JP2009088842A - 多光軸光電センサ、多光軸光電センサシステム、異常特定装置、異常特定方法及び記録媒体 - Google Patents

多光軸光電センサ、多光軸光電センサシステム、異常特定装置、異常特定方法及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、動作異常を容易に且つ確実に特定することが可能である多光軸光電センサを提供すること。
【解決手段】多光軸光電センサ2は、筒状の本体部12,22内に複数の投光素子14及び受光素子24が配置され、本体部12,22の両端開放部がそれぞれキャップ13a〜13c,23a〜23cで閉塞された投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cを備えている。各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cは複数の自身の異常状態を検出可能であり、検出された異常状態は各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cの識別情報と関連付けられて無線通信回路4から外部に送信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自身に発生する複数種類の異常状態を検出可能な多光軸光電センサ及び多光軸光電センサシステムに関する。
従来、検出エリアへの物体の侵入や特定エリア内の物体の存在を検出する多光軸光電センサとして、例えば特許文献1に記載されているようなものがある。この多光軸光電センサは、複数の投光素子を備えた投光部と複数の受光素子を備えた受光部とが対向するように配設され、投光部と受光部との間に検出エリアを形成するようになっている。
また、この多光軸光電センサには、二重投光や受光量過多による過電流等、自身に発生する複数種類の異常を検出するエラー検出回路と、それら異常状態に応じたコード(数値)を表示するエラー表示灯とが設けられている。作業者は、エラー表示灯の表示内容を確認し、表示内容に基づいて対応表を参照することにより、その表示内容が示す異常状態(異常内容)と異常箇所を特定することができる。
特開2006−279676号公報
しかしながら、上述した異常箇所特定方法であると、作業者は目視によりエラー表示灯を読み取り、その表示内容に基づいて対応表でエラー内容を確認する必要があるため、異常箇所を特定するための作業が煩雑であった。また、作業者がエラー表示灯や対応表を読み間違える場合が懸念されるため、異常箇所の特定の確実性という点では改善の余地があった。
そこで、多光軸光電センサとエラー内容を表示する表示装置とをケーブル等の通信線にて接続し、多光軸光電センサで検出された情報を表示装置に送信しその情報に基づいてエラー内容を表示させることが考えられる。しかし、多光軸光電センサと表示装置との間に専用の配線が必要となるため構成が煩雑になるという問題があり、また、ケーブルの長さにより制約を受けるため構成部材の配設が困難になるという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡易な構成で、動作異常を容易に且つ確実に特定することが可能な多光軸光電センサ及び多光軸光電センサシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、自身の複数種類の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサにおいて、前記多光軸光電センサユニットには、自身の複数種類の異常状態を検出可能な異常検出手段と、前記多光軸光電センサユニットを特定するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段とが設けられ、前記異常状態の情報と前記識別情報とを関連付けて取得する異常情報取得手段と、樹脂製よりなる前記端末部材に設けられ、前記異常情報取得手段が取得した情報を無線で外部に送信する無線送信手段と、自身に発生する異常を外部に報知する報知手段と、を備えた。
同構成によれば、多光軸光電センサを構成し樹脂製よりなる端末部材に、多光軸光電センサの異常状態と識別情報とを関連付けて外部に送信する無線送信手段が設けられているため、特別な配線をすることなく多光軸光電センサに生じた異常状態の情報が外部に送信される。よって、簡易な構成で、多光軸光電センサの動作異常を容易に且つ確実に特定することが可能となる。ユニットは自身に発生する異常を外部に報知する報知手段を備え、識別情報は、多光軸光電センサユニットの接続位置と種類とを特定するため少なくとも含むため、異常が発生したユニットを容易に特定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多光軸光電センサにおいて、前記多光軸光電センサユニットが前記端末部材を介して複数直列接続されてなり、前記識別情報は前記多光軸光電センサユニットの直列接続の接続位置を含む、ものである。
同構成によれば、多光軸光電センサユニットが複数直列接続され、識別情報には多光軸光電センサの直列接続の接続位置が含まれるため、異常の種類を特定することが容易であるとともに、異常が発生した多光軸光電センサユニットを特定することが容易になる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の多光軸光電センサにおいて、前記無線送信手段は、複数直列接続された前記多光軸光電センサユニットの終端部となる端末部材に設けられている。
同構成によれば、無線送信手段は、複数直列接続された多光軸光電センサユニットの終端部となる端末部材に設けられるため、配線がなされずスペースが確保された部分に設けられることとなり効率がよい。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載の多光軸光電センサにおいて、前記無線送信手段は、送信する信号の周波数帯域がGHzオーダの高周波周波数帯域である。
同構成によれば、無線送信を高周波周波数帯の信号を用いることにより、低い出力によって情報を送信することができる。また、多光軸光電センサユニットにおける検出動作のタイミングと無線通信のタイミングとをずらす等の対策を行うことなく多光軸光電センサユニットにおける検出動作の誤動作を抑えることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載の多光軸光電センサにおいて、無線の信号を受信する無線受信手段を備え、前記無線受信手段が外部から要求信号を受信した場合に、前記異常情報取得手段が取得した情報を送信する。
複数の多光軸光電センサを使用している場合、それぞれの無線送信手段が同時に異常状態の情報を同時に送信すると、それらを受信する装置では、それぞれを区別して受け取ることができないため、正常な通信を行うことができない。同構成によれば、上位の装置から各無線送信手段に対して順次要求信号を送信することにより、複数の多光軸光電センサのそれぞれに発生する異常に対応する情報を確実に受け取ることができるようになる。
請求項6に記載の発明は、筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、自身の複数種類の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサと、前記多光軸光電センサユニットの異常状態の検出に基づいて前記多光軸光電センサの異常を特定する異常特定装置とを備えてなる多光軸光電センサシステムにおいて、前記多光軸光電センサユニットには、自身の複数種類の異常状態を検出可能な異常検出手段と、前記多光軸光電センサユニットを特定するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段とが設けられ、前記異常状態の情報と前記識別情報とを関連付けて取得する異常情報取得手段と、樹脂製よりなる前記端末部材に設けられ、前記異常情報取得手段が取得した情報を外部に無線で送信する無線送信手段と、自身に発生する異常を外部に報知する報知手段と、を備え、前記異常特定装置は、前記無線送信手段が送信した情報を受信する受信手段と、前記多光軸光電センサに発生する異常を特定するためのエラー情報を前記多光軸光電センサユニットの前記異常状態の情報に関連付けて記憶するエラー情報記憶手段と、前記受信手段が受信した前記異常状態の情報に基づいて前記エラー情報記憶手段から前記エラー情報を読み出しその読み出したエラー情報を外部に報知する異常報知手段とを備えた。
同構成によれば、多光軸光電センサを構成し樹脂製よりなる端末部材に、多光軸光電センサの異常状態と識別情報とを関連付けて外部に送信する無線送信手段が設けられているため、特別な配線をすることなく多光軸光電センサに生じた異常状態の情報を外部に送信することができる。そして、無線送信手段から送信された情報に基づいて、異常特定装置において多光軸光電センサの異常情報が特定され、その内容が外部に報知される。よって、簡易な構成で、多光軸光電センサの動作異常を容易に且つ確実に特定することが可能となる。ユニットは自身に発生する異常を外部に報知する報知手段を備え、識別情報は、多光軸光電センサユニットの接続位置と種類とを特定するため少なくとも含むため、異常が発生したユニットを容易に特定することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の多光軸光電センサシステムにおいて、前記多光軸光電センサユニットが前記端末部材を介して複数直列接続されてなり、前記識別情報は前記多光軸光電センサユニットの直列接続の接続位置を含み、前記異常特定装置は、前記エラー情報とともに前記位置情報を報知するものである。
同構成によれば、多光軸光電センサユニットが複数直列接続され、識別情報には多光軸光電センサの直列接続の接続位置が含まれるため、異常の種類を特定することが容易であるとともに、異常が発生した多光軸光電センサユニットを特定することが容易になる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の多光軸光電センサシステムにおいて、前記異常特定装置は、要求信号を送信する送信手段を備え、前記多光軸光電センサユニットは、無線の信号を受信する無線受信手段を備え、前記無線送信手段は、前記無線受信手段が前記異常特定装置から要求信号を受信した場合に、前記異常情報取得手段が取得した情報を送信するようにした。
複数の多光軸光電センサを使用している場合、それぞれの無線送信手段が同時に異常状態の情報を同時に送信すると、それらを受信する装置では、それぞれを区別して受け取ることができないため、正常な通信を行うことができない。同構成によれば、異常特定装置から各無線送信手段に対して順次要求信号を送信することにより、複数の多光軸光電センサのそれぞれに発生する異常に対応する情報を確実に受け取ることができるようになる。
請求項9に記載の発明は、筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の開放両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、複数の自身の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサの異常を特定する異常特定装置であって、前記多光軸光電センサユニットの樹脂製よりなる前記端末部材に設けられた無線送信手段が送信した情報を受信する受信手段と、前記多光軸光電センサに発生する異常を特定するためのエラー情報を前記多光軸光電センサユニットの前記異常状態の情報に関連付けて記憶するエラー情報記憶手段と、前記受信手段が受信した前記異常状態の情報に基づいて前記エラー情報記憶手段から前記エラー情報を読み出しその読み出したエラー情報を外部に報知する異常報知手段とを備えた。
同構成によれば、異常特定装置の受信手段は、無線通信にて多光軸光電センサユニットの端末部材に設けられた無線通信手段から送信された情報を受信するため、特別な配線をすることなく多光軸光電センサに生じた異常状態の情報を異常特定装置にて受信することができる。異常報知手段は、多光軸光電センサでの異常箇所を含むエラー情報を外部に報知するため、操作者は、エラー情報に基づいて多光軸光電センサの異常箇所を容易に把握することが可能となり、多光軸光電センサの動作異常に迅速に対応することができる。
請求項10に記載の発明は、筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の開放両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、複数の自身の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサの異常を特定する異常特定方法であって、前記多光軸光電センサユニットの樹脂製よりなる前記端末部材に設けられた無線送信手段が送信した情報を受信する受信ステップと、前記多光軸光電センサに発生する異常を特定するためのエラー情報を前記多光軸光電センサユニットの前記異常状態の情報に関連付けて記憶するエラー情報記憶ステップと、前記受信ステップにて受信した前記異常状態の情報に基づいて前記エラー情報記憶ステップにて記憶した前記エラー情報を読み出しその読み出したエラー情報を外部に報知する異常報知ステップとを備えた。
同構成によれば、異常特定装置は、無線通信にて多光軸光電センサユニットの端末部材に設けられた無線通信手段から送信された情報を受信するため、特別な配線をすることなく多光軸光電センサに生じた異常状態の情報を異常特定装置にて受信することができる。異常特定装置は、異常報知ステップにおいて、多光軸光電センサでの異常箇所を含むエラー情報を外部に報知するため、操作者は、エラー情報に基づいて多光軸光電センサの異常箇所を容易に把握することが可能となり、多光軸光電センサの動作異常に迅速に対応することができる。
請求項11に記載の発明は、コンピュータにより実行され、筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の開放両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、複数の自身の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサの異常を特定するプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記多光軸光電センサユニットの樹脂製よりなる前記端末部材に設けられた無線送信手段が送信した情報を受信する受信ステップと、前記多光軸光電センサに発生する異常を特定するためのエラー情報を前記多光軸光電センサユニットの前記異常状態の情報に関連付けて記憶するエラー情報記憶ステップと、前記受信ステップにて受信した前記異常状態の情報に基づいて前記エラー情報記憶ステップにて記憶した前記エラー情報を読み出しその読み出したエラー情報を外部に報知する異常報知ステップとを前記コンピュータが実行するためのプログラムを記憶した。
同構成によれば、異常特定装置は、無線通信にて多光軸光電センサユニットの端末部材に設けられた無線通信手段から送信された情報を受信するため、特別な配線をすることなく多光軸光電センサに生じた異常状態の情報を異常特定装置にて受信することができる。異常特定装置は、異常報知ステップにおいて、多光軸光電センサでの異常箇所を含むエラー情報を外部に報知するため、操作者は、エラー情報に基づいて多光軸光電センサの異常箇所を容易に把握することが可能となり、多光軸光電センサの動作異常に迅速に対応することができる。
従って、上記記載の発明によれば、簡易な構成で、多光軸光電センサの動作異常を容易に且つ確実に特定することが可能となる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる多光軸光電センサシステム1は、多光軸光電センサ2にて特定の検出エリアに対する物体の侵入検出や検出エリア内における物体の存在検出を行うとともに、多光軸光電センサ2に発生する複数種類の異常状態を検出するとともに、その異常を異常特定装置3において特定可能に構成されている。
多光軸光電センサ2の投光器10及び受光器20は対向配置され、投光器10及び受光器20はそれぞれケーブル10a,20aを介してコントローラ30に接続されている。
投光器10は、ケーブル10bにより直列接続された複数の多光軸光電センサユニットとしての投光ユニット11a〜11cにより構成されている。各投光ユニット11a,11cの本体部12は筒状に形成された金属製の本体ケース内に電気回路を収容して構成されている。第1投光ユニット11aの両端開放部は、接続のための樹脂製よりなる端末部材としてのキャップ13a,13bにより閉塞されている。そして、第1投光ユニット11aは、第1のキャップ13aに接続されたケーブル10aを介してコントローラ30に接続され、第2のキャップ13bに接続されたケーブル10bを介して第2投光ユニット11bに接続されている。
第2投光ユニット11bの本体部12は、第1投光ユニット11aと同様に、両端開放部がキャップ13a,13bにより閉塞されている。そして、第2投光ユニット11bは、第1のキャップ13aに接続されたケーブル10bを介して第1投光ユニット11aに接続され、第2のキャップ13bに接続されたケーブル10bを介して第3投光ユニット11cと接続されている。
第3投光ユニット11cの本体部12は、第1,第2投光ユニット11a,11bと同様に、両端開放部がキャップ13a,13cにより閉塞されている。第1のキャップ13aは、上記と同様に接続のためのものであり、ケーブル10bを介して第2投光ユニット11bと第3投光ユニット11cとが接続されている。第3のキャップ13cは、本体部12の開放部を閉塞する機能を有するものである。
ケーブル10a,10bは、コントローラ30、各投光ユニット11a〜11cと着脱可能に構成されており、投光器10を構成する投光ユニット11a〜11cの数(接続数)を本実施の形態では1台〜3台に変更することが可能となっている。
各投光ユニット11a〜11cの本体部12内には、それぞれ発光ダイオード(LED)よりなる4つの光学素子としての投光素子14が本体部12の長手方向(図1中、上下方向)に等間隔で一列に配されている。また、各投光ユニット11a〜11cの本体部12には、報知手段としてのエラー表示灯15がそれぞれ設けられている。
受光器20は、ケーブル20bにより直列接続された複数の多光軸光電センサユニットとしての受光ユニット21a〜21cにより構成されている。各受光ユニット21a〜21cの本体部22は、それぞれ筒状に形成されている。第1受光ユニット21aの両端開放部は、接続のための端末部材としてのキャップ23a,23bにより閉塞されている。そして、第1受光ユニット21aは、第1のキャップ23aに接続されたケーブル20aを介してコントローラ30に接続され、第2のキャップ23bに接続されたケーブル20bを介して第2受光ユニット21bに接続されている。
第2受光ユニット21bの本体部22は、第1受光ユニット21aと同様に、両端開放部がキャップ23a,23bにより閉塞されている。そして、第2受光ユニット21bは、第1のキャップ23aに接続されたケーブル20bを介して第1受光ユニット21aに接続され、第2のキャップ23bに接続されたケーブル20bを介して第3受光ユニット21cと接続されている。
第3受光ユニット21cの本体部22は、第1,第2受光ユニット21a,21bと同様に、両端開放部がキャップ23a,23cにより閉塞されている。第1のキャップ23aは、上記と同様に接続のためのものであり、ケーブル20bを介して第2受光ユニット21bと第3受光ユニット21cとが接続されている。第3のキャップ23cは、本体部22の開放部を閉塞する機能を有するものである。
ケーブル20a,20bは、コントローラ30、各受光ユニット21a〜21cと着脱可能に構成されており、受光器20を構成する受光ユニット21a〜21cの数(接続数)を本実施の形態では1台〜3台に変更することが可能となっている。
各受光ユニット21a〜21cの本体部22内には、それぞれフォトダイオード(PD)よりなる4つの光学素子としての受光素子24が本体部22の長手方向(図1中、上下方向)に等間隔で一列に配されている。また、各受光ユニット21a〜21cの本体部22には、エラー表示灯25がそれぞれ設けられている。
投光器10に配された各投光素子14と受光器20に配された各受光素子24とは、それぞれ同じ順位に配された素子同士が互いに正規の相手方となる。そして、本実施の形態では、12個の投光素子14と12個の受光素子24とにより、コントローラ30側からの順次時分割の投光に基づく12本の光軸Lにて投光器10と受光器20との間に所定範囲の検出エリアが形成される。受光器20は、この検出エリアに被検出体が侵入する、又は検出エリア内に被検出体が存在すると、投光器10から受光器20へと向かう光が遮断されるため、その旨をコントローラ30に出力するようになっている。
また、本実施の形態では、直列接続された受光ユニット21a〜21cにおいて、終端部となる第3受光ユニット21cの末端側のキャップ23cに無線通信回路4が設けられている。無線通信回路4は、信号を送信する送信機能と、信号を受信する受信機能とを有している。つまり、無線通信回路4は、無線送信手段及び無線受信手段を構成する。多光軸光電センサ2は、異常状態を検出すると、その異常状態に基づく情報を無線通信回路4から外部に送信する。
尚、本実施形態において、前記無線通信回路4は、送信する信号の周波数帯域がGHzオーダの高周波周波数帯域の信号により異常状態に基づく情報を送信するように構成されている。送信信号の周波数帯域を低くすると、送信する信号強度を高くする必要があり、多くの電力を送信に使用しなければならない。本実施形態のように、高周波周波数帯の信号を用いることにより、低い出力によって情報を送信することができる。また、低い周波数帯域の信号を用いる場合、各ユニット11a〜11c,21a〜21cにおける検出動作が誤動作を起こす場合があり、各ユニット11a〜11c,21a〜21cにおける検出動作のタイミングと無線通信のタイミングとをずらす等の対策を行う必要がある。このため、本実施形態のように、高周波周波数帯の信号を用いることにより、上記の対策を行うことなく多光軸光電センサユニットにおける検出動作の誤動作を抑えることができる。
コントローラ30は、CPUなどを備え、多光軸光電センサ2を統括的に制御する。コントローラ30は、前記投光器10及び受光器20にスタートパルス信号を出力する。投光器10及び受光器20は、コントローラ30から出力されたスタートパルス信号に基づいて前記投光素子14若しくは受光素子24の動作を開始する。また、コントローラ30は、投光器10及び受光器20にクロックパルス信号を出力する。投光器10若しくは受光器20は、コントローラ30から出力されたクロックパルス信号に基づいて前記投光素子14若しくは受光素子24を動作させる。なお、本実施の形態では、コントローラ30にてスタートパルス信号の同期信号を生成し投光器10及び受光器20に出力する構成となっているが、例えば投光器10(後述する投光制御回路16(図2参照))若しくは受光器20(後述する受光制御回路26)にて同期信号を生成し他方側へ出力する構成としてもよい。なお、この場合、投光器10及び受光器20を同期線により接続し、投光器10若しくは受光器20からスタートパルス信号及びクロックパルス信号が出力されるようにしてもよい。
図2に示すように、投光器10の第1投光ユニット11aには、前記投光素子14を制御する投光制御回路16が設けられている。投光制御回路16は、前記コントローラ30に接続されており、コントローラ30から出力されるクロックパルス信号に同期した駆動信号を出力する。
各投光ユニット11a〜11cには、各投光ユニット11a〜11cにそれぞれ配された4つの投光素子14に接続される4つのスイッチ素子と、それらスイッチ素子に接続された1つのシフトレジスタとを備えた投光回路17が設けられている。各投光回路17は、それぞれ各投光ユニット11a〜11cのキャップ13a〜13cに設けられた接続部においてケーブル10bを介して電気的に接続されている。第1投光ユニット11aの投光回路17は前記投光制御回路16に接続されており、各投光ユニット11a〜11cの投光回路17は第1投光ユニット11aの投光制御回路16に電気的に接続されている。
投光制御回路16から所定のスイッチ素子をオンさせるための駆動信号が順次出力されると、各投光回路17は、駆動信号に基づいて作動し、例えば投光器10のコントローラ30側の投光素子14から反対側の投光素子14へと順次に駆動信号を出力するといった動作を短い周期で繰り返す。これにより、投光器10のコントローラ30側の投光素子14から順次に前記クロックパルス信号に同期した光信号が時分割で照射される。
受光器20の第1受光ユニット21aには、前記受光素子24を制御する受光制御回路26が設けられている。受光制御回路26は、前記コントローラ30に接続されており、コントローラ30から出力されるクロックパルス信号に同期した駆動信号を出力する。
各受光ユニット21a〜21cには、各受光ユニット21a〜21cにそれぞれ配された4つの受光素子24に接続される4つのスイッチ素子と、それらスイッチ素子に接続された1つのシフトレジスタとを備えた受光回路27が設けられている。各受光回路27は、それぞれ各受光ユニット21a〜21cのキャップ23a〜23cに設けられた接続部において直列接続用ケーブル20bを介して電気的に接続されている。第1受光ユニット21aの受光回路27は前記受光制御回路26に接続されており、各受光ユニット21a〜21cの受光回路27は第1受光ユニット21aの受光制御回路26に電気的に接続されている。
受光制御回路26から所定のスイッチ素子をオンさせるための駆動信号が順次出力されると、各受光回路27は、駆動信号に基づいて作動し、例えば受光器20のコントローラ30側の受光素子24から反対側の受光素子24へと順次に駆動信号を出力するといった動作を短い周期で繰り返す。各受光回路27のスイッチ素子は、常にはオフ状態となっており、受光制御回路26から与えられる駆動信号によりオンしたスイッチ素子に接続された受光素子24の受光信号が前記クロックパルス信号に同期して、受光制御回路26に順次取り込まれるようになっている。
つまり、コントローラ30は、投光器10及び受光器20の長手方向(図2中、上下方向)に整列配置された各投光素子14のうち所定の順位の投光素子14が光信号を投光した瞬間に、その投光素子14と同じ順位に配された受光素子24に接続されたスイッチ素子のみをオンさせる。これにより、各受光素子24が正規の相手方の投光素子14からの光信号を受信したときにのみ、その受光素子24から出力された受光信号が受光制御回路26に取り込まれ、コントローラ30に出力される。
コントローラ30は、各受光素子24から出力された受光信号に基づいて上記検出エリアに入る被検出体の有無を判定し、その判定結果に応じた検出信号Dを加工機などの外部装置(図示略)に出力する。なお、被検出体の有無の判定は、コントローラ30ではなく、受光制御回路26で行う構成としてもよい。この場合は、受光制御回路26から検出信号Dが直接外部装置に出力される構成としてもよい。外部装置は検出信号Dが出力されると停止するようになっており、安全状態に保持される。
また、第1投光ユニット11aには、異常検出手段及び異常情報取得手段としてのエラー検出回路18が設けられている。エラー検出回路18は、投光ユニット11aに設けられた投光回路17に接続されている。また、エラー検出回路18には、上記のエラー表示灯15と識別情報記憶手段としての記憶部19とが接続されている。エラー検出回路18は、「シフトレジスタ(アナログスイッチ)の異常検出(破損チェック)」、「電源回路の異常検出(破損チェック)」、等の異常を検出する。
第2投光ユニット11b及び第3投光ユニット11cは、第1投光ユニット11aと同様に、エラー検出回路18と記憶部19とをそれぞれ備えている。各ユニット11a〜11cは、概略的に同じ構成であるため、第1投光ユニット11aの構成を説明する。
第1投光ユニット11aの記憶部19には、投光回路17から入力される情報と異常状態とが関連付けて記憶されており、更には異常状態に対応するコード番号が記憶されている。また、記憶部19には、投光ユニット11a自身を識別するための識別情報が記憶されている。識別情報は、異常が発生したユニットを特定するために必要な情報を含み、本実施形態において、識別情報は、コントローラ30から投光ユニット11aの接続位置を示す情報(位置情報)と、当該ユニットが投光ユニットであることを示す情報(例えば機種名であり、以下ユニット情報という)とを含む。各投光ユニット11a〜11cは、所定期間(例えば電源投入後の初期値を設定する期間)において、コントローラ30に対して接続された順番を示す位置情報を取得する。ユニット情報は、予め設定されている。各投光ユニット11a〜11cは、位置情報及びユニット情報を識別情報として記憶部19に記憶する。
位置情報の取得例を説明する。コントローラ30には第1投光ユニット11aが接続されている。この第1投光ユニット11aに備えられた投光制御回路16は、各投光ユニット11a〜11cの投光回路17が接続された順番を取得するためのデータ(例えば「1」)を出力する。第1投光ユニット11aの投光回路17は、このデータを自身が接続された順番(位置情報)として記憶部19に記憶するとともに、そのデータに「1」を加算したデータを出力する。第2投光ユニット11bの投光回路17は、第1投光ユニット11aの投光回路17から出力されたデータを入力すると、第1投光ユニット11aに受信を示すデータを送信する。更に、第2投光ユニット11bの投光回路17は、入力したデータを自身が接続された順番(位置情報)として記憶部19に記憶するとともに、そのデータに「1」を加算したデータを出力する。
同様に、第3投光ユニット11cの投光回路17は、第2投光ユニット11bの投光回路17から出力されたデータを入力すると、第2投光ユニット11bに受信を示すデータを送信する。更に、第3投光ユニット11cの投光回路17は、入力したデータを自身が接続された順番(位置情報)として記憶部19に記憶するとともに、そのデータに「1」を加算したデータを出力する。そして、第3投光ユニット11cの投光回路17は、受信を示すデータが所定期間入力されない場合に、自身が末端のユニットであることを認識する。
上記の処理により、第1投光ユニット11aの記憶部19には、該投光ユニット11aの接続位置を示す位置情報(=「1」)が記憶される。同様に、第2投光ユニット11bの記憶部19には、該投光ユニット11bの接続位置を示す位置情報(=「2」)が記憶され、第3投光ユニット11cの記憶部19には、該投光ユニット11cの接続位置を示す位置情報(=「3」)が記憶される。
このように、各投光ユニット11a〜11cの投光回路17は、投光制御回路16から入力された順次入力されたデータに基づいて、それぞれが備えられた投光ユニット11a〜11cの位置情報を取得する。
投光ユニット11aのエラー表示灯15は例えば7セグメントディスプレイからなり、エラー検出回路18により検出された異常状態に応じた表示態様(例えば、異常状態を示すコード番号「1」〜「7」、「C」、「F」等のデジタル表示や点滅等)で異常状態の発生及びその種類を報知する。
エラー検出回路18は、投光回路17から情報を入力すると、その情報に基づいて記憶部19から異常状態及びその異常状態に対応するコード番号を読み出すとともに、自身の識別情報を読み出し、その識別情報とコード番号とを関連付けて投光回路17を介して出力する。
詳述すると、エラー検出回路18は、投光回路17から情報を入力すると、記憶部19からその情報に対応する異常状態を取得する。例えば、エラー検出回路18は、各投光回路17のスイッチ素子をオン状態としても投光素子14が起動されない(投光素子14に設けられたモニタ素子の出力信号により起動の有無を判断する)場合、その情報に基づいて記憶部19から「特定の投光素子14が破損している」という異常状態とその異常状態に対応するコード番号を読み出す。さらに、エラー検出回路18は、自身の識別情報を読み出し、その識別情報とコード番号とを関連付けて出力する。投光回路17は、識別情報及びコード番号を外部に出力する。
エラー検出回路18は自身における異常発生を検出すると、記憶部19から異常状態に対応するコード番号及び識別情報を読み出すとともに、異常状態に応じた表示態様で異常状態の発生及びその種類を報知する。
各受光ユニット21a〜21cは、各投光ユニット11a〜11cと同様に、異常検出手段及び異常情報取得手段としてのエラー検出回路28と、エラー検出回路28に接続された識別情報記憶手段としての記憶部29と、をそれぞれ備えている。エラー検出回路28は、「シフトレジスタ(アナログスイッチ)の異常検出(破損チェック)」、「電源回路の異常検出(破損チェック)」、「出力トランジスタ(出力スイッチング素子)の異常検出(破損チェック)」、等の異常を検出する。
記憶部29には、受光回路27から入力される情報と異常状態とが関連付けて記憶されており、更には異常状態に対応するコード番号が記憶されている。また、記憶部29には、各受光ユニット21a〜21cを識別するための識別情報が記憶されている。本実施形態において、識別情報は、投光ユニット11a〜11cと同様に、コントローラ30から投光ユニット11aの接続位置を示す情報(位置情報)と、自身が投光ユニットであることを示すユニット情報とを含む。各受光ユニット21a〜21cは、所定期間(例えば電源投入後の初期値を設定する期間)において、コントローラ30に対して接続された順番を示す位置情報を取得し、位置情報及びユニット情報を識別情報として記憶部19に記憶する。
各受光ユニット21a〜21cのエラー検出回路28は、自身における異常発生を検出すると、記憶部29から異常状態に対応するコード番号及び識別情報を読み出すとともに、異常状態に応じた表示態様で異常状態の発生及びその種類を報知する。例えば、エラー検出回路28は、受光素子24で検出された受光量が予め設定された閾値よりも低いことを検出すると、記憶部29から「受光素子24が劣化している」という異常状態とその異常状態に対応するコード番号を読み出す。さらに、エラー検出回路28は、自身の識別情報を読み出し、その識別情報とコード番号とを関連付けて受光回路27を介して外部に出力する。
第3受光ユニット21cの受光回路27には、前記無線通信回路4が接続されている。無線通信回路4は、エラー検出回路28から受光回路27を介して出力されたコード番号と識別情報とを、周波数がGHz帯(例えば2.4GHz)の無線通信にて外部に送信するようになっている。各投光ユニット11a〜11cの投光回路17、各受光ユニット21a〜21cの受光回路27及びコントローラ30は、他のユニットから出力された信号を伝達する機能を有している。従って、第3投光ユニット11cの投光回路17から出力されたコード番号及び識別情報は、第2投光ユニット11b、第1投光ユニット11a、コントローラ30、第1受光ユニット21a、第2受光ユニット21bを介して第3受光ユニット21cの受光回路27に伝達される。このように、本実施形態では、第3受光ユニット21cの受光回路27に、各ユニット11a〜11c,21a〜21cにて発生した異常に対応するコード番号及び各ユニットの識別番号が伝達される。そして、無線通信回路4は、各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cのエラー検出回路18,28が取得した異常状態(コード番号)と識別情報とを一括して送信する。
図1に示すように、異常特定装置3は、CPU、RAM、ROM等を有するパーソナルコンピュータよりなり、前記多光軸光電センサ2の無線通信回路4と無線通信可能な通信部5を備えている。また、異常特定装置3は、液晶ディスプレイなどの表示装置6を備えている。表示装置6には、通信部5が無線通信回路4から受信した情報に基づいて、多光軸光電センサ2のエラー情報を示す画像が表示される。
異常特定装置3は、通信装置としての通信部5を介して多光軸光電センサ2に要求信号を送信する。多光軸光電センサ2の受光ユニット21cに設けられた無線通信回路4は、その要求信号に応答して異常状態に応じた情報を送信する。つまり、本実施形態では、異常特定装置3が多光軸光電センサ2の上位装置として機能する。複数の多光軸光電センサ2を使用している場合、それぞれの無線通信回路4が同時に異常状態の情報を同時に送信すると、それらを受信する通信部5では、それぞれを区別して受け取ることができないため、正常な通信を行うことができない。従って、上位装置である異常特定装置3から各無線通信回路4に対して順次要求信号を送信することにより、複数の多光軸光電センサ2のそれぞれに発生する異常に対応する情報を確実に受け取ることができるようになる。
図2に示すように、異常特定装置3の制御部41には前記通信部5及び表示装置6が接続されている。制御部41は、ハードディスクなどの記憶装置42に記憶された多光軸光電センサ2の異常を特定するためのプログラムを実行する。なお、このプログラムは、フレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体Mに格納されて提供される。
前記記憶装置42には、エラー情報記憶部42aが設けられている。エラー情報記憶部42aには、多光軸光電センサ2での異常箇所を含むエラー情報が、異常状態を示すコード番号に関連付けられて記憶されている。本実施の形態では、エラー情報記憶部42aには、複数種類の機種の多光軸光電センサ2(例えば、異常内容をデジタル表示により報知するものと点滅により報知するもの)での異常箇所を含むエラー情報が、多光軸光電センサ2の種類ごとに記憶されている。尚、エラー情報記憶部42aは、記憶装置42に記憶されたファイルとして制御部41からアクセスされるものである。
また、本実施の形態では、エラー情報には、各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cが異常状態となった異常原因と、各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cの異常状態を解消するための対処方法とが含まれている。異常原因及び対処方法は、テキストにて表示される。また、エラー情報には、多光軸光電センサ2の動作異常に対して有効な順(例えば、より迅速に動作異常に対応できる順)に優先度が設定されている。制御部41は、通信部5にて受信した各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cの異常状態を示すコード番号に基づいて、エラー情報記憶部42aからエラー情報を読み出し、その読み出したエラー情報を識別情報(位置情報及びユニット情報)と関連付けて外部に報知する。このとき、制御部41は各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cの異常状態の配列に基づいて、多光軸光電センサ2における異常内容を特定することも可能である。
異常内容を特定する処理を詳述する。制御部41は、まず、図3に示す異常特定画面50を表示するための画像データを生成し、表示装置6に出力する。
異常特定画面50の上部中央部分に設けられた機種名表示欄51には、多光軸光電センサ2の無線通信回路4から送信された情報(ユニット情報)に基づいて多光軸光電センサ2の種類(機種名)が表示される。
異常特定画面50の中央部分に設けられた左部分には投光器10の接続状態が図式的に表示され、接続状態表示部52の右部分には、受光器20の接続状態が図式的に表示される。制御部41は、通信部5(図1,図2参照)において受信した情報に基づいて、多光軸光電センサ2に対応する数の投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cが直列接続された画像を、接続状態表示部52に表示させる。
異常特定画面50において接続状態表示部52の両側には、異常報知手段を構成する異常状態表示部53a,53bが設けられている。制御部41は、受信した情報に基づいて、多光軸光電センサ2の各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cにおける異常状態を、投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21c毎に表示させる。
異常特定画面50の接続状態表示部52の右下側には、異常報知手段を構成するエラー原因表示部54が設けられ、エラー原因表示部54の下側には、異常報知手段を構成する対処方法表示部55が設けられている。制御部41は、受信した情報、即ち、各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cの異常状態に対応するコード番号と識別番号と接続順位とに基づいて、エラー情報記憶部42aからエラー情報を取得し、該エラー情報を外部に報知する。
詳述すると、制御部41は、取得したエラー情報に基づいて、接続状態表示部52に表示された多光軸光電センサ2の異常箇所に対応する部分を点滅させて報知する。また、制御部41は、取得したエラー情報に基づいて、異常状態である各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cを含む多光軸光電センサ2が異常状態となった異常原因をエラー原因表示部54に表示させる。また、制御部41は、取得したエラー情報に基づいて、異常状態である各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cを含む多光軸光電センサ2の異常状態を解消するための対処方法を対処方法表示部55に表示させる。なお、異常特定画面50の右上端部には、入力情報を取り消すためのクリアボタン56が設けられている。
接続状態表示部52の左下側には、異常報知手段としての表示切替え部57が設けられており、入力されたコード番号、識別情報及び接続順位に基づいて複数のエラー情報を取得した場合、該エラー情報を複数のエラー情報毎に設定された優先度に関連付けて報知するようになっている。詳述すると、表示切替え部57には、カーソルボタン57a,57bが設けられており、制御部41は、入力されたコード番号、識別情報及び接続順位に基づいて複数のエラー情報を取得した場合、カーソルボタン57a,57bの操作に応じて、エラー情報を優先度の高い順に切替えて報知する。また、表示切替え部57には、各エラー情報に対応する番号が表示されるようになっており、作業者がその番号に基づいて例えば対応表などから1つのエラー情報を得ることができるようにもなっている。また、異常特定画面50の右下端部には終了ボタン58が設けられており、この終了ボタン58が操作されると、制御部41は本処理を終了する。
このような多光軸光電センサシステム1において、多光軸光電センサ2で異常状態が発生すると、多光軸光電センサ2の無線通信回路4から、各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cの異常状態を示すコード番号と識別情報と接続位置とが関連付けられて送信される。
その情報を異常特定装置3の通信部5が受信すると、異常特定画面50の接続状態表示部52に表示された多光軸光電センサ2の異常箇所に対応する部分が点滅される。また、異常特定画面50のエラー原因表示部54に、各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cが異常状態となった原因が表示され、対処方法表示部55に各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cの異常状態を解消するための対処方法が表示される。
例えば、投光器10において、第1投光ユニット11aの各投光素子14は起動されるが、第2投光ユニット11b及び第3投光ユニット11cの各投光素子14が起動されないという異常状態が発生した場合、制御部41は、通信部5からその情報を入力すると、異常状態を示すコード番号を異常状態表示部53aに表示させる。そして、投光器10におけるその異常状態の配列に基づいて、第1投光ユニット11aと第2投光ユニット11bとの間のケーブル10bの接続に何らかの異常があると判断し、接続状態表示部52の対応箇所を点滅させるとともに、その推定される異常原因をエラー原因表示部54に表示させ、対処方法を対処方法表示部55に表示させる。
従って、多光軸光電センサ2において異常状態が発生すると、異常特定装置3に自動的にその異常箇所、異常内容及びその対処方法が表示される。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)多光軸光電センサ2は、第3受光ユニット21cのキャップ23cに、各投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cの異常状態と識別情報とを関連付けて外部に送信する無線通信回路4が設けられているため、特別な配線をすることなく多光軸光電センサ2に生じた異常状態の内容が異常特定装置3に送信される。そのため、簡易な構成で、多光軸光電センサ2の異常を容易に且つ確実に特定することが可能となる。
(2)多光軸光電センサ2は、各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cの異常状態(コード番号)を識別情報と関連付けて外部に送信する。識別情報には、異常が発生したユニットが接続された位置を示す位置情報が含まれる。そのため、その情報を受信した異常特定装置3は、多光軸光電センサ2の各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cの配列に基づいて異常が発生したユニットを特定することが可能となる。
(3)多光軸光電センサ2は、無線通信回路4が、直列接続された受光ユニット21a〜21cの終端部となる受光ユニット21cのキャップ23cに設けられているため、配線がなされずスペースが確保された部分に設けられることとなり効率がよい。
(4)多光軸光電センサ2は、本体部22から着脱可能なキャップ23cに無線通信回路4が設けられているため、無線通信回路4の交換が容易である。このため、無線通信回路4の故障時の交換や仕様変更のための交換を容易に行うことができる。
(5) 尚、本実施形態において、前記無線通信回路4は、送信する信号の周波数帯域がGHzオーダの高周波周波数帯域の信号により異常状態に基づく情報を送信するように構成されている。送信信号の周波数帯域を低くすると、送信する信号強度を高くする必要があり、多くの電力を送信に使用しなければならない。本実施形態のように、高周波周波数帯の信号を用いることにより、低い出力によって情報を送信することができる。また、低い周波数帯域の信号を用いる場合、各ユニットにおける検出動作が誤動作を起こす場合があり、各ユニットにおける検出動作のタイミングと無線通信のタイミングとをずらす等の対策を行う必要がある。このため、本実施形態のように、高周波周波数帯の信号を用いることにより、上記の対策を行うことなく多光軸光電センサユニットにおける検出動作の誤動作を抑えることができる。
(6)異常特定装置3は、通信装置としての通信部5を介して多光軸光電センサ2に要求信号を送信する。多光軸光電センサ2の受光ユニット21cに設けられた無線通信回路4は、その要求信号に応答して異常状態に応じた情報を送信する。複数の多光軸光電センサ2を使用している場合、それぞれの無線通信回路4が同時に異常状態の情報を同時に送信すると、それらを受信する通信部5では、それぞれを区別して受け取ることができないため、正常な通信を行うことができない。従って、上位装置である異常特定装置3から各無線通信回路4に対して順次要求信号を送信することにより、複数の多光軸光電センサ2のそれぞれに発生する異常に対応する情報を確実に受け取ることができるようになる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、多光軸光電センサ2は、投光器10及び受光器20が投光ユニット11a及び受光ユニット21aのみを備えた構成としてもよい。その場合、例えば第1受光ユニット21aのコントローラ30に接続された側と反対側のキャップ23aに無線通信回路4を設ければよい。また、その場合、無線通信回路4からは、投光ユニット11a若しくは受光ユニット21aの異常状態と識別情報とが関連付けられて送信されればよい。そのように構成しても、無線通信回路4から送信された情報に基づいて、多光軸光電センサ2の異常内容が特定される。
・上記実施の形態では、無線通信回路4は受光ユニット21cの終端側のキャップ23cに設けられているが、無線通信回路4をキャップ13a〜13c,23a〜23cの何処に設けてもよい。
また、上記実施の形態では、無線通信回路4から各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cの情報が一括で送信されるものとしたが、無線通信回路4を各ユニットに設け、各ユニットの情報がそれぞれの無線通信回路4から送信されるように構成してもよい。そのように構成すると、異常特定装置3がその情報を受信することで、例えばユニット間のコネクタ外れという異常内容を特定することが可能となる。
・上記実施形態では、識別情報として各投光ユニット11a〜11c、各受光ユニット21a〜21cの接続位置を示す位置情報を所定期間において取得して記憶部19に記憶するようにしたが、予め位置情報等の識別情報を記憶部19に記憶するようにしてもよい。
・上記実施形態では、識別情報として各投光ユニット11a〜11c、各受光ユニット21a〜21cの接続位置を示す位置情報を記憶部19に記憶するようにしたが、識別情報として、投光ユニット11aの製造番号を記憶するようにしてもよい。
・上記実施形態では、識別情報を記憶部19に記憶するようにしたが、DIPスイッチ等を投光回路17、受光回路27に接続し、DIPスイッチ等により設定した識別情報を投光回路17、受光回路27が読み込むようにしてもよい。
・上記実施形態では、識別情報に含まれる位置情報を各ユニットの接続位置としたが、各ユニットの接続位置に加えて、異常が発生したサブユニットの位置を識別情報に含めるようにしてもよい。多光軸光電センサの投光ユニット及び受光ユニットには、上記の投光ユニット11a〜11c,受光ユニット21a〜21cと同様に構成されるメインユニットと、エラー表示灯15,25を持たないサブユニットとを、コ字状に形成された保護ケース内に挿入して直列接続することにより構成されるものがある。メインユニット及びサブユニットは、端部が互いに接続可能に構成されるとともに、それぞれ自身に発生する複数種類の異常を検出可能に構成されている。この場合、メインユニット及びサブユニットのそれぞれが多光軸光電センサユニットに対応する。このような機種の場合、各ユニットの位置情報のみならず、メインユニット,サブユニットの位置情報を識別情報に含めることにより、異常の種類を容易に特定することができるとともに、より詳細に異常が発生したユニットを特定することを容易に行うことができるようになる。
・上記実施形態では、異常特定画面50は多光軸光電センサ2の接続状態や各ユニットの異常状態を示すコード番号を表示するものしたが、図4に示すように、エラー原因表示部61と対処方法表示部62のみを表示する異常特定画面60としてもよい。また、その場合、エラー原因表示部61又は対処方法表示部62の何れか一方を省略してもよい。
・上記実施形態では、各投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cでの異常状態をコード番号に変換して無線通信回路4から送信させたが、異常状態をコード番号に変換せずそのまま送信させてもよい。
・上記実施形態では、異常原因を表示するエラー原因表示部54と対処方法を表示する対処方法表示部55とを設けたが、何れか一方を省略してもよい。また、異常状態である投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21c(多光軸光電センサ2)の異常状態がテキストで表示される異常内容表示部を設けてもよい。
・上記実施形態では、多光軸光電センサ2は、最大3つの投光ユニット11a〜11c若しくは受光ユニット21a〜21cから構成されるとしたが、2つでもよく、また、4つ以上であってもよい。また、上記実施形態では、投光ユニット11a〜11c及び受光ユニット21a〜21cには投光素子14若しくは受光素子24が4つずつ設けられているが、その数は適宜変更可能である。
・上記実施形態では、各ユニット11a〜11c,21a〜21cに備えたエラー表示灯15,25により異常の発生を外部に報知しユーザが発生したユニットを確認することができるようにしたが、音等により異常の発生を報知するようにしてもよい。
多光軸光電センサシステムの概略構成図。 多光軸光電センサシステムの電気的構成を説明するブロック図。 異常特定画面の説明図。 異常特定画面の説明図。
符号の説明
1…多光軸光電センサシステム、2…多光軸光電センサ、3…異常特定装置、4…無線送信手段,無線受信手段としての無線通信回路、5…受信手段としての通信部、11a〜11c…多光軸光電センサユニットとしての投光ユニット、12,22…本体部、13a〜13c,23a〜23c…端末部材としてのキャップ、14…光学素子としての投光素子、18,28…異常検出手段及び異常情報取得手段としてのエラー検出回路、19,29…識別情報記憶手段としての記憶部、21a〜21c…多光軸光電センサユニットとしての受光ユニット、24…光学素子としての受光素子、41…異常報知手段を構成する制御部、42a…エラー情報記憶手段としての記憶部、50,60…異常報知手段を構成する異常特定画面、52…異常報知手段を構成する接続状態表示部、53a,53b…異常報知手段としての異常状態表示部、54,61…異常状態放報知手段を構成するエラー原因表示部、55,62…異常報知手段を構成する対処方法表示部、57…異常報知手段を構成する表示切替え部。

Claims (11)

  1. 筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、自身の複数種類の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサにおいて、
    前記多光軸光電センサユニットには、
    自身の複数種類の異常状態を検出可能な異常検出手段と、
    前記多光軸光電センサユニットを特定するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段とが設けられ、
    前記異常状態の情報と前記識別情報とを関連付けて取得する異常情報取得手段と、
    樹脂製よりなる前記端末部材に設けられ、前記異常情報取得手段が取得した情報を無線で外部に送信する無線送信手段と、
    自身に発生する異常を外部に報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする多光軸光電センサ。
  2. 請求項1に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記多光軸光電センサユニットが前記端末部材を介して複数直列接続されてなり、
    前記識別情報は前記多光軸光電センサユニットの直列接続の接続位置を含む、
    ことを特徴とする多光軸光電センサ。
  3. 請求項2に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記無線送信手段は、複数直列接続された前記多光軸光電センサユニットの終端部となる端末部材に設けられていることを特徴とする多光軸光電センサ。
  4. 請求項1〜3のうちの何れか1項に記載の多光軸光電センサにおいて、
    前記無線送信手段は、送信する信号の周波数帯域がGHzオーダの高周波周波数帯域である、ことを特徴とする多光軸光電センサ。
  5. 請求項1〜4のうちの何れか1項に記載の多光軸光電センサにおいて、
    無線の信号を受信する無線受信手段を備え、
    前記無線受信手段が外部から要求信号を受信した場合に、前記異常情報取得手段が取得した情報を送信する、
    ことを特徴とする多光軸光電センサ。
  6. 筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、自身の複数種類の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサと、前記多光軸光電センサユニットの異常状態の検出に基づいて前記多光軸光電センサの異常を特定する異常特定装置とを備えてなる多光軸光電センサシステムにおいて、
    前記多光軸光電センサユニットには、
    自身の複数種類の異常状態を検出可能な異常検出手段と、
    前記多光軸光電センサユニットを特定するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段とが設けられ、
    前記異常状態の情報と前記識別情報とを関連付けて取得する異常情報取得手段と、
    樹脂製よりなる前記端末部材に設けられ、前記異常情報取得手段が取得した情報を外部に無線で送信する無線送信手段と、
    自身に発生する異常を外部に報知する報知手段と、
    を備え、
    前記異常特定装置は、
    前記無線送信手段が送信した情報を受信する受信手段と、
    前記多光軸光電センサに発生する異常を特定するためのエラー情報を前記多光軸光電センサユニットの前記異常状態の情報に関連付けて記憶するエラー情報記憶手段と、
    前記受信手段が受信した前記異常状態の情報に基づいて前記エラー情報記憶手段から前記エラー情報を読み出しその読み出したエラー情報を外部に報知する異常報知手段と
    を備えたことを特徴とする多光軸光電センサシステム。
  7. 請求項6に記載の多光軸光電センサシステムにおいて、
    前記多光軸光電センサユニットが前記端末部材を介して複数直列接続されてなり、
    前記識別情報は前記多光軸光電センサユニットの直列接続の接続位置を含み、
    前記異常特定装置は、前記エラー情報とともに前記位置情報を報知する、
    ことを特徴とする多光軸光電センサシステム。
  8. 請求項6又は7に記載の多光軸光電センサシステムにおいて、
    前記異常特定装置は、要求信号を送信する送信手段を備え、
    前記多光軸光電センサユニットは、無線の信号を受信する無線受信手段を備え、
    前記無線送信手段は、前記無線受信手段が前記異常特定装置から要求信号を受信した場合に、前記異常情報取得手段が取得した情報を送信する、
    ことを特徴とする多光軸光電センサ。
  9. 筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の開放両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、複数の自身の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサの異常を特定する異常特定装置であって、
    前記多光軸光電センサユニットの樹脂製よりなる前記端末部材に設けられた無線送信手段が送信した情報を受信する受信手段と、
    前記多光軸光電センサに発生する異常を特定するためのエラー情報を前記多光軸光電センサユニットの前記異常状態の情報に関連付けて記憶するエラー情報記憶手段と、
    前記受信手段が受信した前記異常状態の情報に基づいて前記エラー情報記憶手段から前記エラー情報を読み出しその読み出したエラー情報を外部に報知する異常報知手段と
    を備えたことを特徴とする異常特定装置。
  10. 筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の開放両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、複数の自身の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサの異常を特定する異常特定方法であって、
    前記多光軸光電センサユニットの樹脂製よりなる前記端末部材に設けられた無線送信手段が送信した情報を受信する受信ステップと、
    前記多光軸光電センサに発生する異常を特定するためのエラー情報を前記多光軸光電センサユニットの前記異常状態の情報に関連付けて記憶するエラー情報記憶ステップと、
    前記受信ステップにて受信した前記異常状態の情報に基づいて前記エラー情報記憶ステップにて記憶した前記エラー情報を読み出しその読み出したエラー情報を外部に報知する異常報知ステップと
    を備えたことを特徴とする異常特定方法。
  11. コンピュータにより実行され、筒状の本体部内に複数の光学素子が配置され前記本体部の開放両端部がそれぞれ端末部材で閉塞された、複数の自身の異常状態を検出可能な多光軸光電センサユニットを備えた多光軸光電センサの異常を特定するプログラムを記憶した記録媒体であって、
    前記多光軸光電センサユニットの樹脂製よりなる前記端末部材に設けられた無線送信手段が送信した情報を受信する受信ステップと、
    前記多光軸光電センサに発生する異常を特定するためのエラー情報を前記多光軸光電センサユニットの前記異常状態の情報に関連付けて記憶するエラー情報記憶ステップと、
    前記受信ステップにて受信した前記異常状態の情報に基づいて前記エラー情報記憶ステップにて記憶した前記エラー情報を読み出しその読み出したエラー情報を外部に報知する異常報知ステップと
    を前記コンピュータが実行するためのプログラムを記憶したことを特徴とする記録媒体。
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