JP2009090725A - 車両用ドアの接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも3分割された車両用ドアの接合構造において、シーラ塗布工程を不要として、製造コストの低減を図ることを目的とする。
【解決手段】ラゲージドア10(車両用ドア)の外板を構成するラゲージアウタパネルアッパ12(第1部材)とラゲージアウタパネルロア14(第2部材)とが直接接合されることなく、該ラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14との間に延設されたエクステンション16(第3部材)に夫々接合されているので、接合の組合せが独立しており、該組合せの切替りをなくすことができる。これにより、各部材を接合した際における穴明きの発生を抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ドアの接合構造に関する。
ラゲージドアのアウタパネルが、アッパパネルとロアパネルとの接合により構成されたドア構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−282104号公報
ところで、上記した従来例において、ロアパネルの断面矩形状の凹部とアッパパネルとの間に、第3部材を設けて接合することが考えられる。
しかしながら、第3の部材をロアパネルの凹部のみに対応して設けた場合には、該第3部材の端部に、接合の組合せがアッパパネル・第3部材から第3部材・ロアパネルへと切り替わる部位ができる。言い換えれば、第3部材の端部に、背切り合せ接合された部位ができる。この背切り合せ接合された部位には、各部品の寸法ばらつき等により、穴明きが生ずることがあるため、穴塞ぎのためのシーラ塗布工程が必要であった。また各部材をヘミング加工により接合した場合にもシーラ塗布工程が必要であった。
本発明は、上記事実を考慮して、少なくとも3分割された車両用ドアの接合構造において、シーラ塗布工程を不要として、製造コストの低減を図ることを目的とする。
請求項1の発明は、車両用ドアの外板を構成する第1部材と、該第1部材と直接接合されることなく該第1部材と並んで配設されて前記車両用ドアの外板を構成し、該第1部材側の端縁に車両内側に凹設された凹部を有する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に延設され、該第1部材及び第2部材と夫々接合され、前記車両用ドアの外板を構成可能な第3部材と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の車両用ドアの接合構造では、車両用ドアの外板を構成する第1部材と第2部材とが直接接合されることなく、該第1部材と第2部材との間に延設された第3部材に夫々接合されているので、接合の組合せが独立しており、該組合せの切替りをなくすことができる。これにより、各部材を接合した際における穴明きの発生を抑制することができ、少なくとも3分割された車両用ドアの接合構造において、シーラ塗布工程を不要として、製造コストの低減を図ることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用ドアの接合構造において、前記第1部材と前記第3部材とが接合される第1接合部と、前記第2部材と前記第3部材とが接合される第2接合部とは、夫々車両内側に向かって突出形成されており、夫々溶接手段により連続的に接合されていることを特徴としている。
請求項2に記載の車両用ドアの接合構造では、第1部材と第3部材とが接合される第1接合部と、第2部材と第3部材とが接合される第2接合部とが、夫々溶接手段により連続的に接合されているので、各接合部に穴明きがより生じ難くなる。また第1接合部及び第2接合部は、夫々車両内側に向かって突出形成されており、ヘミング接合はなされていないので、従来ヘミング接合部に対して施していたシーラの塗布工程を不要とすることができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の車両用ドアの接合構造において、前記溶接手段は、レーザ溶接又はろう付であることを特徴としている。
請求項3に記載の車両用ドアの接合構造では、溶接手段が、レーザ溶接又はろう付であるので、各部材の接合を容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用ドアの接合構造によれば、少なくとも3分割された車両用ドアの接合構造において、シーラ塗布工程を不要として、製造コストの低減を図ることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の車両用ドアの接合構造によれば、各部材の接合部位に穴明きがより生じ難く、また従来ヘミング接合部に対して施していたシーラの塗布工程を不要とすることができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載の車両用ドアの接合構造によれば、各部材の接合を容易に行うことができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1において、本実施の形態に係る車両用ドアの接合構造S1は、例えば車両用ドアの一例たるラゲージドア10の接合構造に係り、第1部材の一例たるラゲージアウタパネルアッパ12と、第2部材の一例たるラゲージアウタパネルロア14と、第3部材の一例たるエクステンション16とを有している。
ラゲージドア10は、車両18の後部の荷室(図示せず)を覆うことができるように構成され、全体として断面L字形に形成されている。このラゲージドア10は、3分割されたラゲージアウタパネルアッパ12、ラゲージアウタパネルロア14及びエクステンション16を接合して構成されている。
図2,図3において、ラゲージアウタパネルアッパ12は、ラゲージドア10の外板を構成する、例えばアルミニウム製の部材であり、断面L字形にプレス成形されている。これにより、ラゲージアウタパネルアッパ12には、車両18の後部の荷室の車両上方を覆う上壁部12Aと、該荷室上部の車両後方を覆う後壁部12Bとが形成されている。ラゲージアウタパネルアッパ12における後壁部12Bの下縁には、車両前方側(車両内側)に折り曲げられて突出する例えば一定幅のフランジ12Fが、該下縁の例えば車幅方向の両端部まで設けられている。
図2,図3において、ラゲージアウタパネルロア14は、ラゲージアウタパネルアッパ12と直接接合されることなく該ラゲージアウタパネルアッパ12と並んで配設されてラゲージドア10の外板を構成する、例えばアルミニウム製の部材であり、荷室下部の車両後方を覆うように構成され、閉止状態において下縁14Dは例えばバンパ20の上面の高さに位置している。
このラゲージアウタパネルロア14は、ラゲージアウタパネルアッパ12側の端縁に、車両内側に凹設された凹部14Aを有している。この凹部14Aは、ライセンスプレート(図示せず)を取り付けるための部位であり、一般部14Bの例えば車幅方向中央部に形成され、一般部14Bと比較して、車両上方に向かうに従って車両前方側に傾斜し、ラゲージアウタパネルアッパ12側の端縁まで延びている。
ラゲージアウタパネルロア14におけるラゲージアウタパネルアッパ12側の端縁には、車両前方側(車両内側)に折り曲げられて突出する中央フランジ14F及びフランジ14Gが連続して設けられている。中央フランジ14Fは、凹部14Aの端縁に位置している。また一般部14Bの端縁に位置するフランジ14Gは、該一般部14Bの例えば車幅方向の両端部まで設けられている。中央フランジ14F及びフランジ14Gは例えば一定幅に構成されているが、中央フランジ14Fは、凹部14Aの形状に対応してフランジ14Gよりも車両前方側(車両内側)に突出している。
図2,図3において、エクステンション16は、ラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14との間に例えば車幅方向に延設され、該ラゲージアウタパネルアッパ12及びラゲージアウタパネルロア14と夫々接合され、ラゲージドア10の外板を構成可能に構成されている。具体的には、エクステンション16は、アルミニウムの板材をプレス成形することで、後壁部16Aと、上側フランジ16Bと、下側中央フランジ16C及び下側フランジ16Dとを一体的に有する断面U字形に形成されている。
後壁部16Aは、ラゲージアウタパネルアッパ12の後壁部12B及びラゲージアウタパネルロア14の一般部14Bと面一となるようにラゲージドア10の車幅方向の両端部まで延び、該後壁部12B及び一般部14Bと共にラゲージドア10の後部の意匠面を構成している。上側フランジ16Bは、ラゲージアウタパネルアッパ12のフランジ12Fと接合される部位であり、ラゲージアウタパネルアッパ12のフランジ12Fと同様に、後壁部12Bの上縁から車両前方側(車両内側)に一定幅で突出している。
エクステンション16の下側中央フランジ16Cは、ラゲージアウタパネルロア14の中央フランジ14Fと接合される部位であり、該中央フランジ14Fの形状に対応して、下側フランジ16Dよりも車両前方側(車両内側)に例えば台形状に突出している。なお、下側中央フランジ16Cと下側フランジ16Dとは、連続して形成されている。
図4(A),(B)に示されるように、車両用ドアの接合構造S1では、第1接合部21においてラゲージアウタパネルアッパ12とエクステンション16とが連続的に接合され、また第2接合部22においてラゲージアウタパネルロア14とエクステンション16とが連続的に接合されている。第1接合部21及び第2接合部22は、夫々車両前方側(車両内側)に向かって突出形成されており、夫々溶接手段の一例たるレーザ溶接又はろう付により連続的に接合されている。
第1接合部21は、ラゲージアウタパネルアッパ12のフランジ12Fと、エクステンション16の上側フランジ16Bとの接合部である。また第2接合部22は、ラゲージアウタパネルロア14のうち一般部14Bの端縁に位置するフランジ14Gと、エクステンション16の下側フランジ16Dとの接合部(図4(A))であると共に、ラゲージアウタパネルロア14のうち凹部14Aの端縁に位置する中央フランジ14Fと、エクステンション16の下側中央フランジ16Cとの接合部(図4(B))である。第1接合部21及び第2接合部22における溶接又はろう付は、車両後方側(車両外側)に配置したレーザヘッド24を車幅方向に移動させながら、第1接合部21及び第2接合部22における各部材の境界部に対してレーザの照射を行うことで、連続的に行われる。
なお溶接又はろう付の方法は、これに限られず、図5及び図6に示される方法で行うことも可能である。図5(A),(B)に示される例では、レーザ溶接を車両内側において行うと共に、レーザヘッド24から照射されるレーザの方向を、第1接合部21及び第2接合部22の板厚方向とする方法を示している。また図6(A),(B)に示される例では、車両前方側(車両内側)に配置したレーザヘッド24から、第1接合部21及び第2接合部22における各部材の境界部に対してレーザを照射する方法である。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。本実施形態に係る車両用ドアの接合構造S1では、ラゲージドア10の外板を構成するラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14とが、直接接合されることなく、該ラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14との間に延設されたエクステンション16に対して、第1接合部21及び第2接合部22において夫々接合されているので、接合の組合せが独立しており、該組合せの切替りをなくすことができる。
これにより、第1接合部21及び第2接合部22において、各部材を接合した際における穴明きの発生を抑制することができる。特に、車両用ドアの接合構造S1では、ラゲージアウタパネルアッパ12とエクステンション16とが接合される第1接合部21と、ラゲージアウタパネルロア14とエクステンション16とが接合される第2接合部22とが、夫々レーザ溶接又はろう付により連続的に接合されているので、各接合部に穴明きがより生じ難くなる。このため、シーラ塗布工程を不要として、製造コストの低減を図ることができる。
また車両用ドアの接合構造S1では、溶接手段として、レーザ溶接又はろう付を用いているので、各部材の接合を容易に行うことができる。更に車両用ドアの接合構造S1では、第1接合部21及び第2接合部22が、車幅方向の全長にわたって夫々車両前方(車両内側)に向かって突出形成されており、ヘミング接合はなされていないので、従来ヘミング接合部に対して施していたシーラの塗布工程を不要とすることができる。
[第2実施形態]
図7において、本実施の形態に係る車両用ドアの接合構造S2では、ラゲージドア10におけるラゲージアウタパネルアッパ12の後壁部12Bとラゲージアウタパネルロア14との間に、装飾用のモール26が配設されている。
図8,図9(A),(B)に示されるように、このモール26は、エクステンション16の後壁部16Aに対して、嵌込みや接着、ねじ締結等により固定され、エクステンション16の全長に渡って車幅方向に延び、かつラゲージアウタパネルアッパ12の後壁部12B及びラゲージアウタパネルロア14の一般部14Bと、例えば面一となるように配設されている。モール26の高さ寸法は、エクステンション16の高さ寸法に対応して設定されている。
図9(A),(B)に示されるように、エクステンション16は、該モール26の厚さに対応して、全体的に車両前方側(車両内側)にオフセットされた状態で、ラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14に夫々接合されている。モール26は、このようにエクステンション16を車両前方側にオフセットすることでラゲージドア10の後面に形成される凹部(図示せず)内に配設されている。
なお図示の例では、第1実施形態におけるエクステンション16を車両前方にオフセットしているため、第1接合部21及び第2接合部22における各部材の端縁の位置が車両前後方向にずれているが、これに限られず、各端縁を揃えるように構成してもよい。
他の部分や溶接手段については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。本実施形態に係る車両用ドアの接合構造S2では、エクステンション16が全体的に車両前方側(車両内側)にオフセットされており、これによりラゲージドア10の後面に形成される凹部にモール26が配設されているので、第1接合部21及び第2接合部22が車両後方から見え難くなり、見栄え品質を容易に確保することができる。
本実施形態においても、ラゲージドア10の外板を構成するラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14とが、直接接合されることなく、該ラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14との間に延設されたエクステンション16に対して、第1接合部21及び第2接合部22において夫々接合されているので、接合の組合せが独立しており、該組合せの切替りをなくすことができる。
これにより、第1接合部21及び第2接合部22において、各部材を接合した際における穴明きの発生を抑制することができ、シーラ塗布工程を不要として、製造コストの低減を図ることができる。
なおモール26を配設する観点から、第1接合部21及び第2接合部22における溶接又はろう付は、車両前方側(車両内側)から行うことが望ましい。
[第3実施形態]
図10において、本実施の形態に係る車両用ドアの接合構造S3では、エクステンション16の例えば車幅方向中央部に、装飾用のモール36が配設されている。このモール36は、ラゲージドア10の車幅方向両端部までは達していない。
図11,図12に示されるように、エクステンション16には、モール36の長さ及び厚さに対応した凹部16Eが形成されており、モール36は該凹部16E内に配設され、嵌込みや接着、ねじ締結等により固定されている。エクステンション16のうち、モール36が配設されない部分は、第1実施形態と同様に後壁部16Aが露出し、ラゲージアウタパネルアッパ12の後壁部12B及びラゲージアウタパネルロア14の一般部14Bと面一となっている。
なお、モール36の形状や配置は、図示の例には限られない。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。本実施形態に係る車両用ドアの接合構造S3では、ラゲージドア10におけるラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14との間に、モール36と、エクステンション16の後壁部16Aが配置された状態となっているので、車両18の後部の装飾性を高めて、意匠性をより向上させることが可能である。
図示は省略するが、第1実施形態と同様に、ラゲージアウタパネルアッパ12とエクステンション16との接合部、及び該エクステンション16とラゲージアウタパネルロア14との接合部に対し、シーラの塗布は不要である。
なおモール36を配設する観点から、各接合部における溶接又はろう付は、車両前方側(車両内側)から行うことが望ましい。
[第4実施形態]
図13,図14(A),(B)において、本実施の形態に係る車両用ドアの接合構造S4では、エクステンション16が、全体的に車両後方側(車両外側)にオフセットされた状態で、ラゲージアウタパネルアッパ12とラゲージアウタパネルロア14に夫々接合されている。これにより、エクステンション16は、ラゲージアウタパネルアッパ12の後壁部12B及びラゲージアウタパネルロア14の一般部14Bよりも車両後方に堤状に突出している。
図14(A),(B)に示されるように、第1接合部21及び第2接合部22における溶接又はろう付は、車両後方側(車両外側)に配置したレーザヘッド24を車幅方向に移動させながら、第1接合部21及び第2接合部22における各部材の境界部(隅部)に対してレーザの照射を行うことで、連続的に行われる。
なお図示の例では、第1実施形態におけるエクステンション16を車両後方にオフセットしているため、第1接合部21及び第2接合部22における各部材の端縁の位置が車両前後方向にずれているが、これに限られず、各端縁を揃えるように構成してもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。本実施形態に係る車両用ドアの接合構造S4では、エクステンション16が車両後方側にオフセットされてラゲージアウタパネルアッパ12の後壁部12B及びラゲージアウタパネルロア14の一般部14Bよりも車両後方に堤状に突出しているので、ラゲージドア10の塗装時にマスキングが容易となり、例えばラゲージドア10のうちエクステンション16の塗装色のみを変更することができる。このため、ラゲージドア10の意匠上の柔軟性が高い。また第1実施形態のようにラゲージドア10の後面を面一にしたり、本実施形態のようにエクステンション16を堤状に突出させる等、同一仕様のエクステンション16を共有しつつ異なる意匠表現を行うことが可能である。
図示は省略するが、第1実施形態と同様に、ラゲージアウタパネルアッパ12とエクステンション16との接合部、及び該エクステンション16とラゲージアウタパネルロア14との接合部に対し、シーラの塗布は不要である。
なお第1接合部21及び第2接合部22における溶接又はろう付は、車両後方側(車両外側)から行うものに限られず、車両前方側(車両内側)から行ってもよい。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、車両用ドアの一例として、ラゲージドア10を挙げたが、車両用ドアはこれに限られるものではなく、車両に設けられる各種ドアに適用することが可能である。またラゲージドア10を3分割構造としたが、4分割以上の構成であってもよい。
第1部材の一例としてラゲージアウタパネルアッパ12を挙げ、第2部材の一例としてラゲージアウタパネルロア14を挙げ、そして第3部材の一例としてエクステンション16を挙げたが、第1部材、第2部材及び第3部材は、これらに限られるものではない。
溶接手段の一例として、レーザ溶接とろう付を挙げたが、溶接手段はこれに限られず、アーク溶接やガス溶接等であってもよい。しかしながら、後処理が必要となるアーク溶接等よりも、レーザ溶接又はろう付により溶接することが望ましい。なお、ろう付としては、レーザろう付や、アークろう付等の種々のろう付手段を用いることが可能である。
図1から図6は、第1実施形態に係り、図1は車両用ドアの接合構造を有する車両の後部を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 車両用ドアの接合構造におけるラゲージドアの分解斜視図である。 車両用ドアの接合構造におけるラゲージドアの拡大分解斜視図である。 (A)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法を示す、図1における4A−4A矢視拡大断面図である。(B)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法を示す、図1における4B−4B矢視拡大断面図である。 (A)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法の他の例を示す、図4(A)に相当する矢視拡大断面図である。(B)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法を示す、図4(B)に相当する矢視拡大断面図である。 (A)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法の他の例を示す、図4(A)に相当する矢視拡大断面図である。(B)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法を示す、図4(B)に相当する矢視拡大断面図である。 図7から図9は、第2実施形態に係り、図7は車両用ドアの接合構造を有する車両の後部を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 車両用ドアの接合構造におけるラゲージドアの分解斜視図である。 (A)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法を示す、図7における9A−9A矢視拡大断面図である。(B)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法を示す、図7における9B−9B矢視拡大断面図である。 図10から図12は、第3実施形態に係り、図10は車両用ドアの接合構造を有する車両の後部を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 車両用ドアの接合構造におけるラゲージドアの分解斜視図である。 エクステンションの凹部に対するモールの配設状態を示す、図10における12−12矢視拡大断面図である。 図13及び図14は、第4実施形態に係り、図13は車両用ドアの接合構造を有する車両の後部を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 (A)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法を示す、図13における14・A−14・A矢視拡大断面図である。(B)第1接合部及び第2接合部の構成及び各接合部に対する溶接方法を示す、図13における14・B−14・B矢視拡大断面図である。
符号の説明
10 ラゲージドア(車両用ドア)
12 ラゲージアウタパネルアッパ(第1部材)
14 ラゲージアウタパネルロア(第2部材)
14A 凹部
16 エクステンション(第3部材)
21 第1接合部
22 第2接合部
S1 車両用ドアの接合構造
S2 車両用ドアの接合構造
S3 車両用ドアの接合構造
S4 車両用ドアの接合構造

Claims (3)

  1. 車両用ドアの外板を構成する第1部材と、
    該第1部材と直接接合されることなく該第1部材と並んで配設されて前記車両用ドアの外板を構成し、該第1部材側の端縁に車両内側に凹設された凹部を有する第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間に延設され、該第1部材及び第2部材と夫々接合され、前記車両用ドアの外板を構成可能な第3部材と、
    を有することを特徴とする車両用ドアの接合構造。
  2. 前記第1部材と前記第3部材とが接合される第1接合部と、前記第2部材と前記第3部材とが接合される第2接合部とは、夫々車両内側に向かって突出形成されており、夫々溶接手段により連続的に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアの接合構造。
  3. 前記溶接手段は、レーザ溶接又はろう付であることを特徴とする請求項2に記載の車両用ドアの接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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