JP2007271538A - 時計装置及び時刻修正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】GPS信号を用いた内部時刻修正における消費電力を低減するとともに、内部時刻修正を高精度に行うことである。
【解決手段】受信部22と、現在時刻の内部時刻データを保持する計時部17と、記憶部15と、計時部17から取得した内部時刻データが、記憶部15に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別し、当該時間であると判別された場合に、記憶部15に記憶された衛星識別情報のGPS衛星を一つ選択し、受信部22から受信される選択されたGPS衛星からのGPS信号の航法データのGPS時刻データを取得し、GPS時刻データに基づいて内部時刻データを修正し、航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報を修正時刻データに対応付けて記憶部15に記憶させるCPU11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、時計装置及び時刻修正方法に関する。
従来、GPS(Global Positioning System)衛星からGPS信号を受信して自機の位置計測を行うGPS受信機があった。GPS衛星から送信されるGPS信号には、C/Aコード(Coarse/Acquisition code)が含まれる。C/Aコードには、GPS衛星の軌道を示す航法データ(航法メッセージ)が含まれる。
C/Aコードは、28個のGPS衛星にそれぞれ異なる値が割り当てられたコードである。したがって、GPS受信機側で、受信したいGPS衛星のC/Aコードと、複数同時に受信したGPS信号中のC/Aコードとを照合することにより、GPS衛星を選択してGPS信号を受信できる。また、GPS受信機は、現在時刻を計時してその現在時刻データ(以下、内部時刻データという)を出力する計時部を備える。
GPS受信機は、受信可能なGPS衛星から3又は4つのGPS衛星を選択し、それら選択したGPS衛星から受信するGPS信号の航法データと、内部時刻データと、に基づいて自機の位置を測定する。
また、航法データには、送信元のGPS衛星に搭載された原子時計の正確な時刻情報が含まれる。
この航法データに含まれる時刻情報を利用して、GPS受信装置の内部時刻を修正する技術が考えられている。例えば、複数の測位用衛星(GPS衛星)より送信された信号(GPS信号)を受信して、受信点の位置を計測するとともに、内部時刻データを修正する構成が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−178870号公報
しかし、上記従来の構成では、内部時刻データの修正をする場合に、少なくとも3つのGPS衛星からGPS信号を受信するため、少なくとも3つの受信チャネルを同時に駆動する必要があった。このため、GPS受信装置の消費電力が大きかった。
また、内部時刻データの修正をする場合に、前回受信したGPS衛星を利用して、内部時刻データの修正を高精度に行う要請がある。
本発明の課題は、GPS信号を用いた内部時刻修正における消費電力を低減するとともに、内部時刻修正を高精度に行うことである。より具体的には、前回受信した時間範囲に前回受信した一つのGPS衛星からGPS時刻データを受信して内部時刻修正を行うことである。
上記課題を解決するために、本発明の時計装置は、
複数のGPS衛星から送信されたGPS信号の航法データのうち一つの航法データを受信する受信手段(例えば、図1の受信部22;図8のステップS2;図9のステップS35、図10のステップS56)と、
現在時刻を計時し内部時刻データとして保持する計時手段(例えば、図1の計時部17)と、
航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報と、修正時刻データと、を対応付けて記憶する記憶手段(例えば、図1の記憶部15)と、
前記計時手段から内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別する内部時刻判別手段(例えば、図1のCPU11;図9のステップS33;図10のステップS53)と、
この内部時刻判別手段により取得された内部時刻データが前記時間であると判別された場合に、前記記憶手段に記憶された衛星識別情報の一つのGPS衛星を選択するGPS衛星選択手段(例えば、図1のCPU11;図8のステップS1;図9のステップS34;図10のステップS55)と、
このGPS衛星選択手段により選択されたGPS衛星からの航法データを前記受信手段に受信させ、当該航法データに含まれるGPS時刻データを取得する取得手段(例えば、図1のCPU11;図8のステップS3;図9のステップS37;図10のステップS58)と、
この取得手段により取得されたGPS時刻データに基づいて前記内部時刻データを修正する内部時刻修正手段(例えば、図1のCPU11;図8のステップS4,S5;図9のステップS38,S39;図10のステップS59,S60)と、
前記取得手段により航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報を前記修正時刻データに対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段(例えば、図1のCPU11;図9のステップS40;図10のステップS61)と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の時計装置において、
前記修正時刻データは、所定時刻データであり、
前記内部時刻判別手段は、前記計時手段から内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを自動的に判別することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の時計装置において、
時刻修正指示の操作入力を受け付ける操作手段(例えば、図1の操作部12;図10のステップS51)を更に備え、
前記内部時刻判別手段は、前記操作手段により前記時刻修正指示が入力された場合に、前記計時手段から内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の時計装置において、
前記内部時刻データが、前記記憶手段に記憶された修正時刻データから所定期間以内であるか否かを判別する所定期間判別手段(例えば、図1のCPU11;図10のステップS54)を更に備え、
前記内部時刻判別手段は、前記所定期間判別手段により前記所定期間以内と判別された場合に、前記内部時刻データが前記修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の時計装置において、
前記内部時刻修正手段は、前記取得手段により取得されたGPS時刻データと、前記受信手段により受信されたGPS衛星及び自装置の間の距離と内部処理時間と閏秒とに基づいて補正データを算出し、当該補正データにより前記内部時刻データを修正することを特徴とする。
請求項6に記載の発明の時刻修正方法は、
計時手段に保持された内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが、GPS信号の航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報と、修正時刻データと、を対応付けて記憶する記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別する内部時刻判別工程(例えば、図9のステップS33;図10のステップS53)と、
この内部時刻判別工程により取得された内部時刻データが前記時間であると判別された場合に、前記記憶手段に記憶された衛星識別情報の一つのGPS衛星を選択するGPS衛星選択工程(例えば、図8のステップS1;図9のステップS34;図10のステップS55)と、
このGPS衛星選択工程により選択されたGPS衛星からのGPS信号の航法データを受信し、当該航法データに含まれるGPS時刻データを取得する取得工程(例えば、図8のステップS3;図9のステップS37;図10のステップS58)と、
この取得工程により取得されたGPS時刻データに基づいて前記内部時刻データを修正する内部時刻修正工程(例えば、図8のステップS4,S5;図9のステップS38,S39;図10のステップS59,S60)と、
前記取得工程により航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報を前記記憶手段に記憶させる工程(例えば、図9のステップS40;図10のステップS61)と、
を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の時刻修正方法において、
前記修正時刻データは、所定時刻データであり、
前記内部時刻判別工程において、前記内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に前記記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを自動的に判別することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の時刻修正方法において、
時刻修正指示の操作入力を受け付ける操作工程(例えば、図10のステップS51)を更に含み、
前記内部時刻判別工程において、前記操作工程により前記時刻修正指示が入力された場合に、前記計時手段に保持された内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記憶手段に記記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の時刻修正方法において、
前記内部時刻データが、前記記憶手段に記憶された修正時刻データから所定期間以内であるか否かを判別する所定期間判別工程(例えば、図10のステップS54)を更に備え、
前記内部時刻判別工程において、所定期間判別工程により前記所定期間以内と判別された場合に、前記内部時刻データが前記修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6から9のいずれか一項に記載の時刻修正方法において、
前記内部時刻修正工程において、前記取得工程により取得したGPS時刻データと、前記取得工程により受信されたGPS衛星及び自装置の間の距離と内部処理時間と閏秒とに基づいて補正データを算出し、当該補正データにより前記内部時刻データを修正することを特徴とする。
請求項1、6に記載の発明によれば、一つのGPS衛星を選択してGPS時刻データを受信して取得するので、GPS信号を用いた内部時刻修正における消費電力を低減できるとともに、時刻修正のタイミングで、前回の時刻修正で航法データを受信したGPS衛星を選択してGPS時刻データを受信して取得するので、前回受信を成功したGPS衛星からのGPS時刻データを用いて、内部時刻修正を高精度に行うことができる。
請求項2、7に記載の発明によれば、所定時刻のタイミングで、前回の時刻修正で航法データを受信したGPS衛星を自動的に選択してGPS信号のHOWデータを受信して取得するので、前回受信を成功したGPS衛星からのHOWデータを用いて、内部時刻修正を容易に行うことができる。
請求項3、8に記載の発明によれば、修正指示入力のタイミングで、前回の時刻修正で航法データを受信したGPS衛星を選択してGPS時刻データを受信して取得するので、前回受信を成功したGPS衛星からのGPS時刻データを用いて、内部時刻修正を高精度に行うことができる。
請求項4、9に記載の発明によれば、内部時刻データが修正時刻データから所定期間以内である場合に、前回の時刻修正のタイミングで、前回の時刻修正で航法データを受信したGPS衛星を選択してGPS時刻データを受信して取得するので、前回修正の位置からずれが少ないGPS衛星からのGPS時刻データを用いて、内部時刻修正をより高精度に行うことができる。
請求項5、10に記載の発明によれば、GPS時刻データと受信したGPS衛星及び自装置の距離と内部処理時間と閏秒とに基づいて、内部時刻修正をより高精度に行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施の形態及び変形例を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1〜図9を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。先ず、図1及び図2を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に本実施の形態の時計装置100の構成を示す。図2(a)に、ROM16の記憶構成を示す。図2(b)に、記憶部15の記憶構成を示す。図2(c)に、RAM13の記憶構成を示す。
図1に示すように、本実施の形態の時計装置100は、本体部10と、受信ユニット20と、を備えて構成される。また、本体部10は、CPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶部15と、ROM(Read Only Memory)16と、計時部17と、を備えて構成される。
CPU11は、ROM16に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU11は、後述する第1の時刻修正プログラムとの協働により、計時部17から取得した内部時刻データが、記憶部15に記憶された修正時刻データに対応する時間範囲内であるか否かを判別し、時間範囲内であると判別された場合に、記憶部15に記憶された修正時刻データに対応する衛星識別情報としての衛星番号の可視衛星を一つ選択し、受信部22から受信される選択されたGPS衛星からのGPS信号のGPS時刻データとしてのHOWデータを取得し、GPS時刻データに基づいて内部時刻データを修正し、内部時刻データの修正において航法データを受信したGPS衛星の衛星番号を、修正時刻データに対応する衛星番号として記憶部15に記憶させる。
操作部12は、時計装置100に各種機能を実行させる為の各種キー等で構成される。これらのキーが操作入力された時には、このキーに対応する操作信号がCPU11に出力される。
RAM13は、各種情報を格納する揮発性のメモリであり、各種プログラム、データを展開するワークエリアを有する。
図2(c)に示すように、RAM13は、記憶エリアとしてデータエリア131〜134と、プログラムエリア135とを備えている。後述する第1の時刻修正処理において、データエリア131には、可視衛星の衛星番号(衛星番号ID−m,…,ID−p:後述する全衛星番号ID−1〜ID−nのうちのそれぞれ一つ)が格納される。データエリア132には、選択した可視衛星の一つの衛星番号(ID−r:衛星番号ID−m,…,ID−pのうちの一つ)が格納される。データエリア133には、受信するGPS衛星と自装置との間の距離が格納される。データエリア134には、内部時刻データを補正するための補正データが格納される。プログラムエリア135には、第1の時刻修正プログラムが展開される。
表示部14は、小型LCD(Liquid Crystal Display)、ELD(ElectroLuminescent Display)等により構成され、CPU11から入力された表示情報に基づいて各種情報を表示する。表示部14は、例えば計時部17で計時する内部時刻データを現在時刻としてデジタル表示する。
記憶部15は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等により構成され、情報を読み書き可能に記憶する。
図2(b)に示すように、記憶部15は、記憶エリアとしてのデータエリア151〜157を備えている。データエリア151には、全GPS衛星を識別する衛星番号(衛星番号ID−1〜ID−N、但し、nは全衛星数)が記憶されている。データエリア152には、後述するアルマナックデータが記憶されている。データエリア153には、自装置位置データが記憶されている。データエリア154には、内部処理時間が記憶されている。データエリア155には、後述する閏秒データが記憶されている。データエリア156には、時刻修正時の修正時刻データが記憶されている。データエリア157には、時刻修正時の衛星番号(衛星番号ID−k、但し、kは1〜nのうち、時刻修正時の受信GPS衛星に対応する番号)が記憶されている。
自装置位置データは、時計装置100の位置データであり、例えば、ユーザにより操作部12を介して入力されて記憶部15に記憶されているものとする。自装置位置データには、時計装置100の高さの情報を含めてもよい。内部処理時間は、予め設定された時計装置100の内部処理時間を示す情報であり、GPS信号を得てから内部時刻データを修正するまでの、CPU11等の処理時間を示す時間情報である。
修正時刻データは、予め設定された時刻修正時の時刻データである。衛星番号は、前回時刻修正時にHOWデータを受信した一つのGPS衛星の識別番号である。修正時刻データ及び衛星番号は、時刻修正ごとに更新されるものとし、最初にはユーザの操作部12を介する操作入力等により予め設定された初期値が記憶部15に記憶されているものとする。
ROM16は、情報を読み込み可能に記憶するメモリである。図2(a)に示すように、ROM16は、プログラムエリア161と、データエリア162と、を備えている。プログラムエリア161には、第1の時刻修正プログラムが記憶されている。データエリア162には、全GPS衛星のC/Aコードが記憶されている。
計時部17は、図示しない発振回路部から入力される信号を計数して、経時的に変化する内部時刻データとして保持し、内部時刻データをCPU11に出力する。ここで、内部時刻データとは、計時部17で計時される現在時刻データのことをいう。また、計時部17は、CPU11から入力される補正指示情報に基づいて内部補正データを補正する。
受信ユニット20は、信号処理CPU21と、受信部22と、RAM23と、ROM24と、を備えて構成される。
信号処理CPU21は、DSP(Digital Signal Processor)等により構成され、受信処理を行う。ここで、受信処理とは、受信部22により受信されたGPS信号から航法データを復調し、当該航法データをCPU11へ転送する処理である。
受信部22は、図示しないアンテナ、アンプ、ミキサ等により構成される。受信部22は、図示しないアンテナによりGPS信号を受信し、当該受信したGPS信号を増幅し、搬送波よりも十分に低い中間周波数帯の信号に周波数変換してチューニングする。受信部22は、一つのチャネルを備える構成とし、同時に一つのGPS衛星からGPS信号を受信できるものとする。
信号処理CPU21は、ROM24に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM23に展開し、RAM23に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。例えば、ROM24には、航法データを復調するプログラムが記憶されている。
例えば、受信部22よりGPS信号が送信されてきたこと等をトリガとして、ROM24から読み出されてRAM23に展開された航法データを復調するプログラムと信号処理CPU21との協働により航法データを復調するプログラムが実行される。
ここで、航法データを復調する処理について説明する。信号処理CPU21は、CPU11から入力されたROM16内の任意のC/Aコードと、受信部22によりGPS衛星から受信したGPS信号のC/Aコードと、の位相同期をとる。そして、位相同期が取れた後に、逆拡散を行うことにより航法データの復調が可能となる。
次いで、図3及び図4を参照して、GPSの概要を説明する。
GPS全体システムのうち宇宙空間にある部分をスペースセグメント、地上部分をコントロールセグメント、そしてユーザ受信機をユーザセグメントと称する。GPS衛星はスペースセグメントに属する。GPS衛星は、静止衛星ではなく高度2万kmを周回し地球に対し刻々と位置変える。スペースセグメントとコントロールセグメントは米軍が開発、運営しているが、ユーザセグメントについてはユーザ側が設計、製造しなければならない。そのため、GPS衛星から送信される信号の仕様は詳細に規定され、文書が公開されている。この文書がインターフェースコントロールドキュメント(Interface Control Document:略称ICD)と名づけられる。このICDは版が更新されており、例えばその一つとしてGPS-ICD-200がある。
現在、28機のGPS衛星から無線信号(GPS信号)が送信されている。GPS衛星が送信している無線信号の周波数は基本的には1575.42MHz(名称:L1波)であり、この周波数に民間用のC/Aコードと呼ばれる信号が乗せられている。
図3に、航法データのフォーマットを示す。図3(a)に、航法データのフレーム構成を示す。図3(b)に、航法データのサブフレーム構成を示す。C/Aコードによって図2に示すフォーマットの航法データが記述されGPS衛星から送信される。この航法データのなかに軌道情報、時刻情報等が含まれている。航法データのデータ速度は50bpsである。
航法データの1サイクルは、フレームという単位で呼ばれ、図3(a)に示す構造をとる。1フレームは1500ビットである。GPS衛星において、1フレームを送信するには30秒の時間がかかる。フレームは、5つのサブフレーム(各300ビット)から構成されており、サブフレーム1から順番に送信を始め、サブフレーム5を送信し終わると再びサブフレーム1の送信に戻る。
図4に、サブフレームの概略構成を示す。図4に示すように、フレームを構成する5つのサブフレームのうち、サブフレーム1〜3は送信しているGPS衛星自身のクロック補正情報や軌道情報(エフェメリス)が含まれている。サブフレーム4,5については、全衛星が同じ内容を送信しており、その内容は軌道上のすべてのGPS衛星(最大32衛星)の概略軌道情報(アルマナック)や電離層補正情報となっている。しかし、これらはデータ量が多いためさらにページ単位に分割されてサブフレームに収容される。
すなわち、図3(a)に示すように、サブフレーム4,5により送信されるデータはそれぞれページ1〜25に分割されており、フレームごとに異なるページの内容が順番に送られる。すべてのページ内容を送信するには25フレームを必要とし、航法データの全情報を得るには12分30秒かかる。
サブフレームの内部は、図3(b)及び図4に示すようにワードという単位に分割されている。1ワードは30ビットで1サブフレームは10ワードに対応し、各ワードは24ビットのデータ部とパリティチェック用の6ビットから構成される。各サブフレームの先頭にはTLM(TeLeMetry)ワード、続けてHOW(HandOver Word)が記述されている。TLMワードには同期用のパターン、HOWにはGPS信号の時刻情報が含まれている。
GPS信号における時刻は、1週間を単位として管理されている。週始めは毎週日曜日の0時(土曜日の24時)で、時刻はそれからの経過時間(TOW(Time Of Week))で表される。HOWには、この経過時間を1.5秒単位で表した数が含まれており、受信機が現在時刻を知る手がかりを与える。それぞれの週には番号(週番号:WN(Week Number))がつけられており、1980年1月6日00:00:00に始まる週が週番号0とされている。これより1週間経つごとに週番号が1増加され、例えば、2004年10月10日に始まる週の週番号は1292である。
5つのサブフレームには、航法データが分担されて収容されている。以下、一部の事項を説明するが、詳細についてはGPS-ICD-200などを参照すればわかる。
図5に、サブフレーム1の内容を示す。航法データのサブフレーム1には、航法データを送信しているGPS衛星自体の状態を表す数値やクロック補正係数が収められている。図5に示すように、先頭のTLMワード、HOWに続き、上述した週番号WN、測距精度URA、衛星健康状態SVhealthの各ワードが記述される。
測距精度URAは、その衛星により疑似距離(受信機の時計の進みによる誤差が加わって測定されたGPS衛星と受信機との間の距離)を測定した場合の測距精度の目安で、15の場合はやはり何らかの異常あることを意味する。衛星健康状態SVhealthは、衛星の状態を示すコードで、0以外の場合は何らかの異常があることを示す。
サブフレーム2,3には、各衛星の軌道情報が格納されている(その詳細はGPS-ICD-200などを参照)。これらの軌道情報はエフェメリスと呼ばれ、任意の時刻におけるGPS衛星の位置を計算できるようになっている。
全GPS衛星分の概略軌道情報はアルマナック(アルマナックデータ)と呼ばれ、サブフレーム4のページ2〜5及び7〜10、サブフレーム5のページ1〜24に収められており、合計32ページで32機のGPS衛星に対応する。アルマナックデータは、GPS信号のサブフレームに含まれるとともに、受信機としての時計装置100において、記憶部15にも記憶される。記憶部15に記憶されたアルマナックデータは、数ヶ月に一度、受信したアルマナックデータで更新される。
図6に、アルマナックデータを含むサブフレームの内容を示す。図5に示すように、サブフレームの先頭にはTLMワード、HOWが記述されている。
高度100km以上に分布する電離層は電波を遅延させる働きがあり、その遅延量を補正するための情報はサブフレーム4のページ18に収められている。図7に、サブフレーム4のページ18の内容を示す。ここでもサブフレームの先頭にはTLMワード、HOWが記述されている。また、サブフレーム4のページ18には、現在の閏秒ΔtLSが含まれる。この閏秒ΔtLSは、時計装置100において、受信した閏秒で更新可能に、時計装置100の記憶部15に閏秒データとして記憶される。
次に、図8〜図10を参照して、本実施の形態の時計装置100の動作を説明する。図8に、時刻修正処理(概略)の流れを示す。先ず、図8を参照して、時計装置100における時刻修正処理の概略を説明する。
図8の時刻修正処理は、時計装置100におけるCPU11と時刻修正プログラムとの協働により実行されるものとする。時計装置100において、先ず、GPS信号を受信可能なGPS衛星が一つ選択される(ステップS1)。そして、受信ユニット20を介して、ステップS1で選択されたGPS衛星からGPS信号の航法データが受信開始される(ステップS2)。
そして、ステップS2で受信された航法データからHOW(以下、HOWデータとする)が抽出される(ステップS3)。そして、ステップS3で抽出されたHOWデータ等に基づいて、内部時刻データの補正データが算出される(ステップS4)。そして、ステップS4で算出された補正データに基づき、計時部17の内部時刻データが修正され(ステップS5)、時刻修正処理が終了する。
次いで、図8の時刻修正処理の一形態としての第1の時刻修正処理を説明する。図9に、第1の時刻修正処理の流れを示す。
第1の時刻修正処理は、例えば、1日又は半日周期で繰り返し実行されるものとする。例えば、時計装置100において、上記周期の実行タイミングになったこと等をトリガとして、ROM16から読み出されてRAM13に展開された第1の時刻修正処理プログラムと、CPU11と、の協働により、第1の時刻修正処理が実行される。
図9に示すように、先ず、記憶部15から修正時刻データ及び衛星番号が読み出される(ステップS31)。ステップS31において読み出された衛星番号は、一つの衛星番号としてRAM13に格納される。そして、計時部17から内部時刻データが取得される(ステップS32)。
そして、ステップS32で取得された内部時刻データが、ステップS31で読み出された修正時刻データであるか否かが判別される(ステップS33)。修正時刻データでない場合(ステップS33;NO)、ステップS32に移行される。
修正時刻データである場合(ステップS33;YES)、ステップS31又はS44で読み出された衛星番号に対応するGPS衛星のC/AコードがROM16から読み出される(ステップS34)。
ステップS34において、ROM16に記憶された全GPS衛星のC/Aコードのうち、一つの衛星番号に対応するGPS衛星のC/Aコードが読み出される。そして、ステップS34で読み出されたGPS衛星のC/Aコードと、受信部22を介して受信されたGPS信号のC/Aコードとの自己相関値が算出される(ステップS35)。
そして、ステップS35で算出された自己相関値に基づいて、2つのC/Aコードが一致したか否かが判別される(ステップS36)。一致した場合(ステップS36;YES)、選択中のGPS衛星からGPS信号の航法データを受信中であり、受信中のGPS信号の航法データからHOWデータを受信したか否かが判別される(ステップS37)。HOWデータを受信していない場合(ステップS37;NO)、ステップS37に移行される。
HOWデータを受信した場合(ステップS37;YES)、記憶部15からアルマナックデータ、自装置位置データ、内部処理時間及び閏秒データが読み出され、計時部17から内部時刻データが読み出される。アルマナックデータ、自装置位置データ及び内部時刻データに基づいて、受信中のGPS衛星の位置データが算出される。この受信中のGPS衛星の位置データと自装置位置データとから、受信中のGPS衛星と自装置との距離が算出され、ステップS37で受信したHOWデータと、距離と、内部処理時間と、閏秒データと、に基づいて、内部時刻データに対する補正データが算出される(ステップS38)。受信中のGPS衛星と自装置との距離による時間補正量は約70msとなる。また、時計装置100の内部動作時間の補正量は、約30msとなる。また、閏秒の補正量は、14sとなる。この場合、合計で約14.1sの補正量となり、この補正量に対応する補正データとなる。
そして、ステップS38で算出された補正データに基づいて、計時部17の内部時刻データが修正される(ステップS39)。
そして、修正時刻データに対応して時刻修正に用いたGPS信号を受信したGPS衛星の一つの衛星番号が修正後の衛星番号として記憶部15に上書き記憶され(ステップS40)、第1の時刻修正処理が終了する。
一致しない場合(ステップS36;NO)、GPS信号が受信可能なGPS衛星(可視衛星)のうち、未選択のGPS信号が受信可能なGPS衛星があるか否かが判別される(ステップS41)。ステップS41では、例えば、記憶部15からアルマナックデータ及び自装置位置データが読み出され、また計時部17から内部時刻データが取得され、アルマナックデータ及び内部時刻データから、全GPS衛星の現在位置データが算出され、全GPS衛星の現在位置データと、自装置位置データと、に基づいて、可視衛星としての候補衛星が予測され、この候補衛星から未選択のGPS衛星があるか否かが判別される。自装置位置データは、ユーザからの操作部12を介する入力により取得することとしてもよい。また、修正時刻データに対応するGPS衛星は、選択済みであるものとする。
未選択のGPS衛星がない場合(ステップS41;NO)、表示部14に時刻修正のエラーの旨が表示され(ステップS42)、第1の時刻修正処理が終了する。
未選択のGPS衛星がある場合(ステップS41;YES)、可視衛星としての未選択の候補衛星から一つのGPS衛星が選択される(ステップS43)。GPS衛星の選択としては、例えば、ステップS41での複数の候補衛星の現在位置データと、自装置位置データと、に基づいて、各仰角が算出され、未選択の候補衛星のうち最も仰角が高いものが選択されることが好ましい。そして、ステップS43で選択されたGPS衛星に対応するC/AコードがROM16から読み出され(ステップS44)、ステップS35に移行される。
以上、本実施の形態によれば、一つのGPS衛星を選択してGPS信号のHOWデータを受信して取得するので、このHOWデータを用いて内部時刻データを修正でき、この内部時刻修正における消費電力を低減できるとともに、所定時刻のタイミングで、前回の時刻修正で航法データを受信したGPS衛星を選択してGPS信号のHOWデータを受信して取得するので、前回受信を成功したGPS衛星からのHOWデータを用いて、内部時刻修正を高精度に行うことができる。
また、所定時刻のタイミングで、前回の時刻修正で航法データを受信したGPS衛星を自動的に選択してGPS信号のHOWデータを受信して取得するので、前回受信を成功したGPS衛星からのHOWデータを用いて、内部時刻修正を容易に行うことができる。
また、HOWデータ、受信したGPS衛星と時計装置100との間の距離、内部処理時間及び閏秒データに基づいて補正データを算出し、当該補正データを用いて内部時刻修正をより高精度に行うことができる。
(変形例)
図10を参照して、上記実施の形態の変形例を説明する。本変形例の装置構成の説明は、上記実施の形態の時計装置100の説明を援用し、異なる部分を主として説明する。
ROM16には、第1の時刻修正プログラムに代えて第2の時刻修正プログラムを記憶する。また、記憶部15のデータエリア156に記憶される修正時刻データは、更新自在とする。時刻修正がなされた場合に、記憶部15に記憶された修正時刻データ及びその衛星番号が更新されるものとする。
次いで、図10を参照して本実施の形態における時計装置100の動作を説明する。図10に、第2の時刻修正処理の流れを示す。
時計装置100において、第2の時刻修正処理の実行指示が操作部12を介して入力されたこと等をトリガとして、ROM16から読み出されてRAM13に展開された第2の時刻修正プログラムと、CPU11との協働で第2の時刻修正処理が実行される。
先ず、ユーザから操作部12を介して時刻修正指示が操作入力されたか否かが判別される(ステップS51)。時刻修正指示が操作入力されていない場合(ステップS51;NO)、ステップS51に移行される。時刻修正指示が操作入力された場合(ステップS51;YES)、計時部17から内部時刻データが取得される(ステップS52)。
そして、記憶部15が参照され、ステップS52で取得された内部時刻データの時間範囲に対応する修正時刻データ及びその衛星番号が記憶されているか否かが判別される(ステップS53)。この時間範囲とは、例えば、修正時刻データの±30分である。ステップS53では、時刻を参照して判別する。修正時刻データ及び衛星番号が記憶されていない場合(ステップS53;NO)、後述するステップS62に移行される。
修正時刻データ及び衛星番号が記憶されている場合(ステップS53;YES)、その修正時刻データ及び衛星番号が読み出され、この読み出された修正時刻データから、ステップS52で取得された内部時刻データまでの経過時間が、所定期間以内であるか否かが判別される(ステップS54)。ステップS54では、年月日を参照して判別する。所定期間は、例えば、1ヶ月とする。
GPS衛星は、約12時間周期で運動しているため、同じ時刻では同じ位置にあると推定できる。しかし、GPS衛星は、厳密には約11時間58分周期で運動している。このため、日数が経過するにつれて、同じGPS衛星を同じ時刻に観測した場合でも位置のずれが大きくなっていく。上記第1の時刻修正処理では、1日、半日周期で時刻修正が実行されたが、本第2の時刻修正処理では、前回時刻修正時から長期間をあけて時刻修正を行うおそれがある。このため、前回修正時刻から所定期間を経過した場合には、GPS衛星の位置のずれが大きいものとして、修正時刻データを用いてGPS衛星を選択しないものとする。
所定期間以内でない場合(ステップS54;NO)、後述するステップS62に移行される。ステップS55〜S65は、それぞれ順に、第1の時刻修正処理のステップS34〜S44に対応する。
以上、本変形例によれば、上記実施の形態と同様に、内部時刻修正における消費電力を低減できるとともに、修正指示入力のタイミングで、前回の時刻修正で航法データを受信したGPS衛星を選択してGPS信号のHOWデータを受信して取得するので、前回受信を成功したGPS衛星からのHOWデータを用いて、内部時刻修正を高精度に行うことができる。
また、内部時刻データが修正時刻データから所定期間以内である場合に、前回の時刻修正のタイミングで、前回の時刻修正で航法データを受信したGPS衛星を選択してGPS信号のHOWデータを受信して取得するので、前回修正の位置からずれが少ないGPS衛星からのHOWデータを用いて、内部時刻修正をより高精度に行うことができる。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る時計装置及び時刻修正方法の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、時計装置100では、GPS信号を用いて位置計測をせず、受信部22が一つの受信チャネルを有する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、受信部22が複数の受信チャネルを有する構成としてもよく、さらに3つ以上の受信チャネルを同時に駆動して位置計測を行うことが可能な構成としてもよい。この場合でも、時刻修正を行う場合は、一つの受信チャネルのみを駆動すればよく、複数チャネルを駆動する場合に比べて省電力化を実現できる。さらに、時計装置を、位置計測を行うGPS受信機に組み込む構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例における時計装置100の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明に係る実施の形態の時計装置100の構成を示すブロック図である。 (a)は、ROM16の記憶構成を示す図である。(b)は、記憶部15の記憶構成を示す図である。(c)は、RAM13の記憶構成を示す図である。 航法データのフォーマットを示す図である。(a)は、航法データのフレーム構成を示す図である。(b)は、航法データのサブフレーム構成を示す図である。 サブフレームの概略構成を示す図である。 サブフレーム1の内容を示す図である。 アルマナックデータを含むサブフレームの内容を示す図である。 サブフレーム4のページ18の内容を示す図である。 時刻修正処理(概略)を示すフローチャートである。 第1の時刻修正処理を示すフローチャートである。 第2の時刻修正処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 時計装置
10 本体部
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 記憶部
16 ROM
17 計時部
20 受信ユニット
21 信号処理CPU
22 受信部
23 RAM
24 ROM

Claims (10)

  1. 複数のGPS衛星から送信されたGPS信号の航法データのうち一つの航法データを受信する受信手段と、
    現在時刻を計時し内部時刻データとして保持する計時手段と、
    航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報と、修正時刻データと、を対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記計時手段から内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別する内部時刻判別手段と、
    この内部時刻判別手段により取得された内部時刻データが前記時間であると判別された場合に、前記記憶手段に記憶された衛星識別情報の一つのGPS衛星を選択するGPS衛星選択手段と、
    このGPS衛星選択手段により選択されたGPS衛星からの航法データを前記受信手段に受信させ、当該航法データに含まれるGPS時刻データを取得する取得手段と、
    この取得手段により取得されたGPS時刻データに基づいて前記内部時刻データを修正する内部時刻修正手段と、
    前記取得手段により航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報を前記修正時刻データに対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とする時計装置。
  2. 前記修正時刻データは、所定時刻データであり、
    前記内部時刻判別手段は、前記計時手段から内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを自動的に判別することを特徴とする請求項1に記載の時計装置。
  3. 時刻修正指示の操作入力を受け付ける操作手段を更に備え、
    前記内部時刻判別手段は、前記操作手段により時刻修正指示が入力された場合に、前記計時手段から内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の時計装置。
  4. 前記内部時刻データが、前記記憶手段に記憶された修正時刻データから所定期間以内であるか否かを判別する所定期間判別手段を更に備え、
    前記内部時刻判別手段は、前記所定期間判別手段により前記所定期間以内と判別された場合に、前記内部時刻データが前記修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別することを特徴とする請求項3に記載の時計装置。
  5. 前記内部時刻修正手段は、前記取得手段により取得されたGPS時刻データと、前記受信手段により受信されたGPS衛星及び自装置の間の距離と内部処理時間と閏秒とに基づいて補正データを算出し、当該補正データにより前記内部時刻データを修正することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の時計装置。
  6. 計時手段に保持された内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが、GPS信号の航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報と、修正時刻データと、を対応付けて記憶する記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別する内部時刻判別工程と、
    この内部時刻判別工程により取得された内部時刻データが前記時間であると判別された場合に、前記記憶手段に記憶された衛星識別情報の一つのGPS衛星を選択するGPS衛星選択工程と、
    このGPS衛星選択工程により選択されたGPS衛星からのGPS信号の航法データを受信し、当該航法データに含まれるGPS時刻データを取得する取得工程と、
    この取得工程により取得されたGPS時刻データに基づいて前記内部時刻データを修正する内部時刻修正工程と、
    前記取得工程により航法データを受信したGPS衛星の衛星識別情報を前記記憶手段に記憶させる工程と、
    を含むことを特徴とする時刻修正方法。
  7. 前記修正時刻データは、所定時刻データであり、
    前記内部時刻判別工程において、前記内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを自動的に判別することを特徴とする請求項6に記載の時刻修正方法。
  8. 時刻修正指示の操作入力を受け付ける操作工程を更に含み、
    前記内部時刻判別工程において、前記操作工程により前記時刻修正指示が入力された場合に、前記計時手段に保持された内部時刻データを取得し、当該取得した内部時刻データが前記記憶手段に記憶された修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別することを特徴とする請求項6に記載の時刻修正方法。
  9. 前記内部時刻データが、前記記憶手段に記憶された修正時刻データから所定期間以内であるか否かを判別する所定期間判別工程を更に備え、
    前記内部時刻判別工程において、前記所定期間判別工程により前記所定期間以内と判別された場合に、前記内部時刻データが前記修正時刻データに対応する時間であるか否かを判別することを特徴とする請求項8に記載の時刻修正方法。
  10. 前記内部時刻修正工程において、前記取得工程により取得したGPS時刻データと、前記取得工程により受信されたGPS衛星及び自装置の間の距離と内部処理時間と閏秒とに基づいて補正データを算出し、当該補正データにより前記内部時刻データを修正することを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載の時刻修正方法。
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