JP2009087824A - 面光源素子およびこれに用いる光制御部材並びにこれらを用いた画像表示装置 - Google Patents

面光源素子およびこれに用いる光制御部材並びにこれらを用いた画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】線光源が、相対する導光板の辺より短い場合でも、輝度均一性の高い面光源素子を提供すること。
【解決手段】導光板1の入射端面8より短い発光長を有する線光源4aを備える導光型の面光源素子10において、前記出射面6および前記底面7の少なくとも一方の面では、台形形状の凸条2と凹条3とが交互に配列されており、当該導光板1の出射面6もしくは底面7の少なくとも一方の面にコーナーから、所定距離だけ離れた位置に中心を持つ略円形の領域に光制御機能を有する局所パターン11を備えることを特徴とする面光源素子10により前記課題は解決される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の線状光源を有するエッジライト方式の面光源素子と、それを備えた画像表示装置に関するものであり、特に輝度均一性が要求される液晶ディスプレイ装置、照明看板装置等に用いられるエッジライト方式の面光源素子とそれを備えた画像表示装置に関するものである。
例えば、画像表示装置に用いられる面光源素子では、エッジライト方式と直下方式の二つのタイプがあるが、エッジライト方式の面光源素子は線状光源が導光板の側面にあるため、直下方式の面光源素子に比べて薄型化を図るのに有効であるという特徴を備え、携帯用ノートパソコンやモニター等の表示部として広く使用されている。
このようなエッジライト方式の面光源素子では、透明樹脂等で作製された通常矩形状の主面を有する導光板が用いられている。この導光板は、主面の一方である出射面とこの出射面に対向する別の主面である底面との間に、線状光源又は点状光源などの一次光源が配置される入射端面を有している。一次光源から出射した光は導光板の入射端面から導光板内部に入射し、導光板内部を導光したり、導光板の底面に付与された散乱ドット(白色ドット)にて散乱したり、あるいは一旦導光板の底面から出射して底面に対向して反射面を配した反射シートで散乱して再度導光板に入射したり、などの過程を経て、出射面から液晶表示素子部に向けて出射される。
導光板の底面に散乱ドット(白色ドット)を印刷した印刷ドット方式の導光板では、このドットの大きさ、密度等を調整することにより視認方向の輝度分布が均一になるように調整されている。これにより、一次光源から出射した光は入射端面から導光板に入射し、この入射光は、導光板内部を導かれつつ出射面から液晶表示素子部に向けて出射される。
このような印刷ドット方式の導光板を用いた面光源素子では散乱ドットでの光散乱を利用しているため、導光板から出射した光は広い角度に広がった配光分布を示し、面光源素子として重要な正面方向への配向と輝度が充分に得られない。そこで、導光板から出射された光を正面方向に集光させて高輝度化を図るため、拡散シートを複数枚使用したり、拡散シートに加えて、さらにプリズムシート(指向性シート)を用いたりしている。
拡散シートはシートの片面もしくは両面に拡散性の微粒子を分散した液を塗布したり、微粒子を分散させた樹脂をシート状に成形したりして作製した内部や表面に拡散性の微粒子を分散したシートで、シートに入射した光をランダムに分散した拡散性の微粒子によって拡散する。例えば、表面塗布型の拡散シートの表面を観察すると拡散性の微粒子が塗布されている領域と塗布されていない平坦面が微視的に混在されている。このような拡散シートは、拡散シートの正面方向から入射してくる光に対しては散乱効果を小さく、正面方向に対して大きな入射角で入射する光に対しては大きな散乱効果を発現する。
印刷ドット方式の導光板の出射面から出射した光は、すべての方向にほぼ一様に分布している。当該導光板の上に前述の拡散シートを1枚載せた場合、正面方向近傍に出射された光はそのまま透過してゆき、正面方向に対して40°以上に出射している光の一部は当該拡散シートにより正面方向に偏向されるため、正面方向の輝度が若干増加する。
しかしながら、拡散シートの微粒子はランダムな方向に光を拡散するため、拡散シートは入射した光を目的とする方向に機能的に分配する能力が低い。すなわち、望ましい正面方向への出光割合を効率的に高めることは困難である。正面方向への一層の偏向を期待して拡散シートを複数枚重ねて使用しても、拡散シートから出射した光の配光分布は一層等方的になってしまうため視野角特性の改善に結びつかないばかりか、輝度の低下を招く。
一方プリズムシートは、より効率的に正面輝度を高めることができる。しかしながらプリズムの尖った頂部に外観品位低下の原因となる傷が入り易い。頂部を曲面に変更したプリズムシートも開発されているが正面輝度向上の機能は低下する。また、プリズムシートの出射光は図6に示すように、30°付近で輝度が急激に低くなり、50°以上で輝度の高い領域が発生するため好ましい画像品位とならない、エネルギー効率が下がる、などの問題がある。前記したような出射光の不自然な角度分布を、斜め方向に広角度になるに従い単調に輝度が低下する自然な分布へと変更する為、またプリズムシートの傷付き防止の為に、拡散シートをプリズムシートの出射面側に配置することが必須であり、輝度の低下、生産効率の低下およびコストアップを招いている。更に、これら光学シートの部品点数が増えるに従って素子の薄型化が困難になるという問題もある。そのためこれらのシートは100〜300μmといった薄型のものが用いられているが、薄くすることにより皺が発生しやすく組立工程での不良品発生の原因となるばかりか、特にプリズムシートの皺発生が面光源素子の照明品位を著しく低下させる。
また、高輝度化におけるこのような部品点数の増大を避けるため、導光板の出射面、出射面に対向する底面等にプリズムを形成させることにより、出射面から出射させる光を視認方向に向ける提案がなされている(特許文献1〜3参照)。
例えば、特許文献1には、入射端面に対して直角又は傾斜している凸条(又は凹条の溝列)を出射面に配設させた導光板が提案されている。このような導光板では、導光板内に導入された光が導光板の奥まで導かれることにより、入射端面に対して溝列が直角方向になるように設置される下側敷設用のプリズムシート(指向性シート)を省略することができる。また、この特許文献1によれば、上述の凸条(又は凹条の溝列)を交差させることにより、2枚のプリズムシートが省略できることが提案されている。
また、特許文献2,3には、プリズム光学素子一体型導光板が開示されている。このようなプリズム光学素子一体型導光板では、出射面および底面にそれぞれ交差する方向のV字状の溝列を有している。これにより、入射端面より入射した光を底面に取入れてその反射光を出射面方向に効率よく反射させている。また、出射面に形成されたプリズムを介して出射面より出射すると、入射端面に垂直な方向で入射された入射光が出射面に垂直またはそれに近い角度で出射できる。
また、線光源と導光板を組み合わせた面光源素子において、コーナー部が暗部として認識され(例えば特許文献4参照)、特に線光源の発光長さが相対する導光板の入射端面より短い場合はその影響が顕著であり画面品位を著しく低下させることが知られている(例えば特許文献5参照)。この問題に関して、特許文献4においてはコーナーから同心円状に拡散処理を施す事で、輝度低下を補償することが提案されている。
しかし、特許文献6によれば、V字状の溝列を有するプリズム光学素子一体型導光板を用いたエッジライト方式の面光源装置では、鉛直方向(法線方向)への光出射が困難であるのに加えて、視野角が狭くなるという課題があった。また、場合によっては、視認する角度により、輝度の明暗が顕著であるため、表面にギラツキが目立つだけでなく、導光板のコーナー部を斜めから視認した時に暗線状のラインが見えて表面品位を低下させるという課題があった。それ故、このようなプリズム光学素子一体型導光板では、拡散シートを1枚乃至は2枚使用して、鉛直方向の輝度を確保しつつ視野角を広げる必要があるため、全体の輝度が減少するという課題があった。
そこで、出射面と底面に、それぞれ所定のピッチで形成された凸条および/又は凹条のパターンを備えた導光板において、前記凸条および凹条を台形形状に形成して交互に配列し、この台形形状の凸条および台形形状の凹条を出射面又は底面、あるいは出射面および底面の両面に配設することにより、プリズムシートの使用を省略しつつ鉛直方向の輝度を低減させずに視野角の確保ができることが提案されている。
特開平9−61631号公報(図6,8および段落0038) 特開平10−282342号公報 特開2003−114432号公報 特開2000−258635号公報 特開平8−271893号公報 国際特許出願公開2006/013969 公報
しかしながら、特許文献6に記載されている導光板においては、線光源の未発光部から発光部に変わって領域においても、未発光部の長さの4倍程度距離まで輝度が低い範囲がおよび概観を著しく害する課題が生じる(図1参照)。この現象については従来のバックライトでは見られない現象である。この課題に対し、従来から知られているコーナー部を中心とした拡散処理を施した場合には、線光源の発光部分にも拡散処理が重なることによりランプ近傍が輝点として認識されてしまうため、画面品位を保ったまま輝度均一性を解消することができなかった。
本発明は画面品位を保ちながら輝度均一性を向上させた面光源素子、およびこれを用いた画像表示装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の面光源素子は導光板の少なくとも1つの側面に線状光源を少なくとも1個配置したエッジライト方式の面光源素子において、
当該導光板は出射面、該出射面に対向する底面、および前記線状光源から出射された光を入射させる入射端面を有し、
X軸と、X軸に直交するY軸とで構成されるX−Y平面において、
前記線状光源はX軸に平行に配置しており、これに隣接する前記導光板の入射端面のX軸に沿った長さをLx、Y軸に平行な側端面のY軸に平行な辺の長さをLyとし、
前記出射面および前記底面にはそれぞれ所定のピッチで形成された凸条および/又は凹条のパターンを備え、
前記出射面に形成されたパターンはY軸に平行であり、
前記底面に形成されたパターンはX軸に平行であり、
前記出射面および前記底面の少なくとも一方の面では、前記台形形状の凸条と前記台形形状の凹条とが交互に配列されており、
当該導光板の入射端面の長さLxが線光源の発光長L2に比べ長い場合であり、
当該導光板の出射面もしくは底面の少なくとも一方の面にコーナーから少なくとも(Lx−L2)/2以上離れた位置に中心を持つ略円形の領域に光制御機能を有する局所パターンを備えることを特徴とする面光源素子。
また本発明は、上記の局所パターンが、前記領域の中心においても鏡面の平坦部を50%〜95%の割合で有しており、好ましくは、60%〜90%、より好ましくは70%〜90%の鏡面の平坦部が存在することを特徴とする面光源素子である。
また本発明は、上記面光源素子であって、
局所パターンを備える領域の中心が以下の式を満たすことを特徴とする面光源素子である。
導光板と線光源の未発光部が重なる長さ<Lx/15 (1)
Lx/15≦Cx≦Lx/8 (2)
Ly/15≦Cy≦Ly/8 (3)
ただし、
Cx:導光板コーナーから局所パターンを備える領域の中心までのX軸に沿った距離
Cy:導光板コーナーから局所パターンを備える領域の中心までのY軸に沿った距離
を満足することを特徴とする面光源素子である。
上記した本発明の導光板により、導光板と線光源の未発光部とが重なる部分が存在する場合においても、線光源から遠い位置にも光を届ける性能を保ちつつ、コーナー付近の輝度を向上させ、面内の輝度均一性を向上させることができる。
また、前記導光板は、線光源に近いほどX−Z平面を通過する光束が多い特徴があるため、導光板の入光端面から離れた位置に光学パターンエリアの中心を配置することで、線光源近傍で輝点とならすに、暗部を効果的に解消することができる。
また、本発明の画像表示装置は、面光源素子の正面方向に透過型の表示装置を配置することによって構成され、高輝度で、輝度均一性が高いことから明るくて高品位な画像を表示できる。ここで本発明の画像表示装置とは、面光源素子と表示素子を組み合わせた表示モジュール、更には、この表示モジュールを用いた少なくとも画像表示機能を有する機器であり、パソコンモニターやテレビ等を含む。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下の図面では、説明の都合上、各部の縦横の縮尺が無作為に変更された模式図により説明されている。
まず、本発明の面光源素子は、透明樹脂などから形成される平板状(パネル状)の透明構造体である導光板、この導光板の一側面に配置された一次光源と導光板の下面に配設された反射シートおよび導光板の上面に配設された光制御シートとから大略構成されている。
このような導光板は、光線透過率の高い透明樹脂から構成することができる。このような透明樹脂としては、例えば、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、環状ポリオレフィン樹脂などを広く採用することができる。
本発明においては、導光板の一面は、出射面とされ、この出射面に対向して底面が配置されている。また、この導光板の少なくとも一側面には一次光源が配設され、この側面は入射端面とされている。本発明において、この入射端面は少なくとも一カ所あればよいが、複数箇所であってもよい。入射端面以外の側面には反射端面を形成するのが好ましい。
入射端面が二カ所の場合の典型例は、互いに相対向する面に一次光源としての線状光源がある例であり、反射端面は両側面に形成される。二カ所の入射端面は、いずれも出射面に形成されたパターンに直交し、底面に形成されたパターンに平行となる条件を満たすことが必要である。
この入射端面に向けて一次光源が配設される。このような一次光源としてはどのようなものを用いてもよいが、線状光源や点状光源が例示される。また、LED光源などの点状光源が多数配列されて線状となった線状光源であってもよい。
本発明において、導光板の出射面と底面の両面には、所定のピッチで形成された凸条のパターンが互いに直交して形成されている。この凸条とは、以下に述べる台形形状の凸条を含み、従来の面光源素子で用いられている凸条と実質的に同一乃至は均等なものであってもよい。
これらの凸条は、断面が突設された凸(突)部が一方向に延びて形成される。これらの凸条の断面形状は、三角形、楔状、その他の多角形、波状、又は半楕円状などの所望の形状であってよい。
ここで、出射面に形成される凸条は一様なピッチおよび形状で配列されていてもよいが、底面に形成された凸条は、一次光源から離れるに従ってピッチが狭められて配列されたり、また、光源から離れるに従って凸条の高さが漸次高くなったりしていてもよい。また、一次光源から離れるに従って形状が漸次異なるように構成してもよい。このような形状が漸次異なる構成とは、例えば、断面が台形状の凸条を備える場合、台形の上底および/又は下底の長さが、漸次異なる場合を包含する。いずれの場合にも、底面と反射シートを利用して屈折した光が、出射面から所望する強度で出射されるように底面の構造を制御するためのものであり、これらの調整は互いに組み合わされて、又は、他の調整手段と併用されて行われる。
本発明の面光源素子が備える導光板において、出射面および底面に備えるパターンは、断面が台形形状の凸条であると、視認方向である正面輝度はより高くなり、かつ視野角特性が広くなる点でより好ましい形態である。
ここで、台形形状の凸条とは、図2に示されるような導光板から表面側に台形形状に突設された長手方向に延びる突条である。例えば、導光板1の表面では、その一表面1aには、符号A、B、CおよびDを各頂点とする断面が台形状の凸条2と符号A’、B’、C’およびD’を各頂点とする断面が台形状の凸条2’とが離間して配設されている。
なお、本発明に係る台形形状とは、図面に示すように、厳密な意味での台形に限定されない。後述する説明により明らかなように、X−Y平面に平行な高さの異なる平面である上底と下底とを山形に連結する斜面を挟んで連続していれば、例えば、上底又は下底と斜面の連結部が曲面状であってもよい。このような曲面状の連結部を有する台形形状は比較的成形が容易なため生産上有利なだけでなく、連結部の破損が起こり難いので好ましい。また上底、下底の少なくとも一部がX−Y平面に対して傾きを有していても良く、例えば上底および又は下底がX軸方向を長手方向とする緩やかな波状であることや、微細な凹凸を有することで出光の均一性を高めることができる。該傾きの平均はX−Y平面に対して角度を有さないことが好ましい。また傾きが10度以下の部分が全体の50%以上を占めることが望ましい。
また複数の上底、下底はそれぞれ互いに同じX−Y平面内にあることで、効率良く光を導くことが出来るだけでなく、導光板の重心が安定する、押し出し成形などでの工業的に有利な連続生産が容易になる、などの効果がある。
次に、このような台形形状の機能について、図2を用いて説明する。「上底」、「下底」の用語を用いるが、これは上下方向を意味するのではなく、説明のためである。台形の平行な対辺のうち、短い辺を「上底」、長い辺を「下底」として説明している。まず、この図2において、直線ADの長さ(凸条2の下底の幅)をW1、直線BCの長さ(凸条2の上底2aの幅)をW2、直線AD’の長さ(凹条3の上底3aの幅)をW3、凸条2の高さ(又は凹条3の深さ)をH、直線ADと直線AB(傾斜面2b)との成す角度をa1、直線ADと直線DC(傾斜面2c)との成す角度をa2、および直線DD’の長さをピッチPとする。ピッチPは、凸条2の下底の幅(直線ADの長さ)W1と凹条3の上底3aの幅W3との和に等しく、また、凸条2の上底2aの幅(直線BCの長さ)W2と凹条3の下底の幅(直線BC’の長さ)との和に等しい。
本発明の面光源素子が備える導光板の出射面においては、凸条2の断面形状を台形にして凸条2に適宜の幅W2を設けることにより、入射端面から入射して導光される光を導光板の中央へと導く役目を担いつつ、出射面から出射される輝度分布の中で出射面に直交する鉛直方向(法線方向)の輝度を高めている。
また、本発明の面光源素子が備える導光板の出射面において、凹条3の断面形状を台形にして凹条3に所望の幅W3を設けることにより、前述のW2と同様に入射端面から入射した光を、導光板内部をY軸方向に沿って導く役目を担いつつ、出射面から出射される輝度分布の中で出射面に直交する鉛直方向(法線方向)の輝度を高めている。
この幅W2が狭すぎて傾斜面2b、2cの寄与が大きくなりすぎると、鉛直方向の輝度を高める効果を十分に発揮することが困難となる。
また、この幅W3が狭すぎて傾斜面2b、2cの寄与が大きくなりすぎても、鉛直方向の輝度を高める効果を十分に発揮することが困難となる。
また、これに対して、幅W2および又は幅W3を傾斜面2b、2cに対して相対的に広く設定しすぎると、傾斜面2b、2cの寄与が相対的に少なくなり、鉛直方向の輝度の向上は図れるが視野角は狭くなり、出射面に凸条の周期的なパターンを設けて、指向性シートを極力省略し、かつ、鉛直方向の輝度を低減させずに視野角を確保できるという課題を十分に満たせなくなる。
本発明の面光源素子が備える導光板の出射面において凸条2又は凹条3の形状および大きさ並びにピッチPは、導光板1の大きさ、面光源素子の表示性能および仕様等との関係を考慮して決定される。これにより、導光板の出射面から出射される光の輝度を適度に保ち、かつ、適切な視野角を得ることができる。
このような凸条2(又は凹条3)の一般的な高さHは、1μm〜100μmの範囲内から選択され、より好ましい高さHは5μm〜50μm、最も好ましい高さHは10μm〜30μmの範囲内から選択される。また、一般的な傾斜角a1および傾斜角a2は、それぞれ15〜70°の範囲内から選択され、より好ましい傾斜角a1および傾斜角a2はそれぞれ15゜〜60°の範囲内から選択される。特に視野角特性を重視する場合は15°〜35°、輝度特性を重視する場合は35°〜60°が最も好ましい範囲内として選択される。
また、一般的な下底の幅W1は10μm〜500μmの範囲内、より好ましくは15μm〜270μmの範囲内、最も好ましくは15μm〜180μmの範囲内から選択される。また、上底の幅W2は1μm〜500μmの範囲内から選択され、より好ましい幅W2は1μm〜100μmの範囲内、最も好ましくは5μm〜50μmの範囲内から選択される。また、一般的な幅W3は0.1μm〜500μmの範囲内から選択され、より好ましい幅W3は0.1μm〜300μmの範囲内、最も好ましくは1μm〜150μmの範囲内から選択される。
また、本発明の面光源素子が備える導光板の出射面の好ましい態様においては、導光板1の出射面が幅W1,W2,W3とがピッチPとの関係で、特定の比率を保って形成されている台形状のパターンを有することにより特徴付けられる。
すなわち、本発明の面光源素子が備える導光板1の出射面では、これらの凸条2に形成された上底の幅W2に対する凹条3に形成された上底の幅W3の比(W3/W2)は、0.01〜200の範囲内が好ましく、より好ましくは0.02〜100の範囲内、最も好ましくは0.1〜10の範囲内にある。また、(W2+W3)に対する(P−W2−W3)の比は、0.04〜400の範囲内が好ましく、より好ましくは0.2〜200の範囲内、最も好ましくは0.3〜150の範囲内である。
本発明の面光源素子が備える導光板の出射面においては、W2に対するW3の比をこれらの範囲内に保つことにより、導光板1の出射面から出射される光の輝度を適度に保ち、かつ、適切な視野角を得るための条件設定が容易となる。ここで、W2に対するW3の比が0.1〜10の範囲であると、鉛直方向の輝度の向上が図れるため指向性シートを省略することができる。また、(W2+W3)に対する(P−W2−W3)の比が、0.3〜150の範囲であると、鉛直方向の輝度の低下を抑制しつつ視野角特性を確保することができるので、指向性シートを省略することが可能となる。
このような台形状のパターンは、表面が鏡面であってもよいが、適宜粗面化されて拡散面としてもよい。粗面化させることにより、液晶表示装置における表面のギラツキを抑えることができる。また、場合によっては、矩形状の導光板のコーナー部を斜めから視認した時に生じる暗線状のラインの発生を防止することができる。これにより得られる液晶表示装置は、表面品位が優れたものとなる。
このような粗面化は、例えば、JIS B0601に基づく算術平均粗さ(Ra)が0.1μm〜10μmの範囲内であることが好ましく、更に好ましくは、0.15μm〜5μmの範囲内であり、特に好ましくは0.2μm〜2μmの範囲内である。また、このような粗面化は、図5(b)に示すように、凸条2の上底(天頂面)2aだけでもよいが、図5(d)に示すように、傾斜面2bと天頂面2aとの双方にあってもよい(全面拡散面)。また、図5(c)に示すように、側面部(傾斜面2b)のみにあってもよい。さらに、この粗面化は、凹条3の上底(天頂面)3aにあってもよい。表面を粗面化することにより拡散面が形成され、これにより出射される光は、いずれの場合にも表面品位の向上が期待される。
一方、本発明の面光源素子が備える導光板1の底面には、断面が台形状の凸条2と凸条2’がW3を0として互いに接して入射端面8に平行に配列している。この台形状の凸条2の大きさを漸次調整することにより、出射面から出射される光の光量分布を調整できる。
この導光板1の底面に形成されている台形状の凸条2の断面形状は、好ましくは傾斜角a1および傾斜角a2が32.5゜〜45°の範囲内で設定され、より好ましくは35゜〜45°の範囲内、最も好ましくは37.5゜〜42.5°の範囲内で設定される。高さは好ましくは1μm〜100μmの範囲内で設定され、より好ましくは5μm〜50μmの範囲内、最も好ましくは10μm〜20μmの範囲内で設定される。上底部の長さは好ましくは3μm〜1600μmの範囲内で設定され、より好ましくは10μm〜800μmの範囲内、最も好ましくは15μm〜350μmの範囲内で設定され、下底部の長さは好ましくは6μm〜1800μmの範囲内で設定され、より好ましくは15μm〜1000μmの範囲内、最も好ましくは25μm〜400μmの範囲内で設定される。
次に、光制御機能を有する局所パターンについて説明する。
局所パターンは、光制御機能を有する光制御パターンからなっており、前記出射面および前記底面のそれぞれ所定のピッチで形成された凸条および/又は凹条のパターンと重なってもよいが、光の取り出し効率の点で鏡面を含んだ面に加工することが好ましい。
局所パターンを構成する光制御パターンは、拡散性の微細凹凸構造からなっていてもよいし、拡散性のドット印刷からなっていてもよい。
局所パターンを構成する光制御パターンは、導光性能を保持させるため、ある程度の間隔を持って配置されている必要があり最も密な場所でもパターン中に50%〜95%、より好ましくは、60%〜90%の鏡面を保っていることが望ましい。
また、局所パターンにおける光制御パターンの配置密度は不連続に変化していても良いが、視認した時の変化が目立たないようグラデーションをつけるのが望ましい。
局所パターンは底面側であっても出射面側であってもどちらでも配置して良いが、底面に配置したほうが、面光源装置として組み込んだとき局所パターンを備える領域の境界が見えにくくより好ましい。
局所パターンを構成する光制御パターンは、パターンの構成要素が規則的に配置されていても、ランダムに配置されていても良いが、プリズムシートや液晶パネルとの関係で生じる可能性のあるモアレを防ぐためにもランダムな配置が適している。
局所パターン配置エリアの中心位置が以下の式を満たした略円形の形状であれば、モニターの輝度均一性評価で一般的な、図7に示す9ヶ所の測定ポイントにおける輝度均一性を効果的に改善可能である。
導光板と線光源の未発光部が重なる長さ<Lx/15において
Lx/15≦Cx≦Lx/8
Ly/15≦Cy≦Ly/8
Cx:導光板コーナーから局所パターンを備える領域の中心までのX軸に沿った距離
Cy:導光板コーナーから局所パターンを備える領域の中心までのY軸に沿った距離
局所パターンの形成方法としては、ブラスト加工などを用いて直接成形体に加工してもよく、金型をブラスト加工、フォトリソ加工、吹き付け加工等で加工後、成形体を作ってもよい。
また、局所パターンの光取り出し効率が高すぎる場合、線光源から遠い位置での輝度低下が大きくなり、結果として線光源から遠い位置での輝度が、局所パターンを付与した位置の輝度より低下してしまい、図7に示すポイントで評価する輝度均一性が低下してしまうため、局所パターンは、他の輝度均一性評価点の輝度と同等になるように設定することが望ましい。
次に、このような導光板1を用いた面光源素子の一例について、図3および図4を参照しつつ説明する。
これらの面光源素子10は、アクリル樹脂などの透明樹脂などから形成される平板状(パネル状)の透明構造体である導光板1、この導光板1の一側面に配置された一次光源4および導光板1の下面に配設された反射シート5とから大略構成されている。この導光板1の上面には、光を出射する出射面6が形成され、この出射面6に対向して底面7が形成されている。
図3は、本発明の面光源素子を示す一例の斜視図である。ここで、図3で示される面光源素子10では、導光板1の一側面に、線状光源4aが配設され、この側面は入射端面8とされている。また、この入射端面8に交差する両側面は反射端面8bとされ、入射端面8に対向する面は反射端面8aとされている。
また、図4で示される面光源素子は、導光板の対向する二つの側面に2本ずつの光源を配設した本発明の面光源素子の例で大型の液晶画像表示装置を表示させるためのものである。図4(a)、(b)はそれぞれX−Z平面と平行な側からY軸方向に向かって観察したときの側面図と、Y−Z平面と平行な側からX軸方向に向かって観察したときの側面図である。
出射面6と底面7との両側面に、リフレクタ4b内にそれぞれ一対の線状光源4aが配設された一次光源4が配設されている。線状光源4aから導光板1内へ入射させる光量を十分に確保するために厚みの厚い導光板1が用いられる。これにより、これらの一次光源4が配設された両側面は入射端面8とされ、この入射端面8に交差する両側面は反射端面8bとされている。
また、図4の面光源素子では、出射面6の上方に拡散シート5aと光制御シート11が配設されている。導光板と光制御シートとの間に拡散シートを配設することで、面光源素子の出射光を適度に均一化し品位を高めることが出来る。また適当な拡散シートを選択することで正面輝度も一層高めることができる。
上記図3および図4のいずれの面光源素子においても、出射面6には、断面が台形状の凸条2とこの凸条2の台形とは上下が逆転した台形状の凹条3とが交互に配列されている。これらの凸条2および凹条3は、上述の図3により説明した表面1aと実質的に同一であるので詳細な説明は省略する。これにより、この出射面6には、入射端面8と直交する断面が台形形状の凸条および凹条が複数配置される。
一方、底面7には、断面が台形状の凸条9が互いに接して入射端面8に平行に配列している。この台形状の凸条9の大きさを漸次調整することにより、出射面から出射される光の光量分布を調整できる。そして、底面7にはコーナー部の若干内側の領域に局所パターン11が設けられている。
つぎに、このように構成された面光源素子10について説明する。
線状光源4aの光は導光板1の入射端面8から導光板1内に入射し、出射面6および底面7間を、全反射を繰り返しつつ縦方向に伝播していく。
そして、この光の一部は底面7に形成された台形状の凸条9および反射シート5により出射面6に向けて導かれ、出射面6に形成された断面が台形形状のプリズム(凸条2および凹条3)により集光され、所望する視野角内に出射される。
このように、出射面6に断面が台形形状のプリズムを形成することにより、出射面6にV溝のプリズムを形成する場合に比べて鉛直方向の輝度低下が抑えられると共に視野角が拡大する。
以上の台形形状のプリズムは、図5(a)に示すように、天頂面(上底)2aおよび傾斜面2bともに鏡面である例であったが、これらの表面は粗面化されていてもよい。
例えば、図5(c)に示すように、台形プリズム(凸条2)の傾斜面2bを粗面化すると、図5(a)に示す全面が鏡面である場合に比べて、視野角がより拡大すると共に、面光源素子10として表面のギラツキ感や、導光板のコーナー部を斜めから視認したときに生じる暗線状のラインが緩和されるなど表面品位の向上が図れる。
また、図5(d)に示すように、台形プリズム(凸条2)の天頂面2aおよび傾斜面2bの全面を粗面化すると、図5(c)に示す傾斜面2bのみを粗面化させた場合に比べて表面輝度が多少低下するが、面光源素子として表面のギラツキ感や、暗線状のラインが緩和されるなど表面品位の一層の向上が図れ、視野角と表面品位を重要視する面光源素子に適している。
以下、実施例により本発明の効果を具体的に説明する。
<実施例1>
清浄なガラスに東京応化工業株式会社製ネガ型フォトレジスト(CA3000)を塗布し、110℃のホットプレートにて2分間暖めた後に室温まで冷却した。そのガラス基板と所定の間隔でスリットを設けたフォトマスクを密着させて−35°から+35°までの回転を120秒の速度で動作させ、その間にUV光を1400mJ照射した。フォトマスクを剥離後、その基板を現像した。得られた原盤を常法に従って、表面にニッケル導電化膜を成膜し、このニッケル導電化膜に電鋳用金属としてニッケルを電鋳してニッケル電鋳層を形成した。さらに、ニッケル導電化膜から原盤を剥離して、高さ0.01mmで頂上部分に幅約10μmの平坦部を持つ、傾斜角が55°の台形形状パターンを賦型した出射面側のスタンパIを作製した。
一方、直接金型入れ子にダイヤモンドバイトで頂角100°、高さ0.01mmのV字状の溝条を切削加工で作製し、この切削入れ子から直接電鋳を行い、ニッケル電鋳層を形成した。原盤を剥離して、高さ0.01mmで頂角が100°のプリズムパターンを所定の間隔で配列させて賦型した底面側のスタンパIIを作製した。
これらのスタンパIおよびスタンパIIを転写型として射出成形機の金型固定側キャビティと金型可動側キャビティに組み込み、射出成形法にて17インチディスプレイ用の微細構造を持つ導光板1(板厚6mm)を得た。
得られた導光板1は、断面形状が台形形状である凸条が離間して配設された出射面と断面形状が台形形状である凸条が連結して配設された底面とを備えている。この出射面の台形凸状形状は、高さHが10μm、天頂部幅W2が10μm、底面幅W1が24μmであり、底面の台形凸状形状の高さは10μm、底角a1およびa2は40°であり、また、下底は、冷陰極管側から中央部まで180μmから60μmに漸次調整変更した。
この導光板は、面光源素子に組み込むためLx=340、Ly=272の寸法にカットした。
また、光制御パターンは導光板1に対してブラスト工法を採用した。平均粒子径70μm、の不定形の炭化珪素の砥粒を用いてノズルから加工面までの距離を150mmとし、噴射圧力0.18MPaに設定し、ノズルと導光板1の間にLx/10=34.0mm、Ly/10=27.2mmの位置に中心が来るよう直径20mmの穴をあけた遮板を製品から100mmのギャップを設けてセットした後にブラストを行い、グラデーションを持った局所パターンを4個所に形成した(図8(a)参照)。
得られた長さLx=340mmの導光板1における両端の入射端面をX軸に平行に配置させ、この入射端面に沿ってL2=334mmの管面輝度39,000cd/m2(一定)のCCFL光源を図4に示すように、左右に各一対ずつ配設し、光源の背方にリフレクタを配設した。また、導光板1の出射面上には株式会社ツジデン製の拡散シート(商品名:D124)5aを2枚配設し、底面7および反射端面8bには反射シート5(東レ株式会社製E6SL)を配設して図9に示すバックライト装置を形成した。このようにして形成したバックライト装置の輝度性能を測定した。この輝度測定は、株式会社トプコン製の輝度計(TOPCON BM−7)を用い、サンプル面から50cm離して図7中〇で示す位置の9点の輝度を測定し、次の式で定義する輝度均一性を測定した。
輝度均一性=最小輝度/最大輝度
画面品位は目視にて行った。
この面光源素子は輝度均一性がやや低いものの、画面品位上問題が無く、総合的に判断して良いものが得られた。
<実施例2>
この実施例2は、実施例1で用いた導光板1の局所パターンの深さが深い物に対応する。この実施例は、ブラストの際の噴射圧力を0.23MPaにセットした以外は実施例1と同様の条件で行った。
この実施例の面光源素子は輝度均一性がよく、画面品位上問題も無く、総合的に判断してもかなり良いものが得られた。
<実施例3>
この実施例3は、実施例1で用いた導光板1の局所パターンの深さが深い物に対応する。この実施例は、ブラストの際の噴射圧力を0.28MPaにセットした以外は実施例1と同様の条件で行った。
この実施例の面光源素子は輝度均一性がよく、画面品位上の点でかすかに斜視時に局所パターン配置領域が分かるものの、総合的に判断して良い物が得られた。
<実施例4>
この実施例4は、実施例2で用いた導光板1の局所パターン導光板の局所パターに滑らかなグラデーションが無い例に対応する。この実施例は、遮板を製品と密着させた状態でブラストする以外は実施例2と同様の条件で行った。
この面光源素子は輝度均一性がよく、画面品位上の点でかすかに斜視時に局所パターン配置領域が分かるものの、総合的に判断して良い物が得られた。
<比較例1>
この比較例1は、実施例1で用いた導光板の局所パターンがない例に対応する。導光板に局所パターンを付与しない以外は実施例1と同様の条件で行った。この場合、輝度均一性が低すぎるため、総合的にも大きな問題となった。
<比較例2>
この比較例は、導光板の各コーナーを頂点とする一辺30mmの正方形の範囲に相当する部分が開放された遮蔽板を、製品と密着させた状態で、4ヶ所のコーナー部において30mm×30mmの範囲をブラスト加工した以外は実施例2と同様の条件で行った。
この場合、CCFLの発光部と加工部分が重なったランプ近傍の輝度が高くなり過ぎたため、画面品位上大きな欠点となった。また、輝度均一性に関しても図7において、短辺より中央の位置の輝度が低くなり輝度均一性の悪化につながったため、総合的に見ても大きな問題が生じた。
[局所パターンの割合]
局所パターンの割合は、溝に沿った平坦部の顕微鏡写真から実寸で1mmの長さに渡って4本測定し、その平均値を採用した。(図10参照)
[部分パターンの平均深さ]
光制御パターンをランダムに100個測定し、その平均値を採用した。
上記の結果を下記表1にまとめる。
本発明の面光源素子を用いる事で、線光源が相対する導光板の辺より短い場合でも、輝度均一性の高い面光源素子を提供することが可能になる。また、本発明の面光源素子は、エッジライト式であるので、液晶バックライト装置を装着したモニター装置に限定されずに、ノートパソコン、照明公告、交通標識などの薄型の各種画像表示装置への応用が期待される。
従来の面光源素子の輝度分布を示す模式図である。 本発明の面光源素子が備える導光板の出射面および底面にパターンとして形成された台形形状を説明する模式図である。 本発明の面光源素子の一例を示す模式図である。 本発明の面光源素子の一例を示す模式図であって、それぞれ(a)X−Z平面と平行な側からY軸方向に向かって観察したときの側面図(b)Y−Z平面と平行な側からX軸方向に向かって観察したときの側面図である。 本発明の面光源素子が備える導光板の出射面に突設された台形形状の凸条の表面特性を説明する図である。 白色ドット印刷を施した導光板の出射面平坦部上に拡散シート、プリズムシート、拡散シートの順に載せた面光源素子の上下方向の出射光の角度輝度分布図である。 輝度均一性評価のための9点の測定位置を示す図である。 (a)実施例1〜3における局所パターンの配置場所を示す図および(b)比較例2における局所パターンの配置場所を示す図である。 本発明の面光源素子を示す構成図である。 実施例2で観察した局所パターン面の顕微鏡観察写真である。
符号の説明
1:導光板
2:凸条
3:凹条
4:一次光源
4a:線状光源
4b:リフレクタ
5:反射シート
5a:拡散シート
6:出射面
7:底面
8:入射端面(側面)
8a:反射端面(側面)
8b:反射端面(側面)
9:台形凸条
10:面光源素子
11:局所パターン

Claims (4)

  1. 導光板の少なくとも1つの側面に線状光源を少なくとも1個配置したエッジライト方式の面光源素子において、
    当該導光板は出射面、該出射面に対向する底面、および前記線状光源から出射された光を入射させる入射端面を有し、
    X軸と、X軸に直交するY軸とで構成されるX−Y平面において、
    前記線状光源はX軸に平行に配置しており、これに隣接する前記導光板の入射端面のX軸に沿った長さをLx、Y軸に平行な側端面のY軸に平行な辺の長さをLyとし、
    前記出射面および前記底面にはそれぞれ所定のピッチで形成された凸条および/または凹条のパターンを備え、
    前記出射面に形成されたパターンはY軸に平行であり、
    前記底面に形成されたパターンはX軸に平行であり、
    前記出射面および前記底面の少なくとも一方の面では、前記台形形状の凸条と前記台形形状の凹条とが交互に配列されており、
    当該導光板の入射端面の長さLxが線光源の発光長L2に比べ長く、
    当該導光板の出射面もしくは底面の少なくとも一方の面にコーナーから、少なくとも(Lx−L2)/2以上の距離だけ離れた位置に中心を持つ略円形の領域に光制御機能を有する局所パターンを備えることを特徴とする面光源素子。
  2. 前記局所パターンを備える領域の中心部において、鏡面の平坦部が50%〜95%の割合で存在していることを特徴とする請求項1に記載の面光源素子。
  3. 前記局所パターンを備える領域の中心が以下の式を満たす範囲内にあることを特徴とする請求項1または2に記載の面光源装置。
    導光板と線光源の未発光部が重なる長さ<Lx/15 (1)
    Lx/15≦Cx≦Lx/8 (2)
    Ly/15≦Cy≦Ly/8 (3)
    ただし、
    Cx:導光板コーナーから局所パターンを備える領域の中心までのX軸に沿った距離
    Cy:導光板コーナーから局所パターンを備える領域の中心までのY軸に沿った距離
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の面光源素子を使用したバックライトの上に透過型表示素子を備えることを特徴とする画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016028272A (ja) * 2014-07-09 2016-02-25 恵和株式会社 光学シート及びエッジライト型のバックライトユニット

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