JP2009082867A - 塗料供給用シリンジ - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンジ内部の洗浄の際に、塗料に含まれるメタリック、パール等を効率よく排出することを可能とした塗料供給用シリンジを提供すること。
【解決手段】先端部に吐出用流路403が形成されたシリンジ本体2と、シリンジ本体2内に移動自在に挿装された、内部に流路11が形成されたピストン5を具備し、前記流路11は、その後端部が前記ピストン5の後部で開口とするとともにその先端部が前記ピストン5の先端側の内部に位置する主流路9と、該主流路9の先端部分に連通するとともに、前記ピストン5の側壁まで延長しつつピストン5の側壁に放出口1001を備えた放出路10とを具備し、前記ピストン5における前記放出口1001を形成した部分の外径を前記シリンジ本体2の内径よりも小さくし、これによりピストン5の側壁よりシリンジ内に塗料等を供給することとしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は塗料供給用のシリンジに係り、より詳しくは、特にメタリック、パール等を含む塗料を使用した後のシリンジ内の清掃を容易にした塗料供給用シリンジに関する。
従来から、各種製品等を塗装する場合において、被塗装物に向けて塗料を噴射するためのスプレーガンへ塗料を供給する方法として、シリンジを用いることが行なわれているが、このシリンジの中には、ピストン内に流路を形成し、この流路を介してシリンジ内に塗料を供給する形態のものが存在している。
ここで、図5は前述した従来のシリンジを説明するための図であり、図において31がシリンジである。そして、シリンジ31は、シリンジ本体32と、このシリンジ本体32内に移動自在に挿装されたピストン33を有しており、シリンジ本体32は、先端を閉鎖した略円筒形状とし、その先端には、スプレーガンが連結された塗料ホースの他端部が連結されるジョイント3201が形成されるとともに、ジョイント3201とシリンジ本体32の内部はシリンジ側流路3202で連通されている。
一方、前記ピストン33は、前記シリンジ32の内壁に摺動可能な径としたピストンヘッド3301と、このピストンヘッド3301に連設されたピストンロッド3302とで構成されている。
そして、前記ピストンヘッド3301とピストンロッド3302にはそれぞれ、互いに連通したピストン側流路3303が形成されており、ピストンヘッド3301に形成された流路はピストンヘッド3301を貫通しており、ピストンロッド3302に形成された流路は、先端はピストンロッド3302の先端で開口とされて前記ピストンヘッド3301に形成された流路に連通し、他端は、ピストンロッド3302の後方部分の側壁を貫通して、終端が塗料タンク内に配置される塗料ホース(図示せず)の先端が連結可能としている。
そして、このような構成において、塗料ホース間に介在させたポンプを作動させてピストンロッド3302内に塗料を供給すると、この塗料は、ピストン33内に形成した流路3301を通過しつつ、ピストンヘッド3301の先端面からシリンジ本体32内に供給される。
また、使用に際しては、前記ピストンロッド3303の後端部近傍に可動板34が連結されるとともに、モーター36の回転軸に連結されたスクリューネジ35が前記可動板34を螺合されつつ貫通し、これにより、モーター36を正転あるいは逆転することにより、スクリューネジ35の回転に伴って可動板34がスクリューネジ35に沿って上昇あるいは下降し、それに伴ってピストン33がシリンジ32内を移動することとしている。
そして、ピストン33に形成した流路3303を介してシリンジ32内に塗料を充填した状態で、前述の機構によりピストン33を上昇することで、シリンジ32内の塗料をスプレーガンに供給することができ、また、ピストン33の流路を介して、塗料を循環させることも可能となる。
特開2004−68773号公報 特開2002−159907号公報
ところで、前述のようなシリンジにおいてその内部を洗浄するときには、ピストンの流路よりシリンジ内部へ洗浄剤を供給して行なうが、このとき、メタリック、パール等を含む塗料を用いたシリンジの場合には、これらのメタリックやパールをシリンジ内部から効率よく排出することができないという問題点が指摘されている。
即ち、メタリック、パール等を含む塗料を使用した場合には、塗料内のメタリック、パールがシリンジの内壁とピストン側壁との間に残ってしまうことがあるが、このとき、ピストンヘッド3301の先端面からシリンジ本体32内に塗料を供給する従来のシリンジでは、シリンジの内壁とピストン側壁との間に洗浄剤を送り込むことができないため、シリンジの内壁とピストンの間からメタリック、パールを取り除くことができず、従って、これらのメタリックやパールをシリンジ内部から効率よく排出することができない。
そこで、本発明は、特にシリンジ内部の洗浄の際に、塗料に含まれるメタリック、パール等を効率よく排出することを可能とした塗料供給用シリンジを提供することを課題としている。
本発明の塗料供給用シリンジは、先端部に吐出用流路が形成されたシリンジ本体と、該シリンジ本体内に移動自在に挿装された、前記シリンジの内部に塗料を供給するための流路が形成されたピストンと、を具備した塗料供給用シリンジであって、
前記ピストンは、前記シリンジ内に挿装されるピストンヘッドと、該ピストンヘッドに連結されたピストンロッドと、該ピストンロッドが着脱自在に連結された、ピストン駆動機構に固定されるとともに塗料ホースが連結されるピストンベースとを具備し、
前記流路は、その後端部が前記ピストンの後部で開口とするとともにその先端部が前記ピストンの先端側の内部に位置する主流路と、該主流路の先端部分に連通するとともに、前記ピストンの側壁まで延長しつつピストンの側壁に放出口を備えた放出路とを具備し、前記ピストンにおける前記放出口を形成した部分の外径を前記シリンジ本体の内径よりも小さくしたことを特徴としている。
本発明の塗料供給用シリンジでは、ピストン内に形成した流路を、後端部がピストンの後部で開口とするとともに先端部が前記ピストンの先端側の内部に位置する主流路と、この主流路の先端部分に連通した放出路とで構成するとともに、放出路は、ピストンの側壁まで延長しつつピストンの側壁に放出口を備えており、更に、前記ピストンにおける前記放出口を形成した部分の外径を前記シリンジ本体の内径よりも小さくし、これにより、ピストン内に供給した塗料等をピストンの側壁よりシリンジ本体内に供給することとしている。
そのために、シリンジ内の洗浄の際にピストンの流路に洗浄剤を供給すると、シリンジの内壁とピストンの側壁間に残ってしまっているメタリック、パール等を取り除くことができ、これにより、メタリックやパールをシリンジ内部から効率よく排出することが可能である。
本発明の塗料供給用シリンジでは、シリンジ本体と、このシリンジ本体の内部に移動自在に挿装されたピストンとを有しており、シリンジ本体は、その先端部に塗料を吐出するための吐出用流路が形成され、ピストンの内部には前記シリンジの内部に塗料を供給するための流路が形成されている。
そして、ピストン内に形成した流路は、後端部がピストンの後部で開口とするとともに先端部が前記ピストンの先端側の内部に位置する主流路と、この主流路の先端部分に連通するとともに、ピストンの側壁まで延長しつつピストンの側壁に放出口を備えた放出路とを具備し、更に、前記ピストンにおける前記放出口を形成した部分の外径は前記シリンジ本体の内径よりも小さくしている。
ここで、前記放出路は、円弧状に変形させつつピストンの側壁まで延長させるとよく、これにより、シリンジ内の洗浄の際にピストンの流路に洗浄剤を供給した際には、流路内を通る洗浄剤に勢いを与え、より効率よく、シリンジの内壁とピストンの間に残ってしまっているメタリック、パール等を取り除くことができる。
またこのとき、前記放出路を複数本形成し、放出路全体で渦巻状になるようにするとよく、これにより、更に効率よく、シリンジの内壁とピストンの間に残ってしまっているメタリック、パール等を取り除くことができる。
本発明の塗料供給用シリンジの実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例の塗料供給用シリンジの構造を示す断面図であり、また、図2は本実施例の塗料供給用シリンジを分解して示した平面図である。そして、図において1が本実施例の塗料供給用シリンジである。
また、図において21は、ピストン駆動機構の一部であり、本実施例においてピストン駆動機構は、前述の従来のシリンジの場合と同様に、可動板と、この可動板を貫通したスクリューネジと、このスクリューネジが連結されたモーターを有しており、図において21は可動板の部分である。そして、本実施例の塗料供給用シリンジは前記可動板21に連結され、ピストン駆動機構の駆動により作動して塗料を吐出することとしている。
そして、本実施例の塗料供給用シリンジ1はシリンジ本体を有しており、即ち図において2がシリンジ本体であり、本実施例においてこのシリンジ本体2は、略円筒状とした本体部3と、この本体部3の先端部を閉鎖したシリンジヘッド4とで構成されている。
また、本体部3は、外周壁301と内周壁302により構成した二層構造にするとともに、内周壁302の先端を外周壁301の先端よりもわずかに後退させている。
更に、前記シリンジヘッド4は、前記外周壁301の内周に螺合された基端側401と、この基端側よりも径を小さくした先端側402とを有しており、中心軸に沿って、シリンジ2の内部に充填された塗料を吐出するための吐出用流路403が、シリンジヘッド4を貫通するように形成されている。なお、図において404は、一端側がスプレーガンに連結される塗料用ホースの他端が連結されるジョイント部であり、また16はシール用のOリングである。
次に、図において5はピストンである。即ち、本実施例の塗料供給用シリンジ1ではピストン5を有しており、本実施例において前記ピストン5は、前記シリンジ本体2の内部に挿装されるピストンヘッド6と、このピストンヘッド6の後端側に連設されたピストンロッド7を有し、このピストンロッド7は、前記ピストン駆動機構における可動板21に固定されたピストンベース8に、着脱可能に連結されている。
そして、ピストンヘッド6は、前記シリンジ本体2の内壁に摺動可能な円形の外径を有しており、摺動部分の側壁にはシール用のOリング16が周設されており、一方、ピストンロッド7は前記ピストンヘッド6の外径よりも小さい外径の丸棒状としている。
また、前記ピストン5の内部には、前記ピストン5の軸線方向に沿って流路11が形成されており、この流路11を介して、前記シリンジ本体2内に塗料等を供給可能としている。
そして、この流路11は、前記ピストンロッド7及びピストンベース8を貫通してピストン5の後端面で開口にするとともに、先端側がピストンヘッド6の先端部近傍にまで及んでいる主流路9と、この主流路9の先端側に連通するとともに、前記ピストンヘッド6の側壁方向に延長させてピストンヘッド6の側壁に放出口1001を有した放出路10とで構成されている。
ここで、前記放出路10ついて図3及び図4を参照して説明すると、図3は前記ピストンヘッド6の縦断面図であり、また図4は図3におけるA−A線であり、図において、ピストンヘッド6は、前記シリンジ本体2の内壁に摺動する摺動部602を有しており、この摺動部602は、前記シリンジ本体2の内周径とほぼ同一の外径としており、外周にはシール用のOリング16が周設されている。また、この摺動部602の後端側には、前記ピストンロッド7が連結される連結部601が連結されており、前述したように、ピストンロッド7は、前記ピストンヘッド6の外径よりも小さい外径の丸棒状としている。更に、前記摺動部602の先端側には、前記流路11内に供給された塗料等を前記シリンジ本体2内に放出するための放出部603が連設されており、この放出部603の外径は前記シリンジ本体2の内径よりもわずかに小さい寸法とし、その先端部は略円錐状にしている。
そして、前記ピストンヘッド6内には、ピストン5の軸線方向に沿って、主流路9が形成されており、この主流路9は、前記連結部601及び摺動部602を貫通し、前記放出部603の中央部分にまで及んでいる。
一方、前記放出部603内には、図4に示されるように、中心部から側壁部に向けて、複数本の放出路10が形成されている。そして、この放出路10は、それぞれを円弧状に変形させて、全体として渦巻き状にしており、その基端側は前記主流路9に連通し、先端側は放出部603の側壁で開口として放出口1001としている。
従って、本実施例の塗料供給用シリンジ1では、前記主流路9に供給された塗料等は、放出路10を介して、前記ピストンヘッド6の側壁から前記シリンジ本体2の内部の放出されることになる。そのため、本実施例の塗料供給用シリンジ1によれば、シリンジ本体2内の洗浄の際にピストンの流路に洗浄剤を供給した際には、シリンジ本体2の内壁とピストン5の間に残ってしまっているメタリック、パール等を押し出すことができ、これにより、メタリックやパールをシリンジ内部から効率よく排出することが可能である。
また、本実施例の塗料供給用シリンジ1では、前記放出路10を渦巻き状に形成しているため、流路11に供給された洗浄液等は、放出路10を通過する過程で勢いが増してより強い水圧でシリンジ本体2の内部に放出されるため、更に効率よく、シリンジ本体2の内壁とピストン5の間に残ってしまっているメタリック、パール等を押し出すことができる。
次に、前記主流路9は、ピストンロッド7の後端部分12においてその径を他の部分よりも小さくするとともに、ピストンベース8内においては前記ピストンロッド7の後端部分12の径を維持している。
なお、本実施例においては、前記ピストンベース8の後端部分はわずかに窪ませており、この窪ませた部分を、前記主流路9に連通したジョイント部801とし、このジョイント部801に塗料ホースを連結することとしている。
また、前記主流路9の内部における先端部近傍には、主流路9を横断する形態でピン13が配設されており、このピン13と前記ピストンロッド6における後端部分12の間には、主流路9内を移動自在で、かつ、前記径を小さくした後端部分12を閉鎖可能な径とした、ステンレス製の球体14を挿装し、この球体14に、前記径を小さくした後端部分12を閉鎖する弁としての機能を持たせている。
次に、前記ピストンロッド7の外周側には、縦断面形状を略逆コ字状としたクランプ15を、ピストンロッド7の長手方向に移動自在に周設している。一方、前記ピストンロッド7は、後端部近傍の外径を大きくしてストッパ部701を形成しており、これにより、前記クランプ15がピストンロッド7から抜け出ないようにしている。
また、前記ピストンロッド7における前記ストッパ部701から後端面にかけてはテーパー状に径を小さくして挿入部702としている一方、前記ピストンベースにおけるピストンロッド7と対向する部分には、前記挿入部702が挿入可能なようにテーパー状に径を小さくした凹部802を形成し、この凹部802内に前記挿入部702を挿入することとしている。
更に、前記クランプ15の後端側内周及び前記ピストンベース8の先端側外周にはねじ切り加工がされ、これにより、前記クランプ15を前記ピストンベース8の先端側外周に螺合可能としている。従って、前記凹部802内に前記挿入部702が密着して挿入された状態において、前記クランプ15の後端側の内周を前記ピストンベース8の先端側外周に螺合することでピストンロッド7をピストンベース8に連結し、一方、螺合を解除することでピストンロッド7とピストンベース8の連結を解除可能としており、これにより、ピストンロッド7をピストンベース8に着脱自在に連結している。
そして、このように構成される本実施例の塗料供給用シリンジ1において、ピストンベース8のジョイント801に塗料ホースを連結するとともにこの塗料ホースの終端部分が塗料タンク内に位置するようにし、この状態で塗料ホースの中間部分等に介在させたポンプ等を駆動させ、塗料タンク内の塗料をピストン5内に供給すると、流路11内に供給された塗料は、前記球体14を押し上げながら、主流路9内を上昇しつつ、放出路10及び放出口1001を介してピストンヘッド6の側壁よりシリンジ本体2内に供給され、この塗料の供給を停止すると、前記球体14は主流路9における径を小さくした部分12まで落下し、この径を小さくした部分12を閉鎖して塗料の逆流を防止する。そして、シリンジ本体2内に塗料を充填した状態において、ピストン駆動機構を駆動して前記可動板21をシリンジ本体側に移動すると、ピストンヘッド6がシリンジ本体2内を先端側に移動し、これにより、吐出用流路403を介してシリンジ本体2内の塗料をシリンジより吐出することができる。
また、特開2002−159907号公報に開示されるように塗料を循環させる場合も同様に、塗料ホースの中間部分等に介在させたポンプ等を駆動させて塗料タンク内の塗料をピストン5内に供給すると、流路11内に供給された塗料は、前記球体14を押し上げながら主流路9内を上昇しつつ放出路10及び放出口1001を介してピストンヘッド6の側壁よりシリンジ本体2内に供給され、このシリンジ本体2内に供給された塗料が吐出用流路403より吐出され、この吐出された塗料は、塗料ホース、スプレーガンを介して塗料タンクに戻されるとともに、再びピストン5内に供給されて循環していく。
次に、このように構成される本実施例の塗料供給用シリンジ1の作用について説明すると、本実施例の塗料供給用シリンジ1におけるシリンジ本体2の内部の洗浄を行う場合において、ピストン5の流路11に洗浄剤を供給すると、この洗浄液は、主流路9を通過した後に放出路10を通ってピストンヘッド6の側壁の放出口1001よりシリンジ本体2の内壁に向けて放出される。
そのため、シリンジ本体2の内壁とピストン5の間にメタリック、パール等が残ってしまっている場合でも、このメタリック、パール等を、シリンジ本体2の内壁とピストン5の間から効率よく押し出すことができ、これにより、メタリックやパールをシリンジ内部から効率よく排出することが可能である。
そしてこのとき、本実施例の塗料供給用シリンジ1では、前記放出路10を渦巻き状に形成しているため、洗浄液等は、この放出路10を通過する過程で勢いが増し、より強い水圧でシリンジ本体2の内部に放出されるので、更に効率よくシリンジ本体2の内壁とピストン5の間に残ってしまっているメタリック、パール等を押し出すことができる。
このように、本実施例の塗料供給用シリンジ1では、シリンジ本体2の内壁とピストン5の間にメタリック、パール等が残ってしまっている場合でも、このメタリック、パール等を、シリンジ本体2の内壁とピストン5の間から効率よく押し出すことができるため、シリンジ本体内の洗浄作業が容易である。
また、本実施例の塗料供給用シリンジ1では、塗料ホースが連結されるピストンベース8をピストン駆動機構に固定し、このピストンベース8に対してピストンロッド7を着脱可能としているため、塗料ホースに邪魔されることなくピストンヘッド6及びピストンロッド7を取り外すことが可能であり、ピストンを取り外す際には取り外し作業が容易である。
そしてこのとき、本実施例の塗料供給用シリンジ1では、ピストンロッド7の後端部分における流路12の径を小さくするとともに、流路9の内部を移動自在で、かつ径を小さくした流路の部分12を閉鎖可能な球体14を内蔵し、球体14に前記径を小さくした後端部分12を閉鎖する弁としての機能を持たせているため、ピストンロッド7を取り外した場合に流路9内の塗料がピストンロッド7から漏れてしまうことを防止することができる。
なお、前述の説明では、前記放出部603を複数本にするとともに全体として渦巻き状にした形態を説明したが、必ずしもこのようにする必要はなく、放出路を1本のみにしてもよく、また放出路を複数本にする場合でも、渦巻き状にせずに、それぞれの放出路を直線状にしてもよい。
本発明は、ピストン内に形成した流路を介してシリンジ内部に塗料等を供給するシリンジにおいて、ピストン内に供給した塗料等をピストンヘッドの側壁よりシリンジ本体内に供給可能とし、これによりシリンジ内の洗浄の際にシリンジの内壁とピストンの間に残ってしまっているメタリック、パール等を効率よく取り除くことを可能としているため、ピストン内に形成した流路を介してシリンジ内部に塗料等を供給するシリンジの全般に適用可能である。
本発明の塗料供給用シリンジの実施例の構造を示す断面図である。 本発明の塗料供給用シリンジの実施例を分解して示した図である。 ピストンヘッドの構造を示す縦断面図である。 図3におけるA−A線断面を示す図である。 従来のシリンジを説明するための図である。
符号の説明
1 シリンジ
2 シリンジ本体
3 本体部
301 外周壁
302 内周壁
4 シリンジヘッド
401 連結部
402 先端側
403 吐出用流路
404 ジョイント部
5 ピストン
6 ピストンヘッド
601 連結部
602 摺動部
603 放出部
7 ピストンロッド
701 ストッパ部
702 挿入部
8 ピストンベース
801 ジョイント部
802 凹部
9 主流路
10 放出路
1001 放出口
11 流路
12 径を小さくした部分
13 ピン
14 球体
15 クランプ
16 Oリング

Claims (3)

  1. 先端部に吐出用流路(403)が形成されたシリンジ本体(2)と、該シリンジ本体(2)内に移動自在に挿装された、前記シリンジ本体(2)の内部に塗料を供給するための流路(11)が形成されたピストン(5)と、を具備した塗料供給用シリンジであって、
    前記流路(11)は、その後端部が前記ピストン(5)の後部で開口とするとともにその先端部が前記ピストン(5)の先端側の内部に位置する主流路(9)と、該主流路(9)の先端部分に連通するとともに、前記ピストン(5)の側壁まで延長しつつピストン(5)の側壁に放出口(1001)を備えた放出路(10)とを具備し、前記ピストン(5)における前記放出口(1001)を形成した部分の外径を前記シリンジ本体(2)の内径よりも小さくしたことを特徴とする塗料供給用シリンジ。
  2. 前記放出路(10)は、円弧状に変形させつつピストンヘッド(6)の側壁まで延長させたことを特徴とする請求項1に記載の塗料供給用シリンジ。
  3. 前記放出路(10)を複数本形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗料供給用シリンジ。
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