JP2009090211A - 液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】重量測定部のコストを低減するとともに、液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量を高精度に測定する液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法を提供する。
【解決手段】検査ユニット70に重量測定ユニット74を1台設けて、移動テーブル71においてY軸方向に移動可能にした。また、検査ユニット70に、重量測定ユニット74の移動軌跡上に配置可能なフラッシング回収台73を設けた。そして、各キャリッジが作業領域に位置しているとき、1つのキャリッジの直下に重量測定ユニット74を移動させて、各液滴吐出ヘッドからの液滴の吐出重量測定を行った。また、他のキャリッジには、その直下にフラッシング回収台73を配置してフラッシング動作させる。従って、1台の重量測定ユニット74で全キャリッジの各液滴吐出ヘッドの液滴の吐出重量を測定することができる。しかも、描画位置で吐出重量測定することで吐出重量の誤差を低減できる。
【選択図】図1
【解決手段】検査ユニット70に重量測定ユニット74を1台設けて、移動テーブル71においてY軸方向に移動可能にした。また、検査ユニット70に、重量測定ユニット74の移動軌跡上に配置可能なフラッシング回収台73を設けた。そして、各キャリッジが作業領域に位置しているとき、1つのキャリッジの直下に重量測定ユニット74を移動させて、各液滴吐出ヘッドからの液滴の吐出重量測定を行った。また、他のキャリッジには、その直下にフラッシング回収台73を配置してフラッシング動作させる。従って、1台の重量測定ユニット74で全キャリッジの各液滴吐出ヘッドの液滴の吐出重量を測定することができる。しかも、描画位置で吐出重量測定することで吐出重量の誤差を低減できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法に関する。
一般的に、機能液を使って基板上に所望のパターンを形成する装置として、機能液を液滴にして吐出するインクジェット装置、すなわち液滴吐出装置が知られている。液滴吐出装置は、ステージに載置される基板と機能液を液滴にして吐出する液滴吐出ヘッドとを2次元的に相対移動させながら、液滴吐出ヘッドから吐出される機能液の液滴を基板上の任意の箇所に配置することによりパターンを形成する。
近年では、複数の液滴吐出ヘッドを1つのキャリッジに搭載し、さらに、このキャリッジを複数搭載した多キャリッジタイプの液滴吐出装置が知られている。このような液滴吐出装置は、大画面カラーフィルタの製造などに用いられ、複数のキャリッジから同時に液滴を吐出することで、その描画速度を向上させている。
ところで、カラーフィルタを製造する際に、カラーフィルタの基板に吐出される機能液の液滴の吐出重量にばらつきがあると、そのばらつきがカラーフィルタの輝度ムラの原因となることが知られている。従って、基板に吐出される液滴の吐出重量は、均一であることが望まれる。そこで、液滴吐出装置がこのような高精度の描画を行うために、各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量を測定する重量測定部を設けて、その測定結果に基づいて液滴の吐出重量を調整することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−209429号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、液滴吐出装置に高精度の電子天秤を設置し、該電子天秤に液滴を吐出させて、各液滴吐出ヘッドから吐出された液滴の吐出重量を測定している。この液滴の吐出重量を測定する際に、電子天秤に対して多数の液滴を吐出するため、液滴の吐出重量測定には多大な時間を要していた。また、多キャリッジタイプの液滴吐出装置では、さらに多くの時間が必要となる。従って、吐出重量測定時と実際の描画時とにおける液滴吐出ヘッドの環境が異なってしまい、吐出重量測定時と実際の描画時とでは、液滴の吐出重量に誤差が生じていた。
また、多キャリッジタイプの液滴吐出装置の吐出重量の測定時間を短縮する方法として、電子天秤を多数設けて、各キャリッジにおける液滴吐出ヘッドの吐出重量測定を同時に行うことも考えられる。しかしながら、このような電子天秤は非常に高価なものであり、液滴吐出装置のコストアップを招いてしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、重量測定部のコストを低減するとともに、液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量を高精度に測定する液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法を提供することにある。
本発明の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法は、搬送テーブルに載置された基板を主走査方向に搬送させ、前記主走査方向に直交する副走査方向に並設されたキャリッジの液滴吐出ヘッドの各ノズルから機能液を液滴にして吐出し、前記基板にパターンを形成するパターン形成装置の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量測定方法において、前記搬送テーブルと
並設され、前記搬送テーブルとは独立して主走査方向に移動する重量検査テーブルを設け、前記重量検査テーブルに、重量測定ユニットを前記副走査方向に移動可能に搭載し、前記重量測定ユニットを各キャリッジに設けた前記液滴吐出ヘッドの直下に移動させて、前記各液滴吐出ヘッドの各ノズルからの液滴を前記重量測定ユニットの受液容器に着弾させて、前記各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量を測定する。
並設され、前記搬送テーブルとは独立して主走査方向に移動する重量検査テーブルを設け、前記重量検査テーブルに、重量測定ユニットを前記副走査方向に移動可能に搭載し、前記重量測定ユニットを各キャリッジに設けた前記液滴吐出ヘッドの直下に移動させて、前記各液滴吐出ヘッドの各ノズルからの液滴を前記重量測定ユニットの受液容器に着弾させて、前記各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量を測定する。
本発明の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法によれば、重量検査テーブルに副走査方向に移動可能にした重量測定ユニットを搭載したことによって、全てのキャリッジに搭載された各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量測定を、例えば1台の重量測定ユニットで行うことができる。つまり、重量測定ユニットを多数設けることなく、全てのキャリッジの各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量測定を行うことができる。その結果、液滴吐出装置のコストを低減することができる。
また、重量測定ユニットを、搬送テーブルと並設され、搬送テーブルとは独立して主走査方向に移動する重量検査テーブルに設けたので、各キャリッジの各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量測定を、実際にパターンを形成する描画位置で行うことができる。しかも、重量測定ユニットを複数設けたときに生じる、各重量測定ユニットの機差による誤差を考慮する必要がない。その結果、より高精度な液滴の吐出重量測定を行うことができる。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法は、前記重量検査テーブルには、前記液滴吐出ヘッドが、同液滴吐出ヘッドの各ノズルから液滴を吐出するフラッシング動作を行ったとき、前記液滴を収容するフラッシング回収台を設けてもよい。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法によれば、液滴吐出ヘッドのフラッシング動作を行ったときに、吐出された液滴をフラッシング回収台で収容することができる。従って、フラッシング動作によって吐出された液滴を容易に処理することができる。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法は、前記フラッシング回収台は、前記重量測定ユニットが前記副走査方向に移動可能な第1待機位置と、前記重量測定ユニットが前記副走査方向に移動する軌跡上の第2待機位置との間を、前記主走査方向に往復移動可能に設けてもよい。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法によれば、例えば、各キャリッジに対応したフラッシング回収台を設けたときに、全てのフラッシング回収台を第1待機位置に配置させて、吐出重量測定を行うキャリッジの直下に重量測定ユニットを移動させた後、吐出重量測定を行っているキャリッジ以外のキャリッジに対応したフラッシング回収台を第2待機位置に配置することができる。従って、吐出重量測定を行っている間、吐出重量測定を行っていない各キャリッジの液滴吐出ヘッドをフラッシング動作させることができる。その結果、液滴吐出ヘッド内の機能液の乾燥を抑制し、吐出重量測定をより高精度に行うことができる。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法は、前記吐出重量を測定するときには、前記各キャリッジの直下には、前記重量測定ユニットまたは前記フラッシング回収台のどちらか一方が配置されるようにしてもよい。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法によれば、吐出重量測定を行うキャリッジの直下には重量測定ユニットが、吐出重量測定を行わないキャリッジの直下にはフラッシング回収台が配置される。すなわち、吐出重量測定を行っている間、吐出重量測定を行っていないキャリッジをフラッシング動作させることができる。従って、各キャリッジの液滴
吐出ヘッドが吐出重量測定の前後において、各液滴吐出ヘッド内の機能液の乾燥を抑制することができる。その結果、吐出重量測定をより高精度に行うとともに、吐出重量測定時の吐出重量と実際の吐出重量との誤差を小さくすることができる。
吐出ヘッドが吐出重量測定の前後において、各液滴吐出ヘッド内の機能液の乾燥を抑制することができる。その結果、吐出重量測定をより高精度に行うとともに、吐出重量測定時の吐出重量と実際の吐出重量との誤差を小さくすることができる。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法は、前記重量測定ユニットには、前記受液容器に前記各キャリッジの任意の1つの液滴吐出ヘッドが臨んだとき、同キャリッジの他の全ての液滴吐出ヘッドのフラッシング動作による液滴を収容するフラッシングエリアを設けてもよい。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法によれば、キャリッジの任意の1つの液滴吐出ヘッドが重量測定を行っているとき、他の全ての液滴吐出ヘッドはフラッシング動作させることができる。従って、重量測定の前後において、他の全ての液滴吐出ヘッドは、液滴吐出ヘッド内の機能液の乾燥を抑制することができる。また、吐出重量測定の直前までフラッシング動作させることによって、吐出重量測定を常に新しい機能液で行うことができる。その結果、より高精度な吐出重量測定を行うことができる。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法は、前記重量検査テーブルには、前記重量測定ユニットを1台設けただけでもよい。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法によれば、重量検査テーブルに副走査方向に移動可能にした重量測定ユニットを搭載したことによって、全てのキャリッジに搭載された各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量測定を、1台の重量測定ユニットで行うことができる。つまり、最小限の重量測定ユニットで全てのキャリッジの各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量測定を行うことができる。その結果、重量測定ユニットを多数設ける必要がないので、液滴吐出装置のコストを低減することができる。
この液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法によれば、重量検査テーブルに副走査方向に移動可能にした重量測定ユニットを搭載したことによって、全てのキャリッジに搭載された各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量測定を、1台の重量測定ユニットで行うことができる。つまり、最小限の重量測定ユニットで全てのキャリッジの各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量測定を行うことができる。その結果、重量測定ユニットを多数設ける必要がないので、液滴吐出装置のコストを低減することができる。
以下、本発明を実施したパターン形成装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、ブラックマトリクスが形成されたガラス基板に赤、緑、青のカラーフィルタを形成するためのパターン形成装置としての液滴吐出装置1の概略構成を示している。液滴吐出装置1は、図1に示すように、床面には主走査方向(X軸方向)に延在した基台2が設置され、その上面に2aに一対のX軸ガイドレール11が主走査方向(X軸方向)に敷設され、その一対のX軸ガイドレール11にはX軸移動プレート12が載置されている。X軸移動プレート12は、X軸ガイドレール11に沿って主走査方向に移動可能に搭載されている。一対のX軸ガイドレール11には、X軸リニアモータM1が備えられ、X軸リニアモータM1は、一対のX軸ガイドレール11に載置されたX軸移動プレート12を、エアスライダ(図示省略)を介してX軸方向に往復移動させる。
図1は、ブラックマトリクスが形成されたガラス基板に赤、緑、青のカラーフィルタを形成するためのパターン形成装置としての液滴吐出装置1の概略構成を示している。液滴吐出装置1は、図1に示すように、床面には主走査方向(X軸方向)に延在した基台2が設置され、その上面に2aに一対のX軸ガイドレール11が主走査方向(X軸方向)に敷設され、その一対のX軸ガイドレール11にはX軸移動プレート12が載置されている。X軸移動プレート12は、X軸ガイドレール11に沿って主走査方向に移動可能に搭載されている。一対のX軸ガイドレール11には、X軸リニアモータM1が備えられ、X軸リニアモータM1は、一対のX軸ガイドレール11に載置されたX軸移動プレート12を、エアスライダ(図示省略)を介してX軸方向に往復移動させる。
尚、図1において、主走査方向をX軸方向、主走査方向(X軸方向)に直交する副走査方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する方向(上下方向)をZ軸方向、Z軸方向回りの回動方向をθ方向と表記する。
X軸移動プレート12の上面には、搬送テーブルとしての基板ステージ14が設けられている。基板ステージ14は、真空吸着テーブルであって、その上面にガラス基板よりなるカラーフィルタ基板(CF基板という)Wを吸着固定し、同CF基板Wを搬送する。基板ステージ14は、X軸移動プレート12と基板ステージ14との間に設けた破線で示すステージ回動機構16によって、X軸移動プレート12に対してθ方向に回動可能に支持固定されている。
従って、基板ステージ14(CF基板W)は、X軸移動プレート12とともにX軸方向(主走査方向)に移動する。また、基板ステージ14(CF基板W)は、X軸移動プレー
ト12の平面(XY平面(水平面))に対して平行にθ方向に回動する。
ト12の平面(XY平面(水平面))に対して平行にθ方向に回動する。
前記X軸ガイドレール11の上方向をY軸方向に跨ぐように、案内レールとしての一対のY軸ガイドレール18が配設されている。一対のY軸ガイドレール18の一端の支柱19aは、基台2の上面2a一側に立設され、他端の支柱19bは基台2から離間した床に立設されている。一対のY軸ガイドレール18は、X軸方向に予め定めた間隔をおいて平行に配設されている。尚、本実施形態では、Y軸方向に平行に延びた一対のY軸ガイドレール18において、基台2の上方位置を作業領域、基台2から離間した位置を待機領域としている。
一対のY軸ガイドレール18の間に、複数(本実施形態では、6個)のキャリッジプレート21が差し渡されるように配置されている。そして、各キャリッジプレート21は、Y軸ガイドレール18に沿って副走査方向(Y軸方向)に移動可能に載置されている。一対のY軸ガイドレール18には、Y軸リニアモータM2を備え、Y軸リニアモータM2は、一対のY軸ガイドレール18に載置された各キャリッジプレート21をそれぞれエアスライダ(図示省略)を介してY軸方向に往復移動させる。つまり、各キャリッジプレート21は、Y軸ガイドレール18上の作業領域と待機領域との間を往復移動するようになっている。
各キャリッジプレート21の上面には、機能液供給ユニット22とヘッド用電装ユニット23とが載置されている。機能液供給ユニット22は、機能液F(図3(b)参照)を所定量貯蔵して、各液滴吐出ヘッド40(図3(a),(b)参照)に機能液Fを供給するための供給回路装置である。ヘッド用電装ユニット23は、各液滴吐出ヘッド40を駆動するための電気信号を供給するための電気回路装置である。
また、ここでいう機能液Fとは、CF基板Wに形成されたブラックマトリクスの枠内に配置される赤、緑、青のフィルタ用インクである。機能液Fは、CF基板Wに形成されたブラックマトリクスの枠内に配置された後に乾燥されると、赤、緑、青のフィルタとなる。
図2に示すように、各キャリッジプレート21の下面の中央位置には、吊下機構25が設けられ、その吊下機構25の下端部にキャリッジ30が取着されている。
吊下機構25は、吊下基板26と、吊下回動枠27と、吊下支持枠28とを有している。吊下基板26は、キャリッジプレート21の下面中央位置に連結固定され、その下端部に吊下回動枠27を連結している。吊下回動枠27は、その下端部に吊下支持枠28をθ方向に回動可能に連結支持している。吊下回動枠27には、θ軸回動モータ(図示省略)を有し、θ軸回動モータは吊下支持枠28を吊下基板26(キャリッジプレート21)に対してθ方向に回動させるようになっている。吊下支持枠28には、キャリッジ30が支持固定され、吊下機構25に垂設されたキャリッジ30をθ方向に回動させる。
吊下機構25は、吊下基板26と、吊下回動枠27と、吊下支持枠28とを有している。吊下基板26は、キャリッジプレート21の下面中央位置に連結固定され、その下端部に吊下回動枠27を連結している。吊下回動枠27は、その下端部に吊下支持枠28をθ方向に回動可能に連結支持している。吊下回動枠27には、θ軸回動モータ(図示省略)を有し、θ軸回動モータは吊下支持枠28を吊下基板26(キャリッジプレート21)に対してθ方向に回動させるようになっている。吊下支持枠28には、キャリッジ30が支持固定され、吊下機構25に垂設されたキャリッジ30をθ方向に回動させる。
キャリッジ30は、略直方体形状のキャリッジ枠31を有している。キャリッジ枠31には、X軸方向及びY軸方向のそれぞれの両側面に開口部が設けられており(X軸方向の各開口部は図示省略)、キャリッジ枠31の内側に対して、周囲の空気が流出入できるようになっている。また、キャリッジ30の略直方体形状のキャリッジ枠31の下端部には、ユニットプレート34が図示しないネジ等により固設されている。ユニットプレート34には、液滴吐出ヘッド40が着脱可能に、かつ、精度よく位置決め固定されて取り付けられている。本実施形態では、X軸方向に沿って並設された3個の液滴吐出ヘッド40が、Y軸方向と平行に2列、すなわち合計6個の液滴吐出ヘッド40が取り付けられている。尚、キャリッジ枠31の内側は、配管や配線などが配設されているが、表示すると煩雑になるため図示を省略している。
(液滴吐出ヘッド40)
次に、ユニットプレート34に取着した液滴吐出ヘッド40について図3を参照して説明する。図3(a)は、液滴吐出ヘッドを基板ステージ14側から見た外観斜視図である。この液滴吐出ヘッド40は、2つの接続針42を有する液体導入部41と、液体導入部41の側方に連なるヘッド基板43と、液体導入部41に連なるポンプ部44と、ポンプ部44に連なるノズルプレート45とを備えている。
(液滴吐出ヘッド40)
次に、ユニットプレート34に取着した液滴吐出ヘッド40について図3を参照して説明する。図3(a)は、液滴吐出ヘッドを基板ステージ14側から見た外観斜視図である。この液滴吐出ヘッド40は、2つの接続針42を有する液体導入部41と、液体導入部41の側方に連なるヘッド基板43と、液体導入部41に連なるポンプ部44と、ポンプ部44に連なるノズルプレート45とを備えている。
液体導入部41の接続針42には、機能液供給ユニット22に接続した図示しない配管接続部材が接続されている。ヘッド基板43には、一対のヘッドコネクタ43Aが実装されており、当該ヘッドコネクタ43Aを介して、ヘッド用電装ユニット23に接続された図示しないフレキシブルフラットケーブルが接続される。
一方、このポンプ部44とノズルプレート45とにより、方形のヘッド本体40Aが構成されている。
ノズルプレート45のノズル形成面45aには、液滴Fbを吐出する吐出ノズル46からなる2本のノズル列47が形成されている。2本のノズル列47は相互に平行に列設されており、各ノズル列47は、等ピッチで並設された180個(図示では模式的に表している)の吐出ノズル46で構成されている。すなわち、ヘッド本体40Aのノズル形成面45aには、その中心線を挟んで2本のノズル列47が対称に配設されている。
ノズルプレート45のノズル形成面45aには、液滴Fbを吐出する吐出ノズル46からなる2本のノズル列47が形成されている。2本のノズル列47は相互に平行に列設されており、各ノズル列47は、等ピッチで並設された180個(図示では模式的に表している)の吐出ノズル46で構成されている。すなわち、ヘッド本体40Aのノズル形成面45aには、その中心線を挟んで2本のノズル列47が対称に配設されている。
図3(b)は、液滴吐出ヘッド40のポンプ部44の内部を示し、各吐出ノズル46の上側にそれぞれキャビティ52、振動板53及び駆動素子としての圧電素子PZを有している。各キャビティ52は、それぞれ配管接続部材を介して機能液供給ユニット22に接続され、同機能液供給ユニット22からの機能液F(フィルタ用インク)を収容し、そのフィルタ用インクを吐出ノズル46に供給する。振動板53は、各キャビティ52に対向する領域をZ方向に振動することによって、該キャビティ52の容積を拡大及び縮小させて、これに伴って吐出ノズル46のメニスカスを振動させる。各圧電素子PZは、それぞれ所定の駆動波形信号を受けるとき、Z方向に収縮して伸張することによって、振動板53の各領域をZ方向に振動させる。各キャビティ52は、それぞれの振動板53がZ方向に振動するとき、収容するフィルタ用インクの一部を所定重量の液滴Fbにして吐出ノズル46から吐出させる。
ポンプ部44の基部側、すなわちヘッド本体40Aの基部側は、液体導入部41を受けるべく方形フランジ状にフランジ部48が形成されている。このフランジ部48は、抜け止めの役目を果たすとともに、ヘッド止めネジ(図示せず)でユニットプレート34と連結固定される連結部の役目を果たす。フランジ部48には、液滴吐出ヘッド40をユニットプレート34に固定する小ネジ用のネジ孔(雌ネジ)49が一対形成されている。つまり、液滴吐出ヘッド40は、ユニットプレート34の所定の位置に形成された貫通穴(図示せず)に、ヘッド本体40Aを貫挿させて、ユニットプレート34を貫挿してネジ孔49と螺合するヘッド止めネジ(図示せず)によってユニットプレート34に固定される。
図2及び図3に示したX軸、Y軸、Z軸は、図1に示したX軸、Y軸、Z軸と同一である。すなわち、ユニットプレート34が液滴吐出装置1に取り付けられた状態では、液滴吐出ヘッド40に形成されたノズル列47(図3(a)参照)は、Y軸方向に延在する構成になっている。
(検査ユニット70)
次に、液滴吐出ヘッド40から吐出される液滴を事前に検査する重量検査テーブルとしての検査ユニット70について説明する。
(検査ユニット70)
次に、液滴吐出ヘッド40から吐出される液滴を事前に検査する重量検査テーブルとしての検査ユニット70について説明する。
図1に示すように、前記基台2に敷設された一対のX軸ガイドレール11には、検査ユ
ニット70がX軸ガイドレール11に沿って主走査方向に移動可能に配置されている。
詳述すると、検査ユニット70は、移動ブロック71を有し、移動ブロック71は、X軸ガイドレール11に沿って主走査方向に移動可能に搭載されている。そして、移動ブロック71は、一対のX軸ガイドレール11に備えられたX軸リニアモータM1にてエアスライダ(図示省略)を介してX軸方向に往復移動する。
ニット70がX軸ガイドレール11に沿って主走査方向に移動可能に配置されている。
詳述すると、検査ユニット70は、移動ブロック71を有し、移動ブロック71は、X軸ガイドレール11に沿って主走査方向に移動可能に搭載されている。そして、移動ブロック71は、一対のX軸ガイドレール11に備えられたX軸リニアモータM1にてエアスライダ(図示省略)を介してX軸方向に往復移動する。
移動ブロック71の上面の基板ステージ14側には、検査台72が設置固定されている。検査台72は、Y軸方向に沿って長く延び、その上面には、例えばフィルムコーティングが施された、被検出紙Pが配置されている。検査台72に配置した被検出紙Pは、検査台72が液滴吐出ヘッド40の直下に案内された時に、各キャリッジ30の液滴吐出ヘッド40の各吐出ノズル46から吐出された液滴Fbが着弾されるようになっている。
移動ブロック71の上面であって検査台72に隣接した位置には、フラッシング回収台73が前記キャリッジ30の数(6個)だけ設けられ、その各フラッシング回収台73がY軸方向に沿って並設されている。
各フラッシング回収台73の受け口73aは、各フラッシング回収台73が対応するキャリッジ30の直下に案内された時に、各キャリッジ30の液滴吐出ヘッド40の各吐出ノズル46から液滴が吐出され(フラッシングされ)、その液滴Fbを受け止めて収容するようになっている。つまり、CF基板Wに液滴Fbでカラーフィルタを描画する前にフラッシング動作され、そのフラッシングに基づく液滴Fbをフラッシング回収台73で回収する。
各フラッシング回収台73は、図1に実線で示す位置(第1待機位置)と図1に2点鎖線で示す位置(第2待機位置)との2位置間をそれぞれ往復移動可能に移動ブロック71に対して設けられている。そして、各フラッシング回収台73に対して設けられた配置モータ75(図4参照)を駆動制御することにより、各フラッシング回収台73はそれぞれ第1待機位置と第2待機位置のいずれかに移動して配置される。
移動ブロック71には、1つの重量測定ユニット74がY軸方向に移動可能に設けられている。つまり、各フラッシング回収台73が第1待機位置にあって第2待機位置にないとき、重量測定ユニット74は移動ブロック71に設けられた移送モータ76(図4参照)によって移動ブロック71の上面をY軸方向に往復移動できる。尚、重量測定ユニット74は、各フラッシング回収台73が第2待機位置にあるとき、邪魔にならないように、図1に実線で示す位置(退避位置)に配置されている。
重量測定ユニット74は、図1に示すように、その上面の中央付近に重量測定天秤77(図4参照)の受液容器78が設けられている。重量測定ユニット74は、対応するキャリッジ30の直下に案内された時に、各キャリッジ30の任意の1つの液滴吐出ヘッド40の各吐出ノズル46から吐出された液滴Fbが受液容器78に着弾し、その重量を重量測定天秤77で計測するようになっている。つまり、CF基板Wに液滴Fbでパターンを形成する前に、重量測定ユニット74は、各キャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40の吐出ノズル46から吐出される液滴Fbの吐出重量を計測する。しかも、重量測定ユニット74(受液容器78)を、各キャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40の直下に移動可能にしたので、一つの重量測定ユニット74で、各キャリッジ30の全ての液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの吐出重量を計測することができるようにしている。
また、重量測定ユニット74には、フラッシングエリア79が設けられている。フラッシングエリア79は、各キャリッジ30の任意の1つの液滴吐出ヘッド40が受液容器78に臨んだとき、他の全ての液滴吐出ヘッド40(本実施形態では、5個)が、フラッシ
ングエリア79に向かってフラッシング動作が行える大きさに形成され、そのフラッシング動作による液滴を収容する。従って、重量測定の前後において、他の全ての液滴吐出ヘッド40(本実施形態では、5個)をフラッシング動作させることができるので、キャビティ52に収容された機能液Fの乾燥を抑制することができる。
ングエリア79に向かってフラッシング動作が行える大きさに形成され、そのフラッシング動作による液滴を収容する。従って、重量測定の前後において、他の全ての液滴吐出ヘッド40(本実施形態では、5個)をフラッシング動作させることができるので、キャビティ52に収容された機能液Fの乾燥を抑制することができる。
次に、液滴吐出装置1の電気的構成を図4に従って説明する。図4は、液滴吐出装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図4において、制御装置100は、CPU101、ROM102、RAM103等を有している。制御装置100は、格納された各種データ及び各種制御プログラムに従って、X軸移動プレート12の搬送処理、各キャリッジプレート21の搬送処理、及び、液滴吐出ヘッド40を駆動してCF基板Wにパターンを形成する描画処理などを実行する。また、制御装置100は、各キャリッジ30に設けた各液滴吐出ヘッド40が吐出する液滴Fbの吐出重量などを検査する検査処理を実行するとともに、検査に基づく各液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの吐出重量調整処理などを実行する。
図4において、制御装置100は、CPU101、ROM102、RAM103等を有している。制御装置100は、格納された各種データ及び各種制御プログラムに従って、X軸移動プレート12の搬送処理、各キャリッジプレート21の搬送処理、及び、液滴吐出ヘッド40を駆動してCF基板Wにパターンを形成する描画処理などを実行する。また、制御装置100は、各キャリッジ30に設けた各液滴吐出ヘッド40が吐出する液滴Fbの吐出重量などを検査する検査処理を実行するとともに、検査に基づく各液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの吐出重量調整処理などを実行する。
制御装置100には、各種操作スイッチとディスプレイを有した入出力装置104が接続されている。入出力装置104は、液滴吐出装置1が実行する各種処理の処理状況を表示する。入出力装置104は、CF基板Wに液滴Fbでカラーフィルタのパターンを形成するための描画データ(ビットマップデータBD)を生成し、そのビットマップデータBDを制御装置100に入力する。また、制御装置100は、入力されたビットマップデータBDを描画データ記憶手段としてのRAM103に記憶する。
ビットマップデータBDは、各ビットの値(0あるいは1)に応じて各圧電素子PZのオンあるいはオフを規定したデータである。ビットマップデータBDは、液滴吐出ヘッド40(各吐出ノズル46)の直下をCF基板Wが通過する際、CF基板Wの予め特定された各位置に、液滴Fbを吐出するか否かを規定したデータである。
すなわち、ビットマップデータBDは、CF基板Wに液滴Fbでカラーフィルタのパターンを描画するために、液滴吐出ヘッド40(各吐出ノズル46)の直下を、何度もCF基板Wを往復動させ、その往動及び復動する毎に、カラーフィルタのパターンを描画するために用意された、配置位置に液滴Fbを吐出するか否かを規定したデータである。
詳述すると、液滴吐出ヘッド40(各吐出ノズル46)の直下を、往動及び復動する毎に用意された、対応するビットマップデータBDをつかって、液滴Fbを吐出させれば、CF基板Wにカラーフィルタのパターンが描画されることになる。
そして、本実施形態では、このCF基板Wに描画するカラーフィルタのパターンは、予め設計等で求め、その求めたパターンからビットマップデータBDが作成される。
制御装置100には、X軸リニアモータ駆動回路105が接続されている。制御装置100は、駆動制御信号をX軸リニアモータ駆動回路105に出力する。X軸リニアモータ駆動回路105は、制御装置100からの駆動制御信号に応答して、X軸移動プレート12(CF基板W)を移動させるためのX軸リニアモータM1を駆動させる。また、制御装置100は、重量測定ユニット74で、各キャリッジ30の液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの吐出重量を計測する場合に、検査ユニット70を移動させるための駆動制御信号をX軸リニアモータ駆動回路105に出力する。X軸リニアモータ駆動回路105は、制御装置100からの検査ユニット70を移動させるための駆動制御信号に応答して、移動ブロック71を移動させるためのX軸リニアモータM1を駆動させる。
制御装置100には、X軸リニアモータ駆動回路105が接続されている。制御装置100は、駆動制御信号をX軸リニアモータ駆動回路105に出力する。X軸リニアモータ駆動回路105は、制御装置100からの駆動制御信号に応答して、X軸移動プレート12(CF基板W)を移動させるためのX軸リニアモータM1を駆動させる。また、制御装置100は、重量測定ユニット74で、各キャリッジ30の液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの吐出重量を計測する場合に、検査ユニット70を移動させるための駆動制御信号をX軸リニアモータ駆動回路105に出力する。X軸リニアモータ駆動回路105は、制御装置100からの検査ユニット70を移動させるための駆動制御信号に応答して、移動ブロック71を移動させるためのX軸リニアモータM1を駆動させる。
制御装置100には、Y軸リニアモータ駆動回路106が接続されている。制御装置100は、駆動制御信号をY軸リニアモータ駆動回路106に出力する。Y軸リニアモータ
駆動回路106は、制御装置100からの駆動制御信号に応答して、キャリッジプレート21を移動させるためのY軸リニアモータM2を駆動させる。
駆動回路106は、制御装置100からの駆動制御信号に応答して、キャリッジプレート21を移動させるためのY軸リニアモータM2を駆動させる。
制御装置100には、配置モータ駆動回路111が接続されている。制御装置100は、駆動制御信号を配置モータ駆動回路111に出力する。配置モータ駆動回路111は、制御装置100からの駆動制御信号に応答して、各フラッシング回収台73に対して設けられた配置モータ75をそれぞれ駆動制御する。配置モータ駆動回路111は、制御装置100からの駆動制御信号に応答して、それぞれの配置モータ75を駆動制御して各フラッシング回収台73を第1待機位置及び第2待機位置のいずれかに配置する。
因みに、本実施形態では、CF基板Wにカラーフィルタのパターンを描画している時には、全てのフラッシング回収台73は、第1待機位置に配置する。また、液滴吐出装置1を休止させている時は、全てのフラッシング回収台73は、第2待機位置に配置する。
制御装置100には、移送モータ駆動回路112が接続されている。制御装置100は、駆動制御信号を移送モータ駆動回路112に出力する。移送モータ駆動回路112は、制御装置100からの駆動制御信号に応答して、重量測定ユニット74に対して設けられた移送モータ76を駆動制御する。移送モータ駆動回路112は、制御装置100からの駆動制御信号に応答して、移送モータ76を駆動制御して重量測定ユニット74をY軸方向に移動させ、対応するキャリッジ30の直下又は退避位置に配置する。
制御装置100は、重量測定ユニット74の重量測定天秤77から、その時々でキャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40から吐出された液滴Fbの総吐出重量を求め、キャリッジ30毎に、各液滴吐出ヘッド40が吐出ノズル46から吐出する液滴Fbの吐出重量(平均吐出重量Wav)を演算する。
制御装置100は、各液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの平均吐出重量Wavが求まると、その平均吐出重量Wavが予め定めた基準吐出重量Wkと同じなるための、各圧電素子PZを駆動させるための駆動電圧値Vhを液滴吐出ヘッド40毎に求める。
尚、平均吐出重量Wavが基準吐出重量Wkと同じなるための、圧電素子PZを駆動させるための駆動電圧値Vhは、予めROM102にデータとして記憶されていて、制御装置100は、ROM102に記憶したデータから各平均吐出重量Wavに対する駆動電圧値Vhを求めるようにしている。
制御装置100には、駆動波形生成回路107が接続されている。制御装置100は、求めた圧電素子PZを駆動させるための駆動電圧値Vhを駆動波形生成回路107に出力する。駆動波形生成回路107は、制御装置100からの駆動電圧値Vhに基づき圧電素子PZに印加する駆動波形信号COMを生成する。図5は、駆動波形信号COMの一例を示しており、圧電素子PZに印加する駆動電圧の波高値が大きいほど、吐出量が大きくなる。すなわち、図5において、駆動波形信号COM0(波高値h0)は、駆動波形信号COM1(波高値h1)よりも波高値が大きいので吐出重量が大きくなっている。
従って、駆動波形生成回路107は、制御装置100からの駆動電圧値Vhに基づき、液滴Fbの平均吐出重量Wavが基準吐出重量Wkと等しくなる駆動波形信号COMを液滴吐出ヘッド40毎に生成し、制御装置100に出力する。
制御装置100には、液滴吐出ヘッド40毎に設けられたヘッド駆動回路108が接続されている。制御装置100は、所定の吐出周波数に同期させた吐出タイミング信号LTをヘッド駆動回路108に出力する。制御装置100は、駆動波形生成回路107にて生
成された液滴吐出ヘッド40毎の駆動波形信号COMを所定の吐出周波数に同期させて、それぞれ対応するヘッド駆動回路108に出力する。
成された液滴吐出ヘッド40毎の駆動波形信号COMを所定の吐出周波数に同期させて、それぞれ対応するヘッド駆動回路108に出力する。
詳述すると、制御装置100は、ビットマップデータBDを利用して所定の周波数に同期したパターン形成用制御信号SIを生成し、パターン形成用制御信号SIをヘッド駆動回路108にシリアル転送する。ヘッド駆動回路108は、制御装置100からのパターン形成用制御信号SIを各圧電素子PZに対応させて順次シリアル/パラレル変換する。ヘッド駆動回路108は、制御装置100からの吐出タイミング信号LTを受けるたびに、シリアル/パラレル変換したパターン形成用制御信号SIをラッチし、パターン形成用制御信号SIによって選択される圧電素子PZにそれぞれ駆動波形信号COMを供給する。
従って、各液滴吐出ヘッド40は、液滴Fbの平均吐出重量Wavが基準吐出重量Wkと等しくなる駆動波形信号COMを圧電素子PZに印加させるように制御されるため、各液滴吐出ヘッド40から吐出される液滴Fbの平均吐出重量Wavを均一にすることができる。
しかも、一つの重量測定ユニット74で、各キャリッジ30の全ての液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの吐出重量を計測することができるようにしたので、検査ユニット70の構成を非常に簡単な構成にすることができる。また、一つの重量測定ユニット74で検査を行うので、複数の重量測定ユニット74を使って各液滴吐出ヘッド40の吐出重量を計測する際の各重量測定天秤77の機差による誤差を考慮しなくてよいため、高精度な計測ができる。
次に、このように構成した検査ユニット70の作用について説明する。
検査ユニット70を使って各キャリッジ30に設けた各液滴吐出ヘッド40の吐出ノズル46から吐出される液滴Fbの吐出重量を算出し、各液滴吐出ヘッド40から吐出される液滴Fbの平均吐出重量Wavを基準吐出重量Wkに調整する処理動作について説明する。
検査ユニット70を使って各キャリッジ30に設けた各液滴吐出ヘッド40の吐出ノズル46から吐出される液滴Fbの吐出重量を算出し、各液滴吐出ヘッド40から吐出される液滴Fbの平均吐出重量Wavを基準吐出重量Wkに調整する処理動作について説明する。
この処理動作は、各キャリッジプレート21に設けたキャリッジ30が交換される毎に行われる。また、新たなCF基板Wに描画データ(ビットマップデータBD)に基づいてカラーフィルタのパターンを形成する直前に行われる。
今、制御装置100は、Y軸リニアモータM2を駆動制御して各キャリッジプレート21をY軸ガイドレール18上の作業領域に配置する。また、制御装置100は、配置モータ75を駆動制御して全ての各フラッシング回収台73を第1待機位置から第2待機位置に配置する。この時、重量測定ユニット74は退避位置に配置されている。
これによって、各キャリッジプレート21のキャリッジ30に設けた各液滴吐出ヘッド40は、検査ユニット70の各フラッシング回収台73がその直下を通過する位置に配置される。
この状態から、制御装置100は、X軸リニアモータM1を駆動制御して、検査ユニット70の移動ブロック71を移動させて、各液滴吐出ヘッド40の直下に対応する各フラッシング回収台73を配置させる。
各液滴吐出ヘッド40の直下に、対応する各フラッシング回収台73を位置させると、制御装置100は、各キャリッジ30の液滴吐出ヘッド40をフラッシング動作させ、フラッシング回収台73に液滴Fbを吐出させる。フラッシングが終了すると、退避位置に
ある重量測定ユニット74に隣接したフラッシング回収台73を第2待機位置から第1待機位置に移動させる。そして、制御装置100は、該フラッシング回収台73が第1待機位置に移動していなくなった位置(第2待機位置)に、移送モータ76を駆動制御して、重量測定ユニット74を移動させる。
ある重量測定ユニット74に隣接したフラッシング回収台73を第2待機位置から第1待機位置に移動させる。そして、制御装置100は、該フラッシング回収台73が第1待機位置に移動していなくなった位置(第2待機位置)に、移送モータ76を駆動制御して、重量測定ユニット74を移動させる。
制御装置100は、直下に重量測定ユニット74の受液容器78が配置されたキャリッジ30の任意の1つの液滴吐出ヘッド40から、重量測定ユニット74の受液容器78に対して吐出重量を測定するための液滴Fbを所定数だけ吐出させる。また、このとき、制御装置100は、同キャリッジ30の重量測定を行っていない他の全ての液滴吐出ヘッド40(本実施形態では、5個)と、その直下にフラッシング回収台73が配置されているキャリッジ30とには、フラッシング動作をさせている。
制御装置100は、重量測定ユニット74の受液容器78に液滴Fbを所定数だけ吐出させたとき、その時の重量測定ユニット74の重量測定天秤77が計測した総吐出重量に基づいて、このキャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40の平均吐出重量Wavを算出する。
一つのキャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40の平均吐出重量Wavが算出されると、制御装置100は、重量測定ユニット74に新たに隣接した位置にあるフラッシング回収台73を第2待機位置から第1待機位置に移動させる。そして、制御装置100は、該フラッシング回収台73が第1待機位置に移動していなくなった位置(第2待機位置)に、重量測定ユニット74を移動させる。また、重量測定ユニット74が移動していなくなった位置(第2待機位置)に、重量測定が終了したキャリッジ30に対応するフラッシング回収台73を移動させる。
以後、同様な動作を繰り返すことにより、各キャリッジ30における各液滴吐出ヘッド40の平均吐出重量Wavが算出される。
制御装置100は、各液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの平均吐出重量Wavに基づいて、その平均吐出重量Wavが予め定めた基準吐出重量Wkと等しくなるための、各圧電素子PZを駆動させるための駆動電圧値Vhを液滴吐出ヘッド40毎に求める。
制御装置100は、各液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの平均吐出重量Wavに基づいて、その平均吐出重量Wavが予め定めた基準吐出重量Wkと等しくなるための、各圧電素子PZを駆動させるための駆動電圧値Vhを液滴吐出ヘッド40毎に求める。
そして、制御装置100は、駆動波形生成回路107に対して、駆動電圧値Vhに基づき、常に、各液滴吐出ヘッド40の液滴Fbの平均吐出重量Wavが基準吐出重量Wkと等しくなる駆動波形信号COMを液滴吐出ヘッド40毎に生成させ、その駆動波形信号COMにて各液滴吐出ヘッド40(圧電素子PZ)を駆動させる。
従って、各液滴吐出ヘッド40の各圧電素子PZに印加される駆動波形信号COMは、液滴Fbの平均吐出重量Wavが基準吐出重量Wkとなる駆動波形信号COMに制御されるため、各液滴吐出ヘッド40から吐出される機能液Fの吐出重量を均一にすることができる。
しかも、ひとつのCF基板Wにカラーフィルタを描画する直前に、各液滴吐出ヘッド40から吐出される液滴Fbの平均吐出重量Wavを基準吐出重量Wkに調整する処理動作を行うため、全てのCF基板Wに形成されるカラーフィルタは、一様で高精細なパターンとなる。
上記実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態によれば、重量測定ユニット74は、移送モータ76によって検査ユニット70の移動ブロック71においてY軸方向に移動して、各キャリッジ30の直下に移動可能にした。また、検査ユニット70に設けたフラッシング回収台73を移動ブロ
ック71において第1待機位置と第2待機位置の間を、各配置モータ75によって移動可能にした。
(1)上記実施形態によれば、重量測定ユニット74は、移送モータ76によって検査ユニット70の移動ブロック71においてY軸方向に移動して、各キャリッジ30の直下に移動可能にした。また、検査ユニット70に設けたフラッシング回収台73を移動ブロ
ック71において第1待機位置と第2待機位置の間を、各配置モータ75によって移動可能にした。
従って、全てのキャリッジ30に搭載された各液滴吐出ヘッド40の吐出重量測定を1台の重量測定ユニット74で行うことができる。つまり、液滴吐出装置1において、重量測定ユニット74を多数設けることなく、全てのキャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40から吐出される液滴Fbの吐出重量測定を行うことができる。その結果、液滴吐出装置1のコストを低減することができる。
また、重量測定ユニット74を複数設けたときに生じる、各重量測定ユニット74の重量測定天秤77の機差による誤差を考慮する必要がない。その結果、より高精度な液滴Fbの吐出重量測定を行うことができる。
(2)上記実施形態によれば、各キャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40から吐出される液滴Fbの吐出重量測定を第2待機位置で行うとともに、重量測定ユニット74が位置する以外の第2待機位置には、フラッシング回収台73を配置して吐出重量測定を行った。そして、第2待機位置に位置しているフラッシング回収台73の上方に位置しているキャリッジ30には、フラッシング回収台73に向かってフラッシング動作させた。
従って、吐出重量測定を行っているキャリッジ30以外の他のキャリッジ30は、フラッシング動作させることによって、吐出重量測定をしている間にキャビティ52に収容された機能液Fが乾燥することを抑制することができる。その結果、より高精度な液滴Fbの吐出重量測定を行うことができる。しかも、フラッシング動作で吐出された液滴Fbは、フラッシング回収台73の受け口73aに収容されるので、後処理を容易に行うことができる。
(3)上記実施形態によれば、重量測定ユニット74には、キャリッジ30の任意の1つの液滴吐出ヘッド40が受液容器78に臨んでいるとき、他の全ての液滴吐出ヘッド40(本実施形態では、5個)のフラッシング動作による液滴Fbを収容するフラッシングエリア79を設けた。
従って、重量測定の前後において、他の全ての液滴吐出ヘッド40(本実施形態では、5個)にフラッシング動作させることができる。その結果、液滴吐出ヘッド40のキャビティ52に収容された機能液Fの乾燥を抑制することができる。また、各液滴吐出ヘッド40は、吐出重量測定を行う直前までフラッシング動作されるので、常に新しい機能液Fで液滴Fbの吐出重量測定を行うことができる。その結果、より高精度な液滴Fbの吐出重量測定を行うことができる。しかも、フラッシング動作で吐出された液滴Fbは、フラッシングエリア79に収容されるので、後処理を容易に行うことができる。
(4)上記実施形態によれば、検査ユニット70をX軸方向に移動可能にして、各キャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40の吐出重量測定を液滴吐出装置の作業領域で行えるようにした。
従って、各キャリッジ30の各液滴吐出ヘッド40の吐出重量測定を実際の描画位置において行うことができる。その結果、より高精度な液滴Fbの吐出重量測定を行うことができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、重量測定ユニット74を1つ設けた。これに限らず、複数個配置するようにしてもよい。これによれば、液滴の吐出重量をより短時間で測定することがで
きる。
・上記実施形態では、重量測定ユニット74を1つ設けた。これに限らず、複数個配置するようにしてもよい。これによれば、液滴の吐出重量をより短時間で測定することがで
きる。
・上記実施形態では、重量測定前の全キャリッジ30のフラッシング動作をフラッシング回収台73の第2待機位置で行った。これに限らず、全フラッシング回収台73を第1待機位置に配置してフラッシング動作を行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、キャリッジ30の液滴吐出ヘッド40の吐出重量測定している時、他のキャリッジ30の液滴吐出ヘッド40には、フラッシング動作を行わせた。これに限らず、フラッシング動作を行わせなくてもよいし、一部のキャリッジ30だけフラッシング動作を行わせるようにしてもよい。
・上記実施形態では、フラッシング回収台73を配置モータ75によって第1待機位置と第2待機位置とを主走査方向に移動可能にした。これに限らず、例えば、シリンダ駆動などによって第1待機位置と第2待機位置とを主走査方向に往復移動可能にしてもよい。
・上記実施形態では、各キャリッジプレート21に設けたキャリッジ30が交換されたとき、及び、新たなCF基板Wに描画データ(ビットマップデータBD)に基づいてカラーフィルタのパターンを形成するときに、重量測定を行った。これに限らず、例えば、予め定めた時間毎など、予め定めた条件毎に定期的に行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、各キャリッジプレート21に設けたキャリッジ30が交換されたとき、及び、新たなCF基板Wに描画データ(ビットマップデータBD)に基づいてカラーフィルタのパターンを形成するときに、全てのキャリッジ30に対して重量測定を行った。これに限らず、例えば、予め定めた条件毎にキャリッジ30の重量測定を1つずつ順番に行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、フィルタ用インクを液滴にして吐出させてCF基板にカラーフィルタを形成する液滴吐出装置に具体化したが、これに限定されるものではなく、金属配線を形成する液滴吐出装置、絶縁層を形成する液滴吐出装置、液晶層や配向膜を形成する液滴吐出装置、有機EL表示装置の発光層等を形成する液滴吐出装置等に応用してもよい。
・上記実施形態では、液滴吐出ヘッド40を6個搭載したキャリッジを6個搭載した液滴吐出装置1に具体化した。これに限らず、キャリッジに搭載される液滴吐出ヘッドの配置や数、及び、液滴吐出装置に搭載されるキャリッジの数は、適宜変更してもよい。
BD…ビットマップデータ、COM…駆動波形信号、COM0…駆動波形信号、COM1…駆動波形信号、h0…波高値、h1…波高値、LT…吐出タイミング信号、SI…パターン形成用制御信号、F…機能液、Fb…液滴、M1…X軸リニアモータ、M2…Y軸リニアモータ、P…被検出紙、PA…検査パターン、PZ…圧電素子、Vh…駆動電圧値、W…CF基板、Wk…基準吐出重量、Wav…平均吐出重量、1…液滴吐出装置、2…基台、2a…上面、11…X軸ガイドレール、12…X軸移動プレート、14…基板ステ
ージ、16…ステージ回動機構、18…Y軸ガイドレール、19a…支柱、19b…支柱、21…キャリッジプレート、22…機能液供給ユニット、23…ヘッド用電装ユニット、25…吊下機構、26…吊下基板、27…吊下回動枠、28…吊下支持枠、30…キャリッジ、31…キャリッジ枠、33…ヘッドユニット、34…ユニットプレート、40…液滴吐出ヘッド、40A…ヘッド本体、41…液体導入部、42…接続針、43…ヘッド基板、43A…ヘッドコネクタ、44…ポンプ部、45…ノズルプレート、45a…ノズル形成面、46…吐出ノズル、47…ノズル列、48…フランジ部、49…ネジ孔、52…キャビティ、53…振動板、70…検査ユニット、71…移動ブロック、72…検査台、73…フラッシング回収台、73a…受け口、74…重量測定ユニット、75…配置モータ、76…移送モータ、77…重量測定天秤、78…受液容器、79…フラッシングエリア、100…制御装置、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…入出力装置、105…X軸リニアモータ駆動回路、106…Y軸リニアモータ駆動回路、107…駆動波形生成回路、108…ヘッド駆動回路、111…配置モータ駆動回路、112…移送モータ駆動回路。
ージ、16…ステージ回動機構、18…Y軸ガイドレール、19a…支柱、19b…支柱、21…キャリッジプレート、22…機能液供給ユニット、23…ヘッド用電装ユニット、25…吊下機構、26…吊下基板、27…吊下回動枠、28…吊下支持枠、30…キャリッジ、31…キャリッジ枠、33…ヘッドユニット、34…ユニットプレート、40…液滴吐出ヘッド、40A…ヘッド本体、41…液体導入部、42…接続針、43…ヘッド基板、43A…ヘッドコネクタ、44…ポンプ部、45…ノズルプレート、45a…ノズル形成面、46…吐出ノズル、47…ノズル列、48…フランジ部、49…ネジ孔、52…キャビティ、53…振動板、70…検査ユニット、71…移動ブロック、72…検査台、73…フラッシング回収台、73a…受け口、74…重量測定ユニット、75…配置モータ、76…移送モータ、77…重量測定天秤、78…受液容器、79…フラッシングエリア、100…制御装置、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…入出力装置、105…X軸リニアモータ駆動回路、106…Y軸リニアモータ駆動回路、107…駆動波形生成回路、108…ヘッド駆動回路、111…配置モータ駆動回路、112…移送モータ駆動回路。
Claims (6)
- 搬送テーブルに載置された基板を主走査方向に搬送させ、前記主走査方向に直交する副走査方向に並設されたキャリッジの液滴吐出ヘッドの各ノズルから機能液を液滴にして吐出し、前記基板にパターンを形成するパターン形成装置の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量測定方法において、
前記搬送テーブルと並設され、前記搬送テーブルとは独立して主走査方向に移動する重量検査テーブルを設け、
前記重量検査テーブルに、重量測定ユニットを前記副走査方向に移動可能に搭載し、前記重量測定ユニットを各キャリッジに設けた前記液滴吐出ヘッドの直下に移動させて、前記各液滴吐出ヘッドの各ノズルからの液滴を前記重量測定ユニットの受液容器に着弾させて、前記各液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の吐出重量を測定することを特徴とする液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法。 - 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法において、
前記重量検査テーブルには、前記液滴吐出ヘッドが、同液滴吐出ヘッドの各ノズルから液滴を吐出するフラッシング動作を行ったとき、前記液滴を収容するフラッシング回収台を設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法。 - 請求項2に記載の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法において、
前記フラッシング回収台は、前記重量測定ユニットが前記副走査方向に移動可能な第1待機位置と、前記重量測定ユニットが前記副走査方向に移動する軌跡上の第2待機位置との間を、前記主走査方向に往復移動可能に設けられたことを特徴とする液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法。 - 請求項2または3に記載の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法において、
前記吐出重量を測定するときには、前記各キャリッジの直下には、前記重量測定ユニットまたは前記フラッシング回収台のどちらか一方が配置されることを特徴とする液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法において、
前記重量測定ユニットには、前記受液容器に前記各キャリッジの任意の1つの液滴吐出ヘッドが臨んだとき、同キャリッジの他の全ての液滴吐出ヘッドのフラッシング動作による液滴を収容するフラッシングエリアを設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法において、
前記重量検査テーブルには、前記重量測定ユニットを1台設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法。
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JP2007263308A JP2009090211A (ja) | 2007-10-09 | 2007-10-09 | 液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法 |
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JP2007263308A JP2009090211A (ja) | 2007-10-09 | 2007-10-09 | 液滴吐出ヘッドの液滴吐出量検出方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2009090211A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005680A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Rengo Co Ltd | ライン型インクジェット印刷装置 |
JP2011088102A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Seiko Epson Corp | 液滴吐出装置および液滴吐出装置の制御方法 |
JP2011230010A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-17 | Shibaura Mechatronics Corp | 半導体装置の製造装置 |
JP2013136157A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
-
2007
- 2007-10-09 JP JP2007263308A patent/JP2009090211A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011005680A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Rengo Co Ltd | ライン型インクジェット印刷装置 |
JP2011088102A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Seiko Epson Corp | 液滴吐出装置および液滴吐出装置の制御方法 |
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