JP2009086963A - 温度制御装置及び温度制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗ヒータの温度制御において、消費電力を抑えるようにすることと、抵抗ヒータの電圧等の測定に関して分解能の低下や誤差の増大を抑えるようにする。
【解決手段】温度制御装置5は、温度依存性抵抗ヒータ11と、PWMコントローラ71と、PWMスイッチSW1と、差動増幅器55と、ADC56と、を備える。PWMコントローラ71のPWM信号がオン状態である場合に、PWMスイッチSW1によって電流が温度依存性抵抗ヒータ11に流れる。PWMコントローラ71のPWM信号がオフ状態である場合、PWMスイッチSW1によって温度依存性抵抗ヒータ11に電流が流れない。PWMコントローラ71は、PWM信号がオン状態の場合における差動増幅器55及びADC56の信号に基づき、温度依存性抵抗ヒータ11の温度を設定温度に近づけるようにPWM信号のデューティ比を新たに設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、温度制御装置及び温度制御方法に関し、特に、温度に依存して抵抗値が変化する特性を有した温度依存性抵抗ヒータによって温度を制御する温度制御装置及び温度制御方法に関する。
近年、エネルギー変換効率の高いクリーンな電源として燃料電池が注目されるようになり、燃料電池自動車や電化住宅などへの実用化が進められてきている。また、携帯電話機やノート型パソコンといった携帯型電子機器においても、燃料電池を電源として用いる研究・開発が進められている。
燃料電池は水素と酸素の電気化学反応により発電する装置である。燃料電池に供給する水素はメタノールといった液体燃料から生成されるので、液体燃料と水から水素を生成する反応装置が燃料電池に接続されている。反応装置は、液体燃料と水を気化させる気化器、気化された燃料と水を改質反応させて水素を生成する改質器、改質器で微量に生成された一酸化炭素を酸化により除去する一酸化炭素除去器等から構成されている。また、反応装置として、改質器と一酸化炭素除去器を一体化したものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、反応装置は複数の基板の接合体からなるものであり、これら基板の接合面に溝が形成され、溝の壁面に触媒が担持され、これら基板が接合されて溝が基板で覆われることによって、溝が改質器や一酸化炭素除去器の流路となっている。
また、改質器や一酸化炭素除去器において反応が効率よく起きる温度は室温よりも高いので、これら改質器や一酸化炭素除去器を加熱する必要がある。また、改質器や一酸化炭素除去器において最も効率よく起きる適温があり、改質器や一酸化炭素除去器を温度制御してその適温に維持する必要がある。
改質器や一酸化炭素除去器を適温に維持するためには、フィードバック制御法を用いるのが一般的である。つまり、抵抗ヒータによって改質器や一酸化炭素除去器を加熱し、改質器や一酸化炭素除去器の温度を熱電対など温度センサで測定し、その測定温度をフィードバックしてその測定温度に基づき抵抗ヒータの供給電力を制御する。これにより、改質器や一酸化炭素除去器を適温に維持することができる。
また、抵抗ヒータの抵抗値が温度に依存するのであるならば、抵抗ヒータの抵抗値から温度を測定することができるため、温度センサを省略することができる(例えば、特許文献2参照)。この場合、抵抗ヒータの電圧をオペアンプなどにより測定しながら、抵抗ヒータに流す電流を制御する。つまり、抵抗ヒータに流す電流の大きさを設定して、その大きさの電流を抵抗ヒータに流し、抵抗ヒータの電圧をオペアンプにより測定してフィードバックする。そして、設定した電流の大きさと測定電圧から抵抗ヒータの抵抗値が求まり、これにより抵抗ヒータの温度も求まる。その求まった抵抗値又は温度から電流の大きさを新たに設定し、新たに設定した大きさの電流を抵抗ヒータに流す。
特開2005−314207号公報 特開2005−108557号公報
しかしながら、抵抗ヒータを含む回路には一定の電源電圧が印加されているので、抵抗ヒータに流れる電流を調整しても、抵抗ヒータ以外の部分で電力が消費されてしまい、その無駄な電力の消費によって回路において発熱が生じる。
また、抵抗ヒータの電流を大きくすると、抵抗ヒータの応答電圧も大きくなる。そのため、抵抗ヒータの応答電圧を測定するために、オペアンプの入力電圧のレンジを広くとったり、入力電圧をアッテネータ等によって電圧範囲ごとに分割・減衰したりする必要がある。従って、抵抗ヒータの応答電圧の測定に関して分解能が低下したり、誤差要因が増えたりする。
そこで、本発明の課題は、抵抗ヒータの温度制御において、消費電力を抑えるようにすることと、抵抗ヒータの電圧等の測定に関して分解能の低下や誤差の増大を抑えるようにすることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明によれば、
温度に依存して抵抗値が変化する特性を有した温度依存性抵抗ヒータと、
前記温度依存性抵抗ヒータに直列接続され、前記温度依存性抵抗ヒータの抵抗値より小さい抵抗値を有する固定抵抗と、
オン状態とオフ状態とに切り替わるPWM信号を出力するPWMコントローラと、
前記PWMコントローラにより出力された前記PWM信号がオン状態である場合に前記温度依存性抵抗ヒータ及び前記固定抵抗に電流を流すとともに、前記PWMコントローラにより出力された前記PWM信号がオフ状態である場合に、その電流を止める切換部と、
前記固定抵抗の両端の電位差からなる電圧を測定する電圧測定器と、を備え、
前記PWMコントローラは、当該PWMコントローラにより出力された前記PWM信号がオン状態である場合における前記電圧測定器の測定電圧に基づいて前記PWM信号のデューティ比を新たに設定し、新たに設定したデューティ比の前記PWM信号を出力することを特徴とする温度制御装置が提供される。
請求項2に係る発明によれば、
前記PWMコントローラは、当該PWMコントローラにより出力された前記PWM信号がオン状態である場合における前記電圧測定器の測定電圧から前記温度依存性抵抗ヒータの温度を算出し、その算出した温度の値に基づいて前記PWM信号の新たなデューティ比を設定することを特徴とする請求項1に記載の温度制御装置が提供される。
請求項3に係る発明によれば、
前記固定抵抗の抵抗値は、0.06〜30Ωの値を有することを特徴とする請求項1に記載の温度制御装置が提供される。
請求項4に係る発明によれば、
定電圧源と前記温度依存性抵抗ヒータと前記固定抵抗が直列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の温度制御装置が提供される。
請求項5に係る発明によれば、
前記PWMコントローラは、
次式
(前記温度依存性抵抗ヒータの抵抗値)={(前記定電圧源の電圧)−(前記電圧測定器の測定電圧)}×(前記固定抵抗の抵抗値)/(前記電圧測定器の測定電圧)
によって前記温度依存性抵抗ヒータの抵抗値を求め、その求めた抵抗値から前記温度依存性抵抗ヒータの温度を求め、その計算した求められた温度の値に基づいて前記PWM信号の新たなデューティ比を設定することを特徴とする請求項4に記載の温度制御装置が提供される。
請求項6に係る発明によれば、
前記PWMコントローラは、当該PWMコントローラにより出力されたPWM信号がオン状態である場合における前記電圧測定器の測定電圧に基づきデューティ比を新たに設定したデューティ比のPWM信号を出力することによって前記温度依存性抵抗ヒータの温度を所定の設定温度に近づけることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の温度制御装置が提供される。
請求項7に係る発明によれば、
温度に依存して抵抗値が変化する特性を有した温度依存性抵抗ヒータによって温度を制御する温度制御方法において、
オン状態とオフ状態とに切り替わるPWM信号を出力し、
出力された前記PWM信号がオン状態である場合に、前記温度依存性抵抗ヒータに直列接続された固定抵抗と前記温度依存性抵抗ヒータに電流を流し、出力された前記PWM信号がオフ状態である場合に、その電流を止め、
前記PWM信号がオン状態であるときの前記固定抵抗の両端の電位差からなる電圧を測定し、
前記固定抵抗の測定電圧をフィードバックし、該測定電圧に基づいて前記PWM信号のデューティ比を新たに設定し、新たに設定したデューティ比の前記PWM信号を出力することを特徴とする温度制御方法が提供される。
本発明によれば、PWM信号のパルス幅によって温度依存性抵抗ヒータの消費電力を制御しているから、省電力化を図ることができる。つまり、PWM信号がオンである場合には温度依存性抵抗ヒータの発熱に必要な電流が流れ、一方、PWM信号のオフである場合には電流が温度依存性抵抗ヒータに流れないから、温度依存性抵抗ヒータ以外の部分での消費電力を抑えることができる。
また、固定抵抗の抵抗値を小さくすることにより、固定抵抗の応答電圧が小さく、固定抵抗での消費電力も小さい。そのため、固定抵抗の電圧を電圧測定器で測定するに際して、その分解能の低下や測定誤差要因の増加を抑えることができる。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
[第1の実施の形態]
図1は、発電装置1のブロック図である。この発電装置1は、例えばノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、電子手帳、腕時計、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ゲーム機器、遊技機、その他の電子機器に備え付けられるものであり、これらの電子機器本体を動作させるための電源として用いられる。
発電装置1は、燃料電池型発電セル2と、反応装置本体3と、燃料容器4とを備える。燃料容器4には、液体燃料(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、ガソリン)と水が別々に又は混合した状態で貯留されている。図示しないポンプによって燃料と水が混合した状態で反応装置本体3に供給される。なお、図1では、燃料容器4内の燃料がメタノールであるものとしている。
反応装置本体3は、気化器6と、改質器7と、一酸化炭素除去器8と、燃焼器9と、温度依存性抵抗ヒータ10,11と、を備える。これら気化器6、改質器7、一酸化炭素除去器8、燃焼器9及び温度依存性抵抗ヒータ10,11は密閉空間を有した断熱パッケージの内側に収容されており、熱エネルギーの放散が断熱パッケージによって抑えられている。
燃料容器4から反応装置本体3に供給される燃料と水は、まず、気化器6に送られる。燃料と水が気化器6により気化され、燃料と水の混合気が改質器7に送られる。気化器6の気化によって吸熱が起き、一酸化炭素除去器8の反応熱や温度依存性抵抗ヒータ10の熱が気化器6の気化に用いられる。
改質器7は、気化した水と燃料から水素ガス等を触媒反応により生成し、更に微量ながら一酸化炭素ガスを生成する。燃料がメタノールの場合には、次式(1)、(2)のような化学反応が改質器7で起こる。改質器7における改質反応は吸熱反応であり、その改質反応に適した温度は室温よりも高く、約280℃である。そのため、燃焼器9の燃焼熱や温度依存性抵抗ヒータ11の熱が改質器7の改質反応に用いられる。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(1)
2+CO2→H2O+CO …(2)
改質器7で生成された水素ガス等は一酸化炭素除去器8に送られ、更に外部の空気が一酸化炭素除去器8に送られる。一酸化炭素除去器8は、副生された一酸化炭素を触媒により優先的に酸化させることで、一酸化炭素を選択的に除去する。以下、一酸化炭素を除去した混合気体を改質ガスという。一酸化炭素が酸化する反応は発熱反応であるが、一酸化炭素除去器8における選択酸化反応に適した温度が室温よりも高いため、一酸化炭素除去器8の温度がその適温に達していない場合には、温度依存性抵抗ヒータ10によって加熱される。
燃料電池型発電セル2は、燃料極20と、酸素極21と、燃料極20と酸素極21との間に挟まされた電解質膜22とから構成される。一酸化炭素除去器8から送られた改質ガスは燃料電池型発電セル2の燃料極20に供給され、更に外部の空気が酸素極21に送られる。そして、燃料極20に供給された改質ガス中の水素が、電解質膜22を介して、酸素極21に供給された空気中の酸素と電気化学反応することによって、燃料極20と酸素極21との間で電力が生じる。燃料電池型発電セル2で取り出された電力が電子機器本体に供給され、電子機器本体の二次電池に電力が蓄電されたり、電子機器本体の負荷(液晶ディスプレイ等)が電力により動作したりする。
電解質膜22が水素イオン透過性の電解質膜(例えば、固体高分子電解質膜)の場合には、燃料極20では次式(3)のような反応が起き、燃料極20で生成された水素イオンが電解質膜22を透過し、酸素極21では次式(4)のような反応が起こる。
2→2H++2e- …(3)
2H++1/2O2+2e-→H2O …(4)
一方、電解質膜22が酸素イオン透過性の電解質膜(例えば、固体酸化物電解質膜)の場合には、酸素極21では次式(5)のような反応が起き、酸素極21で生成された酸素イオンが電解質膜22を透過し、燃料極20では次式(6)のような反応が起こる。
1/2O2+2e-→2O2- ・・・(5)
2+2O2-→H2O+2e- ・・・(6)
燃料極20で電気化学反応せずに残った水素ガス等が燃焼器9に送られる。更に、外部の空気が燃焼器9に送られる。燃焼器9は、水素ガス(オフガス)と酸素を混合させて触媒反応により燃焼させる。
温度依存性抵抗ヒータ10,11は、共に、例えば金といった電熱材(電気抵抗材)からなるものである。温度依存性抵抗ヒータ10,11はその温度に依存してその抵抗値が変化する特性を持ち、特に温度と抵抗値に比例の関係が成り立つ。そのため、温度依存性抵抗ヒータ10,11は、抵抗値から温度を読み取る温度センサとしても機能する。ここで、温度依存性抵抗ヒータ10,11による測定温度が温度制御装置5にフィードバックされ、温度制御装置5がその測定温度に基づき温度依存性抵抗ヒータ10,11の発熱量を制御する。
反応装置本体3においては、例えば一酸化炭素除去器8と気化器6が積層されており、一酸化炭素除去器8と気化器6の組み体に温度依存性抵抗ヒータ10が搭載されている。そのため、一酸化炭素除去器8及び気化器6が温度依存性抵抗ヒータ10によって加熱される。また、例えば改質器7及び燃焼器9が積層されており、改質器7及び燃焼器9の組み体に温度依存性抵抗ヒータ11が搭載されている。この場合、改質器7は燃焼器9及び温度依存性抵抗ヒータ11によって加熱される。改質器7と燃焼器9の組み体は、一酸化炭素除去器8と気化器6の組み体にブリッジ部によって連結され、そのブリッジ部を通じて熱伝導する。そのブリッジ部には、改質器7から一酸化炭素除去器8に水素等を流すための流路が形成されている。
図2を用いて温度制御装置5について具体的に説明する。図2は、温度依存性抵抗ヒータ11についての温度制御装置5の回路図である。温度依存性抵抗ヒータ10についても図2と同様である。
この温度制御装置5は、PWMコントローラ51と、オペアンプOP4等を有する差動増幅器55と、アナログデジタル変換器(以下、ADCと略称)56と、PWMスイッチSW1と、固定抵抗R8と、温度依存性抵抗ヒータ11と、を備える。なお、「PWM」は、「Puls Width Modulation」の略語である。
PWMコントローラ51は、例えば中央演算処理装置(CPU)及びROM等を有する。PWMコントローラ51は、ROMに記録されたプログラム等に基づく種々の制御動作を行う。具体的には、PWMコントローラ51は、ADC56から供給されるデジタル信号に応じて、オン状態とオフ状態とに切り替わる一定周期のパルス幅変調信号(以下、PWM信号という。)を生成してそのPWM信号を出力する。つまり、PWMコントローラ51は、ADC56からフィードバックされた信号に基づいてPWM信号のオン時の時間長をコントロールすることによってPWM信号のデューティ比を制御する。PWMコントローラ51から出力されるPWM信号は所定の電圧値を有するものであり、PWM信号がオン状態である場合とオフ状態である場合とではPWM信号のレベル(電圧値)が異なる。具体的にはPWM信号がオン状態である場合には、そのレベル(電圧)の極性は正であって所定のハイレベル電圧を有し、PWM信号がオフ状態である場合には、そのレベルはローレベルであって、そのレベルは例えばゼロ[V]である。
PWMスイッチSW1はエンハンスメント型のnチャネルMOSFETであり、PWMスイッチSW1のゲートにPWMコントローラ51の出力が接続されている。
電源入力端子58とグランドとの間には、温度依存性抵抗ヒータ11とPWMスイッチSW1と固定抵抗R8が直列接続されている。具体的には、PWMスイッチSW1のドレインと電源入力端子58との間に温度依存性抵抗ヒータ11が接続され、PWMスイッチSW1のソースとグランドとの間に固定抵抗R8が接続されている。この固定抵抗R8の抵抗値は既知である。なお、電源入力端子58とグランドとの間に温度依存性抵抗ヒータ11、PWMスイッチSW1、固定抵抗R8が直列に接続されているのであれば、これらの並び順は図2の並び順に限定されるものではない。また、PWMスイッチSW1は、MOSFETでなくとも、バイポーラトランジスタであっても良い。
電源入力端子58には、直流の定電圧Vsが印加される。そして、PWMコントローラ51から出力されるPWM信号がPWMスイッチSW1のゲートに入力され、PWMスイッチSW1はPWMコントローラ51からのPWM信号に従って動作する。
つまり、PWMスイッチSW1のゲートに入力されるPWM信号がオン状態であってハイレベル電圧であると、PWMスイッチSW1がオン状態となって電源入力端子58からグランドまでが通電状態となる。そのため、電流が電源入力端子58から温度依存性抵抗ヒータ11、PWMスイッチSW1及び固定抵抗R8を介してグランドに流れる。これにより、温度依存性抵抗ヒータ11が発熱する。一方、PWMスイッチSW1のゲートに入力されるPWM信号がオフ状態であってゼロVであると、PWMスイッチSW1がオフ状態となる。PWMスイッチSW1がオフ状態となることによって、電流が遮断され、電流が電源入力端子58からグランドに流れない。
このように、PWMコントローラ51がPWM信号のデューティ比を制御することによって、温度依存性抵抗ヒータ11に電流が流れる時間(オン状態の期間)が制御され、これにより温度依存性抵抗ヒータ11の発熱量が調整される。
差動増幅器55は、固定抵抗R8の両端の電位差からなる電圧を表す信号をADC56に出力する。なお、差動増幅器55は周知の回路であるため、差動増幅器55についてはオペアンプOP4以外のフィードバック抵抗等の図示を省略する。
ここで、差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧から固定抵抗R8の電流が一義的に求まる。つまり、(固定抵抗R8の電流)=(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧)/(固定抵抗R8の抵抗値) である。
また、固定抵抗R8、PWMスイッチSW1及び温度依存性抵抗ヒータ11が直列接続されているので、固定抵抗R8に流れる電流と温度依存性抵抗ヒータ11に流れる電流は等しい。
また、固定抵抗R8、PWMスイッチSW1及び温度依存性抵抗ヒータ11が直列接続され、電源入力端子58の電圧が定電圧Vsであるので、固定抵抗R8の電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の電圧が一義的に求まる。つまり、(温度依存性抵抗ヒータ11の電圧)=(定電圧Vs)−(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧) である。ここでは、オン状態のPWMスイッチSW1の抵抗値が、固定抵抗R8及び温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値に比較して極めて小さいので、PWMスイッチSW1のソース−ドレイン電圧をゼロに収束するものとして考慮する。オン状態のPWMスイッチSW1の抵抗値が、固定抵抗R8及び温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値に比較して無視できない程小さくないのであれば、(温度依存性抵抗ヒータ11の電圧)=(定電圧Vs)−(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧)−(オン状態のPWMスイッチSW1の電圧) である。
従って、固定抵抗R8の電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値や消費電力が一義的に求まる。つまり、(温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値)={(定電圧Vs)−(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧)}×(固定抵抗R8の抵抗値)/(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧) であり、(温度依存性抵抗ヒータ11の消費電力)=(温度依存性抵抗ヒータ11の電圧)×(温度依存性抵抗ヒータ11の電流)={(定電圧Vs)−(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧)}×(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧)/(固定抵抗R8の抵抗値) である。一方、オン状態の時のPWMスイッチSW1の電圧を無視しないのであれば、(温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値)={(定電圧Vs)−(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧)−(オン状態のPWMスイッチSW1の電圧)}×(固定抵抗R8の抵抗値)/(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧) であり、(温度依存性抵抗ヒータ11の消費電力)=(温度依存性抵抗ヒータ11の電圧)×(温度依存性抵抗ヒータ11の電流)={(定電圧Vs)−(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧)−(オン状態のPWMスイッチSW1の電圧)}×(差動増幅器55で測定された固定抵抗R8の電圧)/(固定抵抗R8の抵抗値) である。
更に、温度依存性抵抗ヒータ11がその温度に依存してその抵抗値が変化する特性を持つので、固定抵抗R8の電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の温度が一義的に求まる。
ADC56は、差動増幅器55から入力される信号をアナログからデジタルに変換し、固定抵抗R8の電圧を表すデジタル信号をPWMコントローラ51に出力する。上記したように、PWMコントローラ51に入力されるデジタル信号は、固定抵抗R8の電圧のほか、固定抵抗R8及び温度依存性抵抗ヒータ11の電流、温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値も表す。なお、ADC56がPWMコントローラ51に内蔵され、PWMコントローラ51とADC56が1チップ化していてもよい。
PWMコントローラ51は、PWM信号がオン状態のときにおいてADC56からフィードバックされた信号から温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値を読み取って、その抵抗値から温度依存性抵抗ヒータ11の温度として認識する。
PWMコントローラ51は、PWM信号がオン状態のときにおける温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値から新たなデューティ比を求め、その新たなデューティ比のPWM信号をPWMスイッチSW1に出力する。
温度制御装置5の動作について図3を用いて説明する。図3は、PWM信号の1周期又はその整数倍の間に行われる処理の流れを示したものである。
まず、PWMコントローラ51は初期のデューティ比を設定し、設定したデューティ比のPWM信号を出力する。PWM信号がオン状態のときには、PWMスイッチSW1がオンになり、電流が温度依存性抵抗ヒータ11に流れる。一方、PWM信号がオフ状態のときには、PWMスイッチSW1がオフになり、電流が温度依存性抵抗ヒータ11に流れない。
そして、固定抵抗R8の電圧が差動増幅器55により測定され、固定抵抗R8の電圧を表すデジタル信号がADC56からPWMコントローラ51に出力される。PWMコントローラ51は、PWM信号のオン状態に同期して温度依存性抵抗ヒータ11の電圧を読み取る(ステップS1)。
そして、PWMコントローラ51は、差動増幅器55により測定された固定抵抗R8の電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値・温度を計算する(ステップS2)。つまり、(温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値)={(定電圧Vs)−(固定抵抗R8の電圧)}×(固定抵抗R8の抵抗値)/(固定抵抗R8の電圧) であり、この式がPWMコントローラ51に予め設定され、PWMコントローラ51がこの式よって温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値を計算する。また、温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値を求めるべく、定電圧Vsの値及び固定抵抗R8の抵抗値がPWMコントローラ51に予め設定されている。また、温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値又は固定抵抗R8の電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の温度を求めるための式又はデータテーブルがPWMコントローラ51に予め設定され、PWMコントローラ51はその式又はそのデータテーブルを参照して、温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値又は固定抵抗R8の電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の温度を計算する。なお、PWMスイッチSW1の電圧降下を無視しないのであれば、(温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値)={(定電圧Vs)−(固定抵抗R8の電圧)−(オン状態のPWMスイッチSW1の電圧)}×(固定抵抗R8の抵抗値)/(固定抵抗R8の電圧) である。
そして、PWMコントローラ51は、求めた温度依存性抵抗ヒータ11の温度から新たなデューティ比を計算する(ステップS3)。例えば、PWMコントローラ51は、PID法により、新たなデューティ比を計算する。すなわち、制御開始からn回目に求めた温度依存性抵抗ヒータ11の温度TR_nと設定温度(適温)Tsetの偏差をen=TR_n−Tsetとしたとき、温度依存性抵抗ヒータ11の温度を設定温度(適温)Tsetに近づけるための新たなデューティ比Aを、事前に定めた比例加重係数P、積分加重係数I、微分加重係数Dを用いて、一般的な関係式A=P{en+IΣen+D(en-en-1)}によって設定することができる。このようにして、PWMコントローラ51は、求めた温度依存性抵抗ヒータ11の温度(抵抗値)に従って、温度依存性抵抗ヒータ11の温度を設定温度Tsetに近づけるための新たなデューティ比を計算する(ステップS3)。そして、PWMコントローラ51は、出力するPWM信号のデューティ比を、新たに求めたデューティ比に設定する(ステップS4)。そして、PWMコントローラ51は、新たに求めたデューティ比に設定されたPWM信号をPWMスイッチSW1に出力する(ステップS5)。その後、上述した図3の処理が繰り返され行われる。これにより、温度依存性抵抗ヒータ11の温度が設定温度に近づいて、その設定温度に保たれる。
以上のように本実施形態によれば、温度依存性抵抗ヒータ11の温度を適温に設定・維持する温度制御にPWM制御法を用いているので、温度依存性抵抗ヒータ11以外の部分での電力消費を抑えることができ、温度依存性抵抗ヒータ11以外の部分での発熱を抑えることができる。つまり、PWM制御法を用いているので、固定抵抗R8の抵抗値を十分に小さくすることができ、PWM信号がオン状態である場合には、固定抵抗R8やPWMスイッチSW1における電力消費を抑えることができ、温度依存性抵抗ヒータ11において殆どの電力が消費される。
また、温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値・温度を計算するために、温度依存性抵抗ヒータ11に直列接続された固定抵抗R8の電圧を測定している。固定抵抗R8の抵抗値を小さくすれば、固定抵抗R8の応答電圧が小さく、固定抵抗R8での消費電力も小さい。そのため、固定抵抗R8の電圧を計測することは、温度依存性抵抗ヒータ11の電流・電圧を計測することよりも高精度である。よって、より正確な温度制御を行うことができる。
[第2の実施の形態]
図4に示された温度制御装置5Aは、図1、図2に示された温度制御装置5に代えて用いられるものである。図4に示すように、この温度制御装置5Aは、図2に示された温度制御装置5の構成に加えて、差動増幅器54を具備する。この差動増幅器54は、定電圧Vsと、温度依存性抵抗ヒータ11とPWMスイッチSW1の接続部の電圧との差を表す信号、つまり、温度依存性抵抗ヒータ11の電圧を表す信号をADC56に出力する。差動増幅器54は周知の回路であるため、差動増幅器54についてはオペアンプOP3以外のフィードバック抵抗等の図示を省略する。
ADC56は、差動増幅器54から入力される信号をアナログからデジタルに変換し、温度依存性抵抗ヒータ11の電圧を表すデジタル信号をPWMコントローラ51に出力する。勿論、このADC56は、差動増幅器55から入力される信号もアナログからデジタルに変換する。
差動増幅器54で測定された電圧は、温度依存性抵抗ヒータ11の電圧である。第1実施形態で述べたように、差動増幅器55で測定された電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の電流が一義的に求まる。それゆえ、差動増幅器54・差動増幅器55で測定された電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値・温度が一義的に求まる。つまり、(温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値)=(差動増幅器54で測定された電圧)×(固定抵抗R8の抵抗値)/(差動増幅器55で測定された電圧) である。
第2実施形態の温度制御装置5Aにおいても、温度依存性抵抗ヒータ11の温度が設定温度に近づいてその設定温度に維持されるために、PWMコントローラ51が差動増幅器54・差動増幅器55で測定された電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値・温度を計算する(図3のステップS2)。この場合、その計算に際しては、PWM信号のオン状態の時において差動増幅器54・差動増幅器55で測定された電圧が用いられる(ステップS1、ステップS2)。そして、PWMコントローラ51は、求めた温度依存性抵抗ヒータ11の温度から新たなデューティ比を計算・設定し(ステップS3、ステップS4)、新たに求めたデューティ比のPWM信号をPWMスイッチSW1に出力する(ステップS5)。このようなPWMコントローラ51の処理が繰り返される。
[第3の実施の形態]
図5に示された温度制御装置5Bは、図1、図2に示された温度制御装置5に代えて用いられている。図5に示すように、切換部に相当するPWMスイッチSW2が、エンハンスメント型のnチャネルMOSFET61と、エンハンスメント型のpチャネルMOSFET62と、抵抗R9とを備える。電源入力端子58とグランドとの間には、MOSFET62と固定抵抗R8と温度依存性抵抗ヒータ11とが直列接続されている。具体的には、温度依存性抵抗ヒータ11が固定抵抗R8とグランドとの間に接続され、固定抵抗R8がMOSFET62のドレインと固定抵抗R8との間に接続され、MOSFET62のソースが電源入力端子58に接続されている。また、MOSFET61のソースがグランドに接続され、MOSFET61のドレインがMOSFET62のゲートに接続され、その接続部と電源入力端子58との間に抵抗R9が接続されている。
この差動増幅器54は、温度依存性抵抗ヒータ11の電圧を表す信号をADC56に出力する。差動増幅器55は、固定抵抗R8の電圧を表す信号をADC56に出力する。ADC56は、差動増幅器54から入力される信号をアナログからデジタルに変換し、温度依存性抵抗ヒータ11の電圧を表すデジタル信号をPWMコントローラ51に出力する。ADC56は、差動増幅器55から入力される信号もアナログからデジタルに変換し、そのデジタル信号をPWMコントローラ51に出力する。
第3実施形態の温度制御装置5Bでは、PWMコントローラ51がPWM信号をMOSFET61のゲートに出力する。そのPWM信号がオン状態である場合には、MOSFET61,62共にオンになり、電流が温度依存性抵抗ヒータ11に流れ、PWM信号がオフ状態である場合には、MOSFET61,62共にオフになり、電流が温度依存性抵抗ヒータ11に流れる。
また、温度依存性抵抗ヒータ11の温度が設定温度に近づいてその設定温度に維持されるために、PWMコントローラ51が差動増幅器54・差動増幅器55で測定された電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値・温度を計算する(図3のステップS2)。この場合、その計算に際しては、PWM信号のオン状態の時において差動増幅器54・差動増幅器55で測定された電圧が用いられる(ステップS1、ステップS2)。そして、PWMコントローラ51は、求めた温度依存性抵抗ヒータ11の温度から新たなデューティ比を計算・設定し(ステップS3、ステップS4)、新たに求めたデューティ比のPWM信号をPWMスイッチSW1に出力する(ステップS5)。このようなPWMコントローラ51の処理が繰り返される。
なお、ステップS2において、PWMコントローラ51が差動増幅器55で測定された電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値・温度を計算するものとしてもよい。その計算は、第1実施形態の場合と同様である。

<比較例>
図6は、比較例の温度制御装置300を示すものである。この温度制御装置300は、温度依存性抵抗ヒータ11、差動増幅器54及びADC56については図4の温度制御装置5Aと同様である。そして、この温度制御装置300においては、トランジスタのスイッチング素子SW31、オペアンプOP31及び抵抗R31から定電流回路310が構成されている。
CPU320がデジタル信号をデジタルアナログ変換器(以下、DACと略称)330に出力すると、そのデジタル信号がDAC330によってアナログに変換され、デジタル信号に応じたレベルの電圧がオペアンプOP31の非反転入力端子に入力され、その電圧レベルに応じた大きさの定電流が温度依存性抵抗ヒータ11に流れる。つまり、CPU320は温度依存性抵抗ヒータ11に流れる電流の大きさを調整する。
その定電流が流れている時の温度依存性抵抗ヒータ11の電圧が差動増幅器54及びADC56により測定され、CPU320にフィードバックされる。CPU320は温度依存性抵抗ヒータ11の測定電圧から温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値、温度、電力を演算し、その求めた抵抗値、温度、電力に基づき温度依存性抵抗ヒータ11に流れる電流の大きさを調整する。
図6に示された温度制御装置300について、具体的な数値を交えて、回路設計の一例について説明する。この温度制御装置300を図1に示された温度制御装置5に変えて用いたものとし、温度依存性抵抗ヒータ11はその温度が280℃である時に抵抗値が250Ωであるものを用いる。
初期状態において、起動時に温度依存性抵抗ヒータ11に120[mA]の定電流を流すものとすれば、280[℃]に到達した時においては温度依存性抵抗ヒータ11の電圧が30[V]であり、電力が3.6[W]である。オペアンプOP3の入力の最大は、このときの電圧であり、8bitのADC56及びCPU 320にてオペアンプOP3の出力電圧を処理する場合、30/256=117[mV/digit]の分解能となる。この分解能を温度で考えると、280/256=1.09[℃/digit]となり、1℃単位での温度管理が求められる触媒反応に対して適切な精度が得られている。
このような状態から反応装置本体3の全体に熱が伝播し、熱平衡状態となったときの改質器7の熱損失が1.5[W]であるとすれば、温度依存性抵抗ヒータ11の電力も同じく1.5[W]となる。このとき、改質器7の温度は280[℃]で一定であり、温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値も250[Ω]で一定であるため、温度依存性抵抗ヒータ11の電圧が19.4[V]、電流が77.5[mA]として、温度制御がなされていることになる。
以上のような熱平衡状態から燃料や水の供給がなされて、改質器7において改質反応が開始し、燃焼器9にて燃焼が生じた時(運転状態)、改質器7を280[℃]に維持するために必要な温度依存性抵抗ヒータ11による供給熱量が0.4[W]であるとすれば、このとき温度依存性抵抗ヒータ11の電圧が10[V]、電流が40[mA]である。なお、この状態においてもオペアンプOP3のゲインは起動時におけるゲインと同じであるから、この温度依存性抵抗ヒータ11の電圧はADC56にて10[V]/117[V]=85[digit]のみでの測定となる。これは温度で考えると、280[℃]/85[digit]=3.29[℃/digit] の分解能となり、フィードバック制御に用いる温度としては適切な精度が得られていないことがわかる。
<実施例>
図2に示された温度制御装置5について、具体的な数値を交えて、回路設計の一例について説明する。
まず、PWM信号の周波数は、次の2つの条件のもと、オペアンプOP4の計測速度等を加味して決定される。1つめの条件は、PWM信号がオン状態である時に温度依存性抵抗ヒータ11に流れる電流が安定し得る周波数であるという上限の条件である。2つ目の条件は、ミリ秒オーダーである改質器7の温度の追従速度よりも速い周波数であるという下限の条件である。
いま、オペアンプOP4での計測に20[μs]の時間が必要であるとして、さらにPWM信号のデューティの切り替えと、温度依存性抵抗ヒータ11に流れる電流の安定に10[μs]の余裕を持たせるならば、PWM信号のオン状態の時間は30[μs]以上必要ということになる。但し、改質器7において改質反応が開始し、燃焼器9にて燃焼が生じた時の運転状態においては、非常に低いデューティでの制御が予想され、このときの温度制御性を確保するためにPWM信号の周波数はできるだけ下限条件から離れた、上限条件に近い速さとしたい。
ここで、制御の分解能を最大限確保する狙いで最低必要時間30[μs]を1[%]相当のデューティと設定したならば、PWM信号の周期は3[ms](330[Hz])とミリ秒オーダーまで遅くなってしまい、温度が制御周期に追従して乱れる可能性がある。一方、逆に10[%]より高いデューティに相当させるならば、オフ状態のデューティの最大が90[%]未満の比率となり、改質器7において改質反応が起こっている時の運転状態においては、温度依存性抵抗ヒータ11による消費電力が過剰となってしまう可能性がある。これらの要素も考慮して、ここでは電圧測定に必要な最低限の時間30μsを5[%]のデューティに相当させ、PWM信号を5[%]から100[%]のデューティにて行うことと設定する。このとき、PWM信号の周期は600[μs](1.6[kHz])となる。また、電流の測定に用いる固定抵抗R8の抵抗値は、測定する電圧を低く抑えるため、例えば0.1[Ω]と小さく設定する。そして、MOSFETであるPWMスイッチSW1のオン状態の時の抵抗を低く抑えるため、例えばその抵抗が16[mΩ]であるTPCA8016−H(東芝製)を利用する場合を考える。
なお、ここで適用可能なPWM信号の周波数の範囲について、ADC56にはLT1296(リニアテクノロジー製)というICを選定した場合の例を挙げておく。このICは動作クロック周波数が最速で1[MHz]であり、このときのサンプリング時間が2.5[クロック]≒2.5[μs]であり、変換完了までの時間が22[クロック]≒22[μs]となる。このサンプリング時間を10[%]のデューティに相当させ、PWM信号がオン状態である時の電流がナノ秒オーダーで安定する(待ち時間不要)とすると、PWM震央の周波数は25[μs]=40[kHz]となる。これは変換完了時間22[μs]より長い時間であり、連続してAD変換を行ったとしても問題ない周波数である。一方、温度制御を100[ms]間隔で行う場合、最大値と最小値を除いた3つの値の平均として測定値を求められるよう、この間隔の間に最低5回は測定を行っておきたい。このときPWM信号の周波数は100[ms]/5=20[ms]=50[Hz]であり、1[%]相当のデューティの時間が200[μs]となるから、この場合にはこの1[%]をAD変換に充てれば十分である。ただし、この周波数を検討するのは、温度が制御の周期で変動しないよう、温度応答速度が20[ms]より十分遅いと確認できた際に限るのが望ましい。以上より、ADC56にはLT1296(リニアテクノロジー製)を用いた場合、PWM信号の周波数の上限は40[kHz]、加減は50[Hz]と求めることができる。
PWM信号の周波数を1.6[kHz]とした設計によると、起動時の初期状態においては、PWM信号のデューティが90[%]である場合に、280℃の時の温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値(250[Ω])に対応するオン状態の時の電流が126[mA]となり、電圧が31.5[V]となる。このときの電圧が制御上の最大電圧であり、ここでは0.5[V]の余裕を持つべく定電圧Vsの値を32[V]として設定する。この場合の電流が128[mA]となる。
改質器7が熱平衡状態になった場合において、定電圧Vsの値を32[V]に保って、オン状態の時の温度依存性抵抗ヒータ11の電力が1.5[W]となるようなデューティは36[%]である。改質器7で改質反応が起きている運転状態においては、オン状態の時の温度依存性抵抗ヒータ11の電力が0.4[W]となるようなデューティは10[%]である。ここで、この運転状態においても、PWM信号のためのマージンを分解能の5[%]程度は確保できていることが確認できた。
また、オペアンプOP4の入力の最大は、温度依存性抵抗ヒータ11の電流が128[mA]とすれば、12.8[mV](0.1[Ω]×128[mA])に抑えられ、これを8bitのADC56により処理すれば、温度で考えた分解能は、(同じ温度で同じビット数であるので当然、)比較例の場合の初期状態で求めた値と同じ280[℃]/256=1.09[℃/digit]となる。ただし、ここで設計した温度制御装置5の全ての状態において、この温度分解能での測定ができる点が優れている。(電圧分解能は12.8[mV]/256=50[μV/digit]となる。)
実際の測定では、温度依存性抵抗ヒータ11の温度が280[℃](それに相当する抵抗値は250[Ω])である状態においては、デューティに依らず、固定抵抗R8のオン状態の時の電圧=0.1[Ω]×128[mA]=12.8[mV]のみを測定し、まず、この逆算より温度依存性抵抗ヒータ11のオン状態の時の電流(128[mA])を得る。固定抵抗R8の電圧とPWMスイッチSW1の電圧の和は14.8[mV]となり、温度依存性抵抗ヒータ11の電圧は32[V]−14.8[mV]=31.99[V]であると計算される。これらの値より、温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値を249.9[Ω]と高精度に求めることができる。
次に,固定抵抗R8に適用可能な抵抗値の値について説明する。まず、固定抵抗R8の最大値は、定電圧Vsの電圧値が一定の条件で、温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値が最小の値Rminであるときに、温度依存性抵抗ヒータ11に、PWM信号がオン状態のときに最大電流Imaxが流れたときに、計測すべき電圧が電圧計測用のオペアンプの入力上限電圧Vrefと等しくなるような場合である。実施例の場合、温度依存性抵抗ヒータ11の温度係数は正であるから、システム起動時の室温の状態が抵抗値が最小のRminとなり、これは160Ωであった。そして、VS=32 [V]、Vref=5[V]であるとき、最大電流Imaxの値は、VS= (Rmin+R8)×Imax、R8×Imax= Vref の関係より、Imax=168.8[mA]と定まり、R8の最大値は29.6[Ω]と求められる。この場合には、Vrefを最大限に利用し、電圧計測精度を最大とすることができる。ADC56の入力基準電圧がここで考えるアンプのVrefと等しい場合には、電圧計測用のオペアンプを省いて起電圧をADC56によって直接計測することも可能である。ただし、システム側でR8×Imax2=845[mW] の電力を消費することになるため効率が悪く、またVs−Vrefの電圧しか温度依存性抵抗ヒータ11に印加できないため、温度依存性抵抗ヒータ11に必要な消費電力に合わせたVsの再設定が必要となる。
次いで、固定抵抗R8の最小値は、定格運転温度(実施例では280℃)における温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗値をRh、そのPWM信号がオン状態のときに、温度依存性抵抗ヒータ11に流れる電流をIhとし、その温度域での触媒反応制御に必要な1℃単位の温度精度に対応する温度依存性抵抗ヒータ11の抵抗変化量をΔRh(実施例では0.3Ω)、その抵抗変化量に対応する電流の変化をΔIh、電圧計測用のオペアンプの入力電圧分解能をVopとしたときに、R8×ΔIh≧Vopを満たすような場合である。ここで、Rh>>R8よりVS=Rh×Ihとなる関係に基づき、VS=(Rh+ΔRh)×(Ih−ΔIh)から、ΔIh=Ih−(VS/(Rh+ΔRh))となり、例えば電圧計測のオペアンプに高精度計装アンプ(リニアテクノロジー社LTC2053等)を用いれば、Vop=10[μV]程度であるから、実施例の場合、R8の最小値は0.065[Ω]となる。この場合、電圧計測のオペアンプの性能を生かすことで、システム側での消費電力を最小とすることができる。ただし、実際には固定抵抗やアンプのコスト等を考慮する必要があるため、上述の実施例では、R8として0.1[Ω]の値を用いた場合について述べた。
以上より、ここでの設計によるパラメータにて、比較例による制御を、実施例で提示するPWM制御と電流測定値による抵抗値計算との組み合わせに置き換えることができることを示した。この実施例の制御方法の置き換えにより、制御回路側での熱としての電力消費が抑えられるため、システムとしてのエネルギー効率を上げることができ、また、放熱対策が不要となるため、回路の小型化を図ることができる。さらに、基準抵抗の応答電圧を小さく抑えることができ、これを高いゲインで増幅することで測定電圧そのもの、そしてそこから求める温度の精度を高めることができる。
図1は、本発明に係る温度制御装置を備えた発電装置の概略構成を示したブロック図である。 図2は、本発明の第1実施形態における温度制御装置の概略回路構成を示した回路図である。 図3は、上記温度制御装置による処理の流れを示したフローチャートである。 図4は、本発明の第2実施形態における温度制御装置の概略回路構成を示した回路図である。 図5は、本発明の第3実施形態における温度制御装置の概略回路構成を示した回路図である。 図6は、比較例の温度制御装置の概略回路構成を示した回路図である。
符号の説明
5 温度制御装置
10、11 温度依存性抵抗ヒータ
51 PWMコントローラ
55 差動増幅器
56 アナログデジタル変換器
OP4 オペアンプ
R8 固定抵抗
SW1、SW2 PWMスイッチ

Claims (7)

  1. 温度に依存して抵抗値が変化する特性を有した温度依存性抵抗ヒータと、
    前記温度依存性抵抗ヒータに直列接続され、前記温度依存性抵抗ヒータの抵抗値より小さい抵抗値を有する固定抵抗と、
    オン状態とオフ状態とに切り替わるPWM信号を出力するPWMコントローラと、
    前記PWMコントローラにより出力された前記PWM信号がオン状態である場合に前記温度依存性抵抗ヒータ及び前記固定抵抗に電流を流すとともに、前記PWMコントローラにより出力された前記PWM信号がオフ状態である場合に、その電流を止める切換部と、
    前記固定抵抗の両端の電位差からなる電圧を測定する電圧測定器と、を備え、
    前記PWMコントローラは、当該PWMコントローラにより出力された前記PWM信号がオン状態である場合における前記電圧測定器の測定電圧に基づいて前記PWM信号のデューティ比を新たに設定し、新たに設定したデューティ比の前記PWM信号を出力することを特徴とする温度制御装置。
  2. 前記PWMコントローラは、当該PWMコントローラにより出力された前記PWM信号がオン状態である場合における前記電圧測定器の測定電圧から前記温度依存性抵抗ヒータの温度を算出し、その算出した温度の値に基づいて前記PWM信号の新たなデューティ比を設定することを特徴とする請求項1に記載の温度制御装置。
  3. 前記固定抵抗の抵抗値は、0.06〜30Ωの値を有することを特徴とする請求項1に記載の温度制御装置。
  4. 定電圧源と前記温度依存性抵抗ヒータと前記固定抵抗が直列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の温度制御装置。
  5. 前記PWMコントローラは、
    次式
    (前記温度依存性抵抗ヒータの抵抗値)={(前記定電圧源の電圧)−(前記電圧測定器の測定電圧)}×(前記固定抵抗の抵抗値)/(前記電圧測定器の測定電圧)
    によって前記温度依存性抵抗ヒータの抵抗値を求め、その求めた抵抗値から前記温度依存性抵抗ヒータの温度を求め、その計算した求められた温度の値に基づいて前記PWM信号の新たなデューティ比を設定することを特徴とする請求項4に記載の温度制御装置。
  6. 前記PWMコントローラは、当該PWMコントローラにより出力されたPWM信号がオン状態である場合における前記電圧測定器の測定電圧に基づきデューティ比を新たに設定したデューティ比のPWM信号を出力することによって前記温度依存性抵抗ヒータの温度を所定の設定温度に近づけることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の温度制御装置。
  7. 温度に依存して抵抗値が変化する特性を有した温度依存性抵抗ヒータによって温度を制御する温度制御方法において、
    オン状態とオフ状態とに切り替わるPWM信号を出力し、
    出力された前記PWM信号がオン状態である場合に、前記温度依存性抵抗ヒータに直列接続された固定抵抗と前記温度依存性抵抗ヒータに電流を流し、出力された前記PWM信号がオフ状態である場合に、その電流を止め、
    前記PWM信号がオン状態であるときの前記固定抵抗の両端の電位差からなる電圧を測定し、
    前記固定抵抗の測定電圧をフィードバックし、該測定電圧に基づいて前記PWM信号のデューティ比を新たに設定し、新たに設定したデューティ比の前記PWM信号を出力することを特徴とする温度制御方法。
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