JP2010025018A - 蓄圧装置及び内燃機関の過給装置 - Google Patents

蓄圧装置及び内燃機関の過給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄圧容器内への水分の残留を抑制し、蓄圧容器内に貯留可能なガス量の低下を抑制することが可能な内燃機関の過給装置を提供する。
【解決手段】内燃機関1の排気通路4に設けられたタービン6bを有するターボ過給機6と、加圧されたガスを貯留し、そのガスをタービン6bより上流の排気通路4に供給可能なように設けられた蓄圧タンク21とを備え、蓄圧タンク21内には、ガスを吸着可能かつ吸着したガスを放出可能な吸着材27が設けられた内燃機関の過給装置において、蓄圧タンク21は、吸着材27が収容されてガスが貯留されるガス貯留室22と、ガス貯留室22とは区分されて設けられて内燃機関1の排気にて吸着材27が加熱されるように内燃機関1の排気が導入される加熱室24とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、加圧されたガスを貯留する蓄圧容器を備えた蓄圧装置及び内燃機関の過給装置に関する。
エンジンの排気ポートから排出される排気ガスによってタービンを回転させ、これによりコンプレッサを回転駆動してエンジンの過給を行うターボチャージャに適用され、ポンプから吐出された圧縮空気を蓄圧して保持可能なリザーバタンクと、このリザーバタンク内の圧縮空気を排気ポートとタービンの間に供給する弁機構とを備えたターボチャージャの加速装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、天然ガスなどの複数の成分を含有するガスを貯蔵するガス貯蔵タンクにおいて、ガスを吸着する吸着材をタンク本体内に充填した吸着材部を備え、その吸着材部は細孔径が異なる複数の吸着材層を有しているガス貯蔵タンクが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−276221号公報 特開2003−28397号公報
特許文献1の装置のように空気などのガスを加圧して貯留するとそのガスに含まれていた水分が蓄圧容器内に溜まることが知られている。このように水分が蓄圧容器内に溜まるとその分ガスを貯留するための容積が減少するため、蓄圧容器内に貯留することが可能なガス量が減少する。また、特許文献2の装置においてはガスを吸着させるべく吸着材としてゼオライト、活性炭、及びシリカの少なくとも1つが蓄圧容器内に充填されているが、このような吸着材はガスの吸着時にガスに含まれている水分も吸着する。水分はガスよりも吸着材から放出され難いので、ガスの吸着及び放出を繰り返し行わせるうちに吸着材に徐々に水分が蓄積され、これにより吸着材に吸着されるガスの量が減少するおそれがある。そのため、この場合も蓄圧容器に貯留することが可能なガスの量が減少する。
そこで、本発明は、蓄圧容器内への水分の残留を抑制し、蓄圧容器内に貯留可能なガス量の低下を抑制することが可能な蓄圧装置及び内燃機関の過給装置を提供することを目的とする。
本発明の蓄圧装置は、加圧されたガスを貯留する蓄圧容器を備え、前記蓄圧容器内にはガスを吸着可能かつ吸着したガスを放出可能な吸着材が設けられている蓄圧装置において、前記吸着材を加熱する加熱手段を備えている(請求項1)。
本発明の蓄圧装置によれば、吸着材を加熱できるので、吸着材に吸着されている水分を気化させ、これにより吸着材から水分を除去することができる。気化した水分はガスとともに蓄圧容器から排出されるので、蓄圧容器内への水分の残留を抑制し、蓄圧容器内に貯留可能なガス量の低下を抑制することができる。
本発明の蓄圧装置の一形態において、前記蓄圧装置は、内燃機関に設けられ、前記蓄圧容器は、前記吸着材が収容されてガスが貯留されるガス貯留室と、前記ガス貯留室とは区分されて設けられて前記内燃機関の排気にて前記吸着材が加熱されるように前記内燃機関の排気が導入される加熱室と、前記加熱室に導入される排気の流量を調整する排気流量調整手段と、を備え、前記加熱手段は、前記加熱室及び前記排気流量調整手段であってもよい(請求項2)。この場合、内燃機関の排気で吸着材を加熱できるので、他に加熱源を設ける必要がない。そのため、装置を小型化したり装置コストを低減したりすることができる。
本発明の蓄圧装置の一形態において、前記吸着材は、粉体又は粒状体であり、前記吸着材を攪拌する攪拌部材と、前記攪拌部材を駆動する駆動手段と、をさらに備えていてもよい(請求項3)。この場合、吸着材を加熱しつつ攪拌することができるので、吸着材からの水分の気化を促進させることができる。そのため、蓄圧容器内への水分の残留をさらに抑制することができる。
本発明の内燃機関の過給装置は、内燃機関の排気通路に設けられたタービンを有するターボ過給機と、加圧されたガスを貯留し、そのガスを前記タービンより上流の排気通路に供給可能なように設けられた蓄圧容器と、を備え、前記蓄圧容器内には、ガスを吸着可能かつ吸着したガスを放出可能な吸着材が設けられた内燃機関の過給装置において、前記吸着材を加熱する加熱手段を備えている(請求項4)。
本発明の内燃機関の過給装置によれば、上述した蓄圧装置と同様に吸着材を加熱できるので、吸着材から水分を除去することができる。そして、気化した水分をガスとともに蓄圧容器から排出させることにより、蓄圧容器内への水分の残留を抑制し、蓄圧容器内に貯留可能なガス量の低下を抑制することができる。
本発明の内燃機関の過給装置の一形態において、前記蓄圧容器は、前記吸着材が収容されてガスが貯留されるガス貯留室と、前記ガス貯留室とは区分されて設けられて前記内燃機関の排気にて前記吸着材が加熱されるように前記内燃機関の排気が導入される加熱室と、前記加熱室に導入される排気の流量を調整する排気流量調整手段と、を備え、前記加熱手段は、前記加熱室及び前記排気流量調整手段であってもよい(請求項5)。この場合、他に加熱源を設ける必要がないので、装置を小型化したり装置コストを低減したりすることができる。
この形態においては、前記排気通路の一部を形成する排気マニホールドと前記加熱室とを連通する導入通路と、前記加熱室と前記タービンより下流の排気通路とを連通する排出通路と、前記ガス貯留室の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出される温度が予め設定した上限温度以下に調整されるように前記排気流量調整手段の動作を制御する流量制御手段と、をさらに備えていてもよい(請求項6)。この場合、吸着材の温度を上限温度以下に維持できるので、上限温度を適正に設定することにより吸着材が熱で劣化することを防止できる。
本発明の内燃機関の過給装置の一形態において、前記排気通路には、前記排気通路を流れる排気の流量を調整可能な排気絞り弁が設けられ、前記蓄圧容器は、前記吸着材が収容されてガスが貯留されるガス貯留室と、前記ガス貯留室とは区分されて設けられて前記内燃機関の排気にて前記吸着材が加熱されるように前記内燃機関の排気が導入される加熱室と、を備え、前記加熱手段は、前記加熱室及び前記排気絞り弁であり、前記排気絞り弁より上流の排気通路と前記加熱室とを連通する導入通路と、前記排気絞り弁より下流の排気通路と前記加熱室とを連通する排出通路と、前記ガス貯留室の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出される温度が予め設定した上限温度以下に調整されるように前記排気絞り弁の開度を制御する流量制御手段と、をさらに備えていてもよい(請求項7)。この場合、排気絞り弁にて導入通路の圧力と排出通路の圧力との差を調整し、これにより加熱室に導入される排気の流量を調整できるので、加熱室に導入する排気の流量を調整するための弁を他に設ける必要がない。また、この場合も上述した形態と同様に吸着材の温度を上限温度以下に維持できるので、上限温度を適正に設定することにより吸着材が熱で劣化することを防止できる。
本発明の内燃機関の過給装置の一形態においては、前記蓄圧容器から前記タービンより上流の排気通路へのガスの供給及びその停止を制御可能なガス制御弁手段と、所定の過給補助条件が成立した場合に前記蓄圧容器から前記タービンより上流の排気通路にガスが供給されるように前記ガス制御弁手段を制御する過給制御手段と、前記所定の過給補助条件が成立し、前記蓄圧容器から前記タービンより上流の排気通路にガスが供給されているときの前記内燃機関の過給圧に基づいて前記吸着材の加熱の要否を判定する判定手段と、前記判定手段により前記吸着材の加熱が必要と判定された場合に前記吸着材が加熱されるように前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、を備えていてもよい(請求項8)。水分が残留して蓄圧容器に貯留されるガスの量が減少すると所定の過給補助条件が成立してそのガスを供給した際に内燃機関の過給圧が上昇し難くなる。そこで、内燃機関の過給圧に基づいて吸着材の加熱の要否を判定し、加熱が必要な場合には加熱手段にて吸着材を加熱する。これにより吸着材の無駄な加熱を防止できる。
この形態において、前記判定手段は、前記所定の過給補助条件が成立し、前記蓄圧容器から前記タービンより上流の排気通路にガスが供給され始めた時点から所定時間経過した後の前記内燃機関の過給圧が予め設定した所定判定値未満の場合に前記吸着材の加熱が必要と判定してもよい(請求項9)。上述したように蓄圧容器内に水分が残留すると蓄圧容器内のガスを供給しても内燃機関の過給圧が上昇し難くなる。そのため、所定判定値を適正に設定することにより、内燃機関の過給圧に基づいて吸着材の加熱の要否を判定することができる。
本発明の内燃機関の過給装置の一形態において、前記吸着材は、粉体又は粒状体であり、前記吸着材を攪拌する攪拌部材と、前記攪拌部材を駆動する駆動手段と、をさらに備えていてもよい(請求項10)。この場合、吸着材を加熱しつつ攪拌できるので、吸着材からの水分の気化を促進させることができる。
この形態においては、前記駆動手段として、前記攪拌部材と一体に回転するとともに前記蓄圧容器内におけるガスの流れにて回転駆動される羽根車が設けられていてもよい(請求項11)。この場合、モータなど攪拌部材を駆動するための駆動源を設ける必要がないため、装置を小型化したり装置コストを低減したりすることができる。
以上に説明したように、本発明によれば、吸着材を加熱できるので、吸着材に吸着されている水分を気化させ、これにより吸着材から水分を除去することができる。そして、気化した水分をガスとともに蓄圧容器から排出させることにより、蓄圧容器内への水分の残留を抑制し、蓄圧容器内に貯留可能なガス量の低下を抑制することができる。
図1は、本発明の一形態に係る過給装置が組み込まれた内燃機関を示している。図1の内燃機関(以下、エンジンと称することがある。)1は、車両に走行用動力源として搭載されるディーゼルエンジンであり、複数(図1では4つ)のシリンダ2と、各シリンダ2にそれぞれ接続される吸気通路3及び排気通路4とを備えている。吸気通路3には、吸気を濾過するエアクリーナ5と、ターボ過給機6のコンプレッサ6aと、吸気を冷却するためのインタークーラ7と、吸入空気量を調整するためのスロットル弁8とが設けられている。排気通路4には、ターボ過給機6のタービン6bと、排気を浄化するための触媒コンバータ9と、排気通路4を流れる排気の流量を調整可能なように排気通路4を全閉する全閉位置と排気通路4を全開する全開位置との間で開度を調整可能な排気絞り弁としての排気遮断弁10とが設けられている。
排気通路4と吸気通路3とは、EGR通路11にて接続されている。図1に示したようにEGR通路11は、排気通路4の一部を形成する排気マニホールド4aと吸気通路3の一部を形成する吸気マニホールド3aとを接続している。EGR通路11には、排気通路4から排気通路3に導かれる排気(以下、EGRガスと称することがある。)を冷却するためのEGRクーラ12、及びEGRガスの流量を調整するためのEGR弁13が設けられている。各シリンダ2には、シリンダ2内に燃料を噴射するためのインジェクタ14がそれぞれ設けられている。各インジェクタ14は、インジェクタ14に供給される高圧の燃料が蓄えられるコモンレール15に接続されている。
図1に示したようにエンジン1は、ターボ過給機6の動作をアシストするための蓄圧装置20を備えている。蓄圧装置20は、加圧したガスを貯留する蓄圧容器としての蓄圧タンク21を備えている。なお、蓄圧タンク21には、ガスとして空気及び排気が貯留される。図2は、蓄圧タンク21の内部を拡大して示している。図2に示したように蓄圧タンク21は、ガスが貯留されるガス貯留室22を形成する内殻23と、内殻23との間に加熱室24となる隙間が形成されるように内殻23の外側を全面に亘って覆う外殻25とを備えている。すなわち、蓄圧タンク21は二重容器構造を有している。内殻23は、加圧されたガスを溜めることが可能な圧力容器として構成されている。また、内殻23は、ガス貯留室22と加熱室24との間でガスが移動しないようにガス貯留室22と加熱室24とを区分している。ガス貯留室22内には仕切り部材26が設けられ、ガス貯留室22は仕切り部材26によって吸着材27が充填される充填室28と、ボトムスペース29とに区切られている。仕切り部材26には、吸着材27の移動は阻止し、かつガスは適切に流通可能な程度の孔(不図示)が全面に亘って設けられている。そのため、充填室28とボトムスペース29とは連通している。吸着材27は、ガスを吸着可能、かつ吸着したガスを放出可能な物質であればよく、例えば粉体の活性炭が用いられる。この他、吸着材27としては例えばゼオライト、アルミナ、カーボンモレキュラーシーブなどが用いられる。なお、吸着材27は、単一の物質に限定されず、これらの物質が混合されたものでもよい。図1に示したように蓄圧タンク21には、ガス貯留室22内の温度(以下、タンク内温度と称することがある。)に対応する信号を出力する温度検出手段として温度センサ30、ガス貯留室22内の圧力(以下、タンク圧と称することがある。)に対応する信号を出力する圧力センサ31が設けられている。
ガス貯留室22には、ガス貯留室22と外部とを連通させるためのガス出入口22aが設けられている。図2に示したようにこのガス出入口22aは蓄圧タンク21の下方側に設けられている。そして、蓄圧タンク21はこのガス出入口22aが下側になるように車両に取り付けられる。より具体的には、蓄圧タンク21はガス出入口22aが鉛直下方を向くように車両に取り付けられる。ガス出入口22aにはガス通路32が接続されている。そして、図1に示したようにガス貯留室22は、これらガス出入口22a及びガス通路32を介してEGR通路11と接続されている。ガス通路32は、一端がEGR弁13よりも排気通路4寄りのEGR通路11に接続され、他端がガス出入口22aと接続されている。ガス通路32には、ガス通路32を流れるガスの流量を制御するガス制御弁手段としての流量制御弁33が設けられている。加熱室24には、加熱室24に排気を導入するための排気導入部24aと、加熱室24から排気を排出するための排気排出部24bとが設けられている。図2に示したように排気導入部24aは充填室28側に設けられ、排気排出部24bはボトムスペース29側に設けられている。図1に示したように排気導入部24aには、排気遮断弁10より上流、かつ触媒コンバータ9より下流の排気通路4と加熱室24とを連通する排気導入通路34が接続されている。そして、排気導入通路34には、排気導入通路34を流通する排気の流量を調整することが可能な排気流量調整手段としてのタンク加熱弁35が設けられている。また、図1に示したように排気排出部24bには、排気遮断弁10より下流の排気通路4と加熱室24とを連通する排気排出通路36が接続されている。
蓄圧タンク21には、吸着材27を攪拌するための攪拌装置37が設けられている。攪拌装置37は、充填室28内に配置されて吸着材27を攪拌する攪拌部材としての攪拌翼38と、攪拌翼38を回転駆動する駆動手段としての攪拌モータ39とを備えている。攪拌翼38は、回転軸38aと、軸線回りに回転軸38aと一体に回転する翼38bとを備えている。回転軸38aの一端は、仕切り部材26に回転自在に支持されている。一方、回転軸38aの他端は外殻25の外側に突出しており、その他端にはカップリング40を介して攪拌モータ39の駆動軸39aが連結されている。なお、回転軸38aが内殻23及び外殻25を貫通する部分には、ガス貯留室22と加熱室24と外部とがそれぞれ分離されるように、すなわちこれらの間でガスの流通が阻止されるようにシール部材41が設けられている。
流量制御弁33、タンク加熱弁35、及び攪拌モータ39の動作は、エンジンコントロールユニット(ECU)50にてそれぞれ制御される。ECU50は、マイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺機器を含んだコンピュータとして構成され、エンジン1に設けられた各種センサからの出力信号に基づいてスロットル弁8、排気遮断弁10、EGR弁13、及びインジェクタ14などの動作をそれぞれ制御し、これによりエンジン1の運転状態を制御する周知のコンピュータユニットである。ECU50は、例えばエンジン1の回転数が予め設定した所定の燃料カット回転数以上であり、かつアクセル開度が0%すなわちアクセルペダルが踏まれていない場合、各シリンダ2への燃料供給が停止されるように各インジェクタ14の動作を制御する。以下、この制御を燃料カット制御と称することがある。また、ECU50は、エンジン1の運転状態に応じて適正な量のEGRガスが吸気通路3に導入されるようにEGR弁13の開度を調整する。以下、EGR弁13のこの制御を通常制御と称することがある。この他、ECU50はエンジン1の運転状態に応じて排気遮断弁10の開度を調整する。このような制御を行う際に参照するセンサとしてECU30には、例えばエンジン1のクランク軸の回転速度(回転数)に対応する信号を出力するクランク角センサ51、アクセル開度に対応する信号を出力するアクセル開度センサ52、及びインタークーラ7より下流の吸気通路3の圧力(以下、過給圧と称することがある。)に対応する信号を出力する吸気圧センサ53等が接続される。また、ECU50には、温度センサ30及び圧力センサ31が接続される。なお、これらの他にもECU50には種々のセンサが接続されているがそれらの図示は省略した。
図3は、ECU50が蓄圧タンク21内のガスにてターボ過給機6の動作をアシストするためにエンジン1の運転中に所定の周期で繰り返し実行する過給補助制御ルーチンを示している。この制御ルーチンは、ECU50が実行する他の制御ルーチンと並行に実行される。この制御ルーチンを実行することにより、ECU50は本発明の過給制御手段として機能する。
図3の制御ルーチンにおいてECU50は、まずステップS11で車両の走行状態及びエンジン1の運転状態を取得する。車両の走行状態としては、例えばアクセル開度等が所得される。エンジン1の運転状態としては、例えばエンジン1の回転数、過給圧、タンク内温度、及びタンク圧等が取得される。次のステップS12においてECU50は、タンク圧が予め設定した所定の上限圧以下か否か判断する。この所定の上限圧は、蓄圧タンク21に貯留されているガスの圧力がこの上限圧以上であればターボ過給機6の動作をアシストすることが可能な圧力が設定される。所定の上限圧としては、例えば300kPaが設定される。タンク圧が所定の上限圧以下と判断した場合はステップS13に進み、ECU50は蓄圧タンク21内にガスを充填する必要があることを示す充填要求フラグをオンに切り替える。その後、今回の制御ルーチンを終了する。なお、充填要求フラグの値は、ECU50が実行する他のルーチンにおいてもこのフラグを使用可能なように、すなわちフラグのリセットが防止されるようにECU50のRAMに記憶される。ただし、ECU50の起動時においては、充填要求フラグの値がOFFに切り替えられてリセットされる。
一方、タンク圧が所定の上限圧より高いと判断した場合はステップS14に進み、ECU50はターボ過給機6の動作をアシストすべき過給補助条件が成立したか否か判断する。過給補助条件は、例えばエンジン1の回転数が予め設定した所定の補助要求回転数(例えば、3000rpm)以下であり、かつエンジン1に対して加速が要求されている場合に成立したと判断される。なお、エンジン1に対して加速が要求されているか否かは、例えばアクセル開度の単位時間当たりの変化量に基づいて判定する周知の方法で判定すればよいため、詳細な説明は省略する。過給補助条件が不成立と判断した場合は今回の制御ルーチンを終了する。
一方、過給補助条件が成立したと判断した場合はステップS15に進み、ECU50は蓄圧タンク21内のガスにてターボ過給機6の動作がアシストすべく過給補助制御を実行する。過給補助制御においてECU50は、まずEGR弁13を全閉に切り替える。これにより、蓄圧タンク21から排出されたガスが吸気通路3に導入されることを防止することができる。その後、ECU50は流量制御弁33を開弁する。これにより蓄圧タンク21から排出されたガスがEGR通路11を介してタービン6bより上流の排気通路4に供給されるので、このガスによりタービン6bの回転をアシストすることができる。
続くステップS16おいてECU50は、過給補助制御を開始してから経過した時間を計測するためのタイマをリセットした後、そのタイマのカウントを開始する。次のステップS17においてECU50は、過給補助制御を開始してから予め設定した所定時間が経過したか否か判断する。この所定時間は、吸着材27に水分が蓄積されているか否か判断するために設定される。周知のように吸着材27である活性炭はガスを吸着するとともにそのガスに含まれる水分も吸着する。そして、水分はガスよりも活性炭から放出され難いため、活性炭へのガスの吸着及び放出を繰り返し行うと活性炭に水分が蓄積され、ガスの吸着量が減少する。図4は、過給補助制御の実行時における過給圧の時間変化の一例を示している。なお、図4の線L1が吸着材27に水分が殆ど蓄積されていない場合の過給圧の時間変化の一例を示し、図4の線L2が吸着材27に水分が蓄積され、吸着材27のガス吸着性能が低下した場合の過給圧の時間変化の一例を示している。図4に示したように吸着材27に水分が蓄積されると過給補助制御の開始後しばらくは吸着材27に水分が殆ど蓄積されていない場合と同様に過給圧が上昇するが、その後過給圧が上昇し難くなる。そのため、例えば図4の時刻Tにおける過給圧が図4の判定圧P以下の場合は、吸着材27に水分が蓄積されていると判断できる。そこで、所定時間としては、過給補助制御の開始時点から図4の時刻Tまでの間の時間が設定される。
過給補助制御を開始してから所定時間経過していないと判断した場合はステップS18に進み、ECU50は過給補助停止条件が成立したか否か判断する。過給補助停止条件は、例えばエンジン1の回転数が補助要求回転数より高くなった場合、エンジン1に対する加速の要求が解除された場合、又はターボ過給機6の動作をアシストするには不十分な圧力である所定の下限値以下にタンク圧が低下した場合などに成立したと判断される。過給補助停止条件が不成立と判断した場合はステップS17に処理を戻し、過給補助制御を開始してから所定時間が経過するか、又は過給補助停止条件が成立するまでステップS17、S18の処理が繰り返し実行される。ステップS18で過給補助停止条件が成立したと判断した場合は、ステップS19〜S21をスキップしてステップS22に進む。
一方、過給補助制御を開始してから所定時間が経過したと判断した場合はステップS19に進み、ECU50は過給圧が予め設定した判定圧P未満か否か判断する。なお、この判定圧Pは上述した図4の判定圧Pである。過給圧が判定圧P以上と判断した場合はステップS20をスキップしてステップS21に進む。一方、過給圧が判定圧P未満と判断した場合はステップS20に進み、ECU50は吸着材27に水分が蓄積されて吸着材27の吸着性能が低下していることを示す吸着性能低下フラグをONに切り替える。なお、吸着性能低下フラグの値は、ECU50が実行する他のルーチンにおいてもこのフラグを使用可能なように、すなわちフラグのリセットが防止されるようにECU50のRAMに記憶される。ただし、ECU50の起動時においては、吸着性能低下フラグの値がOFFに切り替えられてリセットされる。このようにステップS17、S19、及びS20の処理を実行することにより、ECU50が本発明の判定手段として機能する。
次のステップS21においてECU50は過給補助停止条件が成立したか否か判断する。なお、この処理は上述したステップS18と同じ処理でよいため、説明は省略する。このステップS21は、過給補助停止条件が成立するまで繰り返し実行される。過給補助停止条件が成立したと判断した場合はステップS22に進み、ECU50は過給補助制御を終了する。具体的に説明するとECU50は、まず流量制御弁33を全閉に切り替える。次にEGR弁13の制御を通常制御に戻す。これにより蓄圧タンク21からタービン6bへのガスの供給が停止されるので、過給補助制御が終了する。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
このようにターボ過給機6の動作をアシストするためには、蓄圧タンク21にガスを充填する必要がある。そこで、ECU50は蓄圧タンク21にガスを充填すべく図5の充填制御ルーチンをエンジン1の運転中に所定の周期で繰り返し実行する。なお、図5の制御ルーチンにおいて図3の制御ルーチンと同一の処理には同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5の制御ルーチンにおいてECU50は、まずステップS11で車両の走行状態及びエンジン1の運転状態を取得する。続くステップS31においてECU50は、充填要求フラグがONか否か判断する。充填要求フラグがOFFであると判断した場合は今回の制御ルーチンを終了する。一方、充填要求フラグがONであると判断した場合はステップS32に進み、ECU50は所定の充填条件が成立しているか否か判断する。充填条件は、例えばエンジン1に対して燃料カット制御が実行されており、かつ排気マニホールド4aの圧力がタンク圧より高い場合に成立したと判断される。なお、排気マニホールド4aの圧力は、排気マニホールド4aや排気通路4に圧力センサを設けて検出してもよいし、エンジン1の回転数及びエンジン1の吸入空気量に基づいて推定してもよい。充填条件が不成立と判断した場合はステップS33、S12、及びS34をスキップしてステップS35に進む。
一方、充填条件が成立していると判断した場合はステップS33に進み、ECU50は蓄圧タンク21にガスを充填する充填制御を実行する。具体的に説明すると、まずECU50はEGR弁13を全閉に切り替える。その後、ECU50は流量制御弁33を全開に切り替える。これにより、蓄圧タンク21内にEGR通路11及びガス通路32を介して排気通路4のガスを充填することができる。なお、充填条件が成立している場合は燃料カット制御の実行中であるため、シリンダ2から排気通路4にはほぼ空気が排出される。そのため、蓄圧タンク21に殆ど空気のガスを充填することができる。
次のステップS12においてECU50は、タンク圧が所定の上限圧以下か否か判断する。タンク圧が所定の上限圧以下であると判断した場合は、今回の制御ルーチンを終了する。一方、タンク圧が所定の上限圧より高いと判断した場合はステップS34に進み、ECU50は充填要求フラグをOFFに切り替える。続くステップS35においてECU50は、充填制御を終了する。具体的に説明すると、ECU50はまず流量調整弁33を全閉に切り替える。その後、EGR弁13の制御を通常制御に戻す。これにより蓄圧タンク21内へのガスの充填が停止されるので、充填制御が終了する。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
上述したように吸着材27に水分が蓄積されると吸着材27に吸着されるガスの量が減少するので、過給補助制御を実行時に過給圧が上昇し難くなる。そこで、ECU50は、吸着材27から水分を除去すべく図6の吸着性能回復制御ルーチンをエンジン1の運転中に所定の周期で繰り返し実行する。なお、図6の制御ルーチンにおいて図3の制御ルーチンと同一の処理には同一の参照符号を付して説明を省略する。この図6の制御ルーチンを実行することにより、ECU50が本発明の加熱制御手段として機能する。
図6の制御ルーチンにおいてECU50は、まずステップS11で車両の走行状態及びエンジン1の運転状態を取得する。続くステップS40においてECU50は、吸着性能低下フラグがONか否か判断する。吸着性能低下フラグがOFFであると判断した場合はステップS41に進み、ECU50は攪拌モータ39を停止する。なお、既に攪拌モータ39が停止していた場合は、その状態を維持する。その後、今回の制御ルーチンを終了する。一方、吸着性能低下フラグがONであると判断した場合はステップS42に進み、ECU50はタンク圧が予め設定した許容圧以下か否か判断する。この許容圧は、タンク内圧が上昇し過ぎてシール部材41の隙間などから外部にガスが漏れないように設定されていればよく、例えば図3のステップS12で判定に使用した所定の上限圧が設定される。タンク圧が許容圧以下であると判断した場合はステップS43に進み、ECU50はタンク内温度が予め設定した上限温度以下か否か判断する。上限温度には、水の沸点以上かつ熱による吸着材27の劣化を防止可能な温度が設定され、例えば250°Cが設定される
タンク内温度が上限温度以下であると判断した場合はステップS44に進み、ECU50はタンク加熱弁35を全開に切り替える。続くステップS45においてECU50は、排気遮断弁10より上流の排気通路4の圧力と排気遮断弁10より下流の排気通路4の圧力との間に差(以下、圧力差と称することがある。)が生じるように排気遮断弁10の開度を変更する排気遮断弁10の絞り制御を実行する。この絞り制御においては、例えば排気遮断弁10の開度が予め設定した所定開度、例えば全開位置と全閉位置の中間の位置などに変更される。このように圧力差を生じさせることにより、排気導入通路34を介して排気通路4から加熱室24に排気を導入することができるので、この排気によって吸着材27を加熱することができる。そのため、吸着材27に吸着されている水分を気化させ、吸着材27から水分を除去することができる。このように吸着材27を加熱することにより、加熱室24及び排気遮断弁10が本発明の加熱手段として機能する。加熱室24に導入された排気は、排気排出通路36を介して排気通路4に戻される。なお、加熱室24に導入される排気の流量は圧力差と相関関係を有している。そこで、この絞り制御においてECU50は、タンク内温度が上限温度以下に維持されるように排気遮断弁10の開度を制御してもよい。このように排気遮断弁10の開度を制御することにより、ECU50が本発明の流量制御手段として機能する。
次のステップS46においてECU50は、攪拌モータ39を起動する。これにより充填室28内の吸着材27を攪拌翼38で攪拌することができる。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
タンク圧が許容圧より高いと判断した場合、又はタンク内温度が上限温度より高いと判断した場合はステップS47に進み、ECU50はタンク加熱弁35を全閉に切り替える。これにより加熱室25への排気の導入を停止することができる。続くステップS48においてECU50は、排気遮断弁10を全開位置に切り替える。そして、ステップS49においてECU50は、攪拌モータ39を停止する。次のステップS50においてECU50は、吸着性能低下フラグをオフに切り替える。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
以上に説明したように、本発明の過給装置によれば、吸着材27に水分が蓄積されていると判断した場合、吸着材27を加熱して吸着材27から水分を除去するので、吸着材27に吸着されるガスの量の低減を抑制できる。なお、吸着材27から除去された水分は、ボトムスペース29に液体として溜まるため、次に過給補助制御を実行した際にガスとともに蓄圧タンク21から排出される。そのため、蓄圧タンク21内への水分の残留を抑制し、蓄圧タンク21に貯留可能なガス量の低下を抑制することができる。また、吸着材27の加熱時は、攪拌装置37によって吸着材27を攪拌するので、吸着材27からの水分の気化を促進させ、速やかに吸着材27から水分を除去することができる。
図7は、本発明の過給装置に設けられる蓄圧タンク21の変形例を示している。なお、図7において上述した形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図7に示した変形例においては、攪拌モータ39の代わりとして攪拌翼38と一体に回転するとともに蓄圧タンク21内におけるガスの流れによって回転駆動される羽根車60が回転軸38aに設けられている点が異なる。この変形例の蓄圧タンク21では、過給補助制御の実行時や蓄圧タンク21へのガスの充填時などに蓄圧タンク21内に流入するガスや蓄圧タンク21か流出するガスで攪拌翼38を回転駆動することができる。そのため、装置を小型化したりエネルギの無駄な消費を防止できる。なお、この変形例の蓄圧タンク21においては、攪拌翼38を駆動可能な時期が過給補助制御の実行時や蓄圧タンク21へのガスの充填時などガス貯留室22内においてガスが流動している時期に限定されるので、吸着材27の加熱もこの時期に合わせて行われる。例えば、過給補助制御の実行時にタンク加熱弁35を全開に切り替えるとともに排気遮断弁10の絞り制御を実行する。このようにタンク加熱弁35及び排気遮断弁10の動作を制御することにより、攪拌翼38で吸着材27を攪拌しつつ吸着材27を加熱することができる。
排気導入通路34及び排気排出通路36の接続位置は上述した図1の位置に限定されない。例えば、排気導入通路34は、一端が排気マニホールド4aに接続され、他端が排気導入部24aに接続されていてもよい。また、排気排出通路36は、一端がタービン6bより下流かつ触媒コンバータ9より上流の排気通路4に接続され、他端が排気排出部24bに接続されていてもよい。この場合、タンク加熱弁35を開弁することにより排気マニホールド4aの排気を加熱室24に導入できるので、吸着材27を速やかに加熱することができる。また、加熱室24から排出された排気は触媒コンバータ9の上流に戻されるので、排気エミッションの悪化を防止できる。この場合、加熱室24に導入される排気の流量はタンク加熱弁35にて調整される。ECU50は、例えばタンク内温度が上限温度以下に維持されるようにタンク加熱弁35の開度を調整する。これにより、熱による吸着材27の劣化を防止することができる。この場合においては、加熱室24及びタンク加熱弁35が本発明の加熱手段として機能する。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本発明の過給装置はディーゼルエンジンに限らず、ガソリンその他の燃料を利用する各種の内燃機関に適用してよい。蓄圧タンクに主に貯留されるガスは空気に限定されず、排気を貯留してもよい。また、蓄圧タンクに貯留されているガスの供給先はターボ過給機のタービンに限定されない。蓄圧タンクのガスは、車両に設けられて加圧されたガスを使用する種々の機器に供給してよい。
吸着材の加熱方法は、上述した形態の方法に限定されない。例えば、充填室内を貫通するように複数の管を設け、これら複数の管に排気を通すことにより吸着材と排気とを熱交換させて吸着材を加熱してもよい。また、蓄圧タンクの外面に電気ヒータなど温度を調整可能なヒータを設け、このヒータで吸着材を加熱してもよい。この場合、ヒータが本発明の加熱手段に相当する。
本発明の一形態に係る過給装置が組み込まれた内燃機関を示す図。 図1の蓄圧タンクの内部を拡大して示す図。 ECUが実行する過給補助制御ルーチンを示すフローチャート。 過給補助制御の実行時における過給圧の時間変化の一例を示す図。 ECUが実行する充填制御ルーチンを示すフローチャート。 ECUが実行する吸着性能回復制御ルーチンを示すフローチャート。 本発明の過給装置に設けられる蓄圧タンクの変形例を示す図。
符号の説明
1 内燃機関
4 排気通路
4a 排気マニホールド
6 ターボ過給機
6b タービン
10 排気遮断弁(排気絞り弁、加熱手段)
20 蓄圧装置
21 蓄圧タンク(蓄圧容器)
22 ガス貯留室
24 加熱室(加熱手段)
27 吸着材
30 温度センサ(温度検出手段)
33 流量制御弁(ガス制御弁手段)
34 排気導入通路
35 タンク加熱弁(排気流量調整手段、加熱手段)
36 排気排出通路
38 攪拌翼(攪拌部材)
39 攪拌モータ(駆動手段)
50 エンジンコントロールユニット(流量制御手段、過給制御手段、判定手段、加熱制御手段)
60 羽根車

Claims (11)

  1. 加圧されたガスを貯留する蓄圧容器を備え、前記蓄圧容器内にはガスを吸着可能かつ吸着したガスを放出可能な吸着材が設けられている蓄圧装置において、
    前記吸着材を加熱する加熱手段を備えていることを特徴とする蓄圧装置。
  2. 前記蓄圧装置は、内燃機関に設けられ、
    前記蓄圧容器は、前記吸着材が収容されてガスが貯留されるガス貯留室と、前記ガス貯留室とは区分されて設けられて前記内燃機関の排気にて前記吸着材が加熱されるように前記内燃機関の排気が導入される加熱室と、前記加熱室に導入される排気の流量を調整する排気流量調整手段と、を備え、
    前記加熱手段は、前記加熱室及び前記排気流量調整手段である請求項1に記載の蓄圧装置。
  3. 前記吸着材は、粉体又は粒状体であり、
    前記吸着材を攪拌する攪拌部材と、前記攪拌部材を駆動する駆動手段と、をさらに備えている請求項1又は2に記載の蓄圧装置。
  4. 内燃機関の排気通路に設けられたタービンを有するターボ過給機と、加圧されたガスを貯留し、そのガスを前記タービンより上流の排気通路に供給可能なように設けられた蓄圧容器と、を備え、前記蓄圧容器内には、ガスを吸着可能かつ吸着したガスを放出可能な吸着材が設けられた内燃機関の過給装置において、
    前記吸着材を加熱する加熱手段を備えていることを特徴とする内燃機関の過給装置。
  5. 前記蓄圧容器は、前記吸着材が収容されてガスが貯留されるガス貯留室と、前記ガス貯留室とは区分されて設けられて前記内燃機関の排気にて前記吸着材が加熱されるように前記内燃機関の排気が導入される加熱室と、前記加熱室に導入される排気の流量を調整する排気流量調整手段と、を備え、
    前記加熱手段は、前記加熱室及び前記排気流量調整手段である請求項4に記載の内燃機関の過給装置。
  6. 前記排気通路の一部を形成する排気マニホールドと前記加熱室とを連通する導入通路と、前記加熱室と前記タービンより下流の排気通路とを連通する排出通路と、前記ガス貯留室の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出される温度が予め設定した上限温度以下に調整されるように前記排気流量調整手段の動作を制御する流量制御手段と、をさらに備えている請求項5に記載の内燃機関の過給装置。
  7. 前記排気通路には、前記排気通路を流れる排気の流量を調整可能な排気絞り弁が設けられ、
    前記蓄圧容器は、前記吸着材が収容されてガスが貯留されるガス貯留室と、前記ガス貯留室とは区分されて設けられて前記内燃機関の排気にて前記吸着材が加熱されるように前記内燃機関の排気が導入される加熱室と、を備え、
    前記加熱手段は、前記加熱室及び前記排気絞り弁であり、
    前記排気絞り弁より上流の排気通路と前記加熱室とを連通する導入通路と、前記排気絞り弁より下流の排気通路と前記加熱室とを連通する排出通路と、前記ガス貯留室の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出される温度が予め設定した上限温度以下に調整されるように前記排気絞り弁の開度を制御する流量制御手段と、をさらに備えている請求項4に記載の内燃機関の過給装置。
  8. 前記蓄圧容器から前記タービンより上流の排気通路へのガスの供給及びその停止を制御可能なガス制御弁手段と、所定の過給補助条件が成立した場合に前記蓄圧容器から前記タービンより上流の排気通路にガスが供給されるように前記ガス制御弁手段を制御する過給制御手段と、前記所定の過給補助条件が成立し、前記蓄圧容器から前記タービンより上流の排気通路にガスが供給されているときの前記内燃機関の過給圧に基づいて前記吸着材の加熱の要否を判定する判定手段と、前記判定手段により前記吸着材の加熱が必要と判定された場合に前記吸着材が加熱されるように前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、を備えている請求項4〜7のいずれか一項に記載の内燃機関の過給装置。
  9. 前記判定手段は、前記所定の過給補助条件が成立し、前記蓄圧容器から前記タービンより上流の排気通路にガスが供給され始めた時点から所定時間経過した後の前記内燃機関の過給圧が予め設定した所定判定値未満の場合に前記吸着材の加熱が必要と判定する請求項8に記載の内燃機関の過給装置。
  10. 前記吸着材は、粉体又は粒状体であり、
    前記吸着材を攪拌する攪拌部材と、前記攪拌部材を駆動する駆動手段と、をさらに備えている請求項4〜9のいずれか一項に記載の内燃機関の過給装置。
  11. 前記駆動手段として、前記攪拌部材と一体に回転するとともに前記蓄圧容器内におけるガスの流れにて回転駆動される羽根車が設けられている請求項10に記載の内燃機関の過給装置。
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