JP2009083075A - テーパーローラベアリングの組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラの供給機構を簡単にしながら、ローラをスムーズに、しかも倒れないように保持器の窓に案内し、加工精度の低い保持器にも安定してローラを供給する。
【解決手段】テーパーローラベアリングの組立方法は、ローラ1をセットしている保持器2の内側に内輪4を入れて組み立てる。この組立方法は、保持器2を、中心軸5が傾斜する姿勢で、窓3がローラ1の供給方向に向かって幅が広くなる姿勢で、なおかつ下部が上り勾配となる姿勢に配置する。さらに、保持器2の内側に、保持器2との間に供給隙間6ができる外径で、下部にローラ1の供給口31を開口している挿入円筒30を挿入する。この挿入円筒30の供給口31からテーパー状のローラ1を排出して保持器2の窓3に供給する。ローラ1が供給されると、保持器2を回転して順番に窓3にローラ1を供給し、ローラ1が供給された保持器2の内側に内輪4を挿入する。
【選択図】図5

Description

本発明は、テーパーローラベアリングの組立方法に関し、とくに保持器の窓にローラを供給して、その内側に内輪を入れる組立方法に関する。
ローラベアリングの自動組立方法は開発されている。(特許文献1ないし3参照)
これ等の公報にはローラベアリングの組立方法が記載される。しかしながら、これらの公報に記載される方法では、テーパーローラベアリングを組み立てできない。テーパーローラベアリングは、テーパー状のローラを保持器の窓に入れて、その内側に内輪を挿入して組み立てられるが、このベアリングは保持器に設けているテーパー状の窓にテーパー状のローラを挿入するので、ローラをスムーズに挿入するのが極めて難しい。
特開2002−242948号公報 特開平5−50341号公報 特開2006−205263号公報
本発明者は、テーパーローラベアリングの自動組立方法として、図1に示すように、保持器を配置してローラを保持器の窓に入れる方法を開発し、この方法でテーパーローラベアリングを組立する装置を多数製造した。図1の方法は、保持器を下窄み状とする姿勢で水平に配置する。保持器の内側には窓に入れるローラが倒れるのを阻止する載せ円筒を配置する。水平に配置される保持器は、窓の幅がローラの供給方向に向かって次第に狭くなる。保持器を下窄み状とする姿勢で配置しているからである。
図1の組立方法は、保持器2の窓3にローラ1を滑り落として案内するが、このとき、ローラ1をスムーズに滑り落として窓3に入れるのが難しい。ローラ1が次第に狭くなる窓3に沿って滑り落ちるからである。また、この方法は、保持器2の窓3に入れたローラ1が倒れやすい欠点もある。載せ円筒90を高くしてローラ1の倒れるのを防止できるが、これを高くすると保持器2との隙間にローラ1を供給できなくなる。また、金属板をプレス加工して製造される保持器2の加工精度が低いと、載せ円筒90に対する保持器2の窓3の位置がずれて、ローラ1を正確に窓3に案内できなくなる欠点もある。以上の原因で、図1の方法では、保持器にローラを供給する工程で、保持器の全ての窓にローラを入れることができず、あるいは窓に逆向きにローラが供給されて、自動組み立て装置が停止する確率が高くなる欠点があった。また、図1の方法は、全てのローラを保持器の窓に同時に滑り落として案内することから、保持器にローラを供給する供給機構が複雑になる欠点もある。さらに、供給機構が複雑で大きくなることから、組み立てするテーパーローラベアリングの型式を変更するのに極めて手間がかかる欠点もあった。
本発明は、さらに以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、ローラをスムーズに保持器の窓に案内でき、しかも保持器に入れた状態でローラが倒れることがなく、さらに加工精度の低い保持器にも安定してローラを供給できるテーパーローラベアリングの組立方法を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的はローラの供給機構を簡単にして、型式が異なるテーパーローラベアリングの組み立てを簡単かつ容易に、しかも速やかにできるテーパーローラベアリングの組立方法を提供することにある。
本発明のテーパーローラベアリングの組立方法は、テーパー状である保持器2の窓3にテーパー状のローラ1を入れると共に、ローラ1をセットしている保持器2の内側に内輪4を入れてテーパーローラベアリングを組み立てる。この組立方法は、保持器2を、中心軸5が傾斜する姿勢であって、かつローラ1を入れる窓3がローラ1の供給方向に向かって幅が広くなる姿勢であり、なおかつ下部が上り勾配となる姿勢に配置する。さらに、保持器2の内側に、保持器2との間にローラ1を供給できる供給隙間6がある外径であって、下部にローラ1の供給口31を開口している挿入円筒30を挿入する。さらに、組立方法は、この挿入円筒30の供給口31からテーパー状のローラ1を下方の外径が大きくなる姿勢で排出して保持器2の窓3にローラ1を供給する。ローラ1が供給されると保持器2を回転して順番に窓3にローラ1を供給し、ローラ1が供給された保持器2の内側に内輪4を挿入する。
本発明の請求項2のテーパーローラベアリングの組立方法は、保持器2にローラ1を供給する工程で、内輪4の上端を挿入円筒30の下端面に接触させる。
本発明の請求項3のテーパーローラベアリングの組立方法は、保持器2にローラ1を供給する工程で、内輪4の上端の一部を保持器2の下端部に挿入する。
本発明の請求項4のテーパーローラベアリングの組立方法は、保持器2の下端を挟着して定位置に配置する。
本発明の請求項5のテーパーローラベアリングの組立方法は、内輪4の端面を吸着して内輪4を定位置に配置する。
本発明の請求項6のテーパーローラベアリングの組立方法は、保持器2を中心軸5が水平面に対して20度以上であって60度以下に傾斜してローラ1を供給する。
本発明のテーパーローラベアリングの組立方法は、ローラをスムーズに保持器の窓に案内できる。それは、ローラを入れる窓がローラの供給方向に向かって幅が広くなる姿勢に保持器を配設して、ローラを窓に入れるからである。保持器の窓に滑り込むように案内されるローラは、幅が次第に広くなる窓にスムーズに案内される。また、本発明は、保持器に入れたローラを倒れないように定位置に配置でき、また、加工精度の低い保持器にも安定してローラを供給できる特徴がある。それは、本発明が、保持器を、中心軸が傾斜する姿勢にあって、かつ下部が上り勾配となる姿勢に配置している保持器の内側に、保持器との間にローラの供給隙間があり、下部にはローラの供給口のある挿入円筒を挿入して、挿入円筒の供給口からローラを排出して保持器の窓に供給するからである。とくに、ローラは、保持器と挿入円筒との供給隙間に滑り落とされて、次第に幅が広くなる保持器の窓に入れられるので、ローラを安定して確実に保持器の窓に供給できる特徴がある。
さらにまた、本発明の組立方法は、ローラの供給機構を簡単にして、型式が異なるテーパーローラベアリングの組み替えを簡単かつ容易に、しかも速やかにできる特徴も実現される。それは、保持器の内側に挿入している挿入円筒でローラを排出して保持器の窓に供給できるからである。この構造は、全てのローラを一緒に各々の窓に供給しないので、組み立てるテーパーローラベアリングの型式を変更するとき、太さが異なる挿入円筒を入れてローラを供給できる。ローラを供給する挿入円筒は、全てのローラを定位置に並べて定位置に排出する機構とは比較にならないほど簡単な機構で、しかも軽くできることから、型式が異なるテーパーローラベアリングの組み替えを極めて簡単に能率よく短時間で処理できる。また、型式が異なるテーパーローラベアリングに供給する供給機構が簡単になるので、種々の型式のテーパーローラベアリングを自動組立しながら、供給機構を安価にできる特徴もある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのテーパーローラベアリングの組立方法を例示するものであって、本発明は組立方法を以下の方法に特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2ないし図7は、テーパーローラベアリングの組立装置を示す概略図である。これらの図の組立装置は、保持器2を定位置に配置する保持器2の支持機構10と、内輪4を定位置に配置してローラ1が供給された保持器2の内側に内輪4を供給する装着機構20と、保持器2の窓3にローラ1を供給する挿入円筒30と備える。
支持機構10は、ローラ1をスムーズに保持器2の窓3に案内できるように、保持器2の中心軸5を傾斜する姿勢とし、かつスリット状の窓3をローラ1の供給方向に向かって幅が広くなる姿勢とし、さらにローラ1が供給される保持器2の下部が上り勾配となる姿勢に配置する。図の支持機構10は、表面に保持器2を配設するベース台11と、このベース台11の表面に保持器2をセットして、外周から挟着して定位置に配置する挟着機構12と、ベース台11を回転して保持器2の窓3に順番にローラ1を供給する回転機構13を備える。
保持器2は、半径が大きい側の一端をベース台11の表面に接触して、挟着機構12で保持する。ベース台11の表面は、保持器2の中心軸5に直交する姿勢となる。いいかえると、ベース台11の表面が保持器2の中心軸5を特定する。図4の支持機構10は、保持器2の中心軸5が水平面に対して約30度傾斜する姿勢で、保持器2をベース台11の表面に保持する。したがって、ベース台11の表面は、水平面に対して約60度傾斜する姿勢としている。支持機構10に保持される保持器2は、その中心軸5の傾斜角(α)を水平面に対して20度ないし60度とすることができる。ベース台11は、保持器2の内側に内輪4を押し出してセットするために、内輪4の装着機構20を配設する押出穴14を中心部に設けている。押出穴14は、その内径を内輪4の外径に等しくしている。このベース台11は、押出穴14に内輪4をセットして定位置に配置できる。
挟着機構12は、ベース台11の表面に保持器2を挟着する。挟着機構12は、往復運動して保持器2の外周をバランスして挟着する押圧片15と、この押圧片15を往復運動させる往復運動機構16とを備える。往復運動機構16は、保持器2を脱着するときに押圧片15を後退し、保持器2がセットされると押圧片15を押し出して定位置に保持する。図3の挟着機構12は、3つの押圧片15でバランスして保持器2を挟着する。3つの押圧片15は、一緒に往復運動して、保持器2を中心に保持する。
回転機構13は、ベース台11を回転して保持器2を回転させる。回転機構13は、ベース台11の中心に連結される回転軸17と、この回転軸17を回転させるサーボモータ18とを備える。回転軸17は、先端をベース台11の中心に連結して、後端をサーボモータ18に連結している。サーボモータ18は、ベース台11を介して保持器2を回転する。保持器2は、ローラ1が供給される状態で1回転されて、次々と順番に隣の窓3にローラ1が入れられる。ひとつの窓3にローラ1が供給されると、次のローラ1はこの窓3に入れられない。それは、先に窓3に入れられたローラ1に、次のローラ1が当たって窓3に滑り込むことが阻止されるからである。窓3にローラ1が入れられた後、保持器2が回転されると、図5に示すように、挿入円筒30の供給口31の下方にローラ1のない窓3が移動して、この窓3にローラ1が供給される。したがって、挿入円筒30の供給ガイド32にローラ1を縦に並べて供給する状態で、保持器2が回転されると、挿入円筒30の供給口31の下方に移動する窓3に次々と順番にローラ1が滑り込んで案内される。
装着機構20は、内輪4の端面を吸着して定位置に配置する。装着機構20は、ベース台11の押出穴14に往復運動できるように配設される吸着台21と、この吸着台21を往復運動させる往復運動機構であるシリンダ22と、吸着台21に設けている吸着穴24に連結している真空装置25とを備える。図4に示す装着機構20は、保持器2にローラ1を入れる状態で、内輪4の先端の一部を保持器2の一端部に挿入する。この装着機構20は、内輪4の先端でローラ1の下端部の内側を位置決めしている。この装着機構20は、ローラ1のセットされた保持器2にスムーズに内輪4を挿入できる。それは、内輪4の先端部がローラ1の内側にセットされるからである。ただし、装着機構20は、保持器2にローラ1を入れる状態で、必ずしも先端の一部を保持器2の一端に挿入する必要はない。たとえば、図4において、内輪をさらに後退する位置に配置し、保持器にローラがセットされた状態で、内輪を保持器の内側に挿入することもできる。
吸着台21は、その外径をベース台11の押出穴14の内径に等しく、正確にはわずかに小さくして、押出穴14の内面に沿って往復運動する。吸着台21は、その表面の吸着面23に内輪4を吸着する。吸着面23は、ベース台11と平行な面であって、押出穴14の中心線に直交する面である。吸着面23には、内輪4の端面を吸着する吸着穴24を開口して、この吸着穴24を真空装置25に連結している。
往復運動機構のシリンダ22は、吸着台21を図4の位置から図6に示す位置に往復運動させる。図4は保持器2にローラ1を入れる位置、図6はローラ1を入れた保持器2に内輪4を挿入する位置である。さらに、シリンダ22は、内輪4を保持器2の内側に入れた後、図7に示すように、吸着台21の吸着面23をベース台11の表面まで押し出して、保持器2にセットされた内輪4を取り出し位置に移送する。吸着台21が図6の位置から図7の位置に押し出されるとき、内輪4と一緒に保持器2も押し出される。したがって、保持器2が図6の位置から図7の取り出し位置に押し出されるとき、挟着機構12は保持器2の挟着を解除する。また、内輪4が保持器2の内側に挿入されるとき、ローラ1を保持器2にセットする挿入円筒30も内輪4の内側から押し出される。すなわち、吸着台21は、これに吸着している内輪4で挿入円筒30を保持器2の内側から押し出して、内輪4を保持器2の内側に挿入する。
挿入円筒30は、図4ないし図6に示すように、保持器2の窓3にローラ1を供給すると共に、窓3に供給されるローラ1が窓3から抜けないように保持する。したがって、この挿入円筒30は、その外側表面と保持器2との間に、ローラ1を供給できる供給隙間6がある外径としている。保持器2は、テーパーローラ1を案内できるスリット状の窓3を開口しているが、この窓3はローラ1を定位置に配置するものであるから、ローラ1を通過できる大きさではない。すなわち、スリット状の窓3は、その幅をテーパーローラ1の外径よりも狭くしている。ローラ1はテーパー状で、一端の外径が他端の外径よりも大きいので、スリット状の窓3の幅も、一端を他端よりも広くしている。ただし、この窓3の幅は、テーパーローラ1の外径よりも小さくしている。保持器2の窓3を通過できないローラ1は、保持器2と挿入円筒30との間の供給隙間6に供給され、保持器2の窓3にセットされてここから外れることはない。
図4ないし図6の挿入円筒30は、その外径を内輪4の小さい外径に等しくしている。この挿入円筒30は、図6に示すように、先端に内輪4を接触させて、内輪4と挿入円筒30とを段差のない状態に連結でき、挿入円筒30を保持器2から排出しながら、内輪4を保持器2にスムーズに挿入できる。
さらに、挿入円筒30は、上下に貫通して、ローラ1の供給ガイド32を設けて、下面に供給口31を開口している。この挿入円筒30は、供給ガイド32にローラ1を供給し、供給ガイド32の下端から供給隙間6に落下させて、保持器2の窓3に供給する。挿入円筒30は、好ましくは供給口31を最下部に開口するが、必ずしも最下部に開口する必要はなく、最下部から多少は上部に位置するように供給口を開口することもできる。さらに、図4ないし図6の挿入円筒30は、ひとつの供給口31を開口するが、複数の供給口を開口して、複数のローラを一緒に保持器に供給することもできる。一緒に2個のローラを保持器に供給する装置は、保持器を2つの窓のピッチで回転して、各々の窓にローラを供給する。
以上の組立装置は、以下のようにしてテーパーローラベアリングを組み立てする。
(1)図2に示すように、支持機構10のベース台11を水平姿勢とし、挿入円筒30をシリンダー33で後退させる。挿入円筒30の供給ガイド32にはローラ1を供給しない。装着機構20の吸着台21をベース台11まで押し出す。この状態で、吸着台21の吸着面23に内輪4を吸着してセットする。内輪4は、外径を大きくする端面を吸着台21に吸着する。さらに、図2と図3に示すように、ベース台11に保持器2を挟着機構12でセットする。
(2)図4に示すように、支持機構10を傾動させて、保持器2の中心軸5が水平面に対して所定の傾斜角(α)だけ傾斜する姿勢とし、吸着台21にセットされた内輪4の先端面に、挿入円筒30の先端面を当折させる。この状態で、挿入円筒30をシリンダ33で押し出す。押し出される挿入円筒30が内輪4を押圧して、吸着台21をベース台11の押出穴14に押し込む。挿入円筒30は、内輪4の先端の一部を保持器2の後端部に挿入する位置まで内輪4を押し出す。この状態においても、挿入円筒30の供給ガイド32にはローラ1を供給しない。挿入円筒30は、供給口31を保持器2の下部の上方に開口する。この状態で、図5に示すように、挿入円筒30と保持器2との間にローラ1の供給隙間6が設けられる。
(3)図4の状態で、ベース台11を回転しながら、挿入円筒30の供給ガイド32に所定の個数のローラ1を供給する。ローラ1は、図5に示すように、供給口31から供給隙間6に落下し、供給隙間6で保持器2の窓3に滑り込む。保持器2が回転しているので、次々と供給されるローラ1は、保持器2の窓3に順番に入れられる。挿入円筒30には、窓3の個数と同じ数のローラ1を供給ガイド32に供給している。したがって、供給ガイド32のローラ1が保持器2の窓3に供給されて、保持器2の全ての窓3にローラ1が供給される。
(4)ベース台11の回転を停止し、あるいは停止することなく、図6に示すように挿入円筒30を後退させる。挿入円筒30が後退されると、吸着台21が内輪4を押出穴14から押し出して、ローラ1をセットしている保持器2の内側に挿入される。
(5)図7に示すように、支持機構10を傾動させて、ベース台11を水平姿勢とする。挟着機構12の押圧片15を後退させて、保持器2の挟着を解除する。さらに、吸着台21の吸着面23をベース台11の表面まで押し出して、保持器2にセットされた内輪4を取り出し位置に移送する。このとき、内輪4と一緒に保持器2も押し出されて、図7の取り出し位置に押し出される。
以上の工程でローラ1のセットされた保持器2に内輪4がセットされ、これが外輪(図示せず)にセットされてテーパーローラベアリングが組み立てられる。
本発明のテーパーローラベアリングの組立方法は、自動的にテーパーローラを保持器の窓にセットし、さらにローラのセットされた保持器に内輪をセットしてテーパーローラベアリングを組み立てできる。
本発明者が先に開発したベアリングの自動組立方法を示す概略図である。 本発明の一実施例にかかるテーパーローラベアリングの組立方法に使用する組立装置の概略断面図である。 図2に示す組立装置の支持機構の平面図である。 図2に示す組立装置でテーパーローラベアリングを組み立てる工程を示す断面図である。 図4に示す組立装置の要部拡大断面図である。 図2に示す組立装置でテーパーローラベアリングを組み立てる工程を示す断面図である。 図2に示す組立装置から組み立てたテーパーローラベアリングを取り出す工程を示す断面図である。
符号の説明
1…ローラ
2…保持器
3…窓
4…内輪
5…中心軸
6…供給隙間
10…支持機構
11…ベース台
12…挟着機構
13…回転機構
14…押出穴
15…押圧片
16…往復運動機構
17…回転軸
18…サーボモータ
20…装着機構
21…吸着台
22…シリンダ
23…吸着面
24…吸着穴
25…真空装置
30…挿入円筒
31…供給口
32…供給ガイド
33…シリンダー
90…載せ円筒

Claims (6)

  1. テーパー状である保持器(2)の窓(3)にテーパー状のローラ(1)を入れると共に、ローラ(1)をセットしている保持器(2)の内側に内輪(4)を入れるテーパーローラベアリングの組立方法であって、
    前記保持器(2)を、中心軸(5)が傾斜する姿勢にあり、かつローラ(1)を入れる窓(3)がローラ(1)の供給方向に向かって幅が広くなる姿勢にあり、なおかつ下部が上り勾配となる姿勢に配置すると共に、保持器(2)の内側に、保持器(2)との間にローラ(1)を供給できる供給隙間(6)がある外径であって、下部にローラ(1)の供給口(31)を開口している挿入円筒(30)を挿入し、この挿入円筒(30)の供給口(31)からテーパー状のローラ(1)を下方の外径が大きくなる姿勢で排出して保持器(2)の窓(3)にローラ(1)を供給し、ローラ(1)が供給されると保持器(2)を回転して順番に窓(3)にローラ(1)を供給し、ローラ(1)が供給された保持器(2)の内側に内輪(4)を挿入するテーパーローラベアリングの組立方法。
  2. 保持器(2)にローラ(1)を供給する工程で、内輪(4)の上端を挿入円筒(30)の下端面に接触させる請求項1に記載されるテーパーローラベアリングの組立方法。
  3. 保持器(2)にローラ(1)を供給する工程で、内輪(4)の上端の一部を保持器(2)の下端部に挿入する請求項1又は2に記載されるテーパーローラベアリングの組立方法。
  4. 保持器(2)の下端を挟着して定位置に配置する請求項1に記載されるテーパーローラベアリングの組立方法。
  5. 内輪(4)の端面を吸着して内輪(4)を定位置に配置する請求項1に記載されるテーパーローラベアリングの組立方法。
  6. 前記保持器(2)を中心軸(5)が水平面に対して20度以上であって60度以下に傾斜してローラ(1)を供給する請求項1に記載されるテーパーローラベアリングの組立方法。
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