JP2009091000A - 粘性物用容器 - Google Patents

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▲熙▼之 池上
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Abstract

【課題】製品コストを抑えつつ、残量が少なくなった容器本体内のマヨネーズやケチャップ等の粘性物を容易に注出することができる粘性物用容器を提供する。
【解決手段】第1の周壁部5に対して第2の周壁部6が離反可能に密着している。容器本体2に収容した粘性物Nの注出に伴って各周壁部5,6を離反した状態から密着した状態に復元させる弾性復元力を、第2の周壁部6に付与している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マヨネーズやケチャップのような粘性物を収容する粘性物用容器に関する。
従来、マヨネーズやケチャップのような粘性物(以下「マヨネーズ等」ともいう)を収容する容器として、可撓性を有する合成樹脂製の容器本体と、この容器本体の上部に一体形成された口部と、この口部に装着されたキャップとを有するチューブ状のものが提供されている。
この容器に収容されたマヨネーズ等は、容器を手で加圧することによって口部から絞り出すことができる。
ところが、マヨネーズ等は、その粘性によって流動性が悪いので、容器本体内の残量が少なくなった場合、マヨネーズ等が容器本体内に分散したり、容器の底部に残留したりして、マヨネーズ等の絞り出しが困難になる。
そこで、容器本体を挟み込む絞り部材を用いて、容器本体内に残ったマヨネーズ等を絞り出し易くした粘性物用容器が提案されている(特許文献1参照)。
この粘性物用容器は、容器本体の底部から口部に向かって絞り部材をスライドさせることによって、容器本体内に残ったマヨネーズ等を口部側に押しやることができるものである。
特開2006−54970号公報
前記従来例の粘性物用容器では、容器とは別に絞り部材が必要になるので、製品コストが高くなるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、製品コストを抑えつつ、残量が少なくなった容器本体内の粘性物を容易に注出できる粘性物用容器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の粘性物用容器は、可撓性を有し粘性物を収容するための合成樹脂製の容器本体と、この容器本体の上部に設けられた口部と、この口部に装着するキャップとを備える粘性物用容器において、前記容器本体は、対向する周壁部どうしが、互いに離反可能に密着又は近接しているとともに、収容した粘性物の注出に伴って各周壁部どうしを互いに離反した状態から前記密着又は近接した状態に復元させる弾性復元力が、少なくとも一方の周壁部に付与されていることを特徴としている。
この構成によれば、前記口部を通して容器本体内に粘性物を注入することにより、前記弾性復元力に抗して各周壁部どうしを離反させることができ、この状態で、各周壁部どうしが前記弾性復元力によって密着又は近接した元の状態に戻ろうとするため、容器本体内の粘性物の注出に伴って各周壁部どうしが漸次接近して、容器内の粘性物の残量に応じて容器本体の体積が減少していく。
このため、例えば、容器本体の各周壁部どうしが底部側から口部側に向かって漸次密着又は近接していくように容器内の粘性物を注出すれば、当該粘性物が容器本体内に分散したり容器本体の底部側に残留したりするのを抑制することができる。しかも、粘性物を注出すべく前記容器本体の周壁部を加圧しても、前記周壁部に付与した弾性復元力によって、密着又は近接した周壁部側に粘性物が逆流し難くなる。したがって、容器本体内の粘性物の残量が少なくなった場合でも、当該粘性物を容易に注出することができる。
本発明の粘性物用容器によれば、従来必要としていた絞り部材を必要としないので、製品コストを抑えつつ、残量が少なくなった容器本体内の粘性物を容易に注出することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る粘性物用容器1の粘性物を収容する前の状態を示す正面図であり、図2は、図1のA−A断面図である。
この粘性物用容器1は、マヨネーズやケチャップ等の粘性物N(図4参照)を収容する容器本体2と、容器本体2の上部に一体成形された口部3と、この口部3の雄ねじにねじ込まれたキャップ4とを備えている。
容器本体2は、合成樹脂製にて可撓性を有するものであり、粘性物を収容した状態で粘性物用容器1を起立状態に維持可能な底部7と、この底部7に連続して設けられた互いに対向する第1の周壁部5及び第2の周壁部6とを有している。
前記第1の周壁部5と第2の周壁部6とは、周方向において連続しており、粘性物Nを収容する前の自由状態において、口部3の下方の一部を除き、内面どうしが互いに密着している(図2参照)。なお、前記合成樹脂としては、例えば低密度ポリエチレンが用いられる。
前記各周壁部5,6は、口部3を通して容器本体2内に粘性物Nを注入した際に、その注入圧力によって互いに離反されて、図5に示すように、断面がほぼ楕円形状に膨らむ。
この膨らんだ状態において、長寸方向に延びる中心線Lを挟んだ同図において左右部分が、各周壁部5,6として構成されており、粘性物Nを注入しない状態において第1の周壁部5の内面に対して第2の周壁部6の内面が周方向全体に亘って密着している(図3参照)。
図4は、図1の粘性物用容器1に粘性物Nを収容した状態を示す縦断面図である。同図に示す容器本体2は、収容した粘性物Nにより弾性的に膨らみ、その体積を増加させた状態となっている、この状態で各周壁部5,6は、容器本体2の長寸方向に延びる中心線Lを挟んでほぼ対称形状になっている(図5参照)。
前記のように粘性物Nの注入によって弾性的に変形された第2の周壁部6は、第1の周壁部5に密着した状態(自由状態)に戻ろうとする弾性復元力を有している。この弾性復元力は、口部3を開口し且つ各周壁部5,6を加圧しない状態において、容器本体2内の粘性物Nが口部3から漏出しない範囲内に設定されているとともに、口部3を開口し且つ各周壁部5,6を加圧した際に、容器本体2の内圧の増加によって、一旦密着した各周壁部5,6どうしが互いに離反しない範囲に設定されている。
前記の構成の粘性物用容器1は、例えばブロー成形によって図4に示すような膨らんだ形状の容器を作製し、この作製した容器を加熱して軟化させた状態で、第1の周壁部5に対して第2の周壁部6が密着するようにプレス成形することによって得ることができる。この際、容器の材質、肉厚及び形状等に応じて、加圧力や軟化温度等のプレス成形条件を適宜選択することにより、容器本体2に対して前記設定範囲の弾性復元力を付与することができる。
以上の構成の粘性物用容器1によれば、容器本体2内の粘性物Nを注出する際に、まず、容器本体2の各周壁部5,6の底部7側を加圧し、その後、粘性物Nを注出する毎に、各周壁部5,6の底部7側から口部3側に向かって順次加圧部位をずらしていけば、容器本体2の第2の周壁部6の内面が、その弾性復元力によって第1の周壁部5の内面に対して底部7側から口部3側に向かって漸次密着していくことになる(図6参照)。すなわち、粘性物Nの残量に応じて容器本体2の体積が減少していくことになる。このため、粘性物Nが容器本体2内に分散したり容器本体2の底部7側に残留したりするのを抑制することができる。
しかも、容器本体2の各周壁部5,6を加圧した際に、第1の周壁部5に密着した第2の周壁部6が当該第1の周壁部5から離反するのを、第2の周壁部6の弾性復元力によって防止することができる。このため、口部3側の粘性物Nが、各周壁部5,6どうしが密着した部分に逆流するのが抑制される。この結果、容器本体2内の粘性物Nの残量が少なくなった場合でも、容器本体2内に残った粘性物Nを口部3から容易に注出することができる。
また、前記粘性物用容器1によれば、従来必要としていた絞り部材を必要としないので、その分、製造コストが高くなるのを抑制することができる。
なお、容器本体2から粘性物Nを注出する際の各周壁部5,6を加圧する位置によっては、容器本体2内の底部7側に粘性物Nが残留する場合があるが、この場合には、当該底部7の各周壁部5,6を加圧して互いに密着させながら、粘性物Nを口部3側に移動させることにより、容器本体2内に残った粘性物Nを口部3から容易に注出することができる。
また、容器本体2の底部7側において、第2の周壁部6が、その弾性復元力のみでは第1の周壁部5側に接近し難い場合には、人手によって、この底部7側を押圧して、その復元を補助すればよい。
図7は他の実施の形態を示す縦断面図であり、図8はそのD−D矢視断面図である。この実施の形態が図1に示す実施の形態と異なる点は、容器本体2の各周壁部5,6を、容器本体2の中央部おいて互いに密着させて、各周壁部5,6のそれぞれに、互いに離反した状態から密着した状態に復元させる弾性復元力を付与している点である。この容器本体2の粘性物Nを収容した状態での断面形状は、図8の二点鎖線で示すように楕円形状に構成され、その長寸方向に延びる中心線Lを含む平面上に、各周壁部5,6どうしの接触面Sが位置している。
この実施の形態においては、各周壁部5,6の双方が、互いに離反した状態から密着した状態に復元するので、その弾性変形量を図1に示す粘性物用容器1の半分程度にすることができる。このため、弾性復元力の設定が容易となる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、前記実施の形態においては、容器本体2の各周壁部5,6どうしを互いに密着させているが、密着させることなく僅かな隙間、例えば、1mm以下でもって近接させてもよい。
本発明の一実施形態に係る粘性物用容器の粘性物を収容する前の状態を示す正面図である。 図1のA−A断面図である 図1のB−B断面図である。 粘性物用容器に粘性物を収容した状態を示す縦断面図である。 図4のC−C矢視断面図である。 収容した粘性物の注出に伴う容器本体の外形の変化を経時的に示す縦断面図である。 他の実施の形態を示す縦断面図である。 図7のD−D矢視断面図である。
符号の説明
1 粘性物用容器
2 容器本体
3 口部
4 キャップ
5 第1の周壁部
6 第2の周壁部
7 底部
N 粘性物

Claims (1)

  1. 可撓性を有し粘性物を収容するための合成樹脂製の容器本体と、この容器本体の上部に設けられた口部と、この口部に装着するキャップとを備える粘性物用容器において、
    前記容器本体は、対向する周壁部どうしが、互いに離反可能に密着又は近接しているとともに、収容した粘性物の注出に伴って各周壁部どうしを互いに離反した状態から前記密着又は近接した状態に復元させる弾性復元力が、少なくとも一方の周壁部に付与されていることを特徴とする粘性物用容器。
JP2007262510A 2007-10-05 2007-10-05 粘性物用容器 Pending JP2009091000A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251756A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Toyo Seikan Kaisha Ltd 非油性内容物用オレフィン系樹脂ボトル

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