JP2009088581A - 増幅回路及びこれを備える光ピックアップ - Google Patents

増幅回路及びこれを備える光ピックアップ Download PDF

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Abstract

【課題】ゼロ点調整による位相補償と進み位相補償とを1つのキャパシタで実現し、回路規模を削減可能な増幅回路を提供する。
【解決手段】本発明による増幅回路は、入力信号が供給される差動増幅回路20と、差動増幅回路20の出力を受けるソースフォロア回路30と、ソースフォロア回路30の出力端と差動増幅回路20の入力端とを接続する帰還抵抗16と、差動増幅回路20の出力端及びソースフォロア回路30の入力端の間と、帰還抵抗16と差動増幅回路20の入力端の間と、に接続されたキャパシタ17と、を備えることを特徴とする。キャパシタ17は、ゼロ点調整による位相補償と進み位相補償の両方を実現する。したがって、回路規模の削減が実現される。
【選択図】図1

Description

本発明は増幅回路に関し、特に、フォトダイオードの出力信号の増幅に用いることが好適な増幅回路に関する。また、本発明はこのような増幅回路を備えた光ピックアップに関する。
CD、DVD、ブルーレイディスク等の光ディスクへのデータの記録及び再生を行う光記録再生装置は光ピックアップを備えている。光ピックアップには、光源であるレーザーダイオードや、光ディスクにて反射したレーザービームを受光するフォトダイオードなどが備えられている。フォトダイオードは、受光したレーザービームを電気信号に変換する素子であり、その出力信号を参照することにより光ディスクに記録されている情報を読み取ることが可能となる。
しかしながら、フォトダイオードの出力信号は極めて微弱であることから、これを外部に出力するためには、増幅回路が必要である。したがって、光ピックアップにはこのような増幅回路(受光アンプ)も搭載されることになる。
この種の増幅回路においては、発振防止のための位相補償が必要となる。位相補償の具体的方法には種々のものがあり、例えば特許文献1にはその一例が示されている。また、図9には別の一例を示している。図9の例における増幅回路1001は、フォトダイオード1000の出力信号を増幅するためのものであり、初段アンプ1003、次段アンプ1004が従属接続された2段構成のオペアンプ1002と、帰還抵抗1006と、を備えている。オペアンプ1002は、初段アンプ1003の出力及び次段アンプ1004の入力とグランドとの間に位相補償用のキャパシタ1005を備えている。また、帰還抵抗1006は位相補償用のキャパシタ1007と並列接続されている。なお、キャパシタ1005はゼロ点調整により位相補償を行うためのものであり、一方、キャパシタ1007は進み位相補償を行うためのものである。
特開2000−332546号公報
しかしながら、図9に示した位相補償方法では位相補償用のキャパシタが2つ必要になる。これらのキャパシタのために回路規模が大きくなってしまっており、同等の位相補償を維持しつつキャパシタの数を削減することが望まれている。なお、このような問題は、フォトダイオード用の増幅回路のみならず、一般の増幅回路において共通に生じる問題である。
したがって、本発明の目的は、ゼロ点調整による位相補償と進み位相補償とを1つのキャパシタで実現し、回路規模を削減可能な増幅回路を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、フォトダイオード用の改良された増幅回路を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、このような増幅回路を備える光ピックアップを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明にかかる増幅回路は、入力信号が供給される差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力を受けるソースフォロア回路と、前記ソースフォロア回路の出力端と前記差動増幅回路の入力端とを接続する帰還抵抗と、前記差動増幅回路の出力端及び前記ソースフォロア回路の入力端の間と、前記帰還抵抗と前記差動増幅回路の入力端の間と、に接続されたキャパシタと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ゼロ点調整による位相補償と進み位相補償とを1つの上記キャパシタで実現することが可能となる。したがって、回路規模の削減が実現される。
また、上記増幅回路において、前記帰還抵抗と前記キャパシタの組み合わせを複数備え、前記組み合わせのいずれか少なくとも1つと前記差動増幅回路との接続を解放するスイッチ手段をさらに備える、こととしてもよい。これによれば、帰還抵抗の抵抗値制御によりゲイン可変とした増幅回路においても、ゼロ点調整による位相補償と進み位相補償とを1つの上記キャパシタで実現することが可能となる。また、帰還抵抗の抵抗値制御によりゲイン可変とした従来の増幅回路に比べ、回路規模の削減が実現される。
また、上記増幅回路において、前記入力信号がフォトダイオードの出力信号であることとしてもよい。これによれば、フォトダイオードの出力信号を増幅するための増幅回路において、回路規模の削減を実現できる。
また、本発明にかかる光ピックアップは、レーザービームを受光するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの出力信号を増幅する増幅回路とを備える光ピックアップであって、前記増幅回路は、入力信号が供給される差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力を受けるソースフォロア回路と、前記ソースフォロア回路の出力端と前記差動増幅回路の入力端とを接続する帰還抵抗と、前記差動増幅回路の出力端及び前記ソースフォロア回路の入力端の間と、前記帰還抵抗と前記差動増幅回路の入力端の間と、に接続されたキャパシタと、を備える、ことを特徴とする。これによれば、光ピックアップ内の増幅回路において、回路規模の削減を実現できる。
このように、本発明によれば、ゼロ点調整による位相補償と進み位相補償とを1つの上記キャパシタで実現することが可能となる。したがって、増幅回路の回路規模の削減が実現される。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1にかかる増幅回路1a及びフォトダイオード2の基本構成を示す回路図である。
図1に示すように、増幅回路1aはオペアンプ10を備えて構成される。このオペアンプ10は差動増幅回路20及びソースフォロア回路30からなり、これらが従属接続された構成を有している。差動増幅回路20の反転入力端子(−)にはフォトダイオード2が接続され、差動増幅回路20の非反転入力端子(+)には基準電圧源14が接続されている。また、増幅回路1aは、ソースフォロア回路30の出力端と差動増幅回路20の反転入力端子(−)とを接続する帰還回路を備えている。この帰還回路は抵抗16(帰還抵抗)を含んで構成される。これらの構成により、増幅回路1aは所謂反転増幅回路を構成している。キャパシタ17については後述する。
一方、フォトダイオード2は、光ディスクにて反射したレーザービームを受光し、光電変換を行う素子である。一例では、フォトダイオード2はPNダイオード、逆バイアス電源、抵抗を含んで構成され、PNダイオードにレーザービームが当たることによって抵抗の両端の電圧が変動する。この電圧は所定の電圧値(バイアス電圧)を基準として上下に変動し、フォトダイオード2の出力Vinとなる。以下では、このバイアス電圧は1.65Vであるとする。
フォトダイオード2の出力Vinはまず差動増幅回路20に供給され、さらに差動増幅回路20の出力がソースフォロア回路30に供給される。これらの構成により、増幅回路1aは、フォトダイオード2の出力Vinを増幅して出力する。その結果、増幅回路1aの出力Voutには、受光したレーザービームの強度に応じた出力が得られる。
図2は、本実施形態による増幅回路1aをより詳細に示す回路図である。
図2に示すように、差動増幅回路20は、カレントミラー接続されたPチャンネルMOSトランジスタ21,22と、トランジスタ21,22にそれぞれ直列接続されたNチャンネルMOSトランジスタ23,24と、トランジスタ23,24のソースに接続された定電流源25によって構成されている。トランジスタ23のゲートはフォトダイオード2に接続され、トランジスタ24のゲートは基準電圧源14に接続されている。基準電圧源14はフォトダイオード2のバイアス電圧と同値の電圧(ここでは1.65V。)を発生する。差動増幅回路20の出力は、トランジスタ21とトランジスタ23の接続点から取り出される。
ソースフォロア回路30は、差動増幅回路20の出力がゲートに供給されるNチャンネルMOSトランジスタ31と、トランジスタ31のソースに接続された定電流源32によって構成されている。ソースフォロア回路30の出力は、トランジスタ31のソースから取り出され、増幅回路1aの出力Voutとなる。トランジスタ31は、いわゆるデプレッション型のMOSトランジスタである。すなわち、トランジスタ31のしきい値電圧Vthはゼロ又はマイナス値である。
なお、トランジスタ21,22の各ソース,及びトランジスタ31のドレインには電源電圧Vddが供給されている。
ここで、増幅回路1aの電圧増幅度は、抵抗16の抵抗値とフォトダイオード2の内部抵抗値の調節により、適宜設定される。ただし、フォトダイオード2の出力電圧がバイアス電圧の電圧値1.65Vである場合、電圧増幅度にかかわらず、ソースフォロア回路30の出力電圧(トランジスタ31のソース電圧)は約1.65V程度となる。
トランジスタ31のしきい値電圧をVthとすると、トランジスタ31のゲート電圧は、Vout+Vthで与えられるが、本実施形態においてはトランジスタ31がデプレッション型であるため、Vth≦0である。したがって、トランジスタ31のゲート電圧は、ソース電圧とほぼ同じか、寧ろこれよりも低くなる。例えば、しきい値電圧Vthがほぼ0Vであるとすると、トランジスタ31のゲート電圧は出力Voutの電圧とほぼ一致することになる。その結果、例えば出力Voutの電圧が約1.65Vであるとすれば、トランジスタ31のゲート電圧も約1.65Vとなる。
これにより、カレントミラー回路を構成するトランジスタ21,22のソースドレイン間電圧が、トランジスタ31としてエンハンスメント型のトランジスタを用いる場合に比べて拡大される。つまり、トランジスタ31としてエンハンスメント型のトランジスタを用いると、トランジスタ31のゲート電圧は出力Voutの電圧よりもしきい値電圧分高くなり、その結果、トランジスタ21,22のソースドレイン間電圧が低下し、ダイナミックレンジが狭くなる。このため、ダイナミックレンジを十分に確保するためには、上述したように、電源電圧Vddを高くする必要が生じる。
これに対し、本実施形態では、トランジスタ31としてデプレッション型のトランジスタを用いていることから、電源電圧Vddが比較的低くてもダイナミックレンジを十分に確保することが可能となる。例えば、電源電圧Vddが3.3Vであるとすると、トランジスタ21,22のソースドレイン間電圧の振幅の最大値(差動増幅回路20が出力し得る信号の振幅の最大値)は約1.65V(=3.3V−1.65V(フォトダイオード2のバイアス電圧の電圧値))となり、十分な振幅が確保される。なお、この場合における増幅回路1aのダイナミックレンジの上限値は3.3Vとなる。
なお、本実施形態ではトランジスタ31としてデプレッション型のMOSトランジスタを用いているが、エンハンスメント型のMOSトランジスタをトランジスタ31として用いることも可能である。
さて、図2にも示すように、増幅回路1aは、差動増幅回路20の出力端及びソースフォロア回路30の入力端の間と、抵抗16と差動増幅回路20の入力端の間と、に接続されたキャパシタ17を備えている。キャパシタ17はゼロ点調整による位相補償と進み位相補償とを実現するためのものであり、図9に示したキャパシタ1005の役割とキャパシタ1007の役割の両方を果たしている。
図3は、増幅回路1a(図2)及び増幅回路1001(図9)のボード線図である。同図において、実線(a)は増幅回路1aの周波数対振幅特性を、点線(b)は増幅回路1001の周波数対振幅特性を、実線(c)は増幅回路1aの周波数対位相特性を、点線(d)は増幅回路1001の周波数対位相特性を、それぞれ示している。なお、図3のボード線図では、横軸(周波数軸)を対数軸としている。
実線(a)と点線(b)、実線(c)と点線(d)をそれぞれ比較すると分かるように、増幅回路1aは、位相補償用のキャパシタの数が1つ少ないにも関わらず、増幅回路1001と同等の特性を示している。
なお、キャパシタ17の最適な容量Cfbは、式(1)で表される。ここで、Rfbは抵抗16の抵抗値、Cはフォトダイオードの容量、ωはピーク周波数である。
Figure 2009088581
以上説明したように、本実施形態にかかる増幅回路1aによれば、キャパシタ17を用いたことにより、ゼロ点調整による位相補償と進み位相補償とをキャパシタで実現することが可能となる。したがって、増幅回路1001のように2つのキャパシタを用いる必要がなくなり、増幅回路の回路規模の削減が実現される。
[実施形態2]
式(1)において示したように、キャパシタ17の最適な容量は抵抗16の抵抗値によって決まる。また、上述したように、抵抗16の抵抗値の調節により、増幅回路1aの電圧増幅度を調節可能である。実施形態2では、予め回路内に抵抗16とキャパシタ17の組み合わせを複数備え、これらを切り替え可能とすることにより、電圧増幅度を切り替えることができるようにするとともに、抵抗16の抵抗値に応じた容量のキャパシタ17を利用可能とした増幅回路1bについて説明する。
図4は、本実施形態による増幅回路1bの詳細構成図である。同図において、図2と同一である構成要素には、図2と同一の符号を付している。
図4に示すように、増幅回路1bは、抵抗16とキャパシタ17の組み合わせを2つ備えている。すなわち、抵抗16−1とキャパシタ17−1の組み合わせと、抵抗16−2とキャパシタ17−2の組み合わせと、を備えている。
抵抗16−1は、ソースフォロア回路30の出力端と差動増幅回路20の反転入力端子(−)とを接続する。抵抗16−2は、ソースフォロア回路30の出力端及び抵抗16−1の間と、差動増幅回路20の反転入力端子(−)及び抵抗16−1の間と、に接続されている。なお、以下では、抵抗16−1から差動増幅回路20の反転入力端子(−)に至る回路と、抵抗16−2から差動増幅回路20の反転入力端子(−)に至る回路との接続点を接続点Aと称する。
キャパシタ17−1は、差動増幅回路20の出力端及びソースフォロア回路30の入力端の間と、抵抗16−1と差動増幅回路20の入力端の間の回路上の接続点Aより抵抗16−1側と、に接続されている。なお、以下では、抵抗16−1から接続点Aに至る回路と、キャパシタ17−1から接続点Aに至る回路の接続点を接続点B1と称する。
同様に、キャパシタ17−2は、差動増幅回路20の出力端及びソースフォロア回路30の入力端の間と、抵抗16−2と差動増幅回路20の入力端の間の回路上の接続点Aより抵抗16−1側と、に接続されている。なお、以下では、抵抗16−2から接続点Aに至る回路と、キャパシタ17−2から接続点Aに至る回路の接続点を接続点B2と称する。
さらに、増幅回路1bは、上記組み合わせのいずれか少なくとも1つと差動増幅回路20との接続を解放するスイッチ手段を備えている。このスイッチ手段はスイッチ18−1及びスイッチ18−2により構成され、スイッチ18−1は接続点Aと接続点B1の間に、スイッチ18−2は接続点Aと接続点B2の間に、それぞれ設けられている。
キャパシタ17−1の容量Cfb1及びキャパシタ17−2の容量Cfb2は、それぞれ式(2)及び式(3)で表される。ここで、Rfb1及びRfb2は、それぞれ抵抗16−1及び抵抗16−2の抵抗値である。
Figure 2009088581

Figure 2009088581
式(2)及び式(3)はそれぞれ、式(1)において、抵抗値Rfbを抵抗値Rfb1及びRfb2で置き換えたものとなっている。このため、容量Cfb1及び容量Cfb2はそれぞれ、抵抗値Rfb1及び抵抗値Rfb2に対する最適値となっている。
スイッチ手段は、外部信号によって制御される。具体的には、外部からロー信号が入力されたときに、スイッチ18−1がオン、スイッチ18−2がオフとなる。このとき、抵抗16−1が帰還抵抗となり、キャパシタ17−1が位相補償を行う。一方、ハイ信号が入力されたときには、スイッチ18−1がオフ、スイッチ18−2がオンとなる。このとき、抵抗16−2が帰還抵抗となり、キャパシタ17−2が位相補償を行う。このように、増幅回路1bでは、外部信号によって帰還抵抗が切り替わることによって電圧増幅度を切り替えることができるようにされている。また、併せて位相補償用のキャパシタも切り替わるようにしているので、帰還抵抗の抵抗値に応じた容量の位相補償用キャパシタを利用することが可能となっている。
[実施形態3]
増幅回路1aや増幅回路1bは、フォトダイオード2と同一チップ上に集積することができ、このようなチップは、通常、フォトダイオードIC(PDIC)と呼ばれる。本実施形態では、このPDICを用いる光記録再生装置の回路構成の具体例を挙げ、さらに、この光記録再生装置内において用いられる光ピックアップの構成について説明する。
まず、図5は、光ディスクの記録再生を行う光記録再生装置において用いられるPDIC100の外観例を示す図である。同図に示すPDIC100は、光記録再生装置の中でも特にCD(Compact Disc)/DVD/BD(Blu-ray Disc(登録商標))コンパチブルレコーダーに用いられるものであり、20個のフォトダイオード(A,B,C,D,E1,E2,E3,E4,F1,F2,F3,F4,a,b,c,d,e1,e2,f1,f2)を備えている。各フォトダイオードは、それぞれ受光部R−1〜6のいずれかに配置されている。
受光部R−1〜3はBD/DVD記録再生用に用いられるものである。受光部R−1は4つのフォトダイオードA,B,C,Dにより構成され、BD又はDVDで反射したメインビームMBを受光する。また、受光部R−2は4つのフォトダイオードE1,E2,E3,E4により構成され、BD又はDVDで反射したサブビームSB1を受光する。また、受光部R−3は4つのフォトダイオードF1,F2,F3,F4により構成され、BD又はDVDで反射したサブビームSB2を受光する。
受光部R−4〜6はCD記録再生用に用いられるものである。受光部R−4は4つのフォトダイオードa,b,c,dにより構成され、CDで反射したメインビームMBを受光する。また、受光部R−5は2つのフォトダイオードe1,e2により構成され、CDで反射したサブビームSB1を受光する。また、受光部R−6は2つのフォトダイオードf1,f2により構成され、CDで反射したサブビームSB2を受光する。
図6及び図7は、増幅回路1bを含む上記PDIC100の内部回路構成を示す図である。なお、図6及び図7は、2つの図で1つのPDOC100の内部回路構成を示しており、実際には図6の下部と図7の上部とがつながっている。各フォトダイオードにかかる回路構成には互いに類似している部分が多いので、以下では、フォトダイオードA及びフォトダイオードaに着目して説明を行うこととする。
図6に示す回路40は、フォトダイオードA及びフォトダイオードaの他、オペアンプ10、抵抗16−1、抵抗16−2、キャパシタ17−1、キャパシタ17−2、スイッチ18−1、スイッチ18−2、スイッチ41、リミッタ回路42を含んで構成される。オペアンプ10、抵抗16−1、抵抗16−2、キャパシタ17−1、キャパシタ17−2、スイッチ18−1、スイッチ18−2は実施形態2で説明したものであり、実施形態2にかかる増幅回路1bを構成している。
オペアンプ10の反転入力端子(−)には、外部からの制御に応じたスイッチ41の動作により、記録再生対象メディアがBD又はDVDである場合にフォトダイオードAが接続され、記録再生対象メディアがCDである場合にフォトダイオードaが接続される。一方、オペアンプ10の非反転入力端子(+)には、所定電圧の電源Vsが接続される。オペアンプ10及び抵抗16を含んで構成される増幅回路1bは、フォトダイオードの出力信号に増幅処理を施す。
スイッチ18−1及びスイッチ18−2のオンオフはゲイン制御部50により制御される。ゲイン制御部50は、外部からの指示に従ってハイ信号又はロー信号を生成することにより各スイッチ18を制御する。
リミッタ回路42は、オペアンプ10から出力された信号の振幅が所定の最大値を超えている場合、超えた分の振幅をクリップして、後段に出力する。
リミッタ回路42の出力信号は、端子VA/Vaから出力されるとともに、合成回路60にも入力される。端子VA/Vaからの出力信号は、図示しない制御回路において、光スポットのデフォーカスやトラックからのずれを検出するためのサーボ信号として用いられる。
合成回路60には、上記リミッタ回路42の出力信号の他、フォトダイオードB,C,D又はフォトダイオードb,c,dからも同様にリミッタ回路の出力信号が入力される。これらの各出力信号は合成され、端子VRFP及び端子VRFNから出力される。なお、端子VRFP及び端子VRFNの出力信号は互いに逆相となる。こうして出力される信号は、図示しない制御回路において、記録されているデータを示すデータ信号として用いられる。
次に、図8は、上記PDIC100を備える光ピックアップ101の構成を示す模式図である。
図8に示すように、光ピックアップ101は、レーザ光源102と、レーザ光源102からのレーザービームを複数に分割する回折格子103と、回折格子103から出射されたレーザービームを平行光にするコリメートレンズ104と、平行光とされたレーザービームを光ディスク200側へ導くミラー105と、ミラー105で反射されたレーザービームを円偏光に変換して対物レンズ106に入射する1/4波長板110と、1/4波長板110から入射されたレーザービームをディスク面に収束させる対物レンズ106と、光ディスク200により反射されミラー105でさらに反射された光をPDIC100側へ導くビームスプリッタ107と、ビームスプリッタ107からの反射光を収束させるアナモフィックレンズ108と、アナモフィックレンズ108によって収束された反射光を受光するPDIC100とを備えている。PDIC100は、上述したように20個のフォトダイオードを備え、各フォトダイオードは、上記反射光を受光して光電変換し、反射光の強度に応じた電圧信号を出力する。
なお、光ディスク200に対する対物レンズ106の位置は、対物レンズ駆動装置109によって高精度に制御される。詳細には、対物レンズ106をフォーカス方向へ駆動することにより、光ディスク200の記録面にビームスポットの焦点を合わせるフォーカス補正が行われ、トラッキング方向へ駆動することにより、光ディスク200のトラックにビームスポットを追従させるトラッキング補正が行われる。また、タンジェンシャル方向を回転軸にして対物レンズ106をトラッキング方向に回転させることにより、ディスクの反りに対応するチルト角の補正が行われる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、本発明による増幅回路をPDICに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用範囲がこれに限定されるものではない。
また、差動増幅回路の構成についても図2及び図4に示した構成に限定されず、これとは異なる回路構成を有していても構わない。
本発明の実施形態1にかかる増幅回路の基本構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1にかかる増幅回路をより詳細に示す回路図である。 (a)(c)は本発明の実施形態1にかかる増幅回路のボード線図である。(b)(d)は背景技術にかかる増幅回路のボード線図である。 本発明の実施形態2にかかる増幅回路を詳細に示す回路図である。 本発明の実施形態3にかかるPDICの外観例を示す図である。 本発明の実施形態3にかかるPDICの内部回路構成を示す図である。 本発明の実施形態3にかかるPDICの内部回路構成を示す図である。 本発明の実施形態3にかかるPDICを備える光ピックアップの構成を示す模式図である。 本発明の背景技術にかかる増幅回路の基本構成を示す回路図である。
符号の説明
1a,1b 増幅回路
2,A,B,C,D,a,b,c,d,E1,E2,E3,E4,F1,F2,F3,F4,e1,e2,f1,f2 フォトダイオード
10 オペアンプ
14 基準電圧源
16 抵抗
17 キャパシタ
18,41 スイッチ
20 差動増幅回路
21,22 PチャンネルMOSトランジスタ
23,24 NチャンネルMOSトランジスタ
31 デプレッション型トランジスタ
25,32 定電流源
30 ソースフォロア回路
40 回路
42 リミッタ回路
50 ゲイン制御部
60 合成回路
101 光ピックアップ
102 レーザ光源
103 回折格子
104 コリメートレンズ
105 ミラー
106 対物レンズ
107 ビームスプリッタ
108 アナモフィックレンズ
109 対物レンズ駆動装置
110 1/4波長板
200 光ディスク

Claims (4)

  1. 入力信号が供給される差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路の出力を受けるソースフォロア回路と、
    前記ソースフォロア回路の出力端と前記差動増幅回路の入力端とを接続する帰還抵抗と、
    前記差動増幅回路の出力端及び前記ソースフォロア回路の入力端の間と、前記帰還抵抗と前記差動増幅回路の入力端の間と、に接続されたキャパシタと、
    を備えることを特徴とする増幅回路。
  2. 前記帰還抵抗と前記キャパシタの組み合わせを複数備え、
    前記組み合わせのいずれか少なくとも1つと前記差動増幅回路との接続を解放するスイッチ手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  3. 前記入力信号がフォトダイオードの出力信号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の増幅回路。
  4. レーザービームを受光するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの出力信号を増幅する増幅回路とを備える光ピックアップであって、
    前記増幅回路は、
    入力信号が供給される差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路の出力を受けるソースフォロア回路と、
    前記ソースフォロア回路の出力端と前記差動増幅回路の入力端とを接続する帰還抵抗と、
    前記差動増幅回路の出力端及び前記ソースフォロア回路の入力端の間と、前記帰還抵抗と前記差動増幅回路の入力端の間と、に接続されたキャパシタと、
    を備える、
    ことを特徴とする光ピックアップ。
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