JP2009085725A - 時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法 - Google Patents

時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単数のGPS衛星を捕捉した場合でも、精度の高い時刻修正が可能な時刻修正装置等の提供。
【解決手段】修正時刻情報判断部34が、時刻情報生成部23等の生成する時刻情報44と受信部11等で候補位置情報衛星ごとに受信した位置情報衛星15a等の衛星信号からの衛星時刻情報に基づく修正時刻情報43を比較して、修正時刻情報43が相対的にもっとも進んでいる修正時刻情報43に基づいて時刻情報44を修正する時刻情報修正部35等を有することを特徴とする時刻修正装置10等。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、GPS衛星等からの信号に基づいて時刻修正を行う時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法に関するものである。
自己位置を測位するためのシステムであるGPS(Global Positioning System)システムでは、地球を周回する軌道を有するGPS衛星が用いられている。このGPS衛星には、原子時計が備えられており、極めて正確な時刻情報(GPS時刻)を有している。
このため、従来より、高精度な時刻修正を行う為に、GPS衛星の時刻情報を利用した時刻修正方法が提案されてきている(例えば、特許文献1、段落0005)。
そして、GPS衛星からの原子時計のデータを取得するには、GPS衛星を捕捉して、GPS衛星の信号と同期させる必要がある。
しかし、GPS衛星は常に移動しているので、その捕捉のためには、GPS衛星の軌道データからGPS衛星の位置を予測し、捕捉する必要がある。また、正確な時刻データを取得するには、複数個、例えば、4つのGPS衛星を捕捉して、受信機までの伝搬遅延時間を求める必要がある。
また、このように移動する4つのGPS衛星を捕捉するには、通常時間を要する。さらに、これに加え、使用者と共に常に移動する時計等に、GPS衛星の信号の受信機が備わっている場合は、受信機も移動するため、GPS衛星の捕捉もさらに困難となる。したがって、4個のGPS衛星を捕捉するには、長時間を要することとなる。
このため、時計等の低消費電力が要求される機器においては、4個のGPS衛星を捕捉せずに、単数のGPS衛星を捕捉して、GPS衛星の信号と同期し、GPS衛星から原子時計のデータを取得する必要がある。
特開平08−15463号(段落「0005」等)
しかし、単数のGPS衛星を捕捉して、得られた時刻のデータには、GPS衛星からの衛星信号を受信機側が受け取るまでの距離に依存する、伝搬遅延時間を含んだデータとなっている。このため、より高度な正確な時刻の修正を行うことができないという問題があった。
そこで、本発明は、単数のGPS衛星を捕捉した場合でも、精度の高い時刻修正が可能な時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
複数の位置情報衛星から候補位置情報衛星を選択する候補衛星選択部と、複数の前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号を前記候補位置情報衛星ごとに受信する受信部と、前記受信部で受信した前記衛星信号から、少なくとも、衛星時刻情報を取得して、前記衛星時刻情報に基づいて修正時刻情報を取得する修正時刻情報取得部と、時刻情報を生成する時刻情報生成部と、前記修正時刻情報と前記時刻情報を比較して、前記修正時刻情報が前記時刻情報より進んでいるかを判断する修正時刻情報判断部と、前記修正時刻情報判断部の判断結果に基づいて前記修正時刻情報のうちで、相対的にもっとも進んでいる前記修正時刻情報を基に前記時刻情報を修正する構成を備える時刻情報修正部と、を有することを特徴とする時刻修正装置。
上記構成によれば、候補衛星選択部は、複数の位置情報衛星から候補位置情報衛星を選択し、修正時刻情報取得部は、受信部が候補位置情報衛星ごとに受信した位置情報衛星から送信される衛星信号の、少なくとも、衛星時刻情報を取得して、その衛星時刻情報に基づいて修正時刻情報を取得する。そして、修正時刻情報判断部は、修正時刻情報と時刻情報生成部の生成した時刻情報とを比較して、修正時刻情報が時刻情報より進んでいるかを判断する。また、時刻情報修正部は、修正時刻情報判断部の判断結果に基づいて、修正時刻情報のうちで、相対的にもっとも進んでいる前記修正時刻情報を基に前記時刻情報を修正する。
この修正時刻情報は、位置情報衛星から送信される衛星信号を受信部が受信し、その衛星信号から取得された衛星時刻情報に基づいて取得されるので、受信部が衛星信号を受信した際には、位置情報衛星と受信部の距離による伝搬遅延時間を含んだ情報となっている。しかし、本発明では、時刻情報修正部は、修正時刻情報判断部の判断結果に基づいて、時刻情報の修正を修正時刻情報により行うことができるようになっている。
このため、伝搬遅延時間の少ない、より正確な時刻で時刻情報を修正することができる。 そして、結果的に一番近い位置情報衛星からの衛星信号に基づき、時刻情報の修正を行うことができるようになっている。
[適用例2]
好ましくは、前記修正時刻情報取得部は、前記受信部で受信された前記候補位置情報衛星の前記衛星信号ごとの前記衛星時刻情報に基づいて前記修正時刻情報を取得する構成を有しており、前記修正時刻情報判断部は、前記修正時刻情報取得部で取得された前記修正時刻情報ごとに順番に前記時刻情報と比較して、判断する構成を備えることを特徴とする時刻修正装置。
前記構成によれば、修正時刻情報取得部は、受信部で受信された衛星信号ごとの衛星時刻情報に基づき修正時刻情報を取得する。そして、修正時刻情報判断部は、取得された修正時刻情報ごとに順番に時刻情報と比較して、判断する。
このため、受信部は受信の際、一度に複数の位置情報衛星から送信される衛星信号を受信せずに、位置情報衛星ごとに受信し、修正時刻情報取得部は、その衛星信号から衛星時刻情報を取得して修正時刻情報として、修正時刻情報判断部が表示時刻情報と比較するようになっているので、一度に消費される電力を抑えることができるようになっている。
[適用例3]
好ましくは、前記受信部が、前記候補位置情報衛星から最初に前記衛星信号を受信した際には、前記時刻情報修正部は、その最初に受信された前記衛星信号に含まれている前記衛星時刻情報に基づいた修正時刻情報により修正される構成を備えることを特徴とする時刻修正装置。
前記構成によれば、時刻情報修正部は、受信部が候補位置情報衛星から最初に衛星信号を受信した際には、その衛星信号の衛星時刻情報に基づいた修正時刻情報により修正することができるようになっている。
[適用例4]
好ましくは、前記受信部が前記候補位置情報衛星から前記衛星信号を受信した後に、更に他の受信可能な前記候補位置情報衛星を複数の前記位置情報衛星から判断する位置情報衛星判断部を有し、前記時刻情報修正部は、前記修正時刻情報に基づいて前記時刻情報を修正した後に、前記位置情報衛星判断部が受信可能な前記候補位置情報衛星がないと判断した場合は、さらに、固定伝搬遅延時間の補正を行う構成を有することを特徴とする時刻修正装置。
前記構成によれば、受信部が候補位置情報衛星から衛星信号を受信した後に、更に他の受信可能な位置情報衛星を判断する位置情報衛星判断部を有しており、位置情報衛星判断部により受信可能な候補位置情報衛星がないと判断されると、時刻情報修正部が、修正時刻情報に基づき時刻情報を修正した後、さらに、固定伝搬遅延時間の補正をする。
このように、修正された時刻情報から、さらに、固定伝搬遅延時間の補正を行うので、さらに、伝搬遅延時間の影響の少ない、時刻とすることができる。
[適用例5]
好ましくは、前記位置情報衛星が、GPS(Global Positioning System)衛星であって、前記固定伝搬遅延時間は、前記受信部から天頂方向に位置する前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号の伝搬遅延時間となっていることを特徴とする時刻修正装置。
前記構成によれば、位置情報衛星が、GPS(Global Positioning System)衛星であり、固定伝搬遅延時間は、受信部から天頂方向に位置する位置情報衛星から送信される衛星信号の伝搬遅延時間となっている。
この時刻情報修正部は、時刻情報より進んでいる修正時刻情報により修正され、受信部で受信可能な位置情報衛星が存在しない場合には、さらに、この固定伝搬遅延時間を加算する。これは、修正時刻情報が、受信部と位置情報衛星との距離に依存する伝搬遅延時間を含んだ情報となっていることによる。
つまり、時刻情報修正部は、より正確な時刻情報を得たい場合は、時刻情報より進んでいる修正時刻情報を選択して修正していくことで、より伝搬遅延時間の少ない時刻情報を得ることができる。そして、この時刻情報を修正する修正時刻情報は、最終的に、受信部と一番距離の近い位置情報衛星からの衛星信号を受信した場合の伝搬遅延時間を含んだ情報となる。そのため、受信部と一番距離の近い位置情報衛星、つまり、受信部から天頂方向に位置する位置情報衛星から送信された場合の伝搬遅延時間を加算して補正することで、より正確な時刻情報とすることができるようになっている。
[適用例6]
複数の位置情報衛星から候補位置情報衛星を選択する候補衛星選択部と、複数の前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号を前記候補位置情報衛星ごとに受信する受信部と、前記受信部で受信した前記衛星信号から、少なくとも、衛星時刻情報を取得して、前記衛星時刻情報に基づいて修正時刻情報を取得する修正時刻情報取得部と、時刻情報を生成する時刻情報生成部と、前記修正時刻情報と前記時刻情報を比較して、前記修正時刻情報が前記時刻情報より進んでいるかを判断する修正時刻情報判断部と、を有し、前記修正時刻情報判断部の判断結果に基づいて、前記修正時刻情報のうちで、相対的にもっとも進んでいる前記修正時刻情報を基に前記時刻情報を修正する構成を備える時刻情報修正部と、を有することを特徴とする時刻修正装置付き計時装置。
[適用例7]
複数の位置情報衛星から候補位置情報衛星を選択する候補衛星選択部と、複数の前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号を前記候補位置情報衛星ごとに受信する受信部と、前記受信部で受信した前記衛星信号から、少なくとも、衛星時刻情報を取得して、前記衛星時刻情報に基づいて修正時刻情報を取得する修正時刻情報取得部と、時刻情報を生成する時刻情報生成部と、前記修正時刻情報と前記時刻情報を比較して、前記修正時刻情報が前記時刻情報より進んでいるかを判断する修正時刻情報判断部と、前記修正時刻情報判断部の判断結果に基づいて、前記修正時刻情報のうちで、相対的にもっとも進んでいる前記修正時刻情報を基に前記時刻情報を修正する工程を備える時刻情報修正部と、を有することを特徴とする時刻修正方法。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明に係る時刻修正装置付き計時装置である例えば、GPS時刻修正装置付き腕時計10(以下「GPS付き腕時計」という)を示す概略図であり、図2は、図1のGPS付き腕時計10の内部の主なハードウエア構成等を示す概略図である。
図1に示すように、GPS付き腕時計10は、その表面に文字板12、秒針、分針、時針等の針13が配置されると共に、各種メッセージが表示されるLCD表示パネル等からなるディスプレイ14等が形成されている。
また、図1に示すように、GPS付き腕時計10は、アンテナ11を有しており、このアンテナ11は、地球の上空を所定の軌道で周回しているGPS衛星15a、15b、15c、15d等の信号のうち、1つのGPS衛星15a等ごとに受信する構成となっている。
なお、GPS衛星15a乃至15dは、位置情報衛星の一例となっている。
また、図2に示すように、GPS付き腕時計10は、その内部に時計機構、GPS機構を備え、コンピュータとしての機能も発揮する構成となっている。
つまり、本実施の形態における時計機構は、いわゆる電子時計となっている。
以下、図2に示す各構成について説明する。
図2に示すように、GPS付き腕時計10は、IF(interface(インターフェース))、I/O(input/output(入出力))、電源ライン16を備え、IF、I/O、電源ライン16には、CPU(Central Processing Unit)17、RAM(Random Access Memory)18、ROM(Read Only Memory)19等が接続されている。
また、IF、I/O、電源ライン16には、衛星信号を受信する、例えば、GPS機構である、アンテナ11、フィルタ(SAW)20、RF21、ベースバンド(BB)22等が接続されている。
すなわち、図1のGPS衛星15a等から受信した信号は、アンテナ11からフィルタ(SAW)20を介して、受信した信号を中間周波数等とするRF21、さらにRF21を介して取得した信号を復調処理するベースバンド(BB)22で復調処理された信号として取り出される構成となっている。GPS衛星15a等から受信する信号についての詳細は、後述する。ここで、GPS機構である、アンテナ11、フィルタ(SAW)20、RF21、ベースバンド(BB)22等は、GPS衛星15a等から送信される衛星信号を受信する受信部の一例となっている。
また、IF、I/O、電源ライン16には、時計機構も接続されている。すなわち、リアルタイムクロック(RTC)23や温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)24等が接続されている。 さらに、IF、I/O、電源ライン16には、図1に示すディスプレイ14等も接続されている。
このように、IF、I/O、電源ライン16は、すべてのデバイスを接続する機能を有し、アドレスやデータバス、電源ライン、各種I/Oを有する内部配線である。CPU17は、所定のプログラムの処理を行う他、IF、I/O、電源ライン16に接続されたROM19等を制御している。ROM19は、各種プログラムや各種情報等を格納している。
なお、時計機構であるRTC23等は、時刻情報を生成する時刻情報生成部の一例となっている。
図3乃至図5は、GPS付き腕時計10の主なソフトウエア構成等を示す概略図であり、図3は全体図である。
図3に示すように、GPS付き腕時計10は、制御部25を有し、制御部25は、図3に示す各種プログラム格納部30内の各種プログラム、各種データ格納部40内の各種データを処理する構成となっている。
また、図3には、各種プログラム格納部30、各種データ格納部40と分けて示してあるが、実際に、このようにデータが分けて格納されているわけではなく、説明上の便宜のために分けて記載したものである。
図4は、図3の各種プログラム格納部30内のデータを示す概略図であり、図5は、図3の各種データ格納部40内のデータを示す概略図である。
図6は、本実施の形態にかかるGPS付き腕時計10の主な動作等を示す概略フローチャートである。
以下、図6の概略フローチャートにしたがって本実施の形態に係るGPS付き腕時計10の動作等を説明しつつ、その関連で図4及び図5の各種プログラムや各種データを説明する。
本実施の形態では、図1のGPS付き腕時計10が例えば、1日1回、すなわち24時間に1回の時刻修正を自動的に行う場合を例に説明する。
GPS付き腕時計10がRTC23の時刻修正を行う場合は、先ず、図6のST1で、上空に複数存在するGPS衛星から候補となるGPS衛星15a等を選択するため、GPS衛星15a等のスキャンを開始して、ST2で、候補となるGPS衛星15a等から任意に選ばれた1つのGPS衛星15a等の捕捉に成功したか否かを判断する。
具体的には、図4のGPS衛星スキャンプログラム31が、図5のGPS衛星スキャンデータ41を参照し、GPS機構(図2のアンテナ11、フィルタ(SAW)20、RF21、ベースバンド(BB)22等)を操作して、GPS衛星15a等のC/Aコードのパターンの発生タイミングを調整し、アンテナ11からGPS衛星15a等の信号を受信し、捕捉可能な候補となるGPS衛星15a等をサーチする。このC/Aコードは、各GPS衛星15a等に固有のデータとなっており、図5のGPS衛星スキャンデータ41には、このC/Aコードのパターンデータが格納されている。このGPS衛星スキャンプログラム31は、候補衛星選択部の一例となっている。
そして、ST2で、捕捉できないときは、屋内等であり、GPS衛星15a等の捕捉ができない環境であるとして、図4のGPS衛星スキャンプログラム31を終了する。
ST2で、1つのGPS衛星15a等の捕捉に成功した場合は、次にST3に進み、捕捉できたGPS衛星15a等からのC/Aコードと同期させ、以下で説明する図7(b)のプリアンブルとTOWを同期させる。
以下、GPS衛星15a等から送信される信号について説明する。図7は、GPS衛星15a等から送信される衛星信号の一例であるGPS衛星信号を示す概略図である。
各GPS衛星15a等からは、図7(a)に示すように、1フレーム(30秒)単位で信号が送信されてくる。この1フレームは、5個のサブフレーム(1サブフレームは6秒)を有している。各サブフレームは、10ワード(1ワードは0.6秒)を有している。
また、各サブフレームの先頭のワードには、TLM(Telemetry word)データが格納されたTLMワードとなり、このTLMワード内には、図7(b)に示すように、その先頭にプリアンブルデータが格納されている。
また、TLMに続くワードは、HOW(handover)データが格納されたHOWワードとなり、その先頭には、TOW(Time of week)というGPS衛星のGPS時刻情報(Zカウント)が格納されている。そして、サブフレームの2つ目のワードである、HOWワードを参照すれば、GPS時刻情報であるZカウントを取得することができる。
GPS時刻は毎週日曜日の0時から経過時間が秒で表示され、翌週の日曜日の0時に0に戻るようになっている。そして、この1週間についてはGPSの週番号が付されているので、週番号と経過時間(秒)のデータを取得することで、受信側はGPS時刻を取得できる構成となっている。このGPS時刻の起点となるのが、UTC(世界協定時)となっている。
また、このようなGPS衛星15a等のフレームデータ等を取得するには、受信側がGPS衛星15a等の信号と同期させる必要があるが、特に1ms単位の同期のためにC/Aコード(1023chip(1ms))が用いられる。
GPS衛星15a等からの信号は、以上のように送信されてくるため、本実施の形態では、図6のST3に示すように、捕捉した1つのGPS衛星15a等からのC/Aコードと位相同期させ、図7(b)に示す、TLMワードのプリアンブル及びHOWワードのTOWと同期させる。
そして、ST4に進む。ST4では受信した図7(b)のTOWからGPS時刻を取得するが、図7(a)に示す、当該GPS衛星15a等のエフェメリス(GPS衛星15a等毎の詳細な軌道情報)やアルマナック(全GPS衛星15a等の概略軌道情報)等のデータは取得しない。具体的には、図4のGPS衛星時刻データ取得プログラム33が、受信した図7(b)のTOWからGPS時刻を取得して、図5の修正用時刻データ43として格納する。
ここで、GPS衛星時刻データ取得プログラム33は、受信部(例えば、アンテナ11等)で受信した衛星信号(例えば、GPS衛星信号)から、少なくとも、衛星時刻情報(例えば、GPS時刻)を取得して、この衛星時刻情報に基づいて修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)を取得する修正時刻情報取得部の一例となっている。
次に、ST5に進み、図5の修正用時刻データ43が、表示用時刻データ44より進んでいるかを判断する。具体的には、図4の修正時刻情報判断プログラム34が、図5の修正用時刻データ43と表示用時刻データ44を比較して、修正用時刻データ43が、表示用時刻データ44より進んでいるかを判断する。ここで、表示用時刻データ44は、時刻情報生成部(例えば、RTC23)の生成する時刻情報の一例となっている。また、図4の修正時刻情報判断プログラム34は、修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)と時刻情報(例えば、表示用時刻データ44)を比較して、修正時刻情報が時刻情報より進んでいるかを判断する修正時刻情報判断部の一例となっている。
ST5で、修正用時刻データ43が、表示用時刻データ44より進んでいないと判断されると、ST6に進む。ST6では、N=0であるか否かが判断されるようになっている。このN=0は、GPS付き腕時計10の1日1回、すなわち24時間に1回の時刻修正における、時刻修正の回数であり、図5の修正回数カウントデータ45に格納されているデータである。すなわち、GPS衛星15a等の補足が、GPS付き腕時計10の1日1回、すなわち24時間に1回の時刻修正において、最初の補足であり、まだ、時刻修正が行われておらず、初回の場合には、この修正回数カウントデータ45に格納されているデータは、N=0となっている。従って、ST6で、N=0と判断されると、ST7に進む。一方、ST6で、N=0で無い場合は、後述のST10に進み、他の候補のGPS衛星15a等が捕捉可能かの判断を行うようになっている。
ところで、ST5で修正用時刻データ43が、表示用時刻データ44より進んでいると判断されると、ST7に進む。ST7では、修正用時刻データに基づき、表示用時刻データを修正する。具体的には、図4の時刻修正プログラム35が、図5の修正用時刻データ43に基づいて、表示用時刻データ44を修正する。
ここで、図4の時刻修正プログラム35は、修正時刻情報判断部(例えば、修正時刻情報判断プログラム34)が、時刻情報(例えば、表示用時刻データ44)より修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)を進んでいると判断した場合は、修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)に基づいて時刻情報(例えば、表示用時刻データ44)を修正する時刻情報修正部の一例となっている。
そして、ST8に進み、図1のGPS付き腕時計10の文字板12上の表示(針13等)は、GPS衛星15a等から取得したUTCデータ等と、図5の表示用時刻データ44に基づいて修正される。従って、例えば、時差を考慮した日本時間が表示されるようになっている。この工程まで終了すると、図5の修正回数カウントデータ45にN=1が記録される。この修正回数カウントデータ45は、ST1〜ST8までの工程が終了すると、1が加算されるようになっている。従って、ST1〜ST8までの工程の2回目が終了すると、修正回数カウントデータ45は、N=1+1=2と記録され、3回目が終了すると、N=2+1=3と記録されるようになっている。
次に、ST9に進む。ST9では、例えば、ST1〜ST8までの工程が、4回繰り返し行われたかを判断する。つまり、上述した、図5の修正回数カウントデータ45にN=4が記録されているかを判断する。4回繰り返し行われた場合は、後述するST10の工程に進む。一方、N=4と記録されていない場合は、次のST9の工程に進む。
このように、ST1〜ST8の工程を、繰り返し数回行うように設定されている。
つまり、ST1〜ST8の工程を繰り返し行うことにより、GPS付き腕時計10の時刻表示は、GPS付き腕時計10との距離がもっとも短い、例えば、天頂付近に位置するGPS衛星15a等から送信された衛星信号の衛星時刻情報による修正用時刻データ43によって、修正されていることとなる。
次いで、ST10に進み、他の候補のGPS衛星15a等が捕捉できるか否かの判断を行う。
具体的には、図4の他衛星捕捉判断プログラム32が、上述のST1で選択された候補のGPS衛星15a等から任意に受信した1つの候補のGPS衛星15a等以外の他の候補のGPS衛星15a等の受信が可能であるかの判断を行う。ここで、他衛星捕捉判断プログラム32は、位置情報衛星判断部の一例となっている。
そして、受信可能であると判断した場合は、他の候補のGPS衛星15a等を選択するため、上述で説明したST1の工程に戻り、再び、GPS衛星15a等を捕捉し、図5の表示用時刻データ44の修正を行っていく。
そして、ST10で、他の候補のGPS衛星15a等の捕捉ができないと判断されると、ST11に進む。ST11では、図4の表示時刻修正プログラム36が、修正された図5の表示用時刻データ44に更に、図5の固定伝搬遅延時間データ42(例えば、70ms)を加算して補正し、文字板12上の針13の時刻表示を修正する。そして、ST12に進み、N=0とする。つまり、図5の修正回数カウントデータ45のデータがリセットされる。これは、次回の腕時計10の時刻修正のタイミングである翌日の為に、修正回数カウントデータ45を初期の状態として、N=0としておき、翌日、またST1から時刻修正の工程を行うことができるようにしているからである。そして、ST11で、修正回数カウントデータ45のデータがリセットされ、時刻修正の一連の工程は終了するようになっている。
ここで、表示時刻修正プログラム36は、修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)に基づいて時刻情報(例えば、表示用時刻データ44)を修正した後に、位置情報衛星判断部(例えば、他衛星捕捉判断プログラム32)が受信可能な候補位置情報衛星(例えば、GPS衛星15a等)が無いと判断した場合は、さらに、固定伝搬遅延時間(例えば、固定伝搬遅延時間データ42)の補正を行う時刻情報修正部の一例となっている。
上述したように、ST1〜ST8の工程が、繰り返し4回程度行われていることにより、図5の表示用時刻データ44は、GPS付き腕時計10ともっとも短い距離、例えば、天頂付近に位置するGPS衛星15a等から送信された衛星信号の衛星時刻情報による図5の修正用時刻データ43で既に補正されている。
しかし、この場合であっても、この修正用時刻データ43は、伝搬遅延時間を含んだデータとなっている。
そこで、最終的に、ST11の工程により、GPS付き腕時計10の時刻は、天頂に位置するGPS衛星15a(高仰角)の伝搬遅延時間に相当する時間分を加算して表示することで、伝搬遅延時間のより少ない、より正確な時刻を表示できるようになっている。
ここで、図5の固定伝搬遅延時間データ42は、GPS衛星15a等のうちで、受信部側であるGPS付き腕時計10の天頂付近に配置されているGPS衛星15a等から送信される衛星信号の伝搬遅延時間に相当するデータである。
伝搬遅延時間は、GPS衛星15a等から送信される衛星信号を受信部側であるGPS付き腕時計10が受信開始するまでに要する時間である。
図8を示して説明すると、GPS衛星15a等は、地球の上空を周回しており、移動している。そして、観測位置Aが、受信部側であるGPS付き腕時計10の所在地であるとして、この観測位置Aの天頂(ほぼ真上)方向の(観測位置Aから地球表面と垂直方向に位置)GPS衛星15aと観測位置Aとの距離は、例えば、約20200kmとなっている。このGPS衛星15a等は、高仰角のGPS衛星15aともいう。高仰角のGPS衛星15aと観測地点Aの距離は、約20200kmであり、光速(電磁波の伝達速度)cは、2.99792458×10m/s(秒)である。従って、GPS衛星15a等から送信された衛星信号が観測位置AのGPS付き腕時計10で受信できるのは、約67ms(ミリ秒)後となる。
また、観測位置Aから地平線に近い方向に位置するGPS衛星15bと観測位置Aとの距離は、例えば、約258000kmとなっている。そして、GPS衛星15bから送信された衛星信号を観測位置AのGPS付き腕時計10が受信できるのは、約89ms(ミリ秒)後となる。この観測位置Aから地平線に近い方向に位置するGPS衛星15bは、低仰角GPS衛星15bともいう。
このように、観測位置AのGPS付き腕時計10がGPS衛星15a等から送信される衛星信号を受信するタイミングは、GPS衛星15a等と受信側であるGPS付き腕時計10との距離に依存する時間(約67ms(ミリ秒)〜約89ms(ミリ秒))分だけ遅れたタイミングとなっている。このGPS衛星15a等と受信側であるGPS付き腕時計10との距離に依存する時間が伝搬遅延時間である。
そして、本実施の形態では、図5の固定伝搬遅延時間データ42として、高仰角GPS衛星15a等の伝搬遅延時間に相当する時間を設定している。
つまり、上述したように、固定伝搬遅延時間データ42は、受信部(例えば、アンテナ11を備えるGPS付き腕時計10)から天頂方向に位置する位置情報衛星(図8のGPS衛星15a(高仰角))から送信される衛星信号の伝搬遅延時間である固定伝搬遅延時間の一例となっている。
上述した本実施の形態のST1〜ST8の工程は、図5の表示用時刻データ44と修正用時刻データ43とを比較し、修正用時刻データ43が表示時刻データ44より進んでいた場合に、その進んでいる修正用時刻データ43で、修正していくようになっている。そして、修正用時刻データ43は、GPS衛星15a等から送信される衛星信号の衛星時刻情報に基づいた時刻のデータとなっており、GPS付き腕時計10が受信したGPS衛星15a等の衛星信号から取得されるようになっている。
そのため、この修正用時刻データ43は、GPS付き腕時計10が受信した際には、上述した伝搬遅延時間を含むデータとなっている。つまり、この伝搬遅延時間分だけ遅れたデータとなっている。
従って、表示用時刻データ44より進んでいる修正用時刻データ43で修正していくことにより、伝搬遅延時間の少ない時刻のデータで修正を行うことができるようになっている。
また、本実施の形態のST1〜ST8の工程を繰り返し行っていくことで、時刻情報修正部(例えば、時刻修正プログラム35)は、複数の位置情報衛星から選択された候補位置情報衛星(例えば、GPS衛星15a等)から送信される衛星信号の衛星時刻情報(例えば、GPS時刻)に基づいて取得された修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)のうちで、相対的にもっとも進んでいる修正時刻情報に基づいて時刻情報(例えば、表示用時刻データ44)を修正することができる。従って、伝搬遅延時間の少ない、より正確な時刻修正を行うことができるようになっている。
そして、本実施の形態のGPS付き腕時計10は、上述のST1〜ST10の工程により以下の構成を備えるようになっている。
つまり、受信部(例えば、アンテナ11等)は、複数の位置情報衛星(例えば、GPS衛星)から送信される衛星信号を候補位置情報衛星(例えば、GPS衛星15a等)ごとに受信する。そして、修正時刻情報取得部(例えば、GPS衛星時刻データ取得プログラム33)は、受信部で受信された候補位置情報衛星の衛星信号ごとの衛星時刻情報(例えば、GPS時刻)に基づいて修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)を取得する。また、修正時刻情報判断部(例えば、時刻修正プログラム35)は、修正時刻情報取得部で取得された修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)ごとに順番に時刻情報(例えば、表示用時刻データ44)と比較して、判断する構成を備えるようになっている。
また、修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)は、位置情報衛星(例えば、GPS衛星15a等)から送信される衛星信号を候補位置情報衛星(例えば、GPS衛星15a等から選択されたGPS衛星)ごとに受信部(例えば、アンテナ11等)が受信し、その衛星信号から取得された衛星時刻情報(例えば、GPS時刻)に基づいて取得されるので、受信部(例えば、アンテナ11等)が衛星信号を受信した際には、候補位置情報衛星(例えば、GPS衛星15a等)と受信部(例えば、アンテナ11等)の距離による伝搬遅延時間を含んだ情報となっている。
しかし、本実施形態では、時刻情報修正部(例えば、時刻修正プログラム35)は、常に時刻情報(例えば、表示用時刻データ44)より進んだ修正時刻情報(例えば、修正用時刻データ43)に基づいて時刻情報(例えば、表示用時刻データ44)の修正を行うようになっている。このため、伝搬遅延時間の少ない、より正確な時刻で時刻情報を修正することができる時刻修正装置付き計時装置(例えば、GPS付き腕時計10)となっている。
このように、本実施の形態のGPS付き腕時計10は、1衛星の捕捉であっても、上述の工程により、伝搬遅延時間の少ない、つまり、最も近いGPS衛星15a等から送信される衛星信号の衛星時刻情報に基づいた図5の修正用時刻データ43により、表示用時刻データを修正することができるようになっている。また、最終的に、図5の固定伝搬遅延時間データ42を加算して、修正するので、GPS付き腕時計10の文字板12上には、更に正確な時刻が表示されるようになる。
そして、1つのGPS衛星15a等ごとに順番に上述の工程が行われるので、単数のGPS衛星15a等からの衛星信号を使用して、正確な時刻の修正が行えると共に、一度に消費される電力を抑えることができるようになっている。
また、上述の各実施形態は、GPS衛星について説明したが、本発明は、GPS衛星だけではなく、ガリレオ、GLONASSなどの他の全地球的航法衛星システム(GNSS)やSBASなどの静止衛星や準天頂衛星などの時刻情報を含む衛星信号である電波信号を発信する位置情報衛星でもよい。あるいは、長波標準電波などの時刻情報を含む電波信号でもよい。
本発明は、上述の各実施形態に限定されない。
本発明に係る時刻修正装置付き計時装置である例えば、GPS時刻修正装置付き腕時計を示す概略図である。 図1のGPS時刻修正装置付き腕時計の内部の主なハードウエア構成等を示す概略図である。 図1のGPS時刻修正装置付き腕時計の主なソフトウエア構成等を示す全体の概略図である。 図3の各種プログラム格納部内のデータを示す概略図である。 図3の各種データ格納部内のデータを示す概略図である。 本実施の形態にかかるGPS時刻修正装置付き腕時計の主な動作等を示す概略フローチャートである。 GPS衛星の衛星信号を示す概略説明図である。 GPS時刻修正装置付き腕時計と位置情報衛星の一例であるGPS衛星の軌道を説明するための概略説明図である。
符号の説明
10・・・GPS時刻修正装置付き腕時計、11・・・アンテナ、12・・・文字板、13・・・針、14・・・ディスプレイ、15a乃至15d・・・GPS衛星、16・・・IF.IO.電源ライン、17・・・CPU、18・・・RAM、19・・・ROM、20・・・フィルタ(SAW)、21・・・RF、22・・ベースバンド(BB)、23・・・リアルタイムクロック(RTC)、24・・・温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)、25・・・制御部、30・・・各種プログラム格納部、31・・・GPS衛星スキャンプログラム、32・・・他衛星捕捉判断プログラム、33・・・GPS衛星時刻データ取得プログラム、34・・・修正時刻情報判断プログラム、35・・・時刻修正プログラム、36・・・表示時刻修正プログラム、40・・・各種データ格納部、41・・・GPS衛星スキャンデータ、42・・・固定伝搬遅延時間データ、43・・・修正用時刻データ、44・・・表示用時刻データ、45・・・修正回数カウントデータ

Claims (7)

  1. 複数の位置情報衛星から候補位置情報衛星を選択する候補衛星選択部と、
    複数の前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号を前記候補位置情報衛星ごとに受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記衛星信号から、少なくとも、衛星時刻情報を取得して、前記衛星時刻情報に基づいて修正時刻情報を取得する修正時刻情報取得部と、
    時刻情報を生成する時刻情報生成部と、
    前記修正時刻情報と前記時刻情報を比較して、前記修正時刻情報が前記時刻情報より進んでいるかを判断する修正時刻情報判断部と、
    前記修正時刻情報判断部の判断結果に基づいて、前記修正時刻情報のうちで、相対的にもっとも進んでいる前記修正時刻情報を基に前記時刻情報を修正する構成を備える時刻情報修正部と、
    を有することを特徴とする時刻修正装置。
  2. 前記修正時刻情報取得部は、前記受信部で受信された前記候補位置情報衛星の前記衛星信号ごとの前記衛星時刻情報に基づいて前記修正時刻情報を取得する構成を有しており、
    前記修正時刻情報判断部は、前記修正時刻情報取得部で取得された前記修正時刻情報ごとに順番に前記時刻情報と比較して、判断する構成を備えることを特徴とする請求項1に記載の時刻修正装置。
  3. 前記受信部が、前記候補位置情報衛星から最初に前記衛星信号を受信した際には、前記時刻情報修正部は、その最初に受信された前記衛星信号に含まれている前記衛星時刻情報に基づいた修正時刻情報により修正される構成を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の時刻修正装置。
  4. 前記受信部が前記候補位置情報衛星から前記衛星信号を受信した後に、更に他の受信可能な前記候補位置情報衛星を複数の前記位置情報衛星から判断する位置情報衛星判断部を有し、
    前記時刻情報修正部は、前記修正時刻情報に基づいて前記時刻情報を修正した後に、前記位置情報衛星判断部が受信可能な前記候補位置情報衛星がないと判断した場合は、さらに、固定伝搬遅延時間の補正を行う構成を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の時刻修正装置。
  5. 前記位置情報衛星が、GPS(Global Positioning System)衛星であって、
    前記固定伝搬遅延時間は、前記受信部から天頂方向に位置する前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号の伝搬遅延時間となっていることを特徴とする請求項4に記載の時刻修正装置。
  6. 複数の位置情報衛星から候補位置情報衛星を選択する候補衛星選択部と、
    複数の前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号を前記候補位置情報衛星ごとに受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記衛星信号から、少なくとも、衛星時刻情報を取得して、前記衛星時刻情報に基づいて修正時刻情報を取得する修正時刻情報取得部と、
    時刻情報を生成する時刻情報生成部と、
    前記修正時刻情報と前記時刻情報を比較して、前記修正時刻情報が前記時刻情報より進んでいるかを判断する修正時刻情報判断部と、を有し、
    前記修正時刻情報判断部の判断結果に基づいて、前記修正時刻情報のうちで、相対的にもっとも進んでいる前記修正時刻情報を基に前記時刻情報を修正する構成を備える時刻情報修正部と、
    を有することを特徴とする時刻修正装置付き計時装置。
  7. 複数の位置情報衛星から候補位置情報衛星を選択する候補衛星選択部と、
    複数の前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号を前記候補位置情報衛星ごとに受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記衛星信号から、少なくとも、衛星時刻情報を取得して、前記衛星時刻情報に基づいて修正時刻情報を取得する修正時刻情報取得部と、
    時刻情報を生成する時刻情報生成部と、
    前記修正時刻情報と前記時刻情報を比較して、前記修正時刻情報が前記時刻情報より進んでいるかを判断する修正時刻情報判断部と、
    前記修正時刻情報判断部の判断結果に基づいて、前記修正時刻情報のうちで、相対的にもっとも進んでいる前記修正時刻情報を基に前記時刻情報を修正する工程を備える時刻情報修正部と、
    を有することを特徴とする時刻修正方法。
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