JP2009088817A - 情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワーク - Google Patents

情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワーク Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力量を削減する。
【解決手段】ホストシステム100の動作モードが動作を停止するスリープモードにあるときに、通信回路200が他の端末1からホストシステム100に送信するべきデータを受信したとしても、そのデータは一旦、不揮発性メモリ260に格納されて、その後、ホストシステム100がスリープモードからアクティブモードに遷移して動作状態になったときに、不揮発性メモリ260のデータが読出されてホストシステム100に送信される。ホストシステム100はネットワークを介してデータを受信する期間であってもアクティブ状態である必要はないから消費電力量を削減できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワークに関し、特に、無線通信に適用される情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワークに関する。
近年、複数の情報通信端末において、基地局(アクセス・ポイント)を使用しない無線通信が普及しつつある。なお、このような無線通信のできる端末のみで構成されるネットワークは、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)と呼ばれる。
アドホック・ネットワークの無線LAN(Local Area Network)では、アクセス・ポイントとなる基地局が介在しないので、端末(Station)間で送受信するデータや要求を基地局に一時的に貯えおくことはできない。そのため、端末は、相手方端末からデータ要求を受信したなら要求されたデータを相手端末に送信する方式をとらざるをえないので、端末はデータ送受信時には各部に電力が供給されて動作可能な状態を維持する必要があった。
たとえば、特許文献1では、無線信号によりデータを相互に送受信する携帯型通信装置において、データ送受信時には、送受信部および演算制御部を含む全体に動作可能な電力を供給されることが示される。
特開2000−115012号公報
しかしながら、データ送受信は送受信部が主となり動作するので、特許文献1のように送受信に実質的に関与しない演算制御部などの他の部分も動作させておくのは、装置における無駄な電量消費の要因となる。無線LANの端末が携帯型端末である場合には、特に消費電力の削減が望まれていた。
それゆえに本発明の目的は、消費電力の削減が可能な情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワークを提供することである。
この発明のある局面に従うと、無線ネットワークを介して通信する情報通信端末は、他の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、通信部とデータ通信をし、通信部で受信されるフレームを用いて情報処理する情報処理部と、を備える。
そして、情報処理部の動作モードは動作を停止する状態である第1モードと、動作している状態である第2モードとの間で遷移し、通信部は、データ記憶部と、他の情報通信端末から受信した情報処理部に送信するべき第1データを記憶部に格納する第1データ格納手段と、を含み、他の情報通信端末からフレームを受信したとき、動作モードは第1モードに設定されている場合には、第1データ格納手段は受信したフレームのデータを第1データとして記憶部に格納し、動作モードが第1モードから第2モードに遷移したときは、記憶部の第1データを読出し、情報処理部に送信する。
好ましくは、通信部は、さらに、情報処理部から受信した無線ネットワークに送信するべき第2データを記憶部に格納する第2データ格納手段、を含み、情報処理部の動作モードにかかわらず、記憶部の第2データを読出し、他の情報通信端末に送信する。
好ましくは、フレームは、当該フレームのデータの属性を含み、通信部は、他の情報通信端末から属性が緊急を指すフレームを受信したとき、動作モードは第1モードに設定されている場合には、緊急通知を情報処理部に送信し、受信フレームのデータを情報処理部に送信する緊急通知手段を含み、情報処理部は、第1モードにおいても動作する第1モード動作部を含み、第1モード動作部が緊急通知を受信したときは、第1モードから第2モードに遷移させて、受信フレームのデータを通信部から受信する末。
好ましくは、無線ネットワークは、アドホック通信ネットワークである。
この発明の他の局面に従うと、無線ネットワークを介して通信する情報通信端末に搭載される無線通信装置は、他の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、通信部とデータ通信をし、通信部で受信されるフレームを用いて情報処理する情報処理部と、を備え、情報処理部の動作モードは動作を停止する状態である第1モードと、動作している状態である第2モードとの間で遷移する。
そして、通信部は、データ記憶部と、他の情報通信端末から受信した情報処理部に送信するべき第1データを記憶部に格納する第1データ格納手段と、を含み、他の情報通信端末からフレームを受信したとき、動作モードは第1モードに設定されている場合には、第1データ格納手段は受信したフレームのデータを第1データとして記憶部に格納し、動作モードが第1モードから第2モードに遷移したときは、記憶部の第1データを読出し、情報処理部に送信する。
この発明のさらに他の局面に従うと、第1の情報通信端末と、第1の情報通信端末と通信する第2の情報通信端末とを備える無線通信ネットワークでは、第1の情報通信端末は、第2の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、通信部とデータ通信をし、通信部で受信されるフレームを用いて情報処理する情報処理部と、を備える。
そして、情報処理部の動作モードは動作を停止する状態である第1モードと、動作している状態である第2モードとの間で遷移し、通信部は、データ記憶部と、第2の情報通信端末から受信した情報処理部に送信するべき第1データを記憶部に格納する第1データ格納手段と、を含み、第2の情報通信端末からフレームを受信したとき、動作モードは第1モードに設定されている場合には、第1データ格納手段は受信したフレームのデータを第1データとして記憶部に格納し、動作モードが第1モードから第2モードに遷移したときは、記憶部の第1データを読出し、情報処理部に送信する。
本発明によれば、情報処理部の動作モードが動作を停止する状態である第1モードにあるときに、通信部が他の情報通信端末から情報処理部に送信するべき第1データを受信したとしても、その第1データは一旦、第1データ格納手段によって通信部の記憶部に格納されて、その後、情報処理部の動作モードが第1モードから第2モードに遷移して動作状態になったときに、記憶部の第1データが読出されて情報処理部に送信される。
したがって、情報処理部はネットワークを介してデータを受信する期間であってもデータを受信するために動作状態にある必要はないから、情報処理部の消費電力量を削減することができる。
以下、本発明の無線通信ネットワークの実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態では、無線LAN(Local Area Network)の規格の一つである、IEEE802.11規格に基づいて通信が行なわれる場合を想定する。
図1を用いて本実施の形態に係る端末1のハードウェア構成が指される。図2には本実施の形態に係る無線通信ネットワークであるアドホック・ネットワークの構成の一例を模式的に示す。また、図3はIEEE802.11規格に準拠するフレームの構成を示す。
図2を参照して、無線通信ネットワーク10は、端末STAおよびSTBを備える。端末STAおよびSTBは、後述する端末1に示すのと同様な機能および構成を有する。
図1を参照して、端末1は、主にホストシステム100と通信回路200から構成される。ホストシステム100は、当該ホストシステム100の動作を全体的に制御するCPU(Central Processing Unit)101を含む。CPU101はタイマ109を含む。また、ホストシステム100では、種々のアプリケーションが実行される。各アプリケーションのプログラムは、HD(ハードディスク)102に格納されている。また、ホストシステム100は、CPU101のワークエリアおよび各種データを格納するためのRAM(Random Access Memory)103、情報を表示するディスプレイ104、音声を出力するスピーカ105、キーやボタンなどの外部からの情報の入力に用いられる入力部106、通信回路200と通信(入出力)するためのインターフェイス107、端末1の各部に電力を供給するための機能を有する電源部108、およびクロックコントローラ110を備える。
端末1内にはクリスタル発振子111が設けられる。クリスタル発振子111はホストシステム100の各部に動作クロックを供給するための基準発振信号を出力する。クロックコントローラ110は、CPU101からの指示または通信回路200から与えられる緊急通知SAに従い、クリスタル発振子111の出力を制御する。
電源部108からは通信回路200側にも電力が供給される。
通信回路200は、ベースバンド/MAC(Media Access Control)回路250、RF(Radio Frequency)回路205、バラン204、アンテナ203、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)206、207、電源回路201、およびクロック回路202を含む。
クロック回路202は、ベースバンド/MAC回路250とRF回路205に動作クロックの信号を供給する。電源回路201は電源部108から受けた電力のベースバンド/MAC回路250とRF回路205に対する供給を制御する。
RF回路205は、アンテナ203を介してデータの送受信を行なう。アンテナ203とRF回路205との間に、バラン204が設けられている。
ベースバンド/MAC回路250は、ベースバンド/MAC回路250内の各部を制御するとともに各部と信号・データの入出力を行なうCPU251、インターフェイス252、外部バスコントローラ253、プログラムメモリ254、共有メモリ255、タイマ256、コントロールMAC部257、ADC(analog-digital converter)258、DAC(digital-analog converter)259および不揮発性メモリ260を含む。インターフェイス252は、ホストシステム100に対するインターフェイスである。
CPU251は、ホストシステム100からのデータをネットワーク10に対して送信するときには、不揮発性メモリ260から読出したデータ、またはインターフェイス252を介しホストシステム100から受信したデータを送信する。これらのデータは、ネットワーク10に対して送信する後述のフレーム300のデータ部322を構成するデータとして用いられる。
そして、CPU251は、上述のデータに対してMACヘッダとFCS(Frame Check Sequence)を含む種々のデータを付加することにより、ネットワーク10に対して送信するフレーム300を生成し、生成したフレーム300が送信可能となる。
図3を参照して、フレーム300は、MACヘッダ部310と、フレーム・ボディ部320と、FCS部330とを含む。
MACヘッダ部310は、DA(Destination Address)311、SA(Source Address)312およびIBSSID313を含む。DA311は、フレーム300の宛先アドレスである。SA312は、フレーム300の送信元アドレスである。DA311およびSA312は、6バイトのMACアドレスである。これらのアドレスは、EEPROM207に格納されている。また、IBSSID313は、アドホック・ネットワークを識別するためのネットワーク識別情報である。本実施の形態では、端末1は、送信するデータ(ホストシステム100においてアプリケーションから送信の要求がなされたデータ)の種別に応じて、データ送信の際に異なるIBSSIDを利用することができる。具体的には、MACヘッダ部310を構成するIBSSID313の値が、送信されるデータの種別に応じて変更される。
フレーム・ボディ部320は、ビーコン・フレーム・ボディ部321と、ユーザ・データ・ボディ部322とを含む。ビーコン・フレーム・ボディ部321は、SSID(Service Set Identifier)を含む。SSID3211は、たとえば、ネットワークの名称を特定する情報とされ、32バイト以内の文字列として設定される。ユーザ・データ・ボディ部322は、通信されるべき実際のデータ(ホストシステム100で実行されるアプリケーションから送信を要求されたデータなど)を指すデータ部3222および属性部3221を含む。属性部3221は、当該ユーザ・データ・ボディ部322のデータ部3222のデータの属性を指す。この属性については後述する。
なお、図3のフレーム300は、Beaconフレームであるため、フレーム・ボディ部320にはビーコン・フレーム・ボディ部等のデータを含むが、フレーム300が他の用途のフレームである場合には、フレーム・ボディ部320に含まれるデータは適宜変更される。
FCS部330は、フレームの誤り検出に使用される情報(FCS)を含む。
図4には、端末1の不揮発性メモリ260の記憶内容の一例が示される。不揮発性メモリ260は、記憶領域E1、E2およびE3を含む。記憶領域E1は、ネットワーク10を介して外部に送信するべきデータを格納するためのエリアであって、詳細には、通常のタイミングで送信すべきデータを格納する領域E11と、定期的に繰返し送信すべきデータが格納される領域E12を含む。領域E11のデータは、送信が完了すると領域E11から削除されるが、領域E12のデータは送信が繰返される期間はそのまま記憶される。
領域E2は、ホストシステム100に出力(送信)するべきデータを格納するエリアであって、通常のタイミングで送信すべきデータを格納する領域E21および緊急に送信すべきデータを格納する領域E22を含む。
領域E3は、ホストシステム100の現在の動作モード(ステート)を示すデータ261を格納するためのエリアである。
図5には、この発明の実施の形態に係るホストシステム100から通信回路200へ送信(出力)されるパケットの構成例が示される。パケット400は、ヘッダ部401と本体部402を含む。パケット400は、外部の端末1に送信すべきデータを格納するためのデータパケット410と、送信すべきデータに関連したコマンド(指令)を通信回路200に出力するためのコマンドパケット420に分類される。
データパケット410は、本体部402に送信すべきデータ412が格納され、ヘッダ部401に当該パケット400が、データパケット410であることを識別するための識別子411(“DA”)が格納される。
コマンドパケット420は、本体部402にコマンド422が格納され、ヘッダ部401には、当該パケットがコマンドパケット420であることを識別するための識別子(“CD”)411が格納される。
本実施の形態では、ホストシステム100は、動作モードとしてスリープモードと非スリープモードとしての、たとえばアクティブモードを有する。スリープモードにおいては、CPU101中のタイマ109とクロック回路110のみが動作をし、ホストシステム100の他の各部には、電源部108から電力が供給されるけれども、クリスタル発振子111の基準発振信号に基づく動作クロックが供給されず動作を停止する状態、言い換えると電力の消費はされない状態をいう。また、アクティブ状態とは、ホストシステム100の各部に電源部108から電力が供給され、かつ各部にクリスタル発振子111の基準発振信号に基づく動作クロックが与えられて動作する状態、言い換えると電力を消費する状態をいう。ここでは非スリープモードとしてアクティブモードを例示したが、動作クロックが供給されるなどして動作可能な状態であればよく、このアクティブモードに限定されない。
ホストシステム100の各部に与えられる動作クロックは、クリスタル発振子111から出力される基準発振信号を分周することによって生成されて、各部に与えられる。
ホストシステム100のスリープモードとアクティブモードの状態遷移は、入力部106を介した外部から与えられるユーザ指示、またはHD102のアプリケーションプログラムの実行により与えられる指示、またはタイマ109のスケジューリングに基づき、CPU101が制御する。CPU101はアクティブモードにおいてスリープモードの指示を入力すると、応じてクロックコントローラ110を介し、クリスタル発振子111の基準発振信号の出力を停止させる。これにより、各部への動作クロックの供給は停止しスリープモードの遷移する。このとき、CPU101はスリープ通知SSをインターフェイス107を介して通信回路200に送信する。また、スリープモードに遷移してから所定時間が経過したことがタイマ109により計時されると、タイマ109はCPU101を起動する。起動したCPU101はクロックコントローラ110を介し、クリスタル発振子111の基準発振信号の出力を開始させる。これにより、各部への動作クロックの供給が再開して、アクティブモードの遷移する。このとき、CPU101はアクティブ通知SVをインターフェイス107を介して通信回路200に送信する。
図6〜図9のフローチャートを参照して、本実施の形態による端末1のネットワーク10を用いた通信に関する処理について説明する。
図6を参照して、ホストシステム100のスリープモードにおける動作について説明する。スリープモードにおいて、通信回路200から緊急通知SAが出力されると、当該緊急通知SAはクロックコントローラ110に与えられる。
クロックコントローラ110は、緊急通知SAを入力したことに応じて、クリスタル発振子111に基準発振信号を出力するよう指示する。これにより、クリスタル発振子111から出力される基準発振信号に基づく動作クロックが、ホストシステム100の各部に供給開始される。これにより、ホストシステム100はスリープモードからアクティブモードへ遷移する(ステップS5)。
CPU101は、アクティブモードへ遷移すると、インターフェイス107を介して、アクティブモードへ遷移したことのアクティブ通知SVを出力する(ステップS7)。
その後、通信回路200から、インターフェイス107を介してデータ500を受信するか否かを判定する(ステップS9)。データ500を入力すると(ステップS9でYES)、CPU101は、HD102に格納される所定のアプリケーションプログラムに従い、入力したデータ500を処理する(ステップS11)。
次に、図7のフローチャートを参照し、ホストシステム100のアクティブモードにおける動作について説明する。アクティブモードにおいては、CPU101は、インターフェイス107を介して通信回路200からデータ500を受信するか否かを検知する(ステップS21)。データ500を受信した場合(ステップS21でYES)、前述したステップS11と同様に、データ500の処理を行なう(ステップS23)。
一方、データ500の受信を検知しない場合には(ステップS21でNO)、HD102のアプリケーションプログラムの実行によって、ネットワーク10へのデータ送信要求が生じているか否かを判定する(ステップS25)。データの送信要求が発生していないと判定すると処理は終了する。データ送信要求が発生していると判定すると送信すべきデータを本体部401に格納したデータパケット410を生成し(ステップS27)、生成したデータパケット410をインターフェイス107を介し通信回路200に送信する(ステップS29)。
このとき、データパケット410の送信とともに、アプリケーションプログラムの実行結果に基づきコマンドパケット420が生成され送信される。コマンドパケット420のコマンド422は、今回送信するデータパケット410のデータ412を、ネットワーク10にどのようにして送信するべきかの送信態様を指示する命令を指す。たとえば、通常送信(データ412を受信し、通常どおりネットワーク10に送信する)、または定期送信(データ412を、定期的に繰返しネットワーク10に送信する)、または緊急送信のいずれかの態様を指示する。
したがって、通信回路200は、ホストシステム100からデータパケット410とともに、コマンドパケット420を受取ることになる。
図8を参照して、通信回路200の動作について説明する。通信回路200は、電源部108から供給される電源が、電源回路201を介して各部に供給されて、常に動作する状態にある。この動作クロックは、クロック回路202により、安定して与えられている。
まず、CPU251は、アンテナ203、バラン204、RF回路205、ADC258、コントロールMAC部257、および外部バスコントローラ253を介し、フレーム300のデータを受信したか否かを判定する(ステップS31)。データを受信した場合には(ステップS31でYES)、ステップS33の処理に移行する。また、CPU251は、インターフェイス252を介して、ホストシステム100からデータパケット410を受信したか否かを判定する(ステップS31)。データパケット410を受信したと判定すると、ステップS33の処理に移行する。
ステップS33においては、ステップS31で受信したデータは、ホストシステム100側から出力されたものであるか否かを判定する(ステップS33)。入力データが図5のデータパケット410のフォーマットに従っていることを判定した場合には、ホストシステム100側からのデータであると判定する(ステップS33でYES)。
続いてホストシステム側から受信したデータパケット410とともに受信するコマンドパケット420のコマンドデータ422を解析する(ステップS35)。解析結果に基づき、当該コマンド422が通常送信を指示しているならば、受信したデータパケット410のデータ412を、不揮発性メモリ260の領域E11に格納し、コマンド422が定期送信を指示しているならば、入力したデータ412を、領域E12に格納する(ステップS37)。このとき、コマンド422が‘緊急送信’を指していると、CPU251は入力したデータパケット410のデータ412を格納したフレーム300を外部バスコントローラ253を介して生成し、生成したフレーム300を外部バスコントローラ253、コントロールMAC部257、DAC259、RF回路205、バラン204およびアンテナ203を介してネットワーク10に送信する。このとき、フレーム300の属性部3221の属性は、データ部3222のデータが緊急の送信データであることを示す‘緊急’を指す。
ステップS33に戻り、入力データが図5のデータパケット410のフォーマットに従っていないことを判定した場合には、外部バスコントローラ253から入力したフレーム300のデータであると判定する(ステップS33でNO)。そして、受信フレーム300の属性部3221の属性を解析する(ステップS41)。そして、その解析結果に基づき、受信フレーム300のデータ部3222のデータを不揮発性メモリ260の領域E21およびE22のいずれかに格納する。属性部3221の属性が“通常”であることを指示していれば、データ部3222のデータは領域E21に格納され、“緊急”を指示していれば、当該データは領域E22に格納される(ステップS43)。
続いて、CPU251は、受信フレーム300のデータが緊急のデータであるか否かを、ステップS41の解析結果に基づき判定する(ステップS45)。緊急のデータではないと判定すると(ステップS45でNO)、領域E3のデータ261に基づき、現在ホストシステム100がアクティブモードであるか否かを判定する(ステップS47)。アクティブモードであると判定されると、ステップS49に移行するが、アクティブモードでない、すなわちスリープモードであると判定されると、処理は終了する。
ステップS49においては、データ送信を行なうために、今回受信し、領域E21に格納した受信フレーム300のデータを読出し、データ500としてインターフェイス252からホストシステム100に送信する(ステップS49)。
一方、緊急データであると判定すると(ステップS45でYES)、領域E3のデータ261に基づき、ホストシステム100の現在のモードを判定する(ステップS51)。判定結果に基づきホストシステム100がアクティブモードであると判定すると(ステップS51でYES)、今回受信した緊急のデータを、領域E22から読出しデータ500としてインターフェイス252からホストシステム100に送信する(ステップS53)。
一方、アクティブモードでないと判定されると(ステップS51でNO)、ホストシステム100はスリープモードであるので、緊急データを送信するために、CPU251はインターフェイス252を介して緊急通知SAをホストシステム100に出力する。
ホストシステム100のクロックコントローラ110は緊急通知SAを入力すると、クリスタル発振子111に基準発振信号を出力開始するよう制御する。これにより、ホストシステム100の各部に対し、動作クロックが供給開始さえて、ホストシステム100はアクティブモードに遷移する(ステップS55)。
ホストシステム100のCPU101は、アクティブモードに遷移すると、インターフェイス107を介して現在の動作モードを通知するアクティブ通知SVを出力する。
CPU251はインターフェイス252を介してアクティブ通知SVを受信すると(ステップS57でYES)、不揮発性メモリ260の領域E3のデータ261を“アクティブ”を指すように書換える。そして、受信し、一時的に領域E22に格納しておいた緊急のデータを読出し、データ500としてホストシステム100に送信する(ステップS59)。
図9を参照して、通信回路200における、ホストシステム100からの動作モードの通知(ステート通知)を受信した場合の処理手順について説明する。通信回路200のCPU251は、ホストシステム100からステート通知(スリープ通知SSおよびアクティブ通知SV)を受信すると(ステップS61)、これを割込として処理する。ステート通知のための割込処理ルーチンが起動されると、まずCPU251は、受信したステート通知に基づき、不揮発性メモリ260の領域E3におけるデータ261を更新する(ステップS63)。スリープ通知SSを受信した場合には、データ261は“スリープ”を指示するように更新され、アクティブ通知SVを受信した場合には、“アクティブ”を指示するように更新される。
続いて、CPU251は、受信した通知がアクティブ通知SVであるか否かを判定する(ステップS65)。アクティブ通知でないと判定すると一連の割込処理を終了する。
一方、アクティブ通知を受信したと判定すると(ステップS65でYES)、CPU251は、領域E21を検索して、通常データであって、まだホストシステム100に送信されていないデータがあるか否かを検知する(ステップS67)。未送信のデータが格納されていると判定すると(ステップS67でYES)、未送信のデータを領域E21から読出し、データ500としてホストシステム100に送信する(ステップS69)。
このように、通信回路200において不揮発性メモリ260を有し、ホストシステム100から転送されたネットワーク送信のためのデータを、そこに一時的に格納しておく。また、同一データを定期的に周辺端末1にネットワーク10を介して送信する場合においては、不揮発性メモリ260の領域E12に予めホストシステム100から受信して格納したデータを、通信回路200単体のみが動作してタイマ109の計時する所定間隔毎に読出しネットワーク10に送信できる。したがって、このときには、ホストシステム100はスリープ状態であってよく定期送信のために動作している必要はない。これにより、ホストシステム100の動作モードにかかわらず、言い換えるとホストシステム100介在なしに、不揮発性メモリ260の領域E12のデータを他の端末1に定期配信することができる。その結果、ホストシステム100側の負荷を軽減し、同時に電力消費量の削減が可能となる。
また、ネットワーク10からの受信データに関しても、ホストシステム100に即座に与える必要のないデータ(緊急データ以外のデータ)に関しては、不揮発性メモリ260の領域E21に一時的に格納しておき、次に、ホストシステム100がアクティブ状態になったときに、初めて領域E21からデータを読出し、ホストシステム100側に送信すればよい。これにより、通信回路200がネットワーク10からデータを受信する毎にホストシステム100がアクティブ状態になっている必要はなく、ホストシステム100の消費電力量の削減が可能となる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態に開示された技術は、可能な限り組み合わされて実現されることが意図される。
本発明の実施の形態に係る端末のハードウェア構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信ネットワークの構成の一例を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係るネットワークにおいて送受信されるフレーム(Beaconフレーム)の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る端末の不揮発性メモリの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るデータパケットの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るスリープモードにおけるホストシステムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るアクティブモードにおけるホストシステムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る通信回路の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る通信回路のステート通知時の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 端末、100 ホストシステム、110 クロックコントローラ、111 クリスタル発振子、200 通信回路、260 不揮発性メモリ。

Claims (6)

  1. 無線ネットワークを介して通信する情報通信端末であって、
    他の前記情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、
    前記通信部とデータ通信をし、前記通信部で受信される前記フレームを用いて情報処理する情報処理部と、を備え、
    前記情報処理部の動作モードは動作を停止する状態である第1モードと、動作している状態である第2モードとの間で遷移し、
    前記通信部は、
    データ記憶部と、
    前記他の情報通信端末から受信した前記情報処理部に送信するべき第1データを前記記憶部に格納する第1データ格納手段と、を含み、
    前記他の情報通信端末から前記フレームを受信したとき、前記動作モードは前記第1モードに設定されている場合には、前記第1データ格納手段は受信した前記フレームのデータを前記第1データとして前記記憶部に格納し、
    前記動作モードが前記第1モードから前記第2モードに遷移したときは、前記記憶部の前記第1データを読出し、前記情報処理部に送信する、情報通信端末。
  2. 前記通信部は、さらに、
    前記情報処理部から受信した前記無線ネットワークに送信するべき第2データを前記記憶部に格納する第2データ格納手段、を含み、
    前記情報処理部の動作モードにかかわらず、前記記憶部の前記第2データを読出し、前記他の情報通信端末に送信する、請求項1に記載の情報通信端末。
  3. 前記フレームは、当該フレームのデータの属性を含み、
    前記通信部は、
    前記他の情報通信端末から前記属性が緊急を指す前記フレームを受信したとき、前記動作モードは前記第1モードに設定されている場合には、緊急通知を前記情報処理部に送信し、受信フレームのデータを前記情報処理部に送信する緊急通知手段を含み、
    前記情報処理部は、
    前記第1モードにおいても動作する第1モード動作部を含み、
    前記第1モード動作部が前記緊急通知を受信したときは、前記第1モードから前記第2モードに遷移させて、前記受信フレームのデータを前記通信部から受信する、請求項1または2に記載の情報通信端末。
  4. 前記無線ネットワークは、アドホック通信ネットワークである、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報通信端末。
  5. 無線ネットワークを介して通信する情報通信端末に搭載される無線通信装置であって、
    他の前記情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、
    前記通信部とデータ通信をし、前記通信部で受信される前記フレームを用いて情報処理する情報処理部と、を備え、
    前記情報処理部の動作モードは動作を停止する状態である第1モードと、動作している状態である第2モードとの間で遷移し、
    前記通信部は、
    データ記憶部と、
    前記他の情報通信端末から受信した前記情報処理部に送信するべき第1データを前記記憶部に格納する第1データ格納手段と、を含み、
    前記他の情報通信端末から前記フレームを受信したとき、前記動作モードは前記第1モードに設定されている場合には、前記第1データ格納手段は受信した前記フレームのデータを前記第1データとして前記記憶部に格納し、
    前記動作モードが前記第1モードから前記第2モードに遷移したときは、前記記憶部の前記第1データを読出し、前記情報処理部に送信する、無線通信装置。
  6. 第1の情報通信端末と、前記第1の情報通信端末と通信する第2の情報通信端末とを備える無線通信ネットワークであって、
    前記第1の情報通信端末は、
    前記第2の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、
    前記通信部とデータ通信をし、前記通信部で受信される前記フレームを用いて情報処理する情報処理部と、を備え、
    前記情報処理部の動作モードは動作を停止する状態である第1モードと、動作している状態である第2モードとの間で遷移し、
    前記通信部は、
    データ記憶部と、
    前記第2の情報通信端末から受信した前記情報処理部に送信するべき第1データを前記記憶部に格納する第1データ格納手段と、を含み、
    前記第2の情報通信端末から前記フレームを受信したとき、前記動作モードは前記第1モードに設定されている場合には、前記第1データ格納手段は受信した前記フレームのデータを前記第1データとして前記記憶部に格納し、
    前記動作モードが前記第1モードから前記第2モードに遷移したときは、前記記憶部の前記第1データを読出し、前記情報処理部に送信する、無線通信ネットワーク。
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