JP2009082872A - 生物処理方法及び生物処理装置 - Google Patents
生物処理方法及び生物処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009082872A JP2009082872A JP2007258730A JP2007258730A JP2009082872A JP 2009082872 A JP2009082872 A JP 2009082872A JP 2007258730 A JP2007258730 A JP 2007258730A JP 2007258730 A JP2007258730 A JP 2007258730A JP 2009082872 A JP2009082872 A JP 2009082872A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- biological treatment
- tank
- circulation flow
- bubbles
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Abstract
【解決手段】被処理水と好気性微生物とを含む槽内水を生物処理槽に収容させた状態で、散気装置から前記槽内水中に気泡を放出させて散気を実施することにより、前記気泡の放出方向に前記槽内水を流動させて生物処理槽内に循環流を形成させつつ生物処理を実施する生物処理方法であって、前記循環流の流動方向に気泡を放出させて散気を実施する循環流工程を実施し、生物処理槽内に形成されている循環流に対向する方向への気泡の放出により該循環流とは異なる方向に槽内水を流動させて新たなる循環流を形成させる循環流変更工程を前記循環流工程後に実施することを特徴とする生物処理方法を提供する。
【選択図】 図1
Description
この生物処理は、通常、好気性微生物や嫌気性微生物を、処理対象となる排水(以下「被処理水」ともいう)とともに槽(以下「生物処理槽」ともいう)に収容し、槽内に収容されている槽内水に被処理水と微生物との混合相を形成させて実施されている。
さらには、この生物処理槽内の攪拌を散気装置による気泡の放出によって実施することも行われており、下記特許文献1には、生物処理槽底部で気泡を発生させて、該気泡の浮上に同伴させて槽内水に上昇流を形成させることで生物処理槽内に循環流を形成させる生物処理方法が記載されている。
この特許文献1に記載されているような、散気装置から槽内水中に気泡を放出させることにより気泡の放出方向に槽内水を流動させて生物処理槽内に循環流を形成させる生物処理方法は、散気装置から発生させた気泡の浮力を槽内水の攪拌動力として利用することから、例えば、攪拌装置を用いて槽内水の攪拌をするような場合のごとく特別な動力を必要とせず生物処理に要する動力を削減し得る。
一方で、攪拌装置を用いる場合などに比べると酸素の溶解効率を向上させることが困難であるという問題を有している。
前記循環流の流動方向に気泡を放出させて散気を実施する循環流工程を実施し、生物処理槽内に形成されている循環流に対向する方向への気泡の放出により該循環流とは異なる方向に槽内水を流動させて新たなる循環流を形成させる循環流変更工程を前記循環流工程後に実施することを特徴とする生物処理方法を提供する。
一方で、本発明によれば循環流変更工程において循環流に対向する方向に気泡が放出されることから、気泡表面の槽内水を積極的に更新し、気液界面における酸素濃度差を大きく維持できる。また、気泡が大きな場合は気泡の形状を乱して気液界面の面積を増大させることも可能となりうる。
また、このことにより気泡内部の気体を活発に流動させることができる。
さらに、循環流変更工程の間においては、循環流工程で気泡が放出されてから水面に到達するまでの時間よりも長い間気泡を槽内水中に存在させうる。
したがって、従来の生物処理装置を用いた従来の生物処理方法に比べて酸素溶解効率を向上させうる。
すなわち、酸素溶解効率が低下することを抑制しつつ使用動力を低減させ得る生物処理方法ならびに生物処理装置を提供し得る。
まず、本発明の第一実施形態の生物処理装置について説明する。
図1は、本発明の生物処理方法を実施するための生物処理装置を表す概略斜視図であり、10は、アンモニアなどの無機成分や有機成分といった処理対象物質を含有する被処理水が好気性微生物とともに含有された槽内水Fが収容されている生物処理槽を表しており、11は、前記槽内水Fを貯留するための槽本体部である。
また、槽本体部11の収容スペースの上面に相当する部分は、四つの側壁13の上端縁により画定された矩形の開口領域が形成されており、該開口領域は、生物処理装置の運転時には開放状態または覆蓋(図示せず)等で覆われた状態とされる。
また、このメンブレン散気装置20は、供給された気体を前記弾性体膜24の通気孔から上方に向けて放出し得るように前記弾性体膜24を上面側に配して槽底12に配置されている。
さらに、このメンブレン散気装置20は、前記帯状形状の略全面から気泡を放出し得るように、その上面側の略全面が前記弾性体膜24で形成されている。
前記本管21は、前記槽本体部11の側壁13の上端部と略同一高さに位置し、槽本体部11の上部開口領域の側方を槽本体部11の一側壁に略平行して水平方向に延在されて配されている。
これらのライザー管22a、22bは、送風機から供給される加圧空気を散気装置20に供給すべく一端側が前記本管21に接続されており、他端側が前記メンブレン散気装置20a、20bに接続されている。
また、それぞれのライザー管22a、22bには、空気の流通が可能な開放状態と空気の流通が不可能な閉止状態とに切り替え可能な電磁弁B0a、B0bが備えられている。
31は、この電磁弁B0a、B0bとともに、前記散気制御機構30を構成するタイマー制御装置であり、該タイマー制御装置31は、所定時間ごとに前記電磁弁B0a、B0bの開閉状態を切り替える切り替え信号を発信可能とされている。
前記散気制御機構30には、前記タイマー制御装置31から電磁弁B0a、B0bへの信号を伝達するための信号線SLがさらに備えられている。
本実施形態の生物処理においては、前記タイマー制御装置31によって電磁弁B0a、B0bを操作し、前記メンブレン散気装置20a、20bからの散気の状態を制御することにより、生物処理槽内の槽内水Fの流動状態を変化させて、異なる2通りの循環流を形成させて生物処理を実施する。
さらに、本実施形態の生物処理方法においては、前記第一循環流工程と第二循環流工程との間に、生物処理槽内の循環流を、第一循環流工程での循環状態から第二循環流工程での循環状態へと変化させる循環流変更工程を実施する。
さらに、本実施形態の生物処理方法においては、この第二循環流工程を実施した後に、生物処理槽内の循環流を、第二循環流工程での循環状態から再び第一循環流工程での循環状態に戻すべく変化させる循環流変更工程を実施する。
このようにして、第一循環流工程、循環流変更工程、第二循環流工程、循環流変更工程を1セットとしたサイクル運転を実施する。
図2aは、図1に示す生物処理装置を図中の矢印“X1”の示す方向に見た状態を模式的に示した断面図である。
また、図2bは、図1に示す生物処理装置を図中の矢印“X2”の示す方向に見た状態を模式的に示した平面図である。
この図2a、図2bは、第一循環流工程の様子を示したものであり図2a中の破線矢印“R”は、槽内水Fの循環方向(循環流)を表している。
また、図2aにおける“AB”は気泡を表している。
図2bにおける実線矢印は、水面H側の槽内水Fの流動方向を表し、破線矢印は、槽底12側の槽内水Fの流動方向を表している。
また、図2bにおける“U”で示される領域には上昇流が形成されており、“D”で示される領域には下降流が形成されていることを表している。
さらに、図中において他の図と同一の符号が用いられている箇所については、他の図と同様に構成されていることを示している。
すなわち、第一メンブレン散気装置20aからの気泡の放出圧力ならびに放出後の気泡の浮力によって、第一メンブレン散気装置20aの上方の槽内水Fを上方に向けて流動させるとともに散気を停止している第二メンブレン散気装置20b側から槽内水を誘引する。
このことにより第二メンブレン散気装置20bの上方に下降流を形成させて生物処理槽内に循環流Rを形成させる。
このことにより槽内水Fを攪拌し、微生物などが凝集して形成されたフロックなどが槽底12に沈降したりすることを防止するとともに第一メンブレン散気装置20a上方の溶存酸素濃度の高い槽内水を生物処理槽10全体わたって均一に行き渡らせることができる。
さらに、攪拌装置などを用いることなく生物処理槽10内の槽内水Fの攪拌を実施させ得ることから槽内水を流動させるために攪拌装置などが用いられている他の生物処理方法に比べて使用動力を低減させ得る。
この図3は、図2aと同方向に見た生物処理装置の状態を模式的に示した断面図である。
この図3に例示の循環流変更工程は、前記タイマー制御装置31から信号を発信させて、電磁弁B0a、B0bを制御し、第一循環流工程で散気を実施させていた第一メンブレン散気装置20aの散気を停止させるとともに、第一循環流工程で散気を停止させていた第二メンブレン散気装置20bからの散気を実施させることで開始される。
この第二メンブレン散気装置20bからの気泡の放出を継続して実施することにより循環流Rの勢いを徐々に減衰させ、やがて、第二メンブレン散気装置20bの上方に上昇流を形成させて前記第一循環流工程における循環流Rとは循環方向が逆転している新たなる循環流R’を形成させる。
その後、この新たに形成された循環流R’で生物処理槽10内を攪拌しつつ生物処理を実施する第二循環流工程(図4)に移行する。
したがって、放出直後の気泡のうち、気泡径の大きなものは、放出圧力と循環流Rの水流との相反する力によってその外形が変形されて気液界面の面積が大きな気泡となる。
さらに気泡径の大きな気泡はその運動量も大きいため、変形や上昇に伴い槽内水Fの流速を大きく変化させることができる。
槽内水の流速が大きくなることにより、気泡と槽内水との相対速度が上昇し、気液界面における槽内水の更新がさらに積極的に行われるため、界面における酸素濃度差が高い状態が維持されやすく、酸素の移動効率はより向上する。
また、気泡径の小さなものは、放出後、下降流によって水槽底部に長時間滞留するため、直上に上昇する場合よりも槽内水F中の滞留時間が長いばかりでなく、水圧の高い槽底12に長く滞留する。
このようなことから、酸素の溶解効率を向上させることができる。
このときの循環流変更工程の実施方法については、タイマー制御装置31から信号を発信させて、生物処理槽内の気泡の発生状態を制御する。
この点においては、第一循環流工程後、第二循環流工程前に実施する循環流変更工程と同様である。
すなわち、タイマー制御装置31で電磁弁B0a、B0bの開閉を切り替えて、第一メンブレン散気装置20aと第二メンブレン散気装置20bとの散気状態を変更して循環流変更工程を実施する。
なお、循環流工程の実施時間や、循環流変更工程の実施時間(循環流の変更に要する時間)については、特に限定されるものではないが、槽内水量が60〜400m3で、散気空気体積1.2〜8.0m3/h程度の生物処理装置であれば、通常、各循環流工程の実施時間をそれぞれ3.0〜4.5min、循環流変更工程の実施時間を1〜30秒とすることができる。
次いで、図5を参照しつつ第二実施形態について説明する。
図5は、この第二実施形態の生物処理装置を表す概略斜視図であり、第一実施形態の生物処理装置を説明すべく参照した図1と同じ構成については同一の符号で表されている。
また、槽本体部11の収容スペースの上面に相当する部分は、四つの側壁13の上端縁により画定された矩形の開口領域が形成されており、該開口領域は、生物処理装置の運転時には開放状態または覆蓋(図示せず)等で覆われた状態とされる。
前記円筒状散気体25は、その外表面全体から気泡を放出させ得るように形成されており、円筒形状の長さ方向を水平に配した状態で前記多孔性散気装置20’に備えられている。
22は、前記本管21から分岐したライザー管であり、23は、本管21からライザー管22を通じて導入される加圧空気を円筒状散気体25に分配すべくライザー管22に接続されたヘッダー管である。
そして、第一水平区間22xと垂直区間22yとの交点が槽本体部11の一側壁の上端略中央部に位置しており、垂直区間22yと第二水平区間22zとの交点が槽本体部11の一側壁の下端略中央部に位置している。
さらに、第二水平区間22zにおいては、ライザー管22は、垂直区間22yが配されている側壁と対峙する側壁の下端略中央部に向けて延在されている。
すなわち、垂直区間22yにおけるライザー管22は、生物処理槽の一側壁下端部から、該側壁に対向する側壁の下端部にかけて槽底12の略中央部を通って延在されている。
そして、このヘッダー管23は、前記第二水平区間22zに対して直交方向に延在され、しかも、その先端部を生物処理槽10の側壁13近傍まで到達させており、左右に対をなす状態で前記第二水平区間22zに接続されている。
すなわち、前記ライザー管22における第二水平区間22zには、生物処理槽10において対向する一対の側壁13の内の一方の側壁13a近傍にまで延在されている4本のヘッダー管23と、他方の側壁13b近傍にまで延在されている4本のヘッダー管23とが
左右に対をなした状態で接続されており、該ヘッダー管23が左右から接続された接続箇所が4箇所形成されている。
したがって、前記第一実施形態の生物処理装置においては、対向する側壁13a、13bのそれぞれに単一のメンブレン散気装置20が配されていたが、この第二実施形態の生物処理装置には、合計16個の円筒状散気体25が側壁13a、13bに沿って配置されており、しかも、一つのヘッダー管23に接続された4個の円筒状散気体25が、側壁13a、13bに沿って4箇所ずつ配置された状態となっている。
すなわち、本実施形態の生物処理装置には、一本のヘッダー管23に空気を供給することにより4本の円筒状散気体25から散気散気される散気領域が側壁13a、13bに沿って4箇所ずつ、合計8箇所(図中、A21〜A28)形成されている。
31は、前記電磁弁B21〜B28とともに前記散気制御機構30を構成するタイマー制御装置であり、該タイマー制御装置31は、所定時間ごとに電磁弁B21〜B28の開閉状態を切り替える切り替え信号を発信可能とされている。
前記散気制御機構30には、前記タイマー制御装置31から電磁弁B21〜B28への信号を伝達するための信号線SLがさらに備えられている。
この第二実施形態の生物処理装置は、上記のごとく構成されているため、例えば、散気制御機構30によって、8個の電磁弁B21〜B28の内、一方の側壁13a側の4個の電磁弁B21〜B24と、他方の側壁13b側の4個の電磁弁B25〜B28とを開放状態と閉止状態とに切り替えることにより、前記第一実施形態にて例示の生物処理方法と同様に、循環流工程と循環流変更とを交互に実施させることができる。
この第一実施形態とは異なる生物処理方法について図6a〜図6dを参照しつつ説明する。
この生物処理方法においては、4通りに循環流を生物処理槽内に形成させる。
すなわち、4回の循環流工程と4回の循環流変更工程とを1セットとしたサイクル運転を実施する。
図中の実線矢印は、水面H側の槽内水Fの流動方向を表し、破線矢印は、槽底12側の槽内水Fの流動方向を表している。
また、図中の“U”で示される領域には上昇流が形成されており、“D”で示される領域には下降流が形成されていることを表している。
このことにより、生物処理槽10の一角部分に上昇流が形成され、他の3つの角部に下降流が形成される状態となるように循環流を形成させて、該循環流が形成された状態で第一の循環流工程を実施する(図6a)。
したがって、気液界面の面積が大きな気泡を形成させうる点、気泡の内部の空気を激しく流動させうる点、槽内水F中の滞留時間を長期化させうる点などの効果は、第一実施形態で例示の循環流変更工程と同様である。
以上のように、生物処理槽10の槽本体部11の四隅を順番に廻る状態に上昇流が発生されるようにして循環流工程と循環流変更工程とを交互に実施させることにより、生物処理槽内の隅々にまで循環流による攪拌作用を波及させることができる。
したがって、気液界面の面積が大きな気泡を形成させうる点、気泡の内部の空気を激しく流動させうる点、槽内水F中の滞留時間を長期化させうる点などの効果は、第一実施形態で例示の循環流変更工程と同様に発揮され得る。
また、循環流を形成させつつ生物処理を実施することにより、動力の低減を図りつつ槽内水Fを攪拌して、生物処理槽内の微生物濃度、あるいは、溶存酸素濃度を均質化させ得る点についても第一実施形態と同様である。
次いで、図7a〜図7cを参照しつつ第三の実施形態について説明する。
図7a〜図7cは、生物処理装置を側面方向から見た様子を示す概略断面図である。
この第三実施形態の生物処理装置は、槽底12における散気装置20の配置、ならびに、生物処理槽10内に仕切り14が設けられている点を除いて、第一実施形態、第二実施形態と同様に形成されている。
そして、本実施形態の生物処理装置には、前記仕切り14がその長さ方向を垂直方向に配して上下に開口端を位置させた状態で槽本体11中央部に備えられている。
しかも、前記仕切り14は、その下端部を槽底12よりも上方に位置させ、上端部を水面Hよりも下方に位置させて槽本体11中央部に備えられている。
また、前記中央散気装置20mは、上方に向けて気泡を放出させた際に気泡の殆どを前記仕切り14内を通過させて浮上させ得るように配置されており、前記環状散気装置20nは、上方に向けて気泡を放出させた際に気泡の殆どを前記仕切り14外を通過させて浮上させ得るように配置されている。
また、循環流を形成させつつ生物処理を実施することにより、動力の低減を図りつつ槽内水Fを攪拌して、生物処理槽内の微生物濃度、あるいは、溶存酸素濃度を均質化させ得る点についてもこれまでの実施形態と同様に発揮され得る。
さらに、本発明の第四実施形態について図8を参照しつつ説明する。
図8は、生物処理装置を側面方向から見た様子を示す概略断面図である。
この第四実施形態の生物処理装置は、水と空気とを誘引して気液混合状態で生物処理槽内に噴射する散気装置20j(以下「噴射式散気装置20j」ともいう)が用いられている点以外は、第一実施形態の生物処理装置とほぼ同様に構成されている。
すなわち、対向する側壁13の内の一方の側壁13a側の噴射式散気装置20jは、槽底12に沿って略水平方向に気泡を発生させ得るように設けられており、他方の側壁13b側の噴射式散気装置20jも、槽底12に沿って略水平方向に気泡を発生させ得るように設けられている。
また、循環流を形成させつつ生物処理を実施することにより、動力の低減を図りつつ槽内水Fを攪拌して、生物処理槽内の微生物濃度、あるいは、溶存酸素濃度を均質化させ得る点についてもこれまでの実施形態と同様に発揮され得る。
さらに、本発明の第五実施形態について図9を参照しつつ説明する。
図9は、生物処理装置を側面方向から見た様子を示す概略断面図である。
この第五実施形態の生物処理装置は、水と空気とを誘引して気液混合状態で生物処理槽内に噴射する散気装置(噴射式散気装置20j)が用いられている点においては、第四実施形態の生物処理装置と同様である。
すなわち、槽底12中央部に気泡発生部41を配置し、前記誘導板40をその平面方向が水平方向となるように前記気泡発生部41の上方側に設け、しかも、その傾斜方向を切り替えて一方の側壁13a側と他方の側壁13b側とに気泡を誘導可能な状態となるように中心軸周りに回動自在となるように誘導板40を配置した散気装置20pを用いる場合も、上記第五実施形態の生物処理装置と同様の効果を得ることができる。
槽内水への酸素移動効率(OTE)を測定すべく、図13に示すような水槽と散気装置とを用いた測定を実施した。
図13左は、水槽を上面側から底面側に見た様子を示す平面図であり、図13右は、水槽を上面側から底面側に見た様子を示す側面図である。
この水槽は、底面が一辺2mの正方形で深さが約5mの四角柱状の収容スペースを有し4.7m深さとなるように水が貯留されている。
また、水槽の底部には、樹脂粒子焼結体が用いられた4つの多孔性散気装置(散気装置1〜4)が配置されている。
この水槽中には、さらに槽内の水の流速を測定するための流速計と、溶存酸素濃度を測定するための3台の溶存酸素濃度計(DO計1〜3)が配置されている。
前記流速計は、水平方向の位置が4つの多孔性散気装置を結んで形成される正方形の一辺の中点に位置し、垂直方向の位置が水槽底面から1.5m上方位置となるように配置されている。
また、3台の溶存酸素濃度計は、水平方向の位置がいずれも槽中央部に位置し、垂直方向の位置が水面から90cm、2m25cm、4m50cm深さとなるように配置されている。
正方形をなす状態に配置された4つの散気装置の内、前記流速計が位置する辺の両端に配置された2つの多孔性散気装置(散気装置1、2)と、この辺に対向する辺の両端に配置された2つの多孔性散気装置(散気装置3、4)とから交互に散気を実施して、散気装置1、2側に上昇流が形成され、散気装置3、4側に下降流が形成されている循環流に対して散気装置1、2から気泡の放出を行う第一循環流工程と、この循環流に対して散気装置3、4から気泡を放出させるとともに散気装置1、2からの気泡の放出を停止させて循環流の向きを逆転させる循環流変更工程と、散気装置3、4側に上昇流が形成され、散気装置1、2側に下降流が形成されている循環流に対して散気装置3、4から気泡の放出を行う第二循環流工程と、この循環流に対して散気装置1、2から気泡を放出させるとともに散気装置3、4からの気泡の放出を停止させて循環流の向きを逆転させる循環流変更工程とをサイクル運転させた際の酸素移動効率(OTE)を溶存酸素濃度計による測定値などから計算により求めた。
なお、散気量については、333L/min(20m3/h)、400L/min(24m3/h)の二通りで実施した。
散気装置1、2、ならびに、散気装置3、4を、それぞれの一回の散気時間を1分ずつとした以外は実施例1と同様にサイクル運転を実施し酸素移動効率を測定した。
散気装置1、2からの散気を連続して実施し、散気装置1、2側に上昇流が形成され、散気装置3、4側に下降流が形成されている循環流のみを槽内に形成させて散気を実施した点以外は実施例と同様にして酸素移動効率の測定を実施した。
この図14に示されているように実施例1、2に示した方法では酸素移動効率が向上されており、酸素の溶解効率に優れた散気が実施されていることがわかる。
しかも、槽内の攪拌のための動力を低減させうることから生物処理における使用動力を低減させ得ることもわかる。
11 槽本体部
12 槽底
13 側壁
20 散気装置
21 本管
22 ライザー管
23 ヘッダー管
24 弾性体膜
25 円筒状散気体
30 散気制御機構
31 タイマー制御装置
40 誘導板
41 気泡発生部
F 槽内水
H 水面
R 循環流
SL 信号線
Claims (9)
- 被処理水と好気性微生物とを含む槽内水を生物処理槽に収容させた状態で、散気装置から前記槽内水中に気泡を放出させて散気を実施することにより、前記気泡の放出方向に前記槽内水を流動させて生物処理槽内に循環流を形成させつつ生物処理を実施する生物処理方法であって、
前記循環流の流動方向に気泡を放出させて散気を実施する循環流工程を実施し、生物処理槽内に形成されている循環流に対向する方向への気泡の放出により該循環流とは異なる方向に槽内水を流動させて新たなる循環流を形成させる循環流変更工程を前記循環流工程後に実施することを特徴とする生物処理方法。 - 前記循環流と、該循環流とは逆転方向に槽内水が流動する循環流とを前記生物処理槽内に交互に形成させ得るように前記循環流工程と前記循環流変更工程とを実施する請求項1記載の生物処理方法。
- 被処理水と好気性微生物とを含む槽内水が収容される生物処理槽と、該生物処理槽内に収容された前記槽内水中に気泡が放出されて散気が実施される散気装置とを有し、しかも、前記気泡の放出によって前記槽内水が流動され、生物処理槽内に循環流が形成されて生物処理が実施される生物処理装置であって、
前記循環流の流動方向に気泡を放出させて散気を実施する循環流工程を実施し、生物処理槽内に形成されている循環流に対向する方向への気泡の放出により該循環流とは異なる方向に槽内水を流動させて新たなる循環流を形成させる循環流変更工程を前記循環流工程後に実施させ得るように前記散気装置が備えられており、生物処理槽内における前記気泡の発生状態を制御する散気制御機構がさらに備えられていることを特徴とする生物処理装置。 - 生物処理槽底部の複数の領域から上方に向けて気泡を放出させ得るように前記散気装置が前記生物処理槽底部に複数設けられており、前記複数の領域の内の一領域の散気装置は、気泡の放出により循環流を形成させ得るように配置されており、他領域の散気装置は、前記循環流の下降流が形成される箇所に配置され、気泡の放出により前記一領域からの気泡の放出による循環流とは異なる循環流を形成させ得るように配置されており、前記一領域に設けられた散気装置による循環流の形成と、前記他領域に設けられた散気装置による循環流の形成との切り替えを実施する散気制御機構が備えられている請求項3記載の生物処理装置。
- 前記一領域が生物処理槽の壁面に沿って延在する帯状に形成され、前記他領域が前記壁面と対向する壁面に沿って延在する帯状に形成されるように前記散気装置が配置されている請求項4記載の生物処理装置。
- 前記一領域が生物処理槽底部の中央部に形成され、前記他領域が前記一領域の周りを周回する環状に形成された状態となるように前記散気装置が設けられている請求項4記載の生物処理装置。
- 少なくとも気泡が二方向に向けて放出され、槽内水の流動方向が異なる循環流が前記二方向への気泡の放出によりそれぞれ生物処理槽内に形成され、しかも、前記二方向の内の一方向が、他方向への気泡の放出により形成される循環流に対向する方向となる二方向に向けて気泡が放出されるように散気装置が備えられている請求項3記載の生物処理装置。
- 前記一方向に向けた気泡の放出が実施される散気装置と、前記他方向に向けた気泡の放出が実施される散気装置とを含む少なくとも二台の散気装置が備えられている請求項7記載の生物処理装置。
- 前記一方向と前記他方向とに方向を切り替えて気泡を放出可能な少なくとも一台の散気装置が備えられている請求項7記載の生物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007258730A JP5190242B2 (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 生物処理方法及び生物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007258730A JP5190242B2 (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 生物処理方法及び生物処理装置 |
Related Child Applications (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012089135A Division JP5277332B2 (ja) | 2012-04-10 | 2012-04-10 | 生物処理方法及び生物処理装置 |
JP2012089136A Division JP5358714B2 (ja) | 2012-04-10 | 2012-04-10 | 生物処理方法及び生物処理装置 |
JP2012089138A Division JP5453481B2 (ja) | 2012-04-10 | 2012-04-10 | 生物処理方法及び生物処理装置 |
JP2012089137A Division JP5559233B2 (ja) | 2012-04-10 | 2012-04-10 | 生物処理方法及び生物処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009082872A true JP2009082872A (ja) | 2009-04-23 |
JP5190242B2 JP5190242B2 (ja) | 2013-04-24 |
Family
ID=40657043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007258730A Active JP5190242B2 (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 生物処理方法及び生物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5190242B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119980A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Jfe Steel Corp | 廃水処理装置および廃水処理方法 |
JP2012152748A (ja) * | 2012-04-10 | 2012-08-16 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 生物処理方法及び生物処理装置 |
WO2016132881A1 (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-25 | 栗田工業株式会社 | 生物処理槽、その運転方法及び有機性排水の処理方法 |
JP2016153118A (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-25 | 栗田工業株式会社 | 生物処理槽、その運転方法及び有機性排水の処理方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011065310A1 (ja) | 2009-11-25 | 2011-06-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネスの製造方法、及びワイヤーハーネス |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5162564A (ja) * | 1974-11-26 | 1976-05-31 | Sakai Chemical Industry Co | |
JPS60118292A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-25 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 排水の処理装置 |
JPS60100021U (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-08 | 日立機電工業株式会社 | 曝気装置 |
JPH04135699A (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-11 | Nippon Kentetsu Co Ltd | 生物処理装置 |
JPH05192681A (ja) * | 1992-01-17 | 1993-08-03 | Hitachi Kiden Kogyo Ltd | 曝気方法及びその装置 |
JPH0713498U (ja) * | 1993-08-16 | 1995-03-07 | 栗田工業株式会社 | 活性汚泥処理装置 |
JPH08243582A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Hitachi Kiden Kogyo Ltd | 曝気方法及びその装置 |
JP2002066594A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水域浄化装置、及び、水域浄化方法 |
JP2002316185A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-10-29 | Nkk Corp | 汚水処理槽 |
JP2008119609A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 散気システムおよび散気方法 |
-
2007
- 2007-10-02 JP JP2007258730A patent/JP5190242B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5162564A (ja) * | 1974-11-26 | 1976-05-31 | Sakai Chemical Industry Co | |
JPS60118292A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-25 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 排水の処理装置 |
JPS60100021U (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-08 | 日立機電工業株式会社 | 曝気装置 |
JPH04135699A (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-11 | Nippon Kentetsu Co Ltd | 生物処理装置 |
JPH05192681A (ja) * | 1992-01-17 | 1993-08-03 | Hitachi Kiden Kogyo Ltd | 曝気方法及びその装置 |
JPH0713498U (ja) * | 1993-08-16 | 1995-03-07 | 栗田工業株式会社 | 活性汚泥処理装置 |
JPH08243582A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Hitachi Kiden Kogyo Ltd | 曝気方法及びその装置 |
JP2002066594A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水域浄化装置、及び、水域浄化方法 |
JP2002316185A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-10-29 | Nkk Corp | 汚水処理槽 |
JP2008119609A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 散気システムおよび散気方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119980A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Jfe Steel Corp | 廃水処理装置および廃水処理方法 |
JP2012152748A (ja) * | 2012-04-10 | 2012-08-16 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 生物処理方法及び生物処理装置 |
WO2016132881A1 (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-25 | 栗田工業株式会社 | 生物処理槽、その運転方法及び有機性排水の処理方法 |
JP2016153118A (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-25 | 栗田工業株式会社 | 生物処理槽、その運転方法及び有機性排水の処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5190242B2 (ja) | 2013-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5190242B2 (ja) | 生物処理方法及び生物処理装置 | |
CN101132848A (zh) | 混合器和使用该混合器的潜水曝气机 | |
JP7011671B2 (ja) | メンブレンエアレーション型バイオフィルムリアクタと共に使用するための低圧可逆エアリフト混合システム | |
US20050067724A1 (en) | Method and apparatus for injecting oxygen into fermentation processes | |
CN202766353U (zh) | 一种曝气装置 | |
US6280636B1 (en) | Enhancement of oxygen transfer from diffused gas aerators | |
JP5277332B2 (ja) | 生物処理方法及び生物処理装置 | |
JP5358714B2 (ja) | 生物処理方法及び生物処理装置 | |
JP5559233B2 (ja) | 生物処理方法及び生物処理装置 | |
WO2017056323A1 (ja) | 水中酸素溶解装置およびこれを用いた水中酸素溶解方法 | |
KR101334446B1 (ko) | 호수 및 댐의 용존산소공급 및 조류성장 제어장치 | |
JP5453481B2 (ja) | 生物処理方法及び生物処理装置 | |
JP2008221162A (ja) | 脱窒処理槽および脱窒処理方法 | |
JP2008119609A (ja) | 散気システムおよび散気方法 | |
KR101304329B1 (ko) | 청소 기능을 갖는 마이크로 버블 디퓨저를 이용한 폐수 처리를 위한 마이크로 버블 반응기 | |
JP4406022B2 (ja) | 生物処理方法 | |
CN207468276U (zh) | 好氧池系统 | |
CN206901886U (zh) | 可提升曝气器及深水曝气池 | |
KR100859550B1 (ko) | 배양액 처리장치 및 이를 이용한 수경 재배 장치 | |
KR102146876B1 (ko) | 유체의 난류, 분사, 및 확산 반응의 일체형 고효율 미생물 반응기 | |
CN203187451U (zh) | 一种气水快速混合的臭氧接触反应池 | |
KR20110081557A (ko) | 버블을 이용한 산소용해장치 | |
CN104045146A (zh) | 一种气水快速混合的臭氧接触反应池 | |
CN204848414U (zh) | 一种psp射流曝气系统 | |
KR20030045321A (ko) | 초미세의 기포 발생장치 및 초미세 기포 발생장치를이용한 액체 처리방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090527 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110311 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110509 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120210 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120410 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130111 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130128 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5190242 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |