されると、まずECU110は、ステップS201において、回収フラグが「1」、すなわちONであるか否かを判定する。ここで、回収フラグが「1」ということは、排気ガス回収の所定条件が満たされていることを表す。これに対してそれが「0」ということは、排気ガス回収の所定条件が満たされていないことを表す。初期状態では同回収フラグはリセットされているためここでは否定判定される。なお、本第1実施形態において、排気ガス回収の所定条件が満たされるとは、以下の記載から明らかなように、内燃機関10が燃料カット状態であること(燃料カット中であること)、蓄圧容器88内の圧力が所定圧以下であること、および、内燃機関10の燃料カット状態が所定時間継続したことの3つの要件が満たされることである。しかしながら、本発明は、排気ガス回収の所定条件として異なる条件を許容する。
ステップS201で否定判定されると、次ぐステップS203で、内燃機関10が燃料カット状態か否か、すなわち燃料カット中か否かが判定される。ここでは、具体的には、燃料カット中か否かは、燃料噴射量が「0」とされているか否かで判定される。ただし、この判定は、上記した燃料カット実行条件が満たされているか否かの判定で代替されてもよい。なお、通常走行時には、概して、内燃機関10により所定出力を生み出すべく、「0」より大きな燃料噴射量が上述の如く導かれて燃料噴射が行われている。それ故、そのようなときには、ステップS203において否定判定される。
上記ステップS203で燃料カット中として肯定判定されると、次ぐステップS205で、蓄圧容器88内の圧力(図2では容器内圧)が、蓄圧容器88に許容される圧力であって、所定圧である予め決められてROMに記憶されている上限圧以下か否かが判定される。この判定は、蓄圧容器88内に十分な量の圧力すなわち排気ガスが蓄えられているときに、さらに排気ガス回収が行われることを防ぐために行われる。蓄圧容器88内の圧力は圧力センサ132からの出力信号に基づいて求められる。ただし、ここでは、上限圧として、ゲージ圧で400kPaという値が設定されている。
ステップS205で肯定判定されると、次ぐステップS207で、内燃機関10の燃料カット状態の継続時間(燃料カット時間)が所定時間経過したか否かが判定される。判定対象となる時間は、ステップS207での判定までの継続した燃料カット時間である。具体的には、連続するルーチンにおいてステップS203で連続して肯定判定された内の、最初のステップS203で肯定判定されたときからの時間がECU110が内蔵するタイマ手段で計測されて、この時間が燃料カット時間と擬制されて採用される。また、判定基準となる所定時間は、後述するステップでの排気絞り弁80の閉弁制御により排気絞り弁80上流側の排気通路Kに回収可能にせき止められる排気ガスが所定割合以上の空気を含む排気ガスになるように予め実験により定められて、ROMに記憶されている。なお、燃料カット時間の計測は、ステップS203で否定判定されたり、あるいはステップS207で肯定判定されたりすると終了され、その後タイマ手段はリセットされる。なお、本発明は、ステップS207での所定時間が「0」であること、すなわち排気ガス回収の所定条件から、内燃機関10の燃料カット状態が所定時間継続したことが除かれることを許容する。
そして、ステップS207で肯定判定されるようになると、排気ガス回収の所定条件が満たされているとして、ステップS209で回収フラグが「1」にされる。これにより、上記通常時の制御よりも、排気ガス回収用の制御が優先して行われるようになる。
次ぐステップS211では、スロットル弁32が排気ガス回収用開度(回収開度)になるように、ここでは全開にまで開くようにアクチュエータ30へ作動信号が出力され、EGR弁62が回収開度になるように、ここでは閉弁するようにアクチュエータ66へ作動信号が出力され、流量調節弁90が閉弁するようにアクチュエータ92へ作動信号が出力され、そして排気絞り弁80が閉弁するようにアクチュエータ82へ作動信号が出力される。こうして、該ルーチンは終了する。なお、EGR弁62の閉弁速度あるいはその時々の開度は、車両に意図しない減速ショックが生じないように定められてもよい。ただし、スロットル弁32は、回収フラグが「1」にされてからに限定されず、回収フラグが「1」にされる前から、例えば内燃機関10が燃料カット状態にある間ずっと全開などの所定開度にまで開かれてもよい。こうすることで排気通路34へ空気からなる排気ガスをより早くから多く導くことが可能になり、したがって排気通路Kの排気ガスにおける空気の割合をより速くに高めることが可能になる。
ステップS209で回収フラグが「1」にされた後のルーチンのステップS201では、回収フラグが「1」であるので肯定判定される。ステップS201で肯定判定されると、次ぐステップS213で、上記ステップS203と同様に燃料カット中か否かが判定される。ここで肯定判定されると次ぐステップS215で、上記ステップS205と同様に蓄圧容器88内の圧力が上記上限圧以下か否かが判定される。なお、ステップS213、S215での判定が行われるのは、ステップS209で回収フラグが「1」にされた後、排気ガス回収の所定条件が満たされなくなったときに、排気ガス回収を終了するための制御をするためである。
さてステップS215で肯定判定されると次ぐステップS217で、蓄圧容器88内の圧力が、排気絞り弁80上流側の排気通路Kの圧力(図2中の「背圧」)以下か否かが判定される。このとき既に、排気絞り弁80が閉弁制御されているので、時間の経過につれて、排気絞り弁80によってせき止められた排気ガスの圧力(圧力エネルギー)は高くなる。そして、その圧力が排気ガス回収が可能な程度にまで高まっているのかを調べるために、ステップS217での判定が行われる。ステップS217で否定判定される場合には次ぐステップS219で、流量調節弁90が閉弁するようにアクチュエータ92に作動信号が出力される。これは、既に流量調節弁90が閉じられている場合には、流量調節弁90がそのまま閉弁状態に維持されることを意味している。他方、ステップS217で肯定判定される場合には次ぐステップS221で、流量調節弁90が開弁するようにアクチュエータ92に作動信号が出力される(開弁制御される)。これにより、排気絞り弁80上流側の排気通路Kの高められた圧力を有する排気ガスは、連通路86を介して、蓄圧容器88内に回収されるようになる。この排気ガスの回収は、上記ステップS213あるいはステップS215で否定判定されない限りは概ね続けて行われる。なお、この排気ガス回収は燃料カット中に行われるので、このときに蓄圧容器88内に回収される排気ガス中の空気あるいは酸素含有割合は高い。
排気ガス回収中に、ステップS213あるいはステップS215のいずれかで否定判定されると、排気ガス回収を終了するための制御が行われる。それらのいずれかで否定判定されると次ぐステップS223で、スロットル弁32が通常時の開度になるように制御されるようになる。また、EGR弁62も通常時の開度になるように制御されるようになる。また、流量調節弁90が閉弁するように、アクチュエータ92へ作動信号が出力される。さらに、排気絞り弁80が開弁するようにアクチュエータ82へ作動信号が出力される。そして、次ぐステップS225で回収フラグが「0」にされて、該ルーチンは終了する。この結果、内燃機関10は排気ガス回収を行わない通常の制御状態に復帰される。
なお、排気ガス回収を行うとき、排気ガス供給弁100は閉弁状態にされていることが好ましい。しかしながら、本発明は、添加弁42に付着した燃料を除去するべく排気ガス供給弁100を開弁することが、排気ガス回収中に行われ得ることを、排除しない。
ところで、一般的なターボ過給機において、機関回転数が低回転域に属するときには、排気ガスの流量が少ないためにターボ過給機の回転が低いので、そのときにアクセルペダル120が踏まれると、アクセルペダル120が踏み込まれてから吸入空気の過給効果が現れるまでに時間的な遅れすなわちタイムラグが生じる。そこで、アクセルペダル120が踏み込まれて車両が加速される過渡期に、速やかに過給圧を高めるべく、ターボ過給機78の作動アシストが行われる。このターボ過給機78の作動アシストに関して図3のフローチャートにしたがって詳細に説明する。ただし、図3のフローチャートは、所定時間毎、例えばおよそ8ms毎に繰り返されるものである。
ただし、以下で図3に基づいて説明される制御は、加速要求があったとき、タービン回転数の上昇率を上げてターボ過給機78の応答性向上を図るべく、タービン70のタービンホイール68へ向けて蓄圧容器88内の排気ガスを供給することを具体化した例である。
まず、ECU110は、ステップS301において、上記回収フラグが「0」、すなわちOFFであるか否かを判定する。初期状態では同フラグはリセットされているためここでは肯定判定される。なお、ステップS301で否定判定されると、当該ルーチンは終了する。
ステップS301で肯定判定されると、次ぐステップS303では、アシストフラグが「1」、すなわちONであるか否かが判定される。ここで、アシストフラグが「1」であるということは、ターボ過給器78の作動アシスト条件が満たされていることを表し、これに対してそれが「0」であるということは、そのターボ過給機78の作動アシスト条件が満たされていないことを表す。初期状態では同アシストフラグはリセットされているためここでは否定判定される。
ステップS303で否定判定されると、次ぐステップS305では、機関回転数が所定回転数以下か否かが判定される。機関回転数が所定回転数より高いときには、ターボ過給器78の作動に関してアシストの必要がないので、機関回転数が上記所定回転数を越えているときにはステップS305で否定判定されて、当該ルーチンは終了する。他方、ステップS305で機関回転数が所定回転数以下であるとして肯定判定されると、ステップS307へ進む。例えば、ステップS305の判定での所定回転数は3000rpmである。
ステップS307では、加速か否かすなわち加速要求の有無が判定される。この判定は、内燃機関10への要求過給量が増加したか否かの判定に対応する。加速か否かの判定は、加速開始時期を求めることに等しく、アクセル開度に基づいて行われる。アクセル開度が所定値以上であり、かつ、アクセル開度が大きくなる方へ変化したときであって単位所定時間におけるその変化量すなわちその開き速度(アクセル開度開き速度)が所定速度を超えたときに、ECU110は加速、すなわち加速要求有りと判断する。より具体的には、ECU110は、アクセル開度センサ122からの出力信号に基づいてアクセル開度を求め、そのアクセル開度が例えば20%開度以上であり、かつ、それのアクセル開度開き速度が、予め設定されてROMに記憶されている基準速度である上記所定速度を超えたとき、加速と判断する。ステップS307で肯定判定されると、次いでステップS309での判定が行われる。なお、ステップS307で否定判定されると、当該ルーチンは終了する。
ステップS309では、蓄圧容器88内の圧力が所定圧以上か否かが判定される。この所定圧とは、ターボ過給機78の作動アシストを行うのに最低限必要とされる排気ガス量に相当する圧力のことであり、予め実験により求められてROMに記憶されている。そして、ステップS309で否定判定されると、該ルーチンは終了する。
他方、ステップS309で肯定判定されると、次ぐステップS311でターボ過給機78の作動アシスト条件が満たされているとしてアシストフラグが「1」にされる。そして次ぐステップS313で流量調節弁90が開弁するように、アクチュエータ92へ作動信号が出力される(流量調節弁90が開弁制御される)。このようにして、ターボ過給機78の作動アシストが開始される。
こうして蓄圧容器88内からタービンホイール68上流側の排気通路Lに供給された排気ガスは、タービンホイール68の回転駆動補助に用いられる。したがって、タービンホイール68の回転数を速やかに上昇させることが可能になり、ターボラグを低減することが可能になる。
他方、次回以降のルーチンでは、回収フラグが「0」であり、かつ、アシストフラグが「1」であるので、上記ステップS301およびステップS303でそれぞれ肯定判定される。次ぐステップS315では、上記ステップS305と同様に、機関回転数が所定回転数以下か否かが判定される。
そして、ステップS315で肯定判定されると、次ぐステップS317で、アシスト時間が経過していないか否かが判定される。ここで、判定対象となる時間は、流量調節弁90が開かれて連通路86が開通したときからの経過時間である。ここではECU110は、内蔵するタイマ手段で、ステップS311に至ったときからの時間を計測し、この時間を判定対象の時間と擬制して採用する。また、判定基準となるアシスト時間は、予め実験により求められて設定された所定時間であり、ここでは変数ではなく固定値とされて、ROMに記憶されている。ただし、ステップS317での判定に用いられるアシスト時間は可変とされてもよく、加速要求があったときの機関運転状態や、タービンホイール68上流側の排気通路Lの圧力などに基づいて定められ得る。
ステップS317でアシスト時間が経過していないとして肯定判定されると、次ぐステップS319で、上記ステップS309と同様に、蓄圧容器88内の圧力が上記所定圧以上か否かが判定される。そして、ここで肯定判定されると、当該ルーチンは終了する。
上記ステップS315から上記ステップS319のいずれかで否定判定されることで、ターボ過給器78の作動アシストを終了するための制御が行われる。ステップS315からステップS319のいずれかで否定判定されると、ステップS321で流量調節弁90が閉弁するようにアクチュエータ92へ作動信号が出力される。そして、次ぐステップS323でアシストフラグが「0」にされる。これにより、該ルーチンは終了する。なお、これにより、タイマ手段はリセットされる。
ただし、一旦、ターボ過給機78の作動アシストが開始された後、それを終了するか否かの判定には、上記ステップS315からステップS319の判定の他、さらに、加速(要求)が継続されているか否かの判定が加えられてもよい。加速が継続されていないときには、もはやターボ過給機78の作動アシストを行う必要はないからである。具体的には、アクセル開度が加速要求有りと判定されたときのアクセル開度から所定量分閉じ側に変化したり、あるいはアクセル開度開き速度が負になってその大きさが所定量以上になったりしたとき、加速が継続されていないとして、作動アシストを終了するための上記制御(ステップS321およびステップS323)が行われ得る。
ところで、上記の如く、触媒コンバータ40内には、NOx触媒40bが充填配置されている。このNOx触媒40bは、ここではNOx吸蔵還元型触媒であるので、内燃機関10における排気ガスの酸素濃度が高いときは排気ガス中のNOxを概して吸蔵し続ける。したがって、連続したNOx浄化還元処理を可能にするためには、適宜の時期に、NOx触媒40bに流入する排気ガスの酸素濃度を低下させ、かつ、NOx触媒40bへ還元剤を添加供給することが必要とされる。
また、NOx触媒40bには、燃料に含まれる硫黄分が燃焼して生成される硫黄酸化物(SOx)もNOxと同じメカニズムで吸蔵される。このように吸蔵されたSOxはNOxよりも放出されにくく、NOx触媒内に蓄積される。このことは一般に硫黄被毒と称される。この硫黄被毒によりNOx触媒40bにおけるNOx浄化率が低下するため、適宜の時期に硫黄被毒から回復させる硫黄被毒回復処理を施す必要がある。この処理は、NOx触媒40bを高温にし、かつ、酸素濃度を低下させた排気ガスをNOx触媒40bに流通させることを必要とする。
したがって、NOx触媒40bでNOx浄化を適切に生じさせるために、適宜の時期に、添加弁42から燃料を添加して、NOx触媒40bに向けて触媒コンバータ40に流入する排気ガス中の酸素濃度を比較的短い周期でスパイク的に低くする制御が実行される。なお、このような制御は、リッチスパイク制御と称される。
また、触媒コンバータ40内には、排気ガスからPMを除去するべくフィルタが設けられていて、このフィルタによって捕捉されたPMを強制的に除去するために、フィルタに堆積したPMを酸化させる必要がある。具体的には、ここでは、触媒コンバータ40に流入する排気ガス中に添加弁42から燃料を添加供給することで、触媒酸化反応で排気ガスの温度を上昇させてPMを除去する。なお、フィルタに対するPM強制再生処理として、このように燃料を添加する制御が行われることに代えて、あるいはこれと並行して、いわゆるポスト噴射制御が行われてもよい。ただし、ポスト噴射とは、燃料噴射弁12から、燃料のメイン噴射に遅れて内燃機関10の気筒20内に燃料を噴射することであり、ECU110によってポスト噴射実行は制御される。このポスト噴射による燃料は、気筒20内で燃焼されずに、概ねそのまま排気通路Jへ排出されるので、適切に触媒コンバータ40へ燃料を添加することが可能になる。
そこで、ECU110では、触媒コンバータ40のNOx触媒40bでNOx浄化還元処理あるいはその硫黄被毒回復処理を行うか否かの判断、あるいはフィルタでのPM強制再生処理を行うか否かの判断が、それぞれ固別に行われる。これらの判断手段および判断方法等としては種々の手段および方法等が既知であり、それらを利用できるが、ここではその一例を概略的に簡単に述べて、他の説明は省略される。ここでは、それらの各々の判断は、車両すなわち内燃機関10の運転履歴に基づいて行われる。例えば、内燃機関10の使用開始時あるいは、直近のNOx浄化還元処理実行、硫黄被毒回復処理実行、あるいはPM強制再生処理実行終了時からの内燃機関10の運転履歴から、NOx触媒40bに吸蔵等された総NOx量や総SOx量、またはフィルタに捕捉されて堆積した総PM量を推定し、それら各々が対応する所定値を超えたか否かで、NOx触媒でのNOx浄化還元処理やその硫黄被毒回復処理を行うか否かの判断、あるいはフィルタでのPM強制再生処理を行う否かの判断が行われる。
そして、NOx触媒40bでのNOx浄化還元処理やその硫黄被毒回復処理を行うとき、あるいはフィルタでのPM強制再生処理を行うとき、それらの各々に対応した量の燃料が、添加弁42から添加されるように、添加弁42および遮断弁47が開弁制御される。具体的には、添加弁42から排気通路Jに燃料の添加供給を行うとき、遮断弁47が全開に開くように、アクチュエータ54に作動信号が出力される。そして、上記した各々異なる目的に適した量の燃料を排気通路Jに添加供給するように添加弁42を開閉するべくアクチュエータ53に作動信号が出力される。より具体的には、NOx触媒40bでのNOx浄化還元処理実行時やその硫黄被毒回復処理実行時の添加弁42からの燃料の供給は、触媒コンバータ40に流入する排気ガスの空燃比が所定のリッチ空燃比となるようにECU110により制御される。なお、添加弁42からの燃料添加を終了するとき、ここでは添加弁42が閉弁するようにアクチュエータ53に作動信号が出力されると共に、遮断弁47が閉弁するようにアクチュエータ54に作動信号が出力される。なお、添加弁42からの燃料添加が終了するとき、添加弁42は閉弁されずに、遮断弁47のみが閉弁するようにアクチュエータ54にのみ作動信号が出力されてもよい。このようにして、適宜の時期に、添加弁42からの排気通路Jへの燃料添加が行われる。
ただし、ターボ過給機78の作動アシスト条件が満たされたとき、すなわち内燃機関10への要求過給量が増加したときは、そのときから所定時間が経過するまで、添加弁42からの排気通路Jへの燃料の添加は禁止される。この燃料添加の禁止は、ECU110によって実行される。このように添加弁42からの燃料添加が禁止されるのは、このようなときに添加弁42から燃料が添加された場合、添加弁42から添加された燃料を含む排気ガスが、タービンホイール68上流側の排気通路Lへ供給された蓄圧容器88内の空気割合の高い排気ガスにより希釈されて、その燃料の役目を適切に発揮させることが困難になり得るからである。特に、これはNOx触媒40bでのNOx浄化還元処理や硫黄被毒回復処理のために添加弁42から燃料を添加する場合に当てはまる。添加弁42からの排気通路Jへの燃料の添加が禁止される上記所定時間は、タービンホイール68上流側の排気通路Lへ蓄圧容器88内から供給された排気ガスが触媒コンバータ40を実質的に通過するのに必要とされる時間であることが好ましく、予め実験により定められてROMに記憶されている。具体的には、添加弁42からの燃料添加を禁止する時間は、上記ステップS317でのアシスト時間よりも長い。
ところで、添加弁42は排気通路Jにあるいはそこに臨んで設けられているので、内燃機関10が作動しているとき、添加弁42は概して排気ガスから熱を受け取り、高温になっている。この状態で、一般に、上記の如くして添加弁42からの排気通路Jへの燃料添加が行われる。その結果、その燃料添加終了時に、添加弁42は、そこに燃料の一部が付着した(滞留することを含む)状態になり得る。添加弁42に付着した燃料は、そこにそのままあると、そこで熱により変化するので、添加弁42にデポジットが形成される可能性がある。添加弁42にデポジットが形成されると、添加弁42から触媒コンバータ40へ燃料を適切に供給し難くなり得る。それ故、添加弁42にそもそも燃料が付着した状態に添加弁42が維持されないようにすることが望まれる。そこで、ここでは、蓄圧容器88内の排気ガスを添加弁42に供給して、添加弁42に付着した燃料およびその燃料が変化した派生物がある場合にはその派生物を吹き飛ばす等することで、その燃料等を添加弁42から除去し、例えば添加弁42の詰まりを防止する。なお、以下の説明では、添加弁42からの除去が望まれる添加弁42に付着した燃料等を、付着物と称し得る。
以下、添加弁42の付着物除去処理について、図4のフローチャートにしたがって詳細に説明する。ただし、図4のフローチャートは、所定時間、例えばおよそ8ms毎に繰り返されるものである。
ただし、以下で図4に基づいて説明される制御は、添加弁42からの排気通路Jへの燃料添加が終了したときに、添加弁42に、蓄圧容器88内の排気ガスを供給することで、添加弁42の付着物を除去することを具体化した例である。
まず、ECU110は、ステップS401で上記アシストフラグが「0」であるか否かを判定する。この判定が行われるのは、上記のように、添加弁42からの燃料添加とターボ過給機78の作動アシストとは同時期に行われず、ターボ過給機78の作動アシスト実行中は、添加弁42からの燃料添加を後回しにするすなわち禁止するので、アシストフラグが「1」の間は添加弁42の付着物除去処理を行うことが必要とされ得ないからである。なお、ターボ過給機78の作動アシスト実行を添加弁42からの燃料添加に優先して行うように、図示しないフローチャートに基づいて、添加弁42からの燃料添加は制御される。
ステップS401でターボ過給機78の作動アシスト条件が満たされていない、すなわちその作動アシスト要求がなされていないとして肯定判定されると、次ぐステップS403で除去フラグが「1」であるか否かが判定される。ここで、除去フラグが「1」であるということは、添加弁42の付着物除去実行条件が満たされているすなわちその付着物除去要求がなされていることを表し、これに対してそれが「0」であるということは、その付着物除去実行条件が満たされていないことを表す。初期状態では同除去フラグはリセットされているためここでは否定判定される。
次ぐステップS405では、添加弁42に対する付着物除去実行条件が満たされているか否かが判定される。具体的には、まず、ECU110は、別途、図示しないフローチャートにしたがって実行される、上記の如き添加弁42からの燃料添加制御において、添加弁42からの燃料添加が終了したか否かを判定する。この燃料添加終了判定は、例えば、遮断弁47を閉弁するためのアクチュエータ54への作動信号の出力に基づいて行われる。そして、添加弁42による燃料の添加終了時から第1所定時間が経過したか否かが判定される。ここで、判定対象となる時間は、添加弁42からの燃料添加終了時からの経過時間である。ここではECU110は、内蔵するタイマ手段で、遮断弁47が閉弁するようにアクチュエータ54に作動信号を出力したときからの時間を計測し、この時間を判定対象の時間と擬制して採用する。また、判定基準となる第1所定時間は、添加弁42からの燃料添加により所定空燃比を有することになった排気ガスが触媒コンバータ40に適切に流入して適切に添加された燃料が用いられることを許容する時間である。加えて、この第1所定時間は、このステップS405で肯定判定されることで後述するように行われる添加弁42への蓄圧容器88内の排気ガス供給により、添加弁42に付着した燃料に基づく添加弁42でのデポジット形成を抑制することを可能にする時間である。ここでは第1所定時間は、予め実験により求められて定められた所定時間であり、ここでは変数ではなく固定値とされてROMに記憶されている。ただし、この第1所定時間は、種々のデータ等に基づいて可変とされてもよい。なお、添加弁42の付着物除去実行条件が充足されているか否かの判定は、添加装置44からの燃料の添加終了時から第1所定時間経過したか否かを適切に判断可能であれば、他の手段および/または方法を用いて行われてもよい。
添加弁42からの燃料添加終了時からの時間が第1所定時間経過したとしてステップS405で肯定判定されると、次ぐステップS407で除去フラグが「1」にされる。なお、このとき、タイマ手段はリセットされる。そして、次ぐステップS409で、蓄圧容器88内の排気ガスを添加弁42に供給する準備を整えるべく、遮断弁47が閉弁するようにアクチュエータ54に作動信号が出力され、また、添加弁42が開弁するようにアクチュエータ53に作動信号が出力される。そして、次ぐステップS411で排気ガス供給弁100が開弁するようにアクチュエータ102へ作動信号が出力されて(排気ガス供給弁100が開弁制御されて)、該ルーチンは終了する。なお、添加弁42からの燃料添加終了時に、添加弁42が閉弁制御されない場合には、ステップS409での添加弁42の開弁制御は省かれてもよい。また、添加弁42からの燃料添加終了時に、遮断弁47が閉弁制御される場合には、ステップS409での遮断弁47の閉弁制御は省かれてもよい。
こうして、添加弁42に蓄圧容器88内の排気ガスが供給されることになり、添加弁42に燃料等が付着している場合には、この排気ガスによりその燃料等すなわち付着物の添加弁42からの除去が実行される。したがって、添加弁42に、燃料付着に起因してデポジット形成が生じることを防止することが可能になる。
なお、このような添加弁42への蓄圧容器88内の排気ガスの供給は、添加装置44からの燃料添加終了後、上記第1所定時間よりも長い所定時間の内に行われる。この所定時間は、ここでは、添加弁42に付着した燃料に基づくデポジット形成を抑制することを可能にする時間である。そして、この所定時間内に、添加弁42に蓄圧容器88内の排気ガスを供給することを可能にするべく、上記ステップS405での第1所定時間は定められている。
次回以降のルーチンでは、アシストフラグが「0」であり、除去フラグが「1」である限り、ステップS401およびS403で肯定判定される。ステップS403で肯定判定されると、次ぐステップS413で第2所定時間が経過していないか否かが判定される。ここで判定対象となる時間は、付着物除去用に添加弁42へ蓄圧容器88内の排気ガスが供給されている時間であり、ここではECU110は、内蔵するタイマ手段で、ステップS407で除去フラグが「1」にされたときからの時間を計測し、この時間を判定対象の時間と擬制して採用する。また、判定基準となる第2所定時間は、添加弁42から付着燃料等を適切に除去するのに必要とされる時間であり、予め実験により求められて設定された所定時間であり、ここでは変数ではなく固定値とされてROMに記憶されている。ただし、この第2所定時間は、種々のデータ等、例えば蓄圧容器88内の圧力に基づいて可変とされてもよい。
そして、付着物除去用に添加弁42へ蓄圧容器88内の排気ガスが供給されている時間が第2所定時間経過したとしてステップS413で否定判定されるようになると、あるいは上記ステップS401でアシストフラグが「1」にされたとして否定判定されるようになると、添加弁42の付着物除去処理を終了するための制御が行われる。
ステップS401あるいはステップS413で否定判定されるようになると、次ぐステップS415で排気ガス供給弁100が閉弁するようにアクチュエータ102に作動信号が出力され、添加弁42が閉弁するようにアクチュエータ53へ作動信号が出力される。そして、次ぐ、ステップS417で除去フラグが「0」にされて、該ルーチンは終了する。
このように、ここでは、添加弁42の付着物を除去するように、添加弁42による燃料添加終了後、第1所定時間経過してから、蓄圧容器88内の排気ガスが添加弁42に供給される。この結果、添加弁42を排気ガスが勢いよく流通することになる。したがって、添加装置44からの燃料の添加に伴って、その燃料添加終了時に添加弁42に燃料が付着しても、添加弁42に付着した燃料あるいはその派生物である付着物を添加弁42から除去することが可能になる。したがって、添加弁42にその燃料付着に起因したデポジット形成が生じることを抑制することができ、添加弁42に詰まりが生じることを防ぐことが可能になる。
なお、上記のように添加弁42からの燃料の添加供給終了時から第1所定時間経過後に、蓄圧容器88内の排気ガスを添加弁42に供給するのは、添加弁42からの燃料添加の効果を触媒コンバータ40内で適切に発揮可能にするためである。例えば、添加弁42から燃料が添加された場合、しばらくの間、この燃料により触媒コンバータ40に流入する排気ガスを適切にリッチ空燃比の排気ガスに維持して(リーン空燃比の排気ガスにすることを防止して)、NOx触媒40bでのNOxの還元浄化を生じさせるためである。
また、上記のように排気ガス供給弁100の開弁に先立ち、遮断弁47が閉弁されるのは、第2供給通路46に排気ガスが逆流することを防ぐためである。またそれに先立って添加弁42が開弁されるのは、添加弁42に供給された排気ガスが適切に排気通路Jへ流れるようにするためである。
なお、上記添加弁42の付着物除去処理を行うべく添加弁42に排気ガスが供給された直後に、添加弁42から燃料を供給する必要が生じた場合には、その燃料供給量あるいは燃料供給時間が増やされるとよい。これは、その排気ガス供給により、添加弁42およびその近傍には燃料が存在しないからであり、添加弁42への燃料の充填時間を確保するためである。したがって、増やされる添加弁42からの燃料供給量あるいは燃料供給時間は、添加弁42と遮断弁47との間の通路形状等に基づいて定められるとよい。
また、上記ではターボ過給機78の作動アシスト要求と、添加弁42からの燃料供給要求とが重なったときには、それらの内のターボ過給機78の作動アシストを先行させることにした。これはターボ過給機78の作動アシストの方が添加弁42からの燃料供給よりも時間的自由度が低いからである。
さらに、上記ではターボ過給機78の作動アシスト要求と、添加弁42の付着物除去要求とが重なったときには、それらの内のターボ過給機78の作動アシストを先行させることにした。これは、ここでは添加弁42からの添加物として燃料が用いられるので、ターボ過給機78の作動アシストの方が添加弁42の付着物除去処理よりも時間的自由度が低いからである。なお、上記では、付着物除去処理実行中にターボ過給機の作動アシスト要求がされた場合、付着物除去処理が途中であっても付着物除去処理を終了することにした。しかし、付着物除去処理は、ターボ過給機の作動アシスト実行にかかわらず継続されてもよく、あるいはその作動アシスト終了後に再開されてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、上記第1実施形態と比べて、NOx触媒40bがいわゆる選択還元型NOx触媒であり、そして触媒コンバータ40上流側の排気通路Jへ添加弁42から添加供給される添加物が燃料ではなく尿素含有液である尿素水溶液(尿素水)である点で相違する。そして、これらに伴い第2実施形態固有の特徴が存在する。そこで、第1実施形態とのこれら相違点を中心に、本第2実施形態を説明する。ただし、以下の説明では、上で既に説明した構成要素あるいは対応する構成要素に同じ符号を付して、それらの説明は省略される。
まず、本第2実施形態が適用された車両の内燃機関システムに関して説明する。ただし、ここでは、第2実施形態における内燃機関システムの特徴的部分(第1実施形態のそれとの顕著な差異点)を述べて、その図示を省略する。
本第2実施形態では、上記の如く、NOx触媒40bは、選択還元型NOx触媒である。本第2実施形態でのNOx触媒40bも、上記第1実施形態でのNOx触媒と同様に、フィルタに担持されることで、触媒コンバータ40内に充填配置されている。選択還元型NOx触媒としては、種々の構成元素からなる触媒が既知であり、それらはNOx触媒40bとして用いられ得る。
そして、NOx触媒40bに向けて尿素水が添加供給される。したがって、メイン燃料供給通路48に連通するのではなく、第2供給通路46は、尿素水容器に連通されている。そして、第2供給通路46に尿素水容器内の尿素水を圧送するべくポンプが設けられている。このポンプは適宜の時期にECU110からの作動信号によって作動される。
添加装置44から添加供給された尿素水は、排気ガスの熱や排気ガス中の水蒸気により加水分解され、アンモニアへと転化される。転化されたアンモニアは、NOx触媒40bにおいて排気ガス中のNOxと反応する。こうしてNOxは浄化される。なお、還元剤としては尿素水の他、アンモニアを使用することもできる。
第2実施形態の蓄圧容器88内への排気ガス回収およびターボ過給機78の作動アシストは、上記第1実施形態で述べたのと概ね同様にして行われるので、これらに関しての説明はここでは省略される。しかしながら、本第2実施形態は、ターボ過給機78の作動アシスト要求と、添加弁42からの尿素水添加要求とが重なった場合、ターボ過給機78の作動アシストと添加弁42からの尿素水添加とが並行して行われることを許容する。
他方、添加弁42の付着物除去処理は、第2実施形態と第1実施形態との間で相違する。これは、高温下では尿素水中の尿素成分の結晶化が生じ易いので、燃料を添加する場合よりも、添加弁42に早く排気ガスを供給する必要があるからである。なお、本第2実施形態では、触媒コンバータ40のフィルタでのPM強制再生処理における排気通路への燃料供給は、上記ポスト噴射制御により行われる。すなわち添加弁42からの尿素水の添加供給は、触媒コンバータ40のNOx触媒40bへの還元剤添加としてのみ行われる。
上記の如く、添加弁42からの尿素水の排気通路Jへの添加供給が、ターボ過給機78への作動アシストと並行して行われ得るのは、尿素水が還元剤としてのみ用いられるからであり、換言すると、NOx触媒40bが、いわゆる選択還元型NOx触媒であるからである。そして、NOx触媒40bが継続的にアンモニア存在下でNOx還元をできるように、尿素水が添加され、尿素水の添加された排気ガスが触媒コンバータ40に供給される。なお、本第2実施形態では、ある程度の時間が経過するごとに、間欠的に、添加弁42から尿素水が添加供給される。ただし、この尿素水添加間隔は、機関運転状態や運転履歴に基づいて、その都度設定され得る。なお、添加弁42から実質的に尿素水が連続的に添加供給されてもよい。
以下、添加弁42の付着物除去処理について、図5のフローチャートにしたがって詳細に説明する。ただし、図5のフローチャートは、所定時間、例えばおよそ8ms毎に繰り返されるものである。
ただし、以下で図5に基づいて説明される制御は、添加弁42による排気通路への尿素水添加が終了したときに、添加弁42に、蓄圧容器88内の排気ガスを供給することで、添加弁42の付着物を除去することを具体化した例である。
ECU110は、ステップS501で除去フラグが「1」であるか否かを判定する。この除去フラグは、上記第1実施形態で説明したものと同じである。ここで、否定判定されると、ステップS503で付着物除去用に排気ガスを供給するための付着物除去実行条件が満たされているか否かが判定される。本第2実施形態における付着物除去実行条件においては、添加装置44からの尿素水添加終了時から経過することが求められる所定時間が、「0」に定められている。したがって、本第2実施形態では、実質的に、付着物除去実行条件として、添加弁42からの尿素水の添加実行が終了したことのみが課されている。具体的には、この尿素水添加終了判定は、例えば、添加弁42からの尿素水添加を終了することに相当する、遮断弁47を閉弁するためのアクチュエータ54への作動信号の出力に基づいて行われる。なお、付着物除去実行条件に、上記ステップS405と同様に、「0」より長い時間を有する所定時間、尿素水添加終了時から経過することが含まれてもよい。しかしながら、添加弁42に付着した尿素水の結晶化等がある程度以上生じない間あるいはそれがある程度以上生じないと推定される時間の間に、蓄圧容器88内の排気ガスが添加弁42に供給されることが必要である。
そして、ステップS503で肯定判定されると、ステップS505で除去フラグが「1」にされ、次ぐステップS507で遮断弁47が閉弁制御されると共に添加弁42が開弁制御される。そして、ステップS509で排気ガス供給弁100が開弁制御されて、添加弁42に蓄圧容器88内の排気ガスが供給されるようになる。これにより、上記第1実施形態の如く、添加弁42に付着した尿素水やこれの派生物である付着物を添加弁42から除去することが可能になる。なお、添加弁42からの尿素水添加終了時に添加弁42が閉弁されない場合には、ステップS507での添加弁42の開弁制御は省かれてもよく、また、添加弁42からの尿素水添加終了時に遮断弁47が確実に閉弁される場合には、ステップS507での遮断弁47の閉弁制御は省かれてもよい。
次回以降のルーチンでは、ステップS501で肯定判定され、次ぐステップS511で所定時間が経過していないか否かが判定される。この所定時間未経過か否かの判定は、付着物除去用に添加弁42へ蓄圧容器88内の排気ガスが供給されている時間が所定時間経過していないか否かの判定であり、上記第1実施形態のステップS413での判定と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略される。
そして、ステップS511で否定判定されるようになると、ステップS513で排気ガス供給弁100が閉弁制御されると共に添加弁42が閉弁制御されることになり、次ぐステップS515で除去フラグが「0」にされる。
このように、添加弁42から尿素水が排気通路Jに添加される場合には、添加弁42からの尿素水の添加供給が終了した直後に、添加弁42に排気ガスが供給されて、添加弁42からの尿素水等の除去が図られる。したがって、添加弁42の詰まりを適切に防止することが可能になる。
このように尿素水添加終了直後に蓄圧容器88内の排気ガスが添加弁42に供給されるのは、上記の如く、尿素水の結晶化が生じ易いので、添加弁42に付着した尿素水に基づくデポジット形成が添加弁42で生じ易いからである。すなわち、このような添加弁42への蓄圧容器88内の排気ガスの供給は、添加弁42からの尿素水添加の終了後、添加弁42に付着した尿素水に基づくデポジット形成を抑制することを可能にする時間内に行われる。
なお、第2実施形態では、添加弁42からの還元剤添加要求と、ターボ過給機78の作動アシスト要求が重なった場合、これらを並行して行うとしたが、ターボ過給機78の作動アシストが優先されてもよい。また、添加弁42の付着物除去実行条件が充足されているか否かの判定(ステップS503での判定)では、それを適切に判断可能であれば、他の手段および/または方法が用いられてもよい。
また、上記では、触媒コンバータ40内に上流側から順に、酸化触媒40a、NOx触媒40bを配置することにしたが、これらの順番は逆であってもよい。または、NOx触媒40b下流側に、酸化触媒40aとは別の酸化触媒がさらに配置されてもよい。排気通路からのアンモニア流出を防ぐためである。また、フィルタはNOx触媒40bと切り離されてもよく、例えば酸化触媒と組み合わせられ得る。
以上、本発明を上記第1、第2実施形態およびそれらの変形例に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されない。例えば、第2実施形態にも、上記第1実施形態あるいはその変形として説明した事項が、矛盾しない範囲内において同様に適用され得る。そして、逆に、第1実施形態にも、上記第2実施形態あるいはその変形として説明した事項が、矛盾しない範囲内において同様に適用され得る。
また、上記2つの実施形態では、内燃機関10が燃料カット状態にあるときに蓄圧容器88に回収された排気ガスを添加弁42の付着物除去用に添加弁42に供給するとしたが、蓄圧容器に蓄えられるのは、このようなガスに限定されない。例えば、内燃機関が燃料カット状態以外の状態であるときに排気通路から排気ガスが蓄圧容器に回収されて蓄えられてもよい。ただし、蓄圧容器内に回収される排気ガスは、できる限りきれいな方が好ましい。これは、排気ガス中の不純物に起因して、添加弁42等に汚れ等が付着するのを抑制するためである。
また、蓄圧容器内には、蓄圧容器内への排気ガスの回収量を増やすべく、活性炭、ゼオライト、アルミナ、カーボンモレキュラーシーブの内の少なくとも1つを含んで構成され得る、ガスを吸着可能な吸着材が配置されるとよい。ただし、このような吸着材は耐熱性に劣ることがあるので、採用される吸着材の種類に応じた許容温度を超えないように、蓄圧容器内に回収および保持される排気ガスの温度は調節されるとよい。
また、上記2つの実施形態では、加速するときに、タービンホイール上流側の排気通路Lに蓄圧容器88内の排気ガスを供給するとしたが、加速するときに限らず、要求過給量が増加するときにそのような排気ガス供給がなされてもよい。要求過給量が増加するときには、加速するとき、および、車両が上り坂に面して負荷が上昇した場合などの内燃機関への要求負荷が増加するときが含まれる。
なお、上記第1および第2実施形態では、本発明をディーゼル機関に適用して説明したが、これに限定されず、本発明は、ポート噴射型式のガソリン機関、筒内噴射形式のガソリン機関等の各種の内燃機関に適用可能である。また、用いられる燃料は、軽油やガソリンに限らず、アルコール燃料、LPG(液化天然ガス)等でもよい。また、本発明が適用される内燃機関の気筒数などはいくつであってもよい。
なお、上記2つの実施形態およびその変形例では本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明は特許請求の範囲およびその等価物の範囲および趣旨に含まれる修正および変更を包含するものである。
第1実施形態が適用された車両の内燃機関システムの概念図である。 第1実施形態の排気ガス回収用の制御フローチャートである。 第1実施形態のターボ過給機の作動アシスト用の制御フローチャートである。 第1実施形態の添加弁の付着物除去処理用の制御フローチャートである。 第2実施形態の添加弁の付着物除去処理用の制御フローチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
40 排気浄化部材
40b NOx触媒
42 添加弁
44 添加装置
47 遮断弁
68 タービンホイール
78 ターボ過給機
80 排気絞り弁
88 蓄圧容器
90 流量調節弁
100 排気ガス供給弁

Claims (7)

  1. 排気通路に設けられた排気浄化部材と、該排気浄化部材に添加物を添加する添加装置とを備える内燃機関において、
    排気通路にあるいは該排気通路に臨んで設けられた前記添加装置の添加部材と、
    加圧ガスを貯留する蓄圧容器と、
    前記添加部材と前記蓄圧容器とをつなぐ通路に設けられたガス供給弁と、
    前記添加装置による添加物の添加が行われていないか否かを判定する添加実行判定手段と、
    該添加実行判定手段により前記添加装置による添加物の添加が行われていないと判定されたとき、前記添加部材へ前記蓄圧容器内のガスを供給するように前記ガス供給弁を制御するガス供給弁制御手段と
    を備えることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記添加実行判定手段は、前記添加装置による添加物の添加終了時から所定時間経過したか否かを判定する時間判定手段を備え、
    該所定時間は、前記添加部材に付着した添加物に基づくデポジット形成を抑制可能な時間内の時間であり、
    前記ガス供給弁制御手段は、前記時間判定手段により前記添加装置による添加物の添加終了時から前記所定時間経過したと判定されたとき、前記ガス供給弁を開弁制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記排気浄化部材は還元剤の存在下で排気ガスのNOxを還元するNOx触媒を含み、
    前記添加装置から添加される添加物は前記NOx触媒で還元剤として働くことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記添加装置からの添加物は尿素水であり、
    前記所定時間は、前記ガス供給弁制御手段による前記ガス供給弁の開弁制御により前記添加部材に付着した尿素水に基づくデポジット形成を抑制するように、定められていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
  5. 前記添加装置からの添加物は燃料であり、
    前記所定時間は、前記ガス供給弁制御手段による前記ガス供給弁の開弁制御により前記添加部材に付着した燃料に基づくデポジット形成を抑制するように、定められていることを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関。
  6. 前記内燃機関に設けられたターボ過給機と、
    該ターボ過給機のタービンホイール上流側の排気通路と前記蓄圧容器とをつなぐ通路に設けられた第2ガス供給弁と、
    前記内燃機関への要求過給量が増加したか否かを判定する要求過給量判定手段と、
    該要求過給量判定手段により前記内燃機関への要求過給量が増加したと判定されたとき、前記第2ガス供給弁を開弁制御する第2ガス供給弁制御手段と、
    前記要求過給量判定手段により前記内燃機関への要求過給量が増加したと判定されたとき、該判定されたときから第2所定時間経過するまで、前記添加装置による添加物の添加を禁止する禁止手段と
    を備え、
    前記タービンホイール上流側の排気通路は、前記排気浄化部材上流側の排気通路に含まれることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関。
  7. 前記内燃機関が燃料カット状態か否かを判定する燃料カット状態判定手段と、
    排気通路に設けられた排気絞り弁と、
    前記燃料カット状態判定手段により前記内燃機関が燃料カット状態であると判定されたとき前記排気絞り弁上流側の排気通路から前記蓄圧容器へ排気ガス回収を行うべく前記排気絞り弁を閉弁制御する排気絞り弁制御手段と
    を備え、
    前記蓄圧容器は、前記排気絞り弁上流側の排気通路に連通可能に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の内燃機関。
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