JP2009090752A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009090752A JP2009090752A JP2007261639A JP2007261639A JP2009090752A JP 2009090752 A JP2009090752 A JP 2009090752A JP 2007261639 A JP2007261639 A JP 2007261639A JP 2007261639 A JP2007261639 A JP 2007261639A JP 2009090752 A JP2009090752 A JP 2009090752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sipe
- sipes
- land portion
- pin
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
【解決手段】周方向溝11a〜11dにより区画される陸部13a〜13cに形成するサイプとして、直線状のサイプ15とピン状のサイプ16とを設けるとともに、車輌装着外側に位置する外側陸部13bにおけるピン状のサイプ16の配置密度を車輌装着内側に位置する内側陸部13cにおけるピン状のサイプ16の配置密度をよりも高くする構成とするとともに、上記内側陸部13cに設けられる直線状サイプ15の配置密度を、上記外側陸部13bに設けられる直線状サイプ15の配置密度よりも高くするようにした。
【選択図】図1
Description
一方、WET路面でのグリップ性を確保するために、ブロックにはサイプが設けられているが、ブロックもしくはリブにサイプなどを多く設けるとブロック剛性が低下して、乾燥路面での走行安定性が悪くなることも知られている。
そこで、タイヤブロックの剛性を確保するため、ブロックを大型化することも考えられるが、ブロックを大型化すると発熱によるタイヤの故障やWET性能の低下を招くので、あまり大型化することはできなかった。
また、従来の非対称トレッドパターンを有する空気入りタイヤでは、偏摩耗に関しては改良効果が見られるが、WET走行性能については十分とはいえなかった。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、少なくとも2列の陸部に直線状サイプもしくは曲線状のサイプを設けるとともに、車輌装着内側の陸部列に設けられる直線状サイプもしくは曲線状のサイプの配置密度を、車輌装着外側の陸部列に設けられる直線状サイプもしくは曲線状のサイプの配置密度よりも高くしたことを特徴とするものである。
なお、上記ピン状のサイプは、タイヤの加硫時において、金型に埋め込まれたピンなどの細棒により形成される細穴で、直線状のサイプもしくは曲線状のサイプは、金型に埋め込まれたブレードにより形成される細溝を指す。
このとき、車輌装着内側の陸部に設けられる直線状サイプもしくは曲線状のサイプの配置密度を、車輌装着外側の陸部に設けられる直線状サイプもしくは曲線状のサイプの配置密度よりも高くすれば、乾燥路面での走行安定性とWET走行性能を更に向上させることができる。
図1(a),(b)は、本発明の最良の形態に係る空気入りタイヤ10の横断面図とそのトレッドパターンの一例を示す平面図である。同図において、11a〜11dは周方向溝、12はタイヤ幅方向外側に位置する周方向溝11a,11dからそれぞれタイヤ幅外側方向に延長するラグ溝、13a〜13cは上記周方向溝11a〜11dにより区画される陸部で、13aはタイヤ幅方向中央に位置する中央陸部、13bは車輌装着時に車輌外側に位置する外側陸部、13cは車輌内側に位置する内側陸部である。また、14は上記タイヤ幅方向外側に位置する周方向溝11a,11dとラグ溝12とにより区画されたショルダーブロックである。
本例では、上記内側陸部13cに形成するサイプを全て直線状のサイプ15とするとともに、上記外側陸部13bに形成するサイプを全てピン状のサイプ16とし、中央陸部13aについては、直線状のサイプ15とピン状のサイプ16とをタイヤ周方向に交互に設けるようにしている。
これは、ブロックもしくはリブの剛性の低下を抑え、乾燥路面での走行安定性を確保する上では、サイプをピン状のサイプとすることが有効であるためで、外側陸部13bに形成するサイプを全てピン状のサイプとしたのは、コーナリング時には最も負担がかかる車輌装着外側に位置する外側陸部13bの剛性を確保するためである。しかしながら、ピン状のサイプは直線状のサイプや曲線状のサイプに比べると排水性能を十分に発揮することはできないので、WET性能を確保するには、直線状のサイプもしくは曲線状のサイプも必要となる。
一方、タイヤは路面に対しては垂直に立っているのではなく、一般には、ネガティブキャンバーが付与されているので、排水性については、車輌装着内側に位置する内側陸部13cの寄与の方が大きい。そこで、本例では、上記内側陸部13cに形成するサイプを全て直線状のサイプ15としている。
したがって、本例のように、陸部13a〜13cに形成するサイプとして、直線状のサイプ15とピン状のサイプ16とを設けるとともに、車輌装着外側に位置する陸部(外側陸部13b)におけるピン状のサイプ16の配置密度を車輌装着内側に位置する陸部(内側陸部13c)におけるピン状のサイプ16の配置密度をよりも高くする構成とするとともに、車輌装着内側の陸部(内側陸部13c)に設けられる直線状サイプ15の配置密度を、車輌装着外側の陸部(外側陸部13b)に設けられる直線状サイプ15の配置密度よりも高くするようにすれば、乾燥路面での走行安定性を確保するとともに、WET走行性能にも優れた空気入りタイヤ10を得ることができる。
また、上記例では、陸部をすべてタイヤ周方向に連続するリブ状の陸部としたが、ブロックパターンを有するタイヤでは、タイヤの幅方向中央部に位置するブロック列が上記中央陸部13aに相当し、車輌装着時に外側及び内側に位置するブロック列が、上記外側陸部13b及び内側陸部13cに相当する。
また、上記例では、排水性向上のために直線状のサイプ15を設けたが、これに限るものではなく、曲線状のサイプ、もしくは、直線状のサイプと曲線状のサイプの両方を設けても排水性を向上させることができる。
タイヤサイズは205/55R16で、これを16×6.5Jのリムにそれぞれ組込んだ。このときのタイヤ内圧は230kPa、荷重はドライバー1名+60kgとした。
なお、サイプとサイプの周方向間隔は全て10mmとした。
WET路面における走行安定性の評価は、WET路面にて、プロのドライバーがハンドルを切った際の車輌の動きの正確さと反応速度について、上記空気入りタイヤ(B)を100とした基準値に対する指数で表わした。値が高いほど走行安定性に優れていることを示している。なお、上記WET路面は、例えば、水深を6mmに保つことのできる設備を備えたアスファルト路面のような路面を指す。
また、乾燥路面における走行安定性の評価は、乾燥アスファルト路面にて、プロのドライバーがハンドルを切った際の車輌の動きの正確さと反応速度について10点満点で評価した。
13a 中央陸部、13b 外側陸部、13c 内側陸部、14 ショルダーブロック、15 直線状のサイプ、16 ピン状のサイプ。
Claims (2)
- トレッド表面に設けられたタイヤ周方向に沿って延びる少なくとも3本の周方向溝、もしくは、上記周方向溝と略タイヤ幅方向に伸びるラグ溝とにより区画された複数の陸部を有する空気入りタイヤにおいて、当該タイヤの車輌装着外側の陸部を含む少なくとも2列の陸部にピン状のサイプを設けるとともに、車輌装着外側の陸部におけるピン状のサイプの配置密度を、車輌装着内側の陸部におけるピン状のサイプの配置密度よりも高くしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
- 少なくとも2列の陸部に直線状サイプもしくは曲線状のサイプを設けるとともに、車輌装着内側の陸部列に設けられる直線状サイプもしくは曲線状のサイプの配置密度を、車輌装着外側の陸部列に設けられる直線状サイプもしくは曲線状のサイプの配置密度よりも高くしたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007261639A JP4717865B2 (ja) | 2007-10-05 | 2007-10-05 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007261639A JP4717865B2 (ja) | 2007-10-05 | 2007-10-05 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009090752A true JP2009090752A (ja) | 2009-04-30 |
JP4717865B2 JP4717865B2 (ja) | 2011-07-06 |
Family
ID=40663179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007261639A Active JP4717865B2 (ja) | 2007-10-05 | 2007-10-05 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4717865B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121445A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2011240761A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2012045974A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2014097725A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-05-29 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09150608A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-06-10 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
JP2006007796A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2007210534A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
-
2007
- 2007-10-05 JP JP2007261639A patent/JP4717865B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09150608A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-06-10 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
JP2006007796A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2007210534A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121445A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2011240761A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2012045974A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2014097725A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-05-29 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4717865B2 (ja) | 2011-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6380529B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US9085201B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP4957786B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4213197B1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4816675B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6055521B1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2010076561A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPWO2015005194A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5895778B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US11407255B2 (en) | Pneumatic tire | |
CN107791752B (zh) | 充气轮胎 | |
WO2009145019A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2007210534A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2016132358A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2010254049A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2007182147A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5478284B2 (ja) | タイヤ | |
JP2006027508A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4929466B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4717865B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3954397B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5282479B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4545565B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5343429B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5104046B2 (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110329 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |