JP2009087118A - タッチパネル、タッチパネル付き表示装置及びその製造方法 - Google Patents

タッチパネル、タッチパネル付き表示装置及びその製造方法 Download PDF

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章剛 西脇
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Abstract

【課題】露光処理による配線パターン形成時の配線クワレの発生を効果的に抑制するタッチパネル、タッチパネル付き表示装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】タッチパネル12は、絶縁性基板17と、絶縁性基板17上に設けられ、第1導電層24で形成されたタッチ電極22と、絶縁性基板17上に設けられ、第1導電層24及び第1導電層24上に設けられた第2導電層26を備える。タッチパネル12は、第2導電層26の端部25が第1導電層24へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜した端子部21と、端子部21の第2導電層26上から、第2導電層26の端部25及び第1導電層24上にかけて形成された配線部23と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、タッチパネル、タッチパネル付き表示装置及びその製造方法に関する。
タッチパネルは、その動作原理によって、抵抗膜方式、静電容量結合方式、赤外線方式、超音波方式及び電磁誘導結合方式などに分類される。その中でも、例えば、特許文献1に開示されているように、静電容量結合方式のタッチパネルは、低コストで表示装置などに搭載可能であるため近年よく用いられている。
静電容量結合方式のタッチパネルは、絶縁性基板上に設けられた透明なタッチ電極、タッチ電極の周辺に設けられた複数の端子部、及び、端子部に電気的に接続されてタッチ電極からの信号を伝達する配線部等で構成されており、例えば、液晶表示パネルのディスプレイ画面の前面に装着して使用される。
タッチ電極の周辺に設けられた端子部は、腐食対策として、タッチ電極と共に、例えばITO(Indium Tin Oxide)等で形成する場合がある。このような場合、タッチ電極のITOレイヤーのみでは抵抗が高く、スペックオーバーが生じる。このため、メタルマスクを用いてタッチ電極の端子部に対応する位置に厚膜のITOを部分成膜することにより、抵抗値を下げている。
特開2006-023904号公報
しかしながら、厚膜のレイヤーを形成すると、その端部がタッチ電極のレイヤーとの間で段差部となる。また、レイヤーを露光処理でパターン形成する際にレジスト塗布を行うが、塗布前洗浄を行っても段差部にダストが残ってしまい、レジスト膜に欠陥が生じてくびれを発生させるおそれがある。このくびれが大きいと、そこからエッチング液が染み込んで、配線部を構成するメタルが欠損する不具合(クワレ)が発生する問題が生じる。
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、露光処理による配線パターン形成時の配線クワレの発生を効果的に抑制するタッチパネル、タッチパネル付き表示装置及びその製造方法を提供することである。
本発明に係るタッチパネルは、絶縁性基板と、絶縁性基板上に設けられ、第1導電層で形成されたタッチ電極と、絶縁性基板上に設けられ、第1導電層及び第1導電層上に設けられた第2導電層を備えると共に、第2導電層の端部が第1導電層へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜した端子部と、端子部の第2導電層上から、第2導電層の端部及び第1導電層上にかけて形成された配線部と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、端子部の第2導電層上に配線部のメタル配線等をフォトリソグラフィ等によって形成する際、第2導電層の端部が第1導電層へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜しているため、レジスト塗布前洗浄でも段差部にダストが残らない。このため、現像後にレジスト膜にくびれが発生することが抑制される。従って、メタル配線等のクワレの発生を効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るタッチパネルは、第1導電層が、酸化インジウム及び酸化スズの化合物、又は、酸化インジウム及び酸化亜鉛の化合物により形成されていてもよい。
このような構成によれば、第1導電層が、酸化インジウム及び酸化スズの化合物、又は、酸化インジウム及び酸化亜鉛の化合物により形成されているため、タッチ電極が高抵抗となり、タッチパネルの位置認識精度が高くなる。
さらに、本発明に係るタッチパネルは、第1導電層と第2導電層とが同じ材料で形成されていてもよい。
このような構成によれば、第1導電層と第2導電層とが同じ材料で形成されているため、タッチパネルの製造効率が良好になる。
また、本発明に係るタッチパネルは、端子部の第2導電層は、端子部の第1導電層より厚く形成されていてもよい。
このような構成によれば、端子部の第2導電層は、端子部の第1導電層より厚く形成されているため、端子部の抵抗を低くすることができる。従って、タッチ電極を形成する第1導電層に高抵抗材料を用いていても、端子部におけるスペックオーバーの発生を効果的に抑制することができる。
さらに、本発明に係るタッチパネルは、第2導電層の端部が、裾野が広がる形状の斜面を備えると共に、端部の下端が上端に比べて約10〜750μm外側へ突出するように形成されていてもよい。
本発明では、成膜時の膜の回り込みを利用して傾斜を形成しているので、第2導電層の端部の下端が上端に比べて約10〜750μm外側へ突出するように形成されて、緩やかな傾斜がついており、塗布前洗浄の際に段差部でもダストは流動して溜まらない。
本発明に係る表示装置は、上述したタッチパネルを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、表示装置が上述したタッチパネルを備えるため、露光処理によるタッチパネルの配線パターン形成時の配線クワレの発生を効果的に抑制することができる。
本発明に係るタッチパネル付き表示装置の製造方法は、タッチ電極形成予定位置及び該タッチ電極形成予定位置の外側に設けられた端子部形成予定位置を備える第1導電層が形成された絶縁性基板を準備するステップと、矩形状に形成された第1欠損部と、第1欠損部上において第1欠損部より幅狭の矩形状に形成された第2欠損部と、で構成された開口部を形成したマスクを、開口部が端子部形成予定位置に対応するように第1導電層全面に設けるステップと、マスクを設けた第1導電層上に成膜処理を行い、マスクの開口部が対応する端子部形成予定位置に、端部が第1導電層へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜した第2導電層を備えた端子部を形成するステップと、端子部を形成した第1導電層上からマスクを取り除き、第2導電層上から第2導電層の端部及び第1導電層上にかけて配線部を形成するステップと、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、端子部の第2導電層上に配線部のメタル配線等をフォトリソグラフィ等によって形成する際、第2導電層の端部が第1導電層へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜しているため、レジスト塗布前洗浄でも段差部にダストが残らない。このため、現像後にレジスト膜にくびれが発生することが抑制される。従って、メタル配線等のクワレの発生を効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るタッチパネル付き表示装置の製造方法は、開口部の第1欠損部の幅と第2欠損部の幅との差が、250〜750μmであってもよい。
このような構成によれば、開口部の第1欠損部の幅と第2欠損部の幅との差が、250〜750μmであるため、第2導電層の端部を、露光による光の廻り込みを抑制するのに十分な長さだけ突出して形成することができる。
さらに、本発明に係るタッチパネル付き表示装置の製造方法は、開口部の第2欠損部の厚さが第1欠損部の厚さとほぼ同じであってもよい。
このような構成によれば、開口部の第2欠損部の厚さが第1欠損部の厚さとほぼ同じであるため、第2導電層の端部を、露光による光の廻り込みを抑制するのに十分な長さだけ突出して形成することができる。
本発明によれば、露光処理による配線パターン形成時の配線クワレの発生を効果的に抑制するタッチパネル、タッチパネル付き表示装置及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、表示装置として液晶表示装置を例に挙げて詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施形態)
(タッチパネル12を備えた液晶表示装置10の構成)
図1は、本発明の実施形態に係るタッチパネル12を備えた液晶表示装置10の断面図を示す。液晶表示装置10は、液晶表示パネル11、タッチパネル12及びバックライトユニット13を備えている。
液晶表示パネル11は、液晶層(不図示)を介して対向配置されたアクティブマトリクス基板14及び対向基板15と、それらの外表面に設けられた偏光板16とを備えている。
アクティブマトリクス基板14は、ガラス基板などの絶縁性基板と、絶縁性基板上に設けられた薄膜トランジスタ(TFT)アレイ層と、TFTアレイ層上に設けられた配向膜とを備えている。ここで、TFTアレイ層は、絶縁性基板上に互いに平行に延びる複数のゲート線と、各ゲート線に直交するように互いに平行に延びる複数のソース線と、ゲート線及びソース線の各交差部分にそれぞれ設けられた複数のTFTと、各TFTにそれぞれ接続された複数の画素電極(以上、それぞれ不図示)とを備えている。
対向基板15は、ガラス基板などの絶縁性基板と、絶縁性基板上に設けられたカラーフィルター層と、カラーフィルター層に設けられたオーバーコート層と、オーバーコート層上に設けられた共通電極と、共通電極上に設けられた配向膜とを備えている。カラーフィルター層は、アクティブマトリクス基板14上の各画素電極に対応して、各々、赤色、緑色又は青色に着色された複数の着色層と、各着色層の間に設けられたブラックマトリクス(以上、それぞれ不図示)とを備えている。
タッチパネル12は、液晶表示パネル11の上方且つその周端部に沿って設けられた接着層(不図示)によって、液晶表示パネル11に貼り付けられている。タッチパネル12は、ガラス基板等の絶縁性基板17と、絶縁性基板17上に設けられたタッチパネル層18とを備えている。
図2は、タッチパネル12のアクティブエリア20及び端子部21を拡大して示した平面図である。
タッチパネル層18は、絶縁性基板17上に矩形状に設けられてアクティブエリア20を規定するタッチ電極22と、矩形状のタッチ電極22の2つの角部の外側にそれぞれ形成された外部接続用の端子部21と、端子部21に電気的に接続された配線部23と、タッチ電極22及び配線部23をそれぞれ覆うように設けられた保護層(不図示)とを備えている。
図3は、図2のIII-III線における端子部21の断面図である。端子部21は、絶縁性基板17上に形成された第1導電層24、第1導電層24上において第1導電層24より厚く形成され且つ傾斜した端部25を備えた第2導電層26を備えている。第2導電層26の端部25は、下方の第1導電層24へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜している。より具体的には、図4に示すように、第2導電層26の端部25は、裾野が広がる形状の斜面を備えると共に、端部25の下端が上端に比べて約10〜750μm外側へ突出するように形成されている。ここで、図4のAは、端部25の該突出幅(約10〜750μm)を示している。また、端部25の裾野斜面の傾斜角θは、60°より小さくなっている。
第1導電層24及び第2導電層26は、それぞれどのようなもので形成しても良いが、特に酸化インジウム及び酸化スズの化合物(ITO:Indium Tin Oxide)、又は、酸化インジウム及び酸化亜鉛の化合物(IZO:Indium Zinc Oxide)によりそれぞれ形成されるのが好ましい。
配線部23は、端子部21の第2導電層26上からその端部25及び第1導電層24上にかけて形成されている。配線部23は、例えば、アルミニウム又は窒化チタン膜等で形成されている。
バックライトユニット13は、液晶表示パネル11の下方に積層された複数の光学シートと、複数の光学シートを介して液晶表示パネル11に積層された導光板と、導光板の一側面に配置されたLED(発光ダイオード)等の光源と、これら複数の光学シート、導光板及び光源を格納すると共に支持しているフレーム(以上、いずれも不図示)とを備えている。
(タッチパネル12付き液晶表示装置10の製造方法)
次に、タッチパネル12付き液晶表示装置10の製造方法について、図面を用いて詳細に説明する。
タッチパネル12の製造に際し、まず、ガラス基板などの絶縁性基板17を準備する。次に、絶縁性基板17の全面にスパッタリング法により、第1導電層24として例えばITO膜を厚さ50〜200Å程度で成膜する。この第1導電層24が形成された絶縁性基板17の平面図を図5に、その断面図を図6にそれぞれ示す。なお、第1導電層24の厚さが50Å未満の場合には、基板面内における膜厚の均一性を保持することが困難になり、第1導電層24の厚さが200Åを超える場合には、タッチ電極22の透過率が低下して、表示品位が低下するおそれがある。
次に、第1導電層24上における矩形状のタッチ電極形成予定位置30の2つの角部の外側に設けた端子部形成予定位置31に、マスクを用いたスパッタリング法により、第2導電層26として、例えば、ITO膜を厚さ500Å〜5000Å程度で成膜する。この第2導電層26が形成された絶縁性基板17の平面図を図7に、そのVII-VII線における断面図を図8にそれぞれ示す。なお、第2導電層26の厚さが500Å未満の場合には、抵抗値を下げて端子部21のスペックオーバーを抑制することが困難となり、第2導電層26の厚さが5000Åを超える場合には、製造コストが上昇すると共に、タッチ電極22との同時パターニングが困難になるおそれがある。
上記第2導電層26のスパッタリングによる形成に用いるマスク32を設けた絶縁性基板17の平面図を図9に、IX-IX線における断面図を図10にそれぞれ示す。マスク32は、例えば、SUS304やSUS316に代表されるオーステナイト鋼、SUS420に代表されるマルテンサイト鋼、又は、SUS329に代表されるフェライトとオーステナイトとの2相ステンレス鋼により形成されている。図9に示すように、マスク32には、複数のタッチ電極形成対応位置34、及び、これらに近接する端子部形成対応位置35がそれぞれ規定されている。マスク32の端子部形成対応位置35には、それぞれ矩形状で隣接する開口領域36及び内空領域37が設けられている。図10に示すように、マスク32は、矩形状に形成された第1欠損部38と、第1欠損部38上において第1欠損部38より幅狭の矩形状に形成された第2欠損部39と、で構成された開口部40が形成されている。
開口部40の第1及び第2欠損部38,39の厚さは特に限定されないが、例えば、第1及び第2欠損部38,39の厚さをそれぞれ0.125mm程度(合計厚さが0.25mm程度)に形成する等、第2欠損部39の厚さを第1欠損部38の厚さとほぼ同じに形成するのが好ましい。
また、マスク32の開口部40の第1欠損部38の幅と第2欠損部39の幅との差は、特に限定されないが、250〜750μmであるのが好ましい。
この開口部40が端子部形成予定位置31に対応するように第1導電層24全面にマスク32を設けて、上記スパッタリングを行う。これにより、マスク32の開口部40が対応する端子部形成予定位置31に、端部25が第1導電層24へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜した第2導電層26が形成される。
次に、絶縁性基板17の第1導電層24上からマスク32を取り除く。
続いて、図11に示すように、絶縁性基板17上の第1導電層24及び第2導電層26全体を覆うように、例えば、アルミニウム又は窒化チタン膜等の金属膜41を厚さが500Å程度となるように形成する。
次に、図12に示すように、フォトリソグラフィにより、金属膜41を端子部21の第2導電層26上から第2導電層26の端部25及び第1導電層24上にかけて延びるような形状にパターニングして、配線部23を形成する。
続いて、図2に示すように、フォトリソグラフィにより、第1導電層24及び第2導電層26をパターニングして、矩形状のタッチ電極22及び各端子部21等を形成する。
次に、タッチ電極22、及び、配線部23をそれぞれ覆うように、スパッタリング法又はCVD(Chemical Vapor Deposition)法により酸化シリコン膜(厚さ1500Å程度)等を成膜して保護層を形成し、分断工程を経て、複数のタッチパネル12を作製する。
なお、本実施形態では、図9で示したマスク32が複数のタッチ電極形成対応位置34を備えているため上述のように分断工程が必要であるが、マスク32のタッチ電極形成対応位置34が1つであれば分断工程は必要ない。
次に、偏光板16を貼り付けた液晶表示パネル11に、上述のように作製したタッチパネル12を両面テープなどの接着層により貼り付けると共に、タッチパネル12と反対側にバックライトユニット13を取り付けることにより、液晶表示装置10を作製する。
なお、本実施形態では、表示装置として液晶表示装置を例に挙げたが、これに限定されず、PD(plasma display;プラズマディスプレイ)、PALC(plasma addressed liquid crystal display;プラズマアドレス液晶ディスプレイ)、有機EL(organic electro luminescence )、無機EL(inorganic electro luminescence )、FED(field emission display;電界放出ディスプレイ)、又は、SED(surface-conduction electron-emitter display;表面電界ディスプレイ)等を備えたその他の表示装置についても本発明を適用することができる。
(作用効果)
次に、本実施形態に係るタッチパネル12の作用効果を説明する。
本発明の実施形態に係るタッチパネル12は、絶縁性基板17と、絶縁性基板17上に設けられ、第1導電層24で形成されたタッチ電極22と、絶縁性基板17上に設けられ、第1導電層24及び第1導電層24上に設けられた第2導電層26を備えると共に、第2導電層26の端部25が第1導電層24へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜した端子部21と、端子部21の第2導電層26上から、第2導電層26の端部25及び第1導電層24上にかけて形成された配線部23と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、端子部21の第2導電層26上に配線部23のメタル配線等をフォトリソグラフィ等によって形成する際、第2導電層26の端部25が第1導電層24へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜しているため、レジスト塗布前洗浄でも段差部にダストが残らない。このため、現像後にレジスト膜にくびれが発生することが抑制される。従って、メタル配線等のクワレの発生を効果的に抑制することができる。
ここで、装置の種類としては異なるが、積層した第1導電層及び第2導電層との段差部に斜面を形成する構成が、例えば、以下に示す公報等に開示されている。
特開2007−41433号公報には、第1層間絶縁に形成されたコンタクトホールの側面部に、上側に凸な曲面部を有し、かつ曲面部の表面が、上端部において、第1層間絶縁膜の表面と連続する形状を有するサイドウォールを形成し、サイドウォールの表面上及びコンタクトホールの底面を含む領域上において容量素子を形成する構成の電気光学装置が開示されている。
また、特開平7−64112号公報には、ドレイン電極及び前記ソース電極がITOからなり、エッジ部の断面がテーパー状に形成されている構成の液晶表示装置が開示されている。
さらに、特開2006−301243号公報には、ITOからなる透明導電層が絶縁膜の表面に設けられた変性層上に設けられているとともに端部が順テーパ状態となっている構成の表示装置が開示されている。
しかしながら、特開2007−41433号公報に開示された構成は、積層された導電層の段差部に、別にサイドウォールを形成しているため、段差部が導電層と一体形成された本発明とは異なっている。
また、特開平7−64112号公報に開示された構成は、エッチング処理を行うことで、エッジ部形状に順テーパを形成しようとするものである点で、本発明とは異なっている。
さらに、特開2006−301243号公報に開示された構成は、順テーパ状の斜面が形成されているのが単層の導電層である点で、本発明とは異なっている。
以上説明したように、本発明は、タッチパネル、タッチパネル付き表示装置及びその製造方法に関する。
タッチパネルを備えた液晶表示装置の断面図である。 タッチパネルのアクティブエリア及び端子部の拡大平面図である。 図2のIII-III線における端子部の断面図である。 第2導電層の端部の拡大断面図である。 第1導電層が形成された絶縁性基板の平面図である。 第1導電層が形成された絶縁性基板の断面図である。 第2導電層が形成された絶縁性基板の平面図である。 図7のVII-VII線における断面図である。 マスクを設けた絶縁性基板の平面図である。 図9のIX-IX線における断面図である。 金属膜を形成した絶縁性基板の平面図である。 配線部を形成した絶縁性基板の平面図である。
符号の説明
10 液晶表示装置
11 液晶表示パネル
12 タッチパネル
17 絶縁性基板
18 タッチパネル層
20 アクティブエリア
21 端子部
22 タッチ電極
23 配線部
24 第1導電層
25 端部
26 第2導電層
32 マスク
36 開口領域
37 内空領域
38 第1欠損部
39 第2欠損部
40 開口部
41 金属膜

Claims (9)

  1. 絶縁性基板と、
    上記絶縁性基板上に設けられ、第1導電層で形成されたタッチ電極と、
    上記絶縁性基板上に設けられ、上記第1導電層及び該第1導電層上に設けられた第2導電層を備えると共に、該第2導電層の端部が該第1導電層へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜した端子部と、
    上記端子部の第2導電層上から、該第2導電層の端部及び上記第1導電層上にかけて形成された配線部と、
    を備えたタッチパネル。
  2. 請求項1に記載されたタッチパネルにおいて、
    上記第1導電層は、酸化インジウム及び酸化スズの化合物、又は、酸化インジウム及び酸化亜鉛の化合物により形成されているタッチパネル。
  3. 請求項1に記載されたタッチパネルにおいて、
    上記第1導電層と上記第2導電層とが同じ材料で形成されているタッチパネル。
  4. 請求項1に記載されたタッチパネルにおいて、
    上記端子部の第2導電層は、該端子部の第1導電層より厚く形成されているタッチパネル。
  5. 請求項1に記載されたタッチパネルにおいて、
    上記第2導電層の端部は、裾野が広がる形状の斜面を備えると共に、該端部の下端が上端に比べて10〜750μm外側へ突出するように形成されているタッチパネル。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のタッチパネルを備えた表示装置。
  7. タッチ電極形成予定位置及び該タッチ電極形成予定位置の外側に設けられた端子部形成予定位置を備える第1導電層が形成された絶縁性基板を準備するステップと、
    矩形状に形成された第1欠損部と、該第1欠損部上において該第1欠損部より幅狭の矩形状に形成された第2欠損部と、で構成された開口部を形成したマスクを、該開口部が上記端子部形成予定位置に対応するように上記第1導電層全面に設けるステップと、
    上記マスクを設けた第1導電層上に成膜処理を行い、該マスクの開口部が対応する上記端子部形成予定位置に、端部が該第1導電層へ近づくにつれて、より外側へ向かうように傾斜した第2導電層を備えた端子部を形成するステップと、
    上記端子部を形成した第1導電層上からマスクを取り除き、上記第2導電層上から該第2導電層の端部及び該第1導電層上にかけて配線部を形成するステップと、
    を備えたタッチパネル付き表示装置の製造方法。
  8. 請求項7に記載されたタッチパネル付き表示装置の製造方法であって、
    上記開口部の第1欠損部の幅と第2欠損部の幅との差が、250〜750μmであるタッチパネル付き表示装置の製造方法。
  9. 請求項7に記載されたタッチパネル付き表示装置の製造方法であって、
    上記開口部の第2欠損部の厚さが第1欠損部の厚さと同じであるタッチパネル付き表示装置の製造方法。
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