JPS6119983A

JPS6119983A - プランジヤポンプ

Info

Publication number: JPS6119983A
Application number: JP59141261A
Authority: JP
Inventors: Shigeharu Sobashima; 傍嶋　重治
Original assignee: Daishin Inc
Current assignee: Daishin Inc
Priority date: 1984-07-06
Filing date: 1984-07-06
Publication date: 1986-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、シリンダ内においてプランジャを摺動自在
に支持するパッキングの耐摩耗性を飛踊的に向上させた
新規なプランジャポンプに関するものである。

シリンダ内にプランジャを往復動自在に配設、し、該プ
ランジャと吸入弁および吐出弁の共働作用下に液体の吸
入および吐出を行なうプランジャポンプには、各種の機
構が提案されている。しかし何れのプランジャポンプに
あっても、その一般的な傾向として、シリンダ内に配設
されてプランジャを摺動自在に支持するパッキングの摩
耗が著しく、頻繁にパッキングを交換する必要のある欠
点が指摘される。これは、過大なポンプ圧力に曝される
側のパッキングの潤滑が機構上充分なされないことに主
原因がある。

本発明は係る観点に鑑み、前記欠点を解決すべく提案さ
れたものであって、パッキングの耐摩耗性を著しく向上
させた新規な構造のプランジャポンプを提供することを
目的としている。

前記目的を達成するため、本発明に係るプランジャポン
プは、シリンダ内にシリンダ室を形成すると共にこれに
隣接して一対のパッキングを離間配置し、内部に液体流
通路を画成したプランジャを前記一対のパッキングによ
り摺動自在に支持し、このプランジャとシリンダ内壁お
よび前記一対のパッキングの間に画成される液体吸入室
と前記液体流通路とを該プランジャに穿設した吸入孔を
介して連通し、更に前、記プランジャの先端に前記シリ
ンダ室と液体流通路とを開閉自在に連通ずる吸入弁を配
設すると共にシリンダ室およびこれに隣接配置した・吐
出室との間に吐出弁を配設したことを特徴とする。

次に本発明に係るプランジャポンプにつき、好適な実施
例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。図において参照符号１０は円筒形のケーシングから
なるシリンダ本体を示し、このシリンダ内壁内には、後
述するプランジャ２０の進退自在な侵入を許容しかつ供
給液体の貯留空間を画成するシリンダ室１２が画成され
ている。前記シリンダ１ｏの内壁部には、前記シリンダ
室１２に隣接し、かつ該シリンダの軸方向に所定距離離
間して一対のリング状パッキング１４゜１６が周設され
ている。このパッキング１４．１６は、頻繁に往復駆動
されるプランジャ２０をシリンダ内に摺動自在に支持す
るものであって１．一般にその断面形状において■型ま
たはＵ型を呈し、例えばパイトンの商標名で市販されて
いる・フッ素系ゴムがその構成材質として好適に゛使用
される。

なおこれらのパッキング１４．１６は、前記シリンダｉ
ｏの内壁に夫々突出形成した環状突起２１゜２３により
位置規制されるようになっている。

前記一対のパッキング１４．１６には、プランジャ２０
が摺動自在に挿通支持されている。このプランジャ２０
の内部には、液体流通路１８が軸方向に穿設され、該液
体流通路１８は後述の吸入弁２６を介して前記シリンダ
室１２と連通ずるようになっている。また前記シリンダ
１０の内壁と前記一対のパッキング１４．１６およびプ
ランジャ２０の外周との間には、所定容量の液体吸入室
２２が画成され、図示しない液体供給源に連通接続して
いる。なおプランジャ２０の外周には、液体流通路１８
に連通ずる吸入孔２４が穿設され、当該吸入孔２４を介
して液体吸入室２２および液体流通路１８が相互に連通
されるようになっている。この吸入孔２４は１．プラン
ジャ２０の外周において放射状に複数個穿設するのが好
ましい。

前記プランジャ２０の先端には、シリンダ室１２とプラ
ンジャ内部の液体流通路１８とを開閉自在に連通ずる吸
入弁２６が配設される。すなわち図面から判明するよう
に、プランジャ２０の先端において液体流通路１８と連
通する開口端部にはリング状のブツシュからなる弁座２
８が固着されている。この弁座２８の外周には弁支持筒
３０が配設され、該弁支持筒３０は袋ナツト３２を介し
てプランジャ２０に締め付は固定されるようになってい
る。前記弁支持筒３０の先端および側部には液体流通孔
となる通孔３４．３６が夫々穿設され、かつ該弁支持筒
３０の内部には冒冠状の弁体３８が、圧縮ばね４０を介
して弾力的に介挿されている。すなわち前記吸入弁２６
は、常には圧縮ばね４０の押圧作用下に弁座２８に着座
して弁孔を閉塞しており、プランジャ２０の作用下に液
体流通路１８から到来する液体の圧力が前記圧縮ばね４
０の弾力に優越した場合にのみ、前記弁体３８を開放す
るようになっている。

また前記シリンダ室１２に隣接して液体吐出室４２が設
けられ、この液体吐出室４２は図示しない管路に接続し
ている。そしてシリンダ室１２と前記液体吐出室４２と
の間には、吐出弁４４が開閉自在に連通配置されている
。すなわち図面から判明するように、シリンダ室１２と
前記液体吐出室４２とを連通ずる開口部には、リング状
のブツシュからなる弁座４６が固着され、この弁座４６
の外周に弁支持筒４８が配設固定されている。前記弁支
持筒４８の先端および側部には、液体流通孔として機能
する通孔５４，５６が夫々穿設され。

かつ該弁支持筒４８の内部には、冒冠状の弁体５０が圧
縮ばね５２を介して弾力的に介挿されている。そして前
記吐出弁４４は、常には圧縮ばね５２の抑圧作用下に弁
座４６に着座ルて弁孔を閉塞しており、プランジャ２０
の作用下にシリンダ室１２から到来する液体の圧力が前
記圧縮ばね５２の弾力に優越した場合にのみ、前記弁体
５０を開放するようになっている。

次に、このように構成した本発明に係るプランジャポン
プの作用および効果につき説明する。第１図に示すよう
に、プランジャ２０の後端部は、コンロット５８を介し
て回転源６０にクランク接続されている。前記コンロッ
ド５８がクランク作動し、図において右方向に後退する
ことにより、プランジャ２０も右方向に移動する。この
プランジャ２０の移動により吐出弁４４は閉成し、前記
吸入弁２６は開放するに至るので、シリンダ室１２内に
は負圧が形成される。このため図示しない液体供給源か
ら到来する液体は、液体吸入室２２中に供給され、更に
プランジャ２ｏに設けた吸入孔２４を介して液体流通路
１８に進入した後、開放した吸入弁２６の弁支持筒３ｏ
に穿設した通孔３４．３６を介してシリンダ室１２に流
入充満する。

次いで第２図に示す如（、コンロッド５８が左行して前
記プランジャ２ｏが左方向に移動を開始すると、該プラ
ンジャ２ｏがシリンダ室１２内の液体を圧縮する結果と
して、前記吸入弁２６は閉成すると共に吐出弁４４は開
放する。従ってシリンダ室１２中の液体は、開放した吐
出弁４４を介して、吐出室４２中に圧力的に送り出され
る。このような一連の吸入および吐出サイクルを反復す
ることによって、プランジャポンプにおける液体の連続
的な移送が好適に達成される。

この場合１図において左側に配設したパッキング１４は
、ポンプ圧力による液体の漏洩を防止し、また右側に配
設したパッキング１６は、液体吸入室２２からの液体の
漏洩を有効に防止する。そして本発明では、一般に摩耗
の著しい圧力側のパッキング１４（図において左側）に
隣接して液体吸入室２２が位置しており、この液体吸入
室２２に満される液体が当該パッキング１４に対する潤
滑剤として機能するので、パッキングの耐摩耗性が飛躍
的に向上する利点がある。しかも構造が極めて簡単であ
るので、製造コストが低廉になり、高圧ポンプとして最
適に使用される。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明に係るプランジャポンプ
の縦断面図である。１０・・・・シリンダ　　　１２・・・・シリンダ室］
　４，１６・・・・パッキング１８・・・・液体流通路　　２０・・・・プランジャ２
２・・・・液体吸入室　　２４・・・・吸入孔２６・・
・・吸入弁　　　　４２・・・・吐出室４４・・・・吐
出弁

Claims

【特許請求の範囲】

シリンダ内にシリンダ室を形成すると共にこれに隣接し
て一対のパッキングを離間配置し、内部に液体流通路を
画成したプランジャを前記一対のパッキングにより摺動
自在に支持し、このプランジャとシリンダ内壁および前
記一対のパッキングの間に画成される液体吸入室と前記
液体流通路とを該プランジャに穿設した吸入孔を介して
連通し、更に前記プランジャの先端に前記シリンダ室と
液体流通路とを開閉自在に連通する吸入弁を配設すると
共にシリンダ室およびこれに隣接配置した吐出室との間
に吐出弁を配設したことを特徴とするプランジャポンプ
。